JPS63171640A - エキシマの形成方法と装置およびレーザへの応用 - Google Patents

エキシマの形成方法と装置およびレーザへの応用

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JPS63171640A
JPS63171640A JP62328163A JP32816387A JPS63171640A JP S63171640 A JPS63171640 A JP S63171640A JP 62328163 A JP62328163 A JP 62328163A JP 32816387 A JP32816387 A JP 32816387A JP S63171640 A JPS63171640 A JP S63171640A
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excimer
gas
compression chamber
laser
discharge
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JP62328163A
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ミシエル・ボワブノ
クリストフ・ジユーベ
フランソワ・ピユージ
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Commissariat a lEnergie Atomique et aux Energies Alternatives CEA
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Centre National de la Recherche Scientifique CNRS
Commissariat a lEnergie Atomique CEA
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、高繰返し速度を有するパルス式または連続式
のレーザにおいて、紫外域または可視域で放射する光源
として使用し得るエキシマを形成する方法と装置に係る
本発明はレーザ一般、特定的には強力で高効率のレーザ
、より特定的には光化学、遠隔通信、制御融解等の分野
に応用し得るものである。
可視波長および紫外波長の分野におけるガスレーザまた
はエキシマの開発がここ10年間注目を集めて来ている
。これは波長の帯域幅が大きく、しかもレーザ放射のス
ペクトル域が狭い(数ナノメートル)ことが−因である
エキシマとは気体状態にある励起化学種であり、下方遷
移の際に発光しながら化学的に解離することができる。
これはエキシマの励起状態とわずかに結合した正常状態
(はぼ100〜300aR、)との間の電子遷移に相当
する。
正常状態での分子は化学的解離が非常に速いため、分布
の反転を容易に実現でき、有効誘導放射部分の値が高く
なる(はぼ1O、6ci)。
エキシマレーザの原理と特徴に関する全般的説明につい
ては、La5er Hgndbook、 H,L、5t
itchfI。
North Ho1land Publishing 
Con+pany 1979 、 135〜197頁に
掲載のJ、J、Ewing論文、[エキシマレ−ザ」を
参照されたい。
エキシマレーザにおける活性媒体は、Rをキセノンのよ
うな稀ガス、XYを一般的にC12゜F2.HCj!、
HFのようなハロゲン化二原子気体分子とする時の混合
ガスR+XYによって構成される。この活性媒体を、R
と同一または異種の稀ガスによって構成される緩衝ガス
に混合する。
気体状反応物質R,XYの何れか一方を光ボンピング、
または電子衝撃または放電によって励起またはイオン化
し、励起した反応物質を他の反応体と衝突させて励起状
態の稀ガスハロゲン化物RY”を生成し、これをレーザ
発光の先駆体とする。
生成物RY”は主として、BおよびCと称する2つの励
起電子状態において形成されるが、レーザ発光はBのレ
ベルとXの正常レベルとの間の電子遷移に相当する。こ
のレーザ発振は主として、緩衝ガスを補助としてBの励
起状態(V−0)から生じる。
反応機構を概略的に示すと次のようになる。
電子R”+XY  +M笥突 R+XY+M−)R+XY” +M−+衝撃R” +X
Y−+M 衝突 RY”  (B、C)+X+M−’ 緩和 RY”  (B、V−0)X+M−”−R+Y+、X+
Mこの時Mは混合物R+XYを混和する緩衝ガスである
第1図はR−XeおよびxY−C12の場合のXeCl
*の電位曲線を示す。これらの曲線は上の反応機構を表
すものであり、特にJ、Chell、Phys、69゜
1978、 pp2209に掲載のP、J、HgV他論
文、[キセノンハロゲン化物の共有ソニック状態]に発
表されたものである。これらの曲線では、単位nlでの
XeCl*の結合距1rの関数として、結合エネルギー
Eを単位evで示している。
第1図はシステムXeCl*の電位曲線である。
起+  2 状!!!(曲線1)がXe(P)およびC11の状態に
相当する。曲線1から分かるように、エキシマXeCJ
!”(B)の結合エネルギーは、結合されていないXe
 とCj−のものより低い。
曲線2は非励起状態のキセノン分子と塩素分子の結合エ
ネルギーを示す。
矢印Fによって象徴化して示す放射は、エキシvXec
j”  (B、V−0)の脱遷移によるものであり、放
射に伴なってエキシマXeCl**は非励起状態のキセ
ノン原子と塩素原子に解離する(曲線2)。放射される
光の波長は308nmである。
現在周知のエキシマレーザの欠点の1つに、抽出レーザ
エネルギーと電子衝撃の間に活性媒体によって吸収され
るエネルギーとの比率によって決定される効率が1%に
過ぎないことがある。
既存のエキシマレーザのもつ他の主な欠点として、出発
ガスの再生が不十分であるため高周波数での動作が困難
になり、連続動作も不可能になるということがある。特
にガスの再循環を換気装置で行なうのが普通であるため
、単位時間当りのレーザパルス数が限定され、レーザの
繰返し速度は約100HZとなる。
励起反応物質(例えばR”)と他の反応体(XY)との
間の衝突確率を高めて強力レーザを獲得するためには、
反応物質の圧力を高く(はぼ104Paに)する必要が
ある。同様に緩衝ガスの圧力も高く(はぼ105paに
)して、形成されたエキシマの振動緩和をする必要があ
る。
残念ながら、高圧力媒体の中で2種類の反応物質の一方
のみを励起するように放電の発生を制御するのは困難で
ある。また放電を有効に生じるために従来使用されてい
る電圧は、25〜30KVの高電圧である。
ガス流量を大きくし、かつ活性媒体の補充を一定にする
ために、超音速流レーザが開発された。
これ辷ツイテはJ、or Cethedec 19.特
別号1982゜2月、 p055−80に掲載されたB
、FOntaine et at論文[新型極低温高密
度超音速レーザ]、およびEntrOpie、 NO,
89−90,1979,pp、118− 125に掲載
されたB、Fontaine et al論文、[超音
速気流を有するエキシマレーザ」に詳しい。
この装置では、ラバルノズルを用いて超音速流が獲得さ
れ、反応物質R,XYの何れか一方を励起するために使
用する放電が、電子ビームまたはX線によって安定化さ
れるか補助される。反応図は先に示したものと同様であ
る。
さらに、超音速流におけるガス密度(または圧力)はや
はり高く維持して、励起反応物質と他の反応体との間の
衝突および種RY”  (B、C)の緩和を助けるよう
にしなければならない。残念ながら超音速膨張によるガ
スの冷却が反応物質問に凝集体を形成する一因となり、
エキシマRY”の形成に使用できる反応物質の濃度が制
限される結果となる。
特に反応混合体がXe+HCj!の場合は、nを2より
も大きい正の整数とする時の(HC1)。の凝集体の形
成が多くなる。このような凝集体による欠点にライては
、^pp1.Phys、Lett、36(3)、1.2
゜1980 DI)、 185、87に掲載の8. F
ontaine論文「308nmでの高比出力長パルス
超音速流XeCル−ザ」に詳しく記載されている。
発明者らは、(HCj)nの凝集体が形成されるのは、
HCj分子の極性が高いことによるものであるという知
見を得た。
その他の凝集体やR”(例えばx02+)形の均質錯体
もイオン・分子反応を介して生成されるものであり、超
音速流の温度圧力条件の下ではその有効部分が非常に大
きくなる。これら2つの効果によるレーザ効率の低下は
ほぼ2.5%である。
上記の超音速流レーザにおけるガス流速のマツへ数は1
〜3の間である。このマツへ数はエキシマを得るために
必要な程度に反応物質問の衝突を行なわせるにはむしろ
低い数値である。単位時間当りの衝突数Pは、マツへ数
に関してP ! M ’と減少関数になるためである。
また、周知の超音速流レーザでは電子銃やxa発生@装
を使用するために構造が複雑化し、コスト高になるとい
う欠点もある。
これまで、エキシマの数を多くして最大の光エネルギー
を獲得するための努力は、全て反応物質間の衝突を生じ
る方向に向けられて来た。ところが発明者らは、B、F
Ontainei et alの論文の追求した目的及
び多くの理論とは異なり、反応物質問の衝突を離れ、超
音速流のマツへ数を大きくすると共に弱く分極するか非
極性の分子により形成される反応混合物を用いることに
よって、混合ガス中のR−XY形のファンデルワールス
錯体の数を多くすることに努めた。さらにこれらのファ
ンデルワールス錯体の直接励起も追究した。その結果、
発明者らはスペクトルバンド幅の狭い(約10nm)エ
キシマの放射を得ることに成功した。
ファンデルワールス錯体(Xe−Br、Xe一Cl2)
の形成とこれらの錯体の光励起とが、1986年 4月
15日発行のJ 、 Cheap、 Phys、84(
8) 、pp、 4712−4713に掲載のH、Bo
ivineau et al論文、[Xe−Br2フア
ンデルワ一ルス錯体の二重光励起によるXeBr”エキ
シマの形成」の主題になっているが、この場合の錯体の
励起は、複雑な光ボンピング装置によることに注意を要
する。
本発明は上述のような欠点を無くすることのできるエキ
シマを形成するための方法と装置に係る。
本発明で使用する装置は、エキシマの形成に電子銃や複
雑な光ボンピングを要しないため比較的構造が簡単で廉
価であり、しかも先行技術の装置に比較して効率が高い
本発明はまず、光放射により脱励起する際に化学的に解
離し得るエキシマを形成する方法に係り、この方法は、
XYとMを同一または異種とし、ここでRおよびXYを
稀ガス原子、金属原子および多原子分子の中から選択し
たもの、Mを!111ガスとした際の混合ガスR+XY
+Mを圧縮する段階と、 前記圧縮ガスを少なくともマツハ数10で超音速断熱膨
張させて、結合エネルギーがR−RおよびXY−XYの
結合エネルギーと少なくとも同等のファンデルワールス
錯体R−XYを11!iガスに混合した状態で形成する
段階と、 前記ファンデルワールス錯体を無補助の放電により直接
励起してエキシマRY”を形成する段階とを含んで成る
ことを特徴とする。
マツハ数を少なくとも10に等しい高い数値として混合
ガスを断熱膨張させ、従って該混合ガスの冷却をよくす
る(T、に’で数度)ことは、錯体R−XYの濃度を高
くする上で必須条件である。
また放電が生じる領域では膨張ガスの密度または圧力が
非常に低いことを考えた場合、先行技術のように電子的
またはX線放射による補助や安定化を行なうことなく、
10K V以下で簡単な放電を使用すればよいことにな
る。
本発明による方法を実施するための装置は使用が簡単で
しかも全体的寸法が小さいため、使用する放電は横形、
即ちガス混合物の流れに対して垂直に生成される。
放電により錯体RY”を励起すると、エキシマRY”の
形成に顕著な特異性(B、V≦10)が得られることは
驚くに値する。即ち、放電は選択的励起方法ではなく、
これによってその他の多くの生成物を形成することがで
き、しかもエキシマを形成するための反応は必要でなく
なる。
本発明による反応の機構は先行技術に比較して簡単なも
のであり、概略的に示すと次のようになる。
超音波        放電 R+XY+M+   (R−XY)+M−)RY”(B
、V≦10)+X+M−)R+Y+X+M本発明による
方法は、結合エネルギーがR−R形およびXY−YX形
の錯体と同等かそれ以上のR−XY形のファンデルワー
ルス錯体を形成し得る周知の反応性ガスの全部に応用で
きるものである。特に、非極性または微弱性のRおよび
XY原子またはRおよびXY分子に応用することができ
る。
前出のB 、 Fontatneの論文にあるように、
錯体(HC1)。の形成が光の高効率化の妨げになるの
は一部にはHClの極性が高いことによるのは注意を要
する。
本発明では非極性の原子または分子を使用するため、m
およびnを正の整数とする時のR1−XY、形の錯体ま
たは混合凝集体の形成を最適化することができる。先行
技術と異なり、電気的励起を行なう間に超音速流の中で
生じる衝突数は非常に少ないため、イオン・分子反応は
余り行なわれない。
またR−XY形の混合錯体の方が結合エネルギ−が高く
従って安定しているため、正常状態でのR2形均1it
i体の形成も余り行なわれない。例えば、Xe2の結合
エネルギーが一! 2003 、(C12)2の結合エ
ネルギーがユ250cIRsxec1281体の結合エ
ネルギーが: 400.  である。
本発明による方法は多数の反応性ガスに応用できる。例
えば反応物質Rとしてアルゴン、クリプトン、キセノン
のような稀ガス、金属蒸気、特に水銀、カドミウム、亜
鉛、テルル、カリウムの蒸気、あるいはCO8,NF 
 %CO、OF2、N2Cl0□のような微弱極性また
は非極性の多原子気体分子を使用することができる。
反応物質XYについても、アルゴン、クリプトン、キセ
ノンのような稀ガス、金属蒸気、特に水銀、カドミウム
、亜鉛、カリウム、テルル等の蒸気、あるいはCO8,
N2Clo2、C081NF  、OF2のような多原
子気体分子を使用することができ、中でも好適なのが原
子の少なくとも1つがハロゲンである多原子分子、例え
ばXをCl、BrまたはFとする時のCj!2、Br 
 −F2、CH3X2.02H5X等である。
使用し得るR−XYの気体対として、B 、 Fon−
−taineおよびJ 、 J 、 Ewingの論文
に記載のものを挙げることができる。
緩衝ガスとしては、アルゴン、ネオン、クリプトン、キ
セノン、ヘリウムのような稀ガスまたはそれらの混合物
、あるいは水銀蒸気のような金属蒸気を使用することが
できる。有利な方法としては、RとMを稀ガスとし、X
Yをα 、Br2およびF2とする。特にRをxeとし
、XYをCl2、Mをヘリウムとすると錯体xe−Cl
2を直接励起してエキシマXeCj”を得ることが可能
になる。
この他に好適な混合ガスは、Rに水銀、XYにCH3C
避2、Mにヘリウムを用いるものがある。
本発明によると、混合ガスの圧縮を1〜5MPaの圧力
で行ない、膨張は135P a (I Torr)未満
の圧力に下げて行なう。このような圧力範囲は、エキシ
マの形成に衝突を要する従来形のシステムでは到達し得
ないものである。
特にエキシマXeCj”の形成の場合では、他に形成さ
れ得る錯体に比べてファンデルワールス組体Xe−(1
42の形成を促進するために、混合ガスをほぼ2MPa
まで圧縮するのが望ましい。
本発明は上記方法を実施する1i@にも係る。本発明に
よるとこの装置は、圧縮室と、前記圧縮室において混合
ガスR+XY+Mを圧縮するための手段と、少なくとも
1つの開口部によって前記圧縮室と連通ずる膨張室と、
前記膨張室内の圧力を前記圧縮室において支配的な圧力
より十分に低くするための手段と、前記圧縮室内の前記
開口部の下流側において放電を生じるための手段とを含
んで成り、前記圧縮室と膨張室との圧力差、前記開口部
の表面積および前記圧縮室の体積が、前記混合ガスが圧
縮室に流入する際に、これを少なくともマツへ数が10
に等しくて超音速断熱膨張させるようになっている。
本発明によるこの装置は、先行技術の装置と異なり、連
続的にまたは非常に高い繰返し速度で(約IKH2)パ
ルス式に動作するレーザとして使用することができる。
さらにこのレーザ装置はエキシマの放射する光のエネル
ギーレベルが高いため、その光を増幅するシステムを備
える必要がない。必要に応じて光のスペクトル幅を減少
させる波長セレクタを備えることができる。
本発明によるレーザ装置は上で挙げた全ての反応性ガス
と共に使用することができる。本発明によるレーザ装置
によって形成できるエキシマ、およびそれに対応するレ
ーザ放射については、前出のB 、 Fontaine
およびJ、J、Ewingの論文に詳しく示されている
以下の非限定的実施態様についての詳細な説明、並びに
添付図面から、本発明のその他の特徴と利点についても
理解されよう。
第2図と第3図を参照して分かるように、本発明の連続
式エキシマレーザは、第1端部に全反射鏡5を備え他端
部に出射窓7を備える共振空洞3を含んで成る。出射窓
7は石英等によって形成され、空洞3内で放射される光
の95%を透過する。
このレーザは例えば平行六面体状を−成し、レーザ放射
の要因である混合ガスの膨張室を構成する。
レーザ効果に関係するガスを、流速はぼ500071?
/時のコンプレッサ13の圧縮ステージ11によってま
ず圧縮室9に導入する。圧縮ステージ11の働きにより
、レーザ効果の先駆体としての混合ガスを1〜5MPa
の圧力までに圧縮することが可能になる。パイプ14が
コンプレッサから圧縮混合ガスを圧縮室9へ運搬する。
圧縮前の混合ガスは、コンプレッサ13の圧縮ステージ
11と連結された混合容器15に貯蔵される。
パイプ17.19.21が容器15に対してガスまたは
蒸気R,ガスまたは蒸気Yおよび緩衝ガスをそれぞれ供
給する。
圧縮室9内で圧縮された混合ガスは、通常200譚の幅
dのように非常に細いスリット23を介して膨張室3に
導入される。このスリット23は空洞3の正中面に位置
している。
圧縮室9からスリット23を通過した混合ガスは、マツ
ハ数で10〜20Gの超音速断熱膨張作用を受ける。こ
の目的で膨張室3の最小距111Dは、スリット23の
幅dよりほぼ20倍大きくする必要がある。
また空洞3の初期圧も、圧縮室9内で支配的な圧力によ
り十分低くしておく必要がある。即ち膨張室の圧力を、
135Pa未満(<I Torr) 、例えば13〜1
35Pa(10、〜1■0「r)とする。
膨張室3をこのように比較的低圧力にするのは、コンプ
レッサ13の第2ステージ25を構成する真空ポンプの
働きによる。空洞3内に入ってスリット23と対向する
パイプ26を設けることにより、膨張ガスを空洞から真
空ポンプ25まで移動させることができる。
本発明によると、圧縮した混合ガスM十R+XYをマツ
ハ数で10以上で超音速膨張させることによってファン
デルワールス錯体R−XYを形成することができる。
それぞれ高圧源と大地に接続されている電極27゜29
を膨張室3の内部に配設し、放電を矢印Eによって象徴
的に示すように、矢印F゛の示すガス混合物の流れの方
向に対して垂直方向に生じることができるようにする。
放電Eによってファンデルワールス錯体R−XYをエキ
シマRY’に変換することができる。Rがxeを表しX
YがCj2を表す場合、得られるエキシマはXeCl*
mであり、そのポテンシャル曲線は第1図に示す通りで
ある。
本発明によるレーザでは、ガス流が比較的大きいため、
活性媒体の補充を一定に行なうことができ、従って連続
的に光放射して矢印L(第3図)によって表すようにレ
ーザ空洞の窓7から出射することができる。
本発明によると、スリット23の下流側のガス密度また
は圧力が比較的低い領域で放電Eを生じるため、5〜1
0K Vの電圧を使用することが可能になる。スリット
23から放電発生箇所までの距11ixは通常4JII
IIである。この距離Xはスリット23の幅のほぼ20
倍とする。
膨張室3の冷間域(約10’K)で放電を生じる電極2
7.29は任意の形態とすることができ、例えば連続ス
リット23の場合では円形基部を有する2つの中実円筒
形とすることができる。
また第4図に示したように、大地に並列接続した複数の
電極29aと高電圧源に並列接続した複数の電極27a
とを用いて複数の放電を生じることも可能である。特に
、空洞3の正中面に複数のスリット23aまたは孔を並
べて設けることにより、レーザの圧縮室9と膨張室3と
の間の連通を図る場合には、このように電極を配設する
。スリットまたは孔23aを複数個設けることによって
、複数の圧縮ガス噴流を一列状に生じることができる。
本発明によると、lKH2を超えるレーザパルス繰返し
速度を有するパルス式レーザを製造することも可能であ
る。このようなレーザを概略的に示したのが第5図であ
る。このレーザが上に説明した連続式レーザと異なる点
は、パルス式制御井36を例えばコンプレッサ13の圧
縮ステージ11の下流側に配設して使用している点であ
る。弁36は例えばスリット38を備えた回転ドラムで
あり、前記スリットがパイプ14の軸と整列している時
に圧縮ガスを通過させて、圧縮ステージ11と圧縮室9
とを連結する。
ドラム36の回転速度は周知の回転速度計40によって
制御することができ、該速度計はそれぞれ高電圧源と大
地に接続されている放電電極27b、29bとの間に並
列接続されたサイリスタ形火花ギャップ42に適当な電
気信号を送る。火花ギャップ42が放電する結果、電極
27bと29bとの間でパルス状の放電が生じる。この
放電はパルス式弁36と同期化される。
第2E!!lと第3図にWU遷して説明したのと同様の
超音速流装置に直径200庫の円形ノズルを使用L タ
場合、100:1:1(7)比率’t’He/C12/
Xeを混合した混合ガスを用いて308nmでのXeC
l**エキシマの放射を観察することができた。
圧縮室9内のガス圧を14バールとし、膨張室3内の圧
力を13.5P a (1O、Torr)とした。ノズ
ルと放電箇所の距11×を4mとし、ノズルの幅dを2
00Imとした。この時のx:dの比率はほぼ20であ
り、マツへ数にしてほぼ24に相当する。6KVの電圧
を用いて放電を保証した。
以上のような条件下で獲得された放電スペクトルの一例
を示したのが第6図である。膨張中に形成されえるファ
ンデルワールス錯体Xe−CI2を励起することで電子
状BBのエキシマXeCj  を選択的に生じることが
できる。これがXeCZ”  (B、Vglo)−+X
(7)電i11移(第1図)に相当する308nmのレ
ーザ放射の唯一の先駆体となるものである。
電子状flBのエキシマXeCl**は比較的低温(V
≦10)で直接形成でき、電子振動状IB、Cの混合か
ら撮動レベルの低い状態Bを分布させるのに衝突の緩和
を要する先行技術と異なることが特筆される。
八で示される308nmでの放射の最中のスペクトル幅
はほぼ10ローである。その他の線はC12の電子的遷
移に帰することができ、特に258nlでの放射につい
てそれが当てはまる。258n−での発光は、圧縮ガス
の圧力を上述の条件より高い20バールまで上げること
により、はるかに小さくして308niでの発光と比較
すると無視できる程度にすることができる。
100: 1 : 1の比率でHe/Hg/CH3cl
を混合するとエキシマHQCj!”(B)の放射を得る
ことができる。
本発明によるエキシマ形成方法によって、先行技術の方
法と異なり信頼性の轟い連続式またはパルス式のレーザ
の製造が可能になり、その性能(効率、パワー、使用の
簡便さ、低電圧での放電発生の容易さ)から大きな利点
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はX e −CIのポテンシャル曲線図、第2図
は本発明による連続式エキシマレーザの全体図で、レー
ザの動作部を斜視図と断面図で、一方ガスの再循環部に
ついては縮図で示す図、第3図は第2図のレーザ動作部
の■−■面に沿って取った断面図、第4図は本発明によ
る連続式レーザの動作部の変形例を示す長手断面図、第
5図は本発明によるパルス式レーザを全体的に示す線図
、第6図は本発明の方法により励起したHe/Xe/C
12混合ガスの発光スペクトルを示す図である。 3・・・膨張室、9・・・圧縮室、11・・・圧縮ステ
ージ、13・・・コンプレッサ、23.23a・・・ス
リット、25・・・真空ポンプ、27.29.27a 
、 29a・・・電極。 鳴り

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光放射により脱励起する間に化学的に解離し得る
    エキシマを形成する方法であって、該方法が、RとXY
    とMとを同一または異なるものとし、ここでRおよびX
    Yを稀ガス原子、金属原子および多原子分子の中から選
    択したもの、Mを緩衝ガスとした際の混合ガスR+XY
    +Mを圧縮する段階と、前記圧縮ガスを少なくともマッ
    ハの数10に等しくして超音速断熱膨張させて、結合エ
    ネルギーがR−RおよびXY−XYの結合エネルギーと
    少なくとも同等のファンデルワールス錯体R−XYを緩
    衝ガスに混合した状態で形成する段階と、前記ファンデ
    ルワールス錯体を無補助の放電により直接励起してエキ
    シマRY^*を形成する段階とを含んで成る方法。
  2. (2)膨張した混合ガスの流れの方向に対して垂直方向
    に放電を生じることを特徴とする、特許請求の範囲第1
    項に記載の方法。
  3. (3)前記放電を膨張箇所の下流側のマッハ数≧10の
    領域において生じることを特徴とする、特許請求の範囲
    第1項または第2項に記載の方法。
  4. (4)前記混合ガスの圧縮を1〜5MPaで行なうこと
    を特徴とする、特許請求の範囲第1項から第3項のいず
    れか1項に記載の方法。
  5. (5)RをAr、Kr、Xe及びHgの中から選択する
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第1項から第4項の
    いずれか1項に記載の方法。
  6. (6)XYが非極性の多原子分子であることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項から第5項のいずれか1項に
    記載の方法。
  7. (7)XYが多原子分子であり、その原子の少なくとも
    1つがハロゲンであることを特徴とする、特許請求の範
    囲第1項から第6項のいずれか1項に記載の方法。
  8. (8)XをCl、BrおよびFから選択したものとする
    時、XYがCl_2、Br_2、F_2、CH_3X、
    CH_2X_2またはC_2H_5Xから選択されたも
    のであることを特徴とする、特許請求の範囲第1項から
    第7項のいずれか1項に記載の方法。
  9. (9)Mが少なくとも1種類の稀ガスを表わすことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項から第8項のいずれか1
    項に記載の方法。
  10. (10)RがHgを表わし、XYがCH_3Clを表わ
    し、MがHeを表わしていることを特徴とする、特許請
    求の範囲第1項から第9項のいずれか1項に記載の方法
  11. (11)RがXeを表わし、XYがCl_2を表わし、
    MがHeを表わすことを特徴とする、特許請求の範囲第
    1項に記載のエキシマXeCl^*の形成方法。
  12. (12)特許請求の範囲第1項から第11項のいずれか
    1項に記載の方法を実施するための装置であって、該装
    置が圧縮室と、前記圧縮室において混合ガスR+XY+
    Mを圧縮するための手段と、少なくとも1つの開口部に
    よって前記圧縮室と連通する膨張室と、前記膨張室内の
    圧力を前記圧縮室において支配的な圧力より十分に低く
    するための手段と、前記圧縮室内の前記開口部の下流側
    において放電を生じるための手段とを含んで成り、前記
    圧縮室と膨張室との圧力差、前記開口部の表面積および
    前記圧縮室の体積が、前記混合ガスが圧縮室に流入する
    際にこれを少なくともマッハ数が10に等しくて超音速
    断熱膨張するようになつていることを特徴とする装置。
  13. (13)エキシマを含む共振空洞を備えて可視域または
    紫外域で放射する強力レーザであって、該エキシマが特
    許請求の範囲第1項から第11項のいずれか1項に記載
    の方法によって形成されるものであることを特徴とする
    強力レーザ。
  14. (14)エキシマXeCl^*を含む共振空洞を備えて
    308nmで放射する強力レーザであって、該エキシマ
    が特許請求の範囲第11項に記載の方法によつて形成さ
    れるものであることを特徴とする強力レーザ。
JP62328163A 1986-12-24 1987-12-24 エキシマの形成方法と装置およびレーザへの応用 Pending JPS63171640A (ja)

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FR8618173A FR2608943B1 (fr) 1986-12-24 1986-12-24 Procede et dispositif d'obtention d'un excimere, application au laser
FR8618173 1986-12-24

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FR2608943A1 (fr) 1988-07-01
FR2608943B1 (fr) 1989-10-20
US4849983A (en) 1989-07-18
EP0275777A1 (fr) 1988-07-27

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