JPS631663Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS631663Y2 JPS631663Y2 JP1981168977U JP16897781U JPS631663Y2 JP S631663 Y2 JPS631663 Y2 JP S631663Y2 JP 1981168977 U JP1981168977 U JP 1981168977U JP 16897781 U JP16897781 U JP 16897781U JP S631663 Y2 JPS631663 Y2 JP S631663Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- link
- sealing material
- groove
- bush
- thrust end
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Sealing Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は無限軌道帯用リンク結合部における密
封装置の改良に関し、その主たる目的はリンクの
凹部とブツシユのスラスト端面とでなすカウンタ
ーボア部内に嵌装されるシール材のシール効果を
著しく向上させることにより、リンク、ブツシユ
およびピンの各結合部における耐摩耗性を良好に
することにある。
封装置の改良に関し、その主たる目的はリンクの
凹部とブツシユのスラスト端面とでなすカウンタ
ーボア部内に嵌装されるシール材のシール効果を
著しく向上させることにより、リンク、ブツシユ
およびピンの各結合部における耐摩耗性を良好に
することにある。
(従来の技術)
この種の装置については従来種々のものが知ら
れている。
れている。
たとえば第1図に例示したものは最も一般的な
構造の断面がW型のシール材を使用した場合をあ
らわすものであるが、この場合ピンを中心とし、
リンクの凹部とブツシユのスラスト端面とにより
形成されるカウンターボア部内に弾性的に圧縮し
て収納されたシール材は、その左右スラスト端面
をリンクのカウンターボア部の底面と、ブツシユ
のスラスト端面にそれぞれ摺接させることによつ
て無限軌道帯の苛酷な使用に際しての塵埃の進入
を阻止すべく作用させるようになつている。
構造の断面がW型のシール材を使用した場合をあ
らわすものであるが、この場合ピンを中心とし、
リンクの凹部とブツシユのスラスト端面とにより
形成されるカウンターボア部内に弾性的に圧縮し
て収納されたシール材は、その左右スラスト端面
をリンクのカウンターボア部の底面と、ブツシユ
のスラスト端面にそれぞれ摺接させることによつ
て無限軌道帯の苛酷な使用に際しての塵埃の進入
を阻止すべく作用させるようになつている。
また別の公知例としては実公昭48−33391号の
考案が知られ、これはリンクに形成される凹溝内
のシール効果を向上させるために上記凹溝とピン
およびブツシユのスラスト端面とにより形成され
る空間内に剛性のスペーサーを収容するととも
に、該スペーサーの外周面上に接着され、前記凹
溝の周面上に密封的に接触し、且つ異物の進入す
る方向を向いた弾性材製リツプ及び前記剛性スペ
ーサーの異物の進入する側の側面に接着され、前
記端面との間で静的シールをなす弾性材製径方向
部とを有するシールに関する。
考案が知られ、これはリンクに形成される凹溝内
のシール効果を向上させるために上記凹溝とピン
およびブツシユのスラスト端面とにより形成され
る空間内に剛性のスペーサーを収容するととも
に、該スペーサーの外周面上に接着され、前記凹
溝の周面上に密封的に接触し、且つ異物の進入す
る方向を向いた弾性材製リツプ及び前記剛性スペ
ーサーの異物の進入する側の側面に接着され、前
記端面との間で静的シールをなす弾性材製径方向
部とを有するシールに関する。
さらに実公昭49−4407号は同じく無限軌道帯用
としても用いられるリツプタイプの側面シール装
置の考案に関し、外側面にゴム層を有する二枚の
金属ワツシヤにより挾まれ、前記金属ワツシヤの
内側面と摺動接触し、外周に向け略V字形に開く
2個のリツプ及び金属ワツシヤの内側面と摺動接
触する基部を備えた弾性部分を金属スペーサーの
外周面上に嵌合固定して構成したものである。
としても用いられるリツプタイプの側面シール装
置の考案に関し、外側面にゴム層を有する二枚の
金属ワツシヤにより挾まれ、前記金属ワツシヤの
内側面と摺動接触し、外周に向け略V字形に開く
2個のリツプ及び金属ワツシヤの内側面と摺動接
触する基部を備えた弾性部分を金属スペーサーの
外周面上に嵌合固定して構成したものである。
(考案の解決すべき問題点)
ところが上記した公知例のうち、第1図に示し
た構造のものにあつてはシール材の各接触面はリ
ンクの底面やブツシユのスラスト端面に対するス
ラスト方向に作用する弾性的な運動のみならず、
そのラジアル方向にも微妙に運動するものである
ために、実際には履帯の経時的な使用に伴つてき
わめて微細な粉塵が進入することが避けられない
ばかりでなく、同図中に矢印にて示したように微
細な粉塵がとくにシール材とブツシユのスラスト
端面との当接面に多少なりともはいり込むと、該
部分の摩耗を著しくはやめ、シール材の寿命を急
激に低下させ、リンクの凹部とブツシユのスラス
ト端面との摩耗をはやめる結果無限軌道帯リンク
全体の耐用性能を急激に劣化させることになる。
た構造のものにあつてはシール材の各接触面はリ
ンクの底面やブツシユのスラスト端面に対するス
ラスト方向に作用する弾性的な運動のみならず、
そのラジアル方向にも微妙に運動するものである
ために、実際には履帯の経時的な使用に伴つてき
わめて微細な粉塵が進入することが避けられない
ばかりでなく、同図中に矢印にて示したように微
細な粉塵がとくにシール材とブツシユのスラスト
端面との当接面に多少なりともはいり込むと、該
部分の摩耗を著しくはやめ、シール材の寿命を急
激に低下させ、リンクの凹部とブツシユのスラス
ト端面との摩耗をはやめる結果無限軌道帯リンク
全体の耐用性能を急激に劣化させることになる。
また実公昭48−33391号の考案にあつてはシー
ル材を空間内に嵌装することにより異物の進入方
向に向けた弾性リツプおよび第2のリツプを凹溝
およびブツシユのスラスト端面にそれぞれ高い面
圧により圧接させることができるために初期的な
シール性は向上するものの、肝心なブツシユのピ
ンよりの部分に当接される弾性材製径方向部の部
分は何ら圧縮されていないために、経時的使用に
より上記した弾性リツプおよび第2のリツプの先
端が摩耗した場合には塵埃がブツシユのピン寄り
の内方に容易に侵入するようになる難点がある。
ル材を空間内に嵌装することにより異物の進入方
向に向けた弾性リツプおよび第2のリツプを凹溝
およびブツシユのスラスト端面にそれぞれ高い面
圧により圧接させることができるために初期的な
シール性は向上するものの、肝心なブツシユのピ
ンよりの部分に当接される弾性材製径方向部の部
分は何ら圧縮されていないために、経時的使用に
より上記した弾性リツプおよび第2のリツプの先
端が摩耗した場合には塵埃がブツシユのピン寄り
の内方に容易に侵入するようになる難点がある。
さらに実公昭49−4407号の考案にあつても、略
V字状に開く2個のリツプを図の破線位置から実
線位置まで圧縮して二枚の金属ワツシヤ間に嵌装
されているために、初期的シール性は良好である
が,上記2個のリツプの摩耗とともに塵埃が肝心
なピンとブツシユ間に容易に侵入する難点がある
ことでは上記した実公昭48−33391号の考案の場
合と同様である。
V字状に開く2個のリツプを図の破線位置から実
線位置まで圧縮して二枚の金属ワツシヤ間に嵌装
されているために、初期的シール性は良好である
が,上記2個のリツプの摩耗とともに塵埃が肝心
なピンとブツシユ間に容易に侵入する難点がある
ことでは上記した実公昭48−33391号の考案の場
合と同様である。
(問題点を解決するための手段)
そこで本考案にあつては上記した各従来技術に
おける難点を解決し、経時的使用に際し長期にわ
たりシール性を保持できるようにしたものであつ
て、具体的には、第2図および第3図の実施例に
しめしたように、リンク11の凹部12とブツシ
ユ13のスラスト端面とでなすカウンターボア部
12a内に嵌装される環状の弾性シール材15で
あつて、該シール材は左右両側面の略中央に該側
面全体の面積の2分の1以下の開口面積を有する
周方向に沿わせた凹溝15aを有するとともに、
該凹溝を境いにリンク凹部内の底面12bとブツ
シユ13のスラスト端面との間隔より幅広となる
べく両側面方向に突出させた内周シール部15c
と外周シール部15dとを有せしめたことを特徴
とする無限軌道耐用リンク結合部の密封装置に関
する。
おける難点を解決し、経時的使用に際し長期にわ
たりシール性を保持できるようにしたものであつ
て、具体的には、第2図および第3図の実施例に
しめしたように、リンク11の凹部12とブツシ
ユ13のスラスト端面とでなすカウンターボア部
12a内に嵌装される環状の弾性シール材15で
あつて、該シール材は左右両側面の略中央に該側
面全体の面積の2分の1以下の開口面積を有する
周方向に沿わせた凹溝15aを有するとともに、
該凹溝を境いにリンク凹部内の底面12bとブツ
シユ13のスラスト端面との間隔より幅広となる
べく両側面方向に突出させた内周シール部15c
と外周シール部15dとを有せしめたことを特徴
とする無限軌道耐用リンク結合部の密封装置に関
する。
すなわち第2図および第3図において、11は
リンク、13はブツシユ、14はピン、15はシ
ール材をそれぞれ示す。
リンク、13はブツシユ、14はピン、15はシ
ール材をそれぞれ示す。
リンク11はピン14が差し込まれるピン孔の
部分に凹部12を有し、またブツシユ13はピン
14に同軸状に嵌装され、さらにそのスラスト端
面は上記したリンク11の凹部12の開口部に位
置することによりリンク11の凹部12内にカウ
ンターボア部12aを形成する。さらに該カウン
ターボア部内に圧縮状態で収納されるシール材1
5はたとえば硬質ウレタンゴム等の如きある程度
の弾力性と耐摩耗性を有する材質のものが選ば
れ、その断面形状は第3図に示したように左右両
側面の略中央に周方向に沿わせた凹溝15aを有
する。
部分に凹部12を有し、またブツシユ13はピン
14に同軸状に嵌装され、さらにそのスラスト端
面は上記したリンク11の凹部12の開口部に位
置することによりリンク11の凹部12内にカウ
ンターボア部12aを形成する。さらに該カウン
ターボア部内に圧縮状態で収納されるシール材1
5はたとえば硬質ウレタンゴム等の如きある程度
の弾力性と耐摩耗性を有する材質のものが選ば
れ、その断面形状は第3図に示したように左右両
側面の略中央に周方向に沿わせた凹溝15aを有
する。
さらに上記した左右側面の凹溝15aを境いに
リンク11の凹部12内の底面12bとブツシユ
13のスラスト端面との間隔より幅広となるべく
両側面方向に突出させた内周シール部15cと、
外周シール部15dとを有する。
リンク11の凹部12内の底面12bとブツシユ
13のスラスト端面との間隔より幅広となるべく
両側面方向に突出させた内周シール部15cと、
外周シール部15dとを有する。
上記した凹溝15aはその開口面積がシール材
15の左右の側面(スラスト端面)の面積に比し
てあまり広すぎる場合にはかえつてシール材とし
ての耐摩耗性を低下させることがあるので好まし
くなく、実験によればつぎのような結果を得た。
15の左右の側面(スラスト端面)の面積に比し
てあまり広すぎる場合にはかえつてシール材とし
ての耐摩耗性を低下させることがあるので好まし
くなく、実験によればつぎのような結果を得た。
すなわち第4〜5図に示したものはシール材の
摩耗度をベンチテストするための装置をあらわす
もので、16は泥水を入れるための試験層、17
は基台、23は履帯用のリンクに相当するベンチ
リンク、24はベンチリンク23と一体のレバ
ー、25はクランクデイスクをあらわし、上記ベ
ンチリンク23はボルト18により基台17に対
して回転自在に取りつけられるとともに、上記ボ
ルト18の周面にはベアリング19を介してイン
ナーカラー20が、またインナーカラー20の外
側周面には履帯用のブツシユに相当するベンチブ
ツシユ21が配置される。
摩耗度をベンチテストするための装置をあらわす
もので、16は泥水を入れるための試験層、17
は基台、23は履帯用のリンクに相当するベンチ
リンク、24はベンチリンク23と一体のレバ
ー、25はクランクデイスクをあらわし、上記ベ
ンチリンク23はボルト18により基台17に対
して回転自在に取りつけられるとともに、上記ボ
ルト18の周面にはベアリング19を介してイン
ナーカラー20が、またインナーカラー20の外
側周面には履帯用のブツシユに相当するベンチブ
ツシユ21が配置される。
インナーカラー20の外周面であつてベンチブ
ツシユ21のスラスト端面とベンチリンク23の
内側面との間には本案のシール材15がネジ1
8′により幅方向に約20%程度圧縮された状態に
て乾燥されており、図示しない駆動機構によりク
ランクデイスク25を回転させることにより、該
クランクデイスク25の中心より偏位させた位置
25aとレバー24の先端との間に介装されたピ
ストン部材26によりレバー24がボルト18を
支点として約45度の範囲内において試験層16の
泥水28内において連続的に往復動され、これに
よつてインナーカラー20と、ベンチブツシユ2
1と、ベンチリンク23により囲まれたシール材
15に対して実車走行したのと同一条件下におけ
る摩耗試験をおこなうことができる。
ツシユ21のスラスト端面とベンチリンク23の
内側面との間には本案のシール材15がネジ1
8′により幅方向に約20%程度圧縮された状態に
て乾燥されており、図示しない駆動機構によりク
ランクデイスク25を回転させることにより、該
クランクデイスク25の中心より偏位させた位置
25aとレバー24の先端との間に介装されたピ
ストン部材26によりレバー24がボルト18を
支点として約45度の範囲内において試験層16の
泥水28内において連続的に往復動され、これに
よつてインナーカラー20と、ベンチブツシユ2
1と、ベンチリンク23により囲まれたシール材
15に対して実車走行したのと同一条件下におけ
る摩耗試験をおこなうことができる。
この試験装置を用いての左右両側面の溝の開口
面積を0%,20%,50%,70%と種々異ならしめ
た各種のシール材について実施した試験結果を第
6図に示す。
面積を0%,20%,50%,70%と種々異ならしめ
た各種のシール材について実施した試験結果を第
6図に示す。
尚、評価基準は、試験後装置を分解し、ピンの
表面に塗布したグリースの中に塵埃が入つている
状況を(1)〜(5)のランクに分類し、 グリースの表面が見えて塵埃が点在している状態
…(1) グリースの表面が見えて塵埃が50%占めている状
態 …(2) グリースの表面が見えて塵埃が100%を占めてい
る状態 …(3) 塵埃がグリースの表面に盛り上がつているかそれ
相当の状態 …(4) とてもシール材として機能し得ない状態 …(5) とした。
表面に塗布したグリースの中に塵埃が入つている
状況を(1)〜(5)のランクに分類し、 グリースの表面が見えて塵埃が点在している状態
…(1) グリースの表面が見えて塵埃が50%占めている状
態 …(2) グリースの表面が見えて塵埃が100%を占めてい
る状態 …(3) 塵埃がグリースの表面に盛り上がつているかそれ
相当の状態 …(4) とてもシール材として機能し得ない状態 …(5) とした。
第6図により容易に理解できる通り、溝の開口
面積が0%の場合にはクランクデイスク1200回転
(200時間)程度迄は十分なシール性能を備えるも
のの、30000回転(500時間)をこえるあたりから
加速度的に摩耗が厳しくなりシール性能が劣化す
る。
面積が0%の場合にはクランクデイスク1200回転
(200時間)程度迄は十分なシール性能を備えるも
のの、30000回転(500時間)をこえるあたりから
加速度的に摩耗が厳しくなりシール性能が劣化す
る。
開口面積が20%の場合には30000回転(500時
間)あたりまで完全なシール性能を発揮した後
徐々に性能劣化するが、120000回転(2000時間)
に至るまで十分なシール効果を発揮した。
間)あたりまで完全なシール性能を発揮した後
徐々に性能劣化するが、120000回転(2000時間)
に至るまで十分なシール効果を発揮した。
さらに開口面積が50%の場合には30000回転
(500時間)をすぎたあたりからのシール性能劣化
の程度が上記した20%の場合に比して少なく、よ
り良好であることがわかつた。
(500時間)をすぎたあたりからのシール性能劣化
の程度が上記した20%の場合に比して少なく、よ
り良好であることがわかつた。
しかし、50%がほぼ限界点であり、開口面積が
70%のものを使用した場合には6000回転(100時
間)あたりから順次比例的にシール性能が劣化し
た。
70%のものを使用した場合には6000回転(100時
間)あたりから順次比例的にシール性能が劣化し
た。
上記の試験結果により凹溝の開口面積は凹溝を
施したシール材15のスラスト端面全体の面積の
2分の1以下でなければならないことが判明し
た。
施したシール材15のスラスト端面全体の面積の
2分の1以下でなければならないことが判明し
た。
尚第3図中において15bは外周面に施した周
方向に連続するV字溝15eは内周面に施した周
方向に連続する突条部であり、この突条部15e
の先端、即ち内周端と上記外周端との間隔(シー
ル材15の断面高さ)はピン14とリンクの凹部
12内における周壁面12cとの間隔より大であ
る必要があり、この内周側突条部15eがピン1
4の周面に対しての接触面を最小とすると共に、
シール材15の外周端面をリンクの凹部12内に
おいて周壁面12cに圧接させるべく作用するも
のである。
方向に連続するV字溝15eは内周面に施した周
方向に連続する突条部であり、この突条部15e
の先端、即ち内周端と上記外周端との間隔(シー
ル材15の断面高さ)はピン14とリンクの凹部
12内における周壁面12cとの間隔より大であ
る必要があり、この内周側突条部15eがピン1
4の周面に対しての接触面を最小とすると共に、
シール材15の外周端面をリンクの凹部12内に
おいて周壁面12cに圧接させるべく作用するも
のである。
尚上記した凹溝15aは周方向に無端状に連続
させるのが機能的にみて最も好ましいが、必ずし
も無端状にしなくてもよく、また間欠的な個所に
のみ設けるようにしてもよい。
させるのが機能的にみて最も好ましいが、必ずし
も無端状にしなくてもよく、また間欠的な個所に
のみ設けるようにしてもよい。
また凹溝は必ずしも1本である場合に限らず、
シール材15のスラスト端面(側面)において複
数本平行して、あるいは交互に位置するように配
設してもよい。
シール材15のスラスト端面(側面)において複
数本平行して、あるいは交互に位置するように配
設してもよい。
(作用)
上記のシール材15は本考案における主要な構
成要素をなすものであつて、ピン14を同心とし
て嵌入され、その左右両側面(スラスト端面)の
一側をリンク11の凹部12の底面12bに、ま
た他側をブツシユ13のスラスト端面にそれぞれ
当接せしめ、その摺接によつてブツシユ13とピ
ン14との間に塵埃が侵入するのを防止するもの
であるが、その経時的な使用に伴つて微細な粉塵
が僅かに侵入しようとする場合においても、その
ほとんどがシール材15の或る程度の伸縮作用に
よるラジアル、およびスラスト方向におよぶ僅か
な運動に伴つて次第にシール材15のスラスト端
面に施した凹溝15a内に集積させることができ
る。
成要素をなすものであつて、ピン14を同心とし
て嵌入され、その左右両側面(スラスト端面)の
一側をリンク11の凹部12の底面12bに、ま
た他側をブツシユ13のスラスト端面にそれぞれ
当接せしめ、その摺接によつてブツシユ13とピ
ン14との間に塵埃が侵入するのを防止するもの
であるが、その経時的な使用に伴つて微細な粉塵
が僅かに侵入しようとする場合においても、その
ほとんどがシール材15の或る程度の伸縮作用に
よるラジアル、およびスラスト方向におよぶ僅か
な運動に伴つて次第にシール材15のスラスト端
面に施した凹溝15a内に集積させることができ
る。
そしてこの場合、特筆すべきことは長年月の使
用により仮に外周シール部15dが摩耗した場合
においても内周シール部15cが塵埃のそれ以上
の侵入を完全に阻止するために、内周シール部1
5cまでもが摩耗するに至るまできわめて長期に
わたつて完全なシール作用を果たすものである。
用により仮に外周シール部15dが摩耗した場合
においても内周シール部15cが塵埃のそれ以上
の侵入を完全に阻止するために、内周シール部1
5cまでもが摩耗するに至るまできわめて長期に
わたつて完全なシール作用を果たすものである。
(考案の効果)
本考案は上記したようにカウンターボア部内に
嵌装される環状の弾性シール材の左右両側面の略
中央に該側面全体の面積の2分の1以下の開口面
積を有する周方向に沿わせた凹溝15aを有する
とともに、該凹溝を境いにリンク凹部内の底面1
2bとブツシユ13のスラスト端面との間隔より
幅広となるべく両側面方向に突出させた内周シー
ル部15cと外周シール部15dとを有せしめた
シール材を嵌装使用するものであるために、先ず
経時的使用に伴う微細な粉塵が外周シール部15
dの部分を通過して僅かに侵入することがあつて
も側面凹溝15a内に吸収される。また長年の使
用により仮に外周シール部15dが摩耗しても内
周シール部15cが塵埃のそれ以上の侵入を完全
に阻止し、内周シール部15cが摩耗するまでそ
のまま継続使用が可能であるためにブツシユ、ピ
ンおよびリンク等によつて構成される無限軌道帯
の耐用期間を著しく向上させることができる。
嵌装される環状の弾性シール材の左右両側面の略
中央に該側面全体の面積の2分の1以下の開口面
積を有する周方向に沿わせた凹溝15aを有する
とともに、該凹溝を境いにリンク凹部内の底面1
2bとブツシユ13のスラスト端面との間隔より
幅広となるべく両側面方向に突出させた内周シー
ル部15cと外周シール部15dとを有せしめた
シール材を嵌装使用するものであるために、先ず
経時的使用に伴う微細な粉塵が外周シール部15
dの部分を通過して僅かに侵入することがあつて
も側面凹溝15a内に吸収される。また長年の使
用により仮に外周シール部15dが摩耗しても内
周シール部15cが塵埃のそれ以上の侵入を完全
に阻止し、内周シール部15cが摩耗するまでそ
のまま継続使用が可能であるためにブツシユ、ピ
ンおよびリンク等によつて構成される無限軌道帯
の耐用期間を著しく向上させることができる。
第1図は公知のシール機構を示す要部断面図、
第2図は本考案の一実施例であるシール機構の要
部断面図、第3図は本考案において使用されるシ
ール材の要部拡大断面図、第4図はシール材試験
装置の概略図、第5図は第4図における要部拡大
断面図、第6図は第4図の試験装置を用いておこ
なつたシール材のベンチテスト結果をあらわした
グラフである。 11……リンク、12……凹部、12a……カ
ウンターボア部、13……ブツシユ、14……ピ
ン、15……シール材、15a……凹溝、15c
……内周シール部、15d……外周シール部、1
5e……突条部。
第2図は本考案の一実施例であるシール機構の要
部断面図、第3図は本考案において使用されるシ
ール材の要部拡大断面図、第4図はシール材試験
装置の概略図、第5図は第4図における要部拡大
断面図、第6図は第4図の試験装置を用いておこ
なつたシール材のベンチテスト結果をあらわした
グラフである。 11……リンク、12……凹部、12a……カ
ウンターボア部、13……ブツシユ、14……ピ
ン、15……シール材、15a……凹溝、15c
……内周シール部、15d……外周シール部、1
5e……突条部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) リンク11の凹部12とブツシユ13のスラ
スト端面とでなすカウンターボア部12a内に
嵌装される環状の弾性シール材15であつて、
該シール材は左右両側面の略中央に該側面全体
の面積の2分の1以下の開口面積を有する周方
向に沿わせた凹溝15aを有するとともに、該
凹溝を境いにリンク凹部内の底面12bとブツ
シユ13のスラスト端面との間隔より幅広とな
るべく両側面方向に突出させた内周シール部1
5cと外周シール部15dとを有せしめたこと
を特徴とする無限軌道帯用リンク結合部の密封
装置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載のもの
において、シール材15の側面略中央に施した
凹溝15aは円周方向に沿つて間欠的個所に存
在するものであるところの無限軌道帯用リンク
結合部の密封装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16897781U JPS5875091U (ja) | 1981-11-13 | 1981-11-13 | 無限軌道帯用リンク結合部の密封装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16897781U JPS5875091U (ja) | 1981-11-13 | 1981-11-13 | 無限軌道帯用リンク結合部の密封装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5875091U JPS5875091U (ja) | 1983-05-20 |
| JPS631663Y2 true JPS631663Y2 (ja) | 1988-01-16 |
Family
ID=29960984
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16897781U Granted JPS5875091U (ja) | 1981-11-13 | 1981-11-13 | 無限軌道帯用リンク結合部の密封装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5875091U (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4833391U (ja) * | 1971-08-24 | 1973-04-21 | ||
| JPS5117043Y2 (ja) * | 1972-04-11 | 1976-05-10 |
-
1981
- 1981-11-13 JP JP16897781U patent/JPS5875091U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5875091U (ja) | 1983-05-20 |
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