JPS63197558A - 振動ロツドミル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、垂直面内で円振動される横置円筒形の粉砕筒
（ベッセル）を有する振動ロッドミルに関する。

［従来の技術］ 従来、上記撮動ロッドミルは、例えば実開昭５８−１０
８４８号公報所載のように、胴体の一端上部に被粉砕物
の投入口を設け、かつ胴体の他端下部に砕製品の排出口
を設けた粉砕筒内に、この粉砕筒と同程度の長さの複数
のロッドを装入して構成されている。

しかして、上記振動ロッドミルにおいては、投入口から
投入された被粉砕物は、粉砕筒の円振動によりロッド相
互及びロッドと粉砕筒内壁との衝突等によって粉砕され
、排出口から砕製品として排出されるものでおる。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、上記従来の振動ロッドミルによれば、粉
砕筒の長さが大きくなると、ロッドの艮ざも同様に大き
くなり、装入や交換等のロッドの取り扱いが困難となる
問題がある。

又、ロッドの長さが大きくなるにつれて、その曲がりが
発生し易く、偏摩耗を生じて使用率の低下をもたらす問
題があり、かかる問題は、処理能力を高めるため、粉砕
筒に加える円振動を高めると一層顕著となる。

そこで、本発明は、ロッドの取り扱いを容易になし得、
かつロッドの使用率を向上し得るようにした撮動ロッド
ミルを提供しようとするものである。

［問題点を解決するための手段］ 前記問題点を解決するため、本発明は、垂直面内で円振
動される横置円筒形の粉砕筒を有する振動ロッドミルに
おいて、前記粉砕筒内を軸方向へ２以上に区画したもの
である。

［作　用］ 上記手段によれば、粉砕筒内に装入されるロッドの長さ
が、粉砕筒の長さを区画数で除した程度となる。

［実施例１ 以下、本発明の一実施例を第１図、第２図により説明す
る。

図中１は円筒形の胴体２とその両端部を閉鎖する取り外
し可能な端板３とからなる円筒状の粉砕筒で、粉砕筒１
は、胴体２の両端部付近に取り付けた支持プレートを介
して基台（共に図示せず）に弾性的かつ水平に支持され
てあり、又、胴体２の中間部付近に対向して取り付けた
連結プレート４を介して胴体２の両側方に配置された発
振機（図示ぜず）に連結されている。発振機は、粉砕筒
１に垂直面内の円振動を与えるべく１４Ｇ以上の高加速
度を発生ずる不平衡重錘を備えた振動数及び振動振幅可
変のもので、ばね等により基台に弾性支持されていると
共に、ユニバーサルジヨイントを介して１台又は２台の
電動機と連結され、かつタイミングベルト（いずれも図
示せず）等により互いに同期されている。

粉砕筒１における胴体２上部の中間部には、被粉砕物５
を投入する投入口６が設けられている。

又、胴体２下部には、砕製品７の迅速な排出を図るため
、胴体２の約１７６周の幅を有する排出口８が、長手方
向（軸方向）のほぼ全長に日って設けられており、この
排出口８は、下方へ開口したカバー９によって囲まれて
いる。

粉砕筒１における両端板３の上部には、覗窓１０が設け
られている。各覗窓１０は、粉砕状態の点検等の他に粉
砕筒１内に装入されるロッド１１の投入口をも兼ねるも
ので必り、各端板３に取り付けた端板ライナ１２の覗孔
１３をも閉鎖する取り外し可能な蓋１４によって閉鎖さ
れている。

一方、粉砕筒１における胴体２の内側には、耐摩耗性等
に優れた高マンガン鋳鋼等からなる開口比の高い円筒状
のロスドル式ライナ１５が、その外周面に突設した脚部
１５ａを介して胴体２の内周面との間に適宜間隔を存し
て同心状に嵌挿されている。ロスドル式ライナ１５は、
その内側に装入される多数のロッド１１によって、粉砕
され、所望粒径となった被粉砕物が過粉砕されるのを防
止すると共に、ロッド１１によって胴体２が損傷される
のを防止するものであり、上部の約１７４周を除き、砕
製品７の所望粒径とほぼ同一幅で周方向に切り欠いた多
数のスリット１５ｂが周方向及び軸方向へ適宜に離隔し
て設けられている。又、ロスドル式ライナ１５には前記
投入口と５と対応する位置に投入孔１６が設けられてお
り、かつこの投入孔１６の下方に位置させてロスドル式
ライナ１５内を軸方向へ２つに区画する仕切り壁１７が
設けられている。

上記構成の振動ロッドミルにおいて、各発振機を同期作
動させて粉砕筒１を垂直面内で１４Ｇ以上の高加速度で
円振動させながら、投入口６から被粉砕物５を投入する
と、被粉砕物５は、仕切り壁１１によって区画されたそ
れぞれの粉砕室内においてロッド１１相互の激しい衝突
やロッド１１とロス１−ル式ライナ１５との高頻度の衝
突等によってきわめて短時間で粉砕され、所望粒径まで
粉砕された被粉砕物５は、ロスドル式ライナ１５のスリ
ット１５ｂを通ってロスドル式ライナ１５と胴体２との
間に排出されると共に、胴体２の内周面に沿って移動し
、その排出口８から砕製品７となって機外に落下排出さ
れる。

又、ロッド１１を装入する場合は、蓋１４を取り外して
覗窓１０から行い、かつロッド１１を異径のもの等と交
換する場合は、端板３を端板ライナ１２と共に取り外し
て行う。

なお、上記実施例においては、１本のロスドル式ライナ
１５を用い、その中を仕切り壁１７で区画する場合につ
いて述べたが、ロス１〜ル式ライナを軸方向へ２以上に
分割したセグメントにより構成し、隣り合うセグメント
間に、胴体２に設けた仕切り壁を介在するようにしても
よい。この際、３以上に区画する場合は、各仕切り壁の
上方にそれぞれ投入口を設ける。

又、連続式の振動ロッドミルに限らず、バッチ式の振動
ロッドミルにも適用できる。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、ロッドの長さが粉砕筒の
長さを区画数で除した程度となるので、従来のようにロ
ッドの長さが粉砕筒の長さと同程度となることはなく、
ロッドの取り扱いを容易にすることができ、又、ロッド
の曲がりによる偏摩耗が生ぜず、ロッドの使用率を向上
することができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の一実施例を示すもので、第１図は振動ロッ
ドミルの縦断面図、第２図は第１図における■−■轢断
面図である。 １・・・粉砕筒　　　　　　２・・・胴体３・・・端板
　　　　　　　６・・・投入口８・・・排出口　　　　
　　１５・・・ロスドル式ライナ１７・・・仕切り壁

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 垂直面内で円振動される横置円筒形の粉砕筒を有する振
   動ロッドミルにおいて、前記粉砕筒内を軸方向へ２以上
   に区画したことを特徴とする振動ロッドミル。