JPS63146710A - 移植機及び播種機等の植付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は：苗床にて育苗した苗を本国に移植する移植機
、及び比較的大きな種を本圃に播種する播種機等に関す
るもので、移植機としては特に紙筒苗又はフィルブロッ
ク等の苗根部に培土の付着している苗であり、培土の底
面積に比して高さが低い転倒しずらい苗に適し、播種機
として゛は特に馬鈴薯の催芽又は育芽した種薯、長芋の
種薯等の取扱いに注誓を要する種等に適する。

さらに前記苗及び種を移植、播種する植付装置を兼用し
て利便な移植・播種機等に適する。

従来の技術 ゛　キャベツ、白菜、レタス等の疏菜類の育苗に際して
、多数の四角柱又は六−角柱状の紙筒中に培土を詰めて
播種、育苗した紙筒苗として本圃に移植する方法や、培
土を定形の立方体に固めたフィルブロックに播種、育苗
したソイルブロック苗として本圃に軸植する方法が行な
われている。

疏菜類の育苗に用いる紙筒又はソイルブロックは、培土
の底面積に比して高さが低い、底面の対角長さと高さが
ほぼ同じものである。

上記苗根部に大なる培土を有する苗を本圃似植え付ける
植付装置として特公昭七４−２２８９０号に示される如
き、上部に開口を備えた円錐形中空部材の縦方向開口を
開閉して植え付ける方法が知られている。この種の植付
装置に於ては、円錐形中空部材の上下動に連動して開口
を開閉するという複雑な手段を用い、上記の如き苗根部
に大なる培土を有する苗を植え付けると、苗が植え付け
孔内に垂直に植え付けられない場合が発生し、又甚だし
くは倒れて苗が埋没する場合が発生した。

馬鈴薯の播種に際して、種薯を催芽又は育英と称して芽
を伸ばしてから播種する方法が行なわれている。この芽
は非常に損傷しやすく、種薯タンク内に種薯牙堆積して
繰り出す等の従来の方法ではこの芽を損傷してしまうの
である。

さらに、種薯は２〜４個に切断した後に芽出しするので
一側のみに芽が有り、この芽を上方に向けて植え付ける
事が所望されている。

長芋の場合も同様、種芋タンク内から繰り出すと損傷し
てしまい取扱いに注意を要するものである。

上記種薯を植え付けるには、従来は人手にたよるより外
無かった。

本発明の構成の一部である、従来よりの受台を回動させ
て馬鈴薯等の種薯を播種する植付装置として、実開昭５
９”−１４５１１１号に示される如き、受台の回動下端
にて受台を反転して種薯を植え付け溝内に落下せしめて
植え付ける方法が知られている。この場合、催芽又は育
英した種薯の芽が所望する上方向に向くとは限らず、又
、甚だしくは落下により育英した芽に損傷を与える恐れ
があった。

発明が解決しようとする問題点 第一には、上記紙筒苗又はソイルブロック苗等の移Ｎ機
に関し、簡便な構成にて植え付け溝内に略垂直に苗を植
え付ける事のできる植付装置を提供する事である。

第二には、上記損傷しやすい、取扱いに注意を要する種
薯等の播種機に関し、種薯等に損傷を与えず、さらに所
望の上方向に植え付けたい場合にもその様に植え付けら
れる植付装置３提供する事である。

第三には、苗とか種に限らず塊状物を本圃に植え付ける
事のできる、或は一定間隔毎に散布する事ができる、利
便な兼用して用いる事のできる植付装置等を提供する事
である。

問題点を解決するための手段 上記目的を達成するための本発明の構成を、実施例に対
応する第１〜３図を用いて説明する。

本発明は、垂直面内を回動する鎖１６等に通常複数個取
り付けた受台１９の下降行程を苗又は種の受台１９への
供給部３３とする手段。

供給部３３にて受台１９は尻部２４を鎖１６に接当させ
る等の手段により受台１つの苗又は種を載せる受面２０
は略水平を保持したまま下降させる手段。

植え付け面近傍の受台１９の回動下端にて受台１つの先
端を植え付け溝底に接当させて受面２０を略水平に保持
する等の手段により受台１つが苗又は種を略供給状悪の
ままに保持して本圃の植え付け面直上に移送する手段。

受面２０を進行方向をやや高くして進行方向に退避させ
るとか、固設したガイド１７に苗又は種を接当させて苗
又は種の進行方向への移送を妨げつつ受台１９を略水平
方向かつ進行方向に退避させる手段等により、受台１つ
を略水平方向かつ進行方向に退避させて苗又は種を受面
２０から離脱させる手段。

以上により本圃に苗又は種を植え付ける事により問題点
を解決しようとするものである。

作　　　　用 次に本発明の詳細な説明すると、苗又は種の供給部３３
にて所望の状態、苗であれば苗が垂直の状態、芽出しし
た種薯であれば芽が上方向を向いた状態にて受台１つの
受面２０に載せられ、受台１つの回動下降によりそのま
まの状態で植え付け面近傍に移送され、受台１９の回動
下端にては供給された時の状態のまま植え付け面直上に
て苗又は種より受台１９が略水平方向に退避する事によ
り供給状態のまま植え付け面に載せ置かれる事になる。

これらの植え付け動作に於ては、何らの衝撃的な力を苗
又は種に与える事無く植え付けられる事になる。

実施例 以下、第１図〜第３図に例示する一実施例を説明する。

移動する機枠（図示せず）゛に、進行方向に平行な２枚
の平板よりなる枠１を、前端に設けた取付孔２により回
動自在に水平に延設し、枠１の中央内面に枠１の上方及
び下方に突設した２枚の進行方向に平行な板よりなるチ
ェーンケース９を螺着する。チェーンケース９は略三角
形状板とし、上部を一角、下部を二角とし、下部の二角
の内、前下部をやや高く配設する。

枠１の中央下方に圃場の開講具として、２枚の板よりな
る舟状のオープナ−３をチェーンケース９の下端を内包
する如く螺着し、オープナ−３の底面には前端より後端
近傍にわたり底板４を配設し、オープナ−３の前縁は２
枚の板を合わせてへ先状となして前縁板５を配設する。

開講具は上記様の外、公知の回転円盤を用いるもの等も
使用できるし、用いない事もできる。

枠１の後部に覆土具として、一対の筒状輪体よりなる鎮
圧輪８をオープナ−３より後方かつオープナ−３の底面
よりやや上方を底端とする如く、枠１の後部両側に螺着
したブラケット６より外方に突設した鎮圧輪軸７に回動
自在に嵌設する。

覆土具は上記様の外、公知の馬鈴薯播種機の如き、一対
の回転円盤と鎮圧ローラーを用いるもの等も使用できる
し、使用態様によっては用いない事もできる。

２枚のチェーンケース９の上端部に連設して水平に軸１
０を嵌設し、同様にチェーンケース９の下後端部に軸１
１を、下前端部に軸１２を嵌設する。

２枚のチェーンケース９の内方の軸１０に鎖車１３を、
軸１１に鎖車１４を、軸１２には鎖車１５を、各々２個
毎嵌設し、２本の無端の鎖１６を張設する。

２本の鎖１６間に受台１９ａ、１９ｂ、１９ｃ、１９ｄ
、１９ｅ、１９ｆを等間隔に連設し、ある受台１９は受
台１９ａ、１９ｂ・・・・・・１９ｆ方向に垂直面内を
回動する如く配設し、受台１９は略四角の平板状の受面
２０と、受面２０の一辺に於ける両端部を垂直に起立さ
せた起立片２６ａ、２６ｂとし、受面２０及び起立片２
６ａ。

２６ｂに垂直方向に起立片２６ａ、２６ｂの内辺より受
面２０の外方に耳片２２ａ、２２ｂを配設し、耳片２２
ａ、２２ｂには取付孔２３ａ。

２３ｂを穿設し、受面２０の起立片２６ａ、２６ｂを連
設した辺の中央部を除いた起立片２６ａ、２６ｂより内
方を尻部２４とし、中央部は受面２０を矩形に切り欠い
た切欠部２５とし、受面２０の起立片２６を連設した両
隣辺に起立片２６と同方向に起立した起立片２１ａ、２
１ｂを配設する。

２本のＭ１６は受台１９の耳片２１ａ、２２ｂの内方に
配設し、鎖１６より一定間隔に外方に突設したピン１６
ａを取付孔２３ａ、２３ｂに嵌設し、受台１つの回動の
下降行程にては起立片２６が上方を向く如く配設し、受
台１９をその回動方向に回動自在をこ支架する。

受台１９の回動の下降行程を苗又は種の受台１９への供
給部３３とし、供給部３３にては受台１９の尻部２４を
鎖１６に接当させて受面２０が略水平を保持する如く配
設する。

供給部３３の下端部にて、チェーンケース９の略中夫に
螺着したブラケット１８より軸１１の後下方向に切欠部
２５を通してガイド１７を延設する。

受台１９はオープナ−３の底板４により形成される植え
付け溝面近傍の軸１１に嵌設した鎖車１４により回動方
向を変更して進行方向に向かうが、この時受台１９の先
端を植え付け溝底に接当させ、受面２０は取付孔２３ａ
、２３ｂ側をやや高くした略水平を保持しつつ進行方向
に退避する。

軸１１．１２間にての受台１９の前進部３４にては、受
台１９の先端を底板４に接当させつつ傾斜分強めて移動
する。

軸１２．１０間にての受台１９の上昇部３５にては、受
台１つはピン１６ａより垂下しつつ上昇し、軸１０部に
て受台１９は反転して受面２０を略水平とし、供給部３
３に移行する。

受台１９の回動の駆動力は、鎮圧輪８と軸１０とを鎖車
、鎖及び平歯車等により連結するか、他の接地駆動輪と
連結する等、公知の方法に因れば良い。

又、鎖１６を用いず、適宜なベルトに受台１９を取り付
ける等の方法を用いても良い。

次に、作動を図示した培土を有する疏菜類の苗を植え付
ける移植機について説明する。

苗３０は底面の一辺が５ｃｍ、高さが５ｃｍの無底の立
方体状をなす如き紙筒に培土を詰めた土部３１より葉身
３２が５ｃｍ程伸びているものを使用する。

機枠の進行に伴って回動下降する供給部３３の受台１９
の１個に苗３０を１個毎人手により葉身３２を上方にし
て受面２０上に載せ置く如く供給する。

一方、受台１つの回動下端を含むチェーンケース９の下
端を内包するオープナ−３は、圃場に植え付け溝を開溝
し、底板４は植え付け面が盛り上がるのを防ぎつつ植え
付け面を形成する。

供給部３３を下降して下端部に達した苗３０は、切欠部
２５を貫通しているガイド１７により土部３１を押され
て受台１つの先端方向に押し出されつつ、受台１９の回
動下端である軸１１部に移行する。

軸１１部の回動下端に達した受台１９は、鎖１６の鎖車
１４への巻装に伴い、先端部を下げて第２図に示される
受台１．９　Ａの如く植え付け面に接当し、それ以後は
受台１９Ｂの如くピン１６ａと取付孔２３ａ、２３ｂと
の回動により傾斜を弱めつつ退避し、苗３０はガイド１
７に土部３１を規制されて受台１９の退避に連れ込まれ
るのを妨げられ、受面２０は土部３１から離脱し、苗３
０の土部３１が植え付け面上に葉身３２を上にして載せ
置かれる。

苗３０を離脱させた受台１９は第２図に示される受台１
９Ｃの如く先端を底板４に接当させつつ傾斜を強めて前
進部３４を移行する。

以上の実施例に於て、受台１９の受面２０には、苗３０
より土が付着するのを防ぐため、テフロン等の付着防止
材を貼っても良いし、苗３０の土部３１の滑りを良くす
るため、受面２０に突条を設けても良い、ガイド１７は
、苗３０の通過に合わせて土部３１を押し出す如く揺動
させても良いし、別に押し出し具を設けても良い。

発明の効果 本発明は上記の構成であるから、紙筒苗又はソイルブロ
ック苗等の苗根部に培土の付着している苗を、供給状態
のまま転倒させる事無く本圃に植え付ける事ができ、又
、馬鈴薯の催芽又は育英した種薯、長芋の種芋等の取り
扱いに注意を要する種等に損傷を与えず、さらに所望の
植え付け方向に植える事ができ、又、苗や種に限らず魂
状物を本圃に一定間隔に植え付ける、成るいは散布する
事のできる兼用の機械とじて用いる事ができるという効
果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る植付装置の側面図、第２図は同要
部拡大断面図、第３図は受台１つの斜視図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）垂直面内を回動する受台１９の下降行程を苗又は
   種の受台１９への供給部３３とし、供給部３３にて受台
   １９の受面２０は略水 平を保持したまま下降するよう配設し、植 え付け面近傍の受台１９の回動下端にて受 台１９が苗又は種を略供給状態に保持しつ つ苗又は種より略水平方向かつ機枠の進行 方向に退避して植え付ける如く配設した事 を特徴とする移植機及び播種機等の植付装 置。