JPS63190825A - 抗結石用組成物 - Google Patents

抗結石用組成物

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JPS63190825A
JPS63190825A JP26615887A JP26615887A JPS63190825A JP S63190825 A JPS63190825 A JP S63190825A JP 26615887 A JP26615887 A JP 26615887A JP 26615887 A JP26615887 A JP 26615887A JP S63190825 A JPS63190825 A JP S63190825A
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calculi
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JP26615887A
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ドナルド、ジェームズ、ホワイト、ジュニア
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Procter and Gamble Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、改良された抗結石(antlealeulu
s)効果を発揮するイオン交換キレート剤を含む口内用
組成物に関する。好ましいキレート剤はマグネシウム及
びストロンチウムEDTAを含有する。
発明の背景 歯結石、即ちそれが時々称される歯石とは、歯肉縁部の
歯表面上に生成する沈着物である。上部歯肉歯石は、唾
液菅の口部近くの領域で、例えば下部前歯の8側表面、
上部第−及び第二臼歯の頬側表面、並びに後部臼歯の末
端表面上で主に出現する。
成熟した結石は、骨、エナメル質及び象牙質に類似した
ヒドロキシアパタイト結晶格子構造として配列した、大
部分がリン酸カルシウムである無機質部分からなる。有
機質部分も存在するが、これは落屑上皮細胞、白血球、
唾液沈澱物、食物破片及び様々な種類の微生物からなる
成熟した結石が発達するに従い、これはなんらかの外来
性物質で着色又は脱色されない限り、白色又は黄色とし
て見えるようになる。これは美的観点からは望ましくな
い。
様々な種類の化学的及び生物学的物質が、結石形成を阻
止し又はそれが形成された後の結石を取除くために提案
された。この物質の歯科医による定期的な機械的除去が
、当然のことながら歯科医院のルーチン的方法である。
結石抑制のための化学的アプローチでは通常カルシウム
イオンのキレート化及び/又は結晶成長抑制を必要とす
るが、このようにしてカルシウムを除去することにより
結石の生成を抑制し及び/又は成熟結石を破壊する。
先行技術では、かかる目的のためにいくつかのキレート
剤を開示している。1937年2月15日付英国特許第
490,384号明細書は、抗結石剤としてエチレンジ
アミン四酢酸、ニトリロ三酢酸及び関連化合物を含有し
た口内用組成物について開示している。ライダー(Wl
dder)らによる1972年7月18日付米国特許第 3.678,154号明細書は、ある種のポリホスホネ
ート類及びフッ化物を含有する口内用組成物について開
示している。フランシス(Prancls)による19
73年6月5日付米国特許第3.737,533号明細
書は、ある種のカルボニルジホスホネート類を含有する
口内用組成物について開示している。
上記文献の他に、先行技術では可溶性ピロリン酸塩を含
有する歯磨剤及び口内洗浄剤について開示しているが、
この可溶性ピロリン酸塩は抗結石目的以外にも様々な目
的のために含有されている。
この様な文献としてはザルラマン(Salzmann)
らによる1960年6月21日付米国特許第2.941
.926号明細書があるが、そこではクロロフィル及び
ピロリン酸塩を含有する歯磨粉について開示している。
シラルジ(Schlraldl)による1964年6月
16日付米国特許第3.137,632号明細書はピロ
リン酸塩を含有する練歯磨剤について開示している。バ
イネス(Balnes)ら及びバービー(Harvey
)らによる1975年12月16日付米国特許第 3.927,201号及び第3,927.202号明細
書はそれぞれ、研磨剤として可溶性ピロリン酸塩を用い
た練歯磨剤について開示している。
ジャービス(Jarvls)らによる1981年1月1
3[1付米国特許第4,244,931号及び1981
年1月27日付第4,247.526号明細書は、リン
酸二カルシウム塩系中のピロリン酸塩について開示して
いる。1974年日本特許出願公開第4945号明細書
は、様々な歯磨剤系中における可溶性ピロリン酸塩につ
いて開示している。バラン(Parran)による19
82年4月6日付米国特許第4,333.551号明細
書は、口内洗浄用組成物中における四アルカリ金属塩に
ついて開示し、パランらによる1985年5月7日付米
国特許第4,515,772号明細書は、抗結石剤とし
て可溶性ピロリン酸塩を含有する組成物について開示し
ている。
上記物質の使用以外にも、ある種のアクリル酸ポリマー
及び他の薬剤の使用が、抗結石剤として使用されること
も開示された。かかる薬剤としては、シエドロフスキ−
(Shed Iovsky)による1969年2月25
日付米国特許、第 3.429,963号明細書で開示された無水マレイン
酸及びエチレンのコポリマーのような高分子電解質があ
る。シェドロフスキーは平均分子量1.500以上のポ
リアクリル酸についても開示している。口内用組成物に
おいてポリアクリル酸を開示するほかの文献としては1
972年9月120付南アフリカ特許第720.898
号明細書があるが、そこでは予め塗布された薬剤が歯か
ら溶出することを妨げるための膜として使用される分子
量2,000〜4,000,000のかかる酸類につい
て開示している。ガッファ−(Garf’ar)による
1976年5月11日付米国特許第3.956,480
号明細書は、抗結石剤としてアニオン系ポリマー(例え
ば、アクリル酸)及びカチオン系治療剤(例えば、クロ
ルヘキシジン)の複合体について開示している。ストロ
ンチウムキレート剤も、口内用組成物において特にフッ
化物摂取量を高めるために使用されることが開示されて
いる。
リシノール酸ナトリウム及びフッ化物源と組合された場
合のストロンチウム−EDTA錯体の効果は、ジャーナ
ル・オブ・デンタル・リサーチ。
1982年、第61巻、第3号、第451−455頁〔
Journal of’ Dental Re5ear
ch (1982)61(3)451−455)に記載
されている。エナメル質の酸溶出量を減少させるストロ
ンチウム及びフッ化物の組合せ効果についても、ジャー
ナル・オブ・デンタル・リサーチ、1983年、第62
巻、第10号、第1049−1053頁[Journa
l orDental Re5earch (1983
)82(10)1049−1053 )に記載されてい
る。この他にストロンチウム及びフッ化物の効果につい
て論じた文献としては、フェザ−ストーン、J、D、B
、  “インビボ及びインビトロにおける人工的虫歯障
害での再石灰化”プロシーディンゲス・ワークショップ
、1(J8B年。
IRLブレス社(FeaLherstone、 J 、
D、B。
”Rem1nerallzaLion o(’ Art
l(’1clal CarlousLesions I
n−vivo and In−vltro’ 、Pro
ceedlngsWorkshop(1983)IRL
 Press Ltd )がある。
口内用組成物においてフッ化物と組合されるストロンチ
ウムの使用についても幾つかの特許文献で開示されてい
る。これらの文献としてはミクビス(M!kvys)に
よる1975年6月10日付米国特許第3,888,9
76号があり、そこではストロンチウムイオン及び多分
フッ化物イオン源を含有した発泡性口内洗浄用錠剤につ
いて開示している。ショール(Scholc月こよる1
983年1月4日付米国特許第4.367.219号明
細書は、ストロンチウムEDTA、リシノール酸塩及び
フッ化物イオン源の混合物を含有した歯磨剤について開
示している。シャー(Shah)らによる1983年1
1月15日付米国特許第4,425,549号明細書は
、グリシルリジン酸塩、ストロンチウムEDTA及びフ
ッ化物イオン源を含有した歯磨剤について開示している
。最後に、シャー(Shah)らによる1983年6月
6日付欧州特許出願第0.079,611号明細書は、
ストロンチウムEDTA錯体及びフッ化物イオン源を含
有した口内用組成物について開示している。
結石に対抗する幾つかのアプローチが開示されてきたが
、それでもなおかかる性質をもつ改良された製品を開発
することが望まれかつ必要とされている。イオン交換キ
レート剤の使用について開示する先行技術では、かかる
薬剤の混合使用については示唆しておらず、まして本発
明の請求の範囲に記載された薬剤の組合わせについては
全く示唆していない。
抗結石効果を発揮する組成物を提供することが本発明の
目的である。
安定性を高めるイオン交換キレート剤の混合物を用いた
有効な抗結石製品を提供することが本発明のもう一つの
目的である。
美容上許容されかつ歯の再石灰化を阻害しない抗結石製
品を提供することが本発明の更にもう一つの目的である
結石に対抗する有効な方法を提供することが本発明の更
にもう一つの目的である。
これらのそして他の目的は、下記の具体的な説明によっ
て更に明確となるであろう。
本明細書で用いられるすべての%及び比率は、特に指示
のないかぎり重量である。
発明の要旨 本発明は・: (a)安全有効量の二種のイオン交換キレート剤混合物
;及び (b)薬学上許容される担体 を含有する口内用組成物に関する。
本発明は歯石の発達を抑制する方法にも関する。
発明の詳細な説明 本発明の組成物は、薬学上許容される担体中にイオン交
換キレート剤混合物を含有している。
本明細書で用いられる“口内用組成物”とは、慣用的用
法として特定の治療剤の全身投与目的のために囁下され
るのではなく、むしろ口内活性の目的で歯表面及び/又
は口内組織の実質上すべてと接触するのに十分な時間に
わたり口腔に滞留するような製品を意味する。
本明細書で用いられる“安全有効量”とは、口腔の硬及
び軟組織に対して安全であってかつ望ましい効果を与え
るために十分な物質量を意味する。
本明細書で用いられる“含有する″という語は、示され
た物質がそれら所期の機能を果たす限り更に様々な成分
が本発明の組成物中で併用されうることを意味する。
本明細書において用いられる“薬学上許容される担体”
という語は、口腔において本抗結石剤を適用するために
使用されうる適切なビヒクルを意味する。
イオン交換キレート剤 イオン交換キレート剤に使用しうる金属イオンは、キレ
ート剤に対しカルシウムよりも低い結合能を示すもので
あれば、いかなる金属イオンであってもよい。代表的イ
オンは、マグネシウム、ストロンチウム及びバリウムで
ある。使用されるキレート剤は、金属イオンと有効に結
合し、他の金属イオンよりもカルシウムに対して高い結
合能を示すようなものである。これらの薬剤は通常、対
数で2以上の結合定数(即ち、logK≧2)を有する
。適切なキレート剤としては、乳酸、β−ヒドロキシ酪
酸、グルコン酸、リンゴ酸、クエン酸、1,2−ジヒド
ロキシベンゼン−3,5−ジスルホン酸二ナトリウム、
トリメタリン酸、2−アミノ安息香酸−β N /  
−二酢酸、3−アミノ安息香酸−N、 N−二酢酸、4
−アミノ安息香酸−N、N−二酢酸、N−アセトアミド
イミノニ酢酸、β−(N−トリメチルアンモニウム)エ
チルイミノニ酢酸、N−シアノメチルイミノニ酢酸、N
−メトキシエチルイミノニ酢酸、アミノバルビッル酸−
N、N−二酢酸、N−ヒドロキシエチルイミノニ酢酸、
N−カルベトキシ−β−アミノエチルイミノニ酢酸、β
−アミノエチルスルホン酸−N、N−二酢酸、β−メル
カプトエチル、イミノ二酢酸、N−メチルチオエチルイ
ミノニ酢酸、ニトリロ三酢酸、ニトリロプロピオン酸二
酢酸、アミノメチルホスホン酸−N、N−二酢酸、エチ
レンジアミン−N、N−二酢酸、エチレンジアミン−N
、N’−二酢酸、N、N−ジヒドロキシエチルエチレン
ジアミンニ酢酸、N−ヒドロキシエチルエチレンジアミ
ン三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、トリメチレンジア
ミン四酢酸、テトラメチレンジアミン四酢酸、ペンタメ
チレンジアミン四酢酸、1,2−ジアミノシクロヘキサ
ン−N。
N′−四酢酸、1.3−ジアミノシクロヘキサン−N、
’N’−四酢酸、1,2−ビス(2−ジカルボキシメチ
ル−アミノエトキシ)エタン、N−ヒドロキシエチル−
N、N’ 、N’ 、N’ジエチレントリアミン四酢酸
、ジエチレントリアミン五酢酸、及び有機金属イオン封
鎖剤、ジョン・ウィリー・アンドΦサンズ、ニューヨー
ク、スタンレーやシャベレク及びアーサー・マーチル、
1975年(Organic Sequesterin
g Agent、John Wlleyand 5on
s、NY、5tanley Chaberek and
 、ArthurMartell(1957) )  
;有機リガンド、ダグラス・デー・ペリン、バーガモン
・ブレス(OrganicLigands、Dougl
as D、Pcrrln、Pergaaon Pres
s )  ;およびpH及び金属イオンコントロールの
ための緩衝剤、デー・ベリン及びビー・デンブシー、チ
ャツプマン及びホール、ロン1ン、1974年[Buf
fers 「or pHand Metal Ion 
Control、D。
Perrin and B、Deapscy、Chap
san and Hall、London(1974)
)に記載されたような他の化合物がある。
好ましい薬剤は、EDTASHEDTA及びHIMDA
である。
イオン交換キレート剤はキレート剤として組成物に加え
られるか、又は組成物が調製される場合にその場で形成
される。かかる場合において、塩化物、臭化物、硝酸塩
及び酢酸塩のようないずれかの慣用的水溶性塩として供
給することができる。
本発明の組成物中に存在するキレート物質の量は、歯の
上に及び結石もしくはプラーク内に十分に交換可能な金
属イオンを供給するために要求される約0.0243%
〜約27.47%、好ましくは約0.0243%〜約6
.87%の総金属ia度とするために十分であるべきで
ある。
薬学上許容される担体 本発明における活性成分のための担体としては、口腔で
の使用に適したビヒクルであればいかなるものであって
もよい。かかる担体としては、口内洗浄剤、歯磨剤(例
えば、練歯磨剤、歯心粉、線面掃除剤)、ロゼンジ、ガ
ム等の通常の成分があるが、それらは以下で十分に説明
されている。歯磨剤及び口内洗浄剤が好ましい系である
本発明の歯磨剤組成物用に考えられる研磨剤としては、
象牙質を過度に研磨しない物質であればいかなるもので
あってもよい。これらには、例えばゲル及び沈降物を含
むシリカ、炭酸カルシウム、オルトリン酸二カルシウム
ニ水和物、ピロリン酸カルシウム、リン酸三カルシウム
、ポリメタリン酸カルシウム、不溶性ポリメタリン酸ナ
トリウム、水和アルミナ、並びに尿素及びホルムアルデ
ヒドの粒子状縮合生成物のような樹脂性研磨物質、及び
参考のために本明細書に組込まれるクーリー(Cool
ey)らによる1962年12月25日付米国特許第3
,070,510号明細書に記載されているような他の
ものがある。研磨剤の混合物も使用可能である。
様々なタイプの中で歯科用シリカ研磨剤は、歯エナメル
質又は象牙質を過度に研磨することなく独特の優れた歯
洗浄及び研磨効果を発揮する。シリカ研磨物質は、可溶
性フッ化物源とも例外的に和合する。これらの理由から
、それらは本発明での使用に好ましい。
本発明で使用されうるシリカ研磨物質及び他の研磨剤は
、通常的0.1〜30ミクロン、好ましくは5〜15ミ
クロンの平均粒径を有する。シリカ研磨剤は、いずれも
参考のため本明細書に組込まれるバーグー(Padcr
)らによる1970年3月2日付米国特許第3,538
,230号明細書及びジギリオ(DIGlullo)に
よる1975年6月21日付の米国特許第3.862,
307号明細書に記載された沈降シリカ又はシリカキセ
ロゲルのようなシリカゲルであってもよい。好ましくは
、ダブル・アール・ブレース社(W、R,Grace 
&Company)、デビソン・ケミカル事業部(Da
vlsonChemical Divlslon)によ
り商品名“シロイド(Sylold)”として市販され
ているシリカキセロゲルである。好ましい沈降シリカ物
質としては、ジェイ・エム・ヒユーバー社(J、M、l
1uberCorporation)から商品名“ゼオ
プント(Zeodcnt)”として市販されているもの
、特に表示名“ゼオプント119(Zcodcnt 1
19)”のシリカである。これらのシリカ研磨剤は、参
考のため本明細書に組込まれる1982年7月29日付
米国特許第4.340,583号明細書に記載されてい
る。
本明細書に記載された組成物中の研磨剤は、歯磨剤が練
歯磨剤である場合において、約6〜70%、好ましくは
約15〜約25%の濃度で存在する。組成物が歯磨粉で
ある場合には、90%もの高濃度が適用される。
香味剤も歯磨剤組成物中に添加しうる。適切な香味剤と
しては、冬緑油、ペパーミント油、スペアミント油、サ
ツサフラス油、及びチョウジ油がある。使用しうる甘味
剤としては、アスパルテーム、アセスルフニーム、サッ
カリン、デキストロース、リブロース及びシクラメート
ナトリウムがある。香味剤及び「味剤は、通常約0.0
05〜約2重量%の濃度で歯磨剤中で使用される。
歯磨剤組成物は、乳化剤をも含有しうる。適切な乳化剤
は、広いpH範囲にわたって適度に安定でありかつ発泡
するものであって、非石鹸アニオン系、ノニオン系、カ
チオン系、双性イオン系及び両性有機合成界面活性剤が
ある。これらの適切な界面活性剤の多くは、参考のため
本明細書に組込まれるギエスク(Gleske)らによ
る1977年9月27日付米国特許第4,051,23
4号明細書に開示されている。
フッ化物濃度を約0.0025〜約5.0重量%、好ま
しくは更に抗虫歯効果を付与するために約0.005〜
約2,0重量%とするために十分な量で歯磨剤中に水溶
性フッ化物化合物を含有させることが一般的である。好
ましいフッ化物は、フッ化ナトリウム、フッ化第−スズ
、フッ化インジウム及びモノフルオロリン酸ナトリウム
である。
ノリス(Norrls)らによる1960年7月261
1付米国特許第2,946,735号明細書及びライダ
ー(Widder)らの1972年7月18日付米国特
許第3,678,154号明細書は、このような塩及び
他の物質について開示している。双方の特許は、参考の
ため本明細書に組込まれる。
本線歯磨剤に使用されつる他の物質は、アニオン系抗結
石剤である。本発明の組成物に使用されつるアニオン系
結石阻害剤は、結石を減少させることが知られているも
のであればいかなる薬剤であってもよい。このような薬
剤の多くは背景のセクションに記載された文献で開示さ
れており、それら文献のすべては参考のため本明細書に
組込まれる。好ましい薬剤としては、多くの他の化合物
の中では、可溶性ピロリン酸塩、可溶性ポリカルボン酸
塩(例えば、ポリアクリル酸塩)、ポリリン酸塩がある
。アニオン系薬剤は、約0.01%〜約10%、好まし
くは約1%〜約5%の濃度で存在する。
水も本発明の練歯磨剤中に存在する。市販に適した練m
N剤の製造に使用される水は、脱イオン化されかつ有機
不純物を含有しないものが好ましい。水は通常、練歯磨
剤組成物中約10〜50重量%、好ましくは約20〜約
40重量%を占める。
水のそれらの量の中には、ソルビトールのような他の物
質から混入する遊離水を含める。
練歯磨剤を製造する場合には、望ましい粘稠性を与える
ためにある増粘剤を加えることが必要である。好ましい
増粘剤は、カルボキシビニルポリマー、カラゲナン、ヒ
ドロキシエチルセルロース並びにカルボキシメチルセル
ロースナトリウム及びカルボキシメチルヒドロキシエチ
ルセルロースナトリウムのようなセルロースエーテルの
水溶性塩である。カラヤゴム、キサンタンゴム、アラビ
アゴム及びトラガカントゴムのような天然ゴムも使用可
能である。コロイド性ケイ酸マグネシウムアルミニウム
又は微粉砕シリカも、更にテキスチャーを改善するため
に増粘剤の一部として使用可能である。総組成物中0.
2〜5.0重量%の量の増粘剤が使用可能である。
硬化を防ぐために、練歯磨剤中にある湿潤剤を加えるこ
とも望ましい。適切な湿潤剤としては、約15%〜約7
0%の量のグリセリン、ソルビトール及び食用多価アル
コール類がある。
本発明のもう一つの好ましい態様は口内洗浄用組成物で
ある。慣用的口内洗浄用組成物成分は、本発明の薬剤の
ための担体を含有することができる。口内洗浄剤は通常
、約20:1〜約2:1の水/エタノール溶液、並びに
好ましくは!磨削に関し前記したような香味剤、l゛味
剤湿潤剤及び起泡油の如き他の成分を含有する。グリセ
リン及びソルビトールのような湿潤剤は、口内に湿潤感
を与える。通常、重量ベースで、本発明の口内洗浄剤は
、エタノール5%〜60%(好ましくは、5%〜20%
)、湿潤剤0%〜20%(好ましくは、5%〜20%)
、乳化剤0%〜2%(好ましくは、0.01%〜1.0
%)、サッカリンのような甘味剤0%〜0゜5%(好ま
しくは、0.005%〜0.06%)、香味剤O%〜0
.396(好ましくは、0.0396〜0.3%)及び
残部水からなる。歯磨剤製品の使用に関して最初に記載
した他の任意的成分も、口内洗浄用組成物で使用される
適切なロゼンジ及びチューインガム成分は、参考のため
本明細書に組込まれるグラベンシュテッタ−(Grab
cnstctter)らによる1978年4月11日付
米国特許第4.083,955号明細書に記載されてい
る。
本組成物のpH及び/又は口内のpHは、口内の硬及び
軟組織にとって安全であればいかなるpHであってもよ
い。このようなpHは、通常約3〜約10、好ましくは
約4〜約8である。
製造方法 本発明の組成物は、三つの工程で製造することができる
。マグネシウム及びストロンチウムEDTAが口内洗浄
剤組成物中のイオン交換キレート剤である場合には、適
切な方法は下記の通りである。
MgEDTA錯体の形成 組成物中の水に適量めN a 2 E D T Aを溶
解するまで混合しながら加え、次いで適量のMgCl2
を加える。混合は乳濁溶液となるまで続けるが、これは
pH7,1〜763までの苛性アルカリの添加によって
透明にする。安息香酸のような酸をpHを調整するため
に用いてもよい。
次いでこの錯体溶液をメインの混合タンクに加える。
S rEDTA錯体の形成 別の容器中で、適量のN a 2 E D T Aを透
明な溶液が得られるまで混合しながら水に加える。この
溶液に適量のS r (OH) 2を加える。次いでこ
の混合物をメインの混合タンクに加える。
メイン混合タンク 錯体形成に使われていない水をメインの混合タンクに加
える。次いで湿潤剤をタンクに加え、もし存在するので
あればアニオン系抗結石剤と予め混合しておく。次いで
もし存在するのであればフッ化物剤を加え、しかる後甘
味剤、着色剤、並びに香味剤、アルコール及び界面活性
剤の別の混合物を加える。
組成物の使用法 本発明の組成物は慣用的方法で使用されるが、この場合
に製品の量はユーザーが通常使用する童である。
下記例は、本発明の範囲内に属する好ましい態様を更に
記載しかつ説明するものである。例は説明のためだけの
ものであって、本発明を限定するものと考えるべきでは
なく、本発明の精神及び範囲から逸脱しない限りその多
くの変形例が可能である。
例1 以下に示されるのは、本発明の代表例たる口内洗浄剤で
ある。
成   分         Wt9%二重逆浸透水 
           88.321ETOH190重
量       8.500ソルビトール(70%水溶
液)     18.00ピロリン酸四ナトリウム  
      1.3HN a 2 E D T A  
          l 、359MgCI  −6H
200,381 ポリソルベート s o          o、eo
S r (OH) 2・8 H200,471ピロリン
酸ナトリウム         0.329青色剤(1
%水溶液)          0.070プルロニツ
クF 127 ’         0.200香味剤
               0.075サツカリン
ナトリウム         0.04050% N 
a OHO,291 フツ化ナトリウム           0.0501
00.000 1:BAsF市販のエチレンオキシド/プロピレンオキ
シド構造をもつノニオン系 例2 以下に示されるのは、本発明の代表例たる別の口内洗浄
剤である。
成  分         Wt1% ETOH190重量        8.500ソルビ
トール(70%溶液)      18.00ピロリン
酸四ナトリウム        1.871N a 2
 E D T A           0.888M
gC12・6 H200,190 ポリソルベート 80         0.800S
r(OH)  ・8 H200,234ピロリン酸ナト
リウム         0.419着色剤(1%水溶
液)          0.070プルロニツクF 
12710.200 香味剤                0.040サ
ツカリンナトリウム         0.04050
% NaOH適正なpHに調整 フッ化ナトリウム           0.050二
重逆浸透水       100%とする量100.0
00 1 : BASF市販のエチレンオキシド/プロピレン
オキシド構造をもつノニオン系 例3 以下に示されるのは、本発明の代表例たる別の口内洗浄
剤である。
成   分         Wt1%ETOH190
重量        8.500ソルビトール(70%
溶液)      18.00ピロリン酸四ナトリウム
        1.313N a 2 E D T 
A           1 、558MgC12−6
H200,576 ポリソルベート g o          o、eo
5r(OH)  ・8 H200J59ピロリン酸ナト
リウム         0.419着色剤(1%水溶
液)          0.070プルロニツクF 
12710.200 香味剤               0.075サツ
カリンナトリウム         0.04050%
 NaOH適正なpHに調整 フッ化ナトリウム           0.050二
重逆浸透水       100%とする量100.0
00 1 : BASF市販のエチレンオキシド/プロピレン
オキシド構造をもつノニオン系 例4 以下に示されるのは、本発明の代表例たる別の口内洗浄
剤である。
成  分         Wt、  %ETOH19
0ffi量        8.500ソルビトール(
70%溶液)      18.00ピロリン酸四ナト
リウム        1.313N a 2 E D
 T A            1 、370MgC
12・6 H200,259 ポリソルベート s o          o、eo
Sr (OH)   ・8HOO,840ピロリン酸ナ
トリウム         0.329着色剤(1%水
溶液)          0.070プルロニツクF
 12710.200 香味剤               0.075サツ
カリンナトリウム         0.04050%
 NaOH適正なpHに調整 フッ化ナトリウム           0.050二
重逆浸透水       100%とする量100.0
00 1 : BASF市販のエチレンオキシド/プロピレン
オキシド構造をもつノニオン系 第16乃至21頁に記載された成分を用いた練歯磨剤は
、前記例におけるキレート剤を用いて製造することがで
きる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、薬学上許容される担体を含有する抗結石用組成物で
    あって、 それが更に安全有効量の二種のイオン交換キレート剤混
    合物を含有し、上記キレート剤と結合する金属イオンは
    異なるものであるが、キレート剤は同一でも異なってい
    てもよく、キレート剤のカルシウムに対する結合定数が
    他の金属に対するよりも大きいことを特徴とする抗結石
    用組成物。 2、キレート剤の結合定数の対数値が2以上である、特
    許請求の範囲第1項記載の抗結石用組成物。 3、キレート剤と結合する金属イオンがストロンチウム
    、バリウム及びマグネシウムからなる群より選択される
    、特許請求の範囲第1項又は第2項記載の抗結石用組成
    物。 4、キレート剤がEDTA、、HEDTA、HIMDA
    及びそれらの混合物からなる群より選択される、特許請
    求の範囲第1項〜第3項のいずれか一項に記載の抗結石
    用組成物。 5、アニオン系結石阻害剤も一緒に存在する、特許請求
    の範囲第1項〜第4項のいずれか一項に記載の抗結石用
    組成物。 6、結石阻害剤がピロリン酸塩、ポリアクリル酸塩及び
    、それらの混合物からなる群より選択される、特許請求
    の範囲第5項記載の抗結石用組成物。 7、可溶性フッ化物源を更に含有する、特許請求の範囲
    第1項〜第6項のいずれか一項に記載の抗結石用組成物
    。 8、口内洗浄剤の形態である、特許請求の範囲第1項〜
    第7項のいずれか一項に記載の抗結石用組成物。 9、練歯磨剤の形態である、特許請求の範囲第1項〜第
    8項のいずれか一項に記載の抗結石用組成物。 10、キレート剤がSrEDTA及び MgEDTAである、特許請求の範囲第1項〜第9項の
    いずれか一項に記載の抗結石用組成物。 11、ロゼンジの形態である、特許請求の範囲第1項〜
    第10項のいずれか一項に記載の抗結石用組成物。 12、チュウインガムの形態である、特許請求の範囲第
    1項〜第11項のいずれか一項に記載の抗結石用組成物
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002519363A (ja) * 1998-07-06 2002-07-02 カヤンデル,イー・オラヴィ ナノバクテリアの根絶法

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JP2002519363A (ja) * 1998-07-06 2002-07-02 カヤンデル,イー・オラヴィ ナノバクテリアの根絶法

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