JPS6317327Y2 - - Google Patents

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JPS6317327Y2
JPS6317327Y2 JP9710682U JP9710682U JPS6317327Y2 JP S6317327 Y2 JPS6317327 Y2 JP S6317327Y2 JP 9710682 U JP9710682 U JP 9710682U JP 9710682 U JP9710682 U JP 9710682U JP S6317327 Y2 JPS6317327 Y2 JP S6317327Y2
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JP9710682U
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【考案の詳細な説明】 本考案は、牧草等の粗飼料、残稈などの嵩張る
集積物を集積して円柱状に圧縮して排出する集積
物運搬車における集積物圧縮装置に関するもので
ある。
従来、この種集積物を矩形状に圧縮処理して排
出するようにした集積物運搬車にあつては、この
矩形状成形物を圃場等に放置して天日乾燥する場
合などにおいて、六面のうちの一面全体が接地面
となるため接地面積が大となつて乾燥能力が悪く
品質低下を来す許りでなく、反転する場合や移動
する場合に大変な労力を必要としなければならな
かつた。そこで集積物を円筒状に圧縮形成する所
謂ロールベーラ(ラウンドベーラ)が知られてい
る。この場合、ロールベーラで成形された円筒状
成形物は接地面積も小さく乾燥能力に優れ、しか
も反転作業は単に転がすだけでよいから容易にな
る利点もあるが、円筒状成形物はベルト状の集積
物を渦巻き状に巻き込みながら圧縮成形するもの
であるため渦巻き構造になつてしまい、このため
ほぐしずらく、いちいち巻き戻したり特殊装置を
用いたりしてほぐさなければならない欠点があつ
た。
本考案は、上記の如き実状に鑑みこれらの欠点
を一掃すべく創案されたものであつて、荷台上方
に設けた支軸を支点として回動自在な半円筒状の
圧縮体と後扉体とを、円柱状圧縮空間が形成され
るように対設せしめたことにより、円柱状の圧縮
成形物を形成できるものでありながら、渦巻き構
造となることがなくほぐし易い円柱状の圧縮成形
体にすることができる集積物運搬車における集積
物圧縮装置を提供することを目的としたものであ
る。
本考案の構成を、図面に示された一実施例に基
づいて説明すれば、1は牧草を刈取つて圧縮する
集積物運搬車の走行機体であつて、該走行機体1
の機体フレーム1a一側前方には運転操縦席2が
装備されている。一方、機体フレーム1aの他側
には後述する集積物圧縮装置を装備した荷台3が
平行リンク機構4を介して上下昇降自在に設けら
れている。4aは上記平行リンク機構4用の油圧
シリンダ、5はクローラ型走行体である。
6は荷台3前方の機体フレーム1a前側に配設
された刈取装置であつて、該刈取装置6は油圧シ
リンダ7aを装備した平行リンク機構7によつて
上下動自在に構成され、刈取装置6の下部に装備
したアツプカツト方式の刈刃6aによつて刈取ら
れた牧草Aは、後方斜め上方に向けて延びるシユ
ート6bに誘導案内されて後方の荷台3側に放出
されるようになつている。荷台3の左右後端部か
ら上方に立設した後枠8の上端間には左右方向の
支軸9が支架されているが、該支軸9を中心とし
て前後方向に湾曲した円弧状の底板10が、機体
前方上方の支軸9と略同じ高さに位置する一側縁
から後枠8の基端側に位置する他側縁に至るよう
に構成されている。前記支軸9には圧縮体11の
基端が固定される一方、後扉体12の基端が回動
自在に枢支されている。即ち、圧縮体11は、支
軸9に固定の作動アーム9aと後枠8との間に介
装した油圧シリンダ13の伸縮作動によつて、先
端縁が底板10の一側縁位置に位置する上昇位置
から他側縁位置に位置する圧縮位置までの間を底
板10に沿つて前後揺動すべく支軸9と一体回動
するようになつており、また、後扉体12は、先
端縁が底板10の他側縁位置に位置する閉塞位置
から後方上方に回動して荷台3後方を開口するよ
うになつている。しかも上記圧縮体11と後扉体
12とは、それぞれ半円筒状体で形成されてお
り、両者11,12を合せることによつて、円柱
状の圧縮空間が形成される。14は圧縮体11及
び後扉体12に突設のブラケツト14a,14b
間に介装せしめた弾機であつて、該弾機14は支
軸9上方に位置して後扉体12を後方開口側に付
勢している。
尚、図中、10aは底板10の一側方に設けた
投入口であつて、シユート6bの先端が嵌合され
ていて、シユート6bから放出された牧草等の集
積物Bを荷台3側に投入するものであり、また、
15は後扉体12を閉塞位置に固定するための係
止フツク、15aはその操作レバーである。
次に、叙述の如く構成した本考案の作用につい
て説明する。まず、走行機体1を用いて牧草等粗
飼料を刈取収穫するには、後扉体12を係止フツ
クで係止して荷台3の後部を閉塞すると共に、圧
縮体11を上昇位置に位置せしめた状態で刈取装
置6を作動せしめながら圃場内を走行せしめれば
よい。即ち、上記走行機体1の走行に伴い刈刃6
aで刈取られた牧草Aはシユート6bに誘導案内
され、投入口10aから荷台3内に投入されここ
に集積される。
この様にして適当量の集積物Bが荷台3内に集
積されたら、刈取作業を停止し圧縮作業を行な
う。それには、油圧シリンダ13を伸長せしめて
上昇位置にある圧縮体11を底板10に沿つて下
方後方の圧縮位置まで回動せしめればよい。即
ち、この圧縮体11による圧縮作動によつて荷台
3内の集積物Bは、圧縮体11と後扉体12とで
形成される円柱状の圧縮空間に収納された状態で
圧縮されることになる。そしてさらに圧縮体11
を上昇位置に復帰せしめて牧草Aの刈取作業を続
行し、これを適宜繰り返すことにより十分圧縮さ
れた円柱状成形体Cが形成される。
一方、上記圧縮処理された成形体Cを機外に排
出するには、圧縮体11を圧縮位置に位置したま
まで、操作レバー15aを操作して係止フツク1
5の係止を解除すれば、後扉体12は、圧縮体1
1が圧縮位置に下降したが故に伸長した弾機14
の復元力と成形体Cの内圧とによつて自動的に後
方上方に回動して開口し、円柱状成形体Cは荷台
3から排出される。このとき、第4図に示す如く
トラツク荷台16に排出するには平行リンク機構
4を作動せしめて荷台3を上昇せしめれば簡単に
行なうことができる。また、成形体Cは荷台3の
適当部位に結束装置を取付けて外周を結束すれば
成形体Cのバラケ現象を効果的に防止できる。
この様に、本考案では、接地面積が小さくて乾
燥性能に優れ、しかも反転時等において極めて取
扱い易い円柱状の圧縮成形体Cを、円柱状の圧縮
空間が形成されるように対設した半円筒状の圧縮
体11と後扉体12とからなり、しかも圧縮体1
1を円弧状底板10に沿つて回動して圧縮作動す
るようにした極めて簡単な構造で確実に成形する
ことができる。その上、上記円柱状の成形体C
は、ロールベーラによるもののように転がり運動
による渦巻き状の成形体になることはなく圧縮体
11と後扉体12との間に挟まれた状態で圧縮成
形されるものであるためほぐし易く、従つて作業
性も向上する。また、前記外周を結束した場合に
は結束紐を切れば容易にほぐすことができる。
尚、成形体Cが排出された後、後扉体12を閉
塞位置に復帰せしめるには、後扉体12自身を弾
機14に抗して回動せしめることにより行なうこ
ともできるが、油圧シリンダ13を縮小せしめて
圧縮体11を上昇位置に復帰させればこれに連動
して後扉体12は下降するため簡単に行なうこと
ができる。
また、本考案における圧縮体11の圧縮作動並
びに後扉体12の排出作動は前記実施例の如く油
圧シリンダ13と弾機14との結合構成によつて
行なうようにしたがこれに限定するものではな
く、例えば第5図、第6図に示す他の実施例の如
く、圧縮体11と後扉体12とにそれぞれ設けた
ブラケツト17a,17b間に支軸9よりも上位
に位置するように配設した油圧シリンダ17を介
装したものであつても良い。この場合、圧縮体1
1、後扉体12のいずれか一方を圧縮位置あるい
は閉位置で固定する必要があるが、それには、第
6図に示す如く底板10の後端側下面に設けた支
軸18を支点として両側が上下揺動するロツク杆
19を設け、該ロツク杆19の上方に折曲した各
先端部19a,19bを、ロツク杆19用の操作
レバーの切換操作で、圧縮位置に位置する圧縮体
11側の係止孔11aあるいは閉塞位置に位置す
る後扉体12側の係止孔12aのいずれか一方に
嵌入係止するようにしておけば、簡単な構造であ
りながら、圧縮操作時には閉塞位置の後扉体12
をロツクし、排出操作時には圧縮位置の圧縮体1
1をロツクする選択的なロツクを確実に行なうこ
とができる。しかもこの場合、油圧シリンダ17
の伸長に伴う圧縮作動時の負荷はロツクされた後
扉体12と下降する圧縮体11との間に直接加わ
り前述の実施例の如く後枠8にはほとんど加わら
ないため、後枠8の強度を殊更補強する必要もな
くコンパクト化を図れるという利点がある。尚、
10bはロツク杆先端部19aに対応して底板1
0に穿設した貫通孔である。
以上要するに、本考案は、走行機体に搭載する
荷台を、荷台上方の支軸を中心とした円弧状底板
と、前記支軸を支点にして先端が円弧状底板に沿
つて底板一側の集積物投入側から他側の集積物圧
縮側に向けて圧縮回動可能な半円筒状の圧縮体
と、支軸を支点にして底板他側の荷台閉塞位置か
ら回動して開口する半円筒状の後扉体とを用いて
構成すると共に、上記圧縮体と後扉体とを、円柱
状圧縮空間が形成されるように対設せしめたか
ら、荷台に投入した集積物は、半円筒状になつた
圧縮体と後扉体とによつて円柱状の圧縮成形体に
形成することができ、従つて乾燥性能に優れ、し
かも容易に転がして反転せしめ得て取扱いやすい
ものとすることができる。そのうえ、上記円柱状
の圧縮成形体は、ロールベーラのようにベルト状
の集積物を巻き込んで成形するものではなく、半
円筒状の圧縮体と後扉体とによる押圧作用によつ
て成形されるため、渦巻き状になることはなくほ
ぐし易い状態にし得て後作業の作業性を著しく向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る集積物運搬車における集
積物圧縮装置の実施例を示したものであつて、第
1図は集積物運搬車の全体側面図、第2図は同上
正面図、第3図、第4図は作用説明図、第5図は
他例を示す作用説明図、第6図は同上要部の作用
説明図である。 図中、1は走行機体、3は荷台、9は支軸、1
0は底板、10aは投入口、11は圧縮体、12
は後扉体である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行機体に搭載する荷台を、荷台上方の支軸を
    中心とした円弧状底板と、前記支軸を支点にして
    先端が円弧状底板に沿つて底板一側の集積物投入
    側から他側の集積物圧縮側に向けて圧縮回動可能
    な半円筒状の圧縮板と、支軸を支点にして底板他
    側の荷台閉塞位置から回動して開口可能な半円筒
    状の後扉体とを用いて構成すると共に、上記圧縮
    体と後扉体とを、円柱状の圧縮空間が形成される
    ように対設せしめたことを特徴とする集積物運搬
    車における集積物圧縮装置。
JP9710682U 1982-06-28 1982-06-28 集積物運搬車における集積物圧縮装置 Granted JPS59635U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9710682U JPS59635U (ja) 1982-06-28 1982-06-28 集積物運搬車における集積物圧縮装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9710682U JPS59635U (ja) 1982-06-28 1982-06-28 集積物運搬車における集積物圧縮装置

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Publication Number Publication Date
JPS59635U JPS59635U (ja) 1984-01-05
JPS6317327Y2 true JPS6317327Y2 (ja) 1988-05-17

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ID=30231125

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