JPS63199975A - 安全弁 - Google Patents

安全弁

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JPS63199975A
JPS63199975A JP2819987A JP2819987A JPS63199975A JP S63199975 A JPS63199975 A JP S63199975A JP 2819987 A JP2819987 A JP 2819987A JP 2819987 A JP2819987 A JP 2819987A JP S63199975 A JPS63199975 A JP S63199975A
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JP
Japan
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protrusion
annular
valve
valve seat
pressure vessel
Prior art date
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Pending
Application number
JP2819987A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Hayashi
幹夫 林
Hiroshi Muramoto
邑本 廣志
Yoshinori Ozaki
尾崎 義典
Mitsugi Suenaga
末永 貢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Technical Research and Development Institute of Japan Defence Agency
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
Technical Research and Development Institute of Japan Defence Agency
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Filing date
Publication date
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Priority to JP2819987A priority Critical patent/JPS63199975A/ja
Publication of JPS63199975A publication Critical patent/JPS63199975A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、海底資源標本採取器等の潜水物体の浮上装置
における安全弁に関し、特に潜水物体を浮]ニさせるた
めの浮袋等の圧力容器に用いて好適の安全かに関する。
[従来の技術] 従来、潜水物体の浮上装置における浮袋等の圧力容器に
取付けられる安全弁は、第7図に示すように構成される
つまり、圧力容器1の壁部に、筒状の外筒5が固着され
ており、その一端は、通路5aを介し圧力容器1の容器
内側1aに向けて開口するとともに、その他端は、通路
5bを介し、圧力容器1の容器外側1bに向けて開口し
ている。
また、容器外側1bにおいて、外1iI511面には剛
性環状区域で構成される環状弁座2aが形成されるとと
もに、図示のような円板状の弁蓋3が、下方に延在する
ようにそなえられた軸3′を外筒5内に挿入され回外¥
115の中心軸線に沿い上下動可能なようにそなえられ
ている。この弁蓋3の下面縁部には、上記環状弁座2a
に係合しうる環状の突起部3aが形成されており、この
弁蓋3と突起部3aとで外筒5の容器外側1bに面した
端部を覆い、同外筒5の開口を閉鎖できるようになって
いる。
そして、外筒5の内部において、弁蓋3の軸3′周囲に
は、同弁蓋3を付勢して、突起部3aを環状弁座2aに
押圧させるバネ4が圧縮状態でそなえられている。
上述のような構成により、圧力容器1内に浮力用ガスが
過剰に充満されるか、あるいは深々度の海中において圧
力容器1の内外の圧力差がバネ4の付勢力と均り合った
状態における圧力容器1が浅深度の海中へ浮上されるか
して上記圧力差が所定値以上に達すると、次のようにし
て浮上用ガスの一部が容器外側1bへ排出される。つま
り容器内側1aと容器外側!bとの圧力差がバネ4の付
勢力を上回り、弁蓋3を押上げると、同弁蓋3の突起部
3aと環状弁座2aとの間に隙間が生じ、この隙間から
浮力用ガスの一部が排出されるのである。
このように浮力用ガスの一部が排出されると、圧力容器
1の容器内側1aにおける浮力ガスの圧力が低下して容
器内側1aと容器外側1bとの圧力差がバネ4の付勢力
を下回るようになる。すると、弁蓋3が押下げられ、突
起部3aが剛性環状区域で構成される環状弁座2aに着
座して係合されるとともに、下方へ向は付勢される弁蓋
3は、これらの突起部3aと環状弁座2aとにより支持
される。そして、このようにして外筒5の開口が弁蓋3
と突起部3aにより覆われ圧力容器lの容器内側1aと
容器外側1bとが十分な気密性を保持して遮断されるの
である。
このように、第7図に示すような従来の安全弁によれば
、浮袋等の圧力容器1の容器内側1aと容器外側1bと
の圧力差が所定の許容値以内に保たれるので、同圧力容
器1の破壊が防止される。
さらに、圧力容器1の容器内側1aと容器外側1bとが
遮断されて、圧力容器1内の浮力用ガスが容器外側1b
に漏洩するのを防止される。
また、このような浮袋等の圧力容器1に取付けられる安
全弁として、第8図に示すようなものも、従来、開発さ
れている。
つまり、第8図に示す従来の安全弁も、第7図に示すも
のとほぼ同様に構成されるが、この安全弁においては、
外筒5の容器外側1bにに面した端面に形成される環状
弁座2bが弾性環状区域で構成されている。
このため、第8図に示す安全弁においても、圧力容器1
の容器内111aと容器外側!bとの圧力差が所定の許
容値より大きくなると、同圧力差はバネ4aの付勢力を
上回り、弁蓋3が押上げられる。そして、この結果、突
起部3bと環状弁座2bとの間に隙間が生じ、この隙間
から浮力用ガスの一部が排出される。
このようにして、浮力用ガスの一部が排出されると、圧
力容器1の容器外側1aにおける浮力用ガスの圧力が低
下して容器外側1aと容器外側1bとの圧力差がバネ4
の付勢力を下回るようになる。すると、弁蓋3が押上げ
られ、突起部3bが、弾性環状区域で構成される環状弁
座2bの表面に着座してからさらに同環状弁座2bに食
い込んで係合される。そしてこのように、外筒5の開口
が弁蓋3と突起部3bにより覆われ、圧力容器1の容器
内側1aと容器外側!bとがより十分な気密性を保持し
て遮断されるのである。
そして、上述のような安全弁によっても、圧力容器lの
容器内側1aと容器外側1bとの圧力差が所定の許容値
以内に保たれるので、圧力容器1の破壊が防止されると
ともに、同圧力容器1内の浮力用ガスの容器外側1bへ
の漏洩が防止される。
[発明が解決しようとする間■点] ところで、上述の第7図に示すような第1の従来例では
、深々度の海中等においては、容器外側!bにおける水
圧が極めて大きく、突起部3aを弁座2aに押圧させる
力も非常に大きくなっている。このため、環状弁座2a
は、剛性環状区域で構成されるものの、同環状弁座2a
と突起部3aとの間に隙間が生じることはない。
しかしながら、このような第1の従来例とじての安全弁
をそなえた圧力容器1が、浅深度の海中あるいは海面へ
の浮上等により、容器外側!bにおける水圧が小さくな
ると、突起部3aを環状弁座2aに押圧させる力が剥く
なる。そして、この際に、上記の突起部3aと環状弁座
2aとの間に隙間が生じ、この隙間から圧力容器1内の
浮力用ガスが容器外側1bへ漏洩するという問題点があ
る。
また、上述の第8図に示すような第2の従来例では、浅
深度の海中や海面等において、容器外側1bにおける水
圧が小さく、圧力容器1の内外の圧力差がバネ4の付勢
力を相当に大きく上回ることはない。このため、突起部
3bを環状弁座2bに押圧させる力も弱くなっているも
のの、この突起部3bは、弾性環状区域で構成される環
状弁座2bに食い込んで同環状弁座2bと係合されるた
め、上記の突起部3bと環状弁座2bとの間に隙間が生
じることはない。しかも、上記の突起部3bの環状弁座
2bへの食い込みもそれ程大きなものではなく、同環状
弁Fi2bが損傷するようなことはない。
しかしながら、このような第2の従来例としての安全弁
をそなえた圧力容器1が、深々度の海中への下降等によ
り、容器外111bにおける水圧が大きくなると、突起
部3bを環状弁座2bに押圧させる力も相当に大きくな
る。このため、突入部3bは、同突起部3bの食い込み
部において弾性環状区域で構成される環状弁座2bに過
大な圧力を作用し、このため環状弁座2bの上記食い込
み部に損傷が生じやすいという問題点もある。
本発明は、このような状況に鑑み、浅深度の海中や海面
等において、十分な気密性を保持して外筒の開口の閉鎖
を行なうことができて、しかも深々度の海中等において
、互いに係合する突起部と環状弁座とが十分な耐久性を
そなえた安全弁を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] このような目的を達成するための本発明の構成を、実施
例に対応する第1図乃第6図を参照して説明する。
本発明の安全弁は、両端の開口した筒状の外筒5と、同
外筒5の一端面に形成された環状弁座2と、同弁座2と
係合する環状の突起部3cを有して上記外筒5の一端を
閉じうる弁蓋3と、同弁蓋3と上記外筒5とに係合し上
記突起部3Cを弁座2に押圧させるバネ4とを有する安
全弁において、上記環状弁座2が同心的に配置した剛性
環状区域2aと弾性環状区域2bとで構成されるととも
に、上記弁M3の突起部3cが上記の剛性環状区域2a
および弾性環状区域2bとそれぞれ係合しうる第1右よ
び第2の突起3a、3bで構成されて、上記突入部3C
の開放状態で、上記剛性環状区域2aと上記第1の突起
3aとの隙間が、上記弾性環状区域2bと上記第2の突
起3bとの隙間よりも大きくなるように設定されている
ことを特徴としている。
[作 用] 上述の本発明の安全弁−では、弁蓋3が付勢されて同左
M3の突起部3Cが環状弁座2の方に向は押圧されると
、上記突起部3Cの第2の突起3bが、上記環状弁座2
の弾性環状区域2bに食い込んで同弾性環状区域2bに
係合される。
上記突起部3cに作用する押圧がさらに強くなると、上
記の第2の突起3bの弾性環状区域2bへの食い込みが
さらに大きくなるとともに、上記突起部3cの第1の突
起3aが、上記弁座3の剛性環状区域2aに着座して同
剛性環状区域2aに係合される。
そして、このように付勢される弁蓋3は、互いに当着し
て係合する上記の第1の突起3aと剛性環状区域2aと
により支持される。
[実施例] 以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
第1〜3図は本発明の第1実施例として作用を示す縦断
面図、第2.3図はその作用を示す部分断面図であり、
第4〜6図は本発明の第2実施例としての安全弁を示す
もので、第4図はその構成および作用を示す縦断面図、
第5.6図はその作用を示す部分断面図である。
if図に示すように、本発明の第1実施例としての安全
弁も、従来とほぼ同様に構成されるが、本発明、の第1
実施例では、環状弁座2が剛性環状区域2aと弾性環状
区域2bとで構成されるとともに、突起部3cが2条の
第1および第2の突起3a、3bで構成される。
つまり、図示のように圧力容器lの壁部に、筒状の外筒
5が固着されており、その一端は、通路5aを介し圧力
容器1の容器内側1aに向けて開口するとともに、その
他端は、通路5bを介し圧力容器1の容器外側すに向け
て開口している。
また、容器外側1bにおいて、外vIJ5端面には環状
弁座2が形成されるとともに、図示のような円板状の弁
M3が、下方へ延在するようにそなえられた軸3′を外
周5内に挿入され回外WJ5の中心軸線に沿い上下動可
能なようにそなえられている。
そして弁蓋3の下面縁部には、上記環状弁座2に係合し
うる環状の突起部3cが形成されており、この弁蓋3と
突起部3cとで外筒5の容器外側1bに面した端部を覆
い、同外筒5の開口を遮断できるようになっている。
この環状弁座2は、同心的に配置された内側の剛性環状
区域2aと外側の弾性環状区域2bとで構成されるとと
もに、上記弁蓋3の突起部3cは、2条の第1および第
2の突起3a、3bとで構成される。そして、これらの
第1および第2の突Jd3a、3bが上記環状弁82に
おける剛性環状区域2aおよび弾性環状区域2bとそれ
ぞれ係合しうるようになっている。
さらに、突起部3cにおいて、第1の突起3aが第2の
突起3bよりも下方に向けより大きく突出するように形
成され、上記突起部3cの開放状態において、剛性環状
区域2aと第1の突起3aとの隙間が、弾性環状区域z
bと第2の突起3bとの隙間より大きくなるように設定
されている。
また、外筒5の内部において、弁蓋3の軸3′周囲には
、同弁蓋3を付勢して、突起部3cを環状弁座2に押圧
させるバネ4が圧縮状態で組込まれそなえられている。
なお、互いに係合する第1の突起と剛性環状区域が第2
の突起と弾性環状区域の外側に配置されるようにして、
突起部と環状弁座をそれぞれ構成してもよい。さらに、
突起部3cにおいて、第1の突起3aと第2の突に3b
との突出長さを等しくして、環状弁座2において剛性環
状区域と弾性環状区域とに段差を設けることにより、上
記突起部3cの開放状態において、剛性環状区域2aと
第1の突起3aとの隙間が、弾性環状区域2bと第2の
突起3bとの隙間より大きくなるように設定してもよい
上述の構成により、本発明の第1実施例としての安全弁
では、深々度の海中等において、圧力容器!内に浮力用
ガスが充填されると、容器外側1bにおける水圧が大き
く、突起部3Cを環状弁座2に押圧させる力も相当に大
きいので、本安全弁は第1図に示すような状態になる。
つまり、圧力容器1の容器内側1aと容器外側!bとの
圧力差をバネ4の付勢力が大きく上回り、このため弁蓋
3が付勢されて突起部3Cの第2の突起3bが環状弁座
2の弾性環状区域2bに相当深く食い込んで係合される
これとともに、突起部3cの第1の突起3aが環状弁座
2の剛性環状区域2aの表面に着座して係合される。
このように第1および第2の突起3a、3bが剛性環状
区域2aおよび弾性環状区域2bのそれぞれに係合され
、弁蓋3と突起部3cとにより外筒5の容器外側1bに
面した端面が覆われて、同外筒5の開口が閉鎖される。
この際に、突起部3cを環状弁座2に押圧させるべく付
勢される弁蓋3は互いに当着して係合する第1の突起と
剛性環状区域2とで支持されるので、環状弁座2におい
て損傷が生じることはない。
次に、本安全弁をそなえた圧力容器1が浅深度の海中等
において、圧力容器1内に浮力用ガスが充填されると、
容器外側1bにおける水圧は小さく、突起部3cを環状
弁座2に押圧させる力も弱いので、本安全弁は第2図に
示すような状態になる。
つまり、圧力容器1の容器内側1aと容器外側1bとの
圧力差をバネ4の付勢力が相当大きく上回るようなこと
はなく、このため、突起部3Cの第2の突起3bが環状
弁座2の弾性環状区域2bに食い込んで係合されるが、
第1の突起3aと剛性環状区域2aとの係合は解除され
ている。
この状態で、突起部3Cを環状弁座2に押圧させる力は
それ程大きくないものの、第2の突M3bは弾性環状区
域2bに食い込んで係合されるため、上記の第2の突M
3bと弾性環状区域2bとの間に隙間が生じることはな
い。
このように、第2の突起3bが弾性環状区域2bに係合
されて、弁蓋3と突起部3Cとにより、外g5の容器外
側1bに面した端面が覆われて、回外v45の開口が閉
鎖される。
また、圧力容器1内に浮力用ガスが過剰に充満されるか
、あるいは深々度の海中において圧力容器1の内外の圧
力差がバネ4の付勢力と均り合った状態における圧力容
器1が浅深度の海中や海面へ浮上されるかして、同圧力
差が所定値以上に達すると、本安全弁は第3図に示すよ
うな状態になる。
つまり、圧力容器1の内外の圧力差がバネ4の付勢力を
上回り、弁M3が押上げられて、突起部3Cが開放され
る。
そして、第1の突起3aと剛性環状区域2aおよび第2
の突起3bと弾性環状区域2bとのそれぞれの相互間に
隙間が生じ、これらの隙間から浮力用ガスの一部が排出
される。
浮力用ガスの一部が排出され、圧力容器1の内外の圧力
差がバネ4の付勢力を下回るようになると弁蓋3が押下
げられて、突起部3cが環状弁座2に係合され萌述の第
1図あるいは第2図に示すような状態になる。このよう
にして、圧力室l11の容器内側1aと容器外側1bと
が十分な気密性を保持して遮断されるのである。
このように本発明の第1実施例としての安全弁によれば
、圧力容器1の容器内側1aと容器外側1bとの圧力差
が所定の許容値以内に保たれるので同圧力容器lの破壊
が防止される。また、剛性環状区域2aと係合する第1
の突起3aと、弾性環状区域2bと係合する第2の突起
3bおよび弁蓋3とにより、外筒5の開口が閉鎖され圧
力容器1内の気密性が十分に保持されて同圧力容器1内
の浮力用ガスの漏洩が防止される。
そのうえ、浅深度の海中や海面等において、容器外側1
bの水圧が小さく突起部3Cを環状弁座2に押圧させる
力が弱い場合でも、第2の突起3bが弾性環状区域2b
に食い込んで係合されるため、上記の第2の突起3bと
弾性環状区域2bとの間に隙間が生じることはない。こ
のため、浅深度の海中や海面等においても、本安全弁を
そなえた圧力室1ill内の浮力用ガスが容器外側1b
に漏洩するのを確実に防止される。
一方、深々度の海中等において容器外側1bの水圧が大
きく、弁蓋3を付勢して突起部3Cを環状弁座2に押圧
させる力が相当に強い場合でも、上記弁蓋3は、互いに
係合する第1の突起3aと剛性環状区域2aにより支持
される。このため、深々度の海中等においても、従来の
ように、環状弁座2において損傷を生じるようなことは
なく、同環状弁座2の耐久性が飛躍的に向上している。
次に、本発明の第2実施例としての安全弁について説明
する。
第4図に示すように、本発明の第2実施例としての安全
弁も、第1実施例とほぼ同様に構成されるが、第2実施
例では、突起部3Cが、円柱状の弁蓋3の下面縁部に沿
って形成される第1の突起3aと、図示のような弁蓋3
の中間小径部に外挿される環状の嵌合部3fの、下端縁
部下方に形成される第2の突起3bとで構成される。こ
の嵌合@3fは弁蓋3の周囲に摺動可能に嵌合されると
ともに、上記の嵌合部3fと弁M3の外周との間には0
リング3eが介挿されて、気体の漏洩が防止される。
そして、これらの第1および第2の突起3a。
3bは、第2実施例と同様に形成される環状弁座2の剛
性環状区域2aと弾性環状区域2bとにそれぞれ係合さ
れるようになっている。
また、弁蓋3の上面縁部に沿って形成された張り出し3
dと上記嵌合部3f上端との間には、皿バネ3gが挿入
され、この1バネ3gにより嵌合部3fが付勢されて、
第2の突起3bが弾性環状区域2bに押圧されるように
なっている。さらに、弁蓋3の下端周囲には、張り出し
部3hが形成されて、上記嵌合部3fの下方への摺動を
拘束できるようになっている。
なお、互いに係合する第1の突起と剛性環状区域が第2
の突起と弾性環状区域の外側に配置されるようにして、
突起部と環状弁座をそれぞれ構成してもよいし、突起部
3cにおいて、第1の突起3aと第2の突起3bとの突
出長さを等しくして、環状弁座2において剛性環状区域
と弾性環状区域とに段差を設けることにより、上記突起
部3Cの開放状態で、剛性環状区域2aと第1の突起3
aとの隙間が、弾性環状区域2bと第2の突起3bとの
隙間より大きくなるように設定してもよい。
上述の構成により、本発明の第2実施例とじての安全弁
では、深々度の海中等において、圧力容器lb内に浮力
用ガスが充填されると、容器外側1bにおける水圧が大
きく、突起部3cを環状弁座2に押圧させる力も相当に
大きいので、本安全かは第4図に示すような状態になる
つまり、Iバネ3gの付勢力により嵌合部3fが押下げ
られて、突起部3cの第2の突起3bが、環状弁座2の
弾性環状区域2bに相当に深く食い込んで係合される。
これに伴い、弁蓋3がバネ4に付勢されて押下げられ、
突起部3cの第1の突起3aが環状弁座2の剛性環状区
域2aの表面に着座して係合される。
このように第1および第2の突起3a、3bが剛性環状
区域2aおよび弾性環状区域2bのそれぞれに係合され
、弁M3と突起部3cとにより外?85の容器外111
1bに面した端面が覆われて、同外筒5の開口が閉鎖さ
れる。
また、突起部3cを環状弁座2に押圧させるべく付勢さ
れる弁蓋3は、互いに当着して係合する第1の突入と剛
性環状区域2aとで支持されるので、環状弁座2におい
て損傷が生じることはない。
次に、本安全弁をそなえた圧力容器1が浅深度の海中等
において、圧力容器1内に浮力用ガスが充填されると、
容器外側1bにおける水圧は小さく、突起部3Cを環状
弁座2に押圧させる力も弱いので、本安全弁は第5図に
示すような状態になる。
つまり、圧力容器1の容器内側1aと容器外側1bとの
圧力差をバネ4の付勢力が相当大きく上回るようなこと
はなく、このため、突起部3Cの第1の突起3aと環状
弁座2の剛性環状区域2aとの保合は解除されている。
また、1バネ3gの付勢力により嵌合部3fが押下げら
れて、第2の突起3bが、弾性環状区域2bに食い込ん
で係合される。
この状態で、突起部3Cを環状弁座2に押圧させる力は
それ程大きくないものの、第2の突起3bは弾性環状区
域2bに食い込んで係合されるため、上記の第2の突起
3bと弾性環状区域2bとの間に隙間が生じることはな
い。
このように、第2の突起3bが弾性環状区域2bに係合
されて、弁蓋3と突起部3cとにより、外筒5の容器外
側1bに面した端面が覆われて、同外筒5の開口が閉鎖
される。
また、圧力容器1内に浮力用ガスが過剰に充満されるか
、あるいは深々度の海中において圧力容器1の内外の圧
力差がバネ4の付勢力と均り合った状態における圧力容
器1が浅深度の海中や海面へ浮上されるかして、同圧力
差が所定値以上に達すると、本安全弁は第6図に示すよ
うな状態になる。
つまり、圧力容器1の内外の圧力差がバネ4の付勢力を
上回り、弁蓋3が押上げられて、突起部3cの第1の突
起3aと剛性環状区域2aとの係合が解除される。これ
に伴い、嵌合部3fが、弁蓋3の張り出し3hに掛止さ
れて押上げられ、第2の突起3bと弾性環状区域2bと
の係合が解除される。こうして、そして、第1の突起3
aと剛性環状区域2aおよび第2の突起3bと弾性環状
区域2bとのそれぞれの相互間に隙間が生じ、これらの
隙間から浮力用ガスの一部が排出される。
浮力用ガスの一部が排出され、圧力容器1の内外の圧力
差がバネ4の付勢力を下回るようになると、弁蓋3が押
下げられるとともに、嵌合部3fが、1バネ3gに付勢
されて押下げられる。こうして、突起部3cが環状弁座
2に第4図あるいは第5図に示すごとく係合され、圧力
容器1の容器内側1aと容器外側1bとが十分な気密性
を保持して遮断されるのである。
このように、本発明の第2実施例としての安全弁によっ
ても、第1実施例とほぼ同様の作用効果が得られるので
ある。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明の安全弁によれば、両端の
開口した筒状の外筒と、同外筒の一端面に形成された環
状弁座と、同弁座と係合する環状の突起部を有して上記
外筒の一端を閉じうる弁蓋と、同弁蓋と上記外筒とに係
合し上記突起部を弁座に押圧させるバネとを存する安全
弁において、上記環状弁座が同心的に配置した剛性環状
区域と弾性環状区域とで構成されるとともに、上記弁蓋
の突起部が上記の剛性環状区域および弾性環状区域とそ
れぞれ係合しうる第1および第2の突起で構成されて、
上記突起部の開放状態で、上記剛性環状区域と上記第1
の突起との隙間が、上記弾性環状区域と上記第2の突起
との隙間よりも大きくなるように設定されるという簡素
な構成で、弁蓋と、剛性環状区域および弾性環状区域と
にそれぞれ係合される第1および第2の突起からなる突
起部とにより、外周の開口が覆われて、同開口が十分な
気密性を保持して閉鎖され、気体の漏洩が防止される。
また、本安全弁を装着された浮袋等の圧力容器の内外の
圧力差が所定の許容値に達すると、上記圧力容器内の気
体の一部が排出されて、上記圧力差が上記の許容値内に
保たれるので、上記の浮袋等の圧力容器の破壊が防止さ
れ、安全性の向上に寄与しうる効果がある。
また、上記突起部を上記環状弁座に押圧させる力が弱い
場合にも、上記突起部の第2の突起が環状弁座の弾性環
状区域に食い込んで係合されるので、上記の弁蓋と第2
の突起とにより、外筒の開口が覆われて閉鎖され、気体
の漏洩が確実に防止される。
一方、上記突起部を上記環状弁座に押圧させる力が相当
に強い場合にも、上記外筒の開口が、上記の弁蓋と第1
および第2の突起とで覆われて確実に閉鎖されるほか、
上記弁蓋が、互いに係合する第1の突起と剛性環状区域
とで支持されるので、従来、環状弁座の弾性環状区域に
おいて発生しがちでありだ損傷が確実に防止されて、耐
久性能が著しく向上する効果もある。
【図面の簡単な説明】
11〜3図は本発明の第1実施例としての安全弁を示す
もので、第1図はその構成および作用を示す縦断面図、
第2図及び第3図はその作用を示す部分断面図であり、
第4〜6図は本発明の第2実施例としての安全弁を示す
もので、第4図はその構成および作用を示す縦断面図、
第5図及び第6図はその作用を示す部分断面図であり、
第7図及び第8図は従来の安全弁を示すもので、第7図
はその第1の従来例の構成を示す縦断面図、第8図はそ
の第2の従来例の構成を示す縦断面図である。 1−圧力容器、1a−容器内側、1b−容器外側、2−
環状弁座、2a−剛性環状区域、2b−弾性環状区域、
3−弁蓋、3′−軸、3a−第1の突起、3b−第2の
突起、3c−突起部、3d−張り出し部、3e−0リン
グ、3f−嵌合部、3g−皿バネ、3h−張り出し部、
4・−バネ、5−外筒、5a、5b−通路。 特許出願人 防衛庁技術研究本部長 山下徹代理人・弁
理士  西 村 教 光 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 両端の開口した筒状の外筒と、同外筒の一端面に形成さ
    れた環状弁座と、同弁座と係合する環状の突起部を有し
    て上記外筒の一端を閉じうる弁蓋と、同弁蓋と上記外筒
    とに係合し上記突起部を弁座に押圧させるバネとを有す
    る安全弁において、上記環状弁座が同心的に配置した剛
    性環状区域と弾性環状区域とで構成されるとともに、上
    記弁蓋の突起部が上記の剛性環状区域および弾性環状区
    域とそれぞれ係合しうる第1および第2の突起で構成さ
    れて、上記突起部の開放状態で、上記剛性環状区域と上
    記第1の突起との隙間が、上記弾性環状区域と上記第2
    の突起との隙間よりも大きくなるように設定されている
    ことを特徴とする、安全弁。
JP2819987A 1987-02-12 1987-02-12 安全弁 Pending JPS63199975A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014114821A (ja) * 2012-12-06 2014-06-26 Denso Corp 弁装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4915535B1 (ja) * 1969-06-30 1974-04-16
JPS5134721B1 (ja) * 1971-03-22 1976-09-28

Patent Citations (2)

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