JPS63135860A - 繊維試料の特性値を自動的に求めるための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は試験試料のガイド装置、測定装置、供給装置お
よびサクション引き込みノズルを含む測定ユニットより
成る糸、ロービング、スライバなどの繊維試料の特性値
を自動的に求めるための装置に関する。

〔従来の技術〕

繊維試験室、特に紡績工場においては、試験によって導
出される重量のばらつきや他の特性値のごとき繊維工学
的パラメータを求めるため、品質管理の手法によりラン
ダム・サンプルについてスポット・チェックが行われる
。これらの試験は、いわゆるむら試験機、例えば本願出
願人によりＵＳＴＥＲＴ、ＥＳＴＥＲ（ＵＳＴＥＲはツ
エルヴエーゲル・ウスチル・アクチェンゲゼルシャフト
の登録商標）の名前で全世界に供給されているようなむ
ら試験機で実施される。

試験試料の重量のばらつきを求めるため、試験試料は供
給装置により測定装置を通って移送され、サクション・
ノズルで取り出される。測定ユニットと関連して、試験
試料の挿入機構があり、該機構は試験試料を測定装置、
供給装置に挿入し、更にサクション・ノズルＬｉＸＫ　
＜。

公知のむら試験機においては引き込みサクション・ノズ
ルとしてインジェクタ・ノズルが用いられているが、該
ノズルは不快な高周波の著しいノイズを発生する。更に
公知のインジェクタ・ノズルはノズルに提供される比較
的硬い系を吸引できず、またロービングやスライバをも
吸引できない。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明ノ目的は公知のむら試験機をノイズ・レベルの減
少、ユニバーサルに適用できるサクション・ノズルの面
から改善することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本問題は、サクション・ノズルがいわゆるＣｏ１ｎｄａ
ノズルで、空気がサクション開口の壁に沿って流れるこ
とにより解決される。

本発明で提案するＣｏａｎｄａノズルを用いることによ
り、ノイズ・レベルは約１０ｄＢ減少でき、その音波ス
ペクトラム中の周波数は低い、より不快さの少ない領域
にシフトされる。更に比較的硬い糸や、スライバでも、
容易に吸引し、従って硬い糸、ロービング、スライバの
試験にも用いられる。

〔実施例〕

以下本発明を添付の図を用いて詳述する。

ステープル＃Ｉａｍより成る糸、ロービング、スライバ
のごとき繊維試料の重量のばらつきを求めるための第１
図に示したむら試験機は、図示するごとく、測定ユニッ
トｌ、評価ユニット２、出カニニット３、糸、ロービン
グのボビンのごとき試料Ｐのパッケージを保持するフレ
ーム４より成る。

このような形のむら試験機は公知であり、例えば本願出
願人がＵＳＴＥＲＴＥＳＴＥＲ（ＵＳＴＥＲはツエルヴ
工−ゲル・ウスチル・アクチェンゲゼルシャフトの登録
商標）の名で全世界に供給しているものである。

試料Ｐに対する測定ユニット１は図示するごとく、試料
Ｐの運動方向に次の順序で配列された複数のモジュール
より成る。即ち図の上部より下へ、先ずガイド装置、例
えば糸テンシヨン装置を有するモジュール５、ついで測
定装置２２８を有するモジュール７、次に供給装置ｆｉ
ｌｏを有するモジューＪし９、最後にサクション・ノズ
ル１２を有するモジュール１１．最下部のモジュール！
ｌは、ベース１３上に搭載され、その他の前記５，７．
９．１１の各モジュールはあぶみ状の上部部材１５を有
するフレーム１４に取り付けられている。

試験試料がローラ対より成る供給装置１０で送られ、そ
の中を該試料が通過する測定装置８は、いわゆる静電容
量型測定装置である。該装置は既に米国特許第３７５４
１７２号、第３７８８１３８号、第３８０５６０７号明
細書に記されている。一対の輸送ローラより成る供給装
置１０は、前記ＵＳＴＥＲＴＥＳＴＥＲから公知であり
、ここで更に詳述しない。

評価ユニット２は、なかんずくアナログ−デジタル・コ
ンバータ、コンピュータを有し、表示スクリーンと組み
合わされている。測定装置８で連続的に生ずる電気信号
は評価ユニット２のコンピュータで処理され、評価ユニ
ットに内蔵された適当な形のメモリーに記憶され、出カ
ニニット３でプリント・アウトされる前にスクリーン上
に表示させることもできる。これは得られる全てのデー
タは先ずスクリーンに表示し、必要なデータのみをプリ
ンタ３でプリントすることができるので有利である。

評価ユニット２中の信号処理装置は３つの主コンポーネ
ント、即ちいわゆるスペクトログラム（重量の変動の波
長−振幅スペクトラム）のためのスペクトログラフ、限
界値を越える重量部分を計数するインパーフエクション
・インディケータ、いわゆる変動試長曲線を求めるのに
適した評価回路を持つことに注目すべきである。これら
パラメータは全て前記ＵＳＴＥＲＴＥＳＴＥＲで公知で
ある。

測定ユニットｌは追加のモジュールも装備でき、試′Ｂ
Ｐの他のパラメータを求めるのに用いることも可能であ
る。かくして例えば、試料Ｐの毛羽性を測定する装置を
備えた追加モジュールも挿入でき、測定ユニットｌ中を
試料Ｐが１回通過す６間に毛羽性と重量のばらつき両者
を同時に求めることができる。測定ユニット１のかかる
構造の可変様態は本願出願人によるスイス国特許出願第
０２．８２３／８６−２号明細書に見られる。

試験試料Ｐは試験中測定ユニットｌを通過する際系ガイ
ド装置６とサクション・ノズル１２の間に張られ、供給
装置１０を構成する２つのローラは試験試ＩＬＰがその
直Ｉｍ経路から偏らないよう配置されている。

第２図、第３図は第１図の測定ユニット１のサクション
・ノズルを社。第２図はサクション・ノズルの断面を３
：ｌのスケールで示し、第３図は一部（第２図Ａの部分
）を更に拡大し、約４０：１のスケールで示す。

第２図でサクション・ノズルはノズル本体＋６と、これ
にネジ止めされた入力部１７より成る。

サクションベ；Ｅ２”７ｂ　１２はモジュール１１（第
１図）の孔の所に配置されている。圧搾空気の入力バイ
ブはこの孔に開口し、該開口はサクション・ノズル１２
の長軸方向に２つのシール・リング１８でシールされて
いる。試験試料Ｐはノズル中に矢印Ｂの方向に吸引され
、サクション・ノズル１２から適当なコンテナ、例えば
ウェスト・コンテナに入るパイプ（図示していない）に
運ばれる。

このサクション・ノズルは、いわゆるＣｏａｎｄａノズ
ルで、ノズル！２に供給される空気は、ノズルの円筒状
壁に沿って流れ、その際外部からの空気と共に試験試料
Ｐを吸引する。この方式は大量の空気が形成され、また
高い出力速度が得られ、更にノズル１２のノイズ・レベ
ルは本質的に通常のインジェクタ・ノズルよりも低いと
いう利点がある。

ノズル本体１６には図示のごとく、圧搾空気の入力のた
め、環状溝１９をその外面に有する。環状溝１９の２つ
の側壁の１つには複数の好ましくは６つの孔２０を互い
に６０°に設けてあり、孔２０はノズルの軸に平行に延
びている。圧搾空気はこれらの孔２０から環状室２０ａ
に矢印Ｂと逆の方向に入り、入力部１７の表面２１に向
かって流れる。

該表面２】は環状室２０ａに隣接している。表面２１と
ノズル本体１６の該表面２１に隣接する端面の間にスペ
ーサ・リングが配置されている。このスペーサ・リング
の内径は６つの孔２０が乗る円の直径よりも小さくはな
い。従って入力部１７の表面２１と隣接するノズル本体
１６の端面との間には、環状室２０ａを含む円の領域内
で１／　（２００〜３００）　ｍｍノズル本体１６の前
記端面の部分と、入力部１７の表面２１の間の環状ギャ
ップ２３で、孔２０を通る圧搾空気が制限される。この
ギャップを通り流れる空気の薄層はノズル本体１６の端
面のプロフィール２°４の部分で曲げられ、ついでノズ
ル本体１６の円筒壁２５に沿って矢印Ｂに平行に流れる
。

第１図に示したむら試験機は試験室で使用されるので、
装置で生ずるノイズには特に注意が払われねばならない
。サクション・ノズル１２はノイズの大部分を発生する
。特別な実験により第２図に示したＣｏａｎｄａノズル
は公知のインジェクタ・ノズルで生ずるノイズと比べ著
しくノイズ・レベルを減少できることが示された。

、　　Ｃｏａｎｄａノズル１２の構造特性に関しては、
圧搾空気の圧力、円筒状壁２５の直径と、ノズル１２の
長さに加え、ノイズ・レベルを決める重要な２つの特性
がある。

一部の矢印Ｂの方向から見て、円筒部分の円筒壁２５に
は円錐状の発散部分２６が続いている。円錐状部２６の
開口角は余り大き過ぎてはならず、１５°から３５°の
範囲、好ましくは２４°である。

−ノズル本体１６の端面のプロフィール部２４も、ノイ
ズ・レベルを決める重要な要素である。第３図から判る
ようにプロフィール部２４は次の外形を持つ。環状室２
０ａの領域では、入力部１７（第２図）の表面２１に平
行に延びる表面２７がある。この表面２７は円筒状壁２
５と２つのステップ２８ｉ２９でつながれている。円筒
壁２５とステップ２９との間の角度、ステップ２９と２
８の間の角度、ステップ２８と２７の間の角度は、それ
ぞれ何れも約３０°で、これらの表面は丸みを付けた移
行領域でつながれている。

この外形は連続曲線で置き換えることができるが、第３
図のステップ的外形は該ノズル１２の製造には有利であ
る。

第２図によるＣｏａｎｄａノズル１２を従来のインジェ
クタ・ノズルの代わりに用いた実際上の経験によると次
のことが示された 一ノイズ・レベルは約１０ｄＢ減少し、音波スペクトラ
ムにおける邪魔になる高周波は人間の耳には、より邪魔
にならない低周波領域に移った。

−今までノズルに吸い込めず、従ってサクション方式で
は試験できなかった比較的硬い糸でも容易に吸い込める
ようになった。

−ロービング、スライバもサクションで容易に取り扱え
るようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図は紡績糸の重量のばらつきを求めるむら試験機の
斜視図、第２図は第１図のむら試験機の測定ユニットの
サクション・ノズルの断面図、第３図は第２図の一部を
拡大した図である。 １２・・・サクション・ノズル、２５・・・円筒状壁、
２６・・・円錐状部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　試験試料のガイド装置、測定装置、供給装置及び引
   き込みサクション・ノズルより成る測定ユニットにおい
   て、サクション・ノズル（１２）がいわゆるＣｏａｎｄ
   ａノズルで、空気がサクション開口（２５、２６）の壁
   に沿って流れることを特徴とする、糸、ローピング、ス
   ライバのごとき繊維試料の特性値を自動的に求めるため
   の装置。 ２　サクション・ノズル（１２）がノズル本体（１６）
   と入力部（１７）とより成り、該２部分の間で圧搾空気
   に対する環状ギャップ（２３）を構成し、該環状ギャッ
   プ中への空気の供給がノズル本体に分配された１つまた
   は複数の孔（２０）を通して行われることを特徴とする
   、特許請求の範囲第１項に記載の装置。 ３　環状ギャップ（２３）に続くサクション開口（２５
   ）への遷移領域で、ノズル本体（１６）がある角度をな
   して傾く複数のステップ（２７、２８、２９）より成る
   プロフィール部（２４）を持つことを特徴とする、特許
   請求の範囲第２項に記載の装置。 ４　プロフィール部に３つのステップ（２７、２８、２
   ９）を設けたことを特徴とする、特許請求の範囲第３項
   に記載の装置。 ５　ステップ（２７、２８、２９）が何れも互いに３０
   °の角度をもって傾いていることを特徴とする、特許請
   求の範囲第４項に記載の装置。 ６　サクション開口が円筒部（２５）と該円筒部にサク
   ションの方向（Ｂ）に続く拡散部（２６）とより成り、
   拡散部の壁の傾斜角が７°から１７°、好ましくな１２
   °としたことを特徴とする、特許請求の範囲第１項ない
   し第５項のうち１つに記載の装置。