JPS63140180A

JPS63140180A - 円筒型バルブ

Info

Publication number: JPS63140180A
Application number: JP28639786A
Authority: JP
Inventors: Kiyomi Fujita; 藤田　清美
Original assignee: Sumitomo Metal Industries Ltd
Current assignee: Nippon Steel Corp
Priority date: 1986-12-01
Filing date: 1986-12-01
Publication date: 1988-06-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】０　産業上の利用分野本発明は、水、空気等の流体通路に設置して、流体の遮
断・通過を選択的に行う円筒型バルブに関するものであ
る。

（０）従来技術水、空気等の流体通路において、流体の遮断・通過を選
択的に行う弁として、従来の代表的な弁のうちに、球形
バルブがある。この球形バルブは、第７図に示すように
、弁箱１を２分割にし、それらの中間に球形弁体４を装
着し、ポルドラで弁箱１を一体に連結固定していた。

ボルト５の片寄り締め、締め過ぎなどによって、球形弁
体４の滑りが悪くなったり、固くなったりする。また、
フランジ３３のボルトの締め過ぎにより、弁座部のパッ
キング６の引張りが生じ、シール機能を低下させる。パ
ッキング６が損傷するとハンドルｆｉｆ１１３のグラン
ド・バンキング３１がら漏れが発生する。

以上の問題点は、弁箱１が２分割であること、弁座にパ
ッキングを設けていることに起因する。

Ｑ９　　発明が解決しようとした問題点本発明が解決し
ようとした問題点は、弁箱を一体に成形し、弁座パッキ
ングを排除し、弁体部分のシールを完全にすることにあ
る。

（→　問題点を解決するための手段本発明の円筒型バルブは、口径ｄの流体貫通孔を有する
弁箱と、該流体貫通孔の軸心に垂直な軸心のまわりで回
転自在に前記弁箱中央部に装着されていて口径ｄの弁孔
および外径りを有する円筒形弁体と、該弁体を前記垂直
軸心のまわりに回転させて前記貫通孔と前記弁孔との連
通・閉塞を選択的に行うハンドル機構とからなり、前記
弁体の外周面にシール溝を設け、前記弁体の外径りを前
記弁孔の口径ｄの２倍以上に設定することによって、上
記問題点を解決している。

前記シール溝に、通過流体の表面張力よりも大きいもの
を有する流体を封入するか、または所定形状のパッキン
グを装着することが好ましい。

（ホ）実施例第１図から第６図までを参照して本発明の円筒型バルブ
の実施例について説明する。

本発明の円筒型バルブは、第１図に示すように、弁箱１
、円筒形弁体２、ハンドル機構３からできている。

弁箱１は一体に成形されたものであり、長手方向中央部
にそって口径ｄの流体貫通孔１１が設けられている。

円筒形弁体２は、弁箱１の流体貫通孔１１の軸心に垂直
な軸心のまわりで回転自在に弁箱１の中央部に装着され
る。弁体１は円筒形状をしていて、外径りを有し、中央
部に口径ｄの弁孔２１が設けられている。弁孔２１は流
体貫通孔１１と連通ずる。

ハンドルａ楕３は、弁体２をその垂直軸心のまわりに回
転させて、流体貫通孔１１と弁孔２１との連通・閉塞を
選択的に行う、ハンドル機構３の上部にはグランド・パ
ッキング３１が設けられる。

弁体２が円筒形状をしているので、弁箱は一体に成形で
き、また、後述するシール機構により、嵌合精度は比教
的低くてもよい。

弁体２の外周面には、第２図および第５図に最もよく示
すように弁孔２１を挟んで上下にシール溝２２が設けら
れる。シール溝２２は継溝２３によって連通される。第
５図は弁体２の外周面の展開図である。

第３図において、（八）図は流体貫通孔１１と弁孔２１
とが連通し、弁が開状態になっている場合を示す、（Ｂ
）図は流体貫通孔１１を弁体２が閉塞し、弁が閉状態に
なっている場合を示す。

第３［Ｕ（Ｂ）に示すように、弁体２が流体貫通孔１１
を閉塞したときに、流体の漏れを生じさせないためには
、第４図に示すように、弁体２の外径りを弁孔２１の口
径ｄの２倍以上にする。

シール溝２２、連通溝２３に、通過流体の表面張力より
も大きいものを有する流体（例えば、水銀等を注入し、
プラグ２４等（第１図）によって密封する。

シール用流体に代えて、第６図に示すように、特殊パッ
キング７をシール溝２２、連通溝２３に装着してもよい
、この場合には、パッキング７の形状に合せて連通溝２
３を複数本設けることが好ましい。

（へ）効　果本発明の円筒型バルブによれば、従来の球形バルブにく
らべて下記の効果が得られる。

■　構成要素の数が少なく弁箱が一体化できる。

したがって、弁箱のフランジ部のボルトの片締め、締め
過ぎ、外力等の影響を受けない。

■　弁体が円筒形であるので、加工が容易で、加工精度
も粗くて良く、安価に製造できる。

■　バルブの締切りシール性が高く、ハンドル１ａ構の
グランド部からの漏れがほとんどない。

■　弁座部（こパッキングがないので、流体の流速の影
響を受けず長期間信頼のできるバルブの締切り性能が保
てる。

）　　　■　分解・修理・組立が簡単容易になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の円筒型バルブの縦断面図。第２図は第
１図の■−■線からみな部分横断面図。第３図は第２図の■−■線からみた断面図であって弁の
開閉状態を示す。第４図は弁孔と弁体との寸法関係を示
す説明図、第５図は弁体のシール溝の展開図。第６図は
本発明のバルブに用いるパッキングの正面図と側面図、
第７図は従来の球形バルブの縦断面図。１・・・弁　箱　　　　　　２・・・弁　体３・・・ハ
ンドル機構　　　１１・・・流体貫通孔２１・・・弁　
孔　　　　　　２２・・・シール溝（外５名）第１図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）口径ｄの流体貫通孔を有する弁箱と、該流体貫通
孔の軸心に垂直な軸心のまわりで回転自在に前記弁箱中
央部に装着されていて口径ｄの弁孔および外径Ｄを有す
る円筒形弁体と、該弁体を前記垂直軸心のまわりに回転
させて前記貫通孔と前記弁孔との連通・閉塞を選択的に
行うハンドル機構とからなり、前記弁体の外周面にシー
ル溝を設け、前記弁体の外径Ｄを前記弁孔の口径ｄの２
倍以上に設定することを特徴とした円筒型バルブ。
（２）前記シール溝に通過流体の表面張力よりも大きい
ものを有する流体を封入することを特徴とした特許請求
の範囲第（１）項に記載の円筒型バルブ。
（３）前記シール溝に所定形状のパッキングを装着する
ことを特徴とした特許請求の範囲第（１）項に記載の円
筒型バルブ。