JPS63148159A - イオン濃度等の測定方法 - Google Patents

イオン濃度等の測定方法

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JPS63148159A
JPS63148159A JP61296369A JP29636986A JPS63148159A JP S63148159 A JPS63148159 A JP S63148159A JP 61296369 A JP61296369 A JP 61296369A JP 29636986 A JP29636986 A JP 29636986A JP S63148159 A JPS63148159 A JP S63148159A
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absorber
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、イオン濃度等の測定方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、生体内から分泌される微量の液体における各種イ
オン濃度、溶存酸素量、導電率等の測定を行う場合、測
定対象物毎に異なった採取用治具を用いて測定に供する
ための試料を得るようにしていた。
例えば、唾液を採取するには、コノトンロールを口腔内
に含ませて、コツトンロールに唾液を吸収させるように
し、このコツトンロールを遠心分離器にかけて、不純物
を含まない唾液を得るようにしたり、又、耳下腺の唾液
を採取するには、カツブを口腔粘膜に真空密着させるよ
うにして、所望の唾液を得るようにしていた(従来技術
1)。
そして、体表面から出る汗を採取するには、定量的試験
法(QPIT法)によって、例えば腕において発汗した
汗を濾紙に吸収させ、この濾紙に吸収された汗を希釈し
て汗のイオン濃度を測定したり、イオン電極、導電率電
極を発汗した皮膚に直接押し当てるようにしていた(従
来技術2)。
又、皮膚のイオン濃度、特にpHについては、ガラス電
極面のみを平面にしてなる電極を皮膚に押し当てるよう
にして測定していた(従来技術3)。
更に、塗装前処理鉄鋼、自動車塗装、建築物の塗装、メ
ッキ物等の劣化試験を行う場合、例えば鉄鋼塗膜上に付
着した汚染物質におけるpH,pNa、pcil、電導
率等の計測においては、汚染物質の採取は採取面積を定
め、蒸溜水で煮沸洗浄したガーゼに蒸留水を含ませて、
清潔な手袋を使用して定められた方向と回数の拭き取り
方式で拭き、前記ガーゼを蒸留水内に入れて1時間煮沸
した後、全量を500−とするようにして所定の試料を
得ていた(従来技術4)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記従来技術にはそれぞれ次のような欠
点がある。
即ち、上記従来技術1、従来技術2及び従来技術4によ
れば、測定に供するための被検体を得るためにかなりの
用具を必要とすると共に、前処理が必要となり、測定に
多大の時間と労力を要するという欠点がある。又、従来
技術3の場合は、皮膚に直接ふれることができる部分し
か測定できないと共に、KClのリーク量が多く、この
ため、中性付近の場合には、溶液による影響と区別する
ことができなかった。
又、測定対象物によっては、測定に供するための試料を
ほんの僅かしか採取できないことがあり、正確に測定を
することが困難であった。
本発明は、上述の事柄に留意してなされたもので、その
目的とするところは、試料が僅かであっても高精度に測
定することができ、又、試料採取のための用具を用いた
り、複雑な前処理を施すことなく確実に所望の測定を行
うことができるイオン濃度等の測定方法を提供すること
にある。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本発明に係るイオン濃度等
の測定方法は、被検体を、溶液を吸収し易い吸収体に吸
収させ、該吸収体を測定部に当接させることにより、前
記被検体におけるイオン濃度等を測定するようにした点
に特徴がある。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する
第1図は本発明方法を実施するに際して用いられるシー
ト型のイオン4度測定用複合電極及び吸収体の一例を示
し、同図において、11はシート型イオン濃度測定用複
合電極で、その測定部12には測定電極13としての選
択性イオン応答膜と、比較電極14としてのKCl2を
含浸させた無機焼結多孔体又は有機高分子多孔体等から
なる液膜部が設けられている。
尚、このように構成されたシート型イオン濃度測定用複
合電極は、本願出瀬人が既に昭和61年11月28日イ
寸にて出願しているところである。
又、同図において、I5は前記測定電極13及び比較電
極14に亘って載置される吸収体で、この吸収体15と
しては、溶液を吸収し易く、化学的に安定しており、測
定対象に対して干渉成分を出さず、しかも可撓性を有す
る材料、例えば海綿体、脱脂綿、中性紙、多孔性ガラス
体、ガラス繊維等があるが、この吸収体15は以下の実
施例から判るように種々の形態で用いられる。
第2図乃至第6図は被検体が液体状である場合の測定方
法を示している。
第2図は唾液におけるイオン濃度を測定する場合を示し
、同図(A)に示すように、シート状の吸収体21と、
莫発防止高分子シート22とを重ね合わせて、例えば1
5mX15■l角に形成してなるものを、ピンセット2
3によって保持して唾液を分泌する各線の部位に約10
数秒間密着させて(同図(B)参照)、唾液を吸収体2
1に吸収させる。そして、吸収体21側を電極13(1
4)側に当接させるようにして測定部12に載置しく同
図(C)参照)、唾液電解質のpH7pNa、pK、p
CLC導電等を測定することができる。
尚、24は熱又は超音波によるシール部である。
このようにした場合、被検体としての唾液は数I!〜数
10μ!でよく、しかも、従来技術lと異なり、被検体
を得るための用具は殆ど不要であると共に、前処理が不
要であるといった利点がある。
生体分泌液で特に分泌量が微小な涙、粘液、精液、膣液
等については、吸収体として数n〜100μ程度の薄い
高分子不織布を用い、この高分子不織布からなる吸収体
に広い面積に亘って被検体をサンプリングするのがよい
即ち、第3図は涙(目薬滴下時の涙31やコンタクトレ
ンズ32上の涙33を含む(同図(A)参照))のサン
プリングを示し、一枚の薄膜不織布シート34では、涙
採取後のシート34の取り扱いが困難であるところから
、裏面側に枠体35を設けたり (同図(B)参照)、
又は、シート34を親水性吸収性シート34aと疎水性
吸収性シート34bとからなる多層構造とし、疎水面で
の蒸発防止と電極13 (14)への密着性を考慮して
もよい。
尚、36は熱又は超音波によるシール部である。
第4図は膣内や精液のpHを測定する場合のサンプリン
グを示す。
同図(A)に示すように、子宮周辺41や膣周辺42に
おけるpH測定は、胎児の男女弁別に有効な手法である
が、吸収体よりなるサック43を清潔な指に嵌めた状態
で膣内に挿入して、前記サック43の外周に膣液を付着
させる。
又、同図(B)はペニス44からの精液をサンプリング
するための吸収体よりなるサック45を示している。そ
して、同図(C)、 (D)、 (E)は、それぞれ子
宮周辺部位のみのサンプリングをするのに適した吸収体
を示し、同図(C)は全体が吸収体よりなるサック46
を示し、同図(D)は先端部が吸収体47aよりなり、
基端部が蒸発防止高分子シート47bよりなるサック4
7を示し、又、同[ff1(E)は例えばゴムよりなる
サック48の先端部の一部に吸収体49を設けたものを
示している。
尚、50は熱又は超音波によるシール部である。
第5図は汗をサンプリングする場合を示し、同図(A>
は蒸発防止高分子シート51の一方の面に薄膜シート状
の吸収体52を設けると共に、粘着層53を形成したも
ので、この吸収体52を同図(B)に示すように、額(
髪の生え際)、脇等発汗量の多い部位に貼着する。
この場合、吸収体52を貼着する部位は予め洗浄する等
して清潔にしておくのが良い。又、汗を出させる方法と
して、一定量の運動を行うか、室内の温度を高くすれば
、発汗が促進され短時間に所定の汗を得ることができる
上記の方法によれば、従来技術2と異なり、僅かの汗に
よって測定が可能であり、しかも、被検体を得るための
用具は殆ど不要であると共に、前処理が不要であるとい
った利点がある。
上述の実施例は何れも人体等生体から分泌される液体状
の被検体であったが、第6図に示すように、雨水の酸性
度等も計測することができる。
即ち、同図(A)に示すように、厚さ数10xの薄膜不
織布シート61の裏面にフィルム62を貼着し、更に、
第3図(B)に示す固定枠35と同様の固定枠63を設
けた上で、粘着層64を設けてなるもので、この薄膜不
織布シート61を葉65の上面に貼着し、雨66の降り
始めから所定時間経過した後、葉65から取り外して電
極13(14)上に載せてpH等を測定する。
上述の実施例は何れも被検体が液体状であったが、比較
的水分の少ない乾燥した例えば人の皮膚や毛髪等につい
ても測定することができる。
即ち、第7図(A)において、71は吸収体で、この吸
収体71には、一定量の蒸溜水又は0.1%NaOHを
HClによってpHを約5.0に調整した溶液(液体に
対する皮膚の膨潤を最小に示す溶液のpHが約5.0で
あるため)を予め含浸しである。
このようにした吸収体71を腕(同図CB)参照)又は
毛髪(同図(C)参照)の所定部位に数回十分に接触さ
せてサンプリングを行った後、吸収体71を電極13 
(14)に載置して所定の計測を行う。
本方法によれば、従来技術3と異なり、水分量が少ない
皮膚や毛髪におけるイオン濃度等の測定を簡単に行うこ
とができる。尚、干渉成分を出さない液体は上記の蒸溜
水等に限られるものではないことは云うまでもない。
上記実施例のように、吸収体に予め干渉成分を出さない
液体を含浸させるようにしてサンプリングする技術は、
塗装前処理鉄鋼、自動車塗装、建築物の塗装、メッキ物
等の劣化試験を行う場合にも適用することができる。
即ち、図示はしないが、一定量の蒸留水を含浸させた薄
膜吸収シートを塗装物、メッキ物等の表面に接触させ、
所定のサンプリングを行った後電極13(14)上に薄
膜吸収シートを!!!置すれば、I’H+pNa、pc
t、導電率等を同時に測定することができる。
この場合、非干渉性の液体としての蒸溜水は数μl〜1
00μl程度の微量でよいため、従来技術4と異なり、
サンプルを大量の水で希釈する必要がないと共に、表面
付着物に熱等を加えたりする必要がなく、そのまま、の
状態で高精度の測定を簡単にしかも、多項目に亘る測定
を同時に成し得るといった利点がある。
本発明方法は、魚、牛肉、豚肉、鶏肉等の食品における
電解質成分等の計測にも適用することができる。
第8図は魚におけるイオン濃度の測定方法を示し、表面
等比較的水分が少ない部位は、同図(A)に示すように
、蒸留水を含浸させてなる吸収体よりなるシート81を
電極13(14)上に載置して、このシート81の上に
魚の所定部位からなる試料82を載置する。又、比較的
湿潤性に冨む部位は、袋状の吸収シート83内に試料8
4を入れて(同図(B)参照)、吸収シート83に所定
の吸収を行わせるようにすればよい(同図(C)参照)
第9図はクリーンルーム内の遊離物質の電解質計測を行
う場合を示し、同図(A)に示すように、電解質成分が
全く溶出しない材料よりなるフィルタ体(例えば濾紙、
海綿体、多孔体等)91に蒸留水を含浸させ、これをガ
ス流通路92内に一定時間セットした後、電極13(1
4)にフィルタ体91をR置して所定の測定を行う。
この方法によれば、クリーンルーム内の遊離物質中のp
Na、pcl等を簡単に測定することができる。
尚、上記フィルタ体91のメツシュはガス流量によって
適宜選択すればよいが、同図(B)に示すように、第1
層分のみを吸収体よりなるフィルタ93で構成し、他を
従来のガスフィルタ94で構成した複合フィルタとして
もよい。
第10図は土壌、天分、その他粉末試料中の電解質計測
方法を示し、同図(A)に示すように、土壌等の試料1
01を吸収体よりなる袋102内に収納した後、口部を
シールしく同図(B)参照)、袋ごと電極13(14)
に載置して、その上から蒸留水104を滴下する(同図
(C)参照)か、又は電極13(14)上にシート状の
吸収体103を載置して、その上から試料101を載せ
、更に、蒸留水104を滴下する(同図(C’)参照)
上述の各実施例においては、吸収体が化学的に安定で、
蒸留水や溶液に浸漬しても電解質が計測誤差内の微量し
か溶出しない材料より構成されていたが、蒸留水を滴下
させることによりある程度溶出を生ずる物質、例えば布
、酸性紙、セラミック等の被検体については、第11図
に示すように、被検体(例えば衣服の一部)111を直
接電極13(14)の上に載置し、その上から蒸留水1
12を滴下することによって所定の測定を行う。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係るイオン濃度等の測定
方法は、被検体を、溶液を吸収し易い吸収体に吸収させ
、該吸収体を測定部に当接させることにより、前記被検
体におけるイオン濃度等を測定するようにしているので
、試料が僅かであっても高精度に測定することができ、
又、試料採取のための用具を用いたり、複雑な前処理を
施すことなく確実に所望の測定を行うことができるよう
になった。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は本発明方法の実
施に用いるイオン濃度測定用複合電極の−例を示す斜視
図、第2図(A)、 (B)、 (C)は唾液のイオン
濃度を測定する場合を示す図、第3図(A)、(B)、
(C,)、(D)は涙のイオン濃度を測定する場合を示
す図、第4図(A)、 (B)、 (C)。 (D)、 (E)は膣液及び精液のイオン濃度を測定す
る場合を示す図、第5図(A)、 (B)は汗のイオン
濃度を測定する場合を示す図、第6図(A)、 (B)
は雨のイオン濃度を測定する場合を示す図、第7図(A
)、 (B)、 (C)は皮膚及び毛髪のイオン濃度を
測定する場合を示す図、第7図(A)、 (B)。 (C)は魚のイオン濃度を測定する場合を示す図、第9
1i4(A)、 (B)はクリーンルーム内の遊離物質
の電解質の測定を行う場合を示す図、第10図(A)。 (B)、 (C)、 CD>は土壌、灰分、その他粉末
試料中の電解質の測定を行う場合を示す図、第11図は
衣服のイオン濃度を測定する場合を示す図である。 12・・・測定部、31.33・・・被検体、15.、
21.34.43゜45、46.47a、 49.52
.61.71.81.83.91.93゜102、10
3  ・・・吸収体。 第1図 第2図 第3図 (A)      (8)   (C)    (o)
31.3計・・被検体          第4図34
、43.45.46.47a、 49・・・吸収体第6
図 (A)           (B) 第7図 (A)     (s)       (C)71、8
1.83・・・吸収体 第8図 (A)      (B)        (C)第9
図 (A)        (B) 9+、 93.102.103  ・・・吸収体第10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被検体を、溶液を吸収し易い吸収体に吸収させ、
    該吸収体を測定部に当接させることにより、前記被検体
    におけるイオン濃度等を測定するようにしたことを特徴
    とするイオン濃度等の測定方法。
  2. (2)液体状の被検体を前記吸収体によって直接吸収さ
    せるようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第(1
    )項に記載のイオン濃度等の測定方法。
  3. (3)測定に対して干渉成分を出さない非干渉性の液体
    を前記吸収体に含浸させ、この吸収体を比較的乾燥した
    状態の被検体に接触させるようにしたことを特徴とする
    特許請求の範囲第(1)項に記載のイオン濃度等の測定
    方法。
  4. (4)測定に対して干渉成分を出さない非干渉性の液体
    を前記吸収体に含浸させ、この吸収体を気体状の被検体
    に接触させるようにしたことを特徴とする特許請求の範
    囲第(1)項に記載のイオン濃度等の測定方法。
  5. (5)測定部に当接させてなる吸収体の上面に、粉末状
    又は固形状の被検体を載せ、その上方から測定に対して
    干渉成分を出さない非干渉性の液体を滴下するようにし
    たことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項に記載の
    イオン濃度等の測定方法。
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