JPS6315540A - 半導体レ−ザの周波数変調装置 - Google Patents

半導体レ−ザの周波数変調装置

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JPS6315540A
JPS6315540A JP61158661A JP15866186A JPS6315540A JP S6315540 A JPS6315540 A JP S6315540A JP 61158661 A JP61158661 A JP 61158661A JP 15866186 A JP15866186 A JP 15866186A JP S6315540 A JPS6315540 A JP S6315540A
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laser
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Shigenobu Shinohara
篠原 茂信
Masao Sumi
角 正雄
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Shizuoka University NUC
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体レーザの周波数変調装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
光ヘテロゲイン或いはコヒーレント通信用の光源には、
周波数の安定度が高く、スペクトル線幅が狭い放射光を
放射できることが要求されCいる。
また周波数偏移変調(FSK)光通信の送信用光源装置
には、高速及び高帯域下においてスプリアスAM変調の
小さいFM変調装置が必要である。
光源としての半導体レーザを周波数変調Jるには、レー
ザの駆!lJ電流を微小最直接変調すると共に、レーザ
への戻り光の位相または強度を変調しなければならない
。駆動電流を直接変調する場合には、スプリアスAM変
調、緩和撮動及び1:M変調効率の周波数依存性が問題
となる。
一方、コヒーレント光伝送システムの光源に要求される
スペクトル線幅は、伝送速度の101〜10−→以下で
あり、例えば、伝送速度が400Mb/Sの場合、40
0K)Iz〜40K112の線幅が要求される。
ところで、半導体レーザが単一モードでフリーランニン
グしているときのスペクトル半値全幅は約10Ml1z
程度であり、FSK通信には不十分である。
レーザ構造の改良以外によってスペクトル線幅を狭くす
る方法には2通りある。
第1は出力光の一部を半導体レーザに帰還させることに
よってスペクトル線幅をフリーランニング時の値の1/
(1+ξ)2に低下させる方法がある〈ξはフィードバ
ックパラメータ)。この方法では10KIh程度の最小
スペクトル線幅が得られるが、FM変調効率も1/(1
+ξ)に低下する不都合が生じてしまう。第2の方法は
、レーザの周波数変動を駆動電流に電気的に負帰還制御
する方法であり、理論的には1 K llz −0,2
K lb程度の線幅が予測されている。現在では、30
0K Hz程度の線幅が実現されている。
次に、FSK光通信用のFM変調装置について説明する
。第1の例として、外部格子を用いて線幅狭小化したレ
ーザの駆動電流を直接変調する装置がある。この装置で
は、レーザの線幅が自然線幅の約1/36の250Kl
tz以下となり、LCフィルタを用いて位相及び変調効
率の周波数特性を補正することにより、変調周波数10
0K)tzから約200M1lzの範囲においてほぼ平
坦なFM変調効率が得られている。
第2の例としては、直接周波数変調された半導体レーザ
出力を安定なマスタレーザを用いてヘテロゲイン周波数
弁別検波し、得られた電気信号を最初の半導体レーザの
駆動電流に負帰還(周波数負帰還制御)することによっ
て、スペクトル線幅を狭小化したFSK信号を得る装置
がある。
この装置では、周波数負帰還制御によって変調周波数1
 K llz〜10M fizの範囲において200M
 Hz /+11A程度の平坦なFM変調効率が得られ
ている。
第3の例としては、位相制WJflA域付DFB (分
布帰還型)レーザを用いるFM変調装置がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した第1例のFM変調装置では、LCフィルタを用
いることにより 100KHzから約200M1(zの
範囲でほぼ平坦な変調効率が得られているが、その値は
半導体レーザ単体の場合に比べて約1/6の50M市/
mAであり特に400Mb/sの高速伝送実験での変調
効率は19M Hz / l Aにまで低下している。
更に、この高速伝送実験では変W!J電流が13a+ 
Aに設定されており、周波数偏移は約250MHzであ
る。この値は伝送速度から要求さる周波数偏移400M
)fzより小さいので、符@誤まり率が増大し受信可能
最小電力を増加させる不都合が生じてしまう。従って、
戻り光によってスペクトル線幅を狭小化した半導体レー
ザを直接変調する場合には、変調効率を低下させず高い
変調効率を維持することが要求される。
第2のFM変調装置では、200MHz/m A程度の
変調効率が得られ、スペクトル線幅も約1桁低下し1〜
2 M Hzに達しているが、高品質の光伝送を行なう
FSK光通信の送信用光源としては充分に狭小化される
に至っていない。
更に、第3のFM変調装置では、スペクトル線幅はレー
ザ単独の場合の17Mtfzのときの条件においてFM
変調効率は2.5GIIz/m Aで、その変調周波数
特性はIKHz〜200M )fzの範囲において平坦
な特性が得られている。しかし、スペクトル線幅を狭小
化した半導体レーザを用いた場合にも高効率、広帯域の
FMI調が得られるかは明らかでない。
このように従来のFM変W4装置ではスペクトル線幅が
数10KIh程度に狭小された半導体レーザを高効率で
、従ってスプリアスAM変調の小さい状態でFM変調す
ることができなかった。
従って、本発明の目的は上述した欠点を除去し、FSK
通信に必要とされる数10KHzのスペクトル線幅で高
い変調効率の光信号を放射できる半導体レーザの周波数
変調装置を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明による半導体レーザの周波数変at!!装置は、
半導体レーザからの放射光に基いてFM′lI調された
レーザ駆動電流の周波数制御を行なう手段と、低周波数
の変調基準信号を発生する手段と、この変調基準信号に
基いて半導体レーザからの放射光を変調し、該半導体レ
ーザに帰還させる反射体と、前記変調基準信号と半導体
レーザからの放射光とに基いて放射光の中心位相を制御
する制御信号発生手段と、半導体レーザからの放射光の
FM変調成分を検出し、検出したFM変調成分とほぼ逆
位相の瞬時位相制御信号を発生する手段と、前記中心位
相制御手段からの制御信号及び瞬時位相制御信号発生手
段からの制御信号に基いて前記反射体を光軸方向に駆動
する手段とを具えることを特徴とするものである。
〔作 用〕
外部鏡などから戻り光があるときの半導体レーザの発振
角周波数は(1)式で与えられる。
(ω−ω0)τ=−ξsin  (ωτ+θ )α ここで、ωとω0はそれぞれ戻り光があるときと、ない
ときのレーザの発振角周波数、τは、レーザ端面から出
射した光の一部が外部鏡で反射して再びレーザ端面に戻
るまでに要する往復時間である。
ξは無次元のスペクトル狭小パラメータ、またはフィー
ドバックパラメータであり ξ=で、IT〒77γ/】1−R(2>で与えられる。
θ。は半導体レーザの構造および発振周波数によって決
まる定数であり θ。=tan−+α       〈3)で与えられ、
α=2〜8程度の実測値が報告されている。
ここで、αはFA幅増大係数、γは半導体レーザ共振器
の減衰定数、ηCは戻り光ビームがレーザ主共撮器の励
起モードと結合する効率、Rは戻り光電力の出射光電力
に対する割合である。ξの種々の値をパラメータとして
、(1)式から510したωτとω0τの関係を第1図
に示す。腐り光の品が少なくてξ≦1の場合には単一モ
ードのみが生じ、ξ〉1の場合にはωτは与えられたω
0τに対して多値となり、破線または点線で示した部分
は不安定である。ω0τ+θC1−2nπ+πまたは2
nπ−π、nは正整数のときに、レーザは他のモードに
跳躍して発振周波数が大きく変化する。2nπ−πくω
0τ十θ 〈2nπ+πを満α 足するω0τの場合には、レーザは単一モードで安定な
動作をする。とくに、ω0τ十〇。−2nπのときには
ξの値にかかわらずω=ω0である。
しかし、2nπ−πくω0τ+θ。〈2nπのときには
ω〉ω0となり、2nπくω0τ+θ くα 2nπ+πのときにはωくω0となる。ところで、戻り
光の出射光に対する位相差はωτラジアンで与えられる
。一方、ω0τは、戻り光がごく微小酋とみなせる場合
にはξく〈1であるのでωτにほとんど一致する。従っ
て、今後説明に便利なようにωτのかわりにω0τは「
戻り光の位相差」として用いることにする。
τ、ξ、θ。を一定に保って(1)式の全微分を求め計
詐すると dω/dωo = df/ 10 o =1/(1+ξ
cos  (ωτ+θa ))となる。したがって、戻
り光があるときのレーザのスペクトル線幅δfは δ「 − δrn/(1+ξcos  (ωτ十〇a))2で与え
られる。ここで、droは戻り光がないときの自然スペ
クトル線幅である。ω0τ十θα=2nπ、0は正整数
の場合には、ξにかかわらずωτ十〇a=2nπである
ので、(4)、(5)式から df/dfo = 1 / (1+ξ)     (6
)δf=δf n / (1+ξ)2  (7)となる
。すなわち、戻り光の位相差をR適値にして周波数の変
動分(Hをdroの17(1+ξ)倍にすることによっ
て、スペクトル線幅をδfnの1/(1+ξ)2倍にす
ることができる。レーザの駆動電流を撮幅d1の正弦波
で変調した場合のFM変調効率は、戻り光がない場合に
はdfo/diであるが、戻り光がある場合には次式で
与えられる。
drydr=(1/ < 1+ξ))(dfo/di)
  (8)このように、FM変調効率が戻り光の存在に
よって1/(1+ξ)倍に低下することが従来のF〜1
変調装置の第1例の欠点であった。
次に本発明による高変調効率のFM変調装置の動作原理
について説明する。
この外部鏡付き半導体レーザを用いたFM変調装置の特
徴は、駆動?i流を直接変調してレーザ光の周波数「が
変調周波数r、で変化するときに、常に戻り光の位相差
2πrτが一定となるように、戻り光の往復時間τをも
周波数fl、lで同時変調することによって、スペクト
ル線幅が狭小化されたレーザ出力光のFM変調効率を回
復し、高くできることである。以下、理論的検問を行な
う。(1)式の両辺をτで割り ξ/τ=、/TV璽tγfT「π=K   (9)とお
くと、Kは定数であり、 ω−ωo=−Ksin(ωτ十〇 ’)    (10
)α である。まず、戻り光が存在するときの安定動作点を第
2図のPのように定める。τ0は戻り光の往復時間であ
り、一定値とする。このときのレーザの発振角周波数を
ω0.戻り光がないときの発振角周波数をω:とすると
、ω0とω8は一定値である。
(1)レーザの出力光にFM雑音がない場合戻り光の位
相ωτが一定となるように自#J制御するのであるから ωτ十〇 =φ0  (一定値>     (11)α であり、さらに、安定動作点においてもω0τ0+θα
=φO(12) である。(11)式を(10)式に代入し、(12)式
を用いると ω:τ0+θ。=φ’+(1(Sillφ0)τ0(一
定1ift)  (13) である。すなわち、ωτ−トθ。を一定値に保つことは
、ω:τ0+θ。を一定に保つことによって実現できる
さて、駆動電流に角周波数ω1の正弦波電流を重畳して
FM変調すると、戻り光がないときのレーザの角周波数
ωGは ω0=ω:+Δω1IISinωmt=ω:+Δωo 
   (14) と表わせる。(11)式を満足するようにτをτ0から
Δτだけ変化させるのであるから τ=τ0+Δτ       (15)である。(11
) 、  (14) 、  (15)の結果としてω=
ω0+Δω       (16)と置いたときのΔω
が、戻り光があるときのレーザの発振角周波数変化であ
る。上式を解くとΔτ=−(Δω/ω0)τ’    
 (17)Δω=Δω1LISiOωmt      
 (18)となる。両式は動作点および周波数変動範囲
が安定動作領域内にあるとき成立する。(11)式から
れかるように、ω0とτ0が一定値であることを考える
と、Δωに比例してΔτが減少するように外部共振4艮
または光学距離を変調すれば、ωτ十〇。を一定に保つ
ことができる。この結果として、レーザ角周波数ωはω
0+Δω、・sinω(に従ってFM変調されるa(1
4)、  (18)式かられかるように、Δω=Δωo
−Δωl1lsinωffl【であり、同一の変調電流
に対して戻り光があるときのFM変調効率は戻り光がな
い場合に比べて変化しない。
(2)レーザ出力光にFM雑音がある場合戻り光がない
ときのレーザにΔωn(t)のFMI音がある場合に、
駆動電流を正弦波変調すると ω0=ω:+Δω0= ω8+Δω1Ilsinω1t+Δωn(t)となる。
従って、戻り光がある場合のレーザの角周波数変動Δω
にはFMi音成分が存在するが、Δωに比例した光周波
数弁別器の出力の中から、変調周波数の信号成分のみを
Δτに幅還すると、(17) 、  (18)を参考に
してΔr= −(r0/ω’ ) Δto、 sin 
ω1.l1tとなる。この場合には、ωτ+θ。は時間
的には一定とならないが、 ω=ω0+Δω         (21)とおいてΔ
ωを求める。(10)式においてに、θαを一定として
全微分を求めると d ω−d ω0 = −KOO3(ωτ十θ。) (ωdτ+τdω)となる
。これに、(19)〜(21)式を代入するとΔω=Δ
ω1Isinω1t+Δωn(t)/(1+にτ’ c
osφ0) が得られる。ところで、 Kτ’ cosφ0= (ξcos  (ωτ十θ ))τ=τ0α であるので戻り光の位相ωτを最適値、すなわらωτ=
2nπ−θ に設定すると Δω= Δωl、1Sin (t)I、lt十Δωn(t)/(
1+ξ)となる。
従って、戻り光の注入によってレーザのFMN音は1/
(1+ξ)に低下し、スペクトル線幅は1/(1+ξ)
2倍になるが、FM’!a調効率の相対値は(df/d
i) / ((Ha /di) = 1となり、ξに依
存せず、従ってFM変調効率は低下しないことになる。
〔実施例〕
第3図は本発明による半導体レーザの周波数変調装置の
一実施例の構成を示す線図である。本例では、周波数変
調装置を、半導体レーザ1、この半導体レーザ1の中心
発振周波数を一定に維持するための周波数制till装
置2、半導体レーザ1への戻り光の位相を最適値に保ち
半導体レーザ1をスペクトル線幅の狭い単一モードで動
作させるための1紡位相制御装置3及び半導体レーザ1
の瞬時周波数のFM変調による変化分に比例してレーザ
1への戻り光の位相を逆位相で変化させる瞬時位相制御
回路4から構成する。
半導体レーザ1にペルチェン冷却素子10を一体的に組
み込み、淘度制罪回路17の制御のもとて半導体レーザ
1を一定の温度に維持する。半導体レーザ1に加n器1
2を接続し、この加算器12にレーザ駆動用電流源13
及びFM変調用信号源14を接続し、これらの出力の和
を半導体レーザ1に供給し駆動電流源とする。レーザ駆
動用電流源13は後述するPJD!、IJI11回路の
高域しゃ断層波数以下の信号に応じて半導体レーザ1の
中心発振周波数が一定になるように駆動電流を出力し、
FM変調用信号源14は瞬時周波数をFM変調するため
PID制御回路の高域しゃ断層波数よりも高い周波数の
電流を供給する。半導体レーザ1から放射した放射光は
セルフAツクレンズ15により平行光束どされビームス
プリッタとして作用するハーフミラ−16に入射し、そ
の透過光は周波数制御211装置2に入射する。この周
波数91till装置2は光周波数弁別器17と、この
光周波数弁別器17の出力信号に基いてPID制御を行
なうP I D fi制御回路18とを以て構成する。
入射光は、光周波数弁別器17内に設(プだハーフミラ
−19に入射し、その反射光はフォトダイオード20に
入射し光電12換され差動増幅器21に出力される。透
過光は)?ブリーペローエタロン22に入射し、レーザ
放射光の基準周波数からの変動分が変換されフォトダイ
オード23で光電変換されて作動増幅器21に入力する
。差動増幅器21では、これらの差信号を作成し、レー
ザ放射光の周波数変動を電気信号として出力する。この
差動増幅器21からの出力信号はPIDIIIIO回路
18、自初位相ili制御装置3及び瞬時位相制御回路
4にそれぞれ供給される。P[Dl、11111回路1
8は、光周波数弁別器17からの出力信号に基いて高域
しゃ断層波数以下の制御l電圧を出力しレーザ駆動用電
流#Q13に供給する。従って、このフィードバックル
ープによって半導体レーザ1の中心発振周波数が一定に
維持されることになる。
ハーフミラ−16からの反射光は光減衰器24を経て液
晶反射型変調器25に入射する。この液晶反射型変調器
25は圧電変換素子26が一体的に組み込まれており、
この圧電変換素子26の伸縮によって光軸方向に変位す
ると共に、自動位相制m+装置3内の変調器駆動発振器
からの出力信号に応じて反射率が変化する。従って、液
晶層)1型変調器25に入射した放射光は、例えば81
12程度の低周波の変調基準信号を発生する変調器駆動
発振器の発振周波数に基いて変調され、その反射光は再
び光減衰器24、ハーフミラ−16及びセルフォックレ
ンズ15を経て半導体レーザ1の端面に入射して戻り光
となる。尚、この戻り光は圧電変換素子19の伸縮によ
りその往復時間が自動的に調節されることになる。
外部共振器を符号aの破線で示す。
光周波数弁別器17の差動増幅器21からの出力信号は
、自動位相制御装置3に供給される。この出力信号は、
まず低域浦波器27を経て同期検波増幅器28に供給さ
れる。この同JIIJ検波増幅器28は、入力する光周
波数弁別器17からの出力信号を変調器駆動発振器29
からの基準信号に基いて同期検波し位相誤差信号eを作
成する。この位相誤差信号は低域浦波器30を経て中心
位相制御増幅器31により位相制御され、レーザ放射光
の中心位相を制W −する信号として加算器32に入力
する。更に、光周波−数回別器17からの出力信号を瞬
簡位相i、制御回路4に供給する。瞬時位相制御回路4
は帯域濾波器33、可変移相器34、可変減衰器35及
び瞬時位相制御用増幅器36を以て構成する。入力信号
は、まず帯域濾波i?!i33によりFM信号成分が浦
波され、次に可変位相34により前述した戻り光の位相
が逆位相となるように位相調節され、可変減衰器35に
よって振幅調節され、増幅器36により増幅される。こ
の出力信号は瞬時位相制御信号として前述した自動位相
RIIIIII装置3からの制御信号と共に加算器32
に供給される。従って、加算器32に接続されている圧
電変換素子26が、自動位相制御ll装置3の中心位相
制御用増幅器31からの出力電圧及び瞬時位相制御回路
4の瞬時位相ailltll用増幅器36からの出力電
圧との和に応じて光軸方向に伸縮し、この圧電変換伸縮
によって液晶反射型変調器25も光軸方向に変位する。
この結果、液晶反射型25から半導体レー(ア1への戻
り光は、レーザ放射光の瞬時周波数のFM変調による変
化分に比例して逆位相で変化されることになる。また、
戻り光は変調器駆動発振器29からの制御信号により8
土の低周波で強度変調されているので、中心位相制御用
増幅器31からの制御信号成分により戻り光の出射光に
対する平均位相差の最適値からの偏差が零となるように
負帰還されることになる。この結果、半導体レーザ1へ
の戻り光の位相が最適値に維持され、半導体レーザ1を
スペクトル線幅の狭い単一モードで動作させることがで
きる。尚、この動作原理は本願人が提案した特願昭60
− 41791号公報に詳細に説明されているので詳細
な説明は省略する。
次に本発明の実証実験に基づいて以下の動作説明をする
半導体レーザ1はGa At As型のものであり、発
振波長はλ= 780nlll 、発振周波数はt o
= 385T llz 、発成閾値電流は1th−28
−A、駆動電流は1=1.31   片端面からの出力
光電力は1.7th・ mWに設定した。半導体レーザ1の温度変動は±0.0
1℃以内である。フリーランの半導体レーザ1の中心周
波数変動は20分間で±80M1tz以内、瞬時周波数
変動は45MHzp−pである。AFC3を動作させた
ときの半導体レーザ1の中心周波数の77ブリーベロー
エタロン22への追随度は20分間で±2.5Kltz
以内に、瞬時周波数変動は10M H2p−pに改善さ
れる。実験を通じてAFC3を動作させた。
実験I   APC3を動作させない場合FM変調用信
号源14からの100K H2の制限波電流によってF
M変調したとぎの半導体レーザ1の出力周波数変化をb
点で観測したときのオシロスコープ波形を第4図a及び
bに示す。同図aは外部共振器長しを固定した場合であ
り、変調電流di= 0.05脂△O−Pのとき、周波
数偏移df=15MIlz0−1、変調効率df/di
= 300M)Fz/n+八であった。
次に、本発明のI PO2を動作させ、可変移相器34
と可変減衰器35を最適値に設定したときの出力周波数
変化の波形を同図すに示す。FM変調効率は830M)
lz/1m Aとなり、約2.8倍に改善された。
この場合のフィードバックパラメータはξ−2,4であ
る。
次に、ξの値を0.12〜3.6の範囲で変化させたと
きのFM変調効率の相対値の実測値と理論値を第5図に
示す。縦軸は戻り光がないとぎのFM変調効率df o
 / di = 940M Hz/ II Aで正規化
しである。外部共振器長しが固定されている場合の実測
値は「・」印であり、(4)式から計算された理論曲線
(実線)と良く一致する。一方、本発明のI PO2に
よって外部共振器長を同時変調した場合のFM変調効率
の相対値の実測値は「・」印であり、この値は従来の変
調方法と比べてかなり改善されている。さらに、(26
)式から計算された理論直線(実線)とも一致している
次に、半導体レーザのスペクトル線幅を周接的に推定す
るためにFM変調時のFMtl音の電カスベクトルをb
点で実測し、第6図a〜dにその結果を示す。同図a及
びbはともに戻り光がない(ξ=0)場合であり、AF
C2がオンの場合のbでは、40KII2(P I D
fblJ御回路18の高域しゃ断固波数)以下の低周波
のFMi音は減少するが、100KH2のFM変調信号
は低下しないことがわかる。さらに、AFC2がある場
合に、戻り光がある場合(第6図a)を戻り光のない場
合(第6図b)と比較すると、変調信号、FMI音の電
圧はそれぞれ1/ 3.4. 1/ 2.8に低下して
いる。最後に本発明の場合(第6図d)にはI PO2
を動作さゼるので、従来の発明(第6図C)に比べて変
調信号電圧は2.8倍に大きくなり改外されるが、FM
雑音電圧は変調周波数の近傍で若干増大することを除け
ばほとんど変化しないでフリーランの場合の1/ 2.
8に低下している。従ってスペクトル線幅も(1/ 2
.8) 2= 1/ 7.8に狭小化されていると推定
できる。一方、使用したレーザの自然スペクトル線幅は
4〜5 M Hzと推定されるので、このときの線幅の
推定値は0.55MIIzである。なお、ξ=3.6で
実験した場合の線幅の推定値は0.3M七であった。
以上、実験1の結果かられかるように、瞬時位相制御回
路I PO2を用いて、戻り光の位相をバイアス電流変
調と同時変調する本発明のFM変調装置が有効に動作す
ることは明らかである。
実験2  APC3を動作させた場合 戻り光がかなり弱いξ=0.7の場合に、直接変調半導
体レーザの出力光に含まれる変調信号の電カスベクトル
を点すで実測した結果を第7図に示す。縦軸は周波数の
2乗平均値を比例目盛で示しである。戻り光がないとき
の変調信号の2乗平均値は1,3X 10  Hz ’
  (36,4M )tz  rls )である。
戻り光が存在する場合(第7図a)には、変調信号は0
,54 xlo  1−b’であり、戻り光がない場合
の値の1 / (1,3/ 0.54 ) = 1/ 
2.4に低下したが、I PO2を用いて外部共振器長
を同時変調する(第7図b)の場合には0.95 / 
0.54 =1.8倍に増加した。さらに、APC3を
動作させる(第7図C)の場合には変調信号は少し低下
して0,8X10  Hz’になったが、従来発明の場
合(第7図a)に比べて変調信号は0.8/ 0.54
−1.5倍に増加した。すなわち、I PO2とAPC
3を同時に用いた場合にもFM変調効率が従来の発明に
比べて増加することが確認できた。APC3を用いる利
点は、戻り光の位相を最適値に長期間保持することによ
って本発明のFM変調装置を安定化でさることである。
次に、上記と同様な条件で測定したF[tiの電カスベ
クトルを第8図a及びbに示す。縦軸は対数目盛である
。第8図aは戻り光がありAFC2が動作している場合
である。第8図すはさらにl PO2とAPC3を動作
させた場合であり、FM雑音電力は変調信号の近傍で5
dBPi!度増加しているが、他の周波数ではほとんど
増加していない。
一方、第8図aに承り場合のFM雑音は第6図すの戻り
光がない場合のF M y&音より3dB程度低下して
いる。従って、r PO2とAPC3を同時に用いた場
合にも、FMS音がフリーランの場合に比べて低下する
ことを![し、スペクトル線幅が狭くなることを推定で
きた。
以上実験2の結果は、戻り光の自動位相制御装置APc
3を併用した場合にも、本発明のFM変調装置が有効に
動作することを示す。
本発明は上述した実施例だけに限定されるものではなく
種々の変更が可能である。例えば上述した実施例では戻
り光の強度変調を行なう手段として液晶反射型変調器を
用いたが、液晶通過型あるいはフランツ・ケルディシュ
効果を用いた半導体薄膜通過型さらには偏光子、電気光
学効果偏光回転子、検光子で構成される電気光学的光強
度変調器も用いることができる。
また、戻り光の往復時間を制御する手段として圧電変換
素子を用いたが、ボイスコイル等の変位制御素子を用い
て外部共振器長を変化させたり、戻り光の光路内に光移
相器を配置して光学距離を変化させてもよい。
更に、瞬時位相制御回路を構成する可変減衰器と帯1i
i!濾波器を省略して代りに可変利(η帯域増幅器を用
いることもできる。
更に、光学系を構成する各種光学部品及び光伝送路には
光フアイバ導波路や光集積回路を用いることができる。
〔発明の効果〕
以上詳述したように本発明は、外部鏡付ぎ半導体レーザ
の駆動電流を直接変調してその出力光をFM変調する場
合に、レーザの瞬時周波数のF M変調による変動量に
比例した瞬時位相制御信号を逆位相で外部類に帰還して
いるので、レーザへの戻り光の瞬時位相を同時に変調で
き、従ってスペクトル線幅が狭小化された放射光を高い
変調効率でFM変調することができる。
また、戻り光の中心位相を一定に保つ自動戻り光位相i
t、lJ till装買またはレーザの中心周波数制御
装置を、それぞれ単独に、または2つの制御装置を併用
することによって本発明のFM変調装置を安定化できる
【図面の簡単な説明】 第1図は半導体レーザに戻り光があるときの発娠角周波
数と戻り光がないときの発成角周波数の理論的関係を示
す図、 第2図は半導体レーザに戻り光があるときの安定動作点
と諸量の記号を示す図、 第3図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、 第4図a及びbはFM変調手)り体レーザの出力光の周
波数変化に比例した電圧波形のオシロスコープ写真を示
す図、 第5図はフィードバックパラメータを変化させたときの
FM変調効率の相対値の実測値と理論的を示す図、 第6図a〜dはF M変調半導体レーザのFM雑音電カ
スベクトルの実測値を示す図、 第7図a−Cは直接FM変調半導体レーザの出力光のF
M変調信号の電カスベクトルを示す図、第8図a及びb
は直接FM変調半導体レーザの出力光のFM変調信号と
F M 雑uの電カスベクトルの実測値を示す図である
。 1・・・半導体レーザ  2・・・周波数制御装置3・
・・自動位相制御装置 4・・・瞬時位相制御]装置 10・・・ベルヂIン冷却素子 11・・・温度シリ郊回路  12.32・・・加算器
13・・・レーザ駆動用電流源 14・・・FM変調用信号源 15・・・セルフォックレンズ 16、19・・・ハーフミラ− 17・・・光周波数弁別器 18・・・PID制御回路
20、23・・・フォトダイオード 21・・・差動増幅;S22・・・エタロン24・・・
光減衰器    25・・・液晶反射型変調器26・・
・圧電変換素子  27.30・・・低域濾波器28・
・・同期検波増幅器 29・・・変調器駆動発振器31
・・・中心位相制御用増幅器 33・・・帯域濾波器   34・・・可変移相器35
・・・可変減衰器 36・・・瞬時位相制御用増幅器 特許出願人   静 岡 大 学 長 第1図 戻り尤がな1)と!め正犬見イヒ!4rト反(ダ(do
 ? ?θd第2図 第3図 訃月1し1乏喀毛〔−(ン1ゴ剋1(AFC]第4図 foτ+ 2’K t12n−’CI ”−n+0.2
 、ftn 400KHzL=16cm、 ’y”2.
4 第5図 フィードバック!でラメータ り IT”2zr(In−’d”、rlfO,2,f!’/
iり0kHI、L−/6ctn単狙ルーザ叶M変釧■方
f1ま9低M)h/mA第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、半導体レーザからの放射光に基いてFM変調された
    レーザ駆動電流の周波数制御を行なう手段と、低周波数
    の変調基準信号を発生する手段と、この変調基準信号に
    基いて半導体レーザからの放射光を変調し、該半導体レ
    ーザに帰還させる反射体と、前記変調基準信号と半導体
    レーザからの放射光とに基いて放射光の中心位相を制御
    する制御信号発生手段と、半導体レーザからの放射光の
    FM変調成分を検出し、検出したFM変調成分とほぼ逆
    位相の瞬時位相制御信号を発生する手段と、前記中心位
    相制御手段からの制御信号及び瞬時位相制御信号発生手
    段からの制御信号に基いて前記反射体を光軸方向に駆動
    する手段とを具えることを特徴とする半導体レーザの周
    波数変調装置。
JP61158661A 1986-07-08 1986-07-08 半導体レ−ザの周波数変調装置 Granted JPS6315540A (ja)

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