JPS63170153A - 自動車用圧液制御ブレーキ装置の圧力調整器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は自動車用圧液制御ブレーキ装置の圧力調整器
に関する。

以下に記述する型式の圧力調整器は例えば自動亭に用い
られ、荷重に応じて前輪と後輪にプレーキ圧が分配され
る。この型式の荷重感応ブレーキ力調整器は公知である
。（西独特許出願番号ＤＥ−Ｏ３３００１４１５）この
調整器におけるギアＩｔＷｉＪ器からの力の減少は周囲
のゴム部品によってなされる。そのゴム部品の表面のあ
らかじめ決められた割合で、伝達部材に力が伝えられて
弁を開方向に動かす。

［従来技術の問題点］ サスペンションばねにかけられた負荷により、ゴム部品
は明らかに弁手段を開方向に動かす、つまり、ゴム部品
では逆止弁において要求される開動作が不可能である欠
点を有する。この欠点に加えて、ゴム部品は時間が経過
することによって適切な調整を阻む特性に変化してしま
う。

［発明の目的］ よって、この発明の目的は前述した型式のブレーキ調整
器で正確に調整が可能なブレーキ調整器を提供すること
である。

［発明の概要及び効果］ この発明の圧力調整器では、許容される力に比例して正
確に動作力を弁手段に伝えられる。さらに、減圧時の、
ヒステリシス特性をなくすことが可能である。

また、弁装置が調整ピストンに位置された弁シートと、
ばねにより付勢された弁閉止部材とを有することで、＾
精度の調整が可能である。

この発明に係る実施例の好ましい形態は膜がう勾りた形
状であることである。この膜は全ての部材の間ではリン
グ状に脹らんで形成され、この脹らみによりばね座、支
持スリーブ、ピストン支持プレートに力が与えられる。

うねった形状の膜はこのような配置により、うねり動作
を許され、膜の不具合や損傷を防止することができる。

異なる要求に切換え圧力を正確に適合させる為、調整ピ
ストンはハウジンングとピストン支持プレートの間に規
定される。このため、自動車のブレーキ力調整器である
圧力調整器を用いることにより、負荷感応切換え圧力を
自動車の特性データに正確に適合可能である。

調整時の摩擦による影響はばね座と支持スリーブとの間
のスライドリングにより最少限に止どめられる。

［実施例］ 第１図のこの発明に係る実施例の圧力調整器は、外形が
段形状をなし、その内部に同様な段形状の中心孔を規定
しているハウジング１と、人口２への通路と、出口３へ
の通路とを備えている。ハウジング１は弾力性のある自
動車の車体に接続されている。ハウジング１の軸方向の
中心孔内には調整ピストン５の大部分が位置付けられて
いる。この調整ピストン５は軸方向に移動可能であり、
一方では中心孔の小径部にシールして配置され、他方で
は、中心孔の大径部内で閉止部材６を貫いて案内されて
いる。上記閉止部材６は中心孔の大径部に対し、液密に
して止めリングにより固定されている。出口３に面した
上記調整ピストン５の端部内には軸方向通路７が形成さ
れており、この軸方向通路７は径方向孔８に接続されて
いる。即ち、上記人口２と上記出口３とは軸方向通路７
と径方向孔８とを介して接続されている。出口３へのボ
ートに面する軸方向通路７の端部内には公知の如く、液
密にして弁座１ｏがかしめて設けられている。弁閉止部
材１１は弁ばね１３によって弁座１０側に付勢されてお
り、弁閉止部材１１は軸方向通路７の大径部内に弁座１
０を介して収容されている。　　　。

弁座１０は部分的に調整ピストン５から突出ており、こ
の弁座１０の突出部には径方向孔が設けられる。この径
方向孔は弁座１０の軸方向の弁孔通路に接続されており
、この弁孔通路内には作動ビン１２が位置付けされてい
る。弁閉止部材１１に面する弁座１０の弁孔通路及び作
動ピストン１２の端部は、作動ビン１２が落下するのを
防ぐ拡大部分を有する。

出口３に面する調整ピストン５の端部と径方向孔８との
間には、溝付リング１５が設けられており、この溝付リ
ング１５は調整ピストン５における外周面の環状溝内に
配置されて、ハウジング１に対し押付けられている。閉
止部材６の内部では、調整ピストン５が他の溝付リング
１６によってシ−ルされており、この溝付きリング１６
はロック用リング１７によってその落下が防止されてい
る。

上記ロック用リング１７は、調整ピストン５においてロ
ック用りング１７と径方向孔８との間に設けられた停止
用リング１８と係合し、これにより調整ピストン５の復
帰行程を制限する。

ハウジング１から突出た調整ピストン５の端部はピスト
ン支持プレート２０に溶接により接合されている。この
ピストン支持プレート２０は図のような帽子状の金属シ
ート部分を構成し、ハウジング１から突出た調整ピスト
ン５を部分的に囲んでいる。ピストン支持プレート２０
におけるカップ形状をなした外縁部分には調整ばね２１
の一端が支持されている。上記調整ばね２１の他端はハ
ウジング１の外側の段部で支持されており、調整ばね２
１は圧縮コイルばねである。ピストン支持プレート２０
の外側の底部は１１２２に力を加えている。このＩ！１
２２はうねった形状の膜で、その外周縁にはビードが設
けられており、このピードは押えリング２４によりばね
座２３に固定されている。カップ形状のばね座２３は調
整器全体を囲んでいる。ばね座２３のフランジ状に曲成
された縁にはサスペンションばね２５の一端によって軸
方向外向きに力が加えられる。サスペンションばね２５
の他端は、弾性のないサスペンション部分（図示しない
）によって支持されている。

ハウジング１に対してその一端がかしめられている支持
スリーブ３０はばね座２３内に軸方向に案内され、支持
スリーブ３０の他方の端部の縁はＵ字形に反り返った形
状をなし、この他方の端部と合致する形状の１０２２に
力を与える。Ｉ！１２２とばね座２３の底とによって形
成される閉じたチャンバ２９内には、力の伝達に使用さ
れる適切な流体は、例えば、シリコーンオイルが封じ込
まれている。ＷＡ２２に力を与える押えリング２４のＵ
字形の端部と支持スリーブ３０との間の１１２２の部位
と、ピストン支持プレート２０とこのピストン支持プレ
ート２０を囲む支持スリーブ３０のＵ字形端部との間の
膜２２の部位は、ばね座２３の底部とは反対側に脹らん
でいる。これにより、上述の部材の間に相対的な動きが
生じた場合、膜２２はそのうねりを解消するように動く
ことができる。

ばね座２３の円筒部と支持スリーブ３０の他端部との間
の１１２２の環状面の大きさは、支持スリーブの３０の
テーパ部によって所定の範囲内で自由に選ぶことが可能
である。これにより、サスペンションばね２５からの入
力に対する弁手段の力の関係を変化させることができる
。

支持スリーブ３０の円筒面の一部分は支持スリーブ３０
とばね座２３の間の第１スライドリング３１により囲ま
れている。この第１スライドリング３１は、支持スリー
ブ３０に対しばね座２３が移動する場合の摩擦を減らす
。第１スライドリング３１には、肉厚を薄くした第２の
スライドリング３２が設けられている。上記第２のスラ
イドリング３２を囲んでいる押えリング２４は第２のス
ライドリング３２にかしめて取付けられている。

第１及び第２のスライドリング３１．３２間の中央部３
３は最も薄く、周方向に分割された窪みが設けられてい
る。

侵入する水やごみを防ぐため、ばね座２３と支持スリー
ブ３０の間の環状のａｍはガスケット３４によりシール
されている。

ブレーキ装置が無圧力状態であるとき、圧力調整器は図
に示された状態にある。入口２への接続ボートを介して
圧液源によりブレーキ回路に圧力が加えられたなら、径
方向孔８、軸方向通路７、゛それに同状態の弁座１０の
弁孔通路を通って圧液が出口３の接続ボートへ向かい、
各々のブレーキシリンダへ流れる。調整ピストン５の前
面に加わる圧力により、ハウジング１の中心孔から調整
ピストン５を抜出すような力が発生される。

調整ピストン５が所定の距離だけ移動されると、作動ビ
ン１２はハウジング１から離れ、弁座１０と弁閉止部材
１１とから成る弁を開状態にできなくなる。弁閉止部材
１１は弁ばね１３の力により弁座１０に押し付けられる
。そのため、入口２と出口３との間の通路が閉鎖される
。ピストン支持プレート２０と停止リング１８との間の
調整ピストン５の部位は、停止リング１８と出口３に面
した調整ピストン５の端部との間の部位より小さな直径
を有している。この状態で入口２への接続ボートを介し
て更に圧力が増圧されると、調整ピストン５にはこの調
整ピストン５をハウジング１の中心孔内に僅かに戻すよ
うな力が加えられ、作動ビン１２により弁座１０と弁閉
止部材１１とから成る弁が再び開かれる。そのため、増
圧の間、調整ピストン５がｌ１ｆｆｉ的に前後に動かさ
れることにより、弁座１０と弁閉止部材１１とから成る
弁は開閉され、出口３側の圧力は入口２側に比して受圧
面積比の割合で減少される。

。ばね座２３はホイールの負荷に対応してサスペンショ
ンばね２５により強くハウジング１の方へ押される。こ
の為、チャンバ２９内に閉込められた流体が負荷に応じ
て加圧される。チャンバ２９で発生される圧力はホイー
ルの負荷に対応するサスペンションばね２５による力を
横断面の面積へで割った商に相当する。この圧力による
反力はピストン支持プレート２０に加えられ、よって調
整ピストン５にも与えられる。この反力は上記圧力と横
断面の面＠Ｂとの積に相当する。よって、ホイール負荷
による調整ピストン５の制御力は減少される。上記制御
力により調整ピストン５にはホイールの負荷に感応して
弁座１０と弁閉止部材１１とから成る弁が開く向きに力
が加えられ、これにより開閉する切換え圧力が高められ
る。この切換え圧力は調整用ばね２１のバネ定数の設定
と、上記受圧面積の関係とにより、その自動車に要求さ
れる状態に応じて適合可能である。

入口２で圧力が低下すると最初、調整ピストン５はハウ
ジング１の中心孔内で停止用リング１８がロック用リン
グ１７と当接する距離だけ移動され、そのため、出口３
の圧力は出口チャンバの容積の増加により減少される。

この後、出口３での減圧は出口３１ＩＩｌの過度の圧力
が弁ばね１３に力に逆らって弁閉止部材１１を動かし、
弁座１０と弁閉止部材１１とから成る弁は、作動ビン１
２がハウジング１に当接して開位置に保持されるように
開かれる。

第２図に示される圧力調整器は２つの調整部分を有する
が基本的には同様の構造であり、動作も同様である。こ
の発明に係る２つの実施例の異なる点を以下に述べる。

お互いに共通する部分に関しては、両方の図に共通の番
号を付しである。

第２図の実施例では、ハウジング１は２つの中心孔を有
し、これら中心孔内には各々調整ピストン５が収容され
、各々入口２と出口３への通路を有している。第１図の
実施例のように、各調整ピストン５に加わる圧力はピス
トン支持プレート２０から直接に生じるものではなく、
プランジャ３６上でシーソーのように働く分配部材３５
から生じる。

ハウジング１から突出た２つの調整ピストン５の端部は
分配部材３５に向かって段状になっている。その段部に
はばね３７の一端が支持され、ばね３７の他端は分配部
材３５に圧力を与える。

分配部材３５は弁座１０と弁閉止部材１１とから成る６
弁の閉止行程における公差のバランスを取る。分配部材
３５が摩擦なく回動する為の、中間部材として働くボー
ル３８が調整ピストン５の端部と分配部材３５の接触部
分の間に設けられる。

プランジャ３６は一方の端部がピストン支持プレート２
０に溶接され、他方の端部はその先端が丸みを有した円
錐形状に形成されている。分配部材３５の支点部分の切
れ込み３９はプランジャ３６の他端部と同様な形状とな
っており、切れ込み３９の円錐傾斜面は１つのブレーキ
回路が故障したとき、つまり、故障ブレーキ回路の調整
ピストンが初期位置にとどまり、他のブレーキ回路の調
整ピストンが弁座１０と弁閉止部材１１とから成る弁を
閉じるように移動した場合、プランジャ３６と分配部材
３５との２つの円錐側面が互いに接触してプランジャ３
６からの力が全て正常なブレーキ回路に伝達されるよう
に選択され、これにより、正常なブレーキ回路の切換え
圧力を高めさせる。

【図面の簡単な説明】 第１図及び第２図にはこの発明に係る圧力調整器の実施
例が示され、第１図はこの発明の第１の客旅例を示す圧
力調整器の断面図、第２図は第２の実施例の圧力調整器
を示した断面図である。 １・・・ハウジング、２・・・入口、３・・・出口、５
・・・調整ピストン、６・・・閉止部材、７・・・軸方
向通路、８・・・径方向孔、１０・・・弁座、１１・・
・弁閉止部材、１２・・・作動ビン、１３・・・弁ばね
、１５．１６・・・溝付リング、１７・・・ロック用リ
ング、１８・・・停止用リング、２０・・・ピストン支
持プレート、２１・・・調整用ばね、２２・・・膜、２
３・・・ばね座、２４・・・押えリング、２５・・・サ
スペンションばね、２９・・・チャンバ、３０・・・支
持スリーブ、３１・・・第１スライドリング、３２・・
・第２スライドリング、３３・・・中央部、３４・・・
ガスケット、３５・・・分配部材、３６・・・プランジ
ャ、３９・・・切れ込み。

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）ハウジングに少なくとも１つの圧液入口と少なく
   とも１つの圧液出口を設け、これら圧液入口と圧液出口
   との間の接続を加えられた力に比例する動作力により動
   作する弁装置によって制御し、ハウジングがサスペンシ
   ョンばねの内側に位置付けられてなる自動車用圧液制御
   ブレーキ装置の圧力調整器において、 膜によって封入された液体が加えられた力を動作力に変
   え、その動作力は膜の部分面によって開方向に弁装置に
   伝えられることを特徴とする自動車用圧液制御ブレーキ
   装置の圧力調整器。
2. （２）弁装置は調整ピストン内に位置される弁座と、こ
   の弁座と協働するばねにより付勢された弁閉止部材とを
   有することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の自
   動車用圧液制御ブレーキ装置の圧力調整器。
3. （３）膜はうねった形状の膜であり、この膜は相対的に
   移動可能で且つ膜に力を加えるばね座と支持スリーブ、
   ピストン支持プレート間において、径方向及び周方向に
   膨らんでいることを特徴とする特許請求の範囲第１項又
   は第２項記載の自動車用圧液制御ブレーキ装置の圧力調
   整器。
4. （４）調整用ばねはハウジングとピストン支持プレート
   の間に位置されることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項乃至第３項のいずれか１項に記載の自動車用圧液制御
   ブレーキ装置の圧力調整器。
5. （５）スライドリングはばね座と支持スリーブの間に設
   けられていることを特徴とする特許請求の範囲第１項乃
   至第４項のいずれか１項に記載の自動車用圧液制御ブレ
   ーキ装置の圧力調整器。