JPS6318512B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6318512B2
JPS6318512B2 JP55088533A JP8853380A JPS6318512B2 JP S6318512 B2 JPS6318512 B2 JP S6318512B2 JP 55088533 A JP55088533 A JP 55088533A JP 8853380 A JP8853380 A JP 8853380A JP S6318512 B2 JPS6318512 B2 JP S6318512B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collection chamber
chamber
body fluid
liquid
suction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55088533A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5714355A (en
Inventor
Yuzuru Nishijima
Yukitaka Tanda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP8853380A priority Critical patent/JPS5714355A/ja
Publication of JPS5714355A publication Critical patent/JPS5714355A/ja
Publication of JPS6318512B2 publication Critical patent/JPS6318512B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は外科的医療処置において患者の体腔か
ら体液を排出させる低圧吸引装置に関するもので
ある。
詳しくは肺腔等の手術後に流出する血液、水分
等の体液及び空気等の気体を低圧吸引排出するの
みでなく、大気開放下の自然排出にも兼用できる
新規な装置に関するものである。現在使用されて
いる体液排出の方式としては1ボルト方式、2ボ
ルト方式及び3ボルト方式が基本としてある。
1ボルト方式は第1図に示す如く、体腔に通じ
る排出管1と一方が大気に通じる大気開放管2が
ボルト上部より挿入され気密的に固定されてお
り、体液排出管1の排出口3はボルト4の底部で
水封しされており、水封しは空気の逆流防止弁の
機能を有する。この方式はいわゆる自然排液に用
いられており、これなりに医療処置的効果も認め
られているが、排出された体液が室内に集液され
るに従い液面が上昇し、体液の流出に抵抗が加わ
つてきて排出が必ずしも確実に行われなくなる欠
点があり、また当然機構上吸収圧を自由に設定し
て使用することは出来ない。
2ボトル方式には第2図で示す如く、第1ボト
ル5は所要の負圧を生ずるために使用しており真
空ポンプ6に接続している。第2のボトル7は排
出される体液を貯めるものであり、これらのボト
ルはチユーブ等で連通されている。この第2のボ
トル7は体腔に通ずる流出管が単に接続されてい
る場合と第2のボトル7の底部で水封されている
場合がある。前者は空気が逆流し、気胸や汚染を
起す恐れがあり、又胸腔内のエアーリークが監視
出来ない等の欠点がある。後者は流出管端末が水
封止されているので、空気の逆流による障害は防
げるが、流出管端末はボトルの底部近くで水封さ
れているので、1ボトル方式と同じく液の排出に
よる水位上昇に従い流出管に水位上昇分の水圧が
背圧としてかかり、吸引圧の変化をきたすだけで
なく、水位上昇分が設定水柱圧以上になると吸引
が停止してしまう問題点がある。
次に3ボトル方式は、第3図で示す如く、第1
ボトル8は所要の負圧を生ずるために使用し真空
ポンプに接続しており、第2のボトル9は水封止
用とし、第3のボトル10は排液の保留用として
各ボトル順次連結されている。この方式は低圧吸
引器として真空ポンプと組合せて排液に於ける吸
引圧の調整及び水封しによる空気の逆流防止機構
を組込んでいるが、各ボトルを多くの部品を用い
て組合せて使用しており、組立、操作、保守、管
理等が繁雑である。また、この3ボトル方式をプ
ラスチツクで一体的に成型し使い捨て形式にされ
たものも知られているが、大型で複雑となり、構
成部品も増えて高価である。更にこの3ボトル方
式の場合は、ポンプを用いて吸引するだけであ
り、自然排液を兼用できる機能を有していない。
即ち体腔内の体液を長時間に渡つて持続的に吸引
することは体腔内に留置されたカテーテルの吸引
口に組織が密着し吸引効果が低下することが一般
に知られており、体液の排出効果を失わず、かつ
組織を痛めることのないように一定の間隔でポン
プによる吸引を止め、体腔につながる排出管の内
圧を大気圧にもどすことによつて組織の密着を防
ぐ間歇的な吸引を行う方が優れた効果があること
が知られているが、3ボトル方式の場合集液ボト
ルと調圧ボトルの間に水封しのボトルが設置され
ている機構なので、吸引源のポンプを止めて吸引
口を大気下に開放させても集液ボトル内は容易に
大気圧に復帰せず、かつ体腔の陰圧に引つぱられ
て体腔に通じる排出管へ空気が逆流する恐れがあ
る等自然排液方式に切換えることのできる機構に
なつていない。従つて本発明の目的は上述の問題
点を解決し、かつ必要機能を簡便に付帯し、切換
弁によつて、吸引装置による吸引排液方式と自然
排液方式とを切換え兼用できるという新しい機能
を有する特徴ある体液流出装置である。即ち、2
室からなる集液室を有し体腔より排出管を通して
体液を集液する体液排出装置であつて、第1集液
室は第2集液室の上半部以上の位置に付帯してお
り、かつ体腔から流出する体液を導く排出管を内
部に挿入した取付部を有し、該第1集液部は体液
のオーバーフロー流出口によつて第2集液室の上
部と、連通しており、更に第2集液室の上部は一
端を大気に開放した吸気口を有するU字形の調圧
室の他端にS字型もしくはU字型の連通管によつ
て気体連続的に、かつ第2集液室側の方が上位に
なるように結ばれており、また調圧室の該他端
は、上部に設けられた吸引口により大気に開放す
るための切換弁を介して真空ポンプ等の吸引装置
に接続されていることを特徴とする体液排出装置
である。
本発明の詳細を図面に従つて以下説明する。
第4図は本発明の代表的な実施例を示してい
る。第1集液室11は体腔から流出する体液を導
く排出管12を内部に挿入した取付部13を有
し、該第1集液室11は体液のオーバーフロー流
出口14によつて第2集液室15の上部と連通し
ており、更に第2集液室15の上部は一端を大気
に開放した吸気口16を有するU字形の調圧室1
7の他端に気体連続的に連通管18で通じてお
り、U字形の調圧室17の第2集液室15との連
通部側には大気に開放するための切換弁25を介
して真空ポンプ等の吸引装置19に通じる吸引口
20を有するものである。
本発明の体液排出装置は好ましくは硬質PVC、
ポリプロピレン、ポリスチレン等の熱可塑性樹脂
で一体的に成形した容器状のものがよい。第1集
液室11は予め液体を充填させることにより、排
出管12を水封することが出来る。又、排出管1
2の液面下の部位には適宜の数の開口部21を設
けてあるが、開口部21は液面下5cm以内に位置
することが好ましい。また、第1集液室11の容
量は特に規定しないが50〜100c.c.位でよい。第1
集液室11の設定位置は第2集液室15の上半部
の位置に設けるのがよく、オーバーフロー流出口
14を通して第2集液室15に連通しており、あ
るいは第5図に示す如く第2集液室15内部に位
置してもよい。第2集液室15は第1集液室11
を経由して流入する体液を保留する容器であり、
大きさは250c.c.〜3000c.c.程度が好ましく内部を2
乃至数室に分割してあつてもよい。調圧室17は
U字形をしており、一方は吸気口16を有する細
管であり他方は水柱圧を設定するため水を注入す
るためのものであり、第2集液室15とは連通管
18で連通している。連通管18は吸引口20が
大気と連通した場合大気からの細菌侵入を防止す
るためS字型またはU字型の細い管状のものが好
ましく、両端は第2集液室15側が調圧室17側
より上部に位置しているのが好ましい。更に調圧
室17は吸引口20を通じて吸引ポンプ等の吸引
装置19と接続することができる。また第1集液
室11には無菌的に液を注射針を使用して注入出
来るようダイヤフラムA22があつてもさしつか
えない。第2集液室15の底部近くには排出され
た体液を注射針で無菌的に採取できるダイヤフラ
ム23があつてもさしつかえない。調圧室17の
下部には、水柱圧を調整するため水の注入、排出
が注射針で容易に行えるようダイヤフラムC24
が設けられているとよい。吸引口20をポンプ吸
引から大気に通じさせることにより、連通管18
を通じて第1集液室11が大気圧になり自然排液
に切換えることが可能な機構になつている。その
方法は、吸引口20と吸引装置19とをつなぐ配
管を取り外すことでも何ら差し支えはないが、切
換弁25を用いて管路を切り換えるのが操作が簡
単で迅速に処置ができので好適である。また、ポ
ンプ吸引による排液と自然排液の切換を適正な時
間に設定して自動的に運転できる吸引機器と組合
せて使用してもよく、また切換弁25を単に適時
看護人等が切換えて使用してもよく、状況に応じ
て適宜な使用をしても何らさしつかえない。この
ようにポンプ吸引による排液だけでなく、自然排
液に兼用することが出来より一層本発明の特徴を
発揮できる。
以上述べたように本発明による体液排出装置
は、体腔から流出する体液を導く該排出管が水封
止できるので空気の逆流が防止でき、気胸や汚染
の恐れがなく、かつ肺部のエアーリークも感知で
きる。また排出された体液は第1集液室からオー
バーフローして第2集液室に保留されるので、こ
れに伴つた液面上昇に拘らず第1集液室の水封し
水位はは一定であるので、吸引圧の変化及び吸引
の停止等の問題が生じない。また本装置は水封止
されており、かつ吸引口のある調圧室との接続は
細くかつ第2集液室側の方が上位になるような連
続管で結ばれており、空気による細菌汚染防止に
も配慮が払われている。また吸引口を大気開放す
ることにより自然排液機能も発揮できる。特にポ
ンプでの吸引を連続して行つている場合、本装置
の排出管に通じるカテーテルの先端の吸引孔が体
腔内の組織を吸着して孔をふさぐことがある。こ
の場合自然排出に切換えることにより吸引孔の閉
鎖が開放され、スムーズな排出が再開し、かつ組
織を痛めることもない。また適宜にポンプによる
吸引排出と自然排出を組合せることにより無理な
吸引排出をすることなく、より効果的な排出機能
を発揮できる特徴ある体液排出装置である。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は体液排出装置の従来例を示
す概略図である。第4図、第5図は本発明の体液
排出装置の概略図を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 2室からなる集液室を有し体腔より排出管を
    通して体液を集液する体液排出装置であつて、第
    1集液室は第2集液室の上半部以上の位置に付帯
    しており、かつ体腔から流出する体液を導く排出
    管を内部に挿入した取付部を有し、該第1集液室
    は体液のオーバーフロー流出口によつて第2集液
    室の上部と連通しており、更に第2集液室の上部
    は一端を大気に開放した吸気口を有するU字形の
    調圧室の他端に、S字型もしくはU字型の連通管
    によつて気体連続的に、かつ第2集液室側の方が
    上位になるように結ばれており、また調圧室の該
    他端は、上部に設けられた吸引口により大気に開
    放するための切換弁を介して吸引装置に接続され
    ていることを特徴とする体液排出装置。 2 第1集液室、第2集液室及び調圧室並びに各
    室の気体及び液体連通管がプラスチツクで一体的
    に成形されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の体液排出装置。
JP8853380A 1980-07-01 1980-07-01 Discharger for body fluid Granted JPS5714355A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8853380A JPS5714355A (en) 1980-07-01 1980-07-01 Discharger for body fluid

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8853380A JPS5714355A (en) 1980-07-01 1980-07-01 Discharger for body fluid

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5714355A JPS5714355A (en) 1982-01-25
JPS6318512B2 true JPS6318512B2 (ja) 1988-04-19

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ID=13945468

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8853380A Granted JPS5714355A (en) 1980-07-01 1980-07-01 Discharger for body fluid

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JP (1) JPS5714355A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5466639B2 (ja) * 2007-06-29 2014-04-09 メデラ ホールディング アーゲー 改良した胸膜腔ドレナージ装置及びそれに使用するバルブ

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JPS5714355A (en) 1982-01-25

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