JPS63135574A - 自動車用マツトのバツキング方法 - Google Patents

自動車用マツトのバツキング方法

Info

Publication number
JPS63135574A
JPS63135574A JP61279255A JP27925586A JPS63135574A JP S63135574 A JPS63135574 A JP S63135574A JP 61279255 A JP61279255 A JP 61279255A JP 27925586 A JP27925586 A JP 27925586A JP S63135574 A JPS63135574 A JP S63135574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
mold
mat
backing
zone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61279255A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0549025B2 (ja
Inventor
Kohei Yamada
耕平 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamato Co Ltd
Original Assignee
Yamato Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamato Co Ltd filed Critical Yamato Co Ltd
Priority to JP61279255A priority Critical patent/JPS63135574A/ja
Priority to KR1019870002053A priority patent/KR900003785B1/ko
Priority to US07/106,529 priority patent/US4904430A/en
Priority to DE8787114800T priority patent/DE3767963D1/de
Priority to EP87114800A priority patent/EP0264746B1/en
Publication of JPS63135574A publication Critical patent/JPS63135574A/ja
Publication of JPH0549025B2 publication Critical patent/JPH0549025B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Passenger Equipment (AREA)
  • Carpets (AREA)
  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車用マットの基布の裏面にゴム等の裏
打ち材を形成するためのバッキング方法に関する。
(従来の技術) 従来この種のバッキング方法としては、繊維マットの裏
面に接着剤が付された合成樹脂シートを張り合わせる方
法があった。ところか、この方法にあっては、物性の異
なる接着剤を介してm維マットと合成樹脂シートとを張
り合わせていたため、温度変化によって、裏打ちされた
繊維マットに歪を生ずることがあった。
そこて、この歪が発生しにくいバッキング方法として、
従来、特公昭56−37047号公報に示されたものが
提案された。それは、第43図及び第44図に示すよう
に金型(2)内に樹脂塗布装置(6)により塗布された
樹脂を台車(5)下部に設けた加熱装置(3)により加
熱して半ゲル化した後に、その上面に繊維マット(9)
を載せて該繊維マット(9)を冷却装置(8)及び加圧
装置により冷却してw&維マット(9)が熱におかされ
ないようにして圧着し、金型(2)内の樹脂をゲル化す
るようにしたバッキング方法である。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、このバッキング方法にあっては、金型内にゾ
ル状の樹脂を塗布し下から金型を加熱することにより樹
脂を半ゲル化からゲル化へと向わしめると共に、半ゲル
化した樹脂上に繊維マットを冷却しつつ加圧して樹脂に
繊維マットを圧着せしめて自動車用マットに歪が生じな
いようにしているものの、樹脂中に多量の空気泡が存在
する場合、この空気泡のため上述した工程を経てバッキ
ングされた自動車用マットの繊維マットと樹脂とが剥離
したり、ta維マット裏面の樹脂にひびが入ったりする
という弊害を生じていた。
又、自動車用マットは、マットのズレな防止する突起を
形成するための多数の先細小孔が穿設されているか、こ
の空気泡のため樹脂がこの先細小孔に充填されないこと
もあり、この場合正確な形状の突起を成形することがで
きなかった。
このため、予定するマットのズレ防止効果を得ることが
できないといった問題点があった。
又、このバッキング方法にあっては、繊維マットを半ゲ
ル化された樹脂上に載置し、単に加圧していたたけであ
るため、圧着時にマットの裏面の基布にしわが生ずるこ
とがあり、このため製造された自動車用マットの繊維マ
ットと裏打ち材たる樹脂とが剥離するという問題点を生
じていた。
又、このバッキング方法にあっては、繊維マットを樹脂
に圧着した後の金型の冷却を自然冷却によって行なうた
め、連続的に自動車用マットのバッキングを行なう場合
、金型の冷却に時間がかかり、その分作業効率を低下さ
せていた。
この発明は、このような問題点に鑑みなされたものであ
り、樹脂中に存在する空気泡に起因して生ずる自動車用
マット裏面の樹脂のひび割れや、ズレ防止のため形成さ
れる突起の変形を防止すると共に、自動車用マットのm
維マットと裏打ち材たる樹脂とが剥離するのを防止する
ことができ、更に作業効率を一層向上させることができ
る自動車用マットのバッキング方法を提供しようとする
ものである。
(問題点を解決するための手段) 即ち、この発明はゾル状の樹脂を加熱及び冷却可能な金
型上に塗布し、この金型上に塗布された樹脂な脱気する
ことにより樹脂を金型中に充填し、金型を直接底面より
加熱して樹脂を半ゲル化し、次いでこの半ゲル化した樹
脂上にm維マットを引張状態て圧着し、更に金型を底面
より直接加熱した後、金型を底面より直接冷却して樹脂
をゴム状にゲル化し、次いて自動車用マットを金型より
剥離する事を特徴とする自動車用マットのバッキング方
法である。
(実施例) 以下この発明の自動車用マットのバッキング方法を図面
第1〜7図に従って工程順に説明する。
まず、テーブル(図示しない)上に取付けた金型(11
)の組み付は枠(13)に所定の形状の加熱及び冷却可
能な金型(11)を選択して組み付ける。本実施例にお
いては、上面に複数の先細小孔(12)を形成して、自
動車用マットの裏面の樹脂(14)にズレ防止用の突起
を形成できる金型(1])を使用した。
この金型(11)上にゾル状の樹脂(14)を塗布する
樹脂(14)は加熱によりゲル化する性質を備えたもの
であればどんなものであっても良いが、ゲル化したとき
比較的耐熱性があり熱変形しにくく、強度の高いものが
好ましい。本実施例の場合、塩化ビニル樹脂に可塑剤と
して2−オクチルへキシルフタレート或いはn−オクチ
ルフタレートを30〜35%混合してゾル状としたプラ
スチゾルを使用した。この樹脂(14)の塗布は樹脂塗
布用ノズル(図示しない)から加圧状態で金型(11)
J二に押し出すようにして行なう。なお、塗布時間が比
較的あり金型(11)か小型のものの場合、自然落下に
よって樹脂(]4)を塗布するようにしても良い。
次いで塗布された樹脂(14)を脱気することにより金
型(11)内に充填する。塗布された樹脂(14)中に
は第2図及び第3図に示すように多数の空気泡(23)
が存在している。この樹脂(14)中の空気泡(23)
を除去することにより空気泡(23)により押しのけら
れていた樹脂(14)を金型(11)内に確実に充填す
るのである。空気泡(23)の除去は金型(11)を組
み付けた組み付は枠(13)に複数の空気吸引口(17
)か形成され、上面に真空ポンプ(図示しない)に接続
されたホース(15)か取付けられた真空バット(16
)を当接させて密着させる。そして真空ポンプ(図示し
ない)を作動させて空気吸引口(17)より樹脂(14
)中の空気泡(23)及び真空バット(16)と樹脂(
14)との間の空気を抜くのである。
次にこうして金型(11)内に充填された樹脂(14)
を半ゲル化する。金型(11)上に塗布された樹脂(1
4)は加熱によりゲル化する性質を備えているものであ
るが、ここては完全にゲル化するのてはなく、いまだ流
動性を僅かに残した半ゲル化状態におく。半ゲル化はテ
ーブル(図示しない)の下方に設けた加熱装置(18)
によって金型(11)の底面を直接加熱して行なう。加
熱温度は樹脂(14)の種類や繊維マット(19)の素
材等を考慮して決定する。
本実施例の場合においては金型(11)内の樹脂(14
)の表面温度が180℃となるように加熱した。又金型
(11)の加熱は、樹脂(14)を金型(11)中に充
填した後に限らず、テーブル(図示しない)上に金型(
11)を組み付けた後、或いは金型(11)上に樹脂(
14)を塗布した後に行なっても良い。
こうして加熱して半ゲル化した樹脂(14)上に繊維マ
ット(19)を引張状態で圧着する。
m維マット(19)は合成繊維を素材としたパイルを不
織布よりなる基布(20)にタフティングしたもの、或
いは基布(20)に樹脂を塗布しこの樹脂を起毛させて
なるもの等、パイル層と基布とを備えたマットてあり、
この繊維マット(19)を半ゲル化した樹脂(14)上
に載置する。繊維マット(19)は繊維マット(19)
の基布(20)にしわか入らないように、その四角を外
方に引張るようにして載置する。引張状態で上方の加圧
装置(21)により繊維マット(19)を加圧して繊維
マット(19)を樹脂(14)に圧着し、m維マット(
19)と樹脂(14)とを隙間のない状態で被着一体化
させるのである。なお、この繊維マット(19)の基布
(20)の−辺を金型(11)の組み付は枠(13)上
に固定して、他辺を押圧ローラを繊維マット(19)に
押圧させつつ繊維マット(19)に沿って移動させてを
押し伸ばすようにして引張って圧着し、繊維マット(1
9)と樹脂(14)とを隙間のない状態で被着一体化さ
せても良い。
再び金型(11)を底面より加熱する。加熱は前述した
加熱工程と同様にテーブル(図示しない)の下方に設け
た加熱装置(18)によって金型(11)の底面を直接
加熱して行なう。そしてこの工程において半ゲル化した
樹脂(14)を完全にゲル化へと向わしめるのである。
次いで金型(11)を底面より直接冷却して樹脂(14
)をゴム状に変化させる。
冷却はテーブル(図示しない)の下方に設けた冷却装置
(22)によって金型(11)の底面に冷水を噴出させ
金型(11)を直接冷却して行なう。これにより金型(
11)内のゲル化した樹脂(14)は急冷され、ゴム状
に変化するのである。
次いて自動車用マットを金型(11)上より剥離する。
マットの剥離は取り外し装置(図示しない)により行な
う。なお、マットの剥離は作業者が直接取り外しても良
い。
以上の工程により自動車用マットのバッキングが施され
るのである。
次に、この発明の自動車用マットのパッキンタ方法上使
用シ丘バッキング装置について図面に従 。
って説明する。
第8図は、この発明の自動車用マットのバッキング方法
に使用するバッキング装置の全体を示した平面図である
第8図及び第14図に示すように、バッキング装置(1
,11)の中心には金型(112)が組み付けられるト
ーナッツ状の回転駆動テーブル(120)が設けられ、
この回転駆動テーブル(120)の下部には金型加熱装
置(130)及び金型冷却装置(150) 、外周縁部
には樹脂塗布装置(170) 、脱気装置(190) 
、繊維マット供給装置(110) 、金型取替装置(2
40)、取り外し装置(260)等の各装置が設けられ
ている。
このバッキング装置(111)にあっては、機能の面か
ら15ゾーンに分割することがてきる。即ち、回転駆動
テーブル(120)の外周縁部に設けられた樹脂塗布装
置(170)の位置を第1ゾーンとするならば、回転駆
動テーブル(120)の回転方向に沿って第2ゾーンに
は該テーブル(120)の下部に金型加熱装置(130
) 、外周縁部に脱気装置か、第3〜6ゾーンには該テ
ーブル(120)の下部に金型加熱装置(130)が、
第7ゾーンには該テーブル(120)の下部に金型加熱
装置(130) 、外周縁部に繊維マット供給装置(2
10)か、第8〜12ゾーンには該テーブル(120)
の下部に金型加熱装置(130)が、第13ゾーンには
該テーブル(120)の下部に金型冷却装置(150)
か、第14ゾーンには該テーブル(120)の下部に金
型冷却装置(150) 、外周縁部に金型取替装置(2
40)が、第15ゾーンには該テーブル(1,20)の
外周縁部に取り外し装置(260)が夫々順に設けられ
ている。
第8図、第9図、第14図及び第17図に示すように1
回転駆動テーブル(120)は、ドーナッツ状の回転盤
であって、コンクリート基礎上に設けられ、上端に車輪
(1,21)を設けた円盤状の支持台(122)に跨設
され、回転可能に支持されている。
そして、該テーブル(120)の外周縁部に設けたDI Cサーボモータ(123)により間欠的に回転し、この
回転が変速機(124)を介してプーリ(125)に伝
動され、このプーリ(125)が回転駆動テーブル(1
20)の側辺に当接して回転駆動テーブル(120)が
前記プーリ(125)の回転とは逆の方向に間欠的に回
転するようになっている。本実施例の場合、回転駆動テ
ーブル(120)は約24度回転する毎に回転が30秒
間停止し、テーブル(120)が1回転する間に15回
停止するようになっている。この回転駆動テーブル(1
20)の上面には金型(112)を組み付ける組み付は
枠(1,26)が15個等間隔に形成されている。この
組み付は枠(126)内には、金型(112)よりも僅
かに小さな孔(127)か形成されている。回転駆動テ
ーブル(120)上面に取替自在に組み付けられる金型
(1,1,2)は890mmX  670+++ox1
0mmの外寸に形成されたプレートであって、自動車用
マットの大きさに合わせて形成されている。この金型(
112)は自動車用マットの大きさに応して種々のもの
かあり、必要に応じて前記組み付は枠(126)内に取
替自在に組み付けられるのである。従って、この実施例
においては15個の金型を装置に組付けることができ、
最大15種類の自動車用マットを製造することかできる
。この組み付は枠(126)の各周辺部のテーブル(1
20)の上面には金型固定具(128)が設けられ、金
型(11,2)を組み付は枠(126)に組み付けたと
き、これを固定するようになっている。この回転駆動テ
ーブルの下部には該テーブルとは独立してコンクリート
基盤上に前記金型を加熱する金型加熱装置と、前記金型
を冷却する金型冷却装置とが夫々設けられている。
第8〜12図に示すように、金型加熱装置(130)は
、自動車用マットのバッキング装置(11,1,)の第
1〜12ゾーンの各ゾーンの回転駆動テーブル(120
)の下部に設けられている。この金型加熱装置(130
)はコンクリート基盤上に固定されたフレーム(131
)とこのフレーム(1,31)内に設けられたガスバー
ナー(132)とから構成されている。本実施例におい
て金型加熱装置(130)は回転駆動テーブル(120
)の下部の所定の位置に13機が配置され、各金型加熱
装置(130)は金型(11,2)内の樹脂(171)
の表面温度が1806C程度になるようにセットされて
いる。又、ガスバーナー(132)としてはガス赤外線
バーナ一方式のものとガスパイプバーナ一方式のものと
か使用されている。これら各金型加熱装置(130)間
には焼成用ブロアーと排気用ファンとが夫々取付けられ
たタクト(135)か配置されている。
そして前記回転駆動テーブル(1,20)の組み付は枠
(126)内の金型(112)を該テーブル(120)
の下方より直接加熱するようになっている。
この回転駆動テーブル(120)には金型加熱装置と同
じく下部に金型冷却装置(150)が設けられている。
金型冷却装置(150)は、自動車用マットのバッキン
グ装置(111)の第13ゾーン及び第14ゾーンに夫
々設けられ、第13〜15図に示すようにコンクリート
基礎上に固定されたシリンダ(1,54)と水槽(15
2)とこの水槽(152)内に3箇所突設されたシャワ
ーノズル(153)とより構成されている。水槽(]、
52)は箱型に形成され、四本の支柱(151)により
支持されている。この水槽(152)の底面にはコンク
リート基礎上に固定されたシリンダ(154)のシャフ
ト(155)の先端が取付けられ、シリンダ(154)
の伸縮に伴ない水槽(152)が昇降するようになって
いる。
そして、回転駆動テーブル(120)の回転によって、
金型(1]、2)が水槽(152)上にきた時、シリン
ダ(1,54)が伸張し、これに伴ない水槽(152)
が」二昇し、回転駆動テーブル(120)の上面に取付
けた金型(112)に水槽(152)内のシャワーノズ
ル(153)から冷水か噴出され、金型(112)が冷
却されるようになっている。
次にこの発明の自動車用マットのバッキング方法1使用
(寂バッキング装置の第1ゾーンに設けられた樹脂塗布
装置について説明する。
第16図に示すように、樹脂塗布装置(170)は、ゾ
ル状の合成樹脂(171)を前記回転駆動テーブル(1
20)上面の金型(112)内に塗布する装置である。
樹脂塗布装置(170)は外フレーム(172)と内フ
レーム(173)と樹脂タンク(174)とを備えてい
る。該テーブル(120)の上方には箱型の内フレーム
(173)がテーブル(120)上面に掛るように配さ
れている。この内フレーム(173)の上部両端には左
右2木の軸(175)が突設され、これらの軸(175
)には走行用ローラ(176)が回転可能に取付けられ
ている。又、この走行用ローラ(176)はローラか走
行する四角状の上部フレーム(177)とこれを支持す
る該テーブル(120)の外縁部に固定した支柱(17
8)からなる外フレーム(172)によって支持され、
この外フレーム(172)に固定された駆動モータ(図
示しない)によって上部フレーム(177)上を回転駆
動テーブル(120)の中心方向に向って移動し、これ
に伴ない前記内フレーム(1,73)が水平移動するよ
うになっている。
この内フレーム(173)には昇降用シリンダ(179
)か固定され、このシリンダ(179)のシャフトの先
端にはノズルを備えた複数の樹脂塗布用シリンダ(18
0)が取付けられ、これらのノズルから回転駆動テーブ
ル(120)の金型内にゾル状の樹脂(171)が塗布
されるようになっている。
一方、前記外フレーム(172)と並んで回転駆動テー
ブル(120)の外周縁には樹脂タンク(]、74)が
配置されている。この樹脂タンク(174)内には例え
ば塩化ビニル樹脂に可塑剤として2−オクチルへキシル
フタレート或いはn−オクチルフタレートを30〜35
%混合してゾル状としたプラスチゾルか収納されている
。この樹脂(171)が回転駆動テーブル(120)の
回転に応じて該タンク(174)の下部に取付けた樹脂
塗血栓開閉用シリンダ(182)の作動により開放され
た塗布栓(183)を通って、前記樹脂塗血栓開閉用シ
リンダ(182)に連動して始動する塗布ポンプ(図示
しない)により塗布パイプ(1,84)に移送され、前
記ノズルを備えた樹脂塗布用シリンダ(1,80)によ
って塗布されるようになっている。そして、樹脂塗布用
シリンダ(180)から回転駆動テーブル(1,20)
上面の金型(11,2)上に樹脂(171)が塗布され
るのである。
なお、樹脂(17]、)の塗布量は樹脂タンク(174
)の下部に配された塗布栓(183)によって調節され
るようになっている。又、前述した加熱装置(図示しな
い)がこの第1ゾーンの回転駆動テーブル(120)の
下部に設けられているため、樹脂塗布装置(170)に
よって金型(112)上に塗布された樹脂(1,72)
がこれによって加熱され、半ゲル化となり繊維マット(
114)と溶着し易い状態となっている。
この樹脂塗布装置(170)に隣接して回転駆動テーブ
ル(120)の回転方向の第2ゾーンの上方には脱気装
置(190)が設けられている。
脱気装置(190)は、前記樹脂塗布装置によって金型
上に塗布された樹脂を金型中に充填するものである。金
型(112)には、自動車用マットのすべり止め突起を
形成するための多数の先細小孔が穿設されて3つ、この
小孔中に樹脂を充填する必要がある。
第17図に示すように、脱気装置(190)は、箱型の
枠(191)が金型(11,2)上面を覆うように配さ
れ、この枠(191)の上部には昇降用シリンダ(19
2)か取付けられている。この枠(191)内に内フレ
ーム(193)が内設され、この内フレーム(193)
の上部に前記昇降用シリンダ(1,92)のシャフトが
取付けられ、該シリンダ(1,92)の伸縮に伴ない内
フレーム(19:l)が昇降するようになっている。又
、この内フレーム(193)の側辺にはローラ(194
)が各フレームに回転可能に取付けられると共に前記枠
(191,)に当接して内フレーム(1’13)の昇降
と共にローラ(194)が枠(191)に当接した状態
で回転するようになっている。このため、内フレーム(
193)が昇降する際にがたつきが生しることがなく、
スムーズに昇降ができるようになっている。
又、枠(191,)は、四角状の上部フレーム(195
)とこれを支持する該テーブル(120)の外周縁部に
固定した支柱(196)からなる外フレーム(197)
によって支持されている。
一方、この内フレーム(193)には真空バット(19
8)が取付けられている。真空バッド(1,98)は、
取付枠(1211)の縁部に当接する下部周縁にゴムパ
ツキン(199)を貼り付けた台形型のものであり、上
部に2個の空気吸引口(200)’か形成されている。
この真空バット(198)の空気吸引口(200)には
ホース(201,)の一端か装着され、このホース(2
01)の他端か真空ポンプ(図示しない)に連絡されて
いる。
そして、回転駆動テーブル(12Q)の回転によって金
型(1,12)が脱気装置(190)の下方にくると枠
(191)の昇降用シリンダ(1,92)が作動し、前
記真空バット(198)が樹脂(1,71)上に移動さ
れて取付枠(126)の縁部に密着するようになってい
る。
更に真空ポンプ(図示しない)によって真空バッド(1
98)内の空気が抜かれ、樹脂(1,71)中の空z8
と、金型(1,12)と樹脂(171)との間に存在す
る空気とか除去され、金型(112)に設けられた先細
小孔(図示しない)内にも確実に樹脂が充填されるよう
になっている。このため、自動車用マット裏面の小さな
すべり止め用の突起も確実に形成することができ、更に
空気泡に起因して生じていたm維マットの裏面の合成樹
脂のひび割れや繊維マットと合成樹脂との剥離か未然に
防止されるのである。
なお、脱気装置(190)の位置の回転駆動テーブル下
部にも金型加熱装置が設けられ、金型内の樹脂の半ゲル
化状態か保たれている。
第8図及び第10〜12図に示すように、この脱気装置
に隣接して回転駆動テーブル(120)の回転力・向の
第3〜6ゾーンには夫々回転駆動テーブル(120)の
下部に金型加熱装置(130)が設けられ、金型(11
2)内の樹脂(171)を半ゲル状態に保持している。
この金型加熱装置(130)の第6ゾーンに設けられた
ものにあっては、回転駆動テーブル(120)の−に方
に配された金型(112)内の樹脂(171)の表面温
度を検知する放射温度検出器(図示しない)からの信号
によって樹脂(1,71)の表面温度か180°Cを下
回るときには樹脂を更に加熱したり、180°Cを上回
るときは温度を下げたりして温度調節かできるようにな
っている。
第7ゾーンには回転駆動テーブル(120)の外周縁部
に樹脂の塗布された金型上に出入りし、繊維マットな引
張状態で樹脂の上に圧着する繊維マット供給装置(21
0)が設けられている。
第8図及び第18図に示すように、繊維マット供給装置
(210)はコンベア装置(211)と供給装置(21
2)と圧着装置(213)とが備えられている。
コンベア装置(211,)は回転駆動テーブル(120
)から外方に伸びたように形成された直方体形状をなす
箱型の架台(214)とこの架台(214)内に内設さ
れた駆動モータ(図示しない)によって回転駆動テーブ
ル(1,20)の方向に回転自在に取付けられたコンベ
ア(215)とからなっている。この架台(214)の
コンベア(215)上面には長手方向に沿って3枚の繊
維マット(114)が載置されるようになっている。こ
の繊維マット(114)は、基布(115)に合成ti
!A維からなるパイルが打ち込まれたものであり、 t
araV ット(114) 171 周m C;に基布
(115) ノRがはみ出た状態となっている。そして
駆動モータ(図示しない)の駆動によってコンベア(2
15)が回転しコンベア(215)上の繊維マット(1
14)が回転駆動テーブル(120)の方向に移送され
るようになっている。コンベア(215)によって移送
された繊維マット(114)は供給装置(212)によ
って回転駆動テーブル(12(1)の上面の半ゲル化し
た樹脂(I7])上に載置されるのである。
供給装置(212)は、前記コンベア装置(211,)
の上方に配され、前述した樹脂塗布装置と同様に、箱型
の枠(217)が金型(112) J:面を覆うように
配され、この枠(217)の上部両端には左右2本の軸
(218)が突設され、これらの軸(218)には走行
用ローラ(219)が回転可使に取付けられている。
又、このローラ(219)は四角状の上部フレーム(2
20)とこれを支持する該テーブル(120)の外縁部
に固定した支柱(221)からなる外フレーム(222
)によって支持され、この外フレーム(222)に固定
された駆動シリンダ(図示しない)によって外フレーム
(222)上を回転駆動テーブル(120)の中心方向
に向って移動し、これに伴ない前記枠(217)が水平
移動するようになっている。この枠(217)には昇降
用シリンダ(223)が取付けられている。一方、この
昇降用シリンダ(223)のシャフトが箱型の内フレー
ム(224)に取付けられている。
この内フレーム(224)の各フレームにはローラ(2
19)が前記枠(217)の側辺と当接状態に設けられ
、内フレーム(224)の昇降のときに、このローラ(
219)が枠(217)の側辺に当接するため、内フレ
ーム(224)ががたつかないようになっている。
この内フレーム(224)の下部の四隅には爪の形状を
なす4つのピン(226)が外方に向けて配され、これ
らのピン(226)の基部にはピン回転用のシリンダ(
227)のシャフトが装着され、シリンダ(227)の
伸縮によって、外方に向ってピン(226)が回動する
ように設けられている。そして、コンベア装置(211
)上の繊維マット(114)の縁部にはみ出した状態の
基布(115)の四隅にこれらのピン(226)が回動
して突きささるようになっている。又、内フレーム(2
24)の下部には内フレーム(224)の長手方向に沿
って、4個のベアリング(228)が固定され、このベ
アリング(228)に中心から両端にかけて互いに逆方
向に螺刻された2木のネジ棒(229)が取付けられて
いる。更に内フレーム(224)の下部には2個の駆動
モータ(230)が固定され、前記ネジ棒(229)が
この駆動モータ(230)によって回転するようになっ
ている。そしてこの1本のネジ棒(229)の両端に前
記ピン(226)の基部が螺着され、ネジ棒(229)
の回転に伴ない2個のピン(226)がネジ棒(229
)に沿って接近離間して水平移動し、繊維マット(1,
14)の大きさに合わせて各ピン(226)の位置を繊
維マット(114)の四隅に位置させるようにできるよ
うになっている。こうして、コンベア装置(211)上
の繊維マット(114)は、その縁部にはみ出した状態
の基布(1,15)の四隅に位置を合わせたピン(22
6)か回動により突きささり、その状態で内フレーム(
224)の昇降用シリンダ(223)及び外フレーム(
222)のシリンダ(図示しない)により持ち上げられ
、繊維マット(1,14)が金型(112) lの樹脂
(171)上に移動され載置されるのである。
又、内フレーム(224)には更に中心部分に圧着装置
(213)が内設されている。圧着装置(213)は前
述した金型(112)上の樹脂(1,71)上に載置さ
れた繊維マット(114)の上面を加圧する扁平形状を
有するヘッド(231)とこのヘッド(231)の上部
垂直方向に取付けられ、このヘッド(231)を介して
繊維マット(114)を加圧する圧着シリンダ(232
)とからなっている。そして圧着装置(213)及び前
記ピン(226)によって、繊維マット(11,4)の
縁部にはみ出した状態の基布(115)の四隅が引っ張
られた状態で繊維マット(11,4)と半ゲル化状態の
樹脂(17]、)とが加圧され、両者間にすきまのない
状態で溶着され被着一体化されるのである。
第8図、第9図及び第12図に示すようにこの圧着装置
に続いて5基の金型加熱装置が第8〜12ゾーンにかけ
て回転駆動テーブル下部に設けられている。又、第13
ゾーン及び第14ゾーンの回転駆動テーブル下部には前
述した冷却装置が設けられ、半ゲル化状態の樹脂を冷却
することによりゴム状のゲル化状態へと変化させるよう
になっている。
又第14ゾーンには冷却装置と合わせて回転駆動テーブ
ルの外周縁部に金型取替装置が設けられている。
第8図及び第19図に示すように、金型取替装置(24
0)は、製造すべき自動車用マットに応じて回転駆動テ
ーブル上の金型を交換し取替する装置である。
この金型取替装置(240)は、箱型の枠(241)が
テーブル(120)上面を覆うように配され、この枠(
241)の上部には昇降用シリンダ(242)か取付け
られている。この枠(241)内に内フレーム(243
)が内設され、この内フレーム(243)の上部に前記
昇降用シリンダ(242)のシャフトが取付けられ、該
シリンダ(242)の伸縮に伴ない内フレーム(243
)か昇降するようになっている。又、この内フレーム(
243)の側辺にはローラ(244)が各フレームに回
転可能に取付けられると共に前記枠(241)に当接し
て内フレーム(243)の昇降と共にローラ(244)
が枠(241)に当接した状態て回転するようになって
いる。このため、内フレーム(243)が昇降する際に
がたつきが生じることがなく、スムーズに昇降かできる
ようになっている。又、枠(241)の上部両端には左
右2本の軸(252)か突設され、これらの軸(252
)には走行用ローラ(253)が回転可能に取付けられ
ている。又、この走行用ローラ(253)はローラ(2
53)が走行する四角状の上部フレーム(245)とこ
れを支持する該テーブル(120)の外縁部に固定した
支柱(246)からなる外フレーム(247)によって
支持され、この外フレーム(247)に固定された駆動
シリンダ(図示しない)によりて上部フレーム(245
)上を回転駆動テーブル(120)の中心方向に向って
移動し、これに伴ない前記内フレーム(243)が水平
移動するようになっている。
この内フレーム(243)には昇降用シリンダ(242
)が取付けられ、この昇降用シリンダ(242)のシャ
フトの先端には真空吸着パッド(248)が取付けられ
ている。
真空吸着パッド(248)は、金型(11,2)に当接
する下部周縁にゴムパツキン(249)を貼り付けたお
わん型のものてあり、上部に空気吸引口(250)が形
成されている。この真空吸着パッド(248)の空気吸
引口(250)にはホース(251)の一端が装着され
、このホース(251,)の他端か真空ポンプ(図示し
ない)に連結されている。
そして、金型(112)を取替る際には回転駆動テーブ
ル(1,20)の回転に応じて内フレーム(243)の
昇降用シリンダ(242)と外フレーム(247)の駆
動モータ(図示しない)とを作動させ、前記真空吸着パ
ッド(248)を金型(112)上に移動させ金型(1
12)に密着させるようになっている。
そして、回転駆動テーブル(120)上面の取付枠(1
,26)の縁部に固定した金型固定具(128)を外す
と共に真空ポンプ(図示しない)を作動させて金型(1
12)を吸引して取り外し、別の種類の金型(112)
を真空吸着パッド(248)に取付は再び、回転駆動テ
ーブル(120)の取付枠(126)に取付けるのであ
る。
第20図に示すように、第15ゾーンには樹脂によりバ
ッキングされた繊維マット(11,4)を金型より剥離
する取り外し装置が回転駆動テーブルの外周縁部に設け
られている。
取り外し装置(260)は、クランプ装置(261)と
内フレーム(263)と外フレーム(264)とを備え
ている。該テーブル(120)の上方には箱型の枠(2
62)が金型(112)上面を覆うように配され、この
枠(262)の上部には昇降用シリンダ(270)が取
付けられている。この枠(1,62)内に内フレーム(
263)が内設され、この内フレーム(26:l)の上
部に前記昇降用シリンダ(270)のシャフトが取付け
られ、該シリンダ(270)の伸縮に伴ない内フレーム
(263)か昇降するようになっている。又、この内フ
レーム(263)の側辺にはローラ(271)が各フレ
ームに回転可悌に取付けられると共に前記枠(262)
に当接して内フレーム(263)の昇降と共にローラ(
271)か枠(262)に当接した状態で回転するよう
になっている。このため、内フレーム(263)か昇降
する際にがたつきが生じることがなく、スムーズに昇降
ができるようになっている。又、枠(262)の上部両
端には左右2本の軸(274)が突設され、これらの軸
(274)には走行用ローラ(275)が回転可能に取
付けられている。又、この走行用口−ラ(275)はロ
ーラ(275)が走行する四角状の上部フレーム(27
2)とこれを支持する該テーブル(120)の外縁部に
固定した支柱(273)からなる外フレーム(264)
によって支持され、この外フレーム(264)に固定さ
れた駆動シリンダ(図示しない)によって上部フレーム
(272)上を回転し、ケーブル(120)の中心方向
に向って移動し、これに伴ない前記内フレーム(263
)が水平移動するようになりでいる。
この内フレーム(263)には昇降用シリンダ(270
)か固定され、このシリンダ(270)のシャフトの先
端にクランプ装置(261)が固定されている。
クランプ装置(261)は内フレーム(263)下部の
回転駆動テーブル(120)側に配されたクランプ爪(
265)と、この爪(265)が回動したときに繊維マ
ット(11,4)の端部を挟んだ状態で支持する支持棒
(266)と、クランプ爪(265)の更に外方、つま
り該テーブル(120)側に設けたエアーノズル(26
7)と、内フレーム(263)下部の反対側に配された
前記クランプ爪(265)の基部にシャフト(268)
の先端を装着したシリンダ(269)とから構成されて
いる。
そして、この取り外し装置(260)にあっては、回転
駆動テーブル(1,20)の回転に応じて、内フレーム
(263)が水平及び垂直移動して回転駆動テーブル(
120)の繊維マット(1,14)上に移動した後、内
フレーム(263)下部のクランプ装置(261)のエ
アーノズル(267)からエアーが噴出して繊維マット
(1,14)のはみ出した状態の基布(115)の一端
がめくり上り、前記クランプ爪(265)かシリンダ(
269)によって図中矢印方向に回動し、めくり上がっ
た繊維マット(114)の一端を爪(265)と支持棒
(256)との間に掴んだ状態で再び内フレーム(26
3)が水平及び垂直移動してセンサーによって常に最上
面の高さか一定に保たれているテーブル’) 7 ター
 (276) 上に=mMv ット(114)が移動サ
レるようになっている。
なお、この発明の自動車用マットのバッキング方法1使
用(匂バッキング装置(1,11)にあっては、上述し
たものに限らず、回転駆動テーブルの上面に取付けられ
る金型をテーブル幅方向に2つづつ並べると共に該テー
ブル周縁に設けられた各装置を該テーブルの内側と外側
とに夫々2機づつ設けても良い。この場合、バッキング
の作業効率を一層向」ニさせることができる。
次にこの発明の自動車用マットのバッキング方法を使用
したバッキング装置の別の例を図面に従って説明する。
第21図はこの発明の自動車用マットのバッキング方法
を使用したバッキング装置の別の例を示した平面図、第
22図は同じく正面図、第23図は同じく側面図である
。第21〜23図に示すように、バッキング装置(31
]、)は金型加熱装置(:]20)と、この金型加熱装
置(320)に隣接して設けた金型冷却袋置(340)
とを中心として、これらの上方或は側方に各装置が設け
られている。
このバッキング装置(311)は箱型形状をなし、機能
の面から4つに分割することができる。即ち、金型加熱
装置(320)の位置をAゾーン、この金型加熱装置(
320)に隣接して設けた金型冷却装置(340)の位
置をBゾーンとするならばAゾーン及びBゾーンには金
型加熱装置及び金型冷却装置の」三方を水平に往復動す
るように移動テーブル(360)か設けられている。ま
たBゾーンの金型冷却装置(340)の側方には樹脂塗
布装置(380)が設けられ、同じくBゾーンの金型冷
却装置(340)の上方には上下方向に昇降可能に脱気
装置(400)が設けられている。更にBゾーンの金型
冷却装置(340)上に出入りし、バッキングされた樹
脂マット(313)を取り外す取り外し装置(350)
がDゾーンに隣接されている。
一方、Aゾーンの金型加熱装置(320)上に出入すし
、樹脂(312)上に繊維マット(31,3)を供給す
る繊維マット供給装置(420)がこの金型加熱装置(
320)に隣接するCゾーンに設けられている。
第21〜24図に示すようにAゾーンの金型加熱装置(
320)はコンクリート基盤上に固定されたフレーム(
321)とこのフレーム(321,)上に設けられたガ
スバーナー(322)とから構成されている。本実施例
において金型加熱装置(320)は移動テーブル(36
0)上に組み付けられる金型(314)上の樹脂の表面
温度が180°C程度になるようにセットされている。
又、ガスバーナー(322)としてはガスパイプバーナ
一方式のものか使用されている。この金型加熱装置(3
20)の外側には焼成用ブロアーと排気用ファンとか夫
々取付けられたダクト(図示しない)が配置されている
。そして移動テーブル(360)の移動によって、金型
(314)か組み付けられ、この金型(314)上に樹
脂(31,2)か塗布された移動テーブル(360)が
金型加熱装置(320)上にきた時、移動テーブル(3
60)上面の金型(314)を該テーブル(:]]6)
の下方より直接加熱するようになっている。こうして金
型(3]、 ]4)内のゾル状の樹脂(312)が半ゲ
ル化されるのである。又、金型加熱装置(320)の上
方には金型(314)内の樹脂(312)の表面温度を
検知する放射温度検知器(324)が設けられている。
そしてこの放射温度検知器(324)からの信号によっ
て樹脂(3]4)の表面温度か180°Cを下回るとき
には樹脂(312)を更に加熱したり、表面温度が18
0°Cを上回るときは冷却したりして温度調節かできる
ようになっている。
なお、放射温度検知器(324)の設定温度は180°
Cに限らず、樹脂の種類やm維マットの素材等を考慮し
て決定される。
第21〜24図に示すように、この金型加熱装置(32
0)に隣接してBゾーンには金型冷却装置(340)か
設けられている。金型冷却装置(:I40)にあっては
、コンクリート基礎上に固定された水槽(341)と、
この水[(341)内に突設されたシャワーノズル(3
42)とより構成されている。水槽(341)は箱型に
形成されている。そして、移動テーブル(360)の移
動によって、樹脂(312)によりバッキングされた繊
維マット(313)が金型冷却装置(340)上にきた
時、移動テーブル(360)の上面に組み付けた金型(
314)の底面に水槽(341)内のシャワーノズル(
342)から冷水が噴出され、金型(314)が冷却さ
れるようになっている。
第21図及び第23〜25図に示すように、Aゾーン及
びBゾーンの金型加熱装置(320)及び金型冷却装置
(340)の各装置の上方を水平に往復動するように移
動テーブル(360)が設けられている。この移動テー
ブル(350)には、上部移動テーブル(361)と下
部移動テーブル(37]、)の2基の移動テーブル(3
60)がある。
上部移動テーブル(351)は前述した金型加熱装置(
320)と金型冷却装置(340)とを跨設するように
設けられている。この上部移動テーブル(3fil)の
四隅には昇降用モータ(図示しない)を内設した昇降体
(362)が取付けられている。この昇降体(362)
はテーブル(361)の四隅に上下方向に平行に伸びる
ように立設されたネジ棒(364)に螺合して取付けら
れている。この昇降用モータ(図示しない)の回転に伴
ない昇降体(362)がネジ棒(364)に沿って上下
方向に昇降し、上部移動テーブル(361,)が上下動
するようになっている。
この上部移動テーブル(351)の両端上面にはラック
(365)が取付けられている。又、前述したAゾーン
及びBゾーンの金型加熱装置(32(1)及び金型冷却
装置(340)の各装置の両側方の側壁(315)に立
設された支持フレーム(316)には両側にピニオン(
366)を取付けた駆動モータ(368)により回転す
る回転軸(367)が横設されている。そして、上部移
動テーブル(:161)か第25図中8方向に」二昇す
ることにより、ラック(365)が回転軸(387)の
両端のピニオン(366)に螺合するようになっている
。これにより金型加熱装置(320)の下部外側に配さ
れた駆動モータ(368)からの動力かチェーン(36
9)を介して回転軸(367)に伝動されて、ピニオン
(366)が回転し、このピニオン(366)に螺合す
るラック(365)を両側上面に設けた上部移動テーブ
ル(:161)が水平方向に移動するようになっている
。この上部移動テーブル(361)の上面には金型(3
1,4)を取付ける組み付は枠(317)が2個形成さ
れている。この組み付は枠(317)内には、金型(3
14)よりも僅かに小さな孔が形成されている。
上部移動テーブル(36i1)上面に取替自在に組み付
けられる金型(314)は1.20 mmX 80mm
X 10+sn+の外寸に形成されたプレートであって
、自動車用マットの大きさに合わせて形成されている。
この金型(314)は自動車用マットの大きさに応じて
種々のものがあり、必要に応して前記組み付は枠(31
,7)内に取替自在に組み付けられるのである。従って
、この後述する下部移動テーブルのものも合せると本実
施例においては4個の金型(314)を装置に組付ける
ことができ、最大4種類の自動車用マットを同時に製造
することができる。この組み付は枠(3]7)の各周辺
部の上部移動テーブルの上面には金型固定具(318)
が設けられ、金型(314)を組み付は枠(3]、 7
 )に組み付けたとき、これを固定するようになってい
る。
下部移動テーブル(371)は上部移動テーブル(36
1)よりも僅かに小さく形成され、上部移動テーブル(
361)の下方に設けられ、上部移動テーブル(361
)とは独立して移動できるようになっている。下部移動
テーブル(371,)の両端にはそれぞれ2個の車(3
71,)が回転可能に軸支されている。この車(372
)が前記両側壁(31,5)上面に載置され、この上面
を水平移動するようになっている。
一方この下部移動テーブル(371)の両端下面にはラ
ック(373)が取付けられている。このラック(:1
73)か両側壁(315)間に横設された回転軸(37
4)の両端のピニオン(375)に螺合するようになっ
ている。そして、駆動モータ(図示しない)からの動力
がチェーン(図示しない)を介して回転軸(374)に
伝動されてとニオン(375)が回転し、ピニオン(3
75)に螺合するラック(373)を両側下面に設けた
下部移動テーブル(37]、)が水平方向に移動するよ
うになっている。
次にこの発明の自動車用マットのバッキング方法を使用
したバッキング装置の金型冷却装置の側方に配された樹
脂塗布装置について説明する。
第21〜23図及び第26図に示すように、樹脂塗布装
置(380)は金型(314)を組み付けた移動テーブ
ル(360)がBゾーンの金型冷却装置(340)上に
移動されたとき、この移動テーブル(360)上をAゾ
ーンの方向へ向って出入りし金型(314) lに樹脂
(312)を塗布する装置である。
樹脂塗布装置(:180)は内フレーム(381,)と
樹脂タンク(391)とを備えている。内フレーム(3
81)にはノズルを備えた複数の樹脂塗布用シリンダ(
382)が取付けられている。これらのシリンダ(38
2)から移動テーブル(360)の金型(31,4)上
にゾル状の樹脂(312)が圧縮された状態で塗布され
るようになっている。内フレーム(381)の下部両端
には裏面にラック(385)が取付けられている。この
ラック(385)には前記両側壁(315)上の支持フ
レーム(31,6)に横設された回転軸(386)の両
端のピニオン(387)か螺合し、内フレーム(381
,)上部に取付けられた駆動モータ(388)の動力が
チェーン(389)を介して回転軸(386)に伝動さ
れ、ピニオン(387)が回転しこれに伴ないラック(
385)が水平移動し、このラック(385)を上部両
端に取付けた内フレーム(381)が水平移動するよう
になっている。このように内フレーム(381)がAゾ
ーンの方向へ向って水平移動することにより、内フレー
ム(381)のノズルを備えた複数の樹脂塗布用シリン
ダ(382)か金型冷却装置(340)上を移動して移
動テーブル(360)上を出入りし、金型(314)上
に樹脂(31,2)を塗布するようになっている。
一方、樹脂タンク(391)は樹脂塗布枠開閉用シリン
ダ(392)と塗布栓(393)とを備えている。この
樹脂タンク(391)内部には、例えば塩化ビニル樹脂
に可塑剤として2−オクチルへキシルフタレート或いは
n−オクチルフタレートを30〜35%混合してゾル状
としたプラスチゾルが収納されている。この樹脂(31
2)が移動テーブル(360)の移動に応じて、該タン
ク(391)の下部に取付けた樹脂塗布枠開閉用シリン
ダ(392)の作動により開放された塗布栓(393)
を通って、前記樹脂塗布枠開閉用シリンダ(392)に
連動して始動する塗布ポンプ(図示しない)により塗布
バイブ(394)に移送され、樹脂塗布用シリンダ(3
82)によって金型(314)上に塗布されるようにな
っている。
なお、樹脂(312)の塗布量は樹脂タンク(391)
の下部に配された塗布枠(393)によって調節される
ようになっている。
この樹脂塗布装置と共に金型冷却装置上方には脱気装置
が設けられている。
脱気装置は、前記樹脂塗布装置によって金型上に塗布さ
れた樹脂を金型中に充填するものである。金型には、自
動車用マットのすべり止め突起を形成するだめの多数の
先細小孔が穿設されており、この小孔中に樹脂を充填す
る必要がある。
第27図に示すように脱気装置(400)は、2つの箱
型の真空バッド(40]、)が並んだ状態で金型(41
4)上面を覆うように配されている。この枠の上部には
昇降用シリンダ(402)が夫々取付けられている。こ
れらの昇降用シリンダ(402)は、両側壁(315)
J二の支持フレーム(316)によって支持された四角
形をなす上板(403)に取付けられている。またこの
上板(403)には各真空バット(4112)を下方か
ら覆う2つの滴防止カバー(404)が回動自在に取付
けられている。 真空バット(401,)は、移動テー
ブル(360)の2つの金型(314)の組み付は枠(
31,7)に当接する台形型のものであり、下部周縁に
ゴムパツキン(40G)が貼り付けられている。この真
空バッド(401)には上部に2個の空気吸引口(40
7)が形成されている。この真空バット(405)の空
気吸引口(407)にはホース(408)の一端が装着
され、このホース(408)の他端が真空ポンプ(図示
しない)に連絡されている。
そして、樹脂塗布装置によって金型(314)上に樹脂
(312)が塗布されたならば、脱気装置(400)の
真空バッド(401)か昇降用シリンダ(402)の作
動により下降し、金型(314)の組み付は枠に当接し
密着するようになっている。
更に真空ポンプ(図示しない)によって真空バッド(4
01)内の空気が抜かれ、樹脂(312)中の空気泡と
、金型(314)と樹脂(312)との間に存在する空
気とが除去され、金型(314)に設けられた先細小孔
(図示しない)内にも確実に樹脂が充填されるようにな
っている。このため、自動車用マット裏面の小さなすべ
り止め突起も確実に形成することがてき、更に空気泡に
起因して生じていた繊維マットの裏面の合成樹脂のひび
割れや繊維マットと合成樹脂との剥離が未然に防止され
るのである。
Cゾーンには、Aゾーンの金型加熱装置上に出入りし、
金型内の樹脂の上面に繊維マットな引張状態で圧着させ
る繊維マット供給装置が設けられている。
この繊維マット供給装置(420)は、第21〜23図
及び第28〜31図に示すように、Bゾーンの樹脂塗布
装置によって金型内に樹脂を塗布し1次いで同じくBゾ
ーンの脱気装置によって金型内に樹脂を充填した後、移
動テーブルがAゾーンの金型加熱装着上に移動し、金型
加熱装置によって所定温度で所定の時間加熱されて半ゲ
ル化した金型内の樹脂の上面に、m維マットを圧着する
ようになっている。
この繊維マット供給装置(420)にはCゾーンの四隅
に上下方向に平行して立設された4木の支持フレーム(
421)とこの支持フレーム(421)内に設けられた
内フレーム(422)とが備えられている。
内フレーム(422)は板状に成形されている。この内
フレーム(422)には繊維マット(313)に引っ掛
けられる爪(435)を四隅に備えた下フレーム(42
6)を昇降させる昇降シリンダ(427)と繊維マツ1
’−(313)を加圧するヘッド(443)を昇降させ
る圧着シリンダ(442)とが取付けられている。
内フレーム(422)の上面には駆動モータ(431)
が取付けられている。同じく内フレーム(422)上面
両端には回転軸(429)が固定され、両者はチェーン
(432)か引っ掛けられている。回転軸(429)の
両端にはビニオン(430)か取付けられ、前記駆動モ
ータ(43])の動力がチェーン(432)を介して回
転軸(429)に伝動され、ピニオン(430)が回動
するようになっている。
このピニオン(430)にはAゾーン及びCゾーンに渡
るように前記支持フレーム(316) (421)に横
設されたラック(428)が螺合し、とニオンの回転に
伴ないラックを上部両端に取付けた内フレーム(422
)がAゾーン及びBゾーン内を水平移動するようになっ
ている。更に内フレーム(422)上面両側には夫々2
個の軸(438)が突設され、これらの軸(438)に
は走行用ローラ(439)が取付けられている。この走
行用ローラ(439)は前記ラック(428)に平行し
て、支持フレーム(316) (421)に取付けられ
たレール(433)上を走行するようになっているこの
内フレーム(422)の下方の下フレーム(436)に
は複数の針(434)が並設されたハプラシ状の爪(4
35)が四隅に装着されている。これらの爪(435)
の基部にはビンを回動させる回動用シリンダ(436)
のシャフト(437)が装着され、回動用シリンダ(4
36)の伸縮によって、外方に向って爪(435)か回
動するように設けられている。そして、下方に載置され
た作業台(440)上の繊維マット(313)の縁部に
はみ出した状態の基布(31,9)に爪(435)が回
動して突き刺さるようになっている。
こうして、作業台(440)上の繊維マット(313)
の基布(315)に爪(435)を突き刺した状態で下
フレーム(44:l)が昇降用シリンダ(427)によ
り持ち上げられるのである。そして内フレーム(422
)の水平移動によって金型(31,4)の樹脂(:11
2)上に移動され、再び昇降用シリンダ(427)によ
りwt維マット(31,3)が載置されるのである。
内フレーム(42りに取付けられた圧着シリンダ(44
2)にはm維マット(31,3)の上面を加圧する扁平
形状を有するヘッド(443)が取付けられている。そ
してヘット(443)及び前記爪(435)によって、
繊維マット(:113)が引っ張られた状態で半ゲル化
状態の樹脂(31,2)に押圧され、両者間にすきまの
ない状態で完全に溶着されるのである。
このようにして繊維マット供給装置により半ゲル化した
樹脂とm維マットとが溶着された後、樹脂を完全に溶着
させるため、更に前記金型加熱装置によって加熱される
ようになっている。そして充分に加熱された後に移動テ
ーブルがBゾーンの前記金型冷却装置上に移動し、金型
が冷却され、半ゲル化状態の樹脂か冷却によりゴム状の
ゲル化状態へと変化するのである。
Dゾーンには樹脂によりバッキングされた繊維マットを
金型より剥離する取り外し装置が設けられている。
第21〜23図及び第32〜35図に示すように取り外
し装置(450)は、Dゾーンの四隅に上下方向に平行
して立設された4木の支持フレーム(451)とこの支
持フレーム(451)内に設けられた内フレーム(45
2)とクランプ装置(453)とを備えている。
内フレーム(452)は板状に形成されている。
内フレーム(452)のに面には駆動モータ(461)
が取付けられている。同じく内フレーム(452)上面
両端には回転軸(459)が固定され、両者はチェーン
(462)が引っ掛けられている。回転軸(459)の
両端にはピニオン(460)が取付けられ、前記駆動モ
ータ(461)の動力かチェーン(462)を介して回
転軸(459)に伝動され、ピニオン(460)が回動
するようになっている。
このピニオン(460)にはBゾーン及びDゾーンに渡
るように前記支持フレーム(316) (451)に横
設されたラック(458)が螺合し、ピニオン(460
)の回転に伴ないラック(458)を上部両端に取付け
た内フレーム(452)がBゾーン及びDゾーン内を水
平移動するようになっている。更に内フレーム(452
)上面両側には夫々2個の軸(456)が突設され、こ
れらの軸(456)には走行用ローラ(457)が取付
けられている。この走行用ローラ(457)は前記ラッ
ク(458)に平行して、支持フレーム(315) (
451)に取付けられたレール(463)上を走行する
ようになっている。
この内フレーム(452)に固定された昇降用シリンダ
(464)のシャフトの先端にはクランプ装置(453
)か固定されている。
クランプ装置(453)は内フレーム(452)下部の
移動テーブル(360)側に配された複数のクランプ爪
(465)と、このクランプ爪(465)か回動したと
きに繊維マット(313)の端部な挟んだ状態て支持す
る複数の支持板(466)と、エアーノズル(467)
と、前記クランプ爪(465)の基部にシャフト(46
8)の先端を装着したシリンダ(469)とから構成さ
れている。
そして、この取り外し装置(450)にあっては、樹脂
によりバッキングが施されたW、維マット(313)を
移動テーブル(360)によってBゾーンの金型冷却装
置(340)上に移動し、この金型冷却装置(340)
によって冷却して、繊維マット(313)の樹脂(31
2)を半ゲル化状態からゲル化した後、前記内フレーム
(452)の駆動モータ(461)を駆動させて内フレ
ーム(452)を水平移動させ、移動テーブル(320
)の繊維マット(314)上に移動させるのである。
そして、昇降用シリンダ(455)が伸張して内フレー
ム(452)下部のクランプ装置(45:])が下降し
、エアーノズル(467)からエアーが噴出して繊維マ
ット(313)の基布(319)の一端がめくり上がる
ようになっている。このとき、前記クランプ爪(465
)がシリンダ(469)によって図中矢印方向に回動し
、めくり上がった繊維マット(313)の一端を爪(4
65)と支持板(466)との間に挟持するのである。
こうして繊維マット(313)を挟持したクランプ装置
(453)は上昇し、再び内フレーム(452)が水平
移動してテーブルリフター(図示しない)上に繊維マッ
ト(31:l)が移動されるようになっている。
なお、前記クランプ装置(453)の複数の支持板(4
66)間にはセンサー(図示しない)が設けられ、クラ
ンプ装置(453)か繊維マット(313)を完全に挟
持していないとき、繊維マット(313)の取り外し操
作を再度行なうようになっている。
なお、第36図に示すようにAゾーンの外方には、製造
すべき自動車用マットに応じて移動テーブル(360)
上の金型(314)を交換し取替する金型取替装置(4
80)が設けられている。
なお、この発明の自動車用マットのバッキング方法を使
用したバッキング装置(311)にあっては、上述した
各装置を別々に作動させることができる。例えば、Bゾ
ーンにおいて樹脂供給装置と脱気装置とにより上部移動
テーブル上の金型上への樹脂の塗布と樹脂の金型への充
填とを行なうと同時にAゾーンにおいては金型加熱装置
(453)により下部移動テーブルの金型上の樹脂を半
ゲル化し、この樹脂上にa維マット供給装置により繊維
マットを供給し、更に金型加熱装置により樹脂を所定詩
間加熱する。そして上部移動テーブルなAゾーンへ、下
部移動テーブルをBゾーンへと移動させる。Aゾーンに
おいては上述したように樹脂の加熱と繊維マットの供給
とか行なわれる。Bゾーンにおいては、金型冷却装置と
取り外し装置とにより樹脂の冷却と繊維マットの取り外
しか行なわれる。このようにプログラムして各装置を作
動させたならば、バッキングの作業効率を一層向上させ
ることがてきる。また、繊維マットのバッキングの作業
数量が少ない場合には各工程毎に装置を作動させれば良
い。
次にこの発明の自動車用マットのバッキング方法を使用
した更に別のバッキング装置を図面に従って詳細に説明
する。
$37図は、バッキング装置の全体を示した正面図であ
る。
第37〜42図に示すように、バッキング装置(511
)は金型加熱装置(520)を中心として、この金型加
熱装置(520)の上方或いは側方には金型冷却装置(
530) 、移動テーブル(540) 、樹脂塗布装置
(550)、脱気装置(560)及び繊維マット供給装
置(570)か設けられている。
このバッキング装置(511,)は、機能の面から3つ
に分割することかできる。即ち、金型加熱装置(520
)の位置をXゾーンとするならば、この金型加熱装置(
520)の両側方に設けた金型冷却装置(530)の一
方の金型冷却装置(530)の位置なYゾーン、他方の
金型冷却装置(530)の位置をXゾーンとすることが
できる。これら金型加熱装置(520)及び金型冷却装
置(530) (530)はXゾーン、Xゾーン及びY
ゾーンに亘って配置された支持台(51,7)内に内設
されている。この支持台(517)内のXゾーン及びY
ゾーン或いはXゾーン及びXゾーンには金型加熱装置(
520)及び一方の金型冷却装置(530)の上面を覆
う大きさに形成された移動テーブル(540)が載置さ
れ、支持台(517) lを水平に往復動するように設
けられている。またYゾーン及びXゾーンの金型冷却装
置(530) (530)の外側方には樹脂塗布装置(
550)が設けられ、同じくYゾーン及びXゾーンの金
型冷却装置(530)の上側方には上下方向に昇降可能
に脱気装置(56G)か設けられている。
一方、Xゾーンの金型加熱装置(520)上には、金型
加熱装置(520)上に出入りし、樹脂(514)が塗
布された状態て移動された移動テーブル(540)の樹
脂(514)上に繊維マット(512)を圧着させる繊
維マット供給装置(570)か設けられている。
第37〜42図に示すようにXゾーンの金型加熱装置(
520)はコンクリート基盤上に固定されたフレーム(
521)とこのフレーム(52]、 )内に設けられた
ガスバーナー(522)とから構成されている。本実施
例において金型加熱装置(520)は移動テーブル(5
40)上に組み付けられる金型(513)上の樹脂(5
14)の表面温度か180°C程度になるようにセット
されている。又、ガスバーナー(522)としてはガス
バイブバーナ一方式のものが使用されている。
この金型加熱装置(520)の外側には焼成用ブロアー
と排気用ファンとか夫々取付けられたダクト(図示しな
い)か装着されている。そして移動テーブル(540)
か移動して金型加熱装置(520)上にきた時、移動テ
ーブル(540)上の樹脂(514)か塗布された金型
(513)を移動チーツル(540)の下方より直接加
熱されて金型(513)内のゾル状の樹脂(514)が
半ゲル化されるようになっている。又、金型加熱装置(
520)の」三方には金型(513)内の樹脂(514
)の表面温度を検知する放射温度検知器(図示しない)
か設けられている。この放射温度検知器(図示しない)
からの信号によって樹脂(514)の表面温度が180
°Cを下回るときには樹脂(514)を更に加熱したり
、表面温度が180°Cを上回るときは冷却したりして
温度調節がなされるようになっている。
なお、放射温度検知器(図示しない)の設定温度は18
0°Cに限らず、樹脂(514)の種類や繊維マット(
512)の素材等を考慮して決定される。
第37〜42図に示すように、この金型加熱装置(52
0)の両側方のYゾーン及びXゾーンには金型冷却装置
(530) (530)か夫々設けられている。この金
型冷却装置(530)にあっては、コンクリート基礎上
に固定された水槽(5:11)と、この水槽(531)
内に突設されたシャワーノズル(532)とより構成さ
れている。そして、バッキングされたm維マット(51
2)を載せて移動テーブル(540)が金型冷却装置(
530)上にきた時、移動テーブル(540)に組み付
けた金型(513)の底面に水槽(531)内のシャワ
ーノズル(532)から冷水が噴出され、金型(513
)が冷却されるようになっている。
第37〜42図に示すように、この移動テーブル(54
0)は金型加熱装置及び一方の金型冷却装置の上面を覆
う大きさに形成されている。上面に金型を取替え自在に
組み付けて前記Xゾーンの金型加熱装置(520)及び
金型加熱装置(520)の両側に設けたYゾーン又はX
ゾーンの金型冷却装置(530) (530)の各装置
上を水平に往復動するように設けられている。
移動チーツル(540)の」二面には金型(513)を
取付ける組み付は枠(518)が2個形成され、この組
み付は枠(518)内に組み付けられた一方の金型(5
13)がXゾーンで加熱され、他方の金型(51,3)
かXゾーンで冷却されるようになっている。この組み付
は枠(518)内には、金型(513)よりも僅かに小
さな孔(図示しない)が形成されている。移動テーブル
(540) J−面に取替自在に組み付けられる金型(
51,3)は120 mmX 80++unX 10m
mの外寸に形成されたプレートであって、自動車用マッ
トの大きさに合わせて形成されている。この金型(51
3)は自動車用マットの大きさに応じて種々のものがあ
り、必要に応じて前記組み付は枠(51,8)内に取替
自在に組み付けられるのである。従って、本実施例にお
いては2個の金型(513)を移動テーブル(540)
上に組付けることかでき、最大2種類の自動車用マット
を製造することがてきる。この組み付は枠(518)の
各周辺部の移動テーブル(540)の上面には金型固定
具(515)が設けられ、金型(513)を組み付は枠
(518)に組み付けたとき、これを固定するようにな
っている。
又、移動テーブル(540)の両端にはそれぞれ2個の
車(541)か回転可能に軸支されている。この車(5
41)か前記支持台(517)上に置かれ、移動テーブ
ル(540)の側壁に取付けられた駆動用シリンダ(図
示しない)によって、移動テーブル(540)か支持台
(517)上を水平移動するようになっている。
Yゾーン及びXゾーンの金型冷却装置(530)(53
0)の外側方には夫々樹脂塗布装置(550)が設けら
れている。
第37〜42図に示すように、樹脂塗布装置(550)
は金型(51,3)を組み付けた移動テーブル(540
)がYゾーン又はXゾーンの金型冷却袋M (530)
 (530)上に移動したとき、この移動テーブル(5
40)上をXゾーンの方向へ向って図中矢印方向に出入
りし金型(51,3)上に樹脂(514)を塗布する装
置である樹脂塗布装置(550)において、樹脂タンク
(553)の上部には樹脂供給パイプ(552)から樹
脂(514)を入れる供給口(556)が設けられ、樹
脂タンク(553)の底部には樹脂(51,4)を金型
(513)上に塗布する複数のノズル(554)か形成
されている。これらのノズル(554)は電磁弁(55
5)により開閉されるようになっている。この樹脂タン
ク(553)は側方に取付けられた移動用シリンダ(5
51)の伸縮に伴ない水平移動するようになっている。
樹脂りンク(553)の移動に伴ない前記電磁弁(55
5)が開いて樹脂タンク(553)中の樹脂(514)
か自然落下により金型(513)上に塗布されるのであ
る。
なお、この樹脂タンク(553)内部には、例えば塩化
ビニル樹脂に可塑剤として2−オクチルへキシルフタレ
ート或いはn−オクチルフタレートを30〜35%混合
してゾル状としたプラスチゾルが収納されている。
なお、樹脂(51,4)の塗布量は樹脂タンク(553
)の下部に配された電磁弁(555)によって調節され
るようになっている。
この樹脂塗布装置(550)と共にYゾーン及びXゾー
ンの金型冷却装置(530) (530)上側方には脱
気装R(550) (5[io)が設けられている。
脱気装置(560)は前記樹脂塗布装置(550)によ
って金型(513)上に塗布された樹脂(514)を金
型(513)中に充填するものである。金型(513)
には自動車用マットのすべり止め突起を形成するための
多数の先細小孔か穿設されており、この小孔中に樹脂(
5]4)を充填する必要がある。
第37〜42図に示すように、Yゾーン及びZゾーンの
脱気装置(560)は、箱型の真空バット(561)が
金型(513)上面を覆うように支持台(51,7)上
に配されている。この真空バッド(551)の上部には
昇降用シリンダ(562)が夫々取付けられている。
これらの昇降用シリンダ(562)は、支持台(517
)上に立設された支持フレーム(56:りに取付けられ
ている。また真空バッド(551)は、移動チーツル(
540)の金型(513)の組み付は枠(517)に当
接するものであり、下部周縁にゴムパツキン(562)
が貼り付けられている。この真空バッド(56])には
上部に複数の空気吸引口(566)が形成されている。
この真空バッド(561)の空気吸引口(565)には
ホース(565)の一端が装着され、このホース(56
6)の他端が真空ポンプ(図示しない)に連絡されてい
る。
そして、樹脂塗布装置(550)によって金型(513
)上に樹脂(51,4)か塗布されたならば、脱気装置
(560)の真空バッド(561)が昇降用シリンダ(
562)の作動により下降し、金型(513)の組み付
は枠(51,8)に当接し密着するようになっている。
更に真空ポンプ(図示しない)によって真空バット(5
6]、)内の空気か抜かれ、樹脂(514)中の空気泡
と、金型(513)と樹脂(514)との間に存在する
空気とか除去され、金型(513)に設けられた先細小
孔(図示しない)内にも確実に樹脂(51,4)か充填
されるようになっている。このため、自動車用マット裏
面の小さなすべり止め突起も確実に形成することかでき
、更に空気泡に起因して生じていた繊維マット(512
)の裏面の合成樹脂(514)のひび割れや繊維マット
(512)と合成樹脂(51,4)との剥離か未然に防
止されるのである。
Xゾーン及びYゾーンには金型加熱装置上に出入りし、
金型加熱装置上に樹脂か塗布された状態て移動された移
動テーブルの樹脂上に繊維マットを圧着させる繊維マッ
ト供給装置が設けられている。
この繊維マット供給装置(570)は、第37〜42図
に示すように、Yゾーン又はZゾーンの樹脂塗布装置(
550) (550)によって移動テーブル(540)
の金型(513)内に樹脂(514)を塗布し、次いで
同じくYゾーン又はZゾーンの脱気装置(560) (
560)によって金型(51,3)内に樹脂(514)
を充填した後、移動テーブル(540)を移動させて樹
脂(514)が塗布された移動テーブル(540)の一
方の金型(513)をXゾーンの加熱装置上に置き、加
熱装置(520)によって所定温度で所定の時間、金型
(513)を加熱して半ゲル化された樹脂(514)の
上面に繊維マット(5]、2)を圧着するものである。
この繊維マット供給装置(570)において支持台(5
1,7)の側方に配された水平移動用シリンダ(572
)のシャフトが繊維マット載置台(57]、)に接続さ
れ、水平移動用シリンダ(572)の伸縮に伴ない繊維
マット載置台(571)がXゾーンの加熱装置(520
)及びYゾーンの冷却装置(530) −J−を往復動
するようになっている。なお、本実施例においては繊維
マット載置台(571)は通常Xゾーン上に位置し、繊
維マット(512)を樹脂(514)上に供給するとき
のみ、Yゾーンに移動するようになっている。
この繊維マット載置台(571)上にはm維マット(5
12)か側方に基布(515)が飛び出た状態て載置さ
れている。このamマット載置台(571)の−側端に
は押圧シリンダ(574)が取付けられている。この押
圧シリンダ(574)のシャフトには前記繊維マット(
512)の幅方向の辺に平行して伸びる押圧ローラ(5
73)か回転可能に軸支されている。
一方、抑圧シリンダ(574)に平行してXゾーンの支
持台(517)上方には挟持用シリンダ(575)か取
付けられている。この挟持用シリンダ(575)のシャ
フトには、くの字状の挟持爪(576)が取付けられ、
この挟持爪(575)か前記繊維マット(5]2)の基
布(51,6)をはさんだ状態で移動テーブル(540
)の縁部に取付けた挟持板(577)に当接し、m維マ
ット(5]2)を固定するようになっている。
そして樹脂(514)が塗布された移動チーフル(54
0)の一方の金型(513)かXゾーン上に来たとき、
Xゾーン−Lの繊維マット載置台(571)のm維マッ
ト(5]2)の基布(516)を前記挟持用シリンダ(
575)か下降して挟持用シリンダ(575)に取付け
た挟持爪(576)と移動テーブル(540)の挟持板
(576)との間にはさみ固定する。同時に押圧シリン
ダ(574)の伸張により押圧ローラ(573)か下降
し繊維マット(512)の基布(516)を押えるよう
になっている。
この後に水平移動用シリンダ(572)のシャフトか縮
んで繊維マット載置台(57]、)と押圧ローラ(57
3)とかYゾーンの方向に水平移動する。この移動に伴
ない基布(516)の一端を移動テーブル(540)上
に固定された繊維マット(512)が金型(513)の
樹脂(514) J二に引き下されると共に前記押圧ロ
ーラ(573)がこの繊維マット(512)を押圧しな
がら水平移動するようになっている。こうして繊維マッ
ト(512)は押圧ローラ(573)により半ゲル化し
た樹脂(514)上に押圧され、繊維マット(512)
の裏面に樹脂(514)がすきまのない状態で完全に溶
着されるのである。
繊維マット供給装置(570)により半ゲル化した樹脂
(514)と繊維マット(51,2)とか溶着された後
、樹脂(514)を完全に溶着させるため、更に前記金
型加熱装置(520)によって加熱されるようになって
いる。そして充分に加熱された後に移動テーブル(54
0)がYゾーンの前記冷却装置(530)上に移動し、
金型(51,3)が冷却され、半ゲル化状態の樹脂(5
1,4)が冷却によりゴム状のゲル化状態へと変化する
のである。そして所定時間冷却されて樹脂(514)が
完全にゲル化された後にm維マット(512)か金型(
513)上から取り外されるのである。
なお、この発明の自動車用マットのバッキング方法を使
用したバッキング装置(511)にあっては、上述した
各装置を別々に作動させることがてきる。例えば、Yゾ
ーンにおいて樹脂塗布装置(550)と脱気装置(56
0)とにより移動テーブル(540)」二の一方の金型
(5]3)上への樹脂(514)の塗布と樹脂(514
)の金型(5]3)への充填とを行なうと同時にXゾー
ンにおいては加熱装置(520)により移動テーブル(
540)の他方の金型(513)上の樹脂(514)を
半ゲル化し、この樹脂(514)上に繊維マット供給装
置(570)により繊維マット(512)を供給し、更
に加熱装置(520)により樹脂(514)を所定時間
加熱する。そして移動テーブル(540)の一方の金型
(513)をXゾーンへ、移動テーブル(540)の他
方の金型(513)をZゾーンへと移動させる。
Xゾーンにおいては上述したように樹脂(5]4)の加
熱と繊維マット(51,2)の供給とか行なわれる。
Zゾーンにおいては、バッキングされた繊維マツ)−(
512)の取り外しと、金型冷却装置(530)とこの
金型冷却装置(530)の外側方に設けた樹脂塗布装置
(550)と金型冷却装置(530)の上側方に設けた
脱気装置(560)とにより再び樹脂(5]4)の塗布
と脱気と冷却とか行なわれる。このようにプログラムし
て各装置をコンピュータ制御により作動させたならば、
自動車用マットのバッキング作業の効率を一層向上させ
ることができる。また、繊維マット(512)のバッキ
ングの作業数量か少ない場合に−は各工程毎に装置を作
動させれば良い。
なお、この発明の自動車用マットのバッキング方法を使
用したバッキング装置にあっては、水平移動或いは昇降
動のための装置は上述したものに限らず、どんなものを
使用しても良い。
なお、この発明の自動車用マットのバッキング方法を使
用したバッキング装置を2つ横方向に並べて設置し、各
装置を水平移動させる水平移動用シリンダを2つのバッ
キング装置で共通するものとし、水平移動用シリンダの
伸縮に伴ない2つのバッキング装置の各装置が同時に水
平移動しバッキングのための各作業が行なわれるように
しても良い。これにより小さなスペースで高率よく自動
車用マットのバッキングを行なうことができる。
(発明の効果) 以上詳述したようにこの発明は、ゾル状の樹脂を加熱及
び冷却可能な金型上に塗布し、この金型を直接底面より
加熱して樹脂を半ゲル化し、次いでこの半ゲル化した樹
脂上に繊維マットを引張状態で圧着し、更に金型を底面
より直接加熱した後、金型を底面より直接冷却して樹脂
をゴム状にゲル化するようにしたため、自動車用マット
に歪か生じることかない。
又、この発明の自動車用マットのバッキング方法にあっ
ては、金型上に塗布された樹脂な脱気することにより樹
脂を金型中に充填したため、樹脂中の空気泡か除去され
、空気泡に起因して生じていた自動車用マットの裏面の
樹脂のひび割れやズレ防止のため形成される突起の変形
を防止することができる。
又、この発明の自動車用マットのバッキング方法にあっ
ては、半ゲル化した樹脂上にamマットを引張状態て圧
着するため、圧着時にm維マットの基布にしわが生ずる
ことかなく、自動車用マットの繊維マットと裏打ち材た
る樹脂とが剥離するのを防止することができる。
又、この発明の自動車用マットのバッキング方法にあっ
ては、金型を底面より直接冷却して樹脂をゴム状にゲル
化するようにしたため、樹脂の冷却時間を短縮すること
かでき、バッキングの作業効率を一層高めることかでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図はこの発明の自動車用マットのバッキング方
法により繊維マットの裏面にバッキングを施す工程を示
した部分拡大断面図、第8図はこの発明の自動車用マッ
トのバッキング方法を使用したバッキング装置の全体を
示す平面図、第9図はこの発明の自動車用マットのバッ
キング方法を使用したバッキング装置の駆動装置と回転
駆動テーブルを示す側面図、第10図はこの発明の自動
車用マットのバッキング方法を使用したバッキング装置
の金型加熱装置の平面図、第11図は同じく金型加熱装
置の正面図、第12図は同じく側面図、第13図はこの
発明の自動車用マットのバッキング方法を使用したバッ
キング装置の金型冷却装置の斜視図、第14図及び第1
5図は同しく金型冷却装置を示す側面図、第16図はこ
の発明の自動車用マットのバッキング方法を使用したバ
ッキング装置の樹脂塗布装置を示す斜視図、第17図は
この発明の自動車用マットのバッキング方法を使用した
バッキング装置の脱気装置を示す斜視図、第18図はこ
の発明の自動車用マットのバッキング方法を使用したバ
ッキング装置の繊維マット供給装置を示す斜視図、第1
9図はこの発明の自動車用マットのバッキング方法を使
用したバッキング装置の金型取替装置を示す斜視図、第
20図はこの発明の自動車用マットのバッキング方法を
使用したバッキング装置の繊維マットの取り外し装置を
示す斜視図、第21図はこの発明の自動車用マットのバ
ッキング方法を使用した別のバッキング装置の全体を示
した平面図、第22図は同じく正面図、第23図は同じ
く側面図、第24図はこの発明の自動車用マットのバッ
キング方法を使用した別のバッキング装置の金型加熱装
置と金型冷却装置とを示した断面図、第25図はこの発
明の自動車用マットのバッキング方法を使用した別のバ
ッキング装置の移動テーブルを示した側面図、第26図
はこの発明の自動車用マットのバッキング方法を使用し
た別のバッキング装置の樹脂塗布装置を示した斜視図、
第27図はこの発明の自動車用マットのバッキング方法
を使用した別のバッキング装置の脱気装置を示した斜視
図、第28図はこの発明の自動車用マットのバッキング
方法を使用した別のバッキング装置の繊維マット供給装
置を示した正面図、第29図は同しく繊維マット供給装
置の平面図、第30図は同じ<amマット供給装置の側
面図、第31図は同じ<amマット供給装置の要部拡大
側面図、第32図はこの発明の自動車用マットのバッキ
ング方法を使用した別のバッキング装置の取り外し装置
を示す正面図、第33図は同じく取り外し装置を示す側
面図、第34図及び第35図は取り外し装置により繊維
マットを取り外す工程を示した要部拡大側面図、第36
図は金型供給装置を示す斜視図、第37図はこの発明の
自動車用マットのバッキング方法を使用した更に別のバ
ッキング装置の全体を示した平面図、第38図は同じく
側面図、第39図はこの発明の自動車用マットのバッキ
ング方法を使用した更に別のバッキング装置の金型冷却
装置と樹脂塗布装置と移動テーブルとを示した拡大部分
断面図、第40図はこの発明の自動車用マットのバッキ
ング方法を使用した更に別のバッキング装置の金型冷却
装置と脱気装置と移動テーブルとを示した拡大部分断面
図、第41図はこの発明の自動車用マットのバッキング
方法を使用した更に別のバッキング装置の移動テーブル
と金型加熱装置と繊維マット供給装置とを示した拡大部
分断面図、第42図は繊維マット供給装置によって樹脂
上に繊維マットを供給している状態を示す拡大部分断面
図、第43図は従来の自動車用マットのバッキング方法
を使用したバッキング装置を示す平面図、第44図は同
じくバッキング装置の側面図である。 符号の説明 1−1. 、112 、314 、513  ・・・金
型、14.171,312,514  ・・・樹脂、I
U、L30,320,520 −・・金型加熱装置、1
9.114,313,512  ・・・繊維マット、2
1  ・・・加圧装置、 22.150,340,530  ・・・金型冷却装置
、21.170,380,550 −・・樹脂塗布装置
、22.190,400,560  ・・・脱気装置、
23  ・・・空気泡、 260.420.570  ・・・繊維マット供給装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ゾル状の樹脂を加熱及び冷却可能な金型上に塗布し、こ
    の金型上に塗布された樹脂を脱気することにより樹脂を
    金型中に充填し、金型を直接底面より加熱して樹脂を半
    ゲル化し、次いでこの半ゲル化した樹脂上に繊維マット
    を引張状態で圧着し、更に金型を底面より直接加熱した
    後、金型を底面より直接冷却して樹脂をゴム状にゲル化
    し、次いで自動車用マットを金型上より剥離する事を特
    徴とする自動車用マットのバッキング方法。
JP61279255A 1986-10-12 1986-11-21 自動車用マツトのバツキング方法 Granted JPS63135574A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61279255A JPS63135574A (ja) 1986-11-21 1986-11-21 自動車用マツトのバツキング方法
KR1019870002053A KR900003785B1 (ko) 1986-10-12 1987-03-07 자동차용 매트의 배깅방법 및 배깅장치
US07/106,529 US4904430A (en) 1986-10-12 1987-10-07 Method and an apparatus for backing up vehicle mat
DE8787114800T DE3767963D1 (de) 1986-10-12 1987-10-09 Vorrichtung zur rueckbeschichtung eines fahrzeugteppichs.
EP87114800A EP0264746B1 (en) 1986-10-12 1987-10-09 Apparatus for backing up vehicle mat

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61279255A JPS63135574A (ja) 1986-11-21 1986-11-21 自動車用マツトのバツキング方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63135574A true JPS63135574A (ja) 1988-06-07
JPH0549025B2 JPH0549025B2 (ja) 1993-07-23

Family

ID=17608607

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61279255A Granted JPS63135574A (ja) 1986-10-12 1986-11-21 自動車用マツトのバツキング方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63135574A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0549025B2 (ja) 1993-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0264746B1 (en) Apparatus for backing up vehicle mat
US4724023A (en) Method of making laminated glass
WO1995035197A1 (en) Method and apparatus for folding a brim of a laminated panel around a panel rim to form a trim panel
CN107856937A (zh) 一种贴标签机
JPS63135574A (ja) 自動車用マツトのバツキング方法
US7513287B2 (en) Method and device for coating structural parts
CN214419633U (zh) 汽车扶手表皮固定装置
JPH0552266B2 (ja)
CN210257613U (zh) 一种多工位自动上下料旋转彩盒烫画机
JPS63112774A (ja) 自動車用マツトのバツキング装置
CN112706417A (zh) 汽车扶手喷胶包边系统
CN215755594U (zh) 自动上下料手机套内侧全包机
CN108582808A (zh) 具有牵拉构件的车门板包边设备以及包边方法
JP2977190B2 (ja) アルミニュウムフィルム冷間成形用の成形装置
JPH0552267B2 (ja)
CN215151967U (zh) 汽车扶手喷胶包边系统
CN215151966U (zh) 汽车扶手复合包边设备
CN1284915A (zh) 覆盖物体的设备和方法
JP3770486B2 (ja) ホットメルト系粘着剤転写装置
CN112960458A (zh) 自动上下料手机套内侧全包机
JPH0344078Y2 (ja)
KR20240037689A (ko) 차량용 내장재 랩핑장치
JP2003251690A (ja) 車両用シートの製造装置及び製造方法
JPS6229454Y2 (ja)
WO1996018489A1 (en) Membrane machine