JPS6317828A - 骨形成促進剤 - Google Patents

骨形成促進剤

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JPS6317828A
JPS6317828A JP16095686A JP16095686A JPS6317828A JP S6317828 A JPS6317828 A JP S6317828A JP 16095686 A JP16095686 A JP 16095686A JP 16095686 A JP16095686 A JP 16095686A JP S6317828 A JPS6317828 A JP S6317828A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cells
promoter
osteogenesis
bone
bones
Prior art date
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Pending
Application number
JP16095686A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Saito
亮 齋藤
Kotaro Kawashima
川島 光太郎
Hiroyoshi Endo
遠藤 浩良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Science and Technology Agency
Original Assignee
Research Development Corp of Japan
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Filing date
Publication date
Application filed by Research Development Corp of Japan filed Critical Research Development Corp of Japan
Priority to JP16095686A priority Critical patent/JPS6317828A/ja
Publication of JPS6317828A publication Critical patent/JPS6317828A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、骨形成促進剤に関する。
より詳細には、本発明はレンチアンを含有する骨形成促
進剤に関する。
従来の技術 骨は、人間を含め動物体の支持組織として、又。
内臓の保護組織として重要な機能を持つが、レジャーや
スポーツのみならず、日常の生活においても損傷の機会
は多い。又、種々の疾患による骨の弱化が原因となる病
的骨折もある。
外傷による管損傷には自然の治癒機能が働くが。
放置すると、変形治癒を来たしたり、偽関節になること
もある。そこで、通常は、損傷部を固定して、或いは、
松葉杖の使用等によりそれらの発生を予防しつつ最初に
急激な回復を計り、危険状層を脱した後は自然の治癒力
に依存している。
又、骨折には至ってはいないが、骨損失を伴う骨疾患、
特に骨粗霊症、が高齢化社会の到来とともに重大な問題
となっている。骨粗誼症患者は常に骨折の危険にさらさ
れているわけである。
そのため、従来より、管損傷治癒期間を短縮し、又、損
失骨の修復を促進させる骨形成促進剤の開発が望まれて
いるが、未だ実用性ある薬剤は報告されていない。
例えば、骨粗髭症の治療薬としては、カルシウム剤の直
接投与、骨吸収を抑制する目的でカルチトニン、ジホス
ホネートの使用、タンパク同化作用を目的とした成長ホ
ルモンを含むホルモン投与、ならびにカルシウム吸収を
促進し、骨代謝を活性化する目的でのビタミンD1の投
与などがあるが、いずれも満足な治療効果は得られてい
ない[Jeni−fer Jovscy著、五十嵐三部
男監訳「代謝性骨疾患」第287〜29:3頁(197
7年日本メディカルセンター発行)]。
一方レンチアンは、免疫賦活作用を有する制癌性物質と
して知られているが(例えば、特公昭49−484号、
同48−6767号公報)、骨形成促進に関する知見は
ない。
発明が解決しようとする問題点 前記従来の骨形成促進剤はいずれも投与後すぐに骨形成
促進作用を発現して損傷骨を急激に回復させることがで
きるものではなく、迅速に危険状態から脱出させること
ができるものとは言えず、実用性の点で未だ充分なもの
ではないのが現状である。
問題点を解決するための手 本発明者らは、前記の問題点を解決すべく種々研究の結
果、免疫賦活剤であり制癌性物質として知られているレ
ンチアンが意外にも骨損傷等の早期回復に有効であるこ
とを見出し、本発明に到達したものである。
即ち、本発明は、レンチアンを含有する骨形成促進剤に
関する。
レンチアンはシイタケより抽出分離されるβ−(1−3
)結合を主鎖とする公知の高分子グルカンであり、次に
示す構造式を有するものである。
このレンチアンは骨損傷、骨粗館症の早期回復を早める
ことができる等のすぐれた骨形成促進作用を有し、且つ
毒性が低いので、レンチアンを含有する本発明の製剤は
哺乳動物(例、犬、牛、豚、人)の例えば骨損傷、骨粗
霜症等の治療を目的として、骨形成促進剤として用いる
ことができる。
従来制癌性物質として知られているレンチアンはが前記
公知の骨形成促進剤化合物とは異質の物質であることか
らみて、これが骨形成促進剤としてすぐれた作用を有す
るものであることは予測し得ないものであり、本発明者
らにより初めて見出されたものである。
本発明のレンチアンを含有する骨形成促進剤は、骨組織
中の古い骨をこわす骨吸収担当細胞である破骨細胞と新
しい骨を作る骨形成担当胴胞である骨芽細胞において、
破骨細胞を活性化させることにより代償的に骨芽細胞を
活性化させ、骨形成を骨吸収よりも優位の状態にするこ
とができるか或いは直接骨芽細j泡に働いて細形成をす
るかのいずれかの作用を行なうものと考えられる。
本発明の骨形成促進剤は、経口、非経口の各種の投与形
態のいずれにても投与できる。骨形成促進効果を達成す
るためのレンチアンの投与量は、患者の年齢、症状、投
与形態、投与経路等を考慮して、その都度医師により決
定されるものではあるが、通常、成人に対し0.1〜1
0■/kgを週に1〜2回ずつ投与すれば骨形成促進効
果が達成される。
このレンチアンは急性毒性値(LDS*)が100■/
kg以上(NZWウサギ、ピーグル大成いはアカゲザル
に静脈内投与した場合の値)であり、極めて安全な物質
である。
投与形態において、経口投与の場合には、例えば1錠剤
、被覆錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤等の経口用固形
製剤、シロップ剤、ドライシロップ剤、エリキシル剤等
の経口用液状製剤、又、非経口投与の場合には、例えば
、注射剤、或いは、直腸覚剤として投与できる。これら
製剤のいずれも常法で調製できる。
より具体的には、錠剤、カプセル剤等の経口用固形製剤
には、トラガカントゴム、アラビアゴム、コーンスター
チ又はゼラチン等の結合剤、微品性セルロース等の賦形
剤、コーンスターチ、前ゼラチン化デンプン、アルギン
酸等の膨化剤、ステアリン酸マグネシウム等の潤滑剤、
ショ糖、乳糖又はアスパルテートのような甘味剤、ペパ
ーミント、アカモノ油又はチェリー等の呑味剤、調剤単
位形態がカプセルである場合には更に油脂のような液状
担体をも含めることができる。種々の他の材料を被覆剤
として、又は製剤単位の物理的形態を別の方法で変化さ
せるために存在させることができる。例えば、錠剤はシ
ェラツク、砂糖又はその両方で被覆することができる。
シロップ剤、ドライシロップ剤、エリキシル剤等の経口
液状製剤には、甘味剤としてのショ糖等、防腐剤として
のメチル又はプロピルパラベン等、色素及びチェダー又
はオレンジ香味等の香味剤を含めることができる。
注射用としては、レンチアンを注射用蒸留水のようなベ
ヒクル中に、或いは、ゴム油、ヤシ油、落花生油、綿実
油等のような天然植物油又はエチルオレート等のような
合成樹脂ベヒクルに溶解又は!@濁させる通常の製剤化
に従って処方できる。
緩衝剤、防腐剤、#化防止剤等も必要に応じて添加でき
る。
直腸覚剤を調製する場合には、レンチアンに賦形剤、更
には必要に応じて、界面活性剤を加えた後、常法により
覚剤とすることができる9皿 本発明のレンチアンを含有する骨形成促進剤は管損傷早
期回復作用を有する。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明するが1
本発明はこれらに限定されるものではなし)。
実施例 レンチアン5g、マンニトール100g、デキストラン
Logを注射用蒸留水1012に溶かして均一溶液とし
、オートクレーブで殺菌後、メンブレンフィルター(0
,45mμ)で濾過して、注射用レンチアン製剤を調製
した。
平均体重が350〜370gの10〜11週令の雌のウ
ィスター系ラット15匹(各群5匹ずつの合計2群)の
左足脛骨下部(腓骨どの分岐点近く)にエーテル全身麻
酔下、電動ドリルによって小さな溝(以下、「接骨折溝
」と称す)を作った。
各ラットの接骨折溝を50CIl+の距離から(株)日
立製作所製の実験用小動物X線照射装置MBR−150
5(管電圧: 50kVp、管電流: 20mA、B出
時間:1.0秒、フィルム:サクラX線フィルムタイプ
A)を使ってX線写真撮影した。
次いで、第1群のラット(以下、「対照群ラット」と称
す)には、1.mQ/匹の生理的食塩水を腹腔内投与し
た。第2群のラット(以下、「レンチアン投与群ラット
jと称す)には、0.71!Igのレンチアンを溶解し
た1 m Q /匹の生理的食塩水を投与した。X線写
真撮影(0印)、薬物投与(X印)は第1表に示すスケ
ジュールに従い実施した。
第  1  表 治療効果は、X線写真フィルムから印画紙に反転して得
たポジプリントを使って次の様にして判定した。
接骨折溝はポジプリント上で長方形になる。その後、回
復するにつれて溝の内側より骨密度が高くなり、未回復
部分が三角形の形に残る。回復が進むにつれてこの三角
形は段々小さくなる。従って、治療効果は、長方形の面
積をS、各時点での三角形の面積をTとし、(S−T)
とTの骨密度を、同様に撮影して得た厚さ0.5mmの
アルミ板のポジ・プリントでの濃度と比較することによ
り評価した。即ち、肉眼比較により、厚さ0.5nnの
アルミ板を1〜10枚重ねた場合に対応する濃度に1〜
10の評価点(V、〜V、。)を与え、次式により治療
効果を計算した。
(S−T)xVi+TXVk 〔但し、i、にはアルミ板(0,5+w)の枚数に対応
する濃度の評価点〕 結果(各群5匹の平均値)を第2表及び第1図に示す。
を1.00としたときの相対値を示す。
第1図は本発明の骨形成促進剤の治療効果を示すグラフ
であり、第2表の治療効果の相対値をそれぞれプロット
したものである。
第2表及び第1図から明らかなとおり、本発明の骨形成
促進剤は1週間〜2週間の間で急激な回復があり、薬物
の効果として重要な最初の回復期に有効に作用しており
、骨形成促進剤としてすぐれていることがわかる。
発明の効果 本発明のレンチアンを含有する骨形成促進剤は安全性、
骨損傷の早期回復等においてすぐれたものであり、従来
のものに比して骨損傷、骨粗類等の治療に優れた効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の骨形成促進剤の治療効果を示すグラフ
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. レンチアンを含有する骨形成促進剤。
JP16095686A 1986-07-10 1986-07-10 骨形成促進剤 Pending JPS6317828A (ja)

Priority Applications (1)

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JP16095686A JPS6317828A (ja) 1986-07-10 1986-07-10 骨形成促進剤

Applications Claiming Priority (1)

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JP16095686A JPS6317828A (ja) 1986-07-10 1986-07-10 骨形成促進剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6317828A true JPS6317828A (ja) 1988-01-25

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ID=15725823

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JP16095686A Pending JPS6317828A (ja) 1986-07-10 1986-07-10 骨形成促進剤

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100372359B1 (ko) * 1999-10-29 2003-02-17 로제화장품 주식회사 표고버섯 추출물 및/또는 동충하초 추출물을 함유한 화장료 조성물
US7622575B2 (en) 1995-03-13 2009-11-24 Novogen Research Pty. Ltd. Therapeutic uses of glucan
CN102106827A (zh) * 2011-01-30 2011-06-29 南京威泰珐玛兽药研究所有限公司 一种香菇多糖颗粒剂及其制备方法和用途

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