JPS63192447A - 非脉動ivポンプ - Google Patents

非脉動ivポンプ

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JPS63192447A
JPS63192447A JP62250560A JP25056087A JPS63192447A JP S63192447 A JPS63192447 A JP S63192447A JP 62250560 A JP62250560 A JP 62250560A JP 25056087 A JP25056087 A JP 25056087A JP S63192447 A JPS63192447 A JP S63192447A
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pump
chamber
piston
valve
cam
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ゼラルド ケント アーキバルド
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Minnesota Mining and Manufacturing Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はポンプ装置に関する。特に、本発明はIV(静
脈内1点滴)溶液供給用の定量注入ポンプに関する。
(従来の技術) 健康に対する配慮から、IV溶液の供給に関しては種々
の努力がなされて来ている。
長い間、IV溶液は重力によってのみ供給されてきた。
その供給量は、毎分当りの滴下数を数えることにより測
られている。多くの例において、この方法は不充分なも
のである。水滴の大きさは表面張力に直接に正比例し、
溶液のタイプ、粘性、温度などの影響を受ける。そして
、水滴の大きさは、その水滴の形成される速さに影響さ
れる。
水滴(生成)の速度はチューブ及び針の制限と重力によ
り影響される。もし、チューブが部分的にふさがれると
、滴下率は減少し、または、IV液の供給が減少するに
つれて液圧が減少し、滴下率が減る。それ故に、多くの
例において、水滴の大きさと滴下率の変りやすさは(こ
の2つはいずれもオペレータのコントロールの範囲をは
なれているものである)この方法によるIV液の供給を
不満足なものにしている。
電子的水滴カウンタをコントローラ又は螺動ポンプと組
合わせて用いるように改良がなされている。電子的水滴
カウンタの組合わせは、滴下率をコントロールできるが
、水滴の大きさのコントロールはできない。そして、背
圧が液の送り出し圧力を超えるまで上昇したときに、滴
下率をコントロールできないと云う欠点がある。
電子的水滴カウンターと螺動ポンプの組合わせは、送り
圧力を増加するが、計量方法に正確さが欠けている。
計量方法の改善のためには、置換型ポンプを採用するこ
とになる。これは、重力に依存した旧式のtVコントロ
ーラに比して、IV液の流れる率のコントロールを非常
に正確なものにできる。これらのポンプは、液の計量に
加えて、液又はIV水ポンプ配管に正圧力を供給し得る
。置換型ポンプは螺動型(パーマン他による米国特許第
3737251号に記載される)や、ピストン・シリン
ダ型(ジエンキンス他による米国特許第3985133
号に記載される)、又はパルス型(ランドクイストによ
る米国特許第3874826号に記載される)などに分
類される。
従来の技術を改良した螺動ポンプは、多くの不利な点が
ある。まず第1に、螺動運動は、血液の供給を妨害する
摩擦があり、それが血液細胞を破壊する原因となること
。第2に螺動運動は、エラストマ材料の引張りを伴い、
これがIV液に空気を混入させ得ること。第3に、螺動
状態でのエラストマ材料の引張りは、エネルギの効率的
な利用ではない。
病人の移動性と、動力損失の可能性のために、ポンプを
バッテリで駆動することが必要であり、それ故にポンプ
は最大の効率を挙げることができることが望ましい。
従来の技術のピストンシリンダ型ポンプは、正確な計量
性と正圧力を提供するが、これにも若干の欠点がある。
まず、第1にIV治療が無菌状態をポンプに維持させる
ことを要求し、そのコストが毎回の使用毎に清掃と殺菌
をすることを許さないので、ポンプチャンバは使い捨て
で、安価に製造できるものでなければならない。これは
、従来のピストンシリンダ型ポンプでは実現することは
むづかしいことである。
製造コストを下げるために、従来のポンプのあるものは
、1つのシリンダと2つのバルブだけを用いる。これに
よると、送りサイクルは、充満と排出の2つの部分を用
いる。それ故に、IV治療は、送りサイクルのうち、充
満期間は中断される。
第2に、従来のピストンシリンダ型ポンプのある種のも
のは、摺動面における無菌シールと、その信頼性に応え
るに困難さを有している。第3に、ピストンシリンダポ
ンプの摩擦は、効率を低下させる原因となる。
パルス型ポンプは、連続したパルス状の流れを供給する
が、これもまた、重要な不利益な点を有する。第1に、
この種のポンプの独立的な調節弁は複雑で、使い捨てポ
ンプチャンバを高価なものにしている。第2に、スプリ
ング力やエラストマ材料に対するパルス作用は、効率的
な操作に適しない。
バグレイの米国特許第3809507号には、IV治療
に用いることを特に意図しないポンプが記載されている
が、これは連続した定常流を供給するものである。この
ポンプに用いられるバルブは、作動部か固定部分のいず
れかに設けられ、柔軟性の管で接続される。これは、I
V治療に適用する際に要求されるような、経済的な使い
捨てポンプチャンバに適するものではない。さらに、バ
ルブをバイアスさせたり、移動させたりすることなしに
、ポンプを停止した状態で、流体の供給を続けることが
できる(いわゆるサイホン作用による)。これは、IV
治療には安全な状態ではない。
(発明が解決しようとする問題点) 従来のIV装置の他の一般的な問題は、背圧を感知し、
選択し、それにより警報を鳴らすためのいかなる手段も
備えていないことである。それ故に、透析を行う患者は
、ポンプが供給できる最大の背圧を受けやすい。これは
、時として、患者への適用に対して安全の限界を超える
ものである。
(問題点を解決するための手段および作用)本発明は、
IV装置に特に用いられる、小型で、正確で、信頼性が
あり、そして経済的ケポンブに関する。このポンプは使
い捨てポンプチャンバとポンプハウジングを含む。使い
捨てポンプチャンバは導入口と排出口及び第1.第2の
柔軟なローリングダイヤフラム(転勤する隔膜状)ポン
プチャンバを有する。
ポンプハウジングは、第1.第2の柔軟な円筒状ダイヤ
フラムポンプチャンバを収容する第1゜第2のシリンダ
を有する。第1及び第2のピストンはその各々が第1.
第2のシリンダの中で動き得る。第1.第2のバルブ装
置は、使い捨てポンプチャンバの導入口と排出口の間で
、溶液の流れをコントロールするために設けられる。第
1バルブは、導入口と第1の柔軟な円筒状ダイヤフラム
ポンプチャンバとの間で、液体の流れをコントロールす
る。第2バルブは、第1と第2の柔軟な円筒状ダイヤフ
ラムポンプチャンバの間で、流体の流れをコントロール
する。
駆動装置は、第1シリンダと第1ピストン及び第2シリ
ンダと第2ピストンの各々に相対的な運動をさせること
により、第1.第2の柔軟な円筒状ダイヤフラムポンプ
チャンバの容積を変化させる。
第1.第2の柔軟な円筒状ダイヤフラムの容積と、容積
を変えるための駆動の比率を適切に選択することにより
、(本発明の)脈動のない排出が行われる。
IV供給装置に適用するためには、ポンプが何等かの理
由で停止した時に、サイホン作用が起らないという事が
大事なことである。
最適な実施例において、本発明は、第1及び第2バルブ
をコントロールし、それによって、少くとも1つのバル
ブは常に閉じられるようになっている。それによって、
このポンプの安全な操作が達成される。
本発明は、また、使い捨てポンプチャンバの排出口と、
第2の柔軟な円筒状ダイヤフラムポンプチャンバとの間
に、第3の柔軟なダイヤフラムチャンバを有する。背圧
は、この第3の柔軟な円筒状ダイヤフラムポンプチャン
バの動きによって検知される。
IV液供給における使用の例において、ポンプで送られ
る液体中に、気泡が含まれていることを検知することは
重要なことである。
本発明はまた、液体がポンプで送られるときに、使い捨
てポンプチャンバの異った2点間で、誘電率を測ること
による気泡防止システムを有する。
使い捨てポンプチャンバを気泡が通過したときに、2点
間の誘電率の変化が検知され、警報が出される。
(実施例) 第1,2図には、本発明のIV水ポンプ全体図が示され
ている。図に描かれているように、IV水ポンプは、関
連する制御回路のように、ポンプを完全に包む外函は含
まれない。この外函は除がれてあり、図面を簡単にする
ために制御回路も示されていない。
第1図及び第2図に示されるポンプは、使い捨てポンプ
チャンバ10とハウジング12を含む。
導入チューブ14と排出チューブ16は使い捨てポンプ
チャンバ10の両方の端部に接続される。
導入チューブ14はIV液の容器(図示されない)に接
続され、排出チューブ16はIV液をポンプから患者(
図示されない)へ供給する。
本発明の実施例において、IV水ポンプ、第1図及び第
2図に示されるように横方向に置かれるよりは、縦方向
に置かれる方が良い。縦形の置き方においては、ポンプ
に導入するための導入チューブ14は下方に、ポンプか
ら導き出すための排出チューブは上部に設けられる。こ
のポンプの配置は、IVシステムの最初の据付は及び清
掃の間に、空気がライン内に蓄積されるのを防止するの
で、好ましいものである。
IV治療は、ポンプを無菌状態に維持することを要求す
る。それ故に、使い捨てポンプチャンバ10はただ1回
のIV使用にのみ用いられ、そして捨てられる。これに
反して、ポンプハウジング12はIV液に直接に触れる
ことはない。そして何度も使用される。
ポンプハウジング12は、第2図に示されるように、開
閉できる上部カバー18を存し、使い捨てポンプチャン
バ10の挿入と取外しができるようになっている。
枢着されたラッチ19すなわち側面カバーが閉じた位置
にあるとき、ポンプは作動状態に保たれる。第2図に示
されるように、ラッチ19を下方に引いた時に、上部カ
バー18は、止め部材20を介して開かれるようになる
。第2図に示されるように、ラッチ20は、その孔2O
Aが止めビン21に係合するようになっている。
第1図及゛び第2図に示されるように、ポンプハウジン
グ12は上部カバー18と共同して、使い捨てポンプチ
ャンバを収容し、保持する役目をするダイヤフラム収容
部22を有する。ダイヤフラム収容部22の下方には、
■v水ポンプモータ、カム軸、バルブ及びピストンロッ
ドを支持するカムハウジング23が設けられる。
本発明の実施例において、ダイヤフラム収容部22は、
カムハウジングにスプリングを介して載置される。それ
故に、ラッチ19と止め部材20がともに開放されたと
き、ダイヤフラム収容部22はカムハウジング23から
取り外される。後に詳細に記載するように、上述の構成
によって、全部のピストンとバルブ等は、ダイヤフラム
収容部22の上部から完全に取外される。その結果、使
い捨てポンプチャンバ10は、ポンプの送りサイクルに
おけるピストンとバルブの位置にかかわらず、挿入され
得るようになっている。
第2図に示されるように、使い捨てポンプチャンバ10
は、その下の面から下方に突出している3つのダイヤフ
ラムチャンバ24.26及び28を有する。これらのチ
ャンバ24.26は第1及び第2番目のポンプチャンバ
であり、一方、チャンバ28は排出チューブ16を通っ
てチャンバ10から流体が流出する時の背圧に応じて動
く圧力検知のためのチャンバである。
通常の使用において、IV液は第1ポンプチャンバ(柔
軟な円筒形状ダイヤフラムポンプチャンバ)24へ導入
チューブ14より供給される。次いで、第2ポンプチャ
ンバ(円筒形状ダイヤフラムポンプチャンバ)26に送
られ、検知チャンバ28及び排出チューブ16を通って
、そこから患者へ供給される。
本発明の実施例において、第1及び第2ポンプチャンバ
24.26は、排出チューブ16を通って流出するIV
液の流れが基本的に脈動することなく、正確にコントロ
ールされた流出率となるような状態の下で駆動される。
ダイヤフラム収容部22は、使い捨てポンプチャンバ1
0の下方に突出した円筒形状ダイヤフラムチャンバ24
,26.28を各々が収容するようにした、第1.2及
び第3シリンダ32.34及び36を含む。第1ピスト
ン38は、第1ポンプチャンバ24の容積を変え得るよ
うに、第1シリンダ32の中で動き得る。同様に、第2
ピストン40は、第2ポンプチャンバ26の容積を変え
得るように、第2シリンダ34の中で動き得る。
第1.第2ピストン38.40の双方は、後述するよう
に、モータで駆動される。第1.第2ピストン38.4
0とは違って、第3ピストン42は、モータでは駆動さ
れず、圧力検知チャンバ28の中の液体の圧力に追上て
第3シリンダ36の中で動くようになっている。
第1.第2バルブ44.46もまた、同様にダイヤフラ
ム収容部22の中に設けられる。第1バルブ44は導入
チューブ14の端部と第1ポンプチャンバ24の間に設
けられる。第1バルブ44はモータで駆動される。そし
て、それが最上部にあるときに、使い捨てポンプチャン
バ10の導入チューブ14と、第1ポンプチャンバ24
との間の柔軟な部分を遮断する。また、それが最下部に
あるときには、第1バルブ44は導入チューブ14から
第1ポンプチャンバ24への流体の流れを可能にする。
同様にして、第2バルブ46は第1ポンプチャンバ24
と第2ポンプチャンバ26の間に設けられる。第2バル
ブ46は、同様にモータで駆動されるものであり、そし
て、それが最上位にあるときは、第1ポンプチャンバ2
4と第2ポンプチャンバ26の間の使い捨てポンプチャ
ンバ10の柔軟な部分を遮断する。また、それが最下位
にあるときは、第2バルブ46は第1ポンプチャンバか
ら第2ポンプチャンバ26への流体の流れを可能にする
第2図にも示されるように、整列ピン48゜50は各々
が使い捨てポンプチャンバ10の整列孔52.54に挿
入される。整列ビン48.50は整列孔52.54と共
に使い捨てポンプチャンバ10をポンプハウジング12
の中に迅速に、一方向のみを向くように挿入され得るこ
とを保証する。下方に突出した円筒形状ダイヤフラムチ
ャンバ24.26及び28はまた、整列部分を有する。
それ故にポンプは整列ビン48.50を設けなくとも組
立てが可能である。
第2図の実施例において、整列用の孔52は本質的には
丸孔であり、孔54は長孔である。この構成によって、
整列ビン48と整列孔52は使い捨てポンプチャンバ1
0の位置決めの指針となり、ピン50が孔54に置かれ
るに先立って、孔52は整列ビン48に位置決めされる
本発明の他の重要な特徴は、IV液液中気泡の存在を検
知する能力を有することである。気泡は、IV治療を受
けている患者には危険なものであり、そして液中の気泡
の存在を示す警報装置を備えることが必要である。第2
図に示されるように、本発明は上部カバー18の下面に
置かれる第1及び第2の電極56.58を含む。端子6
0と62が電極56.58に接続される。ダイヤフラム
収容部22に接続されるのは共通電極64である。ボル
ト66と66aは、ダイヤフラム収容部22へ、共通電
極64を固定し、共通電極64への電気的接続を与える
第1電極56と共通電極64の間のキャパシタンスと、
第2電極58と共通電極64との間のキャパシタンスと
を測ることによって、使い捨てポンプ10を通過する気
泡の存在を検出できる。電気的回路(図示せず)が使い
捨てポンプチャンバ10の向い合う面に設けた共通電極
64と電極56.58の間の誘電率の違いを検出するた
めに端子60,62.66に接続される。1つの気泡が
第1電極56と共通電極64の間を通過したときに、電
気回路は不平衡となり、それにより警報が鳴らされるの
である。
本発明の好ましい実施例において、上部カバー18は、
プレキシグラス(P lcxiglas>や同様のアク
リル樹脂のような、透明で光学的なプラスチック材料で
作られる。上部カバー18が透明である故に、医者はポ
ンプを通って流れている流体の中に気泡が存在するか否
かを見ることができる。
このことは、システムの組立てから取外しまでの間に、
IV装置を患者につなぐに先立って、すべての空気がシ
ステムから追い出されたことを、医者が確認しなければ
ならないと云うことから、大事なことである。本発明は
、医者に最初の組立ての段階でもポンプ送りされる流体
を眼で見ることを可能にする。
第2図に最も良く示されるように、ラッチビン21の下
方部にスイッチ68がある。上部カバー18が閉じられ
、そして側面カバー19が閉じられた位置(第1図に示
すように)にある時に、スイッチ68のアーム70がカ
バー19の内面に係合し、それによりスイッチ68が閉
じられる。電気的回路(図示せず)はスイッチ68が閉
じられているか否かを検知し、そして、それによりポン
プが作動可能な状態にあるか否かを決定する。スイッチ
68が閉じられている時にのみ、ポンプは作動できる状
態になる。これは、ダイヤフラム収容部22がカムハウ
ジング23の上の作動位置に置かれていて、カバー18
が確実に閉じられていない時にポンプの作動を防止する
ものである。
リーフスプリング72は、ダイヤフラム10のチャンネ
ル74に小さい圧力をかけるために用いられる。その結
果、ダイヤフラムの排出部に負圧が作用しても、チャン
バ24,26.28はつぶれない。その圧力は、ダイヤ
フラムのチャンネルの少しのひずみに打ち勝つだけのも
ので十分である。負圧はチャンネルが閉じられているこ
とを確実にする。それ故に、リーフスプリング72の力
に打ち勝つには、はんの小さい圧力が要求されるのであ
る。
本発明のIV水ポンプ操作は、通常は次のように行われ
る。ピストン38が下方へ動くと、ピストン40は上方
へ動くように、ピストン38と40は駆動される。同様
にして、ピストン38が上方へ動くと、ピストン40は
下方へ動く。それと同時に、バルブ44と46は、2つ
のバルブのうち1つのバルブを常に閉じているように駆
動される。ピストン38が下方へ行くとき、バルブ44
は下り、バルブ46は上る。それとは逆に、ピストン3
8が上方へ動くとき、バルブ44はその最上位の位置に
あり、バルブ46は最下位にある。
説明の便宜のために、典型的な送りサイクルは、ピスト
ン38とバルブ44が最上位にあり、ピストン40とバ
ルブ46が最下部にあるときに始まるものと仮定する。
最初に、バルブ46を閉じる。
次に、バルブ44が開くために下方へ動く。ピストン3
8は、次いで下方へ動き出し、それにより第1ポンプチ
ャンバ24の容積を増加させる。ピストン38の下方へ
の移動は、溜め部から導入チューブ14を通り、開いた
バルブ44を通って、流体を¥S1ポンプチャンバ24
へ吸引させる。
第1ポンプチャンバ24が満杯になると同時に、ピスト
ン40は上方へ動き、それにより第2チャンバ26の容
積を減少させ、第2チャンバ26から排出チューブ16
を通して、流体を患者へ送る。
ピストン38が最下位に達し、ピストン40が最上位に
達した時に、溜め部から第1チャンバ24への流体の流
れを閉じるために、バルブ44は上方へ移動される。第
2バルブ4δは、次いで第1チャンバ24から第2チャ
ンバ26へ流体が流れ得るように、下方へ移動される。
2つのバルブが移動した後に、ピストン38は上方へ移
動を開始し、それにより第1チャンバ24の容積を減少
させ、同時に第2ピストン40は下方へ動き、第2チャ
ンバ26の容積を増加させる。好ましい実施例において
は、第1チャンバ24の容積の減少する率は、第2チャ
ンバ26の容積の増加する率よりも大きくなっている。
その結果、第1チャンバから送られる流体のある部分は
、排出チューブ16を通って患者へ送られる。実施例に
おいて、チャンバ24と26の断面積とピストン38゜
40の移動速度は、流体が第1チャンバ24から送られ
ているときと、流体が第2チャンバ26がら送り出され
ているときとで、排出チューブ16を通って排出される
量が実質上等しくなるように選定される。その結果、実
質上脈動のない流体の流れが、単に2つの送りチャンバ
と2つのバルブだけで生成される。
ピストン38が最上位へ達し、ピストン40が最下位へ
達した時に、送りサイクルは終り、そして、次のサイク
ルが開始される。
送り作業中に、圧力検知チャンバ28の容積は、患者と
排出チューブからの背圧によって変化する。
第3のチャンバの底部に接するピストン42は、第3の
チャンバ28の中で、流体の圧力の変化に応じて上下動
する。電気接点がピストン42に接続される。そして、
(開閉状態に応じた)接触の状態によって、背圧が設定
値の1つ又はそれ以上の値を超すかどうかを指示する。
各々の設定値を超過すると警報が鳴る。
ポンプの操作を行っている間中、電極56゜58と共通
電極64との間の誘電率が検出される。
もし、1個の気泡がポンプチャンバ10を通ると、電極
56と64.及び電極58と64との間の誘電率の差異
によって、電気的に検出される。
第3A、3B、3C及び4〜6図には、使い捨てポンプ
チャンバの詳細が示される。第3A〜30図は、平面、
側面及び底面図であり、第4〜6図はポンプチャンバ1
0の各々異る位置での断面図である。
本発明の実施例において、使い捨てポンプチャンバ10
は、上部材10aと下部材10bの2つの部材よりなる
。これらの部材は、ヒートシール(熱接着)が可能な柔
軟なプラスチック材料により作られるのが良い。1つの
好ましい例において、上部材10aと下部材10bの双
方はビニール樹脂で形成されている。
上部材10a及び下部材10bの双方は、使い捨てポン
プチャンバ10の通路およびチャンバを形成するために
、真空成形か、ブロー成形により作られる。上部材10
aは、その上部の全長にわたって長さ方向に設けられる
盛り上った部分80aを除いては、平板状シートよりな
る。盛り上った部分80aは、使い捨てチャンバ10の
一端の導入チューブ14から他端の排出チューブ16へ
と流体を運ぶ主流路の上半分を形成する。
導入チューブ14と排出チューブ16の径は、部材80
aの径よりは小さい。
部材10aの導入端は導入部分82aであり、この内径
は導入チューブ14の外径とほぼ同じである。導入部8
2aに接続する主流路80aは、テーパ状に形成された
部分84aであり、それは、導入部82aから主流路8
0aへ、ゆるやかに傾斜して移行する部分を有する。部
材10aの他端部は排出部86aであり、そして、テー
バ状部分88aである。排出部86aは、排出チューブ
の外径と同じ内径を有會る。テーパ状に変化する部分8
8aは、主流路80aから排出部分86aに向ってゆる
やかに変化している。
使い捨てポンプチャンバ10の下部分10bは、同様な
主流路80bと導入部82b、テーバ状部分84b、排
出部86bとテーバ状部分88bを存する。同様に、下
部分10bに形成され、下方に突出しているのは、柔軟
な円筒形状の第1及び第2のダイヤフラムポンプチャン
バ24.26と圧力検知チャンバ28である。
上部分10aは、リーフスプリング72により閉じられ
るぐらいの柔軟性が必要である。下部分10bは、チャ
ンバ24,26.28の動作を許すぐらいの柔軟性が必
要である。これに加えて、バルブ44(第2図に示す)
が、テーバ状部分84bと第1ポンプチャンバ24との
間の主流路80bをつぶすことができ、またバルブ46
が、第1及び第2のポンプチャンバ24.26の間の主
流路80bの部分を同様につぶすことができるぐらい十
分な柔軟性を有する必要がある。
先に述べたように上部分と下部分10a。
10bはヒートシールにより容易に密封できるようなプ
ラスチック材である。部材10aと10bは成形時か、
その次の工程でヒートシールされる。
部材10aと10bの合わさる部分の表面は、低い融点
の物質であり、それによつてヒートシール工程を容易に
できるようにする。導入チューブ14と排出チューブ1
6は透明な材料で作られるのが望ましく、これらは上部
分と下部分10a。
10bのヒートシールで作られる。
ヒートシールは、上部分と下部分10aと10b及びチ
ューブ14.16を接続する1つの接着手段であるが、
その他の接着手段として超音波接着、高周波(rf)溶
着、溶剤による接着、あるいはその他の接着手段を用い
ることができる。
1つの実施例において、使い捨てポンプチャンバ10は
ブロー成形で作られる。その場合には、上部分10aと
下部分10bはチューブ14゜16と共に成形工程にお
いて、共にヒートシールされる。ブロー成形の利益は、
別々に成形した上部分と下部分10aと10bを一緒に
しようとするときに、別の方法を用いた時に起るいかな
る問題も避けることができると云うことである。
これとは別に、上部分10aと下部分10bを別々に真
空成形することも行われる。この場合において、多くの
凹所を有する鋳型が、同じ部材(10aや10bのよう
な)を多く含むモールド・プラスチック板の生産のため
に用いられる。チューブ14と16は、次に所定の位置
に置かれる。
そして、同数の他の部材を有するシートが、最初のシー
トおよびチューブの上に置かれ、次いで部材10a 、
  10bは共にヒートシールされる。各々のポンプチ
ャンバは、その後で、パンチや打ち抜き形式のカッター
により1個ずつ切断される。
それと同時に、位置決め用の孔52と54は、所望の大
きさのものが穿孔される。このようにして、多数の使い
捨てポンプチャンバ10が同時に製造される。
第7〜13図には、ポンプハウジング12の種々の部分
を、別々の角度から見たものを示す。第7図は、使い捨
てポンプチャンバ10が挿入され、上部カバー18が閉
じられて作動状態に置かれたポンプハウジング12を示
す断面図である。ポンプは、送りサイクルの始まる状態
で示されている。
第7図に示されるように、ダイヤフラム収容部22は、
カムハウジング23上に載置される。そして、その部材
は、デルリン(Delrin )のような低摩擦材料で
作られるか、あるいはバルブやピストンロッドの抵抗を
減するために用いられるリニアベアリングを有するAB
S樹脂のような材料により作られる。カムハウジング2
3は、その基部分で取付板92に接続される。
カムハウジング23にはモータ94が支持される。その
モータはステップモータが望ましい。もちろん、他のモ
ータ類も使用し得るが、ステップモータは、特にマイク
ロコンピュータによる制御回路のようなデジタル回路に
よりコントロールされるのに適していて、そのデジタル
性により好ましい。
モータ94はカムシャフト96を駆動する。カムシャフ
ト96には、4個のカム98,100゜102及び10
4が設けられる。カム98は、ロッド108を介してバ
ルブ44を駆動する。このロッドの下端はカム98の上
に係合しており、カムハウジング90のシャフト109
を通って延びている。バルブ44は、ポンプハウジング
12の中のポンプチャンバ10の挿入を容易にするよう
に弾性的に装着される。
カム100は、カムハウジング90の中を通るシャフト
111の中を延びているロッド110を介して、ピスト
ン38を駆動する。ロッド110の下端部はカム100
の上に係合し、この上端はピストン38のアタッチメン
トを取付けるようにねじが切られている。ロッド110
とピストン38の取付関係は、カム100からピストン
38の上端部までの有効長さを調節できるようになって
いて、それにより厳密な公差に対する要求を緩和してい
る。
バルブ46はロッド114を介してカム102により駆
動される。そのロッド114は、カム102の表面に係
合する丸く形成された下端部を有し、カムハウジング9
0の中のシャフト115を通っているものである。バル
ブ46はまた、ポンプハウジング12の中でポンプチャ
ンバ10の装着を容易にするために弾性的に装着される
カム104は、カムハウジング90内のシャフト117
を通っているロッド116を介してピストン40を駆動
する。ロッド116の下端部はカム104の表面に係合
するように丸く形成されていて、ロッド116の上端部
がピストン40に接続されるようになっている。
4本のロッド108,110.114及び116の各々
のものは、ロッドの上端部付近に小さいスプリング10
8a、110a、114a及び116aを有する。これ
らのスプリングは比較的弱いばねであるが、各々のカム
にロッドが常に接するようにするために用いられる。こ
の構成は、ポンプが横に置かれるのではなく、縦に置か
れた時(すなわち、ロッド108,110.114及び
116が通常は水平である)には特に重要なことである
。スプリング108a、110a。
114a及び116aはできるだけ弱く作られる。
このために、ピストンとバルブの駆動時に、おいて、ス
プリングの力に対抗するのに、非常に小さいエネルギを
要するのみでよいようになっている。
ピストン38.40とバルブ44.46の駆動システム
は重要な長所を有する。モータ94はシャフト96を一
方向にのみ駆動する。駆動モータの逆の回転は、所望の
送り動作のためには要求されない。それに加えて、使い
捨てポンプチャンバ10のチャンバ24.26は円筒形
のダイヤフラム型のチャンバであり、ロッドとカムライ
ダ及びシリンダ32.34のための許容公差を減少させ
る。これは製造コストを下げることができると共に、一
方では、送り出し割合の必要な精度を達成させる。
第7図の駆動シャフト96には、エンコーダホイール1
18が接続される。これはその周辺部の近くに所定の間
隔をもって溝を有するような、普通に用いられるエンコ
ーダホイールである。エンコーダセンサーアッセンブリ
120は、カムハウジング90の裏面に設けられ、そし
て、エンコーダホイール118の溝を検知するように位
置づけられる。エンコーダアッセンブリ120は、エン
コーダホイール118の一方の側部に置かれる光源(図
示せず)を有し、他側部には光センサ(図示せず)を設
けている。ホイール118のスロットが横切るたびに、
光が光源から光センサへと通過でき、エンコーダアッセ
ンブリ120は、エンコーダホイール118の溝の存在
を示す電気パルスを発生する。
第8図、第9図にはエンコーダアッセンブリ120の詳
細を示している。第8,9図に示されるように、エンコ
ーダアッセンブリ120は、フランジ121に設けられ
、カムハウジング23の裏面にねじ止めされている。
エンコーダホイール118とエンコーダアッセンブリ1
20の目的は、カムシャフト96が回転していることを
直接に示すことにある。本発明の実施例において、制御
回路(図示せず)は、エンコーダセンサ120の出力を
監視する。もし、エンコーダセンサ120の出力の変化
が所定の時間々隔で発生しないときは、警報が鳴り、ポ
ンプ作用を止める。この検知は、シャフト96が回転し
ているか否か、さらにはポンプがその作用を行っている
かを直接に表示しているのである。エンコーダホイール
118とエンコーダセンサアッセンブリ120の使用は
、この事故の状態を示すために用いられるのである。
第7図に示されるように、カム98,100゜102及
び104の各々は、整列孔98a。
100a、102a及び104aを有している。
同様にエンコーダホイール118は整列孔118aを有
する。カムハウジング23には整列孔23aが設けであ
る。この孔23aは、整列孔98a。
100a 、  102a 、  104a及び118
aを通して、カムの最初の整合を行うために用いられる
ものである。孔23aを通し、各々の孔をビン(図示せ
ず)で挿通することにより、すべてのカムがポンプの最
初の組立状態に配列される。カムとエンコーダホイール
は、それからカムシャフト96の所定の位置に、止めね
じ(図示せず)により固着される。この配列は、シャフ
ト96が挿通され、カムとエンコーダホイールが固定さ
れることにより完了される。
第7図には、また、背圧検知アッセンブリが示されてい
る。これは、ピストン42とシリンダ36及び使い捨て
ポンプチャンバ10の圧力検知チャンバ28とからなる
ものである。第7図に示されるように、ピストン42は
、カムハウジング90の中のシャフト122を通って延
びている。
ピストン42の底部には、スプリング126の上端部を
受ける端子124が結合される。スプリング126の他
端部は、中間部材128の上部に係合する。図に見られ
るように、圧力検知チャンバ28の中の液体の圧力は、
スプリング126により上方に付勢されているピストン
42を下方へ押し下げるように働く。
第10図に明示されるように、端子124の延長部は接
触アーム130である。第1及び第2圧カコンタクト1
32と134は、カムハウジング90の表面部分で、上
下方向の2つの位置に置かれる。この配置において、ス
プリング126はピストン42に十分な圧力を与え、そ
れにより、接触アーム130は上部コンタクト132の
下部に物理的及び電気的接触を行う。接触アーム130
への電気的接続は、端子124に接続される電線(図示
せず)によりなされ、コンタクト132への電気的接続
は、コンタクト132とねじ136の間に接続する電線
(図示せず)によりなされる。
チャンバ28内の圧力が、スプリング126の弾性力に
打ち勝つに十分でなく、接触アーム130とコンタクト
132を離している間は、背圧は許容限度以内にある。
前圧検知チャンバ28からの流体が、IV針に接続する
チューブ16に直接に流れている間は、チャンバ28の
圧力は患者への送り込み圧力に直接に関係する。もし、
実際の圧力(これはスプリング126.取りつけ部材1
28の位置及びコンタクト132により決まるものであ
る)が超過し、それによってピストン42が下方へ動き
、接触アーム130とコンタクト132が離されると、
電気的接触は解除され、警報が鳴る。
本発明の実施例において、第2の下部コンタクト134
は、上部コンタクト132の下方に設けられる。圧力が
より高くなり、第2の設定圧に達した時に、接触アーム
130は下部コンタクト134の上端部に係合する。こ
れは電気的に検知され、第2の高い圧力を示す第2の警
報を発する。
ねじ138の1つと下部コンタクト134の間には、電
線(図示せず)が接続される。電気的制御回路(図示せ
ず)は、オペレータが、いずれ(高い側又は低い側)の
圧力の限界が警報を作動させるかを選択することを可能
にする。
第11図はカムハウジング23の平面図であり、第12
図はコンタクト132の詳細図である。この2つの図面
は本発明の背圧検知機構を示している。第11図に示す
ように、カムハウジング23は接触アーム130が動く
狭いスロット140を有している。
第12図はコンタクト132の正面図であり、金属製の
長方形の板体が2つの長孔1・42と144を有してい
る。長孔142と144は、板体132の縦方向の調節
が可能なようになっているもので、それにより板体13
2と接触アーム130の接触を解除するための圧力の調
節ができるようになっている。下部コンタクト134は
同様に、その位置の調節をできるようにする長孔を有し
ている。
本発明の背圧検知機構は、安価で単純な構成で、信頼性
を有する。これは警報が鳴るようにした2つの圧力範囲
を調節できるようにしている。それ故に、本発明は警報
が鳴る背圧の範囲を選択でき、透析を受けている患者は
、ポンプの供給し得る最大の背圧力を受けることはない
のである。ポンプの最大の背圧が、特定の患者又は装置
の安全の限界を超えることが時々あったが故に、この点
は旧来のポンプから引き続いである聞届である。
ピストン、スプリング、コンタクトアームやコンタクト
が図示の実施では使用されたが、背圧に依存するチャン
バ28の動きを検知する他の手段も、同様に用いられる
。例えば、半導体やワイヤストレンゲージが、ピストン
42に置き換えて、圧力を検知するために用いられる。
しかしながら、図示される配置の方が安価で、簡単で、
信頼性があり、調節の容易性において優っている。
第11図はカムハウジング90の平面図であり、また、
カムハウジング23の各々の開口の周囲に設けた溝15
0が示されている。これらの溝は、使い捨てポンプチャ
ンバ10から何かの理由で漏れ出したりする流体を集め
、ハウジング23のシャフトと各ロッドの間の摺動部分
に流体が入り込むごとを防止する。
第11図及び第13図には、スイッチ68とスイッチア
ーム70がより詳細に示される。スイッチアーム70は
、ポンプの全部品が装備されたときに側面カバー19の
内側面に係合する。これはスイッチ68が閉じられた時
に作動し、ポンプが作動状態にあることを示す。スイッ
チ68はカムハウジング23に結合されたフランジ15
2に取りつけられる。 第14図はダイヤフラム収容部
22の平面図である。第2図と共に、第14図には、使
い捨てポンプチャンバ10の中にある気泡を検出するた
めに用いられる気泡検知部材が示される。この気泡検知
部材は上部カバー18の下面に設けられる第1及びm2
の電極56.58よりなる。端末部材60及び62は第
1.2の電極56.58の各々と電気的に接触する。
共通電極64は、ダイヤフラム収容部22の上面に設け
られ、ねじ66と66aにより保持される。共通電極6
4の巾は、第1の電極56又は第2の電極58の巾より
は大きいもので、電極64は第1.2の電極56.58
と直接に対向するように取りつけられる。チューブ16
は、第1,2の電極のストリップ56.58と共通電極
64の間に置かれる。ターミナル60.62及び66に
接続される電気回路(図示せず)は、第1の電極56と
共通電極64により作られる第1のキャパシタと、第2
の電極58と共通電極64とにより作られる第2のキャ
パシタの間の誘電率の差を見つけ出す。1個の気泡が第
1のキャパシタに到着すると、電気回路は不平衡状態と
なり、気泡の存在を表示する。この不平衡状態は警報の
作動用としても用いられる。
図面に示される気泡検知器は、簡単で、容易にポンプに
組み込める安価なものである。気泡を検知するためには
、旧来のIV水ポンプおいて用いられたような、光学的
技術は要求されない。それ故に、光学的方法において発
生した種々の問題を避けられるのである。
IVシステムの中での空気の存在は回避されなければな
らない。本発明のポンプは、使い捨てポンプチャンバ1
0の中に気泡が溜ることを防止するように作られる。円
筒形のチャンバ24.26及び28の各々が配列されて
おり、それにより気泡は常に上方に逃げるようになって
いる。それ故に、これらのチャンバの巾に、気泡が蓄積
されることはない。これと同様に、バルブ44と46は
使い捨てチャンバの中に気泡を生成することのないよう
に作動される。
本発明の実施例において、ポンプ機構のすべては、導入
部が排出部よりは低い位置にあるように配置される。そ
の結果、気泡は使い捨てチャンバ10の中の如何なる位
置にも溜ることなく、ポンプを通過して流出するのは自
然なことである。そして、それは患者に接続される前に
、チャンバからすべての気泡が除去される必要があると
云う、このシステムの最初のパージ(purge )に
際しては、特に重要なことである。
第14図及び第15図には、ダイヤフラム収容部22が
カムハウジング23に弾性的に取りつけられているのが
示されている。通常の操作において、ダイヤフラム収容
部の下面と、カムハウジングの上面とは約1. 2 1
11101  (0,05インチ)の間隔があけられる
。ダイヤフラム収容部22は、3本のねじ156によっ
てカムハウジング23に位置決めされて取りつけられる
。このねじはダイヤフラム収容部22を下方に貫通して
、カムハウジング23にねじ込まれている。第15図に
詳細に示されているように、スプリング158が、ねじ
156の各々の軸を囲むようにして、ダイヤフラム収容
部22とカムハウジング23の凹所160と162の各
々に装着される。通常のポンプの操作において、スプリ
1.・グ158は圧縮状態で装着されており、カムハウ
ジング23とダイヤフラム収容部22を離すように付勢
されている。
側面カバー19が解放され、下方へ揺動され、ラッチ2
0がピン21から外されて上方に引かれると、スプリン
グ158は、ねじ156の上部156aがダイヤフラム
収容部22の穴の底に係合するまで、ダイヤフラム収容
部22をカムハウジング23から上にあげるように付勢
する。
ダイヤフラム収容部22のカムハウジング23に対する
適切な配置は、ダイヤフラム収容部22とカムハウジン
グ23の双方に対する使い捨てポンプチャンバ10の配
置と同様に整列ビン48゜50によってなされる。第1
6図に示されるように、ビン48.50は、ダイヤフラ
ム収容部22の表面からこの部材22の中を通って、カ
ムハウジング23の中に設けられたシャフト166゜1
67の中へ貫通される。
前述した通り、ダイヤフラム収容部22は、カムハウジ
ングに対して弾性的に支持される。それにより、使い捨
てポンプチャンバ10の挿入、取り外しに際して、すべ
てのピストンやバルブは、ダイヤフラム収容部22の上
部表面の所定の場所に収納される。それで、使い捨てポ
ンプチャンバ10は、ポンプがそのサイクルのどの位置
で停止されていても、ピストンやバルブに影響を受ける
ことなく所定の位置に置かれる。前回に示されるように
、上部カバー18は、ダイヤフラム収容部22にピン2
1とラッチ20により取りつけられる。
上部カバー18とダイヤフラム収容部22は、カムハウ
ジング23に、前部カバー19を介して取付けられてい
る。カバー19は、カムハウジング23に、その一端部
が蝶番により取付けられている。前部カバー19は、折
れ曲り(フラップ)部19aとハンドル部19bを有す
る。折れ曲り部19aは、ラッチ20の上表面に引っか
けられ、ポンプの種々の部分をそれ°ぞれ所望の作動状
態に保持する。
側面カバー19が、上部カバー18から離れて下方に回
動したとき、上部カバー18とダイヤフラム収容部22
は直ちに上方にはね上がるのではない。むしろ、上部カ
バー18が少し開かれた後に、これらの部材はカムハウ
ジング23から少し離れるだけである。第17.18及
び19図には、本発明の特有なポンプの止め部材と蝶番
部分を示している。第17図はポンプハウジング12の
底面図、第18図は平面図、第19図は正面図である。
第17図、第18図及び第10図、第15図に部分的に
示されるように、カムハウジング23の後部側面には、
上部カバー18の後部で板ばね状の止め部材及びカム作
用機構を行う背面板部材170.172が設けられる。
部材170は止め部材170aとカム作用部材170b
をもつ。同様に、金属部材172は止め部材172aと
カム作用部材172bをもつ。部材170はカムハウジ
ング23の後部側面にねじ174で取りつけられ、部材
172もまた、カムハウジング23の後部側面にねじ1
76で取りつけられる。
ポンプが閉じられて操作状態にある時、止め部材170
aと172aは上部カバー18の後部の両端にあるくぼ
み178と180の底部に係合する。止め部材170a
と172aは、止め部材19と共にスプリング158に
よってダイヤフラム収容部22とカムハウジング23が
所定の間隔、約1. 2m/m  (0,05インチ)
よりも開かないように保持している。
第17図に示されるように、上部カバー18とダイヤフ
ラム収容部22は、その後の面で蝶番182により互い
に軸支される。カバー18が開かれ始めると、カバー1
8は蝶番182により支持される。カム部材170bと
172bはカバー18の後部側面に対抗して、部材17
0と172収の上端部をカバー18の後部側面とダイヤ
フラム容部22とから押しはなすように作用する。
カバー18が十分に開かれたときに、部材170aと1
72aによるカム作用は、上部カバー18のくぼみ部分
178及び180との係合を解くように、止め部材17
0aと172aを最終的に動かす。前面カバー19が開
いた位置に置かれると、くぼみ178と180との係合
を解かれた部材170aと172aの動きは、ダイヤフ
ラム収容部22と上部カバー18とが、スプリング15
8の力により」三方へ動かされることを可能にする。
いったん、ダイヤフラム収容部22とカムハウジング2
3が分離されると、カバー18は、使い捨てポンプチャ
ンバ10の取外しと交換を許すように更に開かれるよう
になる。傾斜切込部184と186は、金属部材170
と172のカム部材170bと172bの干渉を受ける
ことなく、カバー18を更に開かせる。
第15.18及び19図に示されるように、前カバー1
9は、カムハウジング23に前部取付はブロック188
と190により連結されている。
蝶番192と194の下の部分は、前部取付ブロック1
88と190の下端にねじ196により取付けられる。
蝶番192と194の上の部分は、前カバー19の下底
部にボルト198により取付けられる。ねじ200は、
前部取付ブロック188と190をカムハウジングの前
面に結合する。
第20図には、カム98,100,102及び104の
実施例が示される。これらのカムはモータ94の方から
見たものが示される。第13図に示されるようにカム9
8,100,102及び104は時計方向に回転する。
基準点であるθ°の点(例えば、送りサイクルの開始点
)では、カム98が最大の半径部分であるために、バル
ブ44は閉じられる。カム100は定常最大径部分の始
まる位置にあり、それにより、ピストン38は最高位置
に静止される。カム102は最小半径部分にあり、それ
により、バルブ46は開かれる。カム104は、回転角
1″毎に0.666ミル(1ミル−1/1000インチ
)の割合でその半径が増加し、それにより、ピストン4
0はカムの回転1°毎にo、6e6ミルずつ上方へ動く
この操作の段階において、各回転角1″毎に送られる液
体の量は、0.666ミル×〔第2ポンプチャンバ26
(及び第2シリンダ34)の断面積)+0.666ミル
Xi/2X(ポンプチャンバとピストンの各内壁間の断
面積)で計算される値に等しい。
20°だけ回転したとき、バルブ44は閉じたままで、
ピストン38は静止しており、カム102が最大半径部
分にあるために、バルブ46は閉じたままである。ピス
トン40は1°の回転につき0.666ミルの比率で上
方へ動き続ける。
40″の回転で、バルブ44は、カム98が最小半径の
位置に来るために開かれる。この点では、ピストン38
はまだ静止しており、カム104は、ピストン40を1
6の回転につき0.666ミルの比率で動かしている。
40°〜180°の回転では、バルブ44は開いたまま
であり、カム100の半径は1°の回転につき1.71
4ミルの率で減少してゆく。その結果、第1の送りチャ
ンバ24は、その回転角度1°毎に次の式で計算される
率(V)で満たされる。
V−1,714ミル×(第1チャンバ24の横断面積)
+1.714X1/2X (ポンプチャンバとピストンの各内壁間の断面積)バル
ブ46はまだ閉じられており、ピストン40は、回転角
度1°毎に0.666ミルの率で上昇する。
180°の回転で、バルブ44はまだ開いており、カム
100は最小半径区域のある40°区間(180’〜2
20’)にかかる。それ故に、ピストン38は、最下部
にあって静止する。カム1、04が回転角度1@毎に0
゜666ミルの割合で半径を増加させる間、バルブ46
はまだ閉じられている。
200°の回転で、カム98はその最大半径になり、そ
の結果、バルブ44はその最上部位置にあり、導入チュ
ーブ14からの液体の流れを閉じる。
カム100は定常最小半径区間内にあり、ピストン38
は最下部の位置に留まる。バルブ46は最上位々置にあ
り、第1チャンバ24から第2チャンバ26への液体の
流れを閉じている。カム104の半径は、回転角度1°
毎に0.666ミルの比率で増加し続け、ピストン40
はその比率で上方に動き続ける。
2200の回転で、バルブ44はその上方の閉止位置に
留まり、ピストン38は最下位々置に留まる。カム10
2はその時に最小半径位置に達し、それにより、バルブ
46は最下位々置で開いた位置にある。カム104は2
20°に回転した位置で最大半径に達する。 220°
〜360’の回転で、バルブ44は最上部(閉止)の位
置にある1゜カム100は、回転角度1°毎に1.71
4ミルの比率で半径を増し、それ故にピストン38はそ
の比率で上方へ動く。バルブ46はその最下部(開)位
置にあり、それによって第1チャンバ24から第2チャ
ンバ26へ液体が流れ得るようにする。カム104は、
その回転角度1°毎に1.048ミルの比率で半径を増
加し、それ故に、ピストン40はその比率で下方へ動く
回転角度1°毎に排出チューブ16を通って排出される
液体の量は、第1チャンバ24と第2チャンバ26の間
の容積の変化の差と同じである。
実施例において、第1.第2チャンバ24と26は同一
の断面積を有し、そして、容積の差異は、第1チャンバ
24の容積が、回転角度1°毎に1.714ミルの割合
で減少し、一方、回転角度1°毎に1.048ミルの割
合で、第2チヤンノく26の容積が増加すると云う点に
ある。それ故に、送り出される液体の容積は、その回転
角度1°当り、次のように表わされる。
(1,714ミル−1,048ミル)×(シリンダ38
又は40の断面積)+1.714ミル−1,048ミル
)Xi/2X (ポンプチャンバとピストンの各内壁間
の断面積) この値は、明らかなように、次のように書き直される。
0.666ミル×(第2シリンダ26の断面積)+0.
666X1/2X (ポンプチャンバとピストンの各内
壁間の断面積) その結果、ポンプ送りされる量は、第2のピストンが下
方へ下っているときにも一定量に保たれる。これは、第
1チャンバ24から圧送される量が、第2チャンバ26
の受は入れる量を超え、この量が必要とされる一定の流
量と同じ量であるという理由による。
カム98,100.102および104が360° (
または0°)まで回転すると、次のサイクルが始まる。
以上のことから、一定の流出量が、単に2つのバルブと
2つのシリンダによってもたらされることがわかる。ポ
ンプ作用を行うために、モータ94にはいかなる逆転操
作も要求されない。
前述した特定の具体例では、第1と第2のチャンバ24
.26の断面積は同一である。これは製造する際に種々
の利点を有する。特に、第1ピストン38と第2ピスト
ン40が同一サイズであれば、これらは交換可能である
。しかしながら、これには異る断面積のチャンバの使用
も可能である。
排出チューブ16から流出する率がピストンの動きの方
向の如何にかかわらず一定であるためには、第1及び第
2ピストン38.40の駆動の特定の比率は、もちろん
、第1.第2チャンバ24゜26の断面積に関係する。
本発明のポンプにおいて、排出される液体の量は、はぼ
完全に、カム100.104とピストン:38.40の
寸法に関係する。前記流体の量は、第1および第2のチ
ャンバ24.26の厚さには、はとんど依存しない。多
くの適用例において、チャンバ24と26の壁の厚さの
影響は全く無視し得るものである。
バルブ44と46がその位置を変える点は、一方が開く
前に他方が閉じる限りは、重要ではないこと、およびす
べてのバルブは、カム100が一定の半径位置をとる間
に、その位置が変ることも了解されるであろう。
(効果) 本発明の重要な利点は、すべてのバルブとピストンの動
作が、ただ1本のカム軸96によりなされることである
。バルブは、電気的な検知装置やスプリングで付勢され
ることなく、カム98゜102の形状により、連続的に
作動する。
本発明のポンプはフェイルセイフ(fail 5afe
 )機能を有する。第20図に示されるように、送り行
程のすべてにわたって、少くとも1つのバルブは常に閉
じられている。これにより、動力源の故障や、不注意に
よる閉鎖、その他の原因によりポンプが停止した時のサ
イホン現像の危険がない。
本発明のポンプは、従来のIV水ポンプしのぐ次のよう
な重要な利点を有する。
1、本発明のIV水ポンプ小型で、正確であり、信頼性
が高く、そして製造及び使用に際して経済的である。
2、使い捨てポンプチャンバ10は非常に低コストな部
品である。後に詳細に述べるように、使い捨てポンプチ
ャンバ10はプラスチックで作られる。使い捨てチャン
バエ0は、内部にバルブなどを有していないので、使い
捨てチャンバ10のコストは安い。
3、使い捨てポンプチャンバ10は、円筒形ダイヤフラ
ムポンプチャンバ24.26と端末部力バルブを用い、
これによって使い捨てポンプチャンバ中で液体の流れを
単にはさみ取るだけであるから、その可動部分間にシー
ル部材を有していない。可動部分の間にシール部分を設
けることを要求されないために、ポンプは血液細胞を破
壊することはなく、全血液を処理するために用いられる
4、使い捨てポンプチャンバは、有効な細菌のバリヤを
備えている。チャンバ10は使い捨てであり、ただ1回
のIV治療にだけ用いられる。使い捨てポンプチャンバ
10の低コストの故に、I■治療のコストが装置(メカ
ニズム)のコストにより制限されることはない。
5゜ポンプハウジング12と使い捨てポンプチャンバ1
0の誤差許容度は、ポンプの精度にほとんど影響を与え
ない。その結果、低コストの使い捨てポンプチャンバの
製造が可能となる。
6、バルブ44.46によってもたらされる端末バルブ
機能は、ポンプ機構に関する臨界的なタイミングを要求
しない。バルブ44と46の操作は比較的低速で行われ
、そして、バルブ44と46が開閉の動作をするのに十
分な時間がとれるように、ピストン38.40の操作と
調和して働くのである。
7、ポンプは、2つのバルブを用いるのみで、実質的に
定常な流れを得ることができる。それ故に、本発明にお
いては、ハードウェア(装置)のコストを下げて、ポン
プの効率を上げることができる。
8、 1つの駆動機構でピストン38と40.バルブ4
4と46を駆動する。これに加えて、駆動機構は2つの
ピストンと2つのバルブの所望の動作を得るために逆回
転することを要しない。このことは、ポンプの複雑さを
大幅に減少し、しかも動作の信頼性を高める。
9、ポンプは、螺動型や脈動型のポンプのような、弾性
体の展伸を要しない。弾性体の展伸の結果としての、注
入溶液への空気の混入する可能性は、それ故に無視され
る。
10、本発明のポンプは、弾性体や、バネによる付勢(
摩擦に打ち勝つためのものを除<)、フリクションシー
ルに対抗してポンプ作用を行わない。それ故にポンプ送
りのために要するエネルギを有効に使い得る。
11、本発明のポンプは、動力又は電池の消耗、不注意
による閉鎖、又は他の理由によりポンプが停止した場合
に、自動的にバイアス・オフとじ得る。これは、ポンプ
が送りサイクルのどの位置にあっても、2つのバルブ4
4.46のうちの1つが常に閉じているためである。
1つのバルブは、他のバルブが閉じた後にのみ開くよう
になっている。これは、フェイルセイフを可能にし、そ
して、ポンプが停止した時のサイホン作用を防止する。
12、ポンプは、低コストで簡単な構成で、予め設定し
た値の背圧が増加した場合の、検知装置及び警報装置を
有する。圧力検知チャンバ28とピストン42は、警報
のトリガとなる1つ又は複数の前圧限界値を選定するた
めの、簡単で、しかも効率的な方法を提供する。
それ故に、本発明のポンプにおける背圧の限界値は、ポ
ンプが供給できる最大の背圧よりも小さく選定される。
これは、透析や他の障害の患者に対する安全性を向上さ
せる。
13、本発明は、簡単で、効果的な気泡防止システムを
備える。空気と流体の間の誘電率の変化は、流体中の空
気の検知のための低コストで、簡単で、しかも効果的な
手段である。警報は、ポンプ中の空気の存在を医者に知
らせるものである。
本発明は、好適な実施例と共に示されているが、発明の
根本思想および特許請求の範囲を逸脱しない限りにおい
て、一部分又は形式を変え得ることは認識されるであろ
う。例えば、IV治療の適用は本発明の最も重要な適用
例であるが、他のポンプの必要条件もまた本発明のポン
プによって満足されるであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のIV水ポンプ使い捨てポンプチャン
バの具体例の斜視図である。 第2図は、IV水ポンプ使い捨てポンプチャンバの、ポ
ンプハウジングを開き、使い捨てポンプチャンバを移動
させた状態の斜視図である。 第3A、3B及び30図は、使い捨てポンプチャンバの
平面、側面及び底面図である。 第4図は、第3A図の4−4線によるポンプチャンバの
断面図である。 第5図は、第3A図の5−5線によるポンプチャンバの
断面図である。 第6図は、第3A図の6−6線によるポンプチャンバの
断面図である。 第7図は、第1図の7−7線によるIV水ポンプ断面図
である。 第8図及び第9図は、■v水ポンプエンコーダ装置を示
す詳細図である。 第10図は、第7図の10−10線によるIV水ポンプ
断面図である。 第11図は、IV水ポンプカムハウジングの平面図であ
る。 第12図は、バックプレッシャ(背圧)コンタクトを示
す詳細図である。 第13図は、第7図の13−13線による断面図である
。 第14図は、IV水ポンプダイヤフラム収容部の平面図
である。 第15図は、第14図の15−15線による断面図であ
る。 第16図は、第14図の16−16線による断面図であ
る。 第17図は、IV水ポンプ底面図である。 第18図は、IVポンチの平面図である。 第19図は、IV水ポンプ一部を切欠いた正面図である
。 第20図は、ポンプの第1.第2ピストンと第1、第2
バルブの駆動に用いられる4つのカムを示している。 10・・・使い捨てポンプチャンバ、18,22゜23
・・・ポンプハウジング、24・・・第1の可撓性ダイ
ヤフラム、26・・・第2の可撓性ダイヤフラム、33
2・・・第1のシリンダ、34・・・第2のシリンダ、
8・・・第1ピストン、40・・・第2ピストン、44
・・・第1のバルブ手段、46・・・第2のバルブ手段
、94..69,100,104,110.116・・
・駆動手段、98,102.1.08.114・・・バ
ルブコントロール手段 代理人 弁理士 平木通人 外1名 図T’d・”l”、−,1lr111゛:、’P、1.
−?A’T’Te・1. )FIG、4    FIG
、5    FIG、6FIG、 /6 FIG、 10 F/G、 20 手続補正書(方式) 1、事件の表示 特願昭62−250560号 2、発明の名称 非脉動ivポンプ 3、補正をする者 1)(件との関係  特許出願人 4、代理人 東京都新宿区西新宿3−3−23 ファミール西新宿403号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)使い捨て式ポンプチャンバと組合せて用いられる
    ポンプであって、前記ポンプは、使い捨て式ポンプチャ
    ンバ(10)を収容するポンプハウジング(18、22
    、23)と、 第1の可撓性ダイヤフラム(24)を収容するように、
    前記ポンプハウジング内に配置された第1のシリンダ(
    32)と、 第2の可撓性ダイヤフラム(26)を収容するように、
    前記ポンプハウジング内に配置された第2のシリンダ(
    34)と、 前記第1のシリンダ(32)内で往復動する第1のピス
    トン(38)と、 前記第2のシリンダ(34)内で往復動する第2のピス
    トン(40)と、 前記第1の可撓性通路部分を、制御可能に圧迫し、前記
    入口(82a、82b)、および第1の可撓性ダイヤフ
    ラムポンプチャンバ(24)間における流体の流れを制
    御する第1のバルブ手段(44)と、 前記第2の可撓性通路部分を、制御可能に圧迫し、前記
    第1、および第2の可撓性ダイヤフラムポンプチャンバ
    (26)間における流体の流れを制御する第2のバルブ
    手段(46)と、 第1のシリンダ(32)に対する第1のピストン(38
    )の相対運動、および第2のシリンダ(34)に対する
    第2のピストン(40)の相対運動を生じさせて、前記
    第1および第2の可撓性ダイヤフラムポンプチャンバ(
    24、26)の容積を変化させる駆動手段(94、96
    、100、104、110、116)と、 前記第1および第2の可撓性通路部分の一方が常に圧迫
    されるように、前記第1および第2のバルブ手段(44
    、46)を制御するバルブコントロール手段(98、1
    02、108、114)とを含むことを特徴とする非脉
    動ポンプ。
  2. (2)前記駆動手段は、モータ(94)と、前記モータ
    (94)によって駆動され、前記第1および第2のピス
    トン(38、40)を駆動するためのカム(100、1
    04)を有するカムシャフト(96)よりなり、また バルブ制御手段は、前記カムシャフト(96)に取付け
    られ、前記第1および第2のバルブ手段(44、46)
    を駆動するためのカム(98、102)を含む前記特許
    請求の範囲第1項記載の非脉動ポンプ。
  3. (3)使い捨て式ポンプチャンバ(10)は、第2の可
    撓性ダイヤフラムポンプチャンバ(26)と出口(86
    a、86b)との間にある第3の可撓性ダイヤフラムチ
    ャンバ(28)を含み、 ポンプ(12)は、第3の可撓性ダイヤフラムチャンバ
    (28)内の圧力に感知するための手段(122、12
    4、126、128、130、132、134)を含む
    前記特許請求の範囲第1項または第2項記載の非脉動ポ
    ンプ。
  4. (4)駆動手段は、第1チャンバの容積が増加する時に
    第2チャンバの容積が減少し、また第1チャンバの容積
    が減少する時に第2チャンバの容積が増加するように、
    第1ピストンと第2ピストンを動作させるようにし、 バルブコントロール手段は、第1ポンプチャンバの容積
    が増加する時に、第1ポンプチャンバの中へ第1バルブ
    手段をして流体の流入を可能にし、さらに、 バルブコントロール手段は、第1チャンバの容積が減少
    し、第2チャンバの容積が増加する時に第1チャンバか
    ら第2チャンバへ、第2バルブ手段をして流体の流入を
    可能にするように構成された前記特許請求の範囲第1項
    ないし第3項のいずれか記載の非脉動ポンプ。
  5. (5)第1及び第2の柔軟なダイヤフラム手段と、ポン
    プ導入口と、ポンプ排出口とで完全な使い捨てポンプチ
    ャンバが構成される前記特許請求の範囲第1項ないし第
    4項のいずれか記載の非脉動ポンプ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003000704A (ja) * 2001-06-19 2003-01-07 Terumo Corp 腹膜透析装置
JP2013522646A (ja) * 2010-03-24 2013-06-13 ケアフュージョン 303、インコーポレイテッド 圧力感知システムおよび方法
JP2014532824A (ja) * 2011-10-21 2014-12-08 インテリジェント エナジー, インコーポレイテッド ダイヤフラムポンプを有する水素発生器
JP2015070934A (ja) * 2013-10-03 2015-04-16 セイコーエプソン株式会社 流体注入装置、及び、輸送状態判定方法

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