JPS63173636A - 収縮性複合シ−ト - Google Patents

収縮性複合シ−ト

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JPS63173636A
JPS63173636A JP501687A JP501687A JPS63173636A JP S63173636 A JPS63173636 A JP S63173636A JP 501687 A JP501687 A JP 501687A JP 501687 A JP501687 A JP 501687A JP S63173636 A JPS63173636 A JP S63173636A
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博文 岩崎
石川 建夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、不織シートと、フィルムとから成る複合シー
トに関する。
該複合シートは、熱収縮性を有し、加飾性、密着色装置
、物理的損傷の保護に優れ、清涼飲料、酒等の各種容器
などの収縮ラベル、収縮性包装材料として利用できる。
〔従来の技術〕
容器などの包装材として、収縮性フィルムを使用した収
縮ラベルが利用されている。
収縮性フィルムは、被包装物を密着して包装することに
は優れているが、ノツチ等の傷が入ると破れ易く、ボル
ト等の包装物の保護には十分でない。
収縮性フィルムの前述問題を改善ため不織シートを用い
ることが提案されている。(特開昭61−21364号
公報) その点、不織シートはノツチが入っても破れ難く、物理
的損傷の保護に関して、非常に優れている。しかし、収
縮フィルムと比較して、繊維間に間隙を有する為、被包
装物との密着性にやや劣ることがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、密着包装性が優れ、且つ、ノツチなどで破れ
難く、物理的損傷の保護することに優れた収縮性複合シ
ートを提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、結晶化指数が15%以上、45%以下で、潜
在収縮率が10%以上のポリエステル系長繊維を主成分
とする不織シートを、潜在収縮率が10%以上の熱可塑
性フィルムの少なくとも片面に接着してなる収縮性複合
シートであり、該複合シートが、80℃以上、200℃
以下の温度で少なくとも一方の熱収縮性が10%以上で
あることが好ましい。更に、ボトル等のラベル用として
は、一方の潜在収縮率が20%以下、それに直交する方
向の潜在収縮率が20%以上を有する異方収縮性である
ことが好ましい。
該複合シート中の不織シート及びフィルムに必要なこと
は、それぞれ10%以上の潜在収縮率を有することであ
る。
潜在収縮率が10%以下では、被包装体の形状に十分密
着しないので、本発明の目的に合致しない。
該不織シートを構成するポリエステルの結晶化度指数が
15%未満では、熱収縮包装の熱処理により劣化し、変
色が生ずる。一方、結晶化度指数が45%を越えると、
潜在収縮率が10%以上が得難く、収縮加工性が悪い。
また、耐摩耗性も劣る。
以下、本発明に用いる不織シートについて詳細に説明す
る。
該不織シートを構成するポリエステルは、公知の重合方
法で製造され、ポリエチレンテレフタレート、又は、エ
チレンテレフタレートの繰り返し単化からなるものを主
体とした共重合ポリエステルであり、二次転移温度が室
温以上で実質的に非品性の半延伸糸が安定して製造出来
、又加熱処理により結晶化させることができるポリマー
である。
特に、ポリエチレンテレフタレートが熱成型加工性、成
型品の耐熱性、強度などで好ましい。
また、該ポリエステルに通常使用される添加剤例えば、
顔料、艶消剤、帯電防止剤、難燃剤、強化粒子などを含
んでも良い。又、重合度については、通常の繊維形成用
の範囲であれば特に制限はなく、又、本発明の目的を損
わない範囲内で、少量のポリマー、例えば、ナイロン、
ポリオレフィンなどを混合することも可能である。更に
複合紡糸によって、サヤ芯、貼り合せなどの複合繊維で
あっても良い。
本発明に用いられる不織シートは、公知のスパンボンド
法などによって得られる。即ち、紡糸速度1600〜4
000m/分で、潜在収縮率が10%以上、破断伸度1
00%以上、複屈折率が0.01〜0.07の半延伸ポ
リエステル系長繊維ウェブを二次転移点以上、二次転移
点プラス50℃以下の温度で、エンボスロールを用いて
、圧着面積率3〜40%の部分熱圧着をさせた後、■一
方の熱ロールの温度が二次転移点プラス30℃以上、融
点マイナス60℃以下、他方の熱ロール温度が二次転移
点プラス50℃以下で、再度、熱圧着して得られた不織
シート、■一対のカレンダーロールで、温度が二次転移
点以上、二次転移点プラス50℃以下で、表面をつぶし
加工してから、樹脂加工した不織シート、例えば、特願
昭59−251960号公報、特願昭60−20341
号公報、特願昭60−20319号公報に開示した二軸
方向に収縮する不織シート、あるいは、■二次転移点以
上、二次転移点プラス50℃以下の温度で熱収縮させ、
少な(とも一方を1.3〜2.5倍延伸加工した不織シ
ート、■一対の熱エンボスロールを用いて、一方の熱ロ
ール温度が二次転移点以上、融点マイナス60℃以下、
他方の熱ロール温度が二次転意プラス50℃以下で再度
部分熱圧着した後、一方を1.3〜2.5倍延伸した不
織シート、例えば、特願昭60−8314号公報、特願
昭61−156286号公報に開示した一軸方向に高い
収縮性を有する異方収縮性の不織シートを用いることが
出来る。
該不織シートを構成する繊度は30デニール以下好まし
くは、0.5〜10デニールである。
該不織シートの目付量は、10〜300 g/m”であ
ることが好ましい。
また、該不織シートは、延伸度、繊度の異なるポリエス
テル系長繊維を、積層又は混繊しても良い。
尚、該不織シートを製造するのに必要なことは、潜在収
縮性を10%以下にしないような条件で表面の耐摩耗性
をB級以上にすること。又、必要に応じてカレンダーロ
ールなどを用いて表面を平滑にして印刷適性を良好にす
ることができる。
該不織シートの表面を、必要に応じて樹脂加工、顔料、
染料などの付与、印刷加工などができる。
本発明に用いる収縮性熱可塑性フィルムとしては、ポリ
塩化ビニル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、ポリスチレン系樹脂等が好適に使用される。
又、使用するフィルムは、潜在収縮性が10%以上であ
ることが必要であるがタテ方向、ヨコ方向のいずれにも
収縮するいわゆる二輪延伸フィルム、及びタテ方向、ヨ
コ方向のいずれか一方にのみ収縮するいわゆる一軸延伸
フイルムのいずれも使用できる。
該熱可塑性フィルムは、公知の方法で得られる厚さ10
μ以上が使用できるが、複合シートの加工性、コストの
面から厚さ200μ以下を用いることが好ましい。
次いで、前述した不織シートと熱可塑性フィルムとの接
着はグラビヤロール、キスロール、スプレー等で接着剤
を不織シート、又は、フィルムに塗布して接合する方法
で得られる。接着工程において、複合シートの熱収縮性
を阻害させないようにすることが必要である。接着剤と
しては、2液反応型のウレタン接着剤が特に好ましい。
又、熱エンボスロールを使用して、部分的に融着させて
接着することができる。この場合、前述不織シートを製
造する時に積層して行うことも可能である。
更に、押出しラミネートによって接着できる。
尚、本発明の複合シートを構成する、不織シート、及び
熱可塑性フィルムの組合せは、目的に応じて、素材、目
付、厚み等自由に選択できる。
尚、タテ、ヨコ両方向に収縮する複合シートは一般の包
装用として使用される。又、タテ、ヨコのいずれか一方
のみに収縮する複合シートは、特に収縮ラベルに使用さ
れる。
〔実施例〕
以下本発明を実施例をあげて具体的に説明する。
尚、実施例に記載した特性の定義及び測定方法を以下に
示す。
・潜在収縮率: 繊維同志又は、フィルムの融点マイナ
ス20℃以下の温度で3分間自由長で熱処理した際の少
なくとも一方向の長さの収縮率のことである。具体的に
は、ポリエステル系長繊維では180℃、ポリプロピレ
ンフィルムでは135℃、ポリ塩化ビニルフィルムでは
135℃で測定される。
・熱収縮率: 試料25csaX25−amにタテ、ヨ
コ各々20C11位置にマーキングして、測定温度の熱
風乾燥機中で5分間熱処理した後、取り出して試料の寸
法変化を測り、収縮率を求める。
・複屈折率(Δn) : 白色光下で偏向顕微鏡ペレックス式コンペンセーターを
用いて測定した。
・引裂強力(JIS L−1096に準する)試験片5
aaX15cmをタテ、ヨコ方向それぞれ取り前記、引
張試験機を用いて求める。(シングルタング法)。
・強伸度:  (JIS−L−1096に準する)島津
製作所製 Auto Graph DSS −2000
型万能引張試験機により、把握長10C11、引張速度
20cm/分で初荷重0.1g/dで行い、n=3の平
均値で示す。
・収縮応力;前記、強伸度と同じ測定機を用い、把握長
10cmで試験片3CIIIX15C111のタテ、ヨ
コ方向各々を、測定温度の熱風雰囲気にして、その時の
最大収縮応力で示す。
・結晶化度指数 赤道方向のX線回折強度を赤道反射法により、結晶化度
指数を求める。
X線回折強度は理学電機社製X線発生装置(RU−20
0PL)とゴニオメータ−(SG−9R)、計量管には
、シンチレーションカウンター、計数部には波高分析器
を用い、ニッケルフィルターで単色化したCu−Kα線
(波長=1.5418人)で測定する。繊維試料の繊維
軸がX線回折面に対して垂直となるようにアルミニウム
製サンプルホルダーにセットする。この時、試料の厚み
は、0.5n+/m位になるようにセットする。30K
V、80mAでX線発生量を運転し、スキャニング速度
1°/分、チャート速度101m/分、タイムコンスタ
ント1秒、タイバージエンススリット1/2@、レシー
ビングスリット0.3m/ m 、スキャツタリングス
リット1/2@において2θが35″から7″まで回折
強度を記録する。記録計のフルスケールは、回折強度曲
線がスケール内にはいるように設定する。ポリエチレン
テレフタレート繊維は一般に赤道線の回折角2θ=17
°〜26°の範囲に3つの主要な反射を有する〔低角度
側(100) (010) (110)面〕、第1図に
ポリエチレンテレフタレート繊維のX線回折強度曲線の
一例を示す。(図中aが結晶部、bが非結晶部を表す。
) 結晶化度指数は、得られたX線回折強度曲線より、2θ
=7 ″と20=35”の間にある回折強度曲線間を直
線で結びベースラインとする。第4図のように2θ=2
0°付近の谷を頂点とし、低角側及び、高角側のすそに
そって直線で結び結晶部と非晶部に分離し、次式に従っ
て面積法で求める。
・耐摩耗性:タテ20cmxヨコ3c!11の試験片を
摩擦試験機■型(掌握型)を用いて荷重500gで10
0往復摩擦させた後、試験片の外観変化を下記の判定基
準に照らして判定し耐摩耗性の目安とした。
(判定基準) A級 まったく毛羽立ちがない。
B級 少し毛羽立ちがあるが目立ない 0級 毛羽立ちが目立つ。
・目付:試験片20COIX 20CI11を取り、そ
の重量を測り、目付に換算して表わす。
・厚み:荷重100G/ cm”のダイヤルゲージを用
いて少なくとも3点以上測り、その平均値を表わす。
・耐衝撃強さ:コンクリート床の上に、厚さ2.0m1
mのガラス板を置き、その上に試料を置いて重さ10g
の鋼球を上方から落下させ、その時に下のガラス板が割
れる高さでクツシコン性を表わす。
実施例1 孔径0.25m、孔数1000ケの矩型紡糸口金を用い
て吐出量850g /分で固有粘度0.72のポリエチ
レンテレフタレートを溶融温度295℃で紡出し、紡口
直下1000龍の位置にある索引用エアーサッカーの圧
気流量を調節して紡速2500m/分で金網コンベア上
に捕集、目付50g/m”の長繊維ウェブを得た。
(長繊維ウェブの繊維特性は複屈折率0.026 、潜
在収縮率58%、繊度3.7デニール、破断伸度260
%である。) 得られた長繊維ウェブを圧着面積比率12%の凸部を有
する一対のエンボスロールを用いて、温度80℃、線圧
20kg/amで部分熱圧着した後、圧着面積比率23
%の織目状エンボス模様を有する上部ロールと表面が平
滑な下部ロールとの間で再度部分熱圧着を、上部ロール
温度140℃、下部ロール70℃、線圧20kg/ca
+で行い、不織シートを得た。(潜在収縮率がタテ方向
48%、ヨコ方向43%、表面の耐摩耗性がA級である
。)得られた不織シートを、ポリエチレン収縮フィルム
(旭化成工業■サンチックフィルム、目付48g/11
!、厚み0.05鶴、潜在収縮率タテ53%、ヨコ53
%)に積層し、圧着面積比率13%のビンポイント模様
を有するエンボスロールと、表面が平滑下部ロールとの
間で、不織シートを上部ロールと接触するようにして熱
圧着して接着し、(熱圧着条件は、上部ロール温度14
0℃、下部ロール温度75℃、線圧2Qkg/cm、速
度15m/分である。)本発明の複合シートを得た。得
られた複合シートの特性を第1表に示す。
比較例■として、ポリエステルスパンボンド(旭化成工
業■製 85050目付50 g/m”潜在収縮率O%
)を使用し、実施例1と同じポリエチレン収縮フィルム
と積層して同一条件で複合シートとした。比較例■とし
て、ポリエチレン収縮フィルムの特性を第1表に示す。
第1表の結果から、本発明の収縮性複合シートは不織シ
ートと、フィルムの両方がタテ、ヨコ共に40%以上の
潜在収縮率を有することから接着面が剥離することなく
均一に熱収縮できた。更に引裂強力、耐衝撃強さは、比
較例■のフィルムと比較して格別に高く、加熱処理で更
に増加することが判った。一方、比較例■の収縮性は、
フィルムの収縮性が、非収縮性不織シートに拘束され、
且つ、不織シートが非接着部で波状の凸部となり凹凸形
状となった。比較例■のフィルムは、実施例■の複合シ
ートと比較して、引裂強力、耐衝撃強さ共に劣る物であ
った。
次いで第1表のシートを用いて、熱収縮包装性を見た。
第1表のシートを各々、タテ36(JXヨコ28cmに
切り取り、ヒートシートして袋状としタテ1註 の中に入れた後、除りの部分をヒートシートする。
得られた包装体を105℃の熱風乾燥機中に3分間熱処
理して各々の熱収縮包装性を比較した。
尚、袋状にする時、不織シートを外になるようにする。
又、四方をヒートシールした後、袋の1角を約1cm位
切り取り、空気抜きとした。
熱処理の結果、本発明の複合シートは、直方体との密着
性に優れた物が得られた。一方比較例■は、表面に波状
の凹凸ができ、密着性に劣る物となった。
比較例■のフィルムは、密着包装性に優れていた。
第  1  表 表ラン中 2段の数字はタテ/ヨコ 実施例2 孔径0,25m、孔数1000個の矩型紡糸口金を用い
吐出量850g /分で固有粘度0.75のポリエチレ
ンテレフタレートを溶融温度295℃で紡糸し、紡口直
下100ONの位置にある索引用エアーサッカーの圧気
流量を調節して紡糸速度2100m/分で金網コンベア
上に捕集、目付80g/m”の長繊維ウェブを得た。(
構成する繊維の特性:複屈折率0.017 、潜在収縮
率61%、繊度4.2デニール、破断伸度310%)、
上記ウェブを圧着面積比率12%の凸部を有する一対の
エンボスロールを用いて、温度80’C1線圧20kr
/amで部分熱圧着を行った後、圧着面積比率8%のピ
ンポイント状のエンボスロールと、表面が平滑なロール
との間で、上部ロール温度150℃、下部ロール温度9
0℃、速度151/分で再度部分熱圧着し、その直後ニ
ップロールで、タテ方向1.8倍延伸加工して異方収縮
性不織シートを得た。(潜在収縮率タテ14%、ヨコ4
8%、表面の耐摩耗性A級) 得られた不織シートと、ポリ塩化ビニール1軸延伸フイ
ルム(三菱樹脂製、ヒレックスフイルム、目付5 0g
 /ra” 、厚み0.04鶴、潜在収縮率タテ6%、
ヨコ54%)とも、2液反応型ウレタン系接着剤を用い
て接着した。接着条件は、フィルム状に約15g/m”
接着剤を塗布した後、不織シートを重ねてプレスして本
発明の複合シートを得た。得られた複合シートの特性を
第2表に示す。
比較例■として、市販のポリエステルスパンボンド(旭
化成工業■製E 5080 、目付80g/m”、潜在
収縮率θ%)を使用して、実施例2と同様にして、複合
シートを得た。比較例■は、ポリ塩化ビニルフィルムの
みの特性を第2表に示した。
第2表の結果から、本発明の複合シートは、タテ方向が
20%以下の潜在収縮型で、ヨコ方向が40%以上の潜
在収縮性の不織シートとフィルムから成っている為、接
着面の剥離が起こらず熱収縮ができた。更に、引裂強力
、耐衝撃強さは、比較例■のフィルムと比較して格段に
高く、加熱処理で更に増加することが判った。
一方、比較例■のシートは、フィルムの収縮性が、非収
縮性の不織シートに拘束され且つ、接着面が部分的に剥
離し、ヨコ方向の波状の凸部が剥離した部分で形成され
、外観品位の悪い物となった。比較例■の不織シートは
、引裂強力、耐衝撃強さ共に劣る物であった。
次いで、第2表のシートを用いて、熱収縮包装性を見た
。第2表のシートを各々、タテl1cmxヨコ27cm
に切り取り、外径81×高さ15cmX上口径2CI!
lで高さ10cm〜130にかけて傾きがある円柱状の
ビンを収縮ラベルできるようにヨコ方向を2枚重ねヒー
トシートした後、上記円柱状のビンを中に入れて120
℃の熱風乾燥機中に3分間熱処理して各々の熱収縮包装
性を比較した。
熱処理の結果本発明の複合シートは、円柱状の上部傾斜
部まで密着包装ができた。
一方、比較例■のシートは、シート全体に部分的凹凸が
形成され、円柱状のビンとの接触面積が少なくなり、密
着包装性に劣る物となった。
比較例■のフィルムは、密着包装性に優れていた。
以上のことから、本発明の複合シートは、フィルムと同
程度の密着包装ができ、且つ、フィルムと比較して、引
裂強力、耐衝撃性の優れた物であることが判った。
一方、比較例は、本発明の目的を満足できる物でなかっ
た。
第2表 表ラン中、2段の数字はタテ/ヨコ 〔発明の効果〕 本発明の収縮性複合シートは、接着部の剥離することな
く、加熱処理によって、熱収縮性を有し、任意形状の被
包装体などの収縮包装に使用して、被包装体と密着し、
ノツチなどによっても破れ確れ難く、物理的損傷に対し
て、内包物を充分に保護することができる。
従って、各種容器などの収縮ラベル、収縮包装材料とし
て利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はポリエチレンテレフタレート繊維のX線回折強
度の一例を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)結晶化度指数が15%以上、45%以下で潜在収
    縮率が10%以上のポリエステル系長繊維を主成分とす
    る不織シートを、潜在収縮率が10%以上の熱可塑性フ
    ィルムの少なくとも片面に接着して成る収縮性複合シー
  2. (2)該複合シートが、80℃以上、200℃以下の温
    度で少なくとも一方向の熱収縮率が10%以上であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の収縮性
    複合シート
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0234239U (ja) * 1988-08-26 1990-03-05

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JPH0234239U (ja) * 1988-08-26 1990-03-05

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