JPS63126094A - タグ検知方法 - Google Patents

タグ検知方法

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JPS63126094A
JPS63126094A JP27162686A JP27162686A JPS63126094A JP S63126094 A JPS63126094 A JP S63126094A JP 27162686 A JP27162686 A JP 27162686A JP 27162686 A JP27162686 A JP 27162686A JP S63126094 A JPS63126094 A JP S63126094A
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tag
high frequency
comb
coil
circuit
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JP27162686A
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長谷川 陽三
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AITETSUKU ELECTRO KK
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AITETSUKU ELECTRO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は所定の電気的特性を有するタグを検知する方法
、ならびに、該検知方法に直接使用するためのタグに関
する。また、本発明の方法及びタグは、所蔵品、展示物
あるいは販売商品の盗難や紛失の事故防止などの用途へ
の応用にも関連を有する。
従来技術とその 本発明の応用分野の一つである盗難防止システムは、端
的に表現すれば、美術品、宝物、宝石類及び高級なりs
湿などのごとく、比較的容易に移動できる物品が盗難さ
れないように保護するものであって、その代表的な類型
として次のものが挙げられる。すなわち、盗難を防止す
べき対象物について、出入口等に設置したループ(関門
となる)を通ったことによりそれを検知して警報表示を
行なうとともに、その盗難に至る蓋然性の大きい行為が
さらに進行し、あるいは、具体化されないための防止措
置を採るようにしたシステムである。
本発明者は叙上の類型に属する新規な盗難防止装置を考
案して、昭和58年実用新案登録願第69876号(実
開昭59−178,791号)として出願したが、これ
は下記の点をその構成上の特徴とするものであった。
■ 本考案による盗難防止装置は、センサーを介して盗
難保護の対象物品にケーブルで接続されているが、その
物品に固着されたセンサーを故意に取り去るか又は、セ
ンサーのケーブルを切断するかすると、ただちに警報回
路が感知し、ブザーやランプを作動させ、警報を発する
事により、盗難などの事故を未然に防ぐしくみになって
いること。
■ 本考案装置はいわゆるマスク・スレーブ方式を採択
して、マスター・モニタ(親機)スレーブ・モニタ(子
機)及びセンサの3部分から構成されていること。
■ 上記センサーは、対象物品に添着された可撓性ゴム
磁石と、それに対向配置されたリードスイッチにより、
小型軽量のものとして構成され、かつ、対象物品に簡単
に取付は可能であるとともに、このセンサーは所定数例
えば10個ごとに1群まとめて1つのスレーブ・モニタ
に接続し、さらにこのようなスレーブ・モニタの複数例
えば10個を1つのマスク・モニタにケーブル等によっ
て11続されていること。
この先行考案は、センサーそれ自体が小型軽量かつ構造
簡易で、対象物に対して容易に装着でき、また、その動
作も安定・確実であって、これを含んで形式した全シ〆
ステムの信頼性にはそれ相応の評価を受けるに足るもの
があった。しかしながら、対象物に付設したセンサとモ
ニター間にはケーブルという固定的な電気接続手段を必
須とすることから、この点で設置及び配線上の余分な手
数がかかるのみならず、システムの仕組みを露見させな
いために特別な配慮が必要とされた。
また、上記先行考案における固定的な電気接続手段であ
るケーブルの使用を避けるために、検出部を含むモニタ
ー側から所定の高周波数のNvA界をその盗難監視区域
に形成し、該電磁界の無線周波数と同一の共振周波数が
付与された対象物とモニターの検出部間を電磁的に結合
するようにした盗難防止システムも、考えられた。しか
し、この種の従来技術では、使用する無線周波数が単一
であるため、その監視区域に出入する客がたまたま該共
振周波数と同等ないしそれに近似の共振周波数を有する
自分自身の所有物を携行していたような場合には、その
検出部が誤った出力を生じて、モニターの誤動作を招来
するという、不測の事態の発生は充分あり得ることであ
る。のみならず、万一かかる事態が発生したとすれば、
それは由々しき人権問題であり、ひいてこのシステムを
用いていた店の信用を著しく傷つけることになりかねな
い。
本発明は、従来技術における前述の問題点にかんがみ、
このような短所を伴わない盗難防止システム等の実現を
可能ならしめる、斬新にして、有用性の高いタグの検知
方法、ならびに、その方法の実施に直接使用するのに適
したタグを提供することを目的とする。さらに具体的に
は、本発明はこの種システムにおいて、対象物、すなわ
ち、それに付設され、センサーとして働くタグとモニタ
ー側との間の固定的な電気接続をなくし、システムの構
成ならびに設置を簡易化するとともに、その対象物に付
設した正規のタグ以外のものの移動や外来のパルス雑音
等による誤動作をなくすことを目的する。
本発明は叙上の目的に指向し;その技術的課題を達成す
るため、特に次の各段階を採択し結合して成るタグの検
知方法をその特徴とする。
(+)  共振周波数の異なる少なくとも2つのLC並
列共振回路を有するタグを監視すべき対象物に付設して
おくこと。
(ii)  前記対象物に関する監視区域をV4接して
ループ手段を設けること。
(iii)周波数掃引により前記共振周波数を含む所定
の帯域にわたる高周波数の電力を発生せしめること。
(’+ v )  前記高周波数の電力を供給すること
によって前記ループ手段を励振して、前記監視区域全体
にわたり必要な高周波数の電磁界を形成すること。
(V)  前記対象物の移動によりタグが前記ループ手
段の形成する電磁界に入ったとき、タグとループ手段と
の間の電磁結合によって生じる前記ループ手段への高周
波数電力の変化を検出して該電磁結合の状態の変化を表
わす検出出力を発生せしめること。
(vt)  前記検出出力中に含まれる所定レベルを越
えるピークの個数を計数手段により計数すること。
(vii)前記周波数掃引゛の1周期における前記計数
手段の計数値が、前記の異なる共振周波数の1つ当り少
なくとも2であるか否かによって、前記タグの存否を判
別すること。
また、上記のタグ検知方法の実施に直接使用するための
本発明によるタグは、その構成的特徴の1つを総括的に
、かつ、端的に表現すれば、軟質もしくは硬質の電気絶
縁性材料の基板を用い、該基板の一表面及び/または他
表面上に形成され、かつ、高周波数帯域内にあって共振
周波数を異にする少なくとも2つ以上の[C並列共振回
路を有することをもってその基本とし、これに対してさ
らに、各種の用途に適合せしめるための設計ファクタを
加えて成るものである。
実施例 次に、図面を参照しつつ本発明の着想を具現した実施例
について説明することにより、その具体的な構成と作用
を明らかにする。
図面第1図は、本発明のタグ検知方法の典型的な実施例
についてその全体構成を示すブロックダイヤグラムであ
る。第1図において、1は低周波数(数10H2)の三
角波を発生する三角波発生回路、2は1から出力される
定周波の三角波によってその発振周波数決定回路がt、
II tillされ、その各周期ごとに周波数帯域幅6
.514H2〜8.5MHzにわたって発振周波数が周
期的に掃引されて、一定振幅の出力を発生する高周波発
振回路であって、両者は良く知られているように、全体
としてスィーブジェネレータを構成する。このようなス
ィーブジェネレータの詳細な回路構成は、例えば、第3
図に示される。すなわち、第3図において、三角波発生
回路1は、それぞれ演算増幅器(OPアンプ)A1及び
A2を主体とする比較検出回路及び積分回路から成り、
その出力振幅は周波数と無関係に、比較検出回路側の抵
抗R,R2と、積弁回路出力からA1の非反転入力への
帰還抵抗R5との比、ならびに、A1の飽和電圧によっ
て決定され、また周波数は積分回路における抵抗R3,
R4、コンデンサC1と、比較検出回路のΦ、O側の飽
和電圧によって決定される。それ故、抵抗R2を調整し
て出力三角波の振幅を所定のものにし、また、抵抗R3
の調整により、周波数を例えば2082に決定して、第
1図a点には第2図(ハ)に示す波形の三角波出力を次
段の高周波発振回路2を構成するMO8型電界効果トラ
ンジスタQ1のゲートに与える。高周波発振回路2はコ
ルピッツ型の発振回路で、その発振周波数はゲートとソ
ース間に接続された回路のり、Cの値により決定される
。この例では、周波数決定回路の可変コンデンサとして
、可変容量ダイオードC2゜C3を用い、これらをイン
ダクタL1と並列接続し、両端に逆方向バイアスを印加
しである。階段接合を有する可変容量ダイオードC,C
3の各n型領域またはn型領域では、接合近傍の各多数
キャリアが逆方向バイアスによりそれぞれの電極へと引
寄せられるため、接合近傍に空乏層が形成されているが
、三角波発振回路1からの低周波の三角波が入力すると
、その入力電圧の振幅と極性に応じて空乏層が増減し、
それに伴って接合容量が減少または増加することになる
。かくして適切な回路定数を有するインダクタL  、
L  やコンデンサC5,C,C7と組合わせた回路構
成により、三角波入力の各1周期ごとに、所定の周波数
帯域幅6.5〜8 HHzにわたって発振周波数が掃引
される第2図■の波形の高周波出力を第1図す点に生じ
る。なお、コンデンサC9とともに発振出力を次段の高
周波増幅器に結合する抵抗R7は、増幅器の入力インピ
ーダンスを高くし、低インピーダンスで出力を取出せる
ように高くしてあり、したがって、高周波数増幅器の負
荷の変動により発振周波数が左右されることはない。
再び第1図において、3はループ駆動用の高周波数増幅
器で、上述のごとく高入力インビーダンスと低出力イン
ピーダンスを有し、定電流駆動型のものが適しており、
その増幅された高周波出力は0点を経てループコイル4
に与えられ、これによって監視されるべき全区域にわた
り1周期に6.5〜8.5HIlzの帯域で周波数が掃
引される電磁フィールドE−Hを形成する。ループコイ
ルについては、監視区域やその対象物の大きさ、形状な
らびに現場の事情などを考慮してこれを設計し配設しな
ければならないが、一般的に比較的大きな面積(例えば
、0.4X1.4m2)と低インピーダンス(例えば、
10μH)を必要とする。
また、設置場所も千差万別で、スーパーマーケットにお
ける盗難防止システムの場合を例にとると、屋内の出口
ドア近辺が適切であり、この出口への道筋に沿ってその
左側及び/または右側にそれぞれ立設することが望まし
い。あるいは、事情次第では、さらに1つのフロア−に
増設することにより、確実性を向上させることも考えら
れる。要するに、検知可能体積を大きくするため、ルー
プコイル2個の対向配置や、直角方向における増設等を
適宜に採択する。
第1図において、5は対象物に装着されたタグを示し、
上記周波数帯6.5〜3.5HHz内にある2つの共振
周波数、例えば78H2と88H2をそれぞれ有する2
つのLC並列共振回路を備えている。タグの構造と形成
材料は対象物やシステムの目的などに応じて多種多様で
あるが、電気絶縁性の基板上に導電性金属材料のめつき
、プリント配線技術、塗着あるいは真空蒸着等により、
回路定数の異なる一対のインダクタとコンデンサを設け
て、所望の2つのLC並列共振回路を得る。第4図はそ
の一例を示し、方形状の電気絶縁性基板51の一主面を
2部分に分け、各部分にそれぞれ一対のコム状電極52
.52’及び53.53’を設けるとともに、各コム状
電極対の周囲にそれぞれループ状導体54及び55を設
けである。図から判るように、多対のコム状電極の歯は
相互に嵌入しているため、両電極間の距離は実効的に小
さく、これによって上記周波数帯における所望の容量が
得られる。また、ループ状導体も、その長さと巻回数の
選択により、上記周波数帯におけるインダクタンスを所
望の値にすることができる。電気絶縁性基板1の材料と
しては、直流ないし低周波の電流に対する電気絶縁性を
表わす体積抵抗率が大きいこと(例えば、1016Ω・
m以上)、高周波に対する電気絶縁性を示す誘電率が大
きいこと(例えば、数H1lzの場合に、ε−2,0以
上)、高周波に対する熱損失を示す誘電正接が小さいこ
と(例えば、数Htlzの場合に、tanδ=2x10
−4以下)、などの電気的特性を有するものが相応しい
。そのほか、状況の如何に応じては、吸水率が可及的に
小さいこと(例えば、0.03%以下)を必要とすると
か、引張り強さ、圧縮強さや適当な柔軟性をもつことが
好ましい場合もあり得る。このような見地からすれば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリテトラフルオルエ
チレン(商品名:テフロン)及びポリスチレン等のプラ
スチック材料が好適であるといえる。これらは、対象物
の寸法や形状に馴じむように、現場で容易に切断できる
点でも、有利である。これと対照的に、セラミックのよ
うな無礪材料も利用可能ではあるが、加工困難であるに
加え、価格の高いのが難点である。さらに絶縁基板はプ
リント配線板用の基板の中から選択してもよい。またL
C形成のための導電性金属としては、銅、アルミニウム
及び金などを用いる。
第1図に帰って、予め上記のタグ5を付設した対象物が
移動せしめられてループコイル4の形成する電磁界E−
M内に入ると、タグに形成されている2つのL−C並列
共振回路とループコイルとが結合することによって電磁
界に変化が生じる。
すなわち、上述のようにタグ4の各L−C並列共振回路
は相互に異なる共振周波数7 MHzと3 HI3を有
するので、高周波発振回路2から増幅器3を介して点C
でループコイルに供給された周波数帯6.5〜8.5M
Hzの高周波エネルギ中の各共振周波数のエネルギが並
列共振により吸収されて、その結果として、増幅器3の
出力であり、かつ、ループコイル4の端子でもある点C
°においては、第2図(Qの波形に示されるように、各
掃引の1周111Tごとに、78H7と88H2のエネ
ルギの吸収による電圧振幅のくびれが生じることになる
。この点Cの電圧は第1検波回路6に入力されて、これ
によってループコイルの端子電圧の周波数掃引に対する
変化が検波されるので、d点に現われる第1検波回路6
の出力は、第2図(ロ)の波形となる。
次段の7はバイパスフィルタで、通過域周波数における
増幅器としての機能をも有する。すなわち、このバイパ
スフィルタ7は、第1検波回路6の出力中の急峻な変化
分を取出すためのものであって、これがないと電源電圧
の変動や外来雑音の影響を受は易くなる。バイパスフィ
ルタとしては、第5図に示すごとく、カットオフ周波数
5.5Kllz、減衰傾度30 dB/ OCTの普通
のアクティブフィルタを適用すれば充分であって、上述
の増幅のために60dB程度のゲインをもたせておく。
かくして、点eに現われるバイパスフィルタ7の出力は
、第2図0の波形となり、これが次段の第2検波回路8
に入力される。
第2検波回路8は、バイパスフィルタフの出力からタグ
の並列共振回路の吸収によるバースト状の信号を検波し
て、その包絡線に相当するパルスに変換する。第2図(
0はこの第2検波回路による点fにおける出力波形であ
る。第2検出波回路8の一例は第5図に示される。すな
わち、第5図において抵抗Rを経てOPアンプA8.の
反転入力に与えられる入力信号が正であれば、出力はゼ
ロ、負であればゲイン1の反転増幅器となる。ダイオー
ドD81のほかにダイオードD82を設けたのは、出力
が負の一定値以下になると、OPアンプのゲインを自動
的に下げて、回路動作の安定化を維持するためである。
また、この回路では負帰還を大きくすることにより、ダ
イオードD81の非直線性を充分に補償して、検波特性
の直線性を向上させている。
第2検波回路8の出力はコンパレータ9に入力され、こ
こで基準電圧V  と比較されて、それef よりも大きいとき、パルス出力を発生する。第2図Qは
コンパレータの出力波形である。コンパレータの基準電
圧を大きくすると感度は低下し、逆に小さくすると感度
は上昇する。しかし、基準電圧が余り小さいと、雑音に
感じ易く、誤動作の原因となるので、この点に留意して
適当な基準電圧を設定する必要がある。
コンパレータ9からの出力パルスはカウンタ10によっ
て計数されるが、この計数値はタグ5の並列共振回路に
よる高周波エネルギの吸収を示す。
すなわち、タグに設けたL−C並列共振回路が1つの場
合は、スィーブジェネレータの周波数掃引により周波数
が上昇する途中に1回、下降する途中に1回の計2回の
計数が生じ、また、L−C並列共振回路が2個のタグの
場合には、上昇する途中に2回、下降の途中に2回の計
4回となるので、計数出力が2または4であることによ
って、タグの存在、すなわち、タグを付設した対象物が
移動されて監視区域にあるか否かを知ることができる。
このカウンタ1oは三角波発生回路1の出力三角波と同
期的に発生されるリセットパルス(第2図0を参照)に
よって、高周波発振回路2の掃引1周期Tごとにリセッ
トされる。そして、第2図(1)に示すように、並列共
振回路2個を有するタグが監視区域に存在したため、上
述のカウンタ1oの計数値が1周期T間に4になったと
すれば、第1図i点には1個の出力パルスを生じ、これ
によってタグが付設された対象物がループと結合したこ
と、例えばその対象物に在るべき位置からの移動が生じ
たことを知らせる。
次に第7図は、本発明のタグ検出方法を実施するのに好
適な別の装置であって、その実用的な回路配置の詳細を
示すとともに、各回路ユニットと第1図示の基本構成に
おける各ブロックとの対応を明らかにしたものである。
能動素子、受動素子及びこれらを含むIC等の形式や回
路定数については、第7図では具体的な例示を省略した
が、その各回路ユニットの機能や第1図に関する前述の
説明内容にもとづいて、当該専門技術者はこれらを容易
に選択し採用できるものと推察される。そこで念のため
、第7図の実用回路の作用につき、以下において若干の
補足的な説明を行なうことにする。
第7図において、三角波発生回路■を構成する回路ユニ
ットU1では、先ず電源回路からのAC入力(50H2
または60112)が飽和増幅(3段)されて方形波に
変換される。この方形波電圧は可変抵抗■R1で調節さ
れてから、(12−13)間の積分増幅器により不完全
積分されて、三角波に変換される。積分増刷器の時定数
は電源周波数に合わせて切換えられる。この三角波出力
は、セラミック令コンデンサによる交流結合を介して次
段の高周波数発揚回路■を構成する回路ユニットU2に
与えられるが、その際、可変抵抗vR2による直流分が
加算される。この直流分は■の高周波数発振出力となる
周波数掃引信号の中心周波数を決定するものである。回
路ユニットU2はエミッタ結合マルチバイブレータで、
FCに印加される電圧に比例した高周波数出力を発生す
る。U2における(3−4)間のコンデンサは、その周
波数決定コンデンサである。ビン8に現われる高周波数
出力は方形波であるので、次段の高周波増幅回路■のし
、Cより成る低周波フィルタ(カットオフ周波数f。−
:1QHHz)を通すことによって、正弦波に変換され
る。この正弦波の高周波信号は、可変抵抗■R3で調節
された後、トランジスタ増幅器Q1で定電流に変換され
、それからの高周波数の定電流出力によってループ■が
駆動され、監視区域に電磁界が形成される。なお、トラ
ンジスタQ1のコレクタとループ4との間には、チョー
クコイルと抵抗の並列回路が挿入されているが、これは
周波数変化によるループのインダクタンスの変化を緩和
する作用を呈する。
そこで、タグを付設した対象物がループの電磁界内に入
ると、このタグは、前述のごとく、ループを励振する高
周波数帯域内にあって共振周波数を異にする2つのLC
並列共振回路を有するので、これらとループとの間に電
磁結合を生じて、ループを励振する無線周波数電力の変
化となり、次段の第1検波回路■により整流検波されル
ープの端子電圧のエンベローブが取り出される。この検
波出力のエンベロープの変化分は、バイパスフィルタ■
を形成する回路ユニットU3において、利得調整用の可
変抵抗VR4を有する増幅器で増幅されてから、エンベ
ローブ変化分中の低周波成分が遮断され、次の第2検波
回路■に送られる。このバイパスフィルタは、カットオ
フ周波数6.5にHz 、減衰傾度24 dBloCT
にとっである。かくして、バイパスフィルタの出力は再
び整流検波された後、コンパレータ■を形成する回路ユ
ニットU4で直流の基準電圧と比較され、さらに反転増
幅器(11−10>で波形整形されて、5VのCMOS
レベルの出力パルスとなってカウンタ[株]に入力され
る。このカウンタ[株]を形成する回路ユニットU5は
16進カウンタ5を含み、その出力は4個のダイオード
とアナログスイッチS2により復号され、オン状態とな
ったスイッチの位置に応じて、1〜15発の間のいずれ
かの数で出力が出る。
続く表示装置駆動回路を形成する回路ユニットU6は単
位安定マルチバイブレータを含んでおり、カウンタ■の
回路ユニットU5からの出力が設定カウントに達すると
、一定時間出力を出し、監視パネルに配設された発光ダ
イオードを点灯表示するとともに、ブザーを鳴らして警
報する。なお、カウンタ0の回路ユニットU5における
16進カウンタ5は、三角波発生回路■の回路ユニット
U1の方形波出力端子からの5Qtlzまたは60Hz
方形波の1周期ごとにリセットされる。また、回路ユニ
ットU 及びU8はシステムの各部に必要な安定直流電
圧を供給する電源回路である。
次に、本発明の方法の実施に必要なタグとしては、第4
図のような原理的構成のもののみにとどまらず、監視す
べき対象物に応じて様々なものを用いることができる。
例えば第8図に示すタグはその1つである。第8図にお
いて、誘電率が太きく誘電正接が小さい絶縁基板の一面
の下半部に真空蒸着またはプリント配線技術によってコ
イル[1とコム状コンデンサC1の一方の電極が配役さ
れ、該コンデンサの他方の電極は基板の他面における対
応個所に配設され、この他面側の電極はコイルL1とス
ルーホールS1されて、LlとC1は第1の共振周波数
で1 (7肝2)の並列共振回路を形成する。同様にし
て、基板の上半部には第2の共振周波数f2 (8MH
z)を有するようにコイルL2とコム状コンデンサc2
より成る並列共振回路が形成される。S2はそのための
スルーホールを示す。このタグは小面積にできるので、
特に対象物が小さい場合に有利である。また、共振周波
数が所望の値になるように、蒸着後に例えば電極を適宜
にトリミングすることができる。
第9図はタグの別の実施例で、第1の並列共振回路のコ
イルの1部L1は基板の一面(8面)に、その他部し1
 ′は基板の他面(b面)に設けて、両コイルをスルー
ホールs、s’で[することにより、特にインダクタン
スを大きくしたものである。コム状コンデンサの各電極
c1及びcl ′は第8図の場合と同様にそれぞれ基板
の一面と他面に設けられているが、この第9図では、コ
イルL1はコム状コンデンサの一種C1を包囲し、また
、コイルL2は他極C1′を包囲しているので、上述の
インダクタンスが大きいことと相俟って、所望の共振周
波数の並列共振回路を得るのに必要なタグの面積が小さ
くて済むという点で有利である。なお、図示しない第2
の並列共振回路も、以上に準じて形成されることはいう
までもない。
発明の効果 以上の説明を通じて明らかとなったように、本発明は前
述の目的を有効に達成して、従来技術の問題点を充分に
解決し得るものであって、以下のごとく顕著な効果を奏
する。
すなわち、本発明のタグ検知方法によれば、タグの付設
されている対象物の移動を容易かつ確実 4゜に検知す
ることができて、盗難防止などに極めて有用であり、こ
の対象物に付設した正規のタグ以外のものの移動や外来
パルス雑音等により誤動作することがない。さらに本発
明の方法では、対象物に付設されるタグが2またはそれ
以上の共振周波数を持っているため、従来の単一共振周
波数のタグによる検知方式のように、偶然そのタグと同
じ共振周波数を有する物体(多くは、6.5〜BHtl
z内で1つ)がループのKl界に入った場合、それを所
定のタグと誤認(誤動作ではない)するとイウ不都合カ
ナク、鳴式ヤ士層ay城が5’IRT”A117′かな
い。
また、本発明のタグは、小型かつ丈夫で製作容易であり
、L、Cの回路定数も蒸着またはプリント後にエツチン
グ除去などにより容易にトリミングして所定値に形成す
ることが可能であり、さらに、必要に応じて電気絶縁性
基板を軟質の材料で形成すれば、対象物が曲面を有する
ような場合でも、その形状によく馴しませることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面第1図は、本発明のタグ検知方法の一実施例の全体
構成を示すと共に、その実施に用いる回路装置の概要を
説明するブロックダイヤグラムである。第2図(ハ)〜
<1)は第1図示の実施例に用いる回路装置の動作説明
用の波形図で、(ハ)、e・・・・・・(1)はそれぞ
れ、第1図におけるa点、b点、・・・・・・1点に現
われる電気信号の波形を示す。第3図は、第1図示の実
施例に用いる装置における三角波発生回路及び高周波発
1i!回路より成るスィーブジェネレータの一興体例の
電気回路図である。第4図は、本発明の方法の実施に直
接使用されるタグの第1の実施例について、その要部の
構造を示す斜視図である。第5図は、第1図示の実施例
におけるバイパスフィルタの一具体例の電気回路図であ
り、第6図は同じく第2検波回路の一員体例の電気回路
図である。第7図は、本発明のタグ検出方法の実施のた
めに用いる回路装置の別の例であって、特にその実用回
路の詳細を示す。第8図は本発明の方法の実施に直接使
用するタグの第2の実施例の要部構成を模式的に示す上
面図であり、第9図は同じくタグの第3の実施例におけ
る8面及びb面を示す図面である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)共振周波数の異なる少なくとも2つのLC並列共
    振回路を有するタグを監視すべき対象物に付設しておき
    、前記対象物に関する監視区域に隣接してループ手段を
    設け、周波数掃引により所定の帯域にわたる高周波数の
    電力を発生せしめ、前記高周波数の電力を供給すること
    によつて前記ループ手段を励振して、前記監視区域全体
    にわたり必要な高周波数の電磁界を形成し、前記対象物
    の移動によりタグが前記ループ手段の形成する電磁界に
    入つたとき、タグとループ手段との間の電磁結合によつ
    て生じる前記ループ手段への高周波数電力の変化を検出
    して該電磁結合の状態の変化を表わす検出出力を発生せ
    しめ、前記検出出力中に含まれる所定レベルを越えるピ
    ークの個数を計数手段により計数し、前記周波数掃引の
    1周期における前記計数手段の計数値が、前記の異なる
    共振周波数の1つ当り少なくとも2であるか否かによつ
    て、前記タグの存否を判別すること、を特徴とするタグ
    検知方法。
  2. (2)共振周波数の異なる少なくとも2つのLC並列共
    振回路を有するタグを監視すべき対象物に付設しておき
    、前記対象物に関する監視区域に隣接してループ手段を
    設け、周波数掃引により所定の帯域にわたる高周波数の
    電力を発生せしめ、前記高周波数の電力を供給すること
    によつて前記ループ手段を励振して、前記監視区域全体
    にわたり必要な高周波数の電磁界を形成し、前記対象物
    の移動によりタグが前記ループ手段の形成する電磁界に
    入つたとき、タグとループ手段との間の電磁結合によつ
    て生じる前記ループ手段への高周波数電力の変化を検出
    して該電磁結合の状態の変化を表わす検出出力を発生せ
    しめ、前記検出出力中に含まれる所定レベルを越えるピ
    ークの個数を計数手段により計数し、前記周波数掃引の
    1周期における前記計数手段の計数値が、前記の異なる
    共振周波数の1つ当り少なくとも2であるか否かによつ
    て、前記タグの存否を判別するタグ検知方法の実施に使
    用するタグであつて;軟質もしくは硬質の電気絶縁性基
    板上に少なくとも2組以上のコイル及びコンデンサを備
    え、これらの各組のコイルとコンデンサの組合わせによ
    つて互いに共振周波数の異なる少なくとも2以上のLC
    並列共振回路が形成されていること、を特徴とする前記
    のタグ。
  3. (3)特許請求の範囲第2項記載のタグであつて、前記
    各コンデンサはコム状コンデンサであつてその一方のコ
    ム状電極はそれと対をなしてLC並列共振回路を形成す
    るコイルと共に前記電気絶縁性基板の一表面上に配設さ
    れ、かつ、その共通端が該コイルの一端に直接接続され
    ており、前記各コム状コンデンサの他方のコム状電極は
    前記電気絶縁性基板の他表面上に配設され、かつ、その
    共通端が前記コイルの他端にスルーホールを介して接続
    されていること、を特徴とする前記のタグ。
  4. (4)特許請求の範囲第2項記載のタグであつて、各L
    C並列共振回路を形成するコイルは電気絶縁性基板の一
    表面上にある第1の部分と該基板の地表面上にある第2
    の部分とを有し、コンデンサは前記電気絶縁性基板の一
    表面上にある第1のコム状電極と該基板の地表面にある
    第2のコム状電極とを有し、前記コイルの第1の部分の
    一端と前記コンデンサの第1のコム状電極の共通端、な
    らびに、前記コイルの第2の部分の一端と前記コンデン
    サの第2のコム状電極の共通端は、それぞれ前記電気絶
    縁性基板の一表面上ならびに地表面上において相互に直
    接接続されるとともに、前記コイルの第1の部分の他端
    と第2の部分の他端とは、前記電気絶縁性基板を通して
    設けたスルーホールによつて相互に接続されていること
    、を特徴とする前記のタグ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5801631A (en) * 1995-08-23 1998-09-01 Maspro Denkoh Co., Ltd. Theft checking system
US5995005A (en) * 1995-08-29 1999-11-30 Maspro Denkoh Company, Ltd. Theft checking system

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JPS60142799A (ja) * 1983-12-30 1985-07-27 三谷 尚弘 商品の検知方法

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