JPS6014847Y2 - 排水装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は排水装置に関するものである。

従来の浴槽の排水工事は、浴槽下方で配管結合しなけれ
ばならず、その場合、浴槽が邪魔になって目で見て作業
を行なえないために確実に配管を結合することができず
、その結果、水密性能が悪いという問題を有していた。

したがって、この考案の目的は、排水工事が容易で、水
密性にも優れる排水装置を提供することである。

この考案の一実施例を第１図および第２図を用いて説明
する。

すなわち、この排水装置は、第１図に示す漏斗状接続管
１を用いて、第２図に示す浴槽２の排水口管３と、地面
４に埋設した排水管５を接続するものである。

この漏斗状接続管１はゴム状で、可撓性を備える。

また、そのリング状上端縁に、リング状水密材６を取付
けている。

施工は、まず漏斗状接続管１の下部を連結パイプ７に接
続し、この連結パイプ７を接続管５の上部に嵌め込んで
固定する。

ついで、漏斗状接続管１のリング状上端縁に接着剤を塗
布する。

その後、浴槽２を漏斗状接続管１の上方に配して排水口
管３を漏斗状接続管１内に挿入し、そのまま浴槽２を下
方におしつけて設置することにより、浴槽２の裏面と漏
斗状接続管１の上端縁とを水密材６を介して接着する。

この場合、漏斗状接続管１は可視性を有するため、浴槽
２の設置高さの多少の相違は、漏斗状接続管１の撓みに
より調整できる。

このように、漏斗状接続管１を排水管５に接続したのち
、浴槽２を下方におしつけて浴槽２の裏面と漏斗状接続
管１を接続でき、極めて簡単に排水工事を行うことがで
きる。

また、排水口管３を漏斗状接続管１で囲み、しかもこの
漏斗状接続管１の上端縁は、リング状水密材６を介して
浴槽２の裏面と接着しているため、水密性にも優れる。

以上のように、この考案の排水装置は、底面に排水口を
有する槽と、この排水口を囲んで前記槽の裏面に自己の
リング状上端縁を接続した漏斗状接続管と、この漏斗状
接続管の下部と接続した排水管と、前記槽の裏面と前記
漏斗状接続管のリング状上端縁間に介在したリング状水
密材とを備えているため、排水工事が容易で水密性にも
優れるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の一実施例に用いる漏斗状接続管の斜
視図、第２図はこの実施例の断面図である。 １・・・・・・漏斗状接続管、 ２・・・・・・浴槽（槽）、 ３・・・ ・・・排水口管（排水口）、 ング状水密材。 ５・・・・・・排水管、 ６・・・・・・す

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 底面に排水口を有する槽と、この排水口を囲んで前記槽
   の裏面に自己のリング状上端縁を接続した漏斗状接続管
   と、この漏斗状接続管の下部と接続した排水管と、罰記
   槽の裏面と前記漏斗状接続管のリング状上端縁間に介在
   したリング状水密材とを備えた排水装置。