JPS63162384A - ワ−ク位置決め装置 - Google Patents

ワ−ク位置決め装置

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JPS63162384A
JPS63162384A JP61314365A JP31436586A JPS63162384A JP S63162384 A JPS63162384 A JP S63162384A JP 61314365 A JP61314365 A JP 61314365A JP 31436586 A JP31436586 A JP 31436586A JP S63162384 A JPS63162384 A JP S63162384A
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Japan
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workpiece
positioning
movable part
base
assembled
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Toshiharu Sakamoto
俊治 坂本
Takeshi Watanabe
剛 渡辺
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車体等の被組付体に、例えば、可動部を有す
るサスペンションユニット等のワークを組み付けて搭載
するにあたって、被搭載体に対するワークの位置決めを
行うために用いられるワーク位置決め装置に関する。
(従来の技術) 例えば、自動車組立てラインにおいて、車体に、エンジ
ン、トランスミッション、アクスル、及び、ショックア
ブソーバが備えられるサスペンション等から成る組立体
(以下、組付ワークと称する)が組み付けられて搭載さ
れるに際しては、車体がトロリーコンベアに備えられた
ハンガー等の搬送治具によって支持されて所定のピンチ
ずつ搭載ステーションまで間歇搬送されるとともに、搭
載ステーションに、昇降テーブルを備えたリフター(重
量物搭載装置)が設置され、その昇降テーブルに、組付
ワークが位置決めされて配置された状態のパレットが載
置されて、昇降テーブルの作動により上昇せしめられ、
それにより、組付ワークが、搭載ステーションに搬入さ
れた車体の組付位置に移動せしめられて、車体にボルト
等が用いられて組み付けられるようにされることが多い
このような自動車組立てラインにおいて、組付ワークを
車体にボルト等を用いて固定する組付けは、従来、作業
者の手作業により行われているが、斯かる組付けにあた
っては多大な時間と労力を要するだけでなく、面倒なボ
ルト等の締付トルクの管理等が要求されることになるの
で、作業者の手作業に軌るのではなく、自動化された機
械作業により行われるものとされることが望まれる。
ところが、搭載ステーションに搬入される車体には、通
常、搬送治具や車体の製造上の寸法誤差、あるいは、車
体が搬送治具に支持されるべく位置決めされる際に生じ
る誤差等に起因する、昇降テーブルにパレットを介して
載置される組付ワークに対しての位置ずれが伴われる。
このため、上述の如くに組付けが自動化された機械作業
により行われるものとされる場合、搭載ステーションに
おいて組付ワークが車体に対して上昇せしめられるとき
、組付ワークが車体における組付位置に正しく位置合わ
せされず、その結果、機械作業によるボルト等が用いら
れての組付けが適正に行われなくなる事態が生じる虞が
ある。
そこで、車体に組付ワークを組み付けて搭載するにあた
っては、例えば、搭載ステーションに搬入される車体の
位置を視覚センサ等の適当な検出手段を用いて検出し、
その検出結果に基づき、搭載ステーションに搬入された
車体の実際の位置に応じて、車体の搬送方向に沿う平面
内における、組付ワークが搭載された昇降テーブルの位
置を変化させ、それによって搬入された車体に対する組
付ワークの、車体の搬送方向に関して前後方向及び左右
方向における位置ずれを補正することにより、組付ワー
クと車体の組付位置とを合致させるようにすることが考
えられている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述の如くにして車体に対する組付ワー
クの位置合わせが行われる場合でも、車体に組付ワーク
を適正に組付けることができない虞がある。即ち、ワー
クが、例えば、上述のエンジン、トランスミッション、
アクスル、及び、サスペンション等から成る組立体であ
って、その本体部(エンジン及びサスペンション)に対
して多少揺動するものとされる可動部(サスペンション
に備えられるショックアブソーバ等)を有するものとさ
れ、組付ワークを車体の組付位置に移動させたとき、可
動部における本体部側とは反対側の端部を車体に設けら
れた挿入孔等の係合部に係合させた状態で車体に本体部
をボルト等により組み付けるようにされる場合には、組
付ワークが車体の組付位置に移動せしめられたとき、組
付ワークの可動部が車体における保合部に対して位置ず
れしたものとなる虞があり、斯かる位置ずれが発生ずる
と組付ワークを車体に適正に組み付けることができない
という問題が生じる。
このような問題が生じる事態を回避するためには、例え
ば、パレットに可動部位置決め用の位置決め部材を配設
し、予め、パレットに対して可動部を位置決めしておく
ことが必要とされる。そして、パレットに可動部位置決
め用の位置決め部材を配設する場合には、位置決め部材
が、パレットに組付ワークが載置される以前においては
それとの干渉を避けるべく自動的に゛退避状態をとり、
パレットに組付ワークが載置されるときには、可動部を
位置決めすべく自動的に作動状態をとるようにされるこ
とが要求される。しかしながら、上述の如くに、位置決
め部材に退避状態と作動状態とを選択的にとらせるため
には、パレットにおける組付ワークの有無を検出する検
出手段2位置決め部材を駆動するためのポンプあるいは
モータ等の駆動手段、この駆動手段の制御を行うための
制御手段等が必要となり、パレット等の基体を含んで構
成されるワーク位置決め装置が極めて複雑で高価なもの
となってしまう。
斯かる点に鑑み本発明は、被組付体に組み付けられるべ
き可動部を有するワークが位置決めされて載置されるパ
レット等の基体を備え、比較的簡単な構成のもとて自動
的に、可動部位置決め機構が、基体にワークが載置され
る以前においては退避状態をとり、基体にワークが載置
されるときには作動状態をとってワークの可動部を基体
に対して位置決めする動作を行うようにされたワーク位
置決め装置を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく、本発明に係るワーク位置決め
装置は、可動部を有するワークが位置決めされて載置さ
れる基体に加えて、基体に設けられ、ワークが基体に載
置されていないとき内部に作動流体が充填される伸長状
態をとり、ワークが基体に載置されるときワークにより
圧縮されて作動流体を外部に排出する流体供給部と、ワ
ークとの干渉を避ける退避状態と可動部を基体に対して
位置決めする作動状態とを選択的にとる可動部位置決め
機構と、ワークが基体に載置される以前において可動部
位置決め機構に退避状態をとらせ、ワークが基体に載置
されるとき流体供給部から排出される作動流体が供給さ
れ、作動流体の圧力により可動部位置決め機構に作動状
態をとらせる駆動部と、を具備して構成される。
(作 用) 上述の如くの構成とされる本発明に係るワーク位置決め
装置においては、ワークが基体に載置される以前におい
ては、可動部位置決め機構が退避状態をとるので、基体
にワークが位置決めされて載置されるとき、可動部位置
決め機構とワークとの干渉が回避される。
そして、ワークが基体に載置されるときには、ワークの
荷重により流体供給部が圧縮され、その内部に充填され
ている作動流体が加圧されて駆動部に供給される。それ
によって、可動部位置決め機構がワークの可動部を基体
に対して位置決めする作動状態をとる。
このようにされることにより、基体に載置されたワーク
が被組付体の組付位置に移動せしめられる際、ワークの
可動部が被組付体の保合部に対して位置ずれを生じない
ものとされ、被組付体へのワークの組付けが適正に行わ
れることになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明に係るワーク位置決め装置の一例を示
す。
第1図において、ワーク位置決め装置10は、車体70
にボルトにより組み付けられて搭載されるエンジン2.
トランスミッション3.ディスクホイール4.ショック
アブソーバ6 (ストラット)ヲ有するサスペンション
ユニット8.エンジンマウンティングメンバー9等から
成る組立体とされる組付ワーク12が位置決めされて搭
載される基体14を備えている。組付ワーク12は、エ
ンジンマウンティングメンバー9を介して車体70に固
定されるエンジン2に対し、ディスクホイール4がサス
ペンションユニット8を介して上下方向に揺動するとと
もに、サスペンションユニット8におけるロアアーム8
aにナックルアーム8bを介して連結されるショックア
ブソーバ6がディスクホイール4に対して若干揺動する
ものとされている。
基体14は、組付ワーク12が後述されるリフターに搬
送されて載置される際にパレットとして用いられるもの
で、組付ワーク12が載置されるとき、組付ワーク12
のディスクホイール4及びロアアーム8aを位置決めす
る位置決め部材15が設けられた平板状の基部16と、
この基部16の上部に取り付けられて組付ワーク12の
エンジンマウンティングメンバー9に当接する支持部1
8及び19を有している。支持部18及び19には、基
体14に対して組付ワーク12を位置決めするための複
数本の位置決めピン21が配設されるとともに、組付ワ
ーク12を車体70にボルト23により組み付けて搭載
する際に用いられるソケット24がその軸方向に移動可
能に設けられている。
基体14における基部16の中央部には、流体供給用シ
リンダ25が設けられている。流体供給用シリンダ25
は、基体14の基部16上に立設されたシリンダ本体2
6と、シリンダ本体26内を摺動するピストン27と、
このピストン27に連結されてシリンダ本体26より上
方に突出するピストンロッド28と、ピストン27を上
方に付勢するコイルスプリング29と、ピストン27の
下面側に形成される空気室22に関連して設けられた逆
止弁33とから成っている。
また、基体14における基部16の両端には1組の板状
支柱31が立設されており、この板状支柱31の頂部に
、位置決め機構30が配設されている。この位置決め機
構30は、一端部が板状支柱31に枢着された揺動アー
ム32と、この揺動アーム32に一端が連結され、他端
が板状支柱31に設けられたブラケソ)31aに連結さ
れたリターンスプリング36とを有するものとされる。
揺動アーム32は、ブラケソ)31aに取り付けられた
駆動用シリンダ34によりリターンスプリング36の弾
力に抗して第1図において実線で示される如くの状態(
退避状態)から一点鎖線で示される如くの内側に倒れ込
んだ状態(作動状態)に変位せしめられる。なお、駆動
用シリンダ34のピストンロッド34. bの先端部に
は揺動アーム32に設けられたガイド孔32aに挿入さ
れるピンが設けられている。
揺動アーム32の先端部には、第2図に詳細に示される
如く、ショックアブソーバ6の下部における断面外形に
対応する円弧状の位置決め面部38aを有する板状ブラ
ケット38が取り付けられている。この板状ブラケット
38には、一対の位置決めアーム40が枢着されるとと
もに、この位置決めアーム40を作動させる駆動用シリ
ンダ35が設けられている。駆動用シリンダ35は、位
置決めアーム40の枢着点を中心として、位置決めアー
ム40の作動端を相互に近づける方向に回動させるため
のピストン37a及び37bを有し、このピストン37
a及び37bは、駆動用シリンダ35の中央部に作動流
体(圧縮空気)が供給されるとき、リターンスプリング
42及び43の弾力に抗して互いに反対方向に移動し、
それにより位置決めアーム40を回動させるようになさ
れている。位置決めアーム40は、板状ブラケット38
の位置決め面部38aと協働して基体14に対するショ
ックアブソーバ6の位置ずれ(姿勢)を修正するための
もので、その作動端でショックアブソーバ6の外周面を
押圧してショックアブソーバ6を板状ブラケット38の
位置決め面部38aに押し付けるようにされる。
そして、本例においては、流体供給用シリンダ25の空
気室22と駆動用シリンダ34及び35の各作動室34
. a及び35aとが、第3図に示される如くに、切換
弁45が介装された、第1図には図示されていない空気
ダクト44により、連通せしめられている。切換弁45
は、第1図に示される如くに、支持部18の上面部に取
り付けられた弁本体46と、この弁本体46内を摺動す
るとともに、その上端部が弁本体46から上方に突出す
るスプール47と、スプール47を上方に付勢するスプ
リング48とから成っており、弁本体46には空気ダク
ト44を介して夫々、空気室22に接続される空気導入
ボートa、駆動用シリンダ34及び35の各作動室34
a及び35aに接続される空気導入導出ボートbと空気
排出ボートC1及び、外部に開口する大気開放ボー1−
dが所定の態様で形成されている。
斯かる構成のもとにおいて、ワーク位置決め装置10の
基体14に組付ワーク12が載置されていない状態では
、第1図において実線で示される如くに流体供給用シリ
ンダ25のピストン27及びピストンロッド28がコイ
ルスプリング29の弾力によって上昇端に位置せしめら
れ、空気室22内には空気が充填された状態となる。従
って、このときには、駆動用シリンダ34及び35の各
作動室34a及び35aに圧縮空気が供給されず、その
ため、揺動アーム32がリターンスプリング36の弾力
により外側に揺動して退避状態をとるとともに、位置決
めアーム40がリターンスプリング42及び43の弾力
によりその作動端が第2図において一点鎖線で示される
如く、拡開した状態(退避状態)をとるものとされる。
上述の如くの構成を有するワーク位置決め装置10が用
いられる場合には、車体70に組付ワーク12が次の如
くにして組み付けられて搭載される。
まず、自動車組立てラインに付設されたワーク積出部に
おいて、ワーク位置決め装置10の基体14に組付ワー
ク12を載置すべく、組付ワーク12がワーク位置決め
装置10に対してその真上から下降せしめられる。斯か
る動作が開始されるときには、第1図において実線で示
される如くに、揺動アーム32が退避状態をとるので、
位置決め機構30と組付ワーク12との干渉が回避され
る。
組付ワーク12が所定の軌道をもって下降せしめられて
ワーク位置決め装置10の基体14に近づくと、組付ワ
ーク12のエンジンマウンティングメンバー9が流体供
給用シリンダ25におけるピストンロッド28に当接し
、組付ワーク12の荷重によりピストン27が組付ワー
ク12の下降に合わせて押し下げられる。これにより、
空気室22内に充填された圧縮空気が、切換弁45の空
気導入ボートa、空気導入導出ボートbを介して駆動用
シリンダ34及び35の作動室34. a及び35aに
供給され、摺動アーム32及び位置決めア−ム40が組
付ワーク12の下降に合わせて退避状態から作動状態に
移行せしめられる。また、斯かるときには、組付ワーク
12におけるエンジンマウンティングメンバー9に設け
られた規準孔に位置決めピン21が挿入されるとともに
、ディスクホイール4とロアアーム8aが位置決め部材
15により係止されて組付ワーク12の本体部(エンジ
ン2.トランスミッション3及びディスクホイール4等
)が基体14に対して位置決めされる。
その場合、ショックアブソーバ6が、第2図において一
点鎖線で示される如くに、第2図において二点鎖線で示
される如くの正規の位置からずれたものとなっていると
きには、位置決めアーム40により板状ブラケット38
の位置決め面部38a側に押し付けられて基体14に対
して正規の位置に位置決めされる。
このようにして、組付ワーク12の本体部と可動部とさ
れるショックアブソーバ6とが基体14の正規の位置に
位置決めされて載置された後においては、組付ワーク1
2が載置された状態のワーり位置決め装置10が、第4
図に示される如く、フロント側リフター60の近傍の位
置までワーク搬入出用コンベア49により搬送されて図
示されない適当な積載装置によりフロント側リフター6
0の最上段に位置する昇降テーブル5o上に移載される
。その場合、ワーク位置決め装置10は、その基体14
が昇降テーブル50の上面に設けられた図示されない凸
部に係止されて載置され、ワーク位置決め装置10が昇
降テーブル50上に載置されたことが昇降テーブル50
側に設けられたりミントスイソヂ等の検出手段により検
出されると、第1図において一点鎖線で示される如くに
昇降テーブル50の下面側から、複数本のロックピン5
4がワーク位置決め装W10に設けられた保合孔56に
挿入され、これにより、組付ワーク12が位置決めされ
て載置された状態のワーク位置決め装WIOが、昇降テ
ーブル50に対して位置決めされて固定される。
一方、組付ワーク12が組み付けられる被組付体として
の車体70は、第4図に示される如く、自動車組立てラ
インに沿って配設されたオーバーヘッド型のトロリーコ
ンベアに備えられるハンガー58に吊持されて搭載ステ
ーションSTpに搬送されて、フロント側リフター60
の略真上で停止せしめられる。その際、車体70の停止
位置が図示されない視覚センサ等により検出される。
フロント側リフター60は、昇降テーブル50を昇降さ
せるための昇降シリンダ62を有し、この昇降シリンダ
62のピストンロッド63の先端部には基板64が連結
されている。基板64と昇降テーブル50との間には、
図示されていないが、昇降テーブル50を前後方向及び
左右方向(その載置方向に沿う方向)に移動させるとと
もにピストンロッド63の中心軸線回りに回転させるた
めの昇降テーブル駆動手段が配されており、この昇降テ
ーブル駆動手段により、昇降テーブル50の位置が、上
述の視覚センサにより検出される車体70の停止位置に
基づいて補正される。これにより、車体70の組付位置
に対して、ワーク位置決め装置10に載置された組付ワ
ーク12の水平面1日 内における位置が補正されることになる。
このようにして、昇降テーブル50の位置が補正された
後、組付ワーク12を車体70に搭載すべく、昇降シリ
ンダ62が作動してピストンロッド63が伸長せしめら
れ、昇降テーブル50が車体70に向けて上昇せしめら
れる。この際、組付ワーク12と車体70に設けられた
既設部材との干渉を回避すべく、昇降テーブル50が予
め定められた制御プログラムに従って、前後方向及び左
右方向に移動せしめられるとともにピストンロッド63
の中心軸線回りに回転せしめられる。そして、昇降テー
ブル50が第4図において一点鎖線で示される位置に達
したとき、組付ワーク12の取付部(エンジンマウンテ
ィングメンバー9の一部)が車体70の組付位置に当接
し、昇降テーブル50の上昇移動が停止される。
この場合、組付ワーク12のショックアブソーバ6が位
置決め機構30により基体14に対して位置決めされて
いるのでその最頂部(マウント部)が、昇降テーブル5
0が上昇端に達する直前において、第1図において一点
鎖線で示される如くに、車体70に設けられた保合孔7
2に適正に挿入される。また、ショックアブソーバ6の
最上部が係合孔72に挿入された直後には、切換弁45
のスプール47が車体70の下面により押圧されて弁本
体46内に押込まれ、このスプール47の移動により、
切換弁45における空気導入ボートaと空気導入導出ボ
ートbとが遮断されるとともに、空気排出ボートcと大
気開放ボートdとが連通せしめられる。それにより、駆
動用シリンダ34及び35における各作動室34a及び
35aが大気に解放され、揺動アーム32がリターンス
プリング36の弾力により退避状態に戻されるとともに
、位置決めアーム40もリターンスプリング42及び4
3の弾力により退避状態に戻される。
そして、組付ワーク12の取付部がワーク位置決め装置
10の組付位置に当接した状態で、昇降テーブル50の
側面部に配されたナツトランナ駆動部80が上昇せしめ
られて、ボルト23を保持するソケット24に嵌合し、
車体70に対する組付ワーク12のボルト23による組
付作業が行われる。その際、組付ワーク12が車体70
の組付位置に適正に位置合わせされているので、ナツト
ランナによる組付作業が迅速かつ正確に行われることに
なる。
斯かる組付作業が終了して組付ワーク12が車体70に
搭載された後、フロント側リフター60における昇降テ
ーブル50の下降動作が行われ、昇降テーブル50及び
ワーク位置決め装置10が下降せしめられ、それに合わ
せて流体供給用シリンダ25のピストン27がコイルス
プリング29の弾力により上昇せしめられ、流体供給用
シリンダ25におけるピストンロッド28が伸長すると
ともに、流体供給用シリンダ25の空気室22に逆止弁
33を介して外部から大気が導入され、流体供給用シリ
ンダ25が元の状態に復帰する。その際、揺動アーム3
2及び位置決めアーム40が共に退避状態をとるものと
されているので、それらと組付ワーク12との干渉が回
避されることになる。このようにして、元の状態に復帰
したワーり位置決め装置10は、その後昇降テーブル5
0から取り外されてワーク搬入出用コンベア49により
搬出され、再び組付ワーク12の積出部に戻される。
なお、上述の例においては、作動流体供給部が流体供給
用シリンダ25により構成されているが、本発明に係る
ワーク位置決め装置は、作動流体供給部として、流体供
給用シリンダ25に代えて、例えば第5図に示される如
くの、蛇腹形状を有する外筒81を備え、組付ワークを
受ける受面部82と底面部82との間にコイルスプリン
グ83が介装されたベローズ装置90が用いられてもよ
い。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明に係るワーク位置
決め装置は、車体等の被組付体に組み付けられるべき可
動部を有するワークが位置決めされて載置される基体を
備え、この基体にワークが載置されるとき、そのワーク
の荷重により可動部位置決め機構を作動させるようにな
されるので、比較的簡単な構成のもとで自動的に、ワー
クを基体に載置する際におけるワークと位置決め機構と
の干渉を回避するとともに、ワークの可動部の基体に対
する位置決めを行うことができることになる。このため
、本発明に係るワーク位置決め装置が用いられる場合に
は、ワークの被組付体への搭載を自動化された機械作業
のもとで、適正かつ迅速に行うことができる利点が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るワーク位置決め装置の一例を示
す正面図、第2図は、第1図に示される例の主要部を示
す部分平面図、第3図は、第1図に示される例における
流体回路系の接続図、第4図は、第1図に示される例が
用いられる搭載ステーションの一部を示す概略図、第5
図は、本発明に係るワーク位置決め装置の他の例に用い
られる流体供給部の一例を示す概略構成図である。 図中、10はワーク位置決め装置、12は組付ワーク、
14は基体、21は位置決めピン、25は流体供給用シ
リンダ、30は位置決め機構、34及び35は駆動用シ
リンダ、40は位置決めア一部、50は昇降テーブル、
70は車体である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 可動部を有するワークが位置決めされて載置される基体
    と、該基体に設けられ、上記基体に上記ワークが載置さ
    れていないとき内部に作動流体が充填される伸長状態を
    とり、上記基体に上記ワークが載置されるとき該ワーク
    により圧縮されて上記作動流体を外部に排出する流体供
    給部と、上記ワークとの干渉を避ける退避状態と上記可
    動部を上記基体に対して位置決めする作動状態とを選択
    的にとる可動部位置決め機構と、上記ワークが上記基体
    に載置される以前において上記可動部位置決め機構に退
    避状態をとらせ、上記ワークが上記基体に載置されると
    き上記流体供給部から排出される作動流体が供給され、
    該作動流体の圧力により上記可動部位置決め機構に作動
    状態をとらせる駆動部とを具備して構成されるワーク位
    置決め装置。
JP61314365A 1986-12-24 1986-12-24 ワ−ク位置決め装置 Expired - Lifetime JPH0771942B2 (ja)

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JP61314365A JPH0771942B2 (ja) 1986-12-24 1986-12-24 ワ−ク位置決め装置

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JP61314365A JPH0771942B2 (ja) 1986-12-24 1986-12-24 ワ−ク位置決め装置

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JPS63162384A true JPS63162384A (ja) 1988-07-05
JPH0771942B2 JPH0771942B2 (ja) 1995-08-02

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ID=18052456

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JP61314365A Expired - Lifetime JPH0771942B2 (ja) 1986-12-24 1986-12-24 ワ−ク位置決め装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008137539A (ja) * 2006-12-04 2008-06-19 Murata Mach Ltd 作業台車の位置決め機構

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