JPS631600B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS631600B2
JPS631600B2 JP54141307A JP14130779A JPS631600B2 JP S631600 B2 JPS631600 B2 JP S631600B2 JP 54141307 A JP54141307 A JP 54141307A JP 14130779 A JP14130779 A JP 14130779A JP S631600 B2 JPS631600 B2 JP S631600B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gypsum
sound
absorbing material
sound absorbing
spherical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP54141307A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5669290A (en
Inventor
Hitoshi Yasumura
Masahiko Shiraishi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Idemitsu Kosan Co Ltd filed Critical Idemitsu Kosan Co Ltd
Priority to JP14130779A priority Critical patent/JPS5669290A/ja
Publication of JPS5669290A publication Critical patent/JPS5669290A/ja
Publication of JPS631600B2 publication Critical patent/JPS631600B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は吸音材に関し、詳しくは特定の結晶形
状を有する石こうを主材とした吸音特性が著しく
改善され、しかも軽量の吸音材に関する。
従来からの吸音材として麻綿、パンヤ、獣毛フ
エルト、合成樹脂発泡体等の有機材料や、ロツク
ウール、グラスウール、多孔性セメント、多孔性
コンクリート、膨張黒曜石等の無機材料が用いら
れてきた。
しかしながら、有機材料は吸音性能が比較的良
好であるが、可燃性であるため建材等には不適当
である。一方、無機材料を用いた吸音材は不燃性
である点においては好ましいが、多くの場合無機
材料自体にはほとんど吸音性がなく、該材料を用
いて成形する際に成形体に空隙を形成させること
によつてはじめて吸音性能を示す。しかも、高周
波領域の音源に対する吸音性が劣るという欠点を
有している。さらに、無機材料のうちロツクウー
ルやグラスウールを用いた吸音材は吸湿して嵩が
小さくなつたり、微粉を飛散したり、触感が悪い
等の欠点がある。
本発明は上記の欠点を解消した吸音材を提供す
ることを目的としている。
本発明は、繊維状石こうより形成された球状石
こうを通気性を有する表装材料で包蔵してなる吸
音材を提供するものである。
本発明に使用される繊維状石こうより形成され
る球状石こうとは、二水石こうまたは二水石こう
と半水石こうの混合物を水性スラリーとなし100
〜180℃の温度で、撹拌下球状石こうが生成する
まで水熱反応して得られる球状のα型半水石こ
う、または当該半水石こうを80〜1000℃で乾燥あ
るいは焼成して得られる可溶性および不溶性無水
石こうである。この球状石こうは通常50μ〜2mm
の径と0.03〜0.5g/cm3のかさ密度を有し、軽量
で流動性のある材料である。かかる球状石こうの
製造条件の1例について説明すると次の如くであ
る。すなわちこの球状石こうは水性溶媒中におい
て、溶媒の重量に基いて0.5〜40重量%、好まし
くは2〜30重量%の二水石こうまたは二水石こう
と半水石こう混合物を100〜180℃に加熱撹拌し、
球状石こうが生成するまで水熱反応することによ
つて得られる。この場合、水性溶媒として酢酸、
ギ酸、酒石酸、リンゴ酸などの有機酸;リン酸、
塩酸、硝酸、硫酸などの無機酸を酸成分として
0.1〜80容量%、好ましくは0.3〜40容量%の割合
で含む酸性溶媒を用いると効果的である。また原
料として半水石こうとの混合物を用いたり、反応
時に半水石こうやその他の無機微粉末を添加する
ことも効果的である。また、反応中に反応槽下部
より焼結板等を介して微小空気泡を反応スラリー
中に導入せしめるのも球状石こうを得るのに効果
的である。反応は通常数分から数時間である。
このようにして得られる球状石こうは、実質的
に繊維状のα半水石こうのからみあいによつて形
成されたものであり、顕微鏡的観察によるとマリ
モ状ないしイガグリ状を呈していることが明らか
となつた。
本発明において、球状石こうとしては水熱反応
終了後、固液分離して得た球状のα型半水石こう
を乾燥したα型半水石こうあるいは焼成した不溶
性無水石こうが好ましい。
次に、通気性を有する表装材料としては、例え
ば天然繊維、合成樹脂の織布もしくは不織布、ガ
ラス繊維布、合成樹脂の多孔性シートあるいは
板、金属製多孔板、木製多孔板、紙およびこれら
を組合せたものがある。
上記球状石こうを表装材料に包蔵させる場合、
素材が球状石こうであるため、どのような形状の
表装材料にも充填できるという特色がある。ま
た、表装材料についても吸音材が強度を必要とす
るか否かを考慮して適当なものを選択すればよ
く、吸音材の形状も種々の態様とすることができ
る。例えば第1図は可撓性布を、第2図は多孔性
合成樹脂板を、第3図は金網をそれぞれ用いた吸
音材を示している。また第4図は第1〜3図の吸
音材に金属製、木製などの外枠を取付けた吸音材
を例示したものであり、第5図は外枠内に第1図
の吸音材を網等を介して集束させた吸音材を例示
したものである。
本発明の吸音材の使用方法について説明する
と、一般的には既存の吸音材と同様に用いればよ
いが、比較的小さい形状の吸音材をそのまゝ使用
するときは、裏面に両面接着テープ等を貼着して
所定場所に接着すればよい。また比較的大きく、
かつ重量のある吸音材を用いるときは天井等から
懸架すればよい。
本発明の吸音材は優れた吸音特性を有してお
り、特に素材として用いる球状石こうを適当なか
さ密度のものを選択して用いたり、吸音材の厚み
を変化させる等の手段によつて低周波数の音域か
ら高周波数の音域まで効率よく吸音することが可
能である。しかしも、軽量の球状石こうを素材と
して用いているため、吸音材が軽量であり、かつ
任意の形状のものとすることができる等の特色を
有している。また、粉塵等の発生もなく、触感も
良好であり、取扱上も全く支障がない。
したがつて、本発明の吸音材は建材等としての
用途のほか機器、ダクトなどの防音材、スピーカ
ボツクスの内貼り用等として有効に使用すること
ができる。
次に本発明の参考例および実施例を示す。
参考例 (球状石こうの製造) 3容のステンレス製オートクレーブに0.1容
量%の酢酸水溶液2を仕込み、100r.p.m.で撹
拌しながら140℃に昇温した。この温度で原料二
水石こう100gとβ型半水石こう1gを投入し、
135℃で20分間反応を行なつた。反応に際しては
オートクレーブ下部より焼結板を介して30c.c./
minの割合で空気を反応スラリー中に導入した。
反応終了後、熱時ろ過し、さらにメタノールで
洗浄して反応生成物を得た。この生成物を60℃で
3時間乾燥処理して半水の球状石こうを得た。
この球状石こうはマリモ状を呈し、平均直径が
250μでかさ密度は0.06g/cm3であつた。
実施例 参考例により得られた繊維状石こうより形成さ
れた球状石こうを第6図に示した円筒状紙箱(厚
さ1mm、平面に直径1mmの孔を2mmの間隔で設け
たもの)に充填密度0.08g/cm3となるように充填
して吸音材を得た。
この吸音材についてJISA/405(管内法による
建築材料の垂直入射吸音率測定方法)により吸音
率を測定した。なお、吸音率の測定にあたり、吸
音材の厚さ(d)を12mm、32mm、52mmおよ
び72mmの4種とし、かつ吸音材の径(D)は90
mmと30mmの2種として90mmの吸音材を用いて周波
数100〜1000Hzの音域の吸音率を測定し、30mmの
吸音材を用いて周波数500〜4000Hzの音域の吸音
率を測定した。結果を第7図に示す。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本発明の吸音材の種々の形状を例
示したものであり、第6図は他の形状の吸音材を
示す。第7図は本発明の吸音材の吸音率を示すグ
ラフである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 繊維状石こうより形成された球状石こうを通
    気性を有する表装材料で包蔵してなる吸音材。
JP14130779A 1979-11-02 1979-11-02 Sound absorbing material Granted JPS5669290A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14130779A JPS5669290A (en) 1979-11-02 1979-11-02 Sound absorbing material

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14130779A JPS5669290A (en) 1979-11-02 1979-11-02 Sound absorbing material

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5669290A JPS5669290A (en) 1981-06-10
JPS631600B2 true JPS631600B2 (ja) 1988-01-13

Family

ID=15288839

Family Applications (1)

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JP14130779A Granted JPS5669290A (en) 1979-11-02 1979-11-02 Sound absorbing material

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JP (1) JPS5669290A (ja)

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JPS5669290A (en) 1981-06-10

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