JPS6316241B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6316241B2 JPS6316241B2 JP10572480A JP10572480A JPS6316241B2 JP S6316241 B2 JPS6316241 B2 JP S6316241B2 JP 10572480 A JP10572480 A JP 10572480A JP 10572480 A JP10572480 A JP 10572480A JP S6316241 B2 JPS6316241 B2 JP S6316241B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wood
- dye
- dye solution
- veneer
- soluble
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は木材の染色方法に関し、その目的とす
る所は木材全体を不規則で不均一な色彩に染色し
たり、あるては水溶性染料だけでは部分的に染色
しにくい木材全体を均一な色彩に染色する方法を
提供することにある。
る所は木材全体を不規則で不均一な色彩に染色し
たり、あるては水溶性染料だけでは部分的に染色
しにくい木材全体を均一な色彩に染色する方法を
提供することにある。
従来より染色とは被染色体を均一に、かつむら
なく染めることが最大の目的で、そのために種々
の染料や技術が検討されて来た。木材染色におい
ても同様で、例えばシナやセンなどの白色系の木
材を黄色系に染色して高級なケヤキに見せるなど
の方法が実施されている。所が染色された木材は
内部まで完全に同一色に染色されるから、天然木
の様な同一木材中でも部分的に少しづつ色彩が異
なつたり、時には全く異なる色彩の部分までも再
現することは出来なかつた。近年特に銘木の枯渇
と価格高騰から安価な木材を高価な木材の見掛け
に加工することも種々検討され、人工木目化粧単
板の製造方法もそれら木材加工技術の中の重要な
一技術である。
なく染めることが最大の目的で、そのために種々
の染料や技術が検討されて来た。木材染色におい
ても同様で、例えばシナやセンなどの白色系の木
材を黄色系に染色して高級なケヤキに見せるなど
の方法が実施されている。所が染色された木材は
内部まで完全に同一色に染色されるから、天然木
の様な同一木材中でも部分的に少しづつ色彩が異
なつたり、時には全く異なる色彩の部分までも再
現することは出来なかつた。近年特に銘木の枯渇
と価格高騰から安価な木材を高価な木材の見掛け
に加工することも種々検討され、人工木目化粧単
板の製造方法もそれら木材加工技術の中の重要な
一技術である。
すなわち人工木目化粧単板は得ようとする化粧
単板の色彩を有するか、染色等により着色した原
料単板を必要により着色した接着剤を介して100
〜300枚程度を所望形状の一対の型板間に積層圧
締してフリツチを作成し、ついで該フリツチの接
着剤層が木目模様となる様に剥削して製造され
る。そのため木目模様は型板の凹凸形状や原料単
板の厚さ、単板の積層回数などを調整することに
よりかなり天然木に近い模様まで再現出来る。所
が色彩的には染色した原料洗単板を用いることで
比較的天然木に近い見掛けにすることは出来る
が、原料単板身体が全体的に均一な色彩に染色さ
れているから、色彩の異なる染色単板を多数組み
合せて用いても天然木に比べるとやはり規則的な
色変化となり、今一歩の感があつた。そこで本発
明では上記の問題点を解決するために一枚の原料
単板を簡単な方法で部分的に複数の色彩に染色す
る方法を提供するもので、その方法としては水溶
性染料と油溶性染料をそれぞれ溶解した染料液を
所要の比率に混合撹拌して懸濁した染料液とし、
ついで該原料液を懸濁状態のまま木材中に含浸さ
せ、つぎに該木材を乾燥することを特徴とする木
材の染色方法に係わる。
単板の色彩を有するか、染色等により着色した原
料単板を必要により着色した接着剤を介して100
〜300枚程度を所望形状の一対の型板間に積層圧
締してフリツチを作成し、ついで該フリツチの接
着剤層が木目模様となる様に剥削して製造され
る。そのため木目模様は型板の凹凸形状や原料単
板の厚さ、単板の積層回数などを調整することに
よりかなり天然木に近い模様まで再現出来る。所
が色彩的には染色した原料洗単板を用いることで
比較的天然木に近い見掛けにすることは出来る
が、原料単板身体が全体的に均一な色彩に染色さ
れているから、色彩の異なる染色単板を多数組み
合せて用いても天然木に比べるとやはり規則的な
色変化となり、今一歩の感があつた。そこで本発
明では上記の問題点を解決するために一枚の原料
単板を簡単な方法で部分的に複数の色彩に染色す
る方法を提供するもので、その方法としては水溶
性染料と油溶性染料をそれぞれ溶解した染料液を
所要の比率に混合撹拌して懸濁した染料液とし、
ついで該原料液を懸濁状態のまま木材中に含浸さ
せ、つぎに該木材を乾燥することを特徴とする木
材の染色方法に係わる。
本発明に用いる水溶性染料としては常用の直接
染料や酸性染料あるいは塩基性染料などである。
一方油溶性染料としては炭化水素系溶剤例えば石
油系溶剤であるベンゼンやトルエン、キシレンな
どの芳香族溶剤に可溶の染料などである。上記タ
イプの相互に溶解し合わない染料液を容器中入
れ、撹拌して懸濁状態の染料液とする。この際染
料液を50〜80℃程度に加温すると、より懸濁し易
く好ましい。水溶性染料と油溶性染料液の混合比
率は任意であるが両者をほぼ半量づつ混合すると
懸濁液が比較的長時間安定して好ましい。なお染
料液中には少量の分散剤や安定剤としての界面活
性剤などを添加しておくことも出来る。
染料や酸性染料あるいは塩基性染料などである。
一方油溶性染料としては炭化水素系溶剤例えば石
油系溶剤であるベンゼンやトルエン、キシレンな
どの芳香族溶剤に可溶の染料などである。上記タ
イプの相互に溶解し合わない染料液を容器中入
れ、撹拌して懸濁状態の染料液とする。この際染
料液を50〜80℃程度に加温すると、より懸濁し易
く好ましい。水溶性染料と油溶性染料液の混合比
率は任意であるが両者をほぼ半量づつ混合すると
懸濁液が比較的長時間安定して好ましい。なお染
料液中には少量の分散剤や安定剤としての界面活
性剤などを添加しておくことも出来る。
つぎに該懸濁した染料液を懸濁状態のまま木材
を封入し、内部を減圧状態とした含浸釜に注入し
て木材の内部にまで急速に含浸させる。
を封入し、内部を減圧状態とした含浸釜に注入し
て木材の内部にまで急速に含浸させる。
減圧条件としては水銀柱で1〜10mmHg程度減
圧すれば良い。染料液を木材の内部にまで含浸後
釜より木材を取り出して含水率が10〜15%程度に
なるまで乾燥することにより木材全体を所望の色
に染色する。
圧すれば良い。染料液を木材の内部にまで含浸後
釜より木材を取り出して含水率が10〜15%程度に
なるまで乾燥することにより木材全体を所望の色
に染色する。
本発明では以上の様な方法により木材を染色す
るため例えば異なる色彩の水溶性染料液と油溶性
染料液を用いて染色すると一回の染色工程で全体
的にまだら状に染色された木材が得られる。従つ
てこれらの染色単板を用いて人工木目化粧単板を
作成すると従来では表現出来なかつた複雑な色変
化を有する化粧単板を得ることが出来る。なお木
材中の樹脂分などで水溶性染料だけでは均一に染
色出来ない場合には水溶性染料液と同色の油溶性
染料液を混合する本発明の方法を用いると全体的
に均一に染色することが出来るなどの効果を有し
ている。
るため例えば異なる色彩の水溶性染料液と油溶性
染料液を用いて染色すると一回の染色工程で全体
的にまだら状に染色された木材が得られる。従つ
てこれらの染色単板を用いて人工木目化粧単板を
作成すると従来では表現出来なかつた複雑な色変
化を有する化粧単板を得ることが出来る。なお木
材中の樹脂分などで水溶性染料だけでは均一に染
色出来ない場合には水溶性染料液と同色の油溶性
染料液を混合する本発明の方法を用いると全体的
に均一に染色することが出来るなどの効果を有し
ている。
以下本発明の実施例を記す。
実施例 1
Solvont yollow2を10Kgトルエン1000に溶解
した染料液と、Acid Rcd27を5Kg水1000に溶
解した染料液を混合して50℃に保持しながら撹拌
し両染料液が懸濁した染料液を作成した。その染
料液を懸濁状態に保持しながら直径1m長さ4.5
mの円筒型容器に長さが4mで幅が40cm厚さが1
mmのアガチス単板400枚を封入し、水銀中で3mm
Hgにまで1時間減圧した内部に注入して単板を
染料液に浸漬せしめた後、10Kg/cm2の圧力で1時
間加圧して染料を単板中に含浸せしめた。ついで
該単板を容器より取り出し80〜90℃の熱風で乾燥
して含水率を13〜15%に調整し、求める赤、黄お
よびオレンジ色のまだら状に染色された単板を得
た。
した染料液と、Acid Rcd27を5Kg水1000に溶
解した染料液を混合して50℃に保持しながら撹拌
し両染料液が懸濁した染料液を作成した。その染
料液を懸濁状態に保持しながら直径1m長さ4.5
mの円筒型容器に長さが4mで幅が40cm厚さが1
mmのアガチス単板400枚を封入し、水銀中で3mm
Hgにまで1時間減圧した内部に注入して単板を
染料液に浸漬せしめた後、10Kg/cm2の圧力で1時
間加圧して染料を単板中に含浸せしめた。ついで
該単板を容器より取り出し80〜90℃の熱風で乾燥
して含水率を13〜15%に調整し、求める赤、黄お
よびオレンジ色のまだら状に染色された単板を得
た。
Claims (1)
- 1 水溶性染料と油溶性染料をそれぞれ溶解した
染料液を任意の比率に混合撹拌して懸濁した染料
液とし、ついで該染料液を懸濁状態のまま木材中
に含浸させ、つぎに該木材を乾燥することを特徴
とする木材の染色方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10572480A JPS5729403A (en) | 1980-07-29 | 1980-07-29 | Method of dyeing wood |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10572480A JPS5729403A (en) | 1980-07-29 | 1980-07-29 | Method of dyeing wood |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5729403A JPS5729403A (en) | 1982-02-17 |
JPS6316241B2 true JPS6316241B2 (ja) | 1988-04-08 |
Family
ID=14415257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10572480A Granted JPS5729403A (en) | 1980-07-29 | 1980-07-29 | Method of dyeing wood |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5729403A (ja) |
-
1980
- 1980-07-29 JP JP10572480A patent/JPS5729403A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5729403A (en) | 1982-02-17 |
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