JPS63194038A - 二段式雨水調節池 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は雨水調節池に係るものである。

（従来の技術） 従来の雨水調節池として、自然放流式調節池と地下式ポ
ンプアップ方式調節能とが使用されている。

（発明が解決しようとする問題点） 調節池の容量は流域面積、流出係数、許容放流量と、降
雨強度式より算定される。

降雨強度式は確率年により定まり、長年確率（例えば５
年）は、短年確率（例えば３年）より流出量が大きくな
る。

而して前記自然放流式調節池は広大な用地を必要とし、
用地費が嵩むという難点があり、また前記地下式ポンプ
アップ方式調節能は維持管理面に難点があり、更に長年
確率降雨強度式で計算する場合、前記両調節池とも問題
があった。

（問題点を解決するための手段） 本発明はこのような問題点を解決するために提案された
雨水調節池に係り、自然放流式雨水調節槽と、地下式ポ
ンプアップ方式雨水調節槽とを上下２段に重層して配設
したことくよって、前記問題点を解決するものである。

（作　用） 本発明忙係る雨水調節池は前記したように、上段には自
然放流式雨水調節槽が、下段忙は地下式ポンプアップ方
式雨水調節槽が配設された二段式雨水調節池に形成され
ているので、上段の自然放流式雨水調節槽によって短年
確率流出量を放流し。

長年確率流出量と短年確率流出量との差分を下段の地下
式ポンプアップ方式雨水調節槽で確保し、上段の自然放
流式雨水調節槽の水位が低下してからポンプアップして
同自然放流式雨水調節槽に返し、同種の堰より越流させ
る、 （発明の効果） とのよ５に本発明においては自然放流式雨水一部槽と、
地下式ポンプアップ方式雨水調節槽とを上下２段に重層
し【配設することＫより、自然放流式雨水池に比して用
地が少なくて済み、また地下式ポンプアップ方式調節池
に比してポンプ設備費が節減され、経済的な雨水調節池
が構成されるものである。

（実施例） 以下本考案を図示の実施例について説明する。

（１）は上段に配置された自然放流式雨水調節槽で、そ
の下段に地下式ポンプアップ方式調節槽（２）が配設さ
れ、前記上段の自然放流式雨水調節池（１）は短年確率
流出量を自然放流し、長年確率流出量と短年確率流出量
との差分を前記下段の地下式ポンプアップ方式雨水調節
槽（２）で確保し、ポンプアップするものである。

今、設計確率年（例えば５年）の調節容量なＶ。

とし、短年確率年（例えば３年）の調節容量をｖｓとす
ると、上段の自然放流式雨水調節池（１）でｖｓを確保
して自然放流し、下段の地下式ポンプアップ方式雨水調
節槽（２）で（Ｖ、−Ｖ３）の容量を確保し、自然放流
式雨水調節池（１）の水位が低下してからポンプ（３）
を作動して前記雨水調節池（１）に戻し、（ｖｓ−ｖｓ
）の水量は同雨水調節池（１）の堰より越流させ、放流
河川（４）Ｋ流す。

このように図示の実施例によれば、自然放流式雨水調節
池に比して用地が少なく、また地下式ポンプアップ方式
調節池に比してポンプ設備も少なくて済み、経済的な雨
水調節池が構成される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る雨水調節池の一実施例を示す平面
図、第２図はその縦断面図、第３図は第　　−１ｒｌＡ
の矢視■−■である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 自然放流式雨水調節槽と、地下式ポンプアップ方式雨水
   調節槽とを上下２段に重層して配設してなることを特徴
   とする二段式雨水調節池。