JPS63143738A - セラミツク放電灯 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は透光性セラミックからなる発光管バルブの開口
部を導電性サーメットからなる閉塞体で封止してなるセ
ラミック放電灯に関する。

（従来の技術） 従来から発光管バルブとして透光性セラミックを使用す
るセラミック放電灯においては９石英ガラス製発光管バ
ルブのようにその開口端部を加熱軟化して圧潰封止をす
ることが困難であるため。

たとえば第２図に示すように、セラミック製閉塞体（２
）を用い、ガラスソルダ（６）を介して発光管バルブ（
１）の開口端部な封止している。なお、（力は給排気管
を兼ねるたとえばニオブ管からなる電気導入体で、上記
閉塞体（２）を同じくガラスソルダ（６）を介して気密
に貫通し、その端部に電極（５）を固着支持している。

ところで、上記気密封着部を形成するガラスソルダは、
その成分、封着方法等の改良により、耐蝕性や気密性に
ある程度の改善はなされているものの、セラミック放電
灯においてはこのガラスソルダを使用した封着部が寿命
上の弱点となっている。

すなわち、寿命中の発光管のリークは、大部分がガラス
ソルダの封着部に原因があり、ガラスソルダの熱膨張率
の物性値が発光管バルブや閉塞体の材料であるセラミッ
クと相違するため、ランプの点戚サイクルで発生し勝ち
の若干の歪みが長期に亘り次第に積み重なり、やがてリ
ークやクラッりの発生に至る。また１発光管内の封入物
に対する耐蝕性も、セラミックよりガラスソルダは劣っ
ており、このため上記封着部が封入物によって侵かされ
ることは避けられない。

さらに、このような傾向はランプ特性向上を目的として
管壁負荷を高める等の発光管バルブ温度をより高温とな
るような設計をする際には一層顕著となる。

このような事態に対処して、ガラスソルダによる封着部
を少なくするため上記閉塞体の材料として導電性サーメ
ットを使用することが知られている。このようにすれば
、閉塞体自体が導電性であるから、従来の通常のセラミ
ック製閉塞体を使用した場合のように２発光管内への電
気導入体を気密に貫通させる必要がなくなり、電極は閉
塞体に直接固着して支持させることができるので、この
部分のガラスソルダは不要となる。さらに、各原料粉末
を圧縮成形して仮焼成した段階の上記閉塞体および発光
管バルブを組立てて本焼成すれば。

両者は固相接合してガラスソルダを使用せずに発光管バ
ルブの開口部を閉塞体によって気密に封止することもで
きるが、このような手段をとると。

閉塞体または発光管バルブに給排気用の小孔（排気孔兼
封入物の供給孔）を設ける必要があり、この小孔はガラ
スソルダによって気密に封着せねばならなかった。

（発明が解決しようとする問題点） 上記のようにセラミック放電灯の発光管の製造にはガラ
スソルダが不可欠なものであり、このガラスソルダ使用
個所からの発光管リークやクラック発生がランプ寿命の
弱点となっていた。

本発明は以上の欠点を除去するもので、ガラスソルダな
使用しない発光管を具備する長寿命のセラミック放′成
灯を提供することを目的とする。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明のセラミック放電灯では、透光性セラミックから
なる発光管バルブの両端開口部が、それぞれ電極を支持
する導電性サーメットからなる閉塞体で固相接合により
封止され、かつ、上記発光管バルブに設けた給排気用の
小孔が、セラミック栓体な浴着することにより閉塞され
るように構成される。

（作用） このような構成であれば０発光管の形成にガラスソルダ
が一切使用されていないので、従来のようにガラスソル
ダ封着部からのリークやクラック当然のことながら発生
せず、長寿命とすることができる。

（実施例） 以下１図面に示した一実施例に基づいて本発明の詳細な
説明する。

第１図は１５０Ｗのメタルハライドランプの発光管の縦
断面図を示し、（１）は透光性セラミックたとえばアル
ミナセラミックからなる内径７．２５　＋ｎ＋ａの発光
管バルブ、　（２Ａ）　、　（２Ｂ）は発光管バルブ（
１）の両端開口部をそれぞれ固相接合により封止するた
とえばアルミナ８５重ｔ％、タングステン粉末１５重量
％の混合焼結体からなる導電性サーメツト製の閉塞体で
ある。（３）は発光管バルブ（１）に設けた径約２１７
１の給排気用の小径で、管内の排気用および封入物の供
給用として使用され、この小孔（３）は最終的にはセラ
ミック栓体特に好ましくは発光管バルブ（１）と同材質
のセラミック、本実施例の場合にはアルミナセラミック
製栓体（４）を溶着することによって気密に閉塞される
。（５Ａ）　、　（５Ｂ）は約１５龍の距離を隔たてて
対設された一対のタングステンからなる電極で、それぞ
れの基端部を閉塞体（２Ａ）。

（２Ｂ）の内表面側に埋設して導電的に固着支持されて
いる。なお１図示しないが外部導入体は、たとえば閉塞
体（２Ａ）　、　（２Ｂ）の外表面側に設けた凸部（２
ａ）　、　（２ｂ）にそれぞれ取り付けるか、あるいは
電極（５Ａ）、（５Ｂ）と同様に一端側を閉塞体（２Ａ
）。

（２Ｂ）外衣面側に埋設して導電的に固着する等種々の
手段がある。

次に上記発光管の製造方法の概略を説明する。

まず、アルミナ顆粒８５重量％、タングステン粉末１５
　Ｍ　量％からなる混合物をプレスして成型し、成型体
に設けた凹部に電極（５Ａ）　、（５Ｂ）の各基端部を
圧挿埋設した後、真空中で約４００℃に仮焼成すれば、
それぞれ電極（５Ａ）　、　（５Ｂ）を支持する各閉塞
体（２Ａ）　、　（２Ｂ）の仮焼成体が形成される。次
に小孔（３）を設けた同じくアルミナを仮焼成した発光
管バルブ（１）の仮焼成体の両端開口部に上記仮焼成し
た各閉塞体（２Ａ）　、　（２Ｂ）をそれぞれ配置し、
たとえば水素炉中で約１，９００℃で３０分間本焼成を
すれば１発光管バルブ（１１と両閉塞体（２Ａ）　、　
（２Ｂ）の各当接部は固相接合される。

ついで、上記発光管バルブ（１）に設けた小孔（３）か
ら発光管内封入物である水銀１０■、金属ハロゲン化物
として例えばよう化スカンジウム２ｒｎ９およびよう化
ナトリウム１０■を投入する。

次に小孔（３）に、この小孔（３）の形状に見合う形状
に成形したアルミナセラミック製の栓体（４）を配置し
たものを、ベルヂャーのような気密容器（図示しない。

）内に収納し、気密容器内を排気すれば。

発光管バルブ（１）内も小孔（３）を介して排気される
。

排気終了後、気密容器内に始動用希ガスと同種ガスたと
えばアルゴンガスを通流しながら、また上記栓体（４）
を小孔（３）内壁面に押しつげながら、かつ発光管バル
ブ１０を回転させつつ、上記栓体（４）と小孔（３）と
の当接部にレーザー光を照射して両者（４）。

（３）を気密に溶着すれば１発光管ができあがる。

上記構成による発光管は、閉塞体（２Ａ）　、　（２Ｂ
）の電極（５Ａ）　、　（５Ｂ）保持部、閉塞体（２Ａ
）　、　（２Ｂ）による発光管バルブ（１）の封止部、
さらには給排気用°小孔（３）の閉塞等に一切ガラスソ
ルダを使用しないので、従来のようなガラスソルダ使用
個所からのリーク、クラック発生は全くなく、またガラ
スソルダと封入物との反応も当然生じることがない。

しかも９発光管バルブ（１）の両端開口部の閉塞体（２
Ａ）　、　（２Ｂ）による封止工程をそれぞれ別個に行
なう必要がなく、一工程で同時にできるので、生産効率
を向上することもできる。

なお９本発明は上記メタルハライドランプに限られるも
のではなく、透光性セラミックからなる発光管バルブを
使用する高圧す）　ＩＪウムランプ等の他のセラミック
放電灯にも適用できるものである。

〔発明の効果〕 以上述べたよ５に本発明の構成によれば、透光性セラミ
ックからなる発光管バルブを使用する発光管組立てにお
いて、ガラスソルダを全く便用しないで済むので１発光
管リークやクラックの発生がな（、シかも発光管内封入
物とガラスソルダとの反応も生じないので、長寿命のセ
ラミック放電灯を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の発光管縦断面図。 第２図は従来ランプの発光管の一端部側の縦断面図を示
す。 （１）・・・・・発光管バルブ、　　（２Ａ）、（２Ｂ
）・・・・・・閉塞体。 （３）・・・・・・給排気用小孔、（４）・・・・・・
セラミック栓体。 （５Ａ）　、　（５Ｂ）・・・・・電極。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 透光性セラミックからなる発光管バルブの両端開口部が
   、それぞれ電極を支持する導電性サーメットからなる閉
   塞体で固相接合により封止され、かつ、上記発光管バル
   ブに設けた給排気用の小孔が、セラミック栓体を溶着す
   ることにより閉塞されていることを特徴とするセラミッ
   ク放電灯。