JPS63181709A - 陶器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）　産業上の利用分野 この発明は、塗料による模様等の現出をした陶器に関す
る。

（ロ）　従来の技術 従来、陶器は、磁器をも含めて素焼したものに施釉、絵
付等を施して表面に色彩や模様等を現出するものであり
、最終的には本焼及び色絵付後の焼付けをして製品化し
ており、素焼の状態での吸水性、美感の不足等を補い、
かつ硬度を得るようにしている。

（ハ）　発明が解決しようとする問題点しかしながら、
かかる陶器は、模様、色彩等を施し、最終的に焼いた状
態をみなければ、所望の模様、色彩が現出したかどうか
が分らず、焼成温度、時間等の微妙な具合によって所期
の目的とする模様、色彩等が出ない場合があり、いわゆ
る焼物の芸術性の難しさがあった。

（ニ）　問題点を解決するための手段 この発明では、一定の形状に素焼した焼物の表面に塗料
を塗布して一定模様或は色彩を描き、その後塗料表面を
研磨して一定の模様或は色彩を現出してなる陶器を提供
せんとするものである。

（ホ）　作用・効果 この発明では、通常の陶器等と同じく陶石等を粉砕・細
磨して成形した一定形状の素地を素焼し、その素焼製品
の表面に塗料、たとえば、うるしや合成樹脂塗料を塗布
し塗料が硬化すると、塗料は素焼製品の表面の微孔を閉
塞して水もれ等がない状態とし、かかる状態で塗料の表
面を研磨すると、塗料は光沢を得て、素焼製品の表面に
一定色彩や模様が現出することになるものであり、とく
に、素焼の表面に塗布するものであるために、所望の微
妙な模様、色彩が自在に現出でき、また、素焼表面の微
孔に塗料が浸透埋入して、塗料の剥離がなく、素焼の水
もれも防止でき、いわゆる曜変大目の模様も容易に、か
つ大量生産に適した状態で得ることが可能となり、更に
は、素地が素焼であるために、外観上も触感も陶器と同
様の重量感があり、芸術品としての価値も得ることがで
きる等種々の多大な効果を奏しうる。

（へ）　実施例 本発明の実施例を図面にもとづき詳説すれば、まず素焼
を一定形状で形成する。素焼は、例えば陶石を粉砕し、
細磨して水と撹拌し、土絞りをして水をきり、混練して
ロクロや鋳込みの方法で一定形状に成形し、乾燥して水
分をとり、焼成温度約８５０℃〜９００°Ｃ位の温度で
素焼をして、素焼製品（１）を得る。

この素焼製品の表面に塗料（２）を塗布して一定の模様
或は色彩施す。

塗料としては、うるしが最適のものであり、うるしの木
から採取した生うるしに着色剤、油、乾燥剤を加えてつ
くったうるし塗料を素焼製品の表面に塗って、いわゆる
うるし塗りの状態とするものであり、この際に、模様と
して、いわゆる曜変大目に類した模様を施すことも可能
であり、要するに、塗料で曜変天目の模様を画くのみで
あるため、誰れでも容易に模様現出が可能となり、しか
も大量生産に適している。

なお、うるしを塗布した後に、うるし箔の如く、金箔を
押して模様を現出することもでき、更には、貝細工等を
施すこともできる。

塗料としては、上記したうるし以外にも合成樹脂塗料を
塗布してもよい。

次いで、塗料が乾燥した後に塗料表面をペーパー等で研
磨して光沢を出す。

このようにして現出する塗料による模様、色彩等は、素
焼製品の重量感と相まって真正の陶器表面の給付模様等
と寸分異ならないものが現出されており、しかも塗料は
、素焼製品の表面の微孔に侵入して孔を閉塞し、防水機
能を果して陶器の実用的な使用にも何ら支障のないもの
となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明陶器の正面図。 第２図は、第１図Ｉ−Ｉ拡大断面図。 （１）：素焼製品 （２）：塗料

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １）一定の形状に素焼した焼物の表面に塗料を塗布して
   一定模様或は色彩を描き、その後塗料表面を研磨して一
   定の模様或は色彩を現出してなる陶器。