JPS63160520A - 植物育成促進用の光波長変換板 - Google Patents

植物育成促進用の光波長変換板

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JPS63160520A
JPS63160520A JP30984786A JP30984786A JPS63160520A JP S63160520 A JPS63160520 A JP S63160520A JP 30984786 A JP30984786 A JP 30984786A JP 30984786 A JP30984786 A JP 30984786A JP S63160520 A JPS63160520 A JP S63160520A
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JP
Japan
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light
dye
plants
plant growth
wavelength
Prior art date
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Pending
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JP30984786A
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English (en)
Inventor
隆博 塀内
宗彦 伊藤
修二 前田
高好 小関
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、施設園芸等に用いるのに特に適した植物を成
促進用の光波長変換板に関するものである。
(背景技術) 近年の施設園芸の発展は目覚ましく、植物を大量に効率
良く育成することが盛んに行われている。
植物の育成には、光、温度、炭酸ガス、肥料などが必要
であるが、中でも光環境は植物の育成を左右するm要な
要因である。−最に植物は、380〜750nmの波長
の光を受けることにより、光合成を行い、その育成が可
能となるが、前記波長域の中でも450〜550nmの
波長域の光については、植物の育成能力が低い、また、
380n−以下の波長域の光は植物の育成に関係しない
か、あるいは、植物の育成を阻害することが知られてい
る。
第10図に、植物に照射される光の波長と植物の光合成
速度との関係を示す。
一方、施設園芸で用いられる光源としては、太陽光を用
いるもの、人工光源を用いるもの、太陽光と人工光源の
組み合わせを用いるものなどが考えられる。−最に1人
工光源としては、HIDランプ(High  I nL
ensity D 1scl+arge Lamp:高
輝度放電灯)が主として用いられており、そのHIDラ
ンプの中でも、ハロゲン化錫入りの白色メタルハライド
ランプは特によく用いられている。第11図にハロゲン
化錫入りメタルハライドランプの分光放射特性を示す、
このように、HIDランプからの光は共に3801−以
下の波長域の光や、450〜550n−の波長域の光を
がなり多く含んでおり、太陽光についても同様である。
したがって、これらの植物の成長に無関係又は有害な波
長域の光、あるいは、植物の成長能力の低い波長域の光
をカットあるいは減少させて、その代わりに、380〜
450n11の波長域や、550〜750nmの波長域
の光を増強すれば、植物の育成を促進させることが可能
であり、これを目指して多くの研究がなされている。
最も簡単で効果的であるのは、380nm以下及び/又
は450〜550nmの波長域の光をそれぞれ380〜
4201転550〜700n鍋の波長域の光に変換する
ことが可能な蛍光染料を分散させた透明板に光を当て、
その透過光を植物に照射するものである。これにより、
植物の成長がa高士数%促進されたことが発表されてい
る。
しかし、この場合において、染料に吸収される380n
m以下及び/又は450〜550neの波長域以外の光
は、透明板をそのまま透過するので問題はないが、染料
により吸収され、発光された光については、その約70
%がスネルの法則に従い透明板の内部で全反射を繰り返
しながら、透明板の端部に集められてしまう、さらに、
約15%は入射した側、すなわち、光源側に放射されて
しまう、したがって、蛍光染料が発する380〜420
ne及び/又は550〜700nmの波長域の光のうち
、植物に照射されるのは、わずか約15%に過ぎないの
である。
(発明の目的) 本発明は上述のような点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、蛍光染料を分散させた透明板
から、より効率的に蛍光を取り出すことができ、しかも
、染料が吸収しない波長域の光に対しては何の影響も与
えることがないような植物育成促進用の光波長変換板を
提供するにある。
(発明の開示) 本発明に係るwi物育成促進用の光波長変換板は、第1
図に示すように、植物育成能力の低い波長域の光を植物
育成能力の高い波長域の光に変fAする蛍光染料を分散
させた透明板1における植物に面する片側の面に、内部
の光を効率良く植物に向けて放射するような多角W12
を備えて成るものである。
ここで、透明板1に分散される蛍光染料は、植物育成に
関係しない3801−以下及び/又は植物育成能力の低
い450〜550nmの波長域の光を、それぞれ植物育
成を助長する380〜420nm、550〜700nm
の波長域の光に変換するような蛍光染料が用いられる。
植物育成促進用の光波長変換板に対する主な要求は、次
の通りである。
(i)透明板中に分散された染料が吸収しながった光は
、乱反射等により失われることなく植物に照射されるこ
と。
(ii)染料により吸収される波長は、380nm以下
及び/又は1150〜550nmであること。
(iii)染料により再放射される波長380〜450
nm及び/又は550〜700nmの蛍光は、その大部
分が植物側に放出されること。
蛍光染料から放出された蛍光を、面方向に取り出すため
に、まず考えられるのは、蛍光染料を分散された平滑な
透明板の片側の面を、磨りガラスのように荒らすことで
ある。この結果、確かに、面方向に放射される蛍光は増
加する。しかし、同時に染料に吸収されなかった光の乱
反射もまた増大し、結果的に植物に照射される光LA旦
は大きく低下してしまう。
そこで、本発明者らは、どのような部分で乱反射等が起
こるのかについて検討を行った結果、完成したのが本発
明であり、透明板1における植物に面する片側の面に多
角錐2を設けたことを要旨とするものである。
第2図に一例として、四画錐2を付けた透明板1の外観
を示す、この多角82の高さ11は、第2図に示すよう
に、透明板1から多角錐2を除いたときの厚さI−1の
1/2未満であることが望まれる。
なぜなら、多角錐2の高さ11が(1/2)H以上であ
れば、多角錐2の部分に含まれている蛍光染料から放出
される蛍光の内、入射光方向に向かう光tjA量が急激
に多くなり、効率の低下を招くからである。
次に、多角錐2の頂点部分の角度0については。
多角錐2の互いに向き合う斜面のなす角度が5度以上4
5度未満、及び/又は、多角錐2の隣り合う斜面のなす
斜辺と向かい合う斜面とのなす角度が5度以上45度未
満でなければならない、もし。
この角度θが45度以上であれば、蛍光染料により放出
された蛍光の70%以上が透明板1の端部方向へ、又は
、入射光方向に向かってしまう、また、この角度θが5
度以下であれば、蛍光の散乱が著しく、結果的に植物へ
の照度が極端に低下する。上記範囲の角度の中でも特に
30±2度が最も好ましい、透明板1の屈折率によって
多少は異なるが、30±2度であれば、蛍光染料により
吸収されなかった光は、はぼ散乱を受けることなく植物
に照射され、しかも、蛍光は、その70%以上が植物側
に放射される。
多角錐2は、前記の条件内に入っておれば、必ずしも均
一のものである必要はなく、種々の高さ、角度、形状の
ものが混在していても構わない。
次に、透明板1の材質としては、例えば、ポリメチルメ
タクリレ−!・(以下、PMMAと略す)、ポリカーボ
ネート、ポリスチレン、ガラスなどが用いられるが、こ
れらに限定されるものではない。
一般に、危も蛍光染料を分散させるのに適している材料
は、蛍光染料の分散性が良好で、透明性に漫れ、加工性
が良く、耐候性に優れ、113が安い材料であり、この
理由から、PMMAが最も適したものと考えられる。
さらに、蛍光染料としては、次のような特fi2f:有
するものが望ましい。
(u)耐候性に優れ、屋外暴露されても、染料の蛍光発
生能力の半減期が1年以上であること。
(1+)吸収波長帯と、放射波長帯との差(ストークス
・シフト)が大きく、前記波長帯のオーバーラツプが少
ないこと。
(c)蛍光力が強く、蛍光量子産出量が大きいこと。
(d)プラスチックへの混入性が良好なこと。
これらの特徴を有する蛍光tj!!料としては、特に限
定するものではないが、例えば、西ドイツBASF社製
のV 1olet570 、YellowO83、Or
ange240 、Red300 、Red339のシ
リーズがある。第1表に各々の染料について、(1)i
大吸収波長(nm)、(It )Eft大発敗波艮(n
−)、(III)蛍光1子産出率(%)、(■)耐候性
テスト結果を示す、なお、第1表において、染料■はV
 1olet 570 、染T4■はYellowO8
3、染料■はOrange240 、染料■はRed3
00 、染料■はRed339を示す。
また、耐候性テスト結果は、蛍光染料をP M M A
中に0.02重量%分散させて、所定輝度のキセノンラ
ンプ下に2000時間放置した後の蛍光保持率(%)を
示している。
これらの染料を透明な樹脂に分散させて透明板1を形成
する。この染料の濃度は樹脂100重量部に対し、染料
0.5〜0.001ff1皿部が望ましい、染料の樹脂
中への分散法としては、モノマーあるいはプレポリマー
の中に染料3分散させ、硬fヒさせても良いし、樹脂に
練り込んでも良く、均一に分散しさえすれば、どのよう
な方法を用いても良い。
また、分散される染料は必ずしも単一種のものでなくと
も良く、複数種の染料が分散されたものであっても良い
さらに、複数の波長変換用の透明板1を重ね会わして使
用しても良い、ただし、この場合には、光の吸収及び/
又は放出領域を短波長側に有する蛍光染料を分散させた
透明板を、入射光側に配置しなければならない、もし、
このようにしないならば、放出された蛍光は、はとんど
が他の′P1類の蛍光染料に再吸収されてしまうからで
ある。したがって、例えば、2枚の波長yR換板を重ね
合わせた構造とする場合には、入射光側にViolet
570を分散させた透明板を配置し、その次の層にOr
ange240を分散させた透明板を配置するものであ
る。
以下、比較例及び実施例に従って説明する。
L1匠り 前述の染料Orange 240をPMMA中に0.0
2重重量%散させた両面が平滑な波長変換板(厚さ: 
6 am) @作成し、波長300〜800 n+*に
おける透過光強度を測定した。その測定結果を第3図に
示す。
肛乱匠よ 前述の染料V 1olet 570をPMMA中に0.
02重量%分散させた両面が平滑な波長変換板(厚さ:
 3 am)と、染料Orange 240をPMMA
中に0.021[1%分散させた両面が平滑な波長変換
板(J!Xさ:31)とを、接着剤(三菱レイヨン(株
)製のアクリボンド)を用いて接着した。 Viole
L570を分散させた波長変換板を光源側に配置して、
比較例1と同様にして透過光強度を測定した。測定結果
を第4図に示す。
去JLILL 比較例1と同一の波長変換板の片面に、互いに向かい合
う角度が30度で高さが11の四角錐を彫り込んで、こ
の波長変換板の平滑な面側から光を入射し、比較例1と
同様にして透過光強度を測定した。測定結果を第5図に
示す。
夫1匠工 比較例1と同一の波長変換板の片面に、隣り合う斜面の
なす斜辺と、向かい合う斜面とのなす角度が31度で、
高さが1論論の五角錐を彫り込んで、この波長変換板の
平滑な面側から光を入射し、比較rIA1と同様にして
透過光強度を測定した。測定結果を第6図に示す。
火工]]一 実施例1と同一の波長変換板であるが、四角錐の高さが
0.5mmのものと1ie−のものとが4:1のinで
混在する波長変換板について、その平滑な面側から光を
入射し、比較例1と同様にして透過光強度を測定した。
測定結果を第7図に示す。
夫1匠先 比較例2と同一の渡A g:fA板におけるOrang
e240を分散させた側に、互いに向かい合う角度が3
0度で、高さが1論論の四角錐を彫り込んで、この波長
変換板のV 1oleL570を分散させた側の下情な
面を光源側に配=して、比較例2と同様にして透過光強
度を測定した。測定結果を第8図に示す。
尺1匠i 比較例2と同一の波長変換板におけるO range2
40を分散させた側に、隔り合う斜面のなす2′1辺と
向かい会う斜面とのなす角度が31度で、高さが11の
五角錐を彫り込んで、この波長変換板のV 1oleL
 570を分散させた側の平滑な面を光源側に配置して
、比!!2例2と同様にして透過光強度を測定した。測
定結果を第9図に示す。
以上の第5図乃至第9図を、第3図及び第4図と比較検
討すれば明らかなように、各実施例にあっては、比較例
に比べて、植物育成能力の低い波長域の光が抑制され、
代わりに植物育成能力の高い波長域の光が増強されてい
る。
(発明の効果) 本発明は上述のように、植物育成能力の低い波長域の光
を植物育成能力の高い波長域の光に変換する蛍光染料を
分散させた透明板における植物に面する片側の面に内部
の光を効率良く植物に向けて放射するような多角錐を備
えたものであるから、蛍光染料を分散させた透明板内に
発生した蛍光は、多角錐を介して植物に向けて効率良く
放射され、しかも蛍光染T1が吸収しない波長域の光は
多角錐によってほとんど影響されないので、植物育成促
進のための光波長変換を効率良く行うことができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る光波長変換板の斜視図、第2図は
同上の断面図、第3図は本発明と比較される第1の比較
例の特性図、第4図は本発明と比較される第2の比較例
の特性図、第511Wは本発明の第1実施例の特性図、
第6図は本発明の第2実施例の特性図、第7図は本発明
の第3実施例の特性図、第8(2Iは本発明の第4実施
例の特性図、第9図は本発明の第5実施例の特性図、第
10図は植物の照射波長と光な成速度との関係を示す特
性図、第11図は植物への裁培用光源として用いられる
放電灯の分光放射特性図である。 1は透明板、2は多角錐である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)植物育成能力の低い波長域の光を植物育成能力の
    高い波長域の光に変換する蛍光染料を分散させた透明板
    における植物に面する片側の面に、内部の光を効率良く
    植物に向けて放射するような多角錐を備えて成ることを
    特徴とする植物育成促進用の光波長変換板。
JP30984786A 1986-12-23 1986-12-23 植物育成促進用の光波長変換板 Pending JPS63160520A (ja)

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