JPS6319676B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、地下穴の形成領域をシールしその後
検査するためにボアホールの壁に抗して伸縮性シ
ール手段を膨張可能に設けて成るボアホールパツ
カー装置に関する。

従来の技術 従来、地下の形成領域をシールしかつ圧力試験
をするための多数のボアホールパツカーは、ボア
ホールの壁に抗して伸縮性ブレードを膨張させて
シールするために、地表における圧縮空気又はガ
ス源および地表からのガス導管を必要としてい
た。その他、米国特許第2854080号、第3646995
号、および第3741305号に開示されているものは、
パツカー装置を機械的に設置し、稼動し、かつ回
収するために、地表から延びかつ内部伸縮マンド
レルに連結したパイプストリングを必要としてい
たパツカーを設置する場合は、内部パイプストリ
ングに力を加えて拡張スリーブ、コーン又はスリ
ツプを軸方向に移動せしめ、これによりケーシン
グ又はボアホール壁にシール係合するように伸縮
手段を圧縮ないし膨張させることにより行なわれ
た。

米国特許第2691418号に開示されている類似の
パツカーは、ケーシング又はボアホール壁に係合
する歯付スリツプを備えた伸縮性カツプ状シール
を使用している。パツカーはパイプストリングに
より地下穴の位置へ下降されかつそこから回収さ
れる。パイプストリングは、スリーブ内のＪ型ス
ロツト内に突出したピンによつてカツプシール保
持スリーブに連結された内部流体導管に取り付け
られている。Ｊ型スロツトからピンを回転させる
ことにより、流体導管および付属のバルブヘツド
が上昇して保持スリーブ上のバルブシートにシー
ル係合可能になり、もつて導管を通過した加圧流
体の逃避が防止され、カツプシールを膨張させ、
ボアホールの下部領域をシールしかつ隣接する形
成領域の検査が可能となる。

従来技術のパツカーと違つて、本発明の装置
は、ドリルストリングケーシングの下端に取り付
けたコアドリルビツト又は何等のものを組み合わ
せて使用し、かつ形成領域のコアの見本を取り出
した後ボアホールの底部上の所望の部位まで上昇
される。

この装置は、内部伸縮中空マンドレルおよびハ
ウジングに取り付けられた従来形式のワイヤおよ
びラツチ機構によりドリルストリングへ下降され
かつそこから回収される。マンドレルの下端に取
り付けられた伸縮カツプシールは最初は収縮され
かつハウジングの端部チヤンバ内に保持されてお
り、そのチヤンバはドリルビツトの内部肩部に拘
束されることによりマンドレルの連続相対下降移
動を生ぜしめ、カツプシールを端部チヤンバから
放出させ、そのカツプシールがボアホール壁に抗
して膨張するのを可能ならしめる。そして下部形
成領域の検査を行なうために、ドリルストリング
および内部マンドレルを介して流体が直接汲み出
される。

発明の概要 本発明は、内部肩部およびボアを有するコアド
リルビツトに取付けられ、かつボアホールまわり
の形成領域のシールおよび検査のためにボアホー
ル底部上の位置まで上昇されたチユーブ状ドリル
ストリング、と関連してかつその内部で使用され
るワイヤライン支持機械作動式のパツカー装置に
関するものである。本発明の装置は、外部ハウジ
ングの内部を延長非ロツク、非シール位置と収縮
ロツク、シール位置との間で摺動可能なマンドレ
ルがあり、このマンドレルの上端に重い重量ロツ
クないしシヤフトが取付けられ、その上部にワイ
ヤライン矩形ラツチ機構を具備する。内部マンド
レルの下端に取付けられた逆カツプ状伸縮性シー
ルは最初ハウジング内の小径端部チヤンバ内にひ
だ状に収縮、貯蔵される。ハウジングの下端は内
部肩部をコアドリルビツト内へ収縮し、その後延
長がされ重くなつた内部マンドレルおよび付属の
カツプシールはハウジングに関して収縮ロツクシ
ール位置へ下降しカツプシールは端部チヤンバか
ら放出されかつボアホール壁に抗して拡張するの
である。

ハウジングの上部環状端面にあるＯ―リングシ
ールは最初延長されたマンドレルまわりの小径部
を包囲し、マンドレルが収縮、ロツク、シール位
置へ移動する間に内部マンドレルまわりのテーパ
状の大径表面部によつてドリルストリングケーシ
ングの内面に圧縮シール係合するように半径方向
に拡張される。ハウジングは半径方向のボアを有
し、その中に固定手段ないしボールがあり、これ
らのボールは通常ハウジングの外面の内側に維持
され部分的にはマンドレルの環状傾斜溝内にあつ
て、このマンドレルは収縮ロツクシール位置への
移動により固定手段ないしボールを外側へ強制し
てドリルストリングケーシングの壁内の内部環状
傾斜溝にロツク係合させる。そして、ドリルスト
リングへ汲み下ろされた加圧液体がＯ―リングシ
ールにより遮蔽され、半径方向の通路に流入し内
部中空マンドレルを軸方向に通過し、カツプシー
ルに対して圧力を及ぼし、周知の方法で形成領域
下部の検査を行なう。

装置の回収は、付属のワイヤラインを引き上げ
ることによつて、すなわちマンドレルおよび付属
のカツプシールを固定ハウジングに関して延長、
非シール、非ロツク位置へ上方へ移動させること
によつて行なわれる。マンドレルがこのように動
く間、カツプシールは最初収縮しかつ端部チヤン
バに入り、Ｏ―リングシールはその初期の収縮、
非シール解放位置へ戻り、最後に固定手段が非ロ
ツク位置に戻つてハウジングおよびパツカー装置
をドリルストリングケーシングから解放する。

好適実施例の説明 第１図および第２図には、機械的に操作可能
で、ワイヤラインを配設可能でかつ修復可能な、
ボアホールまわりの圧力試験用のパツカー装置１
０が示してある。このパツカー装置１０はケーシ
ングＣを備えたドリルストリングDSの内部で使
用するのに適したものであり、ケーシングＣは内
部環状ベベル固定用切欠ないし溝Ｇと付属のエア
ドリルビツトＢを有し、内部環状ベベル肩部ない
し傾斜面Ｓはコアのサンプルの取付および取外し
に応じたボアホールＨの底部上の特定域まで上昇
している。

パツカー装置１０は、外側ハウジング１２を備
え、その最大外径はケーシングＣの内径より小さ
く、かつコアドリルビツトＣのクラウン内の中心
ボアを貫通してのびるに適したハウジングの下端
に隣接する、接合する環状傾斜肩部ないし表面に
係合したベベル肩部Ｓに隣接するコアドリルビツ
トＢのクラウン内の中心ボアの径より大きい。ハ
ウジング１２は、それの対向する上部平担部およ
び下部ベベル端部ないし表面の中間にて、中心内
部ボア１４を有し、このボアはより大きな径のそ
れぞれの上下端チヤンバ２０，２２に結合する上
下環状肩部ないしストツパー表面１６，１８の間
を軸方向にのびている。下端出口においてハウジ
ング１２は、ビツトＢの内部肩部Ｓに接触係合す
るに適した環状傾斜ないしベベル外部肩部又はス
トツパー表面２６からコアビツトＢのクラウンを
貫通するに適した環状端部２４を有する。

１つ又は複数の半径方向のボア２８がハウジン
グの壁を貫通して横方向にのびており、中央ボア
１４で交差する。ハウジング１２の周囲に結合さ
れたボア２８の出口端開口は径が減少されてい
て、固定手段ないしボール３０を十分に保持し、
しかもそれらがハウジングの外表面を越えて半径
方向に突出しケーシングＣ内の固定溝Ｇに十分固
定的に係合させるようにするのが好ましい。

ハウジング１２の中央ボア１４の内部には内部
中空マンドレル４０が摺動可能に設置されてお
り、このマンドレルは対向する上下端部の間にの
びる中央通路ないしボア４２を有する。このマン
ドレルはその下端にて環状ストツパ面１８に係合
するに適した環状フランジおよび肩部４４、およ
び結合されたシール保持手段を有する。この保持
手段は、溝付保持ヘツド部を有することができ、
その上に初期の小さな段付中央孔を含む弾性台形
中空円錐形パツカーないしシールカツプＰの上部
肉厚ベース部が拡張、収縮して固定係合およびそ
れと共に移動する。好ましくは、シール保持手段
は、パツカーシール手段の溝付上部ベース部に接
着されかつフランジ４４から延びた内部マンドレ
ルの下端ねじ部にねじ込まれた内ねじナツト４６
を含んで成る。あるいは、ナツトはシールカツプ
に必ずしも接着される必要はなく、内部マンドレ
ルの下端ねじ部に単にねじ込まれもつてフランジ
４４に抗してシールカツプの上部をクランプする
ものでもよい。

軸方向に間隔をおきかつ対向した傾斜の肩部な
いし表面の間の環状溝４８は、内部マンドレルの
中間位置に設けられ、内部マンドレルが第１図に
示すようにハウジングに関して延長した非ロツク
および非シール位置にあるとき、その環状溝４８
の中に固定ボール３０が延在することができる。

隣接する内部マンドレル４０の上部に、取外し
自在のＯ―リング又はシールリングのエキスパン
グ又は傾斜スリーブ５０が取り付けられ、固定さ
れかつシールされている。上部チヤンバ２０の内
部で可動なスリーブ５０の端部５２はハウジング
停止面ないし肩部１６に係合するに適した下端面
を有し、もつて内部マンドレル１２および付属の
掻き込みシールＰの軸方向下方収縮動を、第２図
に示すように拘束されたハウジング１２に関して
所定量だけ制限する。膨張スリーブ５０は中間の
テーパないし斜面部を有し、これは、小径の下部
５２から外側へかつ上側へ傾斜しかつ十分大きな
径の上部５４まで延びた面で構成される。そし
て、このスリーブ５０は、ハウジング１２の上端
面上にある伸縮性Ｏ―リングシールＲにシール係
合しかつこれを膨張・圧縮して、ケーシングＣの
内表面にシール係合させかつハウジング、ケーシ
ングおよび内部マンドレル間の環状スペースをシ
ールさせる。

相対回転を防止するために、スリーブ５０はキ
ー又はピン５６によつてマンドレルに固定されて
いる。このピン５６は上部フランジ部を貫通して
半径方向に延びており、内部マンドレル４０の上
部ねじ端部５８に隣接するスロツトないし溝に入
り込んでいる。そのねじ端部５８は、マンドレル
それ自体あるいはスリーブ５０をマンドレル４０
に固定するロツドないしシヤフト６０の延長部分
の如き、追加の重量手段の下端部にねじ込まれて
いる。

あるいは、テーパ状の拡張スリーブ５０を内部
マンドレル４０と一体の部分として構成し、もつ
てそれらの間のキー５６および内部Ｏ―リングシ
ールを不必要にすることもできる。このように、
フランジ４４および保持手段４６を含む内部マン
ドレルの下端部は、周知の適切な方法で、内部マ
ンドレル４０の下端にねじ止め又は取付けした取
外し可能な別個の部材として構成することができ
る。

重量ロツドないしカツプリング６０は実際には
約1.5ｍ（５フイート）の長さがあり、図面では
軸方向の長さの大部分を破断して示してある。従
つて、ロツド６０は充分な重さを有し、内部マン
ドレル４０、付属の拡張スリーブ５０およびパツ
カーカツプシールＰを拘束されているハウジング
１２に対して下降させ、かつドリルビツトＢを第
２図に示す収縮、固定シール位置に移動させるこ
とができる。あるいは、内部マンドレルを追加の
重量手段を与える程度に十分に延長し、それ自体
をハウジングに対して移動せしめかつワイヤライ
ンに接続するようにすることもできる。

重量ロツド６０に設けた半径方向の流路６２
は、内部中空マンドレル４０内の軸方向の通路４
２に並んだ軸方向の通路と交差する。これによ
り、ドリルに汲み出された流体は装置を貫通して
流れ、下部ボアホール形成部の領域の圧力検査を
行ないかつ第２図に示すように拡張パツカーカツ
プシールによつてシールされる。

重量ロツドカツプリング６０の上端には、従来
形式の矩形ワイヤラツチ手段ないし機構７０がね
じ込まれ、あるいは固定されており、このラツチ
機構７０は中央内部テーパ支持シヤフト７２を有
し、このシヤフトには等角度おきに配置された４
つの延長伸縮ストリツプないしストリング７４が
取り付けられ、その側面に沿つて上方へ延び上端
にて２対の対向するラツチ７６に固定されてい
る。等角度おきに配置されたラツチ７６は、支持
シヤフト７２の上端に沿つてあるいは近接して半
径方向に移動する下端部を有し、これらの下端部
は通常スプリング７４によつて装置の中心軸およ
び対向のラツチの側へ内側に付勢されている。

各ラツチ７６は弧状の内部スロツトないし溝７
８を有し、このスロツト７８は、従来形式のNX
ワイヤライン下降工具Ｔの下端にて、挿入された
拡大ラツチプラグないしヘツド８０を受け入れ、
積極的に把握しかつ係合するに適している。その
下降工具Ｔは、この装置を周知の方法で持ち上げ
るために、通常のスウイベルプラグおよびワイヤ
ラインアツセンプリ（図示せず）に取り付けられ
ている。

上述のパツカー装置に取り付けられ、これを所
定位置に設置しかつそこから回収するための、適
切なNXワイヤラインカードラツチ、下降上昇工
具アツセンプリは、米国ユタ州、ソルトレークシ
テイ、クリステンセン・デイアミン・ツール会社
（Christensen Diamin Tools Inc.）より市販さ
れている。

最初第１図に示すように非作動、延長、非シー
ルおよび非ロツク位置にあるパツカー装置は、次
のようにして、第２図に示す作用、圧縮、ロツク
およびシール位置に移動しかつセツトされる。

ラツチ７６にロツク係合するように拡張ラツチ
ヘツド８０を挿入することにより、従来形式の
NX矩形ラツチワイヤライン昇降工具アツセンブ
リが装置に取り付けられる。

従来から知られかつ行なわれていたように、ラ
ツチ７６のまわりにスロツト付下降工具フアネル
が設置され、ドリルストリングケーシングＣへの
挿入の間にそれの半径方向の移動および装置の早
期の解放を防止する。

第１図に示すように、装置は拡張位置のワイヤ
ラインによつて支承されかつマンドレルフランジ
４４はハウジング肩部１８に対抗し、フアネルの
下端部はドリルストリングケーシングの上端部に
挿入され、このドリルストリングケーシングはス
ロツト付フアネルの動きを支承しかつ拘束し、こ
のフアネルは下方へ移動するラツチを狭いドリル
ストリングケーシング内へ集中せしめ、ラツチ７
６が下降する工具ヘツド８０を解放するのを阻止
する。必要があれば、スロツト付フアネルはワイ
ヤラインを側部スロツト内を貫通させることによ
り取り外すことができる。

パツカー装置１０はコアドリルビツトＢの内部
傾斜肩部Ｓにワイヤラインを係合させることによ
り下降し、このコアドリルビツトＢは、周知の方
法でコア見本摘出されるボアホールＨの底部上の
所定距離の部位にあらかじめ上昇されている。

ハウジング１２の傾斜肩部２６がコアビツトＢ
の肩部Ｓに係合すると、ハウジング１２の下降が
拘束されかつワイヤラインの連続的な下降により
内部マンドレル４０が、それ自体の重量および付
属の重量ロツド６０および矩形ラツチ手段７０追
加の重量により、ハウジングに対して下方へ移動
することが可能となる。

内部マンドレル１２、パツカーカツプシールＰ
および拡張スリーブ５０が同時に下降する間、固
定手段ないしボール３０は最初半径方向外側へ内
側溝Ｇ内へ強制されハウジングをドリルストリン
グケーシングに対して固定する。その後、拡張ス
リーブ５０のテーパ部はＯ―リングＲをケーシン
グＣに抗して接触、拡張および圧縮させ、装置と
ケーシング間の環状部をシールし、それと同時に
以前収縮しておりかつひだのあつた伸縮性パツカ
ーシールカツプＰはチヤンバ２２から外へ出てボ
アホールＨの壁に抗して拡張する。拡張スリーブ
５０がハウジングの上部ストツパ１６に接触する
と内部マンドレルの下降が拘束される。

かくして、地下形成領域の検査は、加圧流体を
中空マンドレルを介してドリルストリングケーシ
ングに直接汲み出すことにより行なわれ、これに
より中空円錐台形のパツカーカツプシールＰの周
囲シールリツプないしリムはボアホール壁にシー
ル係合するように更に拡張される。

検査にひき続いて、パツカー装置１０は付属の
ワイヤラインおよび内部マンドレル１２を上方へ
引つ張ることにより地表面へ回収されかつ上昇さ
れる。この時ドリルストリングケーシングＣに未
だ固定されているハウジング１２に対して内部マ
ンドレル４０が上昇することにより、パツカーカ
ツプシールＰをチヤンバ内へ引つ張りかつ収縮し
第４図に示すようにひだ状にし、Ｏ―リングシー
ルＲを解放し、最後に環状フランジ４４が肩部１
８に係合することにより、また同時に横方向のボ
アと内部マンドレル４０の溝４８とが、整合する
ことにより、固定手段３０がハウジング１２およ
び装置をケーシングＣから解放する。

ケーシングの上部に到達すると、その中に位置
するフアネルは、現われつつあるラツチ７６に係
合し、それと共にケーシングＣから取外された装
置の不慮の解放を防止する。

本発明の種々の実施例が可能であるので、上述
の実施例は単に一例として示したものにすぎず、
本発明は特許請求の範囲に含まれるすべての実施
例、変形例並びに均等例を包含するものと解すべ
きである。

【図面の簡単な説明】

第１図はボアホール底部上の所定の位置まであ
らかじめ上昇させたコアドリルビツトの内部肩部
に係合するようにドリルストリングケーシング内
のワイヤラインによりあらかじめパツクし、延長
し、非ロツク、非シール、下降位置にある、本発
明のパツカー装置の垂直断面図、第２図は内部マ
ンドレルの下降移動に続く収縮ロツクシール位置
における第１図のパツカー装置の垂直断面図であ
つて、ハウジング内の端部チヤンバからのパツカ
ーシールカツプの排出、ボアホール壁に抗しての
それの拡張、ドリルストリングケーシングに抗し
ての上部Ｏ―リングシールの半径方向の拡張およ
びロツク機構の作動の位置である。第３図は典型
的な矩形ワイヤラインラツチ機構を貫通した第２
図の線３―３における断面図、第４図は第１図の
ドリルストリング、コアドリルビツトおよびパツ
カー装置の下端を見あげた底面図であつて、ハウ
ジングの端部小チヤンバ内で小さい径の状態に収
縮しひだを形成した伸縮性パツカーカツプシール
を示し、第５図は放出されかつ拡張された第２図
のパツカーカツプシールの下端を見上げた底面図
である。 Ｂ，Ｃ…ドリルビツト、DS…ドリルストリン
グ、Ｇ…固定用溝、Ｈ…ボアホール、Ｓ…肩部、
Ｐ…パツカーシール、Ｒ…Ｏ―リングシール、１
０…パツカー装置、１２…ハウジング、１４…内
部ボア、１６，１８…停止（ストツパー）面、２
０，２２…チヤンバ、２４…環状端部、２８…半
径方向ボア、３０…固定用ボール、４０…内部中
空マンドレル、４２…中央ボア、４４…フランジ
（肩部）、４４…ナツト部、５０…テーパスリー
ブ、５２…スリーブ下端、５６…ピン、６０…重
量ロツド、７０…ラツチ機構、７２…支持シヤフ
ト。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 内部肩部およびボアを有するコアドリルビツ
   トに取付けられ、かつボアホールまわりの形成領
   域のシールおよび検査のためにボアホール底部上
   の位置まで上昇されたチユーブ状ドリルストリン
   グ、と関連してかつその内部で使用されるワイヤ
   ライン支持機械作動式のパツカー装置であつて、 外側ハウジングは、軸方向に間隔をおいた上下
   停止面間を軸方向に延びる中央ボアと、下側停止
   面に隣接しかつそこからチヤンバおよびハウジン
   グの下部開放端まで延びた下端チヤンバと、ハウ
   ジングの下部開放端のまわりでコアドリルビツト
   の内部肩部に接合する下端部および下端面とを含
   み、 内部中空マンドレルは軸方向に間隔をおいた停
   止面間およびハウジングに対して膨張および収縮
   位置間を軸方向に移動できるように中央ボア内に
   摺動可能に取り付けられ、かつ該マンドレルは、 ケーシングの内部ボアに接続された上部入口端
   からハウジングの下部開放端に隣接する下部出口
   端まで軸方向に延びた中央内部流路を有し、 伸縮性パツカーシール手段は、内部中空マンド
   レルに取り付けられ、これと共にかつこれによつ
   て移動可能であり、該シール手段は、 内部中空マンドレルの下端部に取付けられた上
   端部と、該上端部から延びた下部開放端とを有
   し、該シール手段は、マンドレルが延長位置へ軸
   方向に移動する際ハウジングの下端チヤンバ内へ
   収縮が貯蔵され、マンドレルが収縮位置へ軸方向
   に下降する際下端チヤンバから放出されてボアホ
   ール壁にシール係合し、更にパツカー装置をドリ
   ルストリングケーシング内へ下降させおよびボア
   ホール壁とのシール係合から回収するために内部
   マンドレルにワイヤー手段が接続されて成ること
   を特徴とするパツカー装置。 ２ ハウジング内に固定手段を備え、ケーシング
   および内部マンドレルは、内部マンドレルをハウ
   ジングに関して完全に延長した非ロツク位置から
   ハウジングをケーシングに固定する収縮位置の側
   へ移動させることにより動作する特許請求の範囲
   第１項記載のパツカー装置。 ３ 固定手段は、 ケーシングの固定用内部溝と、 中央ボアからケーシング内の固定用内部溝と対
   向して設置された側壁開口部まで延びたハウジン
   グ内の半径方向の孔と、 該半径方向の孔の位置におけるハウジング壁の
   厚さよりも大きな半径方向最大寸法を有する固定
   要素と、 半径方向の孔と対向して設けた内部マンドレル
   内の外部溝とを含み、マンドレルが延長非ロツク
   位置にある時固定要素の一部がその外部溝の中に
   突入し、内部マンドレルがハウジングに関して収
   縮位置の側へ移動することにより固定要素はマン
   ドレルの外部溝から強制的に追い出されかつ側部
   開口を介してケーシング内の固定用内部溝内へロ
   ツク係合する特許請求の範囲第２項記載のパツカ
   ー装置。 ４ 内部マンドレルの一部を包囲しかつハウジン
   グの上面に係合する伸縮性シールリング、および
   内部マンドレル、拡張手段およびパツカーシール
   手段の収縮、ロツクおよびシール位置への軸方向
   の移動により、ケーシングの内面にシール係合す
   るように前記伸縮性シールリングを内部シール係
   合、拡張および圧縮する内部マンドレルのまわり
   に設けた拡張手段を備える特許請求の範囲第１項
   記載のパツカー装置。 ５ 拡張手段は、内部マンドレルの一部に取り付
   けられた取外し可能なテーパ状スリーブを含み、
   該テーパ状スリーブは、 ハウジングの上部停止面に係合しかつハウジン
   グに関する内部マンドレルの収縮位置への軸方向
   下降移動を制限する下端肩部、および 小径の下部から、伸縮性シールリングの通常の
   収縮内径よりは十分大きなテーパスリーブの上部
   へ軸方向上方へのびたテーパ面を備えている特許
   請求の範囲第４項記載のパツカー装置。 ６ ハウジングに関して内部マンドレル移動させ
   かつ収縮させるために内部マンドレルに重量手段
   が追加され、パツカーシール手段をハウジングの
   端部チヤンバから放出させ下端部およびその表面
   をコアドリルビツトの内部肩部に係合せしめる特
   許請求の範囲第１項記載のパツカー装置。 ７ 重量手段は、比較的重い延長ロツドから成
   り、該ロツドは内部マンドレルの上端に結合され
   た下端部と、内部マンドレルの中央内側通路の上
   部入口端に接続された半径方向の通路と、ワイヤ
   ライン手段の下端に連結された上端部とを有する
   特許請求の範囲第６項記載のパツカー装置。 ８ 内部マンドレルの下端部に支持フランジがあ
   り、 該支持フランジは、マンドレルが延長、非ロツ
   ク、非シール位置にある時ハウジングの下部停止
   面に係合する上部環状肩面と、伸縮性パツカーシ
   ール手段の上端部に支持係合する下面とを有し、 更に支持フランジから延びた保持手段があり、
   該保持手段はパツカーシール手段を内部マンドレ
   ルに保持するためにパツカーシール手段の上部内
   の中央取付穴内に設置される特許請求の範囲第１
   項記載のパツカー装置。 ９ 伸縮性シール手段は、 中空円錐台形のシールカツプを備え、該シール
   カツプは上面および中央取付穴を有する上部を具
   備し、かつ 内部チヤンバのまわりに連続的に延在しかつ上
   部から外方および下方へ張り出した比較的薄い可
   撓性の張り出し壁部と、 該張り出し壁部から延びかつ内部チヤンバおよ
   びシールカツプの下部開放端に隣接周囲の比較的
   薄い可撓性の大径環状下部シール壁部とを具備す
   る特許請求の範囲第１項記載のパツカー装置。 １０ ワイヤライン手段はラツチ機構を含み、該
   ラツチ機構は、 重量手段および内部マンドレルに連結されたラ
   ツチ支持部と、 それぞれが一端にてラツチ支持部に取り付けら
   れかつそこから上方へ延びている伸縮性ストリツ
   プと、 伸縮性ストリツプの対向する上端に取付けられ
   た対向するラツチとを含んで成り、該ラツチはそ
   れぞれワイヤラインに連結された下降工具手段の
   拡大下部ヘツドを受け入れかつラツチ係合する内
   部溝を有する特許請求の範囲第１項記載のパツカ
   ー装置。