JPS63182715A - 位置決め制御装置 - Google Patents
位置決め制御装置Info
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- JPS63182715A JPS63182715A JP1478887A JP1478887A JPS63182715A JP S63182715 A JPS63182715 A JP S63182715A JP 1478887 A JP1478887 A JP 1478887A JP 1478887 A JP1478887 A JP 1478887A JP S63182715 A JPS63182715 A JP S63182715A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
〔発明の分野〕
本発明は速度制御ループを有する位置決め制御装置に関
し、特にその速度制御パターンの発生に特徴を有する位
置決め制御装置に関するものである。
し、特にその速度制御パターンの発生に特徴を有する位
置決め制御装置に関するものである。
(従来技術)
従来位置決め制御装置は例えば第6図に示すように、速
度制御ユニットによる速度指令ループと位置制御信号に
よる位置指令ループに基づいて位置制御が行われている
。ここで例えば制御対象としては、駆動手段であるモー
タ1に連結されたボールネジ駆動機構2の回転によって
左右に移動するテーブル3とする。ボールネジ駆動機構
2にはモータ1の回転によってテーブル3と共に左右に
移動するりニアエンコーダ等の位置検出器4が接続され
ている。さてテーブル3の位置を指定する位置指令信号
X1を加え合わせ点5に加えて位置検出器4からの実際
の位置信号Xiと減算して位置偏差ΔXを速度指令発生
回路6に与える。速度指令発生回路6は位置偏差ΔXを
それに対応した速度指令信号N”に変換するものであっ
て、その出力は加え合わせ点7に与えられる。一方モー
タ1にはその回転数に対応した速度信号Niを与える速
度発電器8が接続され、速度信号Niが加え合わせ点7
に加えられている。そして加え合わせ点7より得られる
速度偏差ΔNが速度制御ユニット9に与えられる。速度
制御ユニット9は速度偏差ΔNに対応した電流や電圧等
の駆動信号を発生しモータ1に与える制御ユニットであ
る。 このような従来の位置決め制御装置においてテーブル3
をある位置に制御する場合には、第7図(al、 (b
lに示すように位置偏差ΔX及び実際の速度値Ntが変
化する。即ち動作開始時には位置偏差ΔXは大きくそれ
に対応した速度指令信号N1も大きな値となる。従って
速度実際値Niは動作開始後に急激に立上り、徐々に速
度指令信号N1に沿った速度信号となって、所定時間後
には微小な偏差を持ってモータ3が停止し位置制御を実
現している。 又他の従来の位置決め制御装置として例えば第8図に示
すように、ランプ階段状の位置I旨令信号を与えて制御
対象を制御する位置決め制御装置も提案されている(日
経メカニカル1986年8月11日号、第95〜100
頁参照)。これは位置指令X9を位置偏差カウンタlO
に与えてランプ状の位置指令信号X−によって制御する
ものである。位置偏差カウンタ10は例えば位置指令X
9のレベルに対応した数のパルスを発生するパルス発生
器11とアップダウンカウンタ12及びアップダウンカ
ウンタ12の計数値をアナログ値に変換するD/A変換
器13とから成り立っている。パルス発生器11の出力
はアップダウンカウンタ12のアップカウント端子に与
えられており、前述した位置検出器4のパルス出力はそ
のダウンカウント端子に与えられている。位置偏差カウ
ンタ10の位置偏差信号ΔXは速度指令発生回路6に与
えられ、更にその出力が加え合わせ点7を介して速度制
御ユニット9に与えられて位置決め制御装置が構成され
ることは第6図の装置と同様である。さて所定の位置偏
差X“を位置偏差カウンタ10に与えたときには、パル
ス発生器11のクロックパルスをそのまま計数すると第
9図(a)に示すようなランプ状の位置指令信号X−が
得られ、位置検出器4からの出力によってその計数値が
ダウンカウントされるため、アップダウンカウンタ12
より第9図(a)のΔXに対応する計数値が得られる。 そしてΔXに対応する計数値がD/A変換されて速度指
令発生回路6に加えられる。即ちアナログ変換出力が零
となるまで第9図(a)に示すようなランプ状の位置指
令信号が速度指令発生回路6に与えられる。従って第9
図(a)、 (b)に示すように位置実際値Xiの立上
り時と目標値に達する直前で速度指令信号N“が増加及
び減少し、その間では一定速度で制御対象を移動させて
目標値に到達させることができる。尚第9図(b)のN
iは速度実際値である。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら第6図に示す従来例によれば、動作開始時
には加速度が急激に大きくなり、しかもその大きさは位
置偏差に対応して大幅に変化する。 しかるに制御対象の機構系によっては加速度によって寿
命が大きく異なるものもあるが、この方式では加速度を
全く制御することができず機構系で要求される加速度と
することができないという問題点があった。特にボール
ネジところがり軸受けを使用して高真空化で位置を制御
するXYテーブルでは、摩擦係数の変動が大きいのでそ
の加速度を適切に管理し又最高速度も制限しなければ寿
命が大幅に短くなるため、このような装置に適用するこ
とができなかった。又動作開始時には速度が急激に上昇
するが、その後徐々に低下するため最適の速度変化パタ
ーンで目標位置に到達させることができないという問題
点もあった。 又第8図の従来例では、位置偏差カウンタ10のパルス
発生器11のパルス周期を異ならせることによってラン
プ状の位置指令信号X−の傾き角θを任意の値にするこ
とができる。従って速度制御ループの応答特性を把握し
ておけば加減速時の加速度をほぼ一定値に制限すること
ができる。しかしながら加速時と減速時の加速度を夫々
側々に制御することが困難であった。又第9図に示され
ているように移動距離の如何にかかわらず常に台形の速
度制御パターンで移動させるため、ある距離を移動させ
るのに最適の速度制御パターンで移動させることができ
ない。従って移動に要する時間を最短時間とすることが
できないという問題点もあった。 〔発明の目的〕 本発明はこのような従来の位置決め制御装置の問題点に
鑑みてなされたものであって、位置指令信号が与えられ
たときには常に所定の加速度で制御対象を駆動すると共
に最短の駆動時間で所定の目標位置に到達できるように
することを技術的課題とする。 〔発明の構成と効果〕 (問題点を解決するための手段) 本発明は制御対象を駆動しその位置を変化させる駆動手
段と、速度偏差に基づいて駆動手段に駆動信号を与える
速度制御ユニットと、制御対象の位置を検知する位置検
出手段と、位置検出手段の検出出力と位置指令信号との
差である位置偏差に基づいて速度制御ユニットに速度指
令信号を与える速度指令発生手段と、を有する位置決め
制御装置であって、速度指令発生手段は、位置偏差信号
を一定時間保持する保持手段と、制御対象により規定さ
れる最大速度及び移動時の加速度に基づいて定めれらる
一定加速度での加速及び減速の速度制御パターンを記憶
する記憶手段と、保持手段に保持された位置偏差に対応
して記憶手段に保持されている速度制御パターンを読出
す読出し制御信号を出力するアナログ信号処理手段と、
アナログ信号処理手段の読出し制御信号に基づきその信
号に対応した速度で記憶手段の記憶データを読出し制御
信号に反比例するレベルに変換して読出す読出手段と、
読出手段によって読出された速度制御信号を制御対象に
より規定される最大速度に対応した値以下に制限するリ
ミッタ手段と、を有することを特徴とするものである。 (作用) このように本発明による位置決め制御装置では、制御対
象によって許容されている加速度と最大速度によって定
められた最適の速度制御パターンが定まるので、記憶手
段に正規化された最適の速度 。 パターンを記憶させている。そして位置偏差に対応して
所定の読出し制御信号を発生し、読出し制御信号に基づ
いて記憶手段からその正規化パターンを読出すことによ
って移動距離に対応した速度パターンを発生させて速度
制御を行うようにしている。そして正規化された速度パ
ターンを拡大するような制御を行う場合にも最大速度を
越えないようにリミッタ手段によって最大速度を限定し
て速度制御を行っている。 〔発明の効果〕 そのため本発明によれば、位置指令信号が与えられたと
きには常にあらかじめ定められた加速度で加速及び減速
し最適の速度パターンで制御対象を制御することができ
る。従って位置決め信号に基づいて最短時間で制御対象
を所定位置に移動させることができる。又移動距離が遠
い場合にも所定の最大速度に達した後、定速度制御を行
い再び減速することによって最短時間で制御対象を移動
させることができる。 〔実施例の説明〕 まず本発明の所定速度パターンによる位置制御の原理に
ついて説明する。第2図(a)〜tc)は台形状の速度
指令信号■9を与えたときの位置変化及び位置と速度と
の関係を示すグラフである。第2図(alに示すように
ある制御対象を時刻0”’t+の間では一定の加速度a
で加速させ、時刻E1〜t2の間では一定速度Vcで移
動させると共に、その後の時刻も2〜t3の間では加速
度−すの減速をさせるような台形状の速度制御パターン
を用いるものとする。 このような制御パターンでは、駆動を開始してから所定
位置に達するまでの時間t0は第2図(a)より以下の
式で表される。 ここでX+、Xzは夫々始点から加速を終了するまでの
距離、及び減速を開始するまでの距離である。ここで距
離X、は次式で表される。 同様にして減速運動を開始した後目標位置X。に達する
までの距離Xo−Xzは次式で表される。 従って式(21,(31を(1)式に代入して次式が得
られる。 a b Vcb 第3図は式(4)の関係を示すものである。この図より
明らかなように第2図(a)の速度パターンでは目標位
置X0に到達するまでの時間t0が最小となる唯一の定
速度Vcoが存在する。即ち(4)式をVcで微分する
ことによって次式が得られる。 即ち定速度Vcoは次式で与えられる。 又このときの移動時間t0は次式で与えられる。 to=i ・−・−(61又加速時間Ea
r減速時間t、は夫々V C/ a + V c/b
であり、 が成り立つ。そして定速度としてVcoを用いると、加
速時間1.と減速時間tbの和は式(5)を代入して次
のように示される。 t、十t、= k Vc。 =F口こ運 ・・−・−(8)式(6)と(
8)の値は等しいので定速度状態のない速度制御パター
ン、即ち定速期間の速度Vcoまで加速した後直ちに減
速する速度制御パターンが移動時間【。が最短のパター
ンとなる。 従って本発明では第4図に示すように速度制御パターン
を正規化パターンIとして記憶手段に記憶させておき、
移動距離がその正規化パターンの移動距離より短い場合
には、そのパターンをそのまま縮小することによって正
規化パターンと相似の速度制御を行うようにしている。 一方速度の最大値が定められているためこの正規化パタ
ーンをそのまま拡大して速度制御を行うことはできない
。第4図において正規化パターンの移動距離i1より移
動距離の大きい場合には正規化パターンの最高速度Vc
oに達した後、定速運動を行いその後正規化パターンに
沿って時刻t4まで減速するようにした制御パターンで
の移動距離12は夫々次式で表される。 l r = Vcoto/ 2
・−−−=(91そして拡大パターンでの移動距離
12を正規化パターンの移動距離11の1倍C1t =
nII)とすると、+9)、 (10)式より次式が成
り立つ。 従って移動距離が正規化パターンより大きいときには記
憶手段からの続出速度を2/ (n+1)倍。 読出した後の増幅率をその逆数とし、最大速度をVco
に制御すれば中間に定速制御状態を有するパターンで目
標移動量2.を得ることができる。 (実施例の構成) 次に本発明の実施例の構成について第1図を参照しつつ
説明する。本図において従来例と同一部分は同一符号を
付している。さて位置指令信号X9は加え合わせ点20
に与えられる。加え合わせ点20には前述したように制
御対象の位置を検出するリニアエンコーダ等の位置検出
手段である位置検出器4から実際の位置信号Xiが与え
られている。加え合わせ点20では位置指令信号X′″
とXiとを減算することによって位置偏差ΔXを得るも
のであって、その出力は速度指令発生回路21のA/D
変換器22に与えられる。A/D変換器22はラッチ機
能付きの変換器であって、チップセレクト信号として起
動信号aが与えられており、起動時にはA/D変換出力
を内部のラッチ回路に保持してラッチ出力をD/A変換
器23に与える。 D/A変換器23はこの出力を再びアナログ信号に変換
するものである。A/D変換器22及びD/A変換器2
3は与えられた位置偏差信号ΔXの値を一定時間保持す
る保持手段を構成している。 そしてこの位置偏差信号ΔXは比較器24とアナログ信
号処理部25.26に与えられる。アナログ信号処理部
25は入力信号の逆数及び平方根となるべ(信号処理す
るものであり、その出力は読出し制御信号としてアナロ
グスイッチ27を介してV/F変換器28に与えられる
。又最高速度Vcoに対応する基準電圧レベルを有する
基準電圧源29が比較器24とアナログ信号処理部26
に与えられている。アナログ信号処理部26は位置偏差
信号ΔXと基準電圧の比をnとして2/(n+1)のア
ナログ演算を行うものであって、その出力は読出し制御
信号としてアナログスイッチ27の一方の入力端子に与
えられている。比較器24は基準電圧とD/A変換器2
3の出力レベルを比較し、D/A変換器23の出力が小
さければ速度制御パターンが正規化パターンを縮小した
ものとなるのでアナログスイッチ27をアナログ信号処
理部25側に切換え、D/A変換器23の出力が基準電
圧より大きければ速度制御パターンは正規化パターンを
拡大したものとなるので、アナログスイッチ27をアナ
ログ信号処理部26側に切換えるものである。比較器2
4及びアナログ信号処理部25.26は位置偏差に対応
して速度制御パターンを読出す読出信号を発生するアナ
ログ信号処理部を構成している。V/F変換器28は読
出し制御信号の電圧レベルに対応した周波数のクロック
パルス信号を発生する発振器であって、そのクロックパ
ルス出力をカウンタ30に与える。カウンタ30はクロ
ックパルスを計数して計数出力をアドレス信号として記
憶手段31に与える。記憶手段31は例えばリードオン
リメモリ (以下ROMという)から構成されており、
前述のように制御対象の許容される最大加速度と最大許
容速度から定まる第4図に示すような正規化パターンI
を記憶するものである。そしてROMのアドレスの歩進
に対応して三角形状の速度制御信号が読出され、その出
力がD/A変換器32に与えられる。 D/A変換器32は読出された正規化パターンのデジタ
ル信号を再びアナログ信号に変換するものである。又速
度指令発生回路21は基準電圧を発生する基準電圧源3
3を有しており、その出力は除算回路34に与えられる
。除算回路34は読出し制御信号を基準電圧で除算する
ことによってD/A変換の基準電圧を得るものであって
、その出力はD/A変換器32に基準信号として与えら
れている。D/A変換器32はこの基準信号に基づいて
夫々の制御系に対応したアナログ信号を得るものである
。V/F変換器28とカウンタ30及び基準電圧源33
と除算回路34は続出し制御信号に対応した速度でその
信号に反比例するレベルに変換して記憶手段のデータを
読出す読出手段を構成している。D/A変換器32の出
力はリミッタ回路35に与えられる。リミッタ回路35
は制御対象毎に異なる最大限界速度Vcoに対応したレ
ベルの閾値を有し、闇値を越える人力を闇値に制限する
ものであって、それ以下の出力を速度指令信号N”とし
て切換スイッチ36を介して加え合わせ点7に与えてい
る。加え合わせ点7には前述したように速度制御ユニッ
ト9が接続され、速度発電器8の速度信号Ni との速
度偏差ΔNに基づいてモータ3の速度制御が成される。 又速度発電器8の出力は零速度検出器37にも与えられ
ている。零速度検出器37は速度がほとんどOとなる状
態を検出するものであって、検出時にはカウンタ30を
リセットすると共に切換スイッチ36に切換信号を与え
る。尚A/D変換器22に与えられる位置偏差ΔXは又
微動停止用速度指令発生回路38に与えられており、微
動制御では切換スイッチ37によって切換られてその出
力が速度制御ユニット9に与えられる。 第5図はアナログ信号処理部25.26の詳細な構成の
一例を示す回路図である。アナログ信号処理部25はD
/A変換器23の出力の逆数をとる逆数回路40及び平
方根回路41が直列に接続されている。又アナログ信号
処理部26は図示のように除算回路42及び加算器43
を有しており、基準電圧源29の基準電圧が除算回路4
2.加算器43に与えられD/A変換出力が除算回路4
2に与えられている。除算回路42は基準電圧に基づい
てD/A変換出力を除算するものであって、位置偏差と
正規化パターンの偏差との比(n>を加算器43に与え
る。この比を式(11)式に示すようにnとすると加算
器43は−(n+1)の信号を出力する。そして加算出
力は逆数回路44に与えられ、更に逆数変換出力が増幅
率2の増幅器45に与えられている。従って除算回路4
2の出力をnとして加算器より2/ (n+1)の出力
を得ることができる。 (実施例の動作) 次に本実施例の動作について説明する。会式(5)。 (6+、 (71で示したような位置偏差X0に対して
最大定速度をVcoとし、第4図の曲線Iに示すように
移動時間t0である正規化された速度制御パターンに基
づく移動を基準移動パターンとする。そしである位置信
号に対して移動距離X。lをX0/4としその出力が加
え合わせ点20に与えられたときには、その偏差がX0
/4がそのままA/D変換器22に与えられ、起動信号
によってデジタル量に変換されてラッチされる。この出
力がD/A変換器23を介して再びアナログ量に変換さ
れ、比較器24とアナログ信号処理部25.26に与え
られる。この場合には偏差が基準値以下であるのでアナ
ログスイッチ27はアナログ信号処理部25側に切換え
られている。D/A変換出力はアナログ信号処理部25
の逆数回路40に加えられ、逆数に変換された後平方根
回路41によって平方根が取られるため、正規化パター
ンでの速度制御の場合に比べて2倍の読出し制御信号が
アナログスイッチ27を介してV/F変換器28に加わ
る。 従ってV/F変換器28の出力周波数は正規化パターン
の場合に比べて2倍となり、ROM31に与えられるア
ドレスが最大値に達するまでの時間は基準移動パターン
の時間t。の2のt。/2となる。 一方読出し制御信号は除算回路34にも与えられる。除
算回路34は基準信号によって読出し制御信号を除算す
るので、D/A変換器32に基準信号として正規化パタ
ーンのAの信号が与えられる。 従ってこのときの速度制御パターンは、第4図の曲線■
に示すように時間t。/2で全ての正規化パターンの読
出しを終了するため、正規化パターンをそのまま縮小し
た形状の速度制御パターンとなり、加速度を所定値に保
ちつつ最短時間(t、/ 2 )で制御対象を所望の位
置に移動させることができる。 又位置偏差ΔXが基準値より大きいとき、例えばΔX=
2X、とすると、その偏差がA/D変換器22及びD/
A変換器23によって保持されて比較器24とアナログ
信号処理部25.26に加わる。この場合にはD/A変
換出力が基準値以上であるのでアナログスイッチ27が
アナログ信号処理部26側に切換えられる。アナログ信
号処理部26ではD/A変換出力を基準値と比較しその
倍数nに対応した出力2/(n+1)が得られる。 従ってこの場合には基準パターンの273の出力がV/
F変換器28に加わりその出力周波数は2/3倍となる
。このクロックパルスをカウンタ30によって計数する
ためROM27の続出時間は372倍となる。又D/A
変換器31に与えられる基準電圧も372倍となるため
、第4図に2点鎖線で示すように正規化パターンをその
まま拡大した出力がD/A変換器31より出力される。 しかし制御対象の最大制御可能速度Vcoが規定されて
いるため、リミッタ回路35によってその最大値が制限
され、台形状の速度制御パターン■となる。この制御パ
ターンによって制御対象を制御すれば所定の加速度で制
御され、しかも最大速度をVcoに達すると定速度とな
り、その後一定の加速度で減速されることとなる。この
場合も加速度を所定値に保ちつつ最小の時間で目標位置
に到達させることができる。 尚本実施例は位置指令信号を保持する保持手段としてラ
ッチ回路付きA/D変換器22とD/A変換器23とを
用いたが、アナログ信号をそのまま保持するサンプルホ
ールド回路を用いてもよいことはいうまでもない。
度制御ユニットによる速度指令ループと位置制御信号に
よる位置指令ループに基づいて位置制御が行われている
。ここで例えば制御対象としては、駆動手段であるモー
タ1に連結されたボールネジ駆動機構2の回転によって
左右に移動するテーブル3とする。ボールネジ駆動機構
2にはモータ1の回転によってテーブル3と共に左右に
移動するりニアエンコーダ等の位置検出器4が接続され
ている。さてテーブル3の位置を指定する位置指令信号
X1を加え合わせ点5に加えて位置検出器4からの実際
の位置信号Xiと減算して位置偏差ΔXを速度指令発生
回路6に与える。速度指令発生回路6は位置偏差ΔXを
それに対応した速度指令信号N”に変換するものであっ
て、その出力は加え合わせ点7に与えられる。一方モー
タ1にはその回転数に対応した速度信号Niを与える速
度発電器8が接続され、速度信号Niが加え合わせ点7
に加えられている。そして加え合わせ点7より得られる
速度偏差ΔNが速度制御ユニット9に与えられる。速度
制御ユニット9は速度偏差ΔNに対応した電流や電圧等
の駆動信号を発生しモータ1に与える制御ユニットであ
る。 このような従来の位置決め制御装置においてテーブル3
をある位置に制御する場合には、第7図(al、 (b
lに示すように位置偏差ΔX及び実際の速度値Ntが変
化する。即ち動作開始時には位置偏差ΔXは大きくそれ
に対応した速度指令信号N1も大きな値となる。従って
速度実際値Niは動作開始後に急激に立上り、徐々に速
度指令信号N1に沿った速度信号となって、所定時間後
には微小な偏差を持ってモータ3が停止し位置制御を実
現している。 又他の従来の位置決め制御装置として例えば第8図に示
すように、ランプ階段状の位置I旨令信号を与えて制御
対象を制御する位置決め制御装置も提案されている(日
経メカニカル1986年8月11日号、第95〜100
頁参照)。これは位置指令X9を位置偏差カウンタlO
に与えてランプ状の位置指令信号X−によって制御する
ものである。位置偏差カウンタ10は例えば位置指令X
9のレベルに対応した数のパルスを発生するパルス発生
器11とアップダウンカウンタ12及びアップダウンカ
ウンタ12の計数値をアナログ値に変換するD/A変換
器13とから成り立っている。パルス発生器11の出力
はアップダウンカウンタ12のアップカウント端子に与
えられており、前述した位置検出器4のパルス出力はそ
のダウンカウント端子に与えられている。位置偏差カウ
ンタ10の位置偏差信号ΔXは速度指令発生回路6に与
えられ、更にその出力が加え合わせ点7を介して速度制
御ユニット9に与えられて位置決め制御装置が構成され
ることは第6図の装置と同様である。さて所定の位置偏
差X“を位置偏差カウンタ10に与えたときには、パル
ス発生器11のクロックパルスをそのまま計数すると第
9図(a)に示すようなランプ状の位置指令信号X−が
得られ、位置検出器4からの出力によってその計数値が
ダウンカウントされるため、アップダウンカウンタ12
より第9図(a)のΔXに対応する計数値が得られる。 そしてΔXに対応する計数値がD/A変換されて速度指
令発生回路6に加えられる。即ちアナログ変換出力が零
となるまで第9図(a)に示すようなランプ状の位置指
令信号が速度指令発生回路6に与えられる。従って第9
図(a)、 (b)に示すように位置実際値Xiの立上
り時と目標値に達する直前で速度指令信号N“が増加及
び減少し、その間では一定速度で制御対象を移動させて
目標値に到達させることができる。尚第9図(b)のN
iは速度実際値である。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら第6図に示す従来例によれば、動作開始時
には加速度が急激に大きくなり、しかもその大きさは位
置偏差に対応して大幅に変化する。 しかるに制御対象の機構系によっては加速度によって寿
命が大きく異なるものもあるが、この方式では加速度を
全く制御することができず機構系で要求される加速度と
することができないという問題点があった。特にボール
ネジところがり軸受けを使用して高真空化で位置を制御
するXYテーブルでは、摩擦係数の変動が大きいのでそ
の加速度を適切に管理し又最高速度も制限しなければ寿
命が大幅に短くなるため、このような装置に適用するこ
とができなかった。又動作開始時には速度が急激に上昇
するが、その後徐々に低下するため最適の速度変化パタ
ーンで目標位置に到達させることができないという問題
点もあった。 又第8図の従来例では、位置偏差カウンタ10のパルス
発生器11のパルス周期を異ならせることによってラン
プ状の位置指令信号X−の傾き角θを任意の値にするこ
とができる。従って速度制御ループの応答特性を把握し
ておけば加減速時の加速度をほぼ一定値に制限すること
ができる。しかしながら加速時と減速時の加速度を夫々
側々に制御することが困難であった。又第9図に示され
ているように移動距離の如何にかかわらず常に台形の速
度制御パターンで移動させるため、ある距離を移動させ
るのに最適の速度制御パターンで移動させることができ
ない。従って移動に要する時間を最短時間とすることが
できないという問題点もあった。 〔発明の目的〕 本発明はこのような従来の位置決め制御装置の問題点に
鑑みてなされたものであって、位置指令信号が与えられ
たときには常に所定の加速度で制御対象を駆動すると共
に最短の駆動時間で所定の目標位置に到達できるように
することを技術的課題とする。 〔発明の構成と効果〕 (問題点を解決するための手段) 本発明は制御対象を駆動しその位置を変化させる駆動手
段と、速度偏差に基づいて駆動手段に駆動信号を与える
速度制御ユニットと、制御対象の位置を検知する位置検
出手段と、位置検出手段の検出出力と位置指令信号との
差である位置偏差に基づいて速度制御ユニットに速度指
令信号を与える速度指令発生手段と、を有する位置決め
制御装置であって、速度指令発生手段は、位置偏差信号
を一定時間保持する保持手段と、制御対象により規定さ
れる最大速度及び移動時の加速度に基づいて定めれらる
一定加速度での加速及び減速の速度制御パターンを記憶
する記憶手段と、保持手段に保持された位置偏差に対応
して記憶手段に保持されている速度制御パターンを読出
す読出し制御信号を出力するアナログ信号処理手段と、
アナログ信号処理手段の読出し制御信号に基づきその信
号に対応した速度で記憶手段の記憶データを読出し制御
信号に反比例するレベルに変換して読出す読出手段と、
読出手段によって読出された速度制御信号を制御対象に
より規定される最大速度に対応した値以下に制限するリ
ミッタ手段と、を有することを特徴とするものである。 (作用) このように本発明による位置決め制御装置では、制御対
象によって許容されている加速度と最大速度によって定
められた最適の速度制御パターンが定まるので、記憶手
段に正規化された最適の速度 。 パターンを記憶させている。そして位置偏差に対応して
所定の読出し制御信号を発生し、読出し制御信号に基づ
いて記憶手段からその正規化パターンを読出すことによ
って移動距離に対応した速度パターンを発生させて速度
制御を行うようにしている。そして正規化された速度パ
ターンを拡大するような制御を行う場合にも最大速度を
越えないようにリミッタ手段によって最大速度を限定し
て速度制御を行っている。 〔発明の効果〕 そのため本発明によれば、位置指令信号が与えられたと
きには常にあらかじめ定められた加速度で加速及び減速
し最適の速度パターンで制御対象を制御することができ
る。従って位置決め信号に基づいて最短時間で制御対象
を所定位置に移動させることができる。又移動距離が遠
い場合にも所定の最大速度に達した後、定速度制御を行
い再び減速することによって最短時間で制御対象を移動
させることができる。 〔実施例の説明〕 まず本発明の所定速度パターンによる位置制御の原理に
ついて説明する。第2図(a)〜tc)は台形状の速度
指令信号■9を与えたときの位置変化及び位置と速度と
の関係を示すグラフである。第2図(alに示すように
ある制御対象を時刻0”’t+の間では一定の加速度a
で加速させ、時刻E1〜t2の間では一定速度Vcで移
動させると共に、その後の時刻も2〜t3の間では加速
度−すの減速をさせるような台形状の速度制御パターン
を用いるものとする。 このような制御パターンでは、駆動を開始してから所定
位置に達するまでの時間t0は第2図(a)より以下の
式で表される。 ここでX+、Xzは夫々始点から加速を終了するまでの
距離、及び減速を開始するまでの距離である。ここで距
離X、は次式で表される。 同様にして減速運動を開始した後目標位置X。に達する
までの距離Xo−Xzは次式で表される。 従って式(21,(31を(1)式に代入して次式が得
られる。 a b Vcb 第3図は式(4)の関係を示すものである。この図より
明らかなように第2図(a)の速度パターンでは目標位
置X0に到達するまでの時間t0が最小となる唯一の定
速度Vcoが存在する。即ち(4)式をVcで微分する
ことによって次式が得られる。 即ち定速度Vcoは次式で与えられる。 又このときの移動時間t0は次式で与えられる。 to=i ・−・−(61又加速時間Ea
r減速時間t、は夫々V C/ a + V c/b
であり、 が成り立つ。そして定速度としてVcoを用いると、加
速時間1.と減速時間tbの和は式(5)を代入して次
のように示される。 t、十t、= k Vc。 =F口こ運 ・・−・−(8)式(6)と(
8)の値は等しいので定速度状態のない速度制御パター
ン、即ち定速期間の速度Vcoまで加速した後直ちに減
速する速度制御パターンが移動時間【。が最短のパター
ンとなる。 従って本発明では第4図に示すように速度制御パターン
を正規化パターンIとして記憶手段に記憶させておき、
移動距離がその正規化パターンの移動距離より短い場合
には、そのパターンをそのまま縮小することによって正
規化パターンと相似の速度制御を行うようにしている。 一方速度の最大値が定められているためこの正規化パタ
ーンをそのまま拡大して速度制御を行うことはできない
。第4図において正規化パターンの移動距離i1より移
動距離の大きい場合には正規化パターンの最高速度Vc
oに達した後、定速運動を行いその後正規化パターンに
沿って時刻t4まで減速するようにした制御パターンで
の移動距離12は夫々次式で表される。 l r = Vcoto/ 2
・−−−=(91そして拡大パターンでの移動距離
12を正規化パターンの移動距離11の1倍C1t =
nII)とすると、+9)、 (10)式より次式が成
り立つ。 従って移動距離が正規化パターンより大きいときには記
憶手段からの続出速度を2/ (n+1)倍。 読出した後の増幅率をその逆数とし、最大速度をVco
に制御すれば中間に定速制御状態を有するパターンで目
標移動量2.を得ることができる。 (実施例の構成) 次に本発明の実施例の構成について第1図を参照しつつ
説明する。本図において従来例と同一部分は同一符号を
付している。さて位置指令信号X9は加え合わせ点20
に与えられる。加え合わせ点20には前述したように制
御対象の位置を検出するリニアエンコーダ等の位置検出
手段である位置検出器4から実際の位置信号Xiが与え
られている。加え合わせ点20では位置指令信号X′″
とXiとを減算することによって位置偏差ΔXを得るも
のであって、その出力は速度指令発生回路21のA/D
変換器22に与えられる。A/D変換器22はラッチ機
能付きの変換器であって、チップセレクト信号として起
動信号aが与えられており、起動時にはA/D変換出力
を内部のラッチ回路に保持してラッチ出力をD/A変換
器23に与える。 D/A変換器23はこの出力を再びアナログ信号に変換
するものである。A/D変換器22及びD/A変換器2
3は与えられた位置偏差信号ΔXの値を一定時間保持す
る保持手段を構成している。 そしてこの位置偏差信号ΔXは比較器24とアナログ信
号処理部25.26に与えられる。アナログ信号処理部
25は入力信号の逆数及び平方根となるべ(信号処理す
るものであり、その出力は読出し制御信号としてアナロ
グスイッチ27を介してV/F変換器28に与えられる
。又最高速度Vcoに対応する基準電圧レベルを有する
基準電圧源29が比較器24とアナログ信号処理部26
に与えられている。アナログ信号処理部26は位置偏差
信号ΔXと基準電圧の比をnとして2/(n+1)のア
ナログ演算を行うものであって、その出力は読出し制御
信号としてアナログスイッチ27の一方の入力端子に与
えられている。比較器24は基準電圧とD/A変換器2
3の出力レベルを比較し、D/A変換器23の出力が小
さければ速度制御パターンが正規化パターンを縮小した
ものとなるのでアナログスイッチ27をアナログ信号処
理部25側に切換え、D/A変換器23の出力が基準電
圧より大きければ速度制御パターンは正規化パターンを
拡大したものとなるので、アナログスイッチ27をアナ
ログ信号処理部26側に切換えるものである。比較器2
4及びアナログ信号処理部25.26は位置偏差に対応
して速度制御パターンを読出す読出信号を発生するアナ
ログ信号処理部を構成している。V/F変換器28は読
出し制御信号の電圧レベルに対応した周波数のクロック
パルス信号を発生する発振器であって、そのクロックパ
ルス出力をカウンタ30に与える。カウンタ30はクロ
ックパルスを計数して計数出力をアドレス信号として記
憶手段31に与える。記憶手段31は例えばリードオン
リメモリ (以下ROMという)から構成されており、
前述のように制御対象の許容される最大加速度と最大許
容速度から定まる第4図に示すような正規化パターンI
を記憶するものである。そしてROMのアドレスの歩進
に対応して三角形状の速度制御信号が読出され、その出
力がD/A変換器32に与えられる。 D/A変換器32は読出された正規化パターンのデジタ
ル信号を再びアナログ信号に変換するものである。又速
度指令発生回路21は基準電圧を発生する基準電圧源3
3を有しており、その出力は除算回路34に与えられる
。除算回路34は読出し制御信号を基準電圧で除算する
ことによってD/A変換の基準電圧を得るものであって
、その出力はD/A変換器32に基準信号として与えら
れている。D/A変換器32はこの基準信号に基づいて
夫々の制御系に対応したアナログ信号を得るものである
。V/F変換器28とカウンタ30及び基準電圧源33
と除算回路34は続出し制御信号に対応した速度でその
信号に反比例するレベルに変換して記憶手段のデータを
読出す読出手段を構成している。D/A変換器32の出
力はリミッタ回路35に与えられる。リミッタ回路35
は制御対象毎に異なる最大限界速度Vcoに対応したレ
ベルの閾値を有し、闇値を越える人力を闇値に制限する
ものであって、それ以下の出力を速度指令信号N”とし
て切換スイッチ36を介して加え合わせ点7に与えてい
る。加え合わせ点7には前述したように速度制御ユニッ
ト9が接続され、速度発電器8の速度信号Ni との速
度偏差ΔNに基づいてモータ3の速度制御が成される。 又速度発電器8の出力は零速度検出器37にも与えられ
ている。零速度検出器37は速度がほとんどOとなる状
態を検出するものであって、検出時にはカウンタ30を
リセットすると共に切換スイッチ36に切換信号を与え
る。尚A/D変換器22に与えられる位置偏差ΔXは又
微動停止用速度指令発生回路38に与えられており、微
動制御では切換スイッチ37によって切換られてその出
力が速度制御ユニット9に与えられる。 第5図はアナログ信号処理部25.26の詳細な構成の
一例を示す回路図である。アナログ信号処理部25はD
/A変換器23の出力の逆数をとる逆数回路40及び平
方根回路41が直列に接続されている。又アナログ信号
処理部26は図示のように除算回路42及び加算器43
を有しており、基準電圧源29の基準電圧が除算回路4
2.加算器43に与えられD/A変換出力が除算回路4
2に与えられている。除算回路42は基準電圧に基づい
てD/A変換出力を除算するものであって、位置偏差と
正規化パターンの偏差との比(n>を加算器43に与え
る。この比を式(11)式に示すようにnとすると加算
器43は−(n+1)の信号を出力する。そして加算出
力は逆数回路44に与えられ、更に逆数変換出力が増幅
率2の増幅器45に与えられている。従って除算回路4
2の出力をnとして加算器より2/ (n+1)の出力
を得ることができる。 (実施例の動作) 次に本実施例の動作について説明する。会式(5)。 (6+、 (71で示したような位置偏差X0に対して
最大定速度をVcoとし、第4図の曲線Iに示すように
移動時間t0である正規化された速度制御パターンに基
づく移動を基準移動パターンとする。そしである位置信
号に対して移動距離X。lをX0/4としその出力が加
え合わせ点20に与えられたときには、その偏差がX0
/4がそのままA/D変換器22に与えられ、起動信号
によってデジタル量に変換されてラッチされる。この出
力がD/A変換器23を介して再びアナログ量に変換さ
れ、比較器24とアナログ信号処理部25.26に与え
られる。この場合には偏差が基準値以下であるのでアナ
ログスイッチ27はアナログ信号処理部25側に切換え
られている。D/A変換出力はアナログ信号処理部25
の逆数回路40に加えられ、逆数に変換された後平方根
回路41によって平方根が取られるため、正規化パター
ンでの速度制御の場合に比べて2倍の読出し制御信号が
アナログスイッチ27を介してV/F変換器28に加わ
る。 従ってV/F変換器28の出力周波数は正規化パターン
の場合に比べて2倍となり、ROM31に与えられるア
ドレスが最大値に達するまでの時間は基準移動パターン
の時間t。の2のt。/2となる。 一方読出し制御信号は除算回路34にも与えられる。除
算回路34は基準信号によって読出し制御信号を除算す
るので、D/A変換器32に基準信号として正規化パタ
ーンのAの信号が与えられる。 従ってこのときの速度制御パターンは、第4図の曲線■
に示すように時間t。/2で全ての正規化パターンの読
出しを終了するため、正規化パターンをそのまま縮小し
た形状の速度制御パターンとなり、加速度を所定値に保
ちつつ最短時間(t、/ 2 )で制御対象を所望の位
置に移動させることができる。 又位置偏差ΔXが基準値より大きいとき、例えばΔX=
2X、とすると、その偏差がA/D変換器22及びD/
A変換器23によって保持されて比較器24とアナログ
信号処理部25.26に加わる。この場合にはD/A変
換出力が基準値以上であるのでアナログスイッチ27が
アナログ信号処理部26側に切換えられる。アナログ信
号処理部26ではD/A変換出力を基準値と比較しその
倍数nに対応した出力2/(n+1)が得られる。 従ってこの場合には基準パターンの273の出力がV/
F変換器28に加わりその出力周波数は2/3倍となる
。このクロックパルスをカウンタ30によって計数する
ためROM27の続出時間は372倍となる。又D/A
変換器31に与えられる基準電圧も372倍となるため
、第4図に2点鎖線で示すように正規化パターンをその
まま拡大した出力がD/A変換器31より出力される。 しかし制御対象の最大制御可能速度Vcoが規定されて
いるため、リミッタ回路35によってその最大値が制限
され、台形状の速度制御パターン■となる。この制御パ
ターンによって制御対象を制御すれば所定の加速度で制
御され、しかも最大速度をVcoに達すると定速度とな
り、その後一定の加速度で減速されることとなる。この
場合も加速度を所定値に保ちつつ最小の時間で目標位置
に到達させることができる。 尚本実施例は位置指令信号を保持する保持手段としてラ
ッチ回路付きA/D変換器22とD/A変換器23とを
用いたが、アナログ信号をそのまま保持するサンプルホ
ールド回路を用いてもよいことはいうまでもない。
第1図は本発明の一実施例による位置決め制御装置の回
路構成を示すブロック図、第2図は本発明の詳細な説明
するための速度変化2位置変化及び位置と速度の関係を
示すグラフ、第3図は最高速度と所要時間との関係を示
すグラフ、第4図は本実施例による速度制御パターンを
示すグラフ、第5図は本実施例によるアナログ信号処理
部25゜26を示す回路図、第6図は従来の位置決め制
御装置の一例を示すブロック図、第7図はその時間に対
する位置偏差と速度の関係を示すグラフ、第8図は従来
の他の位置決め制御Il装置の例を示すブロック図、第
9図はその時間に対する位置偏差と速度の関係を示すグ
ラフである。 1・−一−−−−モータ(駆動手段) 3−−−−
−−テーブル(制御対象) 4−・−・−・−位置検
出器 5. 7. 20−・・・−加え合わせ点
6,21・・・−速度指令発生回路 9−・・−速度
制御ユニット 10−−−−−−位置偏差カウンタ
22・−・・−A/D変換器23.32−・−・−D
/A変換器 25.26−・・−アナログ信号処理部
2 B−−−−−一・V/F変換器30−−−−−
−一カウンタ 31−−−−−−−ROM (記憶手
段)34.42・−・−割算回路 35−・・−リミ
ッタ回路 36−・−一−−−切換スイッチ特許出願
人 立石電機株式会社 代理人 弁理士 岡本宜喜(他1名) 第2図 第3図 第4図 ROM 7ド゛入 i尺 第5図
路構成を示すブロック図、第2図は本発明の詳細な説明
するための速度変化2位置変化及び位置と速度の関係を
示すグラフ、第3図は最高速度と所要時間との関係を示
すグラフ、第4図は本実施例による速度制御パターンを
示すグラフ、第5図は本実施例によるアナログ信号処理
部25゜26を示す回路図、第6図は従来の位置決め制
御装置の一例を示すブロック図、第7図はその時間に対
する位置偏差と速度の関係を示すグラフ、第8図は従来
の他の位置決め制御Il装置の例を示すブロック図、第
9図はその時間に対する位置偏差と速度の関係を示すグ
ラフである。 1・−一−−−−モータ(駆動手段) 3−−−−
−−テーブル(制御対象) 4−・−・−・−位置検
出器 5. 7. 20−・・・−加え合わせ点
6,21・・・−速度指令発生回路 9−・・−速度
制御ユニット 10−−−−−−位置偏差カウンタ
22・−・・−A/D変換器23.32−・−・−D
/A変換器 25.26−・・−アナログ信号処理部
2 B−−−−−一・V/F変換器30−−−−−
−一カウンタ 31−−−−−−−ROM (記憶手
段)34.42・−・−割算回路 35−・・−リミ
ッタ回路 36−・−一−−−切換スイッチ特許出願
人 立石電機株式会社 代理人 弁理士 岡本宜喜(他1名) 第2図 第3図 第4図 ROM 7ド゛入 i尺 第5図
Claims (3)
- (1)制御対象を駆動しその位置を変化させる駆動手段
と、 速度偏差に基づいて前記駆動手段に駆動信号を与える速
度制御ユニットと、 前記制御対象の位置を検知する位置検出手段と、前記位
置検出手段の検出出力と位置指令信号との差である位置
偏差に基づいて前記速度制御ユニットに速度指令信号を
与える速度指令発生手段と、を有する位置決め制御装置
において、 前記速度指令発生手段は、 位置偏差信号を一定時間保持する保持手段と、前記制御
対象により規定される最大速度及び移動時の加速度に基
づいて定めれらる一定加速度での加速及び減速の速度制
御パターンを記憶する記憶手段と、 前記保持手段に保持された位置偏差に対応して前記記憶
手段に保持されている速度制御パターンを読出す読出し
制御信号を出力するアナログ信号処理手段と、 前記アナログ信号処理手段の読出し制御信号に基づきそ
の信号に対応した速度で前記記憶手段の記憶データを読
出し制御信号に反比例するレベルに変換して読出す読出
手段と、 前記読出手段によって読出された速度制御信号を前記制
御対象により規定される最大速度に対応した値以下に制
限するリミッタ手段と、を有することを特徴とする位置
決め制御装置。 - (2)前記アナログ信号処理手段は、位置偏差の逆数を
とる逆数回路とその出力の平方根をとる平方根回路とを
有し、位置偏差が前記記憶手段に記憶されている速度制
御パターンの移動距離以下であるときに該平方根回路の
出力を読出し制御信号とするものであることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の位置決め制御装置。 - (3)前記アナログ信号処理手段は、前記記憶手段に記
憶されている速度制御パターンの移動距離を越える位置
偏差が与えられたときにその比をnとして与えられる位
置偏差の2/(n+1)倍のレベルを読出し制御信号と
して出力する信号処理手段であることを特徴とする特許
請求の範囲第1項記載の位置決め制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1478887A JPS63182715A (ja) | 1987-01-23 | 1987-01-23 | 位置決め制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1478887A JPS63182715A (ja) | 1987-01-23 | 1987-01-23 | 位置決め制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63182715A true JPS63182715A (ja) | 1988-07-28 |
Family
ID=11870795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1478887A Pending JPS63182715A (ja) | 1987-01-23 | 1987-01-23 | 位置決め制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63182715A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6442713A (en) * | 1987-08-11 | 1989-02-15 | Nachi Fujikoshi Corp | Non-linear type servo control method |
JPH02263214A (ja) * | 1989-03-10 | 1990-10-26 | Hitachi Ltd | 可動位置制御装置 |
JPH0561554A (ja) * | 1991-04-16 | 1993-03-12 | Nippon Reliance Kk | 位置決め制御装置 |
EP0644471A2 (en) * | 1993-09-16 | 1995-03-22 | Sony Corporation | Numerical control method and numerical control system with setting of a pattern of acceleration and deceleration |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61122709A (ja) * | 1984-11-20 | 1986-06-10 | Fujitsu Ltd | 関数発生装置 |
JPS61203007A (ja) * | 1985-03-06 | 1986-09-08 | Hitachi Ltd | 移動体の走行制御方法 |
-
1987
- 1987-01-23 JP JP1478887A patent/JPS63182715A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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JPS61122709A (ja) * | 1984-11-20 | 1986-06-10 | Fujitsu Ltd | 関数発生装置 |
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EP0644471A3 (en) * | 1993-09-16 | 1995-11-15 | Sony Corp | Method and system for numerical control with setpoint setting of acceleration and deceleration. |
US5675496A (en) * | 1993-09-16 | 1997-10-07 | Sony Corporation | Numerical control method and apparatus for controlling acceleration and deceleration of a controlled object |
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