JPS6318614Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は貯槽底部水抜きノズルに関する。詳し
くは、本考案は、全溶接製鋼製石油タンクの貯槽
底部水抜きノズルに関する。

従来、貯槽底部水抜きノズルに関しては、
JISB8501によつて第１図及び第２図に示すごと
き構造の水抜きエルボが規定されている。しかし
ながら、第１図の貯槽底部にエルボを取り付けた
構造のものは地震などに依る損傷を避け難いた
め、主として第２図の貯槽側板にエルボを取り付
けた構造のものが使用されている。しかし、残液
が残る欠点がある。

本願考案の貯槽底部水抜きノズルはこのような
残液の問題を解決せんとして考案されたもので、
第３図に示すごとく、貯槽の底板を利用したもの
で凸出部分８を設けて底板２を板取りし、該凸出
部分８の上に凸出方向に沿つて樋状部材を下向き
に伏せて溶接して断面半円形または角形の管状体
３を形成し、該管状体の一端は側板１を貫入して
側板に溶接されて貯槽内に開通し、他端はバルブ
６を具えた断面円形の管状体５に連結して成る貯
槽底部水抜きノズルである。

而して、ノズル各部分の寸法はJIS Ｂ 8501に
基いて定められる。

本考案の貯槽底部水抜きノズルは、地震による
損傷の心配もなく、残液の問題もこれによつて解
消される。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はいづれもJIS Ｂ 8501に定
められた水抜きエルボの説明図である、第３図は
本考案の貯槽底部水抜きノズルの説明図である。 図において、１は側板、２は底板、３は管状
体、４は角ノズル部、５は丸ノズル部、６はバル
ブ、７は補強板、８は底板凸出部分。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 図面に示すごとく、貯槽の底板２を凸出部分８
   を設けて板取りし、該凸出部分８の上に凸出方向
   に沿つて樋状部材を下向きに伏せて溶接して断面
   半円形または角形の管状体３を形成し、該管状体
   の一端は側板１を貫入して側板に溶接されて貯槽
   内に開通し、他端はバルブ６を具えた断面円形の
   管状体５に連結して成る貯槽底部水抜きノズル。