JPS63127846A - 偏心調節装置 - Google Patents
偏心調節装置Info
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- JPS63127846A JPS63127846A JP27421086A JP27421086A JPS63127846A JP S63127846 A JPS63127846 A JP S63127846A JP 27421086 A JP27421086 A JP 27421086A JP 27421086 A JP27421086 A JP 27421086A JP S63127846 A JPS63127846 A JP S63127846A
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Landscapes
- Jigs For Machine Tools (AREA)
- Gripping On Spindles (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、広義には回転切削工具を回転するスピンドル
に取付けて、該スピンドルの運動を工具に伝達する装置
に関する。更に詳しくは、本発明は、スピンドルの回転
軸に対する工具の設計上の回転軸を調整する手段を提供
する装置に関する。
に取付けて、該スピンドルの運動を工具に伝達する装置
に関する。更に詳しくは、本発明は、スピンドルの回転
軸に対する工具の設計上の回転軸を調整する手段を提供
する装置に関する。
本発明の好適例においては、回転軸に対して工具を少し
も傾斜させることなしにこの目的を達成することが可能
である。
も傾斜させることなしにこの目的を達成することが可能
である。
種々のタイプの回転切削工具が存在し、主として機械加
工用に使用されている。これらの中には、ドリル、ボー
リングバー、ミリングカッタ、ねじ切りタップ、リーマ
等が含まれている。これらの工具は三割りチャック等の
手段によってスピンドルに取付けられる。この装置は市
販されており、スピンドルの回転を工具に伝達する機能
を有する。
工用に使用されている。これらの中には、ドリル、ボー
リングバー、ミリングカッタ、ねじ切りタップ、リーマ
等が含まれている。これらの工具は三割りチャック等の
手段によってスピンドルに取付けられる。この装置は市
販されており、スピンドルの回転を工具に伝達する機能
を有する。
これらのチャックは、特に厳しい許容誤差を要求されな
い場合には充分に役立つ。しかし、厳しい許容誤差が必
要な場合には、種々の理由によって、これらの装置は充
分でないことが゛判っている。
い場合には充分に役立つ。しかし、厳しい許容誤差が必
要な場合には、種々の理由によって、これらの装置は充
分でないことが゛判っている。
最近の新しいチャックでさえも、工具の設計回転軸とス
ピンドルの回転軸との間に0.0050 !’の偏心が
存在する。このような偏心は成る用途に対しては受入可
能なものであるが、他の用盈に対しては全く受入れられ
ないものである。
ピンドルの回転軸との間に0.0050 !’の偏心が
存在する。このような偏心は成る用途に対しては受入可
能なものであるが、他の用盈に対しては全く受入れられ
ないものである。
この問題は、使用時間の経過によるチャックの顎の把持
面の不均一な摩耗によって一層助長される。回転工具の
把持チャック面の通常の摩耗は、均等には進行しない。
面の不均一な摩耗によって一層助長される。回転工具の
把持チャック面の通常の摩耗は、均等には進行しない。
かくして、チャックの顎に把持されて駆動される回転切
削工具の軸の偏心は、チャックの使用時間の経過と共に
増大する。このことは、工具が必要とするトルクに充分
に対抗し得るようにしっかりとチャックに把持されてい
ないために、回転切削工具が作業中にスリップする場合
には特に著しい。従って、時間が経過した後は、たとえ
新品の時にはチャックの把持顎が完全に機械加工によっ
て仕上げられていたとしても、チャックは工具の駆動シ
ャンクを正確に芯出しするように受容し把持する能力を
失う。
削工具の軸の偏心は、チャックの使用時間の経過と共に
増大する。このことは、工具が必要とするトルクに充分
に対抗し得るようにしっかりとチャックに把持されてい
ないために、回転切削工具が作業中にスリップする場合
には特に著しい。従って、時間が経過した後は、たとえ
新品の時にはチャックの把持顎が完全に機械加工によっ
て仕上げられていたとしても、チャックは工具の駆動シ
ャンクを正確に芯出しするように受容し把持する能力を
失う。
それ故、ドリル等の長手方向の中心軸は、工具が駆動さ
れるスピンドルの回転軸から外れ勝ちになってしまう。
れるスピンドルの回転軸から外れ勝ちになってしまう。
それ故、工具はスピンドルの回転軸の周りを公転するよ
うになる。このような工具によって穿孔された孔は、工
具の半径に偏心寸法をプラスした値に等しい半径を持つ
ことになる。
うになる。このような工具によって穿孔された孔は、工
具の半径に偏心寸法をプラスした値に等しい半径を持つ
ことになる。
回転切削工具は、幾つかの所定の標準サイズのものが準
備されていることが多い。余り多くはないけれども、機
械作業者は二つの標準サイズの中間のサイズの孔を作る
ことを要求される場合がある。この目的のために特別に
用意された工具を求める代わりに、この孔の次ぎに小さ
な標準サイズの工具を偏心回転させて孔の開けることが
できる。
備されていることが多い。余り多くはないけれども、機
械作業者は二つの標準サイズの中間のサイズの孔を作る
ことを要求される場合がある。この目的のために特別に
用意された工具を求める代わりに、この孔の次ぎに小さ
な標準サイズの工具を偏心回転させて孔の開けることが
できる。
即ち、工具の軸は、所望の孔が得られるように駆動スピ
ンドルの回転軸から変位せしめられる。
ンドルの回転軸から変位せしめられる。
従来技術におけるこれらの問題点を解決するために、多
くの機構が提案されている。例えば、米国特許第308
8746号(ハイベルブ他)には、チャックとその把持
顎アセンブリを、チャックの軸がスピンドルの回転軸と
一致する位置まで強制的に変位させる4つのセットスク
リュウを具えた“半径方向に調節可能なチャック”が開
示されている。しかし、この機構は、工具の軸が一層セ
ットスクリュウによって調節されると、回転軸に対して
正確に平行状態になり難い。軸の位置は半径方向には調
節されるが、ハイベルブの装置は工具の軸がスピンドル
の回転軸に対して傾斜しないようにする手段を具えてい
ない。この結果、ハイベルブの機構は問題を解決するよ
りも、むしろ助長する。
くの機構が提案されている。例えば、米国特許第308
8746号(ハイベルブ他)には、チャックとその把持
顎アセンブリを、チャックの軸がスピンドルの回転軸と
一致する位置まで強制的に変位させる4つのセットスク
リュウを具えた“半径方向に調節可能なチャック”が開
示されている。しかし、この機構は、工具の軸が一層セ
ットスクリュウによって調節されると、回転軸に対して
正確に平行状態になり難い。軸の位置は半径方向には調
節されるが、ハイベルブの装置は工具の軸がスピンドル
の回転軸に対して傾斜しないようにする手段を具えてい
ない。この結果、ハイベルブの機構は問題を解決するよ
りも、むしろ助長する。
本発明は従来技術の有するすべての問題を解決する装置
を提供することを目的とする。この装置は、スピンドル
回転軸に対する工具軸の半径方向の位置決めのみならず
、工具軸とスピンドルの回転軸とを平行にする機能を有
する改良された偏心調節装置である。
を提供することを目的とする。この装置は、スピンドル
回転軸に対する工具軸の半径方向の位置決めのみならず
、工具軸とスピンドルの回転軸とを平行にする機能を有
する改良された偏心調節装置である。
本発明は、スピンドルの回転軸に対する回転工具の偏心
度を調節する装置である。この装置は、スピンドルの回
転軸に平行な軸に関して略円筒状をなす外周面を具えた
ハブと、その一端に設けられた肩とを有する雄部材を具
えている。更に、この装置は、内部に凹所を囲繞した環
状壁を有する雌部材を具えている。この凹所はハブをこ
の凹所内に収容できるように雄部材のハブよりも若干大
きい直径を有している。ハブが凹所内に挿入されると、
環状壁の軸端は雄部材の肩に接触し、雌部材の壁の軸端
が肩に完全に係合した場合には両部材の軸は平行になる
。雌部材に対する雄部材の半径方向の相対位置の調節と
、雌部材の軸端を雄部材の肩に押しつけることを同時に
行うための手段が設けられている。雄雌両部材の軸の平
行がこれによって保証される。雄部材か雌部材のいずれ
か一方をスピンドルに対してこれと一緒に回転可能に取
付けるための手段が設けられ、回転駆動されるべき工具
が他方の部材に取付けられる。
度を調節する装置である。この装置は、スピンドルの回
転軸に平行な軸に関して略円筒状をなす外周面を具えた
ハブと、その一端に設けられた肩とを有する雄部材を具
えている。更に、この装置は、内部に凹所を囲繞した環
状壁を有する雌部材を具えている。この凹所はハブをこ
の凹所内に収容できるように雄部材のハブよりも若干大
きい直径を有している。ハブが凹所内に挿入されると、
環状壁の軸端は雄部材の肩に接触し、雌部材の壁の軸端
が肩に完全に係合した場合には両部材の軸は平行になる
。雌部材に対する雄部材の半径方向の相対位置の調節と
、雌部材の軸端を雄部材の肩に押しつけることを同時に
行うための手段が設けられている。雄雌両部材の軸の平
行がこれによって保証される。雄部材か雌部材のいずれ
か一方をスピンドルに対してこれと一緒に回転可能に取
付けるための手段が設けられ、回転駆動されるべき工具
が他方の部材に取付けられる。
好適実施例においては、ハブの外周面には同上に並んだ
略平面をなす複数の小面が設けられている。同様に、雌
部材の環状壁には、半径方向に往復動可能なこれに対応
する位置を占める、同数の突起が設けられている。ハブ
の外周面に形成された平面は、前記突起が半径方向に内
側に付勢された際、突起が前記平面と係合し、これに沿
う動きによって雌部材が雄部材に対して軸方向に変位し
、これによって雌部材の環状壁の軸端が雄部材の肩と緊
密に係合可能となるように構成されている。
略平面をなす複数の小面が設けられている。同様に、雌
部材の環状壁には、半径方向に往復動可能なこれに対応
する位置を占める、同数の突起が設けられている。ハブ
の外周面に形成された平面は、前記突起が半径方向に内
側に付勢された際、突起が前記平面と係合し、これに沿
う動きによって雌部材が雄部材に対して軸方向に変位し
、これによって雌部材の環状壁の軸端が雄部材の肩と緊
密に係合可能となるように構成されている。
前記突起の往復動は雌部材の環状壁に複数の孔を所望の
突起の位置に対応して設けることによって行われること
が好ましい。各位置には雌ねじを切った面が設けられて
いる。突起の外周面には雄ねじが切られ、該突起を選択
的に回転させることによって往復運動が生じ、所望の調
節が可能となる。
突起の位置に対応して設けることによって行われること
が好ましい。各位置には雌ねじを切った面が設けられて
いる。突起の外周面には雄ねじが切られ、該突起を選択
的に回転させることによって往復運動が生じ、所望の調
節が可能となる。
突起はセットスクリュウの形状をとることが可能であり
、半径方向に内側にねじ込まれた場合にはハブに形成さ
れた平面に接触する。所望に応じ、特定のセットスクリ
ュウの軸をハブの平面に対して略垂直となしてもよい。
、半径方向に内側にねじ込まれた場合にはハブに形成さ
れた平面に接触する。所望に応じ、特定のセットスクリ
ュウの軸をハブの平面に対して略垂直となしてもよい。
本発明は、セットスクリュウが引き抜かれた場合にも雄
雌両部材を一つのアセンブリとして保持するための手段
を具えている。ハブはその外周面に環状溝を具えている
。同様に、雌部材の環状壁の内周面には、雄部材のハブ
の溝の高さと同じ高さを有する溝が設けられている。こ
の環状壁の軸端が雄部材の肩に係合した場合、雌部材の
環状壁の溝の少なくとも一部は雄部材のハブの溝と一致
せしめられる。適当なサイズと形状のスナップリングが
この一敗した溝内に嵌まり込み、セットスクリュウが半
径方向に引き出されても両部材を一体的に維持する目的
を果たす。スナップリングの軸方向の寸法は、少なくと
も一つの溝の軸方向寸法よりも小さく、これにより雄雌
両部材の軸方向の相対運動が可能となり、雌部材の軸端
と雄部材の肩との緊密な保合が可能となることに注目す
べきである。
雌両部材を一つのアセンブリとして保持するための手段
を具えている。ハブはその外周面に環状溝を具えている
。同様に、雌部材の環状壁の内周面には、雄部材のハブ
の溝の高さと同じ高さを有する溝が設けられている。こ
の環状壁の軸端が雄部材の肩に係合した場合、雌部材の
環状壁の溝の少なくとも一部は雄部材のハブの溝と一致
せしめられる。適当なサイズと形状のスナップリングが
この一敗した溝内に嵌まり込み、セットスクリュウが半
径方向に引き出されても両部材を一体的に維持する目的
を果たす。スナップリングの軸方向の寸法は、少なくと
も一つの溝の軸方向寸法よりも小さく、これにより雄雌
両部材の軸方向の相対運動が可能となり、雌部材の軸端
と雄部材の肩との緊密な保合が可能となることに注目す
べきである。
別の例によれば、ハブは肩がある方と反対側の軸端に変
形可能なリップを具えている。ハブが雌部材の凹所内に
挿入される際に、リップは凹所の基部に係合する。この
リップは基部に係合する曲面を有し、これによって、ハ
ブに力が作用すると該曲面は転勤支点として機能し、リ
ップは半径方向に外側に変形して基部と同一面にある雌
部材の内周面に形成された環状溝内に押し込まれる。一
旦すツブがこの溝内に維持されると、両部材は一つのア
センブリとして維持される。勿論、溝の軸方向寸法は、
リップの軸方向寸法よりも若干大きく作られているので
、両部材の軸方向の相対運動↓よ可能であり、これによ
り雌部材の軸端は雄部材の肩に緊密に係合することが可
能である。
形可能なリップを具えている。ハブが雌部材の凹所内に
挿入される際に、リップは凹所の基部に係合する。この
リップは基部に係合する曲面を有し、これによって、ハ
ブに力が作用すると該曲面は転勤支点として機能し、リ
ップは半径方向に外側に変形して基部と同一面にある雌
部材の内周面に形成された環状溝内に押し込まれる。一
旦すツブがこの溝内に維持されると、両部材は一つのア
センブリとして維持される。勿論、溝の軸方向寸法は、
リップの軸方向寸法よりも若干大きく作られているので
、両部材の軸方向の相対運動↓よ可能であり、これによ
り雌部材の軸端は雄部材の肩に緊密に係合することが可
能である。
このように、本発明は改善された偏心調節装置である。
他の特徴及び利点は図面に示す好適実施例によって更に
明らかになるであろう。
明らかになるであろう。
第1図は回転駆動スピンドル10. ドリルビット1
2(本発明が適用される工具の代表例)及び該ピッ)1
2を取付ける代゛表的な三割りチャック14の組み合わ
せからなる本発明の好適実施例を示す。チャック14は
現在市販されている公知のタイプの一つである。
2(本発明が適用される工具の代表例)及び該ピッ)1
2を取付ける代゛表的な三割りチャック14の組み合わ
せからなる本発明の好適実施例を示す。チャック14は
現在市販されている公知のタイプの一つである。
スピンドル10は図示しない軸を中心に回転せしめられ
る。本発明は、スピンドル10の回転軸に対する工具1
2の長手方向中心軸16の偏心量を増減させる機能を有
する。工具12の軸1Gがスピンドル10の回転軸と一
敗することが望まれる場合には、本発明を利用して後述
するやり方で、偏心をゼロにするように調節すればよい
。一方、例えばドリルを使用して、標準サイズのドリル
を用いて作られるよりも若干大きい孔を穿孔したい場合
には、工具12の軸16は、工具12の半径と得られる
偏心量との和が゛穿孔されるべき孔の所望の半径になる
ように偏心させられる。偏心量は適宜な手段で確認され
る。第1図は、ダイヤルインジケータ20を具えた軸偏
心量測定装置によって偏心を測定する例を示している。
る。本発明は、スピンドル10の回転軸に対する工具1
2の長手方向中心軸16の偏心量を増減させる機能を有
する。工具12の軸1Gがスピンドル10の回転軸と一
敗することが望まれる場合には、本発明を利用して後述
するやり方で、偏心をゼロにするように調節すればよい
。一方、例えばドリルを使用して、標準サイズのドリル
を用いて作られるよりも若干大きい孔を穿孔したい場合
には、工具12の軸16は、工具12の半径と得られる
偏心量との和が゛穿孔されるべき孔の所望の半径になる
ように偏心させられる。偏心量は適宜な手段で確認され
る。第1図は、ダイヤルインジケータ20を具えた軸偏
心量測定装置によって偏心を測定する例を示している。
しかし、他の偏心測定手段を用いてもよいことを理解す
べきである。
べきである。
第2図を参照すると、雄部材22と雌部材24を具えた
本発明の例が示されている。雄部材22はスピンドルl
Oと係合可能になっている。後述するように、雌部材2
4がスピンドル10に係合するように作られることも可
能である。
本発明の例が示されている。雄部材22はスピンドルl
Oと係合可能になっている。後述するように、雌部材2
4がスピンドル10に係合するように作られることも可
能である。
雄部材22をスピンドル10に係合させるには多くの方
法がある。第2図には、シャンク26がスピンドル10
の孔28内に嵌合し、適宜な手段によってそこに固定さ
れている例が示されている。
法がある。第2図には、シャンク26がスピンドル10
の孔28内に嵌合し、適宜な手段によってそこに固定さ
れている例が示されている。
この固定にはシャンク26とスピンドル10の孔28の
内面との間のテーパ嵌合によるもの、コレントチャック
によるもの、又はその他の手段によるもの等がある。使
用されている自己保持型テーパの高い摩擦トルク特性の
故に、スピンドル10の回転運動を雄部材22に確実に
伝達するのにスプラインやキー溝等を設ける必要はない
が、所望によってはこれを設けてもよい。
内面との間のテーパ嵌合によるもの、コレントチャック
によるもの、又はその他の手段によるもの等がある。使
用されている自己保持型テーパの高い摩擦トルク特性の
故に、スピンドル10の回転運動を雄部材22に確実に
伝達するのにスプラインやキー溝等を設ける必要はない
が、所望によってはこれを設けてもよい。
雄部材22は更にシャンク26から下方に延びるハブを
有する。図示の如く、このハブ30はハブ30の直径を
規定する外周面32を存する。雄部材22はシャンク2
6とハブ30の中間にフランジ状部分34を具えている
。このハブ30はシャンク26より大きい直径を持って
いるように図示されているが、一方、フランジ状部分3
4はハブ30の外周面32を越えて半径方向に延び、肩
36を形成している。
有する。図示の如く、このハブ30はハブ30の直径を
規定する外周面32を存する。雄部材22はシャンク2
6とハブ30の中間にフランジ状部分34を具えている
。このハブ30はシャンク26より大きい直径を持って
いるように図示されているが、一方、フランジ状部分3
4はハブ30の外周面32を越えて半径方向に延び、肩
36を形成している。
第1図の雌部材24は、軸方向に延びて三割りチャック
14の対応する孔40内に受容されているテーパ状シャ
ンク3日を有している。雄部材のシャンク26がスピン
ドル10に係合している場合と同様に、雌部材のシャン
ク38とチャック14を一体的に固定して回転運動の伝
達を行わせるための適宜な手段が用いられている。
14の対応する孔40内に受容されているテーパ状シャ
ンク3日を有している。雄部材のシャンク26がスピン
ドル10に係合している場合と同様に、雌部材のシャン
ク38とチャック14を一体的に固定して回転運動の伝
達を行わせるための適宜な手段が用いられている。
第2図においてシャンク部分38から上方に延びている
雌部材24は、環状の壁42を有し、その内周面44は
空所46を囲繞している。空所46の直径は雄部材のハ
ブ30の直径よりも大きく、従ってハブ30は空所46
内に受容可能である。本発明によれば、ハブ30の外周
面32と雌部材の壁42の内周面44との間に、直径方
向の間隙が設けられ、これによって雄部材22と雌部材
24は相互に横方向に調節可能となっている。
雌部材24は、環状の壁42を有し、その内周面44は
空所46を囲繞している。空所46の直径は雄部材のハ
ブ30の直径よりも大きく、従ってハブ30は空所46
内に受容可能である。本発明によれば、ハブ30の外周
面32と雌部材の壁42の内周面44との間に、直径方
向の間隙が設けられ、これによって雄部材22と雌部材
24は相互に横方向に調節可能となっている。
雄部材22に対して雌部材24を調節することによって
、工具12の長手方向軸16はスピンドル10の回転軸
に対して移動し、偏心量を調節できることは明らかであ
る。
、工具12の長手方向軸16はスピンドル10の回転軸
に対して移動し、偏心量を調節できることは明らかであ
る。
第7図は、如何にして雌部材24に対して雄部材22を
横方向に調節するかを示している。この図には、4つの
セットスクリュウ50が環状壁42を半径方向に貫通し
て設けられ、その先端54は空所46内に入り込んで雄
部材22のハブ30上に当接している。第7図に示され
たセットスクリュウ50の位置で、ハブ30は環状壁4
2に対してほぼ同心的になっており、両者の中心は指標
56の個所で一致している。第7図の左上から中心に接
近するセットスクリュウ50が後退し、右下から中心に
接近するセットスクリュウが前進して内側に動かされた
場合、ハブ30はその軸が指標58まで動かされて中心
からずれる。同様に、左下から中心に接近するセットス
クリュウ50が後退し、右上から中心に接近するセット
スクリュウ50が前進した場合には、ハブ30は指標6
0まで移動する。種々の調節の組み合わせによって、ハ
ブ30を環状壁42に対して動かして所望の偏心度を得
ることが可能になる。
横方向に調節するかを示している。この図には、4つの
セットスクリュウ50が環状壁42を半径方向に貫通し
て設けられ、その先端54は空所46内に入り込んで雄
部材22のハブ30上に当接している。第7図に示され
たセットスクリュウ50の位置で、ハブ30は環状壁4
2に対してほぼ同心的になっており、両者の中心は指標
56の個所で一致している。第7図の左上から中心に接
近するセットスクリュウ50が後退し、右下から中心に
接近するセットスクリュウが前進して内側に動かされた
場合、ハブ30はその軸が指標58まで動かされて中心
からずれる。同様に、左下から中心に接近するセットス
クリュウ50が後退し、右上から中心に接近するセット
スクリュウ50が前進した場合には、ハブ30は指標6
0まで移動する。種々の調節の組み合わせによって、ハ
ブ30を環状壁42に対して動かして所望の偏心度を得
ることが可能になる。
本発明は、雄雌両部材22.24を相互に調節し、同時
に三割りチャック14から遠い方の雌部材の壁42の軸
方向端部48を雄部材22のフランジ34に押しつけ、
両者を緊密に係合させるためにセットスクリュウ50を
採用している。雄部材22のフランジ34によって形成
された肩36は、雄部材22の中心軸に実質的に垂直な
平面を形成し、又、雌部材の壁42の遠い方の端部48
は同様に雌部材24の軸に実質的に垂直な平面を形成す
る。その結果、雌部材24の軸方向端部48を雄部材2
2の肩36に緊密に係合させることによって、雄雌両部
材22.24の軸は実質的に平行になる。そうすること
によって、工具12の軸16はスピンドル10の回転軸
に対して実質的に平行になる。その結果、工具12の傾
斜が防止される。
に三割りチャック14から遠い方の雌部材の壁42の軸
方向端部48を雄部材22のフランジ34に押しつけ、
両者を緊密に係合させるためにセットスクリュウ50を
採用している。雄部材22のフランジ34によって形成
された肩36は、雄部材22の中心軸に実質的に垂直な
平面を形成し、又、雌部材の壁42の遠い方の端部48
は同様に雌部材24の軸に実質的に垂直な平面を形成す
る。その結果、雌部材24の軸方向端部48を雄部材2
2の肩36に緊密に係合させることによって、雄雌両部
材22.24の軸は実質的に平行になる。そうすること
によって、工具12の軸16はスピンドル10の回転軸
に対して実質的に平行になる。その結果、工具12の傾
斜が防止される。
雄部材のハブの外周面32は、雌部材24に担持された
セットスクリュウ50の数と位置に対応する多数の小面
62を有している。ハブ30が雌部材の壁42によって
形成された空所46内に入り込んだ時に、ハブの外周面
32上に設けられた小面62は、セットスクリュウ50
に対応する位置に合わせられる。セットスクリュウ50
をハブ30の方に半径方向に内向きに調節することによ
って、スクリュウ50の先端54は小面62に当接する
。
セットスクリュウ50の数と位置に対応する多数の小面
62を有している。ハブ30が雌部材の壁42によって
形成された空所46内に入り込んだ時に、ハブの外周面
32上に設けられた小面62は、セットスクリュウ50
に対応する位置に合わせられる。セットスクリュウ50
をハブ30の方に半径方向に内向きに調節することによ
って、スクリュウ50の先端54は小面62に当接する
。
小面62は平面であり、ハブ30の外周面32が円筒状
をなす雄部材22の軸に対して約5度の角度をなすこと
が好ましい。小面62は部材22のフランジに接近する
に従って軸の方に傾いている。
をなす雄部材22の軸に対して約5度の角度をなすこと
が好ましい。小面62は部材22のフランジに接近する
に従って軸の方に傾いている。
セットスクリュウ50が回転させられて半径方向に内側
に動くにつれて、セットスクリュウ50の先端54は対
応する小面62に接触する。セットスクリュウ50が余
分に回転させられて更に内側に移動すると、セットスク
リュウの先端54は小面62の”最も深い”部分を求め
て移動する。
に動くにつれて、セットスクリュウ50の先端54は対
応する小面62に接触する。セットスクリュウ50が余
分に回転させられて更に内側に移動すると、セットスク
リュウの先端54は小面62の”最も深い”部分を求め
て移動する。
小面62の構造と傾きのために、これらの最も深い個所
は小面62内のフランジ34に近い端部領域に存在する
。その結果、セットスクリュウ50が半径方向に内側に
動くと、セットスクリュウはフランジ34側へ偏り、同
時に雌部材34をその方向に″牽引”する。セットスク
リュウ50が往復動する孔52と小面62との軸方向の
位置は、雌部材の壁42の遠い方の端部48がフランジ
34によって形成された肩36に接触し、緊密にこれに
係合することができるように設定されている。
は小面62内のフランジ34に近い端部領域に存在する
。その結果、セットスクリュウ50が半径方向に内側に
動くと、セットスクリュウはフランジ34側へ偏り、同
時に雌部材34をその方向に″牽引”する。セットスク
リュウ50が往復動する孔52と小面62との軸方向の
位置は、雌部材の壁42の遠い方の端部48がフランジ
34によって形成された肩36に接触し、緊密にこれに
係合することができるように設定されている。
小面62とセットスクリュウ50の先端との係合によっ
て、雌部材24はセットスクリュウ50の小面62に対
する接触角に関係なく、雄部材に対して軸方向に相対運
動をなすので、セットスクリュウ50の運動は完全に半
径方向に延在する経路に沿って行われることは明らかで
あろう。しかし、セットスクリュウ50がそれぞれに対
応する小面62に直角な経路に沿って往復動することが
望ましい。図示の如(、セットスクリュウ50は、雌部
材の壁42の円筒軸に対して85度の角度をなして往復
動する。
て、雌部材24はセットスクリュウ50の小面62に対
する接触角に関係なく、雄部材に対して軸方向に相対運
動をなすので、セットスクリュウ50の運動は完全に半
径方向に延在する経路に沿って行われることは明らかで
あろう。しかし、セットスクリュウ50がそれぞれに対
応する小面62に直角な経路に沿って往復動することが
望ましい。図示の如(、セットスクリュウ50は、雌部
材の壁42の円筒軸に対して85度の角度をなして往復
動する。
各セットスクリュウ50の先端54は小面62に係合す
るように略平面をなしている。この平面はセットスクリ
ュウ50の往復動経路の軸に実質的に直交している。往
復動経路の軸を小面62に略直交させて、対応するセッ
トスクリュウ50の先端は小面62に対して平行になっ
ている。セットスクリュウ50の先端54が小面62に
係合すると、”捩じり”効果が生じて、雄部材22の回
転は雌部材24に伝達される。
るように略平面をなしている。この平面はセットスクリ
ュウ50の往復動経路の軸に実質的に直交している。往
復動経路の軸を小面62に略直交させて、対応するセッ
トスクリュウ50の先端は小面62に対して平行になっ
ている。セットスクリュウ50の先端54が小面62に
係合すると、”捩じり”効果が生じて、雄部材22の回
転は雌部材24に伝達される。
雄雌両部材22.24からなるアセンブリは機械の作業
の際に激しい振動に曝されるので、セットスクリュウ5
0を調整して所定の位置に維持されるように、ナイロン
バット(図示しない)をセットスクリュウ50のねし山
に取付けてもよい。
の際に激しい振動に曝されるので、セットスクリュウ5
0を調整して所定の位置に維持されるように、ナイロン
バット(図示しない)をセットスクリュウ50のねし山
に取付けてもよい。
このようにセットスクリュウを維持可能にして、指標(
図示しない)を雌部材の壁42の外周面に設けてセット
スクリュウ50の半径方向位置を決め、その結果、偏心
度を決めることができるようになしてもよい。
図示しない)を雌部材の壁42の外周面に設けてセット
スクリュウ50の半径方向位置を決め、その結果、偏心
度を決めることができるようになしてもよい。
図から判るように、雄部材22のハブ30の外周面に形
成された小面62は、セットスクリュウ50を受け入れ
るように窪ませられている。雄部材22をそのような構
成にすることによって、機械作業員は、雄部材22から
の回転運動を雌部材24に伝達するのに、セットスクリ
ュウ50の先端54の平面が小面62と係合することに
よって生ずる”捩じり”効果だけに頼る必要はなくなる
。
成された小面62は、セットスクリュウ50を受け入れ
るように窪ませられている。雄部材22をそのような構
成にすることによって、機械作業員は、雄部材22から
の回転運動を雌部材24に伝達するのに、セットスクリ
ュウ50の先端54の平面が小面62と係合することに
よって生ずる”捩じり”効果だけに頼る必要はなくなる
。
小面62が窪んでいるので、該凹所の側壁66はセット
スクリュウ50の側壁に係合可能となり、スプライン効
果を得ることが可能になる。この結果、たとえセットス
クリュウ50が少しばかりゆるんだとしても、雌部材2
4の回転運動の伝達は保証される。
スクリュウ50の側壁に係合可能となり、スプライン効
果を得ることが可能になる。この結果、たとえセットス
クリュウ50が少しばかりゆるんだとしても、雌部材2
4の回転運動の伝達は保証される。
種々の傷の発生を防ぐために、雌部材の軸方向端部48
と、雄部材22のフランジ34によって形成される肩3
6との間るこ切削屑が入り込むことを防止する手段が設
けられている。これは、雌部材の壁42の軸方向の端部
48に形成された環状溝65内に、オイル及び冷却剤に
耐性を有する弾性0リングを設置することによって行わ
れる。
と、雄部材22のフランジ34によって形成される肩3
6との間るこ切削屑が入り込むことを防止する手段が設
けられている。これは、雌部材の壁42の軸方向の端部
48に形成された環状溝65内に、オイル及び冷却剤に
耐性を有する弾性0リングを設置することによって行わ
れる。
セットスクリュウ50は、雌部材の壁42を越えて内側
に突出しないように、半径方向に外側に引き出されると
、誰雌両部材22.24は相互に離れて自由になり、分
離可能となる。勿論、これらの部材は別々に製作されて
いるが、一旦組み合わされて使用された後は、一つのア
センブリとして維持されることが好ましい。そのように
維持されることにより、一方の部材を間違って配置する
危険性が減少し、雌部材の壁42の軸方向端部と雄部材
のフランジ34の肩36との間のシールが所定の位置に
維持できる。
に突出しないように、半径方向に外側に引き出されると
、誰雌両部材22.24は相互に離れて自由になり、分
離可能となる。勿論、これらの部材は別々に製作されて
いるが、一旦組み合わされて使用された後は、一つのア
センブリとして維持されることが好ましい。そのように
維持されることにより、一方の部材を間違って配置する
危険性が減少し、雌部材の壁42の軸方向端部と雄部材
のフランジ34の肩36との間のシールが所定の位置に
維持できる。
第4.5,6.図は雄雌両部材22.24を一つのアセ
ンブリとして維持するためのスナップリング86を示し
ている。第4図と第6図に示すように、対応する環状溝
88.90が、ハブ30の外周面32と雌部材の壁42
の内周面44とにそれぞれ設けられている。適当なサイ
ズと形状のスナップリング86が雌部材24の壁42の
溝90内に設置され、ハブ30は雌部材24の凹所46
内に入るように付勢される。このスナップリング86に
与えられた弾性力とその周囲に設けられた不連続部92
のために、リングはハブ30が凹所46内に進入するに
つれて外側に変形する。溝88が雌部材の壁42の溝9
0内に受入られたリング86の軸方向位置に達すると、
リング86は溝88内に弾発的に嵌まり込む。リング8
Gが溝90内に入り易いように、ハブ30は93のよう
に面取りされていてもよい。次いで、両部材22゜24
はアセンブリとして一体的に保持される。
ンブリとして維持するためのスナップリング86を示し
ている。第4図と第6図に示すように、対応する環状溝
88.90が、ハブ30の外周面32と雌部材の壁42
の内周面44とにそれぞれ設けられている。適当なサイ
ズと形状のスナップリング86が雌部材24の壁42の
溝90内に設置され、ハブ30は雌部材24の凹所46
内に入るように付勢される。このスナップリング86に
与えられた弾性力とその周囲に設けられた不連続部92
のために、リングはハブ30が凹所46内に進入するに
つれて外側に変形する。溝88が雌部材の壁42の溝9
0内に受入られたリング86の軸方向位置に達すると、
リング86は溝88内に弾発的に嵌まり込む。リング8
Gが溝90内に入り易いように、ハブ30は93のよう
に面取りされていてもよい。次いで、両部材22゜24
はアセンブリとして一体的に保持される。
リング86の内向き変形を助長してこれを溝90内に位
置させるために、凹所46の入口には環状傾斜94を設
けてもよい。凹所46への入口をそのように構成するこ
とによって、リング86を内向きに付勢する”カム”作
用が生じる。
置させるために、凹所46の入口には環状傾斜94を設
けてもよい。凹所46への入口をそのように構成するこ
とによって、リング86を内向きに付勢する”カム”作
用が生じる。
第5図に示されるように、略六角形状のスナップリング
86がこの例においては使用されている。
86がこの例においては使用されている。
しかし、別の形状のスナップリングでも所望の機能を果
たすことは明らかである。
たすことは明らかである。
第4図と第6図に示すように、雌部材の壁42に形成さ
れた溝90は、ハブ30に形成された溝88よりも大き
い軸方向寸法を有する。スナップリング86は溝88の
軸方向寸法に近い寸法を持っているが、溝90の軸方向
寸法の方が大きいため、雄雌両部材22.24の間に幾
らかの軸方向の相対運動を与える。その結果、雌部材2
4の軸端48と、雄部材22のフランジ34によって形
成された肩36との緊密な保合は妨害されない。
れた溝90は、ハブ30に形成された溝88よりも大き
い軸方向寸法を有する。スナップリング86は溝88の
軸方向寸法に近い寸法を持っているが、溝90の軸方向
寸法の方が大きいため、雄雌両部材22.24の間に幾
らかの軸方向の相対運動を与える。その結果、雌部材2
4の軸端48と、雄部材22のフランジ34によって形
成された肩36との緊密な保合は妨害されない。
第2図及び第3図は組み合わせ手段の別の実施例を示す
。雌部材の壁42の内周面44は、雄部材のハブ30が
入り込んでいる方とは反対側の凹所46の軸端に、環状
溝68を具えている。この溝68は雌部材24の基部7
0と略同−面に位置している。
。雌部材の壁42の内周面44は、雄部材のハブ30が
入り込んでいる方とは反対側の凹所46の軸端に、環状
溝68を具えている。この溝68は雌部材24の基部7
0と略同−面に位置している。
雄部材のハブ30の底面72には環状をなす変形可能な
リップ74が設けられている。このり7プ74はハブ3
0から下向きに末広がりに延在している。ハブ30が凹
所46内に挿入されるに前には、リップ74の先端76
は、ハブ30から延長する仮想円筒の中にあり、リップ
76は凹所46内に入り込むことを防止されている。
リップ74が設けられている。このり7プ74はハブ3
0から下向きに末広がりに延在している。ハブ30が凹
所46内に挿入されるに前には、リップ74の先端76
は、ハブ30から延長する仮想円筒の中にあり、リップ
76は凹所46内に入り込むことを防止されている。
リップ74の下向きの内周面は、好ましくは一定の曲率
半径を以て、78のように外向きに拡がっている。雄部
材22のハブ30が凹所46内に挿入される際には、こ
の曲面78は先ず雌部材24の基部70に当たって、”
転勤支点”として作用し、リップ74は回転して外側に
変形し、雌部材の壁42の内周面44に形成された環状
溝内に入る。
半径を以て、78のように外向きに拡がっている。雄部
材22のハブ30が凹所46内に挿入される際には、こ
の曲面78は先ず雌部材24の基部70に当たって、”
転勤支点”として作用し、リップ74は回転して外側に
変形し、雌部材の壁42の内周面44に形成された環状
溝内に入る。
第3図は、雄部材22が雌部材24と係合する様子を示
している。雌部材24の基部70の下面80は、雌部材
24を受けるように特に設けられたジグ82上に載せら
れている。雌部材24がそのように載せられると、雄部
材22は雌部材24に接近せしめられ、ハブ30は雌部
材24の壁42内に形成された凹所46に進入する。矢
印84で示されたように圧力が下向きにかけられると、
リップ74の局面78は前述の”転勤支点”として機能
し、リップ74は半径方向に外側に変形して溝68内に
入り込む。リップ74のそのような変形によって、雄雌
両部材22.24は一体的なアセンブリとして保持され
る。
している。雌部材24の基部70の下面80は、雌部材
24を受けるように特に設けられたジグ82上に載せら
れている。雌部材24がそのように載せられると、雄部
材22は雌部材24に接近せしめられ、ハブ30は雌部
材24の壁42内に形成された凹所46に進入する。矢
印84で示されたように圧力が下向きにかけられると、
リップ74の局面78は前述の”転勤支点”として機能
し、リップ74は半径方向に外側に変形して溝68内に
入り込む。リップ74のそのような変形によって、雄雌
両部材22.24は一体的なアセンブリとして保持され
る。
第1図に示すように、溝68の軸方向の寸法は、一旦す
ツブ74が変形して溝68内に入り込んだ後のリップ7
4の軸方向寸法より大きい。その結果、雄雌両部材22
.24が単体のアセンブリとして一体化されても、雄部
材の雌部材に対する軸方向の幾らかの相対運動は可能で
ある。従って、雌部材24の軸端48と雄部材22のフ
ランジ34によって形成される肩36との緊密な保合は
妨害されない。
ツブ74が変形して溝68内に入り込んだ後のリップ7
4の軸方向寸法より大きい。その結果、雄雌両部材22
.24が単体のアセンブリとして一体化されても、雄部
材の雌部材に対する軸方向の幾らかの相対運動は可能で
ある。従って、雌部材24の軸端48と雄部材22のフ
ランジ34によって形成される肩36との緊密な保合は
妨害されない。
第1.2.4及び6図には、三割りチャック14に係合
する下向きのシャンクの上端部に形成された一連のねじ
山96が示されている。第1図はこの構造体に螺合する
カラーを示している。このようなカラーは、例えば使用
者が工具を交換したいと望んだ場合に、雌部材24から
のチャックの取り外しを用意にするのに使用される。ね
じ山96がカラー98を下方に押しやるようにカラー9
8を回転すると、カラー98はチャック14の上端に当
たり、更にカラー98がチャックを下方に移動するよう
に回転されると、チャック14と雌部材24との係合を
外すような機械的効果が得られる。
する下向きのシャンクの上端部に形成された一連のねじ
山96が示されている。第1図はこの構造体に螺合する
カラーを示している。このようなカラーは、例えば使用
者が工具を交換したいと望んだ場合に、雌部材24から
のチャックの取り外しを用意にするのに使用される。ね
じ山96がカラー98を下方に押しやるようにカラー9
8を回転すると、カラー98はチャック14の上端に当
たり、更にカラー98がチャックを下方に移動するよう
に回転されると、チャック14と雌部材24との係合を
外すような機械的効果が得られる。
本発明は特定なタイプの装置に応用するのに適する材料
で作られる。これは実際の作業において必要とされる強
度と損傷に対する抵抗性に応じて、種々の炭素網又は合
金鋼から選択して製作される。
で作られる。これは実際の作業において必要とされる強
度と損傷に対する抵抗性に応じて、種々の炭素網又は合
金鋼から選択して製作される。
コリーン争コーポレーション(Xolene Corp
oration)のマラナイト(Malanite)
Q P Q法による処理による滲炭法又は窒化法によっ
て表面硬化された、5AE1117に規定された鉛含有
の快削鋼が好ましい材料であることが判明した。
oration)のマラナイト(Malanite)
Q P Q法による処理による滲炭法又は窒化法によっ
て表面硬化された、5AE1117に規定された鉛含有
の快削鋼が好ましい材料であることが判明した。
本発明による多くの特徴と利点については、上述の説明
の中で述べた。しかし、この説明は単なる例示に過ぎな
い。本発明の範囲を逸脱することなしに、形状、サイズ
、材料選択、及び各部品の配置等について多くの変更が
可能である。本発明は、勿論、特許請求の範囲の文言に
よって規定された範囲にある。
の中で述べた。しかし、この説明は単なる例示に過ぎな
い。本発明の範囲を逸脱することなしに、形状、サイズ
、材料選択、及び各部品の配置等について多くの変更が
可能である。本発明は、勿論、特許請求の範囲の文言に
よって規定された範囲にある。
第1図は本発明装置とその雌部材に取付けられた典型的
な三割りチャックの一部破断側面図であり、スピンドル
、工具及びダイアルインジケータ・軸変位測定装置と組
み合わされた状態を示す・第2図は本発明の好適実施例
の分解側面図であり、一部破断状態の組立前の全ての部
品を示す。 第3図は雌部材を保持するアセンブリジグの部分断面図
であり、組立の際に雄部材に加えられる力を示す。 第4図は六角形状のスナップリングを用いて雄雌両部材
を一つのアセンブリとして確保している別の実施例の断
面図である。 第5図は第4図の5−5線に沿う断面図である。 第6図は雄部材をスピンドルに取付ける別の方法を示す
。 第7図は雄部材に対する雌部材の半径方向の位画調節を
示す概略図である。 10−スピンドル 12− ドリルビット (工具) 14−・−チャック 22−雄部材24−・雌部材
26− シャンク30−・ハブ 34
・−フランジ46−・凹所 42・−壁 50−セットスクリュウ
な三割りチャックの一部破断側面図であり、スピンドル
、工具及びダイアルインジケータ・軸変位測定装置と組
み合わされた状態を示す・第2図は本発明の好適実施例
の分解側面図であり、一部破断状態の組立前の全ての部
品を示す。 第3図は雌部材を保持するアセンブリジグの部分断面図
であり、組立の際に雄部材に加えられる力を示す。 第4図は六角形状のスナップリングを用いて雄雌両部材
を一つのアセンブリとして確保している別の実施例の断
面図である。 第5図は第4図の5−5線に沿う断面図である。 第6図は雄部材をスピンドルに取付ける別の方法を示す
。 第7図は雄部材に対する雌部材の半径方向の位画調節を
示す概略図である。 10−スピンドル 12− ドリルビット (工具) 14−・−チャック 22−雄部材24−・雌部材
26− シャンク30−・ハブ 34
・−フランジ46−・凹所 42・−壁 50−セットスクリュウ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、回転軸を中心に回転するように構成されたスピンド
ルによって駆動される工具の、前記軸に対する偏心度を
調節する装置であって、 (a)肩とハブを具え、該肩から軸方向に延在する前記
回転軸に実質的に平行な円筒形外周面を有し、前記外周
面は所定の直径を有する雄部材、(b)凹所を具えた雌
部材であって、前記凹所は前記回転軸に実質的に平行な
軸に関して略円筒形内周面を有する壁に囲繞され、該壁
は軸方向端部を有すると共に前記ハブの外周面より大き
い直径を有し、前記ハブは前記軸方向端部を前記肩と同
一面に位置させると共に両軸が実質的に平行になるよう
に、前記凹所内に収容された雌部材、(c)前記雄雌両
部材の一方をスピンドルと一緒に回転可能に該スピンド
ルに固定する手段、(d)工具の所望の回転軸が前記部
材の表面を規定する軸に対して実質的に平行となるよう
に、前記雄雌両部材の他方に工具を取付ける手段、及び (e)前記雌部材の前記内周面に対する前記ハブの前記
外周面の位置を変更し、前記雌部材の壁の軸端を前記肩
に対して緊密に係合させるように付勢する手段 のそれぞれを具えた装置。 2、前記ハブの外周面が、その周上に所定の間隔で設け
られた複数の小面を有し、該小面は、これに係合する方
向を指向し前記ハブに対して半径方向に接触する突起が
、前記肩の方へ偏るように一定の角度を以て設置され、
又、前記変更・付勢手段が前記小面と同数のこれに対応
する複数の選択的に往復動可能な突起を有し、該突起は
前記壁を通じて半径方向に選択的に往復動可能で且つ前
記小面に係合可能である特許請求の範囲第1項に記載の
装置。 3、前記小面が実質的に平面状をなし、各小面はそれに
直交する直線が前記外周面の軸に対して82〜88度の
角度をなすように傾斜している特許請求の範囲第2項に
記載の装置。 4、前記選択的往復動突起が、前記壁と螺合して往復動
可能なセットスクリュウを具え、各セットスクリュウは
これに対応する小面の形成する平面に実質的に垂直な経
路にそって往復動する特許請求の範囲第3項に記載の装
置。 5、前記各小面が、これに直交する直線が前記外周面の
軸に対して実質的に85度の角度をなす特許請求の範囲
第3項に記載された装置。 6、前記選択的往復動可能な突起が、前記壁に螺合して
往復動可能なセットスクリュウを具え、前記各セットス
クリュウはこれに対応する小面によって形成された平面
に実質的に垂直な経路に沿って往復動する特許請求の範
囲第5項に記載の装置。 7、回転軸を中心に回転させられるスピンドルと、該ス
ピンドルの回転が伝達されるべき工具との組み合わせに
おいて、前記スピンドルの回転軸に対して工具の設定回
転軸の偏心度を調節する装置であって、 (a)前記スピンドルに固定可能な雄部材であって、 (i)前記スピンドルに接続してスピンドルの回転を前
記雄部材に伝達する手段、 (ii)前記伝達手段から軸方向に延在し、前記雄部材
が前記スピンドルに固定された場合にスピンドル回転軸
に関して実質的に円筒状をなす外周面を有するハブ、 (iii)前記伝達手段と前記ハブとの中間に設置され
たフランジであって、前記ハブと同一面にあり、これを
半径方向に越えて延在する肩を形成すると共に、前記雄
部材がスピンドルに固定された場合にスピンドル回転軸
に対して実質的に垂直なフランジを具えた雄部材、 (b)雌部材であって、 (i)軸端を具え、前記ハブを内部に受け入れ得るサイ
ズを有し、前記ハブに対する相対偏心運動の可能な環状
壁、及び (ii)前記環状壁に担持された、工具を実質的に偏心
的に取付けるための手段を具えた雌部材、及び (c)前記ハブに対する前記環状壁の偏心度を調節する
と同時に、壁の軸端を緊密に前記肩に係合するように付
勢する手段の三者を具えた装置。 8、更に、前記雄雌両部材を一体的に保持して一つのア
センブリを形成する手段を具えた特許請求の範囲第7項
に記載の装置。 9、前記壁が凹所を囲繞する内周面を有し、該凹所の内
部には前記ハブが収容され、前記内周面に形成された環
状溝は、前記軸端と反対側の前記壁の端部を閉鎖する前
記雌部材の基部と同一面にあり、前記保持手段は前記ハ
ブに担持されて圧力が加えられると変形可能な環状リッ
プを具え、該リップは前記ハブが前記凹所内に収容され
る際に雌部材の基部に係合する曲面を有し、これにより
、前記ハブが前記基部に押圧されるにつれて前記雄部材
に圧力が加わると、前記リップは半径方向に変形して前
記雌部材の壁の前記内周面に形成された前記環状溝の中
に押し込まれる特許請求の範囲第8項に記載の装置。 10、前記リップの曲面が実質的に一定の曲率半径を有
する特許請求の範囲第9項に記載の装置。 11、前記曲面が回動支点を有し、これを中心に前記リ
ップが外側に変形して前記雌部材の壁の内周面の前記環
状溝内に入り込む特許請求の範囲第9項に記載の装置。 12、前記雌部材の壁の内周面に形成された前記環状溝
内に収容された時に、前記リップは前記溝よりも小さい
軸方向寸法を有し、これによって前記雌部材に対する前
記雄部材の軸方向の変位が可能である特許請求の範囲第
9項に記載の装置。 13、更に、軸方向に反対に往復動するカラーが前記雌
部材に取付けられ、これによって該カラーが軸の一方向
に移動すると、該カラーは工具に接触してこれを前記環
状壁内の位置から外へ押し出す特許請求の範囲第7項に
記載の装置。 14、前記カラーが軸方向に往復動可能に螺合されてい
る特許請求の範囲第13項に記載の装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27421086A JPS63127846A (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 | 偏心調節装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27421086A JPS63127846A (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 | 偏心調節装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63127846A true JPS63127846A (ja) | 1988-05-31 |
Family
ID=17538568
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27421086A Pending JPS63127846A (ja) | 1986-11-19 | 1986-11-19 | 偏心調節装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63127846A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009090399A (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Mitsubishi Materials Corp | 切削工具 |
JP2018069360A (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | 株式会社東京精密 | 軸連結調整機構 |
-
1986
- 1986-11-19 JP JP27421086A patent/JPS63127846A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009090399A (ja) * | 2007-10-05 | 2009-04-30 | Mitsubishi Materials Corp | 切削工具 |
JP2018069360A (ja) * | 2016-10-27 | 2018-05-10 | 株式会社東京精密 | 軸連結調整機構 |
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