JPS63174412A - 位相差給電形アンテナ - Google Patents
位相差給電形アンテナInfo
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- JPS63174412A JPS63174412A JP636687A JP636687A JPS63174412A JP S63174412 A JPS63174412 A JP S63174412A JP 636687 A JP636687 A JP 636687A JP 636687 A JP636687 A JP 636687A JP S63174412 A JPS63174412 A JP S63174412A
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 5
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[技術分野]
本発明は、位相差給電形アンテナに関するものである。
[背景技術1
位相差給電形アンテナは、八木式アンテナと異なり、全
素子に強制給電してエンド7アイヤアレイアンテナを構
成するものであるが、構造が複雑になるため、2〜3素
子型のものが実用化されている。待にテレビアンテナ用
として使用する場合は、ゴースト信号排除特性が重視さ
れ、アンテナ指向特性のうち、前後比が最大となる条件
で設計されることが多い。
素子に強制給電してエンド7アイヤアレイアンテナを構
成するものであるが、構造が複雑になるため、2〜3素
子型のものが実用化されている。待にテレビアンテナ用
として使用する場合は、ゴースト信号排除特性が重視さ
れ、アンテナ指向特性のうち、前後比が最大となる条件
で設計されることが多い。
今、3個の点液源■、■、■が第4図(a)に示す座標
上でZ軸に沿って等間隔dで配置された場合について考
える。各素子の給電電流の振幅をそれぞれI、、I2.
I3とし、位相差が互いに隣合った素子間で順次δラジ
アン進んでいるとし、ψ=(2π/λ)・d cosθ
十δ ・・・・・(1)とおく。ただし、λは使用周
波数の波長、θはZ軸からの指向角である。
上でZ軸に沿って等間隔dで配置された場合について考
える。各素子の給電電流の振幅をそれぞれI、、I2.
I3とし、位相差が互いに隣合った素子間で順次δラジ
アン進んでいるとし、ψ=(2π/λ)・d cosθ
十δ ・・・・・(1)とおく。ただし、λは使用周
波数の波長、θはZ軸からの指向角である。
このような配列の波源からの輻射指向性を2(θ)とお
くと、(2)式のように表される。
くと、(2)式のように表される。
g(θ)” l I +十I 、、e、+ψ十J 、e
2Jφl ・・−12)今、(2)式のII、I
2.I3の間にI、: I2: l3=1 :
−2: 1 ・・・(3)の関係があるとすれば、
g(θ)は、 g(θ)=I 、xll 2e’ψ十e2 j ’#
l=I+xl(i e’ψ)月 ・・・・・
・(4)となり、この条件下で前後比最大、すなわちθ
=πにおいて、g(θ)がゼロになる条件を求めると、
■、≠0であるから、 1−e’ψ=O・・・・・・(5) となる。すなわち、(1)式より ψ=(2yr/^)−dcos7r+δ=O−16)(
6)式より、 δ=(2π/^)・d ・・・・・・(
7)とすれば良いことがわかる。
2Jφl ・・−12)今、(2)式のII、I
2.I3の間にI、: I2: l3=1 :
−2: 1 ・・・(3)の関係があるとすれば、
g(θ)は、 g(θ)=I 、xll 2e’ψ十e2 j ’#
l=I+xl(i e’ψ)月 ・・・・・
・(4)となり、この条件下で前後比最大、すなわちθ
=πにおいて、g(θ)がゼロになる条件を求めると、
■、≠0であるから、 1−e’ψ=O・・・・・・(5) となる。すなわち、(1)式より ψ=(2yr/^)−dcos7r+δ=O−16)(
6)式より、 δ=(2π/^)・d ・・・・・・(
7)とすれば良いことがわかる。
点波源を2個とした場合も同様に、I3−0として、
I、: l2=1 : −1・・・・・・(8)と
おくと、り′(θ)は、 y’ (θ)=I、X1l−e−ψ; ・・・・
・・(9)となり、3個の場合と同様に前後比最大の条
件はδ=(2π/^)・d となる。
おくと、り′(θ)は、 y’ (θ)=I、X1l−e−ψ; ・・・・
・・(9)となり、3個の場合と同様に前後比最大の条
件はδ=(2π/^)・d となる。
実際にこのようなアンテナを、グイボール型アンテナ素
子を用いて実現する場合は、第4図(1〕)に示すよう
に、最大輻射方向を2軸方向としてグイボール型アンテ
ナ素子(イ)(ロ)(ハ)を配列し、互いに隣接する素
子間の位相差を、素子間隔の波長距離に相当する位相差
とし、振幅比を3素子の場合は、1ニー2:1.2素子
の場合は、1ニー1の比率に選べば良い。
子を用いて実現する場合は、第4図(1〕)に示すよう
に、最大輻射方向を2軸方向としてグイボール型アンテ
ナ素子(イ)(ロ)(ハ)を配列し、互いに隣接する素
子間の位相差を、素子間隔の波長距離に相当する位相差
とし、振幅比を3素子の場合は、1ニー2:1.2素子
の場合は、1ニー1の比率に選べば良い。
第5図はダイポールアンテナ素子を用いた位相差給電形
アンテナの実際の構成例を示したものである。第5図(
a)は3素子の場合の構成例で、ダイポールアンテナ素
子(す、下アンテナ素子と記す)1,2.3の夫々に平
衡・不平衡変換トランス(以下バルントランスと記す)
4,5.6が接続されている。これらバルントランス4
,5.6に、アンテナ出力端子9がらのアンテナ出力が
ハイブリッド2分配器(以下分配器と記す)7,8にて
分配されて入力されている。アンテナ素子2への給電電
流はアンテナ出力端子9からの給電電流の半分となるが
、アンテナ素子1及び3に対しては、分配器7により更
に2分の1の電流が供給される。また、アンテナ索子2
とバルントランス5との接続点では図示したように反転
接続されているので、結局、アンテナ素子1,2.3へ
の給N電流比は1ニー2:1となり、(3)式を満足す
る。更に、分配器8からバルントランス5に至る給電線
路の電気長0.2と、分配器8から、分配器7を介して
バルントランス4に至る給電線路の電気長Q+と、分配
器8から分配器7を介してバルントランス6に至る給電
線路の電気長α3との間に α+ IZ2=d ・・・・・・(10)
0.2(L3=d ・・・・・・(11)の
関係が成り立つように給電線路の長さを選べば(7)式
の位相差給電条件が満足される。
アンテナの実際の構成例を示したものである。第5図(
a)は3素子の場合の構成例で、ダイポールアンテナ素
子(す、下アンテナ素子と記す)1,2.3の夫々に平
衡・不平衡変換トランス(以下バルントランスと記す)
4,5.6が接続されている。これらバルントランス4
,5.6に、アンテナ出力端子9がらのアンテナ出力が
ハイブリッド2分配器(以下分配器と記す)7,8にて
分配されて入力されている。アンテナ素子2への給電電
流はアンテナ出力端子9からの給電電流の半分となるが
、アンテナ素子1及び3に対しては、分配器7により更
に2分の1の電流が供給される。また、アンテナ索子2
とバルントランス5との接続点では図示したように反転
接続されているので、結局、アンテナ素子1,2.3へ
の給N電流比は1ニー2:1となり、(3)式を満足す
る。更に、分配器8からバルントランス5に至る給電線
路の電気長0.2と、分配器8から、分配器7を介して
バルントランス4に至る給電線路の電気長Q+と、分配
器8から分配器7を介してバルントランス6に至る給電
線路の電気長α3との間に α+ IZ2=d ・・・・・・(10)
0.2(L3=d ・・・・・・(11)の
関係が成り立つように給電線路の長さを選べば(7)式
の位相差給電条件が満足される。
この条件は、Z軸上で前後比が最大になる条件であるが
、θ=Oすなわち正面方向から到来する信号振幅につい
て考えると、(3)式の条件は広帯域に成立していると
して(広帯域トランスを使用すれば容易に実現できる。
、θ=Oすなわち正面方向から到来する信号振幅につい
て考えると、(3)式の条件は広帯域に成立していると
して(広帯域トランスを使用すれば容易に実現できる。
)、(4)式でl1=1とすると、(4)式は次式とな
る。
る。
(θ)= l(1−e”)21
= 2 (1−cosψ) ・・・・・・(12)
(1)式でθ=0とおいて(7)式を代入すると、ψ=
2X(2π/λ)・d ・・・・・・(13)となる
。そして、(12)式に(13)式を代入すると、f(
0)= 2 fl −cos(4πd/λ)l −
(14)となる。(14)式中dは構造上一定値をとる
から、λが変化するとf(0)は変化する。ここで、比
較しやすいように、f(0)を正規化し、λの代わりに
周波数f(MHz)を用いると、 K =201ogff(0)/ 41 =201og[0,5i1−cos(4xdf/300
)l] ・=(15)ただし、単位は、K(dB)、
f(MHz)、d(印)である。
(1)式でθ=0とおいて(7)式を代入すると、ψ=
2X(2π/λ)・d ・・・・・・(13)となる
。そして、(12)式に(13)式を代入すると、f(
0)= 2 fl −cos(4πd/λ)l −
(14)となる。(14)式中dは構造上一定値をとる
から、λが変化するとf(0)は変化する。ここで、比
較しやすいように、f(0)を正規化し、λの代わりに
周波数f(MHz)を用いると、 K =201ogff(0)/ 41 =201og[0,5i1−cos(4xdf/300
)l] ・=(15)ただし、単位は、K(dB)、
f(MHz)、d(印)である。
このアンテナをテレビアンテナとして使用する場合を考
えて、90〜222MHz帯で(15)式を計算した例
を@6図に示す。第6図【こおいて、横軸は周波数(M
Hz)、縦軸は信号振幅の相対値K(clB)を表す。
えて、90〜222MHz帯で(15)式を計算した例
を@6図に示す。第6図【こおいて、横軸は周波数(M
Hz)、縦軸は信号振幅の相対値K(clB)を表す。
図中上部に日本でのテレビ放送帯(VHFLOW、VH
F HIGH)が横線で示しである。また、(15)
式の計算値をdをパラメータにして表示している。実線
はd=0.48m、点線はd−0,76伯、−7α鎖線
はd=0.38n+の場合を示す。
F HIGH)が横線で示しである。また、(15)
式の計算値をdをパラメータにして表示している。実線
はd=0.48m、点線はd−0,76伯、−7α鎖線
はd=0.38n+の場合を示す。
これから明らかなように、■HFハイチャネル用として
設計(d=o、38+n)すれば、VHFローチャネル
では、−5〜−8dBとなり、V HFローチャネル用
として設計(d=0.76m)すれば、VHFハイチャ
ネルで、−10dB以下(−15〜−17dB’)とな
る。また、妥協設計(d=0.48+o)すれば、VH
Fハイチャネル、ローチャネル共に一4dB程度に低下
する。
設計(d=o、38+n)すれば、VHFローチャネル
では、−5〜−8dBとなり、V HFローチャネル用
として設計(d=0.76m)すれば、VHFハイチャ
ネルで、−10dB以下(−15〜−17dB’)とな
る。また、妥協設計(d=0.48+o)すれば、VH
Fハイチャネル、ローチャネル共に一4dB程度に低下
する。
更に、dの値が大きくなるほど周波数帯域幅が狭くなり
、周波数の変化に対して受信レベルの低下が激しいこと
がわかる。従って、従来この種のテレビ受信アンテナで
は、d=0.3〜0.5(+a)程度に選び、VHFロ
ーチャネルの受信レベル低下は不可能であるとして妥協
設計されていた。
、周波数の変化に対して受信レベルの低下が激しいこと
がわかる。従って、従来この種のテレビ受信アンテナで
は、d=0.3〜0.5(+a)程度に選び、VHFロ
ーチャネルの受信レベル低下は不可能であるとして妥協
設計されていた。
次に、第5図(b)に示した二素子の場合について考え
ると、(9)式で■、=1とおいて、(13)式を代入
して次式を得る。
ると、(9)式で■、=1とおいて、(13)式を代入
して次式を得る。
2’ (0)= n X (1−cos(4yr d/
λ)l”2−(16)(14)式の場合と同様にf’
(0)を正規化して、fで表わすと次式のようになる。
λ)l”2−(16)(14)式の場合と同様にf’
(0)を正規化して、fで表わすと次式のようになる。
K’ =201ogly’ (0)/ 21= 110
1o[0,5X il −cos(2f yr d/
150)l ]・・・・・・(17) (15)式の場合と同様に、テレビ受信用として計算す
ると、第7図のようになる。第7図の表示は第6図と同
様である。VHFハイチャネル用としで設計すれば、一
点鎖線で示したように、d=0゜38mで、このときロ
ーチャネルでは、−2〜−4dB、VHFローチャネル
用として設計すれば7一 点線で示したように、d=0.76toで、このときハ
イチャネルでは、−7〜−8dBとなる。また、妥協設
計をすれば実線で示したように、d=0.48mでハイ
チャネル、ローチャネル共に、−1〜−2dBとなる。
1o[0,5X il −cos(2f yr d/
150)l ]・・・・・・(17) (15)式の場合と同様に、テレビ受信用として計算す
ると、第7図のようになる。第7図の表示は第6図と同
様である。VHFハイチャネル用としで設計すれば、一
点鎖線で示したように、d=0゜38mで、このときロ
ーチャネルでは、−2〜−4dB、VHFローチャネル
用として設計すれば7一 点線で示したように、d=0.76toで、このときハ
イチャネルでは、−7〜−8dBとなる。また、妥協設
計をすれば実線で示したように、d=0.48mでハイ
チャネル、ローチャネル共に、−1〜−2dBとなる。
第6図と比較すると、dが大きいと帯域幅が狭くなる傾
向は同じであるから、d=0.3〜0.5 (no)と
してローチャネルを犠牲にした妥協設計が従来性なわれ
ていた。尚、第5図(b)において、アンテナ出力端子
11から電流が分配器10を介して第5図(a)と同様
にバルントランス4,5に給電している。
向は同じであるから、d=0.3〜0.5 (no)と
してローチャネルを犠牲にした妥協設計が従来性なわれ
ていた。尚、第5図(b)において、アンテナ出力端子
11から電流が分配器10を介して第5図(a)と同様
にバルントランス4,5に給電している。
以上説明したように、従来の位相差給電形アンテナでは
、VHFローチャネルでの利得低下が設計土耕けられな
いものであった。
、VHFローチャネルでの利得低下が設計土耕けられな
いものであった。
[発明の目的1
本発明は、上述の点に鑑みて提供したものであって、低
周波数帯での利得の低下を防止し、特にテレビ受信に適
した位相差給電形アンテナを提供することを目的とした
ものである。
周波数帯での利得の低下を防止し、特にテレビ受信に適
した位相差給電形アンテナを提供することを目的とした
ものである。
[発明の開示]
(構成)
本発明は、複数本の長さの異なるダイポールアンテナ素
子を互いに近接して組み合わせた多周波型ダイポールア
ンテナを少なくとも二組設け、この多周波型ダイボール
アンテナを位相差給電する位相差給電回路を設け、上記
多周波型ダイポールアンテナの長さの短いダイポールア
ンテナ素子を互いに相近付けて配置すると共に、長いダ
イポールアンテナ素子を互いに相遠ざけて配置したこと
で、各多局波型ダイポールアンテナの長いダイポールア
ンテナ素子間の間隔を広げて広帯域における低周波数帯
の利得の低下を防止し、また、各多周波型グイポールア
ンテナの短いダイポールアンテナ素子間の間隔を近付け
て、広帯域における高周波数帯の利得の低下を防止する
ようにしたことを特徴とするものである。
子を互いに近接して組み合わせた多周波型ダイポールア
ンテナを少なくとも二組設け、この多周波型ダイボール
アンテナを位相差給電する位相差給電回路を設け、上記
多周波型ダイポールアンテナの長さの短いダイポールア
ンテナ素子を互いに相近付けて配置すると共に、長いダ
イポールアンテナ素子を互いに相遠ざけて配置したこと
で、各多局波型ダイポールアンテナの長いダイポールア
ンテナ素子間の間隔を広げて広帯域における低周波数帯
の利得の低下を防止し、また、各多周波型グイポールア
ンテナの短いダイポールアンテナ素子間の間隔を近付け
て、広帯域における高周波数帯の利得の低下を防止する
ようにしたことを特徴とするものである。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面により説明する。
本発明は、テレビ受信用アンテナとしては、VHF帯で
は、互いに離れた三周波数帯を受信すれば良いことに着
目し、多周波型グイポールアンテナを使用して、必要な
受信帯域を受信するとともに、その多線条構造を利用し
て、実効的にアンテナ素子間隔を周波数帯に応じて変化
させようとするものである。
は、互いに離れた三周波数帯を受信すれば良いことに着
目し、多周波型グイポールアンテナを使用して、必要な
受信帯域を受信するとともに、その多線条構造を利用し
て、実効的にアンテナ素子間隔を周波数帯に応じて変化
させようとするものである。
以下、具体的に説明する。第1図は本発明に基づく三素
子位相差給電形アンテナの構成例を示すもので、2周波
型ダイポールアンテナを2組形成したものである。つま
り、三周波型のアンテナ素子12.14及び13.15
を用い、その給電点にバルントランス16.17を接続
している。アンテナ出力端子24から出力された電流は
、2分配器22で分配され、一方は同軸ケーブル23を
介してバルントランス16に入力し、他方は分波器21
に入力している。また、分波器21からは、長さの異な
る同軸ケーブル19.20を介して分波器18に接続さ
れ、この分波器18はバルントランス17に接続されて
いる。第1図に示すような複数のアンテナ素子で構成し
たグイポール多周波型アンテナは、従来広く用いられて
いるが、この型のアンテナ素子では、例えば、高周波数
帯では、長さの短いアンテナ素子14.i 5が各々動
作し、低周波数帯では長さの長いアンテナ素子12.1
3が主として動作すると考えて良い。従って、例えば第
1図で示した三周波型ダイポールアンテナの各素子間隔
り、、D2を り、=0.48111 D2=0.3810に選べ
ば、第7図を参照して、VHFローチャネル受信時の利
得が約1.5dB向上する。従って、従来改善できなか
ったVHFローチャネルの利得を向上させることが可能
になる。第2図に示すように、三素子型位相差給電形ア
ンテナに、この三周波型アンテナ素子を用いた場合でも
、各素子間隔り、、D、をそれぞれり、、D2と同じ値
に選ぶと、第6図よりVHFローチャネルでの利得改善
は約3dBとなることがわかる。
子位相差給電形アンテナの構成例を示すもので、2周波
型ダイポールアンテナを2組形成したものである。つま
り、三周波型のアンテナ素子12.14及び13.15
を用い、その給電点にバルントランス16.17を接続
している。アンテナ出力端子24から出力された電流は
、2分配器22で分配され、一方は同軸ケーブル23を
介してバルントランス16に入力し、他方は分波器21
に入力している。また、分波器21からは、長さの異な
る同軸ケーブル19.20を介して分波器18に接続さ
れ、この分波器18はバルントランス17に接続されて
いる。第1図に示すような複数のアンテナ素子で構成し
たグイポール多周波型アンテナは、従来広く用いられて
いるが、この型のアンテナ素子では、例えば、高周波数
帯では、長さの短いアンテナ素子14.i 5が各々動
作し、低周波数帯では長さの長いアンテナ素子12.1
3が主として動作すると考えて良い。従って、例えば第
1図で示した三周波型ダイポールアンテナの各素子間隔
り、、D2を り、=0.48111 D2=0.3810に選べ
ば、第7図を参照して、VHFローチャネル受信時の利
得が約1.5dB向上する。従って、従来改善できなか
ったVHFローチャネルの利得を向上させることが可能
になる。第2図に示すように、三素子型位相差給電形ア
ンテナに、この三周波型アンテナ素子を用いた場合でも
、各素子間隔り、、D、をそれぞれり、、D2と同じ値
に選ぶと、第6図よりVHFローチャネルでの利得改善
は約3dBとなることがわかる。
いま、第1図のように二組の三周波型ダイポールアンテ
ナの高周波数帯用のアンテナ素子14゜15を互いに近
付けて配置し、低周波数帯用のアンテナ素子12.13
を互いに遠ざけて配置すれば、三素子を各々点液源とし
て考えたときの利得が改善されることになるが、これに
加えて、二層液アンテナ素子12,13.1.4.15
は、VHFローチャネル及びVHFハイチャネルで各々
最適の長さのグイポールアンテナとして動作するから、
個別素子利得も改善され、パターン乗積の原理により、
単一のグイポールアンテナ素子を用いた場合と比較して
総合利得は一層改善される。また、各アンテナ素子のイ
ンビーグンス特性も良好になり、整合が容易となる利点
もある。
ナの高周波数帯用のアンテナ素子14゜15を互いに近
付けて配置し、低周波数帯用のアンテナ素子12.13
を互いに遠ざけて配置すれば、三素子を各々点液源とし
て考えたときの利得が改善されることになるが、これに
加えて、二層液アンテナ素子12,13.1.4.15
は、VHFローチャネル及びVHFハイチャネルで各々
最適の長さのグイポールアンテナとして動作するから、
個別素子利得も改善され、パターン乗積の原理により、
単一のグイポールアンテナ素子を用いた場合と比較して
総合利得は一層改善される。また、各アンテナ素子のイ
ンビーグンス特性も良好になり、整合が容易となる利点
もある。
しかしながら、前後比に関して考えると、この二層液ア
ンテナ素子を用いた場合は、実効的に素子間隔dが変化
するから、これに応じて位相差給電回路の移相量を変化
させないと前後比が劣化することになる。
ンテナ素子を用いた場合は、実効的に素子間隔dが変化
するから、これに応じて位相差給電回路の移相量を変化
させないと前後比が劣化することになる。
第1図では、最も簡単な周波数依存型移相器の実現例と
して、分波器18.21及び長さの異なる同軸ケーブル
19.20を用いた例を示している。分波回路手段を構
成する分波器18,21はVHFハイチャネルとローチ
ャネルの分波を行なうものであり、その対応する分波出
力同士を異なった長さの同軸ケーブル19.20で結ぶ
ことにより、異なった移相量の設定が可能である。従っ
て、各周波数帯で位相条件を満足させることができるも
のである。つまり、前後比を最大にすることができる。
して、分波器18.21及び長さの異なる同軸ケーブル
19.20を用いた例を示している。分波回路手段を構
成する分波器18,21はVHFハイチャネルとローチ
ャネルの分波を行なうものであり、その対応する分波出
力同士を異なった長さの同軸ケーブル19.20で結ぶ
ことにより、異なった移相量の設定が可能である。従っ
て、各周波数帯で位相条件を満足させることができるも
のである。つまり、前後比を最大にすることができる。
尚、周波数依存型移相器は、一般的には分散型遅延線路
・集中定数による移相回路でも実現可能である。このよ
うに構成することで、位相差給電形アンテナをテレビ受
信アンテナとして使用した場合、つまり、広帯域受信を
行なう場合に問題となる低周波数帯(V HFのローチ
ャネル)の利得の低下を前後比を損なうことなく容易に
防止することができるものである。また、多周波型アン
テナを使用することにより、受信帯の間の不要周波数帯
信号に対しては受信レベルを低くすることができるので
、帯域外妨害波の影響も減少するものである。尚、上記
長さの異なる同軸ケーブル19.20で移相回路手段を
構成する。また、上記バルン)ランス16,17、分波
器18゜21、分配器22、同軸ケーブル19.20等
で位相差給電回路を構成する。
・集中定数による移相回路でも実現可能である。このよ
うに構成することで、位相差給電形アンテナをテレビ受
信アンテナとして使用した場合、つまり、広帯域受信を
行なう場合に問題となる低周波数帯(V HFのローチ
ャネル)の利得の低下を前後比を損なうことなく容易に
防止することができるものである。また、多周波型アン
テナを使用することにより、受信帯の間の不要周波数帯
信号に対しては受信レベルを低くすることができるので
、帯域外妨害波の影響も減少するものである。尚、上記
長さの異なる同軸ケーブル19.20で移相回路手段を
構成する。また、上記バルン)ランス16,17、分波
器18゜21、分配器22、同軸ケーブル19.20等
で位相差給電回路を構成する。
@2図は、三素子位相差給電形アンテナに本発明を適用
した実施例を示している。第2図において、三周波型ア
ンテナ素子25,26.27に夫々バルントランス28
,29.30が接続され、アンテナ出力端子37から、
分配器36,3.4、分波器35、電気長の異なる同軸
ケーブル32,33、分波器31を介して上記バルント
ランス28゜29.30に電流を供給するようにしてい
る。
した実施例を示している。第2図において、三周波型ア
ンテナ素子25,26.27に夫々バルントランス28
,29.30が接続され、アンテナ出力端子37から、
分配器36,3.4、分波器35、電気長の異なる同軸
ケーブル32,33、分波器31を介して上記バルント
ランス28゜29.30に電流を供給するようにしてい
る。
この場合、第1図と異なるのは、中央のアンテナ素子2
6が図中の座標軸y−z平面内に置かれていることで、
これはx−y平面内に置かれたアンテナ素子25.26
とy軸に関して対称性を持たせることを目的としている
。
6が図中の座標軸y−z平面内に置かれていることで、
これはx−y平面内に置かれたアンテナ素子25.26
とy軸に関して対称性を持たせることを目的としている
。
第3図は、多周波型アンテナ素子を用いた例を示すもの
で、−第3図(、)では、3周波用アンテナ素子38,
39.40を用いて三素子位相差給電形アンテナの構成
例を示し、第3図(b)では、同図(、)と類似してい
るが、各周波用アンテナ素子41.42.43が扇状に
配列された例を示している。第3図では給電系が示して
いないが、分波器が3出力となり、移相用ケーブルが3
組必要となる点のみ異なり、他は第1図の場合と同様で
ある。
で、−第3図(、)では、3周波用アンテナ素子38,
39.40を用いて三素子位相差給電形アンテナの構成
例を示し、第3図(b)では、同図(、)と類似してい
るが、各周波用アンテナ素子41.42.43が扇状に
配列された例を示している。第3図では給電系が示して
いないが、分波器が3出力となり、移相用ケーブルが3
組必要となる点のみ異なり、他は第1図の場合と同様で
ある。
[発明の効果]
本発明は上述のように、複数本の長さの異なるダイポー
ルアンテナ素子を互いに近接して組み合わせた多周波型
ダイポールアンテナを少なくとも二組設け、この多周波
型ダイポールアンテナを位相差給電する位相差給電回路
を設け、上記多周波型ダイポールアンテナの長さの短い
ダイポールアンテナ素子を互いに相近付けて配置すると
共に、長いダイポールアンテナ素子を互いに相遠ざけて
配置したことで、各多周波型ダイポールアンテナの長い
ダイポールアンテナ素子間の間隔を広げて広帯域におけ
る低周波数帯の利得の低下を防止し、また、各多周波型
ダイポールアンテナの短いダイポールアンテナ素子間の
間隔を近付けて、広帯域における高周波数帯の利得の低
下を防止することができる効果を奏するものである。従
って、特に、テレビ受信に適した位相差給電形アンテナ
を提供できるものである。また、多周波型アンテナを使
用することにより、受信帯の間の不要周波数帯信号に対
しでは受信レベルを低くすることができるので、帯域外
妨害波の影響も減少するものである。
ルアンテナ素子を互いに近接して組み合わせた多周波型
ダイポールアンテナを少なくとも二組設け、この多周波
型ダイポールアンテナを位相差給電する位相差給電回路
を設け、上記多周波型ダイポールアンテナの長さの短い
ダイポールアンテナ素子を互いに相近付けて配置すると
共に、長いダイポールアンテナ素子を互いに相遠ざけて
配置したことで、各多周波型ダイポールアンテナの長い
ダイポールアンテナ素子間の間隔を広げて広帯域におけ
る低周波数帯の利得の低下を防止し、また、各多周波型
ダイポールアンテナの短いダイポールアンテナ素子間の
間隔を近付けて、広帯域における高周波数帯の利得の低
下を防止することができる効果を奏するものである。従
って、特に、テレビ受信に適した位相差給電形アンテナ
を提供できるものである。また、多周波型アンテナを使
用することにより、受信帯の間の不要周波数帯信号に対
しでは受信レベルを低くすることができるので、帯域外
妨害波の影響も減少するものである。
第1図は本発明の実施例の三素子型の位相差給電形アン
テナの構成図、第2図は同上の他の実施例の三素子型の
場合の構成図、第3図(a)(b)は同上の夫々更に他
の実施例を示す図、第4図及び第5図は位相差給電形ア
ンテナの原理を示す説明図、第6図及び第7図は従来例
の位相差給電形アンテナの特性図である。 12.13,14,15はダイポールアンテナ素子であ
る。 代理人 弁理士 石 1)長 七 −1リー 手続補正帯(自発) 1.事件の表示 昭和62年特許願第6366号 2、発明の名称 位相差給電形アンテナ 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 大阪府門真市大字門真1048番地名称<58
3)松下電工株式会社 代表者 藤 井 自 夫 4、代理人 郵便番号 530 5、補正命令の日付 自 発 6、補正により増加する発明の数 なし[1] 本願明
細書の第6頁第8行目の「(θ)」をh(θ)」と訂正
する。 [2] 同上第6頁第13行目、第15行目、第16行
目及び第18行目のIf(0)Jをr!?(0)Jと夫
々訂正する。 [3] 同上第8頁第8行目のrf’(0)を正規化し
て、fで」を削除して下記の文を挿入する。 h’(0)を正規化し、更に波長入の代わりに周波数r
で」 [41同上第13頁第8行目の[比較して−1の次に、
「指向性利得が向上し」の文を挿入する。
テナの構成図、第2図は同上の他の実施例の三素子型の
場合の構成図、第3図(a)(b)は同上の夫々更に他
の実施例を示す図、第4図及び第5図は位相差給電形ア
ンテナの原理を示す説明図、第6図及び第7図は従来例
の位相差給電形アンテナの特性図である。 12.13,14,15はダイポールアンテナ素子であ
る。 代理人 弁理士 石 1)長 七 −1リー 手続補正帯(自発) 1.事件の表示 昭和62年特許願第6366号 2、発明の名称 位相差給電形アンテナ 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 大阪府門真市大字門真1048番地名称<58
3)松下電工株式会社 代表者 藤 井 自 夫 4、代理人 郵便番号 530 5、補正命令の日付 自 発 6、補正により増加する発明の数 なし[1] 本願明
細書の第6頁第8行目の「(θ)」をh(θ)」と訂正
する。 [2] 同上第6頁第13行目、第15行目、第16行
目及び第18行目のIf(0)Jをr!?(0)Jと夫
々訂正する。 [3] 同上第8頁第8行目のrf’(0)を正規化し
て、fで」を削除して下記の文を挿入する。 h’(0)を正規化し、更に波長入の代わりに周波数r
で」 [41同上第13頁第8行目の[比較して−1の次に、
「指向性利得が向上し」の文を挿入する。
Claims (2)
- (1)複数本の長さの異なるダイポールアンテナ素子を
互いに近接して組み合わせた多周波型ダイポールアンテ
ナを少なくとも二組設け、この多周波型ダイポールアン
テナを位相差給電する位相差給電回路を設け、上記多周
波型ダイポールアンテナの長さの短いダイポールアンテ
ナ素子を互いに相近付けて配置すると共に、長いダイポ
ールアンテナ素子を互いに相遠ざけて配置して成ること
を特徴とする位相差給電形アンテナ。 - (2)複数の周波数を分波する分波回路手段を少なくと
も二組用いて、相対応する周波数帯出力端子間を、それ
ぞれの周波数帯に応じて異なった量の移相を行なう移相
回路手段を介して互いに接続した位相差給電回路を備え
たことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の位相差
給電形アンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP636687A JPH0736488B2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 | 位相差給電形アンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP636687A JPH0736488B2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 | 位相差給電形アンテナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63174412A true JPS63174412A (ja) | 1988-07-18 |
JPH0736488B2 JPH0736488B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=11636363
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP636687A Expired - Lifetime JPH0736488B2 (ja) | 1987-01-14 | 1987-01-14 | 位相差給電形アンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736488B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000069018A1 (de) * | 1999-05-06 | 2000-11-16 | Kathrein-Werke Kg | Mehr-bereichs-antenne |
JP2010041317A (ja) * | 2008-08-04 | 2010-02-18 | Dx Antenna Co Ltd | アンテナ装置 |
JP2011009836A (ja) * | 2009-06-23 | 2011-01-13 | Denso Corp | 多周波共用アンテナ |
US9059515B2 (en) | 2012-04-27 | 2015-06-16 | Hitachi Metals, Ltd. | Dual band antenna |
-
1987
- 1987-01-14 JP JP636687A patent/JPH0736488B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000069018A1 (de) * | 1999-05-06 | 2000-11-16 | Kathrein-Werke Kg | Mehr-bereichs-antenne |
US6421024B1 (en) | 1999-05-06 | 2002-07-16 | Kathrein-Werke Kg | Multi-frequency band antenna |
JP2010041317A (ja) * | 2008-08-04 | 2010-02-18 | Dx Antenna Co Ltd | アンテナ装置 |
JP2011009836A (ja) * | 2009-06-23 | 2011-01-13 | Denso Corp | 多周波共用アンテナ |
US9059515B2 (en) | 2012-04-27 | 2015-06-16 | Hitachi Metals, Ltd. | Dual band antenna |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0736488B2 (ja) | 1995-04-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |