JPS63130604A - p−ビニルフエノ−ルとスチレン系モノマ−の共重合体の製造方法 - Google Patents

p−ビニルフエノ−ルとスチレン系モノマ−の共重合体の製造方法

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JPS63130604A
JPS63130604A JP27530786A JP27530786A JPS63130604A JP S63130604 A JPS63130604 A JP S63130604A JP 27530786 A JP27530786 A JP 27530786A JP 27530786 A JP27530786 A JP 27530786A JP S63130604 A JPS63130604 A JP S63130604A
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Susumu Konishi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、p−ビニルフェノールとスチレン系モノマー
の共重合体の製造方法に関する。さらに詳しくは、p−
ビニルフェノールとスチレン系モノマーをラジカル開始
剤を用いて共重合させるに際し、不飽和側鎖を有しない
フェノール類と水を共存させるp−ビニルフェノールと
スチレン系モノマーの共重合体の製造方法に関・ する
p−ビニルフェノールとスチレン系モノマーの共重合体
は、フェノール性水酸基を持ったフェノール糸重合体と
しての種々の反応性や高い耐熱性を有するとともに1分
子鎖中忙スチレン糸分子ユニットを持つことKよりて、
種々のポリマーとの相溶性が改善されて種々のポリマー
へのブレンド材として、またアルカリ溶液への溶解性が
適当に抑制されてフォトレジスト基材として、さらには
ガラス、金属等の耐水性を持つ接着剤として等多方面へ
の利用が期待されている有用な物質である。そして、こ
れら各方面への利用においては、分子量が数千から致方
の範囲のものが望まれている。
(従来の技術) 従来、p−ビニルフェノールとスチレンの共重合体の合
成方法に関して若干の報告がなされている。例えば、ジ
ャーナル・オプ嗜ポリマーーサイエンス(Journa
l  of  Polymer  Sci −ence
 ) A −1、第7巻、1969年、第2175頁に
は、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)を開始剤
とし、反応温度を約60℃とする方法が;ジャーナル・
オブ・アプライド・ポリマー・サイエンス(Journ
al of Applied Po1y −mer 5
cience )、第21巻、1977年、第1199
頁には、AIBNを開始剤とし、反応温度を70℃とす
る方法が;繊維高分子材料研究所報告、第128号、1
981年、第65頁には、テトラヒドロフランを溶媒と
し、AIBNを開始剤とし、反応温度を60℃とする方
法がそれぞれ記載されている。
これら従来方法では原料p−ビニルフェノールとしては
高純度のものが用いられているが、一般にp−ビニルフ
ェノールとスチレン系モノマーの共重合反応は、反応速
度が速く、その制御が困難であるので、暴走状態を生じ
易く、生成する共重合体の分子量の調節は困難である。
そして、通常、得られる共重合体の分子量は致方を越え
るものでありて、用途の多い数千から致方の範囲の分子
量を有する共重合体を再現性よく得ることは困難である
。従来、共重合反応を制御するために溶媒を用いる方法
が提案されているが、従来提案されている方法では、ま
だ充分目的を達することはできず、溶媒を用いてへやは
り数千から致方の範囲の分子量を有する共重合体を再現
性よく製造することは困難である。なお、p−ビニルフ
ェノールは、極めて不安定で、その単離には繁雑な操作
を必要とするので、非常に高価な化合物である。これら
の事情等からして、p−ビニルフェノール−スチレン系
モノマー共重合体の製造は未だ工業化されていない。
(解決しようとする問題点) 本発明の目的は、従来方法の問題点が解決されて、例え
ば用途の多い数千から致方の範囲の内の所望の分子量を
有するp−ビニルフェノール−スチレン系モノマー共重
合体を再現性よく、工業的規模にて容易KM造し得る、
p−ビニルフェノールとスチレン系モノマーの共重合方
法を提供するにある。
本発明は、本発明者らが鋭意検討した結果、p−ビニル
フェノールとスチレン系モノマーを、ラジカル開始剤の
存在下に共重合させるに際し、反応系内にフェノール、
クレゾール、エチルフェノール等の不飽和側鎖を宵しな
いフェノール類および水を存在させて共重合反りを行な
えば、共重合反応が暴走することなく適当に抑制されて
、例えば数千から致方の範囲の内の所望の分子量を有す
る共重合体が再現性よく、容易に得られること、および
反応系内に不飽和側鎖なをしないフェノール類を存在さ
せた場合、50〜60℃程度の通常のラジカル重合が行
なわれる反応温度では反応はほとんど進行しないが、反
応温度を70℃以上、好ましくは80℃以上とすると共
重合反応が順調に進行しはじめるということを見出し、
これらの知見に基き完成されたものである。
(問題点を解決するための手段) したがって、本発明の要旨は、p−ビニルフェノールと
スチレン系モノマーをラジカル開始剤の存在下に共重合
させるに際し、反応系内に不飽和側鎖を有しないフェノ
ール類および水を存在させ、反応温度を70℃以上とす
ることを特徴とするp−ビニルフェノールとスチレン系
モノマーの共重合体の製造方法に存する、本発明に従っ
たときに所望の分子量を有する共重合体が再現性よく容
易に得られることの理由、は定かでないが、反応系内に
存在させた不飽和側鎖を有しないフェノール類によって
、p−ビニルフェノールとスチレン系モノマーの共重合
反応の好ましくない暴走が抑制され、また反応系内て存
在させた水によってp−ビニルフェノールの熱重合によ
る単独重合が抑制されるためと考えられる。すなわち、
p−ビニルフェノールはラジカル開始剤あるいはカチオ
ン開始剤の不存在下でも重合、すなわち熱重合し、熱重
合反応はラジカル禁止剤等で抑制されないことが知らね
ている。そして、不飽和側鎖を有しないフェノール類の
存在下でp−ビニルフェノールとスチレン系モノマーの
共重合反応が好適忙進行する70℃以上、特に80℃以
上といった高温では、p−ビニルフェノールの熱重合に
よる単独重合も一般には生起されるが、本発明方法では
水がかかるp−ビニルフェノールの単独重合を抑制して
いるものと考えられる。また、水の存在は、灰石熱を水
の蒸発によって除去することができ、反応温度の制御を
容易にするという副次的効果もある。
本発明の冥施に当り、一方の七ツマ−であるp−ビニル
フェノールとしては、種々の方法で製造さねたものを用
いることができる。例えば、フェノールからアセトキシ
フェニルメチルカルビノール、を経る方法、ヒドロキシ
桂皮酸の脱炭酸による方法、ビスフェノールエタンの分
解による方法、p−エチルフェノールの脱水素による方
法等忙よって製造されたp−ビニルフェノールを用いる
ことができる。また、これらのp−ビニルフェノールの
製造方法忙よっては、その反応生成物中K、未反応原料
、用いた反応希釈剤あるいは副生物として不飽和側鎖を
有しないフェノール類および/または水が混在するが、
かかる混在するフェノール類および水は咎に必要のない
限りp−ビニルフェノールと分離するまでもな(本発明
における共重合反応調節のための7エノール類および水
として利用することができる。したがって、本発明方法
は、p−ビニルフェノールの製造方法如何によっては、
その製造の際に得られる粗p−ビニルフェノールを精製
することなく共重合原料として使用できるという経済的
利点もある。
本発明で共重合させる他方のモノマーであるスチレン系
モノマーとしては、スチレンおよびビニルトルエン、フ
ロムスチレン、クロルスチレンのオルソ、メタ、パラの
各異性体等があげられる。
反応に用いるp−ビニルフェノールとスチレン系モノマ
ーの仕込み比は、特に制限されるものではなく、目的と
する共重合体の所望の組成比<p−ビニルフェノール・
ユニットとスチレン系モノマー・ユニ、トの比)および
p−ビニルフェノールとスチレン系モノマーの共重合反
応比に基いて適宜選択され得る。この仕込み比は、一般
的には1:9ないし9:1の範囲から選択されるが、共
重合体の使用目的によっては必らずしもこの範囲に制約
される必要はない。
反2制御のため反応系に存在させる不飽和側鎖を有しな
いフェノール類としては、フェノール、クレゾール、キ
シレノール、エチルフェノール、フロビルフェノール、
フチルフェノール等があげられる。これらのフェノール
類は一種用いてもよいし、二種以上用いてもよい。そし
て、フェノール類の使用量は、p−ビニルフェノールと
スチレン系モノマーの合計量に対して一般に1〜500
0ii量%の範囲であり、好ましくは10〜1000重
量%の範囲である。
また、水の使用量は、p−ビニルフェノールとスチレン
系モノマーの合計量に対して一般に1〜1000重量%
の範囲であり、好ましくは10〜500重量%の範囲で
ある。
本発明で用いるラジカル開始剤としては、過酸化ベンゾ
イル、過酸化アセチル、重−ブチルヒドロパーオキサイ
ド、ジベンゾイルジスルフィド、アゾビスイソブチロニ
トリル、p−トルエンスルフィン酸、過硫酸アンモニウ
ム等があげられる。特にアゾビスイソブチロニトリルが
好ましく用いられる。ラジカル開始剤の使用量は、反応
混合物全体(p−ビニルフェノール、スチレン系モノマ
ー1不飽和側鎖を有しないフェノール類および水の合計
11)K対して0.1〜10重量%の範囲が適当であり
、1〜7重量%の範囲が好ましい。ラジカル開始剤の反
応系への添加は、反応開始前に一度に全量添加してもよ
いし、反応開始前に一部を添加し、反応の進行に伴なっ
て残部を間けつ的あるいは連続的忙添加していってもよ
い。
本発明の実施に当り、必要に応じさらに溶媒を用いるこ
ともできる。その溶媒としては、ベンゼン、トルエン、
キシレン、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸エチル
、酢酸ブチル、エタノール、プロパツール、ブタノール
、テトラヒドロフラン、ジオキサン等があげられる。溶
媒の使用量は、特に限定する要はないが、一般にp−ビ
ニルフェノール、スチレン系モノマーおよび不飽和側鎖
を有しないフェノール類の合計量に対して0.1〜10
重量倍量の範囲が適当である。
本発明の実施に際し、反応温度は70℃以上とし、好ま
しくは80℃以上とする。70℃以下の反応温度では、
所期の目的が達せられるようには共重合反応が進行し難
い。反応温度の上限は特に制限する必要はないが、一般
に150℃まで、好ましくは120℃までが適当である
共重合反応は、通常常圧下で行なわれるが、加圧下ある
いは減圧下に行なうこともできる。また、重合操作は回
分式でも連続式でも行ない得る。反応時間は、一般に1
0分〜5時間の範囲、好ましくは30分〜3時間の範囲
で所期の目的を達し得る。
反応終了後、反応混合物から゛、溶剤沈澱法、薄膜蒸発
法等任意の方法により、未反応モノマー、不飽和側鎖を
有しないフェノール類および水、ならびに溶媒が用いら
れたときはその溶媒を除去して目的とする共重合体を得
ることができる。
本発明方法で得らねる共重合体は、通常重量平均分子量
1,500〜30,000の線状構造を有するものであ
る。そして、本発明方法で得られる共重合体は、p−ビ
ニルフェノールの単独重合体と同様にアルカリ溶解性お
よびエポキシ化合物、ホルムアルデヒド等との反応によ
る熱硬化性等の性質を有するとともに、スチレン系分子
ユニットの導入によって、そのアルカリ溶解性はフォト
レジスト基材等に適した適度のものとなっており、また
耐水性、ポリスチレン等その他の樹脂との相溶性等の性
質が付与されている。この共重合体の用途としては、マ
イクロフォトレジスト°、印刷用PS版、積層板、塗料
、接着剤、樹脂ブレンド改質剤等があげられる。
(発明の効果) 本発明によれば、上記のよう忙優れた性質を有していて
多くの用途がある重量平均分子量が1.500〜30,
000のp−ビニルフェノールとスチレン系モノマーの
共重合体が、再現性よく工業的に容易に、かつ安価&l
lI造することができる。
(実施例) 以下に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明する
が、本・発明はこれらの実施例によって制限されるもの
ではない。
実施例1 p−ビニルフェノール29.6.9.スチレン2101
% p−エチルフェノール128.9.フェノール 2
.8Lp−クレゾール 11.8.9.水26.6#お
よびアゾビスイソブチロニトリル 201(p−ビニル
フェノール:スチレン(モル比)=11:89、不飽和
側鎖を有しないフェノール類の割合(対モノマー合計)
=60重量%、水の割合(対モノマー合計)=11重量
%)を冷却管を備えた三角フラスコに入れ、loo’c
佃浴中で3時間加熱した。反応生成物を冷却したのち、
攪拌しながら2500 mlのメタノールに注ぎ、生成
した沈澱を500−のアセトンに溶かし、再び2,50
0mJのメタノールに注いだ。
生成した沈澱を再度5001のアセトンに溶かし、再度
2,500mjのメタノールに注いだ。かくして生成し
た沈澱を80℃にて減圧乾燥し、1721収率72重量
%)の重合体を得た。
この重合体は、ゲルパーミェーションクロマトグラフに
より重量平均分子i6,900、数平均分子fft4,
100と測定された。重合体の赤外スペクトルには3.
100−3,700cm  KOHの吸収、1.220
−1,260儂 にフェノールC−〇の吸収、1,50
0−1,520および1.600cIrL−”に芳香族
C=Cの吸収、690および750αに1置換芳香族C
−Hの吸収が見られた。重合体の C−N M Rスペ
クトルは次式(1)で示す位置のCの吸収を有していた
1:1l52−154pp    2:112”l14
ppm3:127ppm       4:13l33
−135pp :336−47pp      6 :
12l24−125pp、8:1l25−130pp 
 9:1l42−145pp以上の結果から、重合体は
p−ビニルフェノールとスチレンの共重合体と確認され
た。また、13C−NMRスペクトルの吸収強度比から
p−ビニルフェノール/スチレン=15:85(モル比
)と計算された。、第1図にこの共重合体の赤外スペク
トルを、第2図にこの共重合体の C−NMRスペクト
ルをそれぞれ示した。
実施例2 p−ビニルフェノール 13.3.9.スチレン1.3
,9.p−エチルフェノール62.6,9、フェノール
1.4,9、p−クレゾール5.8,9、水13.O1
およびアゾビスイソブチロニトリル4.0.9(p−ビ
ニルフェノール:スチレン(モル比)=90:10、不
飽和側鎖を有しないフェノール類の割合(対モノマー合
計)=478重量%、氷の割合(対モノマー合計)=8
9重量%)を冷却管を備えた三角フラスコに入わ、10
0℃油浴中で5時間加熱した。反応生成物を冷却したの
ち、攪拌しながら500ppのヘキサンに注ぎ、生成し
た沈澱を500 mlの新しいヘキサンに入れて攪拌、
洗浄し、さらにもう一度500mtの新しいヘキサンに
入れて攪拌、洗浄した。
かくして得た沈澱を100 mlのアセトンに溶かかし
、500ppのへキサンに注ぎ、生成した沈澱を、20
0 mlのトルエンに入れて攪拌、洗浄したのち、80
℃にて減圧乾燥し、12−711(収率87重量%)の
重合体を得た。
この重合体は、ゲルパーミェーションクロマトグラフに
より重量平均分子量1,800.数平均分子量1,30
0と測定された。この重合体は、赤外スペクトルおよび
 C−NMRスペクトルによりp−ビニルフェノールと
スチレンの共を合体と確認され、また C−NMRスペ
クトルの吸収強度比から削代(I)におけるp−ビニル
フェノール/スチレン=91:9(モル比)ト計算され
た。
実施例3 p−エチルフェノールを水蒸気とともに高温で脱水素触
媒に接触させて得られた生成物(p−ビニルフェノール
16.5重量%、 p −工f kフェノール 64.
5重量%、フェノール1.5重量%、p−クレゾール4
.7重量%および水12.8重量%)100に9、スチ
レン 14.2k19およびアゾビスイソブチロニトリ
ル4kgからなる灰石原料(p−ビニルフェノール:ス
チレン(モル比)=so:so、不飽和側鎖を有しない
フェノール類の割合(対電ツマー合計)=230重量%
、水の割合(対モノマー合計)=42重量%)を95℃
の湯浴で加熱した2001の反応缶に、攪拌しつつ、2
時間かけて供給したのち、さらに1時間加熱、攪拌を続
けた。この操作の全期間を通じて反応缶中の混合物は1
00℃以下に保たれ、また反応の畢走現象は認められな
かった。
反応終了後、反応生成物を薄膜蒸発器にて260℃、3
0mmHIの条件で処理し、p−ビニルフェノールとス
チレンの共重合体27kl?(収率88重量%)を得た
。この共重合体の重量平均分子量は2,600であり、
また両式(1)Kおけるp−ビニルフェノール/スチレ
ン=51:49(モル比)であった、 実施例4 p−ビニルフェノール 1.48J、p−ビニルトルエ
ン 9.50!i%p−エチルフェノール6.3911
フエノール 0.14.9%p−クレゾール0.59g
、水1.32.9およびアゾビスイソブチロニトリル0
.701/(p−ビニルフェノール:p−ビニルトルエ
ン(モル比)=13:87.不飽和側鎖を有しないフェ
ノール類の割合(対モノマー合計)=65重量%、水の
割合(対モノマー合計)=12重量%)を冷却管を備え
た三角フラスコに入れ、100℃油浴中で2時間加熱し
た。反応生成物を冷却したのち、攪拌しながら300 
mlのメタノールに注ぎ、生成した沈澱を50 mlの
アセトンに溶かし、再び300 mlのメタノールに注
いだ。生成した沈澱を再度50―のアセトンに溶かし、
再度300 w*lのメタノールに注いだ。かクシ工生
成した沈澱を80℃にて減圧乾燥し、5.9II(収率
54重重量)の重合体を得た。
コ’) 重合体は、ゲルバーミエーシ替ンクロマトグラ
フにより重量平均分子量8,300、数平均分子量5,
400と1u11定された。重合体の赤外スペクトルに
は3.300−3,600crrLKO)Tの吸収、1
,210−1,260cIrL  にフェノールC−0
0吸収、1,520および1.610crIL  に芳
香族C=Cの吸収が見られた。重合体の C−NMRス
ペクトルは次式(n)で示す位置のCの吸収を有してい
た。
lυ 1:1l52−154pp   2:11l12−11
4pp、7.8:1l26−129pp  4:13l
33−135pp:  335−47pp    6:
13l32−134pp:1l40−143pp   
10:  19− 20ppm以上の結果から、重合体
はp−ビニルフェノールとp−ビニルトルエンの共重合
体と確認された。また、  C−NMRスペクトルの吸
収強度比からp−ビニルフェノール/p−ビニルトルエ
ン=11:89(モル比)と計算された。第3図にこの
共重合体の赤外スペクトル、第4図にこの共重合体の 
C−NMRスペクトルをそれぞれ示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得られた共重合体の赤外スペクトル
、第2図は実施例1で得られた共重合体の C−NMR
スペクトル、第3図は実施例′4で得られた共重合体の
赤外スペクトル、第4図は実施例4で得られた共重合体
の C−NMRスペクトルである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)p−ビニルフェノールとスチレン系モノマーをラ
    ジカル開始剤の存在下に共重合させるに際し、反応系内
    に不飽和側鎖を有しないフェノール類および水を存在さ
    せ、反応温度を70℃以上とすることを特徴とするp−
    ビニルフェノールとスチレン系モノマーの共重合体の製
    造方法。
  2. (2)不飽和側鎖を有しないフェノール類の存在量が、
    p−ビニルフェノールとスチレン系モノマーの合計量に
    対し1〜5000重量%である特許請求の範囲第1項記
    載の方法。
  3. (3)水の存在量が、p−ビニルフェノールとスチレン
    系モノマーの合計量に対して1〜1000重量%である
    特許請求の範囲第1項記載の方法。
JP27530786A 1986-11-20 1986-11-20 p−ビニルフエノ−ルとスチレン系モノマ−の共重合体の製造方法 Granted JPS63130604A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10251315A (ja) * 1997-03-11 1998-09-22 Maruzen Petrochem Co Ltd ビニルフェノール系重合体の製造方法及び安定化されたビニルフェノール系重合原料組成物
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JPH0528724B2 (ja) 1993-04-27

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