JPS63123323A - 潅漑計画用装置および方法 - Google Patents

潅漑計画用装置および方法

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JPS63123323A
JPS63123323A JP25552786A JP25552786A JPS63123323A JP S63123323 A JPS63123323 A JP S63123323A JP 25552786 A JP25552786 A JP 25552786A JP 25552786 A JP25552786 A JP 25552786A JP S63123323 A JPS63123323 A JP S63123323A
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irrigation
sensor
temperature
crop
canopy
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ブロンソン ガードナー
メルヴィン キーナー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は一般にとうもろこしまたは大豆等の作物が成育
する農場における潅液計両用の装置および方法に関する
ものである。
(従来の技術) 近年の灌漑を用いた農業生産においては、有効な清液の
計画が重要となる。そのような計画はとりわけ、清液水
の供給が限られる地域において、収穫を最大にすること
に関連した決定を行なうことにおいて重要となる。たと
え、潅湯水の供給が十分であっても、例えば腐食や浸出
のような過剰の撒水に関連した問題点を回避しながら、
エネルギーや水を最も有効に使用するためには、有効な
灌漑計画が必要である。
従来、農場の濃液計画は周期的に時間を設定するような
比較的単純な方法で行なわれてきた。しかしながら、そ
のような方法では、作物が過度のまたは不十分な撒水に
より損害をうけないという保証がほとんど与えられない
より有力かつ有効な温源計画を提供する試みにおいて、
土壌の水分量、温度、湿度および水の流れ等の物理特性
の測定値に湿温計画の基礎をおく装置および方法が研究
されてきた。従って、このような装置は、前記物理特性
を測定するため1つまたはそれ以上のプローブまたはセ
ンサを使用している。これらのいくつかの装置において
は、前記プローブまたはセンサは所定の基準と比較して
、検知したデータの解析を行なうマイクロプロセッサ等
の電気的または電子的装置に接続されている。
このように、例えば土壌の水分量が、成育する作物の所
要の生産に対して最低土壌水分量と考えられる特定の値
以下になった時、温湯が前記装置によって開始される。
従来、植物の水ストレスの開始および期間を検知するた
め天蓋部の温度を使用するという考えは公知であった。
〔タナ−(Tanner) 、1963年;ウェイガン
(Weigand )とナムケン(Namken)、1
966年;エーレル(Ehrler)とファンバーベル
(van Bavel ) 、1967年;オースチン
(Astin )とファン・バーベル(van Bav
el )、1972年;パルソリツク(Barthol
ic )等、1972年;およびエーレル(Ehrle
r) 、1973年)〕。
葉が自由に蒸散を行なう際、藩発水による冷却特性によ
り、葉の温度は大気の温度以下に保たれる。
土壌水分量が低くなる時と同様に植物の水孔が不足する
と、対流や熱放射が熱負荷を放散させるに不十分である
故に葉の熱負荷が蓄積していく。かくして、葉の温度は
土壌水分が低いと大気温度に達し、しばしば大気温度以
上に上昇する。
数人の研究者が、作物の収穫高に対する水ストレスの影
響を述べる際天蓋部/大気の温度差を使用する理論的概
念に関して報告している。これらの概念の1つは、天蓋
部/大気温度差のみを使用するものである〔イドウソ−
(Idso)等、1977年〕が、他の概念はこれに蒸
気圧の不足の因子を組み入れている〔イドウソ−(Id
so)等、1981年〕。
三番目の概念は、更に放射負荷の因子を加え、かつ、葉
のエネルギー収支に基いている〔ジャクソン(Jack
son )等、1981年〕。これらの3つの概念はそ
れぞれ、ストレス度目(Stress degreed
ay:5DD)、水ストレス指数(water 5tr
essindex  : W S I )および作物の
水ストレス指数(crop water strむss
 1ndex  : CWS I )と呼ばれるものに
依存している。最初の二つの指数は3番目の指数を経験
的に単純化したものであり、か・つ3つの指数はすべて
乾燥地域において利用されている。最近の研究〔キーナ
ー(Keener)およびキルヒャ−(Kircher
 ) 、1983年〕において、乾燥した環境において
は、この三つの指数がすべて等しく水ストレスによる収
穫高損失を表示するものとして、うまく働いており、一
方三番目の指数だけは湿度の高い環境における収穫高損
失の表示において有用になりうろことが示された。
温浸の計画に関しては、SDD指数が灌漑を計画するた
め利用しうろことが提唱されてきた。
〔イドウソ−(Idoso )等、1977年〕。他の
研究者等はまた、灌漑を計画するため天蓋部の温度に基
いた方法を発展させてきた。スラツジ(Slack)等
(1981年)によって報告されたように、天蓋部の温
度が亜湿地帯におけるトウモロコシの温源を計画するた
め使用された。最近の報告〔スラツジ(Slack)等
(1983年)においては、二つの研究が作物の天蓋部
/大気温度差を使用する灌漑計画法を単純化する手段と
して検討されてきた。そのうち一つは赤外線温度計、正
味放射計すなわち全天日射計およびデータの集積および
解析用マイクロコンピュータ−とインターフェースされ
た乾湿計等を含んでいる。
クラウソン(Clawson )およびブラッド(Bl
ad)、(1982年)の報告においては、天蓋部温度
の変化がとうもろこしの植物の水ストレスの開始を知ら
せるために使用されうるが、このストレスの激しさは、
うまく撒水された基準地区の天蓋部温度より高い平均天
蓋部温度のその高さの程度によりよく示されることが結
論づけられている。ガイザー(Getset)等(19
82年)は、スラツジ(Slack )等(1981年
)のアプローチがチェックブック(Check boo
k)法による濃液計画と比較して、とうもろこし地区へ
、または収穫高を滅少させることなく、レジスタンスブ
ロック(resistance blocks )に適
用する撒水を減少させることができることを示した。そ
れ故に、ある人々は、灌漑を計画するために天蓋部温度
を使用してきたし、一方他の人々は、濡液計画の手段と
して天蓋部の温度を使用する可能性をほのめかせてきた
。全体に、天蓋部温度に基いた温源計画に関連する技術
は、その幼年期にあり、より有力で、実際的なかつ有効
な温源計画装置および方法が求められている。上述の内
容は下記文献に基いて述べられた。− アストン、ニー、ニス、およびファンバーベル。
シー、エイチ、エム、 、  (Aston+ A、 
S、 and vanBavel、 C,H,M、 )
 、1972年。「土壌表面水の枯渇と葉の温度」アゲ
ロン・ジャーナル、 (Agron。
J、)、14,368〜373、 パルソリツク、ディー・エフ1.ナムケン、エル。
エヌ、ウィーガン、シー、エル、、 (Barthol
ic+ J。
F、+ Namken+ L、 N、 and Wie
gand、 C,L、) 、1972年。「乾燥ストレ
スの異なる土壌および作物天蓋部の温度を決定するため
の大気熱スキャナー」アゲロン・ジャーナル(Agro
n J、) 、7土、311〜316、 クラウソン、ケー、エル、およびビー、エル。
ブランド(Clawson、 K、 L、 and B
、 L、 Blad、)、1982年。「赤外線温度計
を使用したとうもろこし湿部の計画」アゲロン・ジャー
ナル(AgronJ、)、1互、311〜316、 エーレル、ダブリュー、エル、  (Ehrler、 
W、 L、)1973年。「土壌水の枯渇と気象学的因
子に関連する綿の葉の温度」アゲロン・ジャーナル(A
gronJ、、 ) 、エム:404〜409、エーレ
ル、ダブり二一、エル、およびファン・バーベル、シー
、エイチ、エム、  (Ehrler、 W、 L。
and van Bavel、 C,H,M、、)  
1967年。「土壌水分の変化に対するモロコシの葉の
応答」アゲロン・ジャーナル(Agron J、1 )
 、59.4o4−409、 ガイザー、ケー、エム、イー、アール、オーレッドおよ
びディー、シー、スラッジ(Getset、 K。
M、、 E、 R,A11red and D、 、C
,5lack、 ) 、1982年。
「温源計画への作物天蓋部と大気の温度差の利用」、プ
ロジェクト・コンプレジョン レポート、ユニバーシテ
ィ オプ ミネソタ アグリカルチエラル エンジニア
リング レポート シリーズ(Project com
pletion report、 Universit
y ofMinnesota Agricultura
l Engineering reportserie
s、 )、 イドウソ−、ニス、ビー6.レジナト、アール。
ディー、、およびジャクソン、アール、ディー(Ids
o、 s、 B、、 Reginsto、 R,J、 
and Jacksor+R,D、)、1977年。「
作物収穫高の遠隔検知」サイエンス(Science 
) 、196.19−75、イドウソ−、ニス、ビー、
レジナト、アール。
ジエー、ハートフィールド、ジュー。エル、ウォーカー
、ジー・ケー、、ジャクソン、アール、ディーおよびピ
ンター、ビー、ジュー。ジュニア。
(Idso、 S、 B、、 Reginsto、 R
,J、、 Hatfield、 J。
L、+ Walker、 G、 K、+ Jackso
n、 R,D、 and Pinter。
P、 J、、 Jr、、 )、1980年。「作物の多
様性を調節するための収穫高予報におけるストレス度目
概念の一般化」、アグリカルチエラル メテオロジ−(
Agric、 Meteorol、) 、2土、205
〜211、ジャクソン、アール、ディー0.イドウソ−
ニス、ビー0.レジナト1.アール、ディー、およびピ
ンター、ビー、ジュー。ジュニア、  (Jackso
n+R,D、、 Idso、 S、 B、、 Regi
nsto、 R,J、 and Pinter。
P、 J、、 Jr、) 、1981年。「作物の乾燥
ストレス指示としての天蓋部温度」、ウォーター リソ
ース、リサーチ(Water Re5our、 Res
、) 、土工、1133〜1138、 キーナー、エム、イー、およびビー、エル、キルヒャ−
(Keener、 M、 E、 and P、 L+K
ircher、)、1983年。「湿地帯における乾燥
ストレスの指示としての天蓋部温度の利用」アグリカル
チエラル メテオロジ−(Agric、 Meteor
、) 、28.339〜349、 スジツク。ディー、シー0.ガイザー、ケー。
エム8.ストレンジ、グー。ダブリュー、およびオーレ
フト、イー、アール(Slack、 D、 c、l G
e1ser。
に、  M、、  Strange+  K、’  W
、、  and A11red、  E、  R,、)
1981年。「赤外線温度計を用いた亜湿地帯における
灌漑計画」 (80年代における水およびエネルギー管
理のための湿温計画)、プロシーディンゲス、オブ ニ
ーニスニーイー、イリゲーション スケジューリング 
コンファレンス、1981年12月、アメリカン ソサ
イエティ オブ アグリカルチュラル エンジニアズ、
ミシガン州、セントジジセフ、  (Proc、 of
 ASAE Irrig、 SchedulingCo
nf、、 Dec、 198L Am、 Soc、^g
ric、 St、 Joseph+MI) 、116〜
124、 スラック、ディー、シーおよびウェルナー、エイチ、デ
ィー+  (Slack、 o、 C−+ and W
erner、 H。
D、)1983年、「天蓋部−大気温度差を利用した単
純化した灌漑計画」ニー・ニス・ニー・イー誌83−2
126、アメリカン・ソサイエティ・オブ・アグリカル
チュラル・エンジニアズ、モンタナ州、ボースマン、1
983年、6月の夏期大会提出、(ASAEpaper
  83〜2126. Presented forS
ummer Meeting、 A+*erican 
5ociety of Agricultura!En
gineers、  Bozenan、  Monta
na、  June、  1983 )タナ−、シー、
ビー、 +  (Tanner+ C,B、 )、19
63年。「植物温度」アゲロン、ジャーナル(Agro
n、 J、 ) 、55.210〜211゜ウィーガン
、シー、エルおよびナムケン、エル。
エヌ、 +  (Wiegand、 C,L、 and
 Namken、 L、 N、)1966年、「綿の葉
の温度への植物の水分ストレス、太陽熱放射、および空
気温度の影響」、アゲロン、ジャーナル(Agron、
 J、 ) 、5 B、582〜586゜ 本発明は、有効かつ有力な湛液を行なうため、土壌水の
不足に対する実際の植物の応答の測定に主として基いた
農場の灌漑計画の新規な装置および方法を提供するもの
である。この装置および方法により得られる利点として
は、湿部の必要性の即時決定、操作の単純さ、湛液の計
画における時間の減少による労力の節約、作物収穫高の
増大および、過剰な湛液の最少化とそれに伴う直接的お
よび間接的コストの減少等があげられる。
(発明の概要) 本発明の第1の特徴は、作物の天蓋部温度と周囲条件を
検知するため使用するセンサからのデータの制御された
集積および集められたデータの即時の解析とそのような
集められたデータからそれに従って農場の温源を制御す
る湿温命令の導出および出力である。本1発明の一つの
目的は、容易に持ち運びかつ操作でき、データの集積を
著しく容易にし、かつ指示があった場合、温湯を即時実
行するためにオペレータに即時灌漑命令を与えるような
可搬型装置すなわちポータプルシステムユニットを提供
することである。本発明のもう一つの目的は、毎日、設
定された時間に、データを自動的に集積し、かつ農場の
灌漑を制御するための灌漑命令を発生するための、農場
に設置可能なシステムユニットを提供することである。
しかしながら、全般に、本装置は湿部の必要性を決定し
、そのような決定に基いて命令を出力するものである。
更に、本発明によれば、作物が成育する農場の湛液計画
用の装置および方法は、作物の水ストレス条件が決定さ
れうるような、作物の天蓋部の温度等の農場に関する複
数のパラメータを検知し、その検知したパラメータをそ
れぞれ表わすセンサデータを発生するセンサ手段と、前
記センサ手段に作用的に接続され、該センサ手段からの
センサデータを制御できる形で受けとり、作物の水スト
レス条件の前記データからの決定に少なくとも一部依存
した灌漑命令を該データから導出するための電子的手段
と、前記電子的手段に作用的に接続され、湿温命令を出
力してそれに従って農場の灌漑を制御する出力手段とに
よって特徴づけられる。
前記出力手段は、灌漑の間接的実行のために温湯が必要
であることを指示するメツセージを装置のオペレータに
提供するため、視覚的ディスプレーを含むことができる
。さらに、命令手段は灌漑を直接実行する湿部装置の操
作を自動的に開始する適当な制御回路を含む。
更に本発明によれば、作物が成長している農場の潅厩計
両用ポータプルシステムユニットは、ハウジングと、作
物の水ストレスの条件を決定できるような、作物の天蓋
部温度等の農場に関するそれぞれのパラメータを検知し
、この検知したパラメータからそれぞれを表わすセンサ
データを発生する、前記ハウジングにより支持された複
数のセンサと、前記ハウジングに取付けられかつ前記複
数のセンサに作用的に接続されており、前記複数のセン
サからのセンサデータを制御可能な形で受−けとり、前
記作物の水ストレス条件の前記データからの決定に少な
くとも一部依存した灌漑命令を該データから導出する、
電子的手段と、前記ハウジングに支持されかつ前記電子
的手段に作用的に接続されており、前記灌漑命令を出力
して、それに従って農場の潅概を制御する、出力手段と
を含む。このような複数のセンサは、赤外線温度計から
なり、この赤外線温度計は、長さを調節できる延長棒に
よりハウジング上に取りつけられていることが好ましい
。この延長棒はまた、その上端に、入射太陽光を検知す
るために使用される、太陽光センサを備えていてもよい
。前記複数のセンサはまた、選択的に作動可能な温度セ
ンサおよび湿度センサから成り、これらのセンサはハウ
ジング内に取付けられてハウジング内の扉が開くとき、
外部環境にさらされるようになっているのが好ましく、
これにより温度センサおよび湿度センサが作動して周囲
大気温度および相対湿度を検知する。
前述の関連した目的の達成のため、本発明は以下、十分
に記載され、かつ本発明の特定の実施態様が詳細に述べ
られている特許請求の範囲、下記明細書および添付図面
に特に記載された特徴を含んでいる。しかしながら、こ
れらは本発明の原理を使用した、二、三の方法について
のみ示されたものであり、何等本発明を制限するもので
はない。
(実施例) 第1図において、本発明による灌漑計画装置は、全体に
、農場に成育する作物の天蓋部温度と周囲条件を検知す
る複数のセンサ10と、そのようなセンサからのデータ
を制御可能な形で受けとり、その後、そのようなデータ
を解析し作物の水ス、ドレス条件の決定に少なくとも一
部依存した灌漑命令を導出する、前記センサに作用的に
接続した、電子装置11と、オペレータが、検討中の農
場の湿部を制御するため、使用しうる前記解析に基いた
湿部命令を出力する出力装置12を含むことが理解でき
る。更に詳しくは、本装置は作物の天蓋部の温度センサ
13、太陽光センサ14、および大気温度/相対湿度セ
ンサ15を含んでいる。前記電子装置11はデジタル装
置16、好ましくはコンピュータを含み、それらは作用
的にアナログ・デジタルインターフェース17によりセ
ンサ13〜15に接続している。前記コンピュータ16
は出力装W12および、オペレータとインターフェース
する入力装置18にも作用的に接続している。また、装
置の構成部に電力を供給するバッテリー20のような電
源も備えることができる。
本発明を実施するうえで、好ましい態様および最良の方
法によれば、本装置の構成要素は第2図において、一般
に24で示されるポータプルユニットとして組立てられ
ている。このユニット24は、ハウジング25を含み、
その中にコンピュータ16、A/Dインターフェース1
7、入力装置18、出力装置12、およびバッテリー2
0が適当に備えられている。好ましくは、そのハウジン
グはその内部に備えられた装置の構成部分を雨やほこり
のような環境条件から保護するため密閉されている。
第3図に見られるように、ポータプルユニット24は、
オペレータが入力装置18における、以下に論議するキ
ーを押すため、オペレータの少なくとも1本の手を自由
にさせるような、ハウジング25に固定された皮ひもま
たは皮帯28によって、自由に持ち運びできる。このユ
ニットは、図に示すように、オペレータの自回またはオ
ペレータの側面において持ち運びできる。皮ひもまたは
皮帯は好ましくは、オペレータの腰部付近で、そのユニ
ットを持ち運びできるよう調節できる。しかしながら、
その他の手段も農場における種々の位置で作物の天蓋部
の温度の測定を行うため、ユニット240便利でかつ容
易な測定地点を得るために使用できる。
図に示された本発明の好ましい態様においては、オペレ
ータによる入力装置18はハウジング25の上部パネル
31上に備えられたいくつかのキーまたはボタン30を
含んでいる。より詳しくは、この入力装置はリセットキ
ー30a、天蓋部の温度キー30b、および大気温度/
湿度キー30cを含む。また、装置のオン/オフキー3
2およびラジオキー33も備えられている。オン/オフ
キー32は装置を作動または停止させ、一方ラジオキー
33は第1図の34で示され、このラジオキー33は好
ましくは装置全体に含まれるものとして、ハウジング内
に取付けられる天候ラジオを作動または停止させる。
出力装置12も、ユニット24がオペレータの前面で持
ち運びされる際、特にオペレータにより見えやすいよう
にハウジング25の上部パネル31に備えつけられてい
る。出力装置12は、好ましくはコンピュータ16のデ
ィスプレー出力ポートに適当に接続された多重ラインの
液晶ディスプレーである。液晶ディスプレーは軽量、小
型かつ比較的低要求出力の故にCRTビデオ装置以上に
好ましいものである。
大気/湿度センサ15はハウジング25内部にとりつけ
られ、本発明の好ましい態様によれば、そのようなセン
サ15は乾湿計であり、それにより、蒸気圧の不足を既
知の方法で計算できるような相対湿度測定を行なう。も
ちろん、そのようなセンサはまた、周囲大気温度、すな
わち乾球温度の測定も直接に提供する。典型的な乾湿計
としてはバイサラHMPIIIAヒューミキャップ乾湿
計(Vaisala HMP I[IA Humica
p psyohron+eter)がある。
この乾湿計15は好ましくは、外部環境条件にこの乾湿
計を選択的に露出させるため、扉36を備えたハウジン
グ25の外部パネル、例えば35で示されるサイドパネ
ルの近くに取りつけられる。
好ましくは、扉36はオペレータにより開かれる時、乾
湿計を作動させ、かつ閉じられる時、乾湿計を停止させ
るようなスイッチと連動している。
ポータプルユニット24はまたハウジング25内の下端
部に固定された延長棒40を含む。この延長棒40はそ
の上端に、天蓋部温度センサ13および太陽光センサ1
4用のマウント41を固定しである。この延長棒の目的
は、天蓋部温度センサおよび太陽光センサを作物の天蓋
部の上方、すなわち製部を行なう農場に成育する作物よ
り高い位置まで上昇させるためである。とうもろこしに
対しては、この延長棒は、十分に成育したとうもろこし
の上に天蓋部温度センサと太陽光センサを位置させるた
めにほとんどの場合十分な長さとして約9フイートの長
さを有する。この延長棒はまた、追加または取りはずし
部分42により、または入れ予成に短くすることにより
長さを調節しうる。この結果、センサの高さは作物天蓋
部の高さが作物の成長する季節の間に増すにつれて、段
々高くなる。
図に示されるポータプルユニット24においては、作物
の天蓋部温度センサ13は、赤外線(IR)温度計であ
る。IR温度計はこの技術に対しては公知であり、典型
的なものとしてエベレスト・インターサイエンス社のア
グリーサーモ赤外温度計(t!verest Inte
rscience Inc、  Agri−Therm
infrared thermoneter)が知られ
ている。このIR温度計は視軸が延長棒40の経線に対
し約60”から約70’の角度に広がるようにマウント
41内にとりつけられている。それゆえ、延長棒が垂直
に保たれるとき、IR温度計は水平に対し約20’から
約30”の所要の角度で作物に照準をあわせる。以下に
述べる方法にて作物の天蓋部温度測定を行なう間、IR
温度計の適当な配置を考えると、作物のみがIR温度計
で監視されることが重要である。作物成長の初期段階で
は、このことは、例えば農場の植物の列に対し斜めの視
軸に沿って作物の天蓋部温度の測定を行なうことを必要
とする。
太陽光センサ14はLi −Corモデル200Sピラ
ノメータのような従来のピラノメータでも良い。このピ
ラノメータは入射太陽光の測定用にマウント41の頂上
にとりつけられうる。
延長棒40はハウジング25にとりつけられた装置の構
成部分、とりわけA/Dインターフエ−ス17にIR温
度計とピラノメータを接続させるための電気配線を内部
に収容するため好ましくは管状である。もちろん、この
電気配線は必要に応じてその他の方法でも配置される。
第1図の装置のブロック図を再ず参照すると、従来の増
巾回路46および47はそれぞれIR温度計13とピラ
ノメータ14の出力部に接続している。そのような増巾
回路46および47は好ましくはマウント41における
センサに近接して位置し、かつハウジング25内に配置
されたA/Dインターフェース17へ増巾された出力信
号を送る遠隔送信用の共通プリント回路ボード48上に
備えられている。電圧調節器49もIR温度計およびピ
ラノメータに供給する電圧を調節するため、ボード48
上に備えられている。
A/Dインターフェース17はIR温度計13とピラノ
メータ14のそれぞれの増巾された出力にそれぞれ接続
された二つの入力を有する従来の多重回路50を含む。
この多重回路はまた、乾湿計15の相対湿度出力53お
よび54のそれぞれに増巾回路51および52によりそ
れぞれ接続された二つの別の入力を有している。この多
重回路50の出力はライン56で示されるような公知の
アナログ−デジタル変換回路55のアナログ入力に接続
される。更に、A/D変換回路55のデジタル出力は、
R3−232シリアルインターフエース58により、コ
ンピュータ16に結合した公知の非同期伝送回路(UA
RT)57に接続されている。図に示すように、多重回
路50、増巾回路51および52、A/D回路55およ
びUART57はハウジング25内に位置する共通プリ
ント回路ボード59上に備えられる。
A/Dインターフェース17の操作に関しては、R3−
232シリアルインターフエース58を経由してコンピ
ュータ16から受けとった命令に応答して、非同期伝送
回路57が多重回路50に相当するアドレス信号を供給
し、センサ13−15の増巾出力のうちどれが、A/D
回路55に出力されるべきかを選択する。そのようなア
ドレス信号は、多重回路への四つの入力のそれぞれをア
ドレスするに十分な三つのアドレスラインを示すライン
60を通して供給される。選択されたアナログ信号はそ
れからA/D回路55により、シリアルインターフェー
スを経由し、非同期伝送装置により直列にコンピュータ
に伝送されるようなデジタル信号に変換される。この方
法において、コンピュータはい(つかのおよびそれぞれ
のセンサからセンサデータを制御可能な形で選択し、受
けとることができ、そのデータは検知されたパラメータ
を代表するものとなる。
第4A−4C図に、本発明の目的を達成するためコンピ
ュータ16において使用される好ましいロジックシーケ
ンスまたはプログラムを示す。このコンピュータとして
は、他の制御およびデータ処理手段が本発明の種々の機
能および特徴を実行するために使用されうるが、好まし
くはマイクロコンピュータが望ましい。ロジックシーケ
ンスまたはプログラムは読み出し専用メモリー(ROM
>に貯蔵され、カセットレコーダのようなプログラム入
力装置70からコンピュータランダムアクセスメモリー
(RAM)にロードされる。作物の天蓋部温度が全体に
最も高い値になる時、このシステムが使用され、ロジッ
クシーケンスが毎日、好ましくは午後に稼動し約140
0〜1700時間にわたり実行される。
ロジックシーケンスまたはプログラムは一般にセンサか
らのデータの獲得を制御し、それからそのようなデータ
を解析しかつ例えばリコメンデーションのような湿部命
令を出力するため動作している。このような湿部命令は
、オペレータが検討中の農場の温源を制御するため即使
用しうる獲得データの解析から導出される。それゆえに
、このプログラムは、第4A図に示されるデータ獲得サ
ブ−プログラム、第4B図に示される計算サブ−プログ
ラムおよび第4C図に示される判断プログラムを含んで
いる。
最初に第4A図のフローチャートを参照すると、このプ
ログラム、より詳しく言えば、このデータ獲得サブ−プ
ログラムは、システムがユニット24の上部パネルのオ
ン/オフキー32を押すことにより作動する時か、また
は、リセットキー30aがユニットの操作中の任意の時
に押されるときに、スタートボックスにおいて開始され
る。
このプログラムは、入力/出力ポックスフ5に進行し、
温度/湿度キー30cまたは天蓋部大気温度キー30b
のどちらかを押すようオペレータに命令を与えるメツセ
ージを液晶ディスプレー12に表示する。これにより、
農場における作物の天蓋部温度の測定を行なうか、また
は好ましくは農場外の湿度および大気温度測定を最初に
行なうかの直接の進行の選択がオペレータに与えられる
オペレータが温度/湿度キー30cまたは天蓋部温度キ
ー30bのどちらかを押すことにより入力を行なった後
、このプログラムは判断ボックス78に進行する。もし
、大気温度/湿度キーを押せば、プログラムは乾湿計1
5から湿度および大気温度データを受けとるため動作ボ
ックス79に進む。好ましくは、検討中の農場外を歩き
、それから周囲条件の測定のため扉36を開くようオペ
レータに命令するメツセージが液晶ディスプレー12に
表示される。扉36が開くと、相対湿度データが乾湿計
から得られ、コンピュータ記憶装置に適当な変数として
記憶される。このデータから蒸気圧の不足が既知の方法
にて計算される。そのようなデータが受けとられ、記憶
された後、プログラムは作物の天蓋部の温度測定値を得
るため人力/出力ボックス80に進む。
判断ボックス78にもどり、もし天蓋部温度キー30b
が大気温度/湿度キー30cのかわりに押されるならば
、分岐83により、作物の天蓋部温度測定のために、即
入力/出力ボックス80に導かれる。ボックス80では
、農場における天蓋部温度測定を行なう準備ができた時
、天蓋部温度キーを押すようオペレータに命令するメツ
セージが表示される。この時、ユニットを運ぶオペレー
タは最初、天蓋部温度測定を行ない、次いで適当にIR
温度計の照準を定め、作物がその視野内にあるように農
場内を移動する。オペレータが天蓋部温度キーを押すと
、天蓋部温度測定値がIR温度計から得られる。
天蓋部温度測定を行なった後、プログラムはボックス8
5に進み、放射光センサ14により太陽光が測定される
。この、最初の太陽光測定値は基準値として貯蔵され、
センサから受けとり、コンピュータ記憶装置に記憶され
たその後の獲得データの解析用と同様にその後の太陽光
測定値の基準となる。プログラムは次いで判断ボックス
86に進み、作物の天蓋部温度測定値が妥当であるかど
うかの検査がなされる。例として、作物の天蓋部温度測
定値が約15℃以下であるかまたは約40℃以上である
か判断するため検査される。下限以下の作物の天蓋部温
度測定値は空を照準に定めた場合のIR温度計の指示値
であり、一方上限以上の測定値は土壌を視野としたセン
サの指示値である。もし、天蓋部温度測定値がこれら限
界値外となると、プログラムは再び作物の天蓋部温度を
測定するため、分岐87によりボックス80にもどる。
もし作物の天蓋部温度測定値がそのような限界内であり
、妥当であると思われるならば、プログラムは判断ボッ
クス90に進み、最初の天蓋部温度測定値が得られてか
ら、太陽光が大きな変化をしたかどうかを判断するため
検査がなされる。上述のように、最初の太陽光測定値は
、基準として使用され、得られた太陽光測定値が基準値
の約25%以内にあるかどうか調べるための検査がなさ
れる。もし、その検査により太陽光の重大な変化が示さ
れれば、ボックス91において、オペレータにこのこと
を勧告し、更に彼に条件が安定するまで待ち、(長期に
わたる晴天または曇天がある時のように)、それから機
械をリセットするよう命令するメツセージを表示する。
もし、重大な変化がなければ、すなわち、目下の太陽光
測定値が基準値の約25%以内であるならば、プログラ
ムはボックス92に進む。この検査の結果、解析に使用
される天蓋部温度測定値はすべて全体に同様の太陽光条
件下で測定されるであろう。最初に得られた天蓋部温度
測定値に対しては、もちろん太陽光測定値は基準値に等
しい。前者は後者を設定するため使用される。したがっ
てプログラムは次いでボックス92に進む。
ボックス92では、天蓋部温度測定値は後の解析用とし
てコンピュータ記憶装置に記憶され、必要に応じてカセ
ットレコーダのようなデータ記憶装置に任意に記憶され
る。ボックス93に進むと、行なわれた温度測定の数を
示すカウンターが増加し、かつボックス94においては
あらかじめ設定された数の天蓋部測定が例えば30回な
されたかどうかを調べるため検査がなされる。もし、追
加して天蓋部温度測定が行なわれるならば、プログラム
は更に天蓋部温度測定を行なうためループ95を通りボ
ックス80にもどる。プログラムは、それから所望の数
の作物の天蓋部温度測定が農場の異なる位置において得
られるまでこの方法でループしつづける。所望の数の作
物の天蓋部温度測定がなされた後、プログラムはボック
ス94から判断ボックス98へ進む。判断ボックス98
では、大気温度/湿度測定値が得られたかどうかを調べ
るため検査が行なわれる。もし、得られていなければ、
プログラムは上記の方法でそのような測定を行なうため
ボックス99に進む。もし、大気温度/湿度測定値がそ
れまでに得られていれば、プログラムは直接、第4B図
に示される計算サブ−プログラムに進行する。
計算サブ−プログラムにより行なわれる計算または解析
および推奨または推奨されない温源用の判断サブ−プロ
グラムに使用される判断基準は、作物によってまた地域
によって変わるものだということをここで注目すべきで
ある。それゆえ、代表的な計算および判断基準のみが、
とうもろこしの灌漑計画に対し述べられており、またプ
ログラムは特定の作物および/または特定の地域に対し
て好結果を与えるように、種々の判断基準の使用に対し
種々の計算を行なうため容易に変えうる。
しかしながら、概して、本発明は以下に論議される植物
の水ストレス因子を具体化する作物の水ストレス条件に
基いた判断基準を意図している。−方、使用される特定
の基準は本発明の範囲外にある。
第4B図におけるブロック102において、前記方法に
おいて得られた天蓋部温度測定値の平均および標準偏差
が計算され、一方ブロック103〜105において、植
物の水ストレスの三つの指数が計算される。ボックス1
03において計算された指数は前記イドウソ−(Ids
o)等の文献(1977年)に報告されたストレス度目
指数に関連している。そのような指数は、ここではI1
で表わされ、これは平均天蓋部温度と周囲大気温度の差
である。すなわち、 11=下、−丁。
であり、ここで下。は平均天蓋部温度であり、T1は周
囲大気温度または乾湿計により測定される乾球温度であ
る。ブロック104において計算される指数は前記イド
ウソ−(Idso)等の文献(1981年)に報告され
ている水ストレス指数に関連している。そのような指数
はここではI2で示され、次式により計算される。すな
わち、 12= (I 1−D2)’/ (Di−D2)であり
、ここでDlは水ストレス条件下で予期されるHの近似
最大差であり、D2はよく撒水された条件下で予期され
うる11の最小値である。とうもろこしに対しては、こ
の計算はDlに対して一定の値約3を示し、D 2 =
 2.6’ 7−2.059 ”VPDであり、ここで
VPDは蒸気圧の不足である。ブロック105において
計算される第3の指数は、前記ジャクソン(Jacks
on )等の文献(1981年)において報告された作
物の水ストレス指数に関連している。そのような指数は
、ここではI3で示され、次式で示されるように第1の
指数、蒸気圧の不足量および太陽放射光の関数である。
すなわち、 13− (I 1−D4)/ (D3−D4)ここでr
、は風速センサなしに、5.0と仮定される作物の空気
力学抵抗に等しく、RN=0.79”RAD、ここでR
ADは太陽光センサの出力の値であり、ρは空気の密度
(1,287491−4,035152(10−’)”
T、)、Cρは空気の熱容量(1006,0)、Tは乾
湿計定数(64,54859+0.06472303”
 T、 )、およびΔは飽和空気蒸気圧曲線の傾き(4
4,869255+2.837391” T、 +0.
068165′″T、” +1.937586(10−
’)” T、’ )である。rlに関しては、設定は実
際には風速データのエントリーに対し行なわれる。
次に第4C図を検討する。前記計算の結果が前もって選
択された値と比較され、温湯命令を導出する。ブロック
110〜114に示される基準は、とうもろこしの湛液
計画に好結果をもたらす代表的な基準である。
ブロック110においては、I2が0.2をこえるか、
または0.2近傍の値であるかどうかを調べるため検査
が行なわれる。この状態は作物が全般に水ストレス状態
にあることを示している。もし、I2がその値を越えれ
ば、プログラムはボックス115に進み、適切な温湯命
令が液晶ディスプレー上に表示される。もしI2がその
値より大きくなければ、作物は概して、温源の必要がな
いことを示し、プログラムはボックス111に進み、作
物の天蓋部温度の標準偏差(SDCT)が1.5をこえ
るかまたは1.5近傍の値であるかどうかが検査される
。この状態は、農場における数カ所の部分の作物が水ス
トレス状態にあることを示している。もし5DCTがこ
の値を超えれば、プログラムはボックス116に進み、
適切な温湯命令が表示され、好ましくは作物が全般に湿
温を必要とせず、農場のいくつかの部分の作物だけが水
ストレス状態にあることが付加的に示される。
もし、5DCTが1.5を超えない場合、プログラムは
ボックス112に進み、I1が−2,0より大きいか、
または−2,0近傍の値がどうかを調べるための検査が
なされる。I1は■2程作物の水ストレスの重要な決定
因子ではないが、たとえI2指数が灌漑の必要を示さな
い場合でも、作物が潅液される保証を提供する。もし、
ボックス112において述べられた基準を満足すれば、
プログラムはボックス117に進み、適切な温湯命令が
表示され、好ましくは、I2および5DCT基準が潅液
を指示しないことを示す適切な表示を伴なう。
このような情報を与えられると、オペレータは温源を行
なうか、行なわないかという情報に基いた決定を行なう
ことができる。
もし、ボックス112における基準が、満足されなけれ
ば、プログラムはボックス113に進み平均天蓋部温度
が36℃を超えるか、または36℃近傍の値であるかど
うか調べるため検査される。
この状態は、作物がかなり暑い状態にあり、熱ストレス
にさらされていることを意味する。もし、そのような基
準が満たされれば、プログラムはブロック118に進み
、温源が作物の熱ストレスを減じるため推奨されること
を示すメツセージが表示される。
もし、ボックス113の基準が満足されなければ、プロ
グラムはボフ゛クス114に進み、I3が0゜60を超
えるか、または0.60近傍の値であるかどうかを調べ
るため検査が行なわれる。もし、ボックス114の基準
が満足されれば、プログラムはボックス119に進み、
灌漑命令のディスプレを行なう。この際、好ましくはす
べての他の判断基準が潅液の必要を指示しないことを示
すような適切な情報を伴なう。もし、ボックス114の
基準が満足されなければ、プログラムはボックス120
に進み、作物が温源を必要としないことを示すメツセー
ジが表示される。
考えられるように、本発明による上記装置および関連し
た方法は、作物の水ストレスデータの集積を容易にし、
即時に解析し、そのようなデータからそれに従って農場
の湿部をコントロールするための灌漑命令を導出する。
湿部命令はオペレータが灌漑を行なうか行なわないかの
最終的な、かつ情報を基にした決定をできるような適切
な認識により与えられる。もちろん、オペレータは最終
決定の際、天気予報がラジオキー33を押すことにより
都合よく得られ、雨が予想されるかどうか、というよう
な他の因子を考えることもできる。他方、オペレータは
、必要に応じて装置により出力された灌漑命令だけに頬
り、命令をうけると木質的に、自動的に灌漑装置を動作
させることができる。
次に第5図を検討する。本発明による温浸装置の別の態
様が示されている。上記装置のように、第5図の装置は
、作物の天蓋部温度センサ130、太陽光センサ131
、および大気温度/相対湿度センサ132を含んでいる
。センサ130〜132はアナログ−デジタルインター
フェース133を通して、コンピュータ134のような
デジタル装置に作用的に接続している。装置の構成部分
を動作させるためのかつ実時間クロック136用のバッ
テリー135のような電源も備えられる。
作物の天蓋部温度センサ130は好ましくは、例えば前
記のような赤外線温度計である。IR温度計は、好まし
くは検討中の農場の中心またはその付近の高い位置にあ
る支持棒139にとりつけられ、動力を備えた回転およ
び傾斜可能な装置140がIR温度計の水平および方位
角を制御するために備えられている。問い位置にある支
持台は作物の天蓋部の上部にIR温度計を位置させるた
めに十分な高さを有するプラットホームでありうる。も
し、農場が中心旋回支軸撒水装W141を用いて温浸さ
れるならば、IR温度計は好ましくは、その中心支軸構
造体の頂点にとりつけられる。他のセンサもプラットホ
ームまたは中心支軸構造体にとりつけられ、同様に他の
装置の構成部分は環境条件から保護するため、環境的に
密閉されたハウジング内にとりつけられている。このハ
ウジングは避雷針も含んでいる。
システムの好ましい操作は下記のように行なわれる。毎
日、設定された時間で、例えば1500時間にわたり実
時間クロック136がコンピュータ134を作動させる
。該コンピュータは内臓されるプログラムにより、セン
サ132から温度および湿度測定値を得る。次いでコン
ピュータはIR温度計130の水平かつ方位角を制御す
る装置140を作動させる。この結果、天蓋部の温度測
定値が、赤外線温度計が範囲内を走査するにつれて農場
のそれぞれ異なる位置において得られる。
各々の天蓋部温度測定値は妥当であるかどうかすなわち
、約15℃と約40℃の間であるかどうかを調べるため
、検査される。もし、この範囲外であるなら、この天蓋
部温度測定値は除かれる。
また、太陽光は天蓋部温度測定値が得られる度に放射光
センサ131により測定される。また最初に得られた太
陽光測定値は基準値として記憶されうる。天蓋部温度測
定値が得られる度に、太陽光において最初の天蓋部温度
測定値が得られてから重大な変化があったかどうかを調
べるため検査が行なわれる。もし、この検査で、太陽光
において重大な変化、例えば得られたばかりの太陽光測
定値が基準値の約25%の範囲外であるような場合を示
すとき、データ集積手順が再び開始される。
さもなくば、例えばIR温度計130が太陽光における
重大な変化がおこった場合に、データ集積が開始または
再開される時から完全に範囲内を走査するまで前述の手
順は継続する。
任意の適当な手段が、コンピュータの制御下において、
データの前記自動集積を実行するため使用できる。
このコンピュータ134がセンサ130〜132からの
データの自動集積を完了した後、前記計算および判断サ
ブ−プログラム(第4Bおよび40図)に従って、推奨
湿部条件を得るためそのようなデータの処理を行なう。
もし温源が指示されれば、コンピュータは農場において
使用される灌漑装置141の自動操作を開始させる適切
な命令信号を出力することができ、この装置は設定時間
、または他の例によれば、センサから得られる測定デー
タの関数として決められる植物の水ストレスの激しさに
基いてコンピュータが決定した時間だけ操作できる。
さらに、コンピュータは、このコンピュータと作用的に
接続した液晶ディスプレー145のメツセージと結びつ
いたアラームのような適切な命令をオペレータに出力す
ることができる。コンピュータは例えば湿部装置が農夫
により作動させられるような温湯制御ステーションに位
置する遠隔受信装置147に灌漑命令も伝達する通信装
置146も備えている。必要に応じて、集められたデー
タは更に解析のため記憶および/または伝送される。
本発明は好ましい具体例について示し、述べてきたが、
本明細書を読みかつ理解する当業者により、等価な変更
かつ修正が生じることは明らかである。本発明は、すべ
てのそのような等価な変更および修正を含み、前記特許
請求の範囲によってのみ限定されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による湿部計画用装置のブロック図であ
り、 第2図は本発明によるポータプルシステムユニットの斜
視図であり、 第3図は、本発明による、ポータプルシステムユニット
の使用を示す正面図であり、 第4A〜40図は、本発明による装置によって行なわれ
るロジックシーケンスのフローチャートであり、 第5図は本発明による別の温源計画装置の具体例のブロ
ック図である。 10・・・センサ、 11・・・電子装置、12・・・
出力装置、 13・・・IRセンサ、14・・・放射光
センサ、 15・・・相対湿度および温度センサ、  
16・・・コンピュータ、17・・・A/Dインターフ
ェース、18・・・入力装置、20・・・電源、 24
・・・ポータプルユニット、25・・・ハウジング、 
31・・・上部パネル、30a・・・リセットキー、3
0b・・・天蓋部温度キー、30c・・・大気温度/湿
度キー、 32・・・オン/オフキー、  33・・・ラジオキー
、35・・・サイドパネル、 36・・・扉、40・・
・延長棒、41・・・マウント、  41・・・取り外
し部分、46.47.51.52・・・増幅回路、50
・・・多重回路、 55・・・A/D変換回路、57・
・・非同期伝送回路。 手続補正書(方式) 3.補正をする者 事件との関係  出聞人 名 称   ザ スタンダード オイル カンパニー4
、代理人 7、補正の内容

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)作物の生育する農場の灌漑計画用装置であって、 作物の水ストレス条件を決定できる、作物の天蓋部の温
    度等の、農場に関する複数のパラメータを検知し、その
    検知したパラメータをそれぞれ表わすセンサデータを発
    生するセンサ手段と、 前記センサ手段からセンサデータを制御できる形で受け
    とり、そのデータから作物の水ストレス条件の前記デー
    タからの決定に少なくとも一部依存した灌漑命令を導出
    する、前記センサ手段に作用的に接続された電子的手段
    および、前記灌漑命令を出力し、それに従って農場の灌
    漑を制御する前記電子的手段に作用的に接続された、出
    力手段とを 含むことを特徴とする上記装置。
  2. (2)前記センサ手段が作物の天蓋部の温度を検知する
    ための赤外線温度計を含むことを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の装置。
  3. (3)前記センサ手段が更に相対湿度を検知する手段を
    含むことを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の装
    置。
  4. (4)前記センサ手段が更に入射太陽光を検知する手段
    を含むことを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の
    装置。
  5. (5)前記センサ手段が更に入射太陽光を検知する手段
    を含むことを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の
    装置。
  6. (6)前記電子的手段が、成育する作物に対してあらか
    じめ決定された判断基準により、センサデータを回折し
    、該データから灌漑命令を導出するプログラム可能なコ
    ンピュータを含むことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の装置。
  7. (7)更に、前記センサ手段からのセンサデータの受け
    取りを選択的に制御する、前記電子的手段に作用的に接
    続されたオペレータによる入力手段を含むことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の装置。
  8. (8)前記センサ手段が作物の天蓋部の温度を検知する
    ための赤外線温度計を含み、かつ前記電子的手段が前記
    赤外線温度計からの天蓋部の温度測定値を受け取る、前
    記オペレータ入力手段からの入力に応答する手段を含む
    ことを特徴とする特許請求の範囲第7項に記載の装置。
  9. (9)前記センサ手段が、更に入射太陽光を検知する太
    陽光センサ手段を含み、かつ前記電子的手段が、それぞ
    れの天蓋部の温度測定値に対する太陽光測定値を受け取
    り、そのような太陽光測定値を基準値と比較して該太陽
    光測定値が該基準値の特定範囲内であるかどうかを決定
    し、前記太陽光測定値が前記特定範囲外であれば、相当
    する天蓋部の温度測定値を除くような手段を含むことを
    特徴とする特許請求の範囲第8項に記載の装置。
  10. (10)前記出力手段が、前記灌漑命令を視覚的に表示
    する手段を含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項
    に記載の装置。
  11. (11)前記出力手段が、前記灌漑命令に従って農場に
    おける灌漑設備を自動的に制御する手段を含むことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の装置。
  12. (12)作物の成育する農場の灌漑計画用可搬型装置で
    あって、 ハウジングと、 作物の水ストレスの条件を決定できるような、作物の天
    蓋部の温度等の農場に関するそれぞれのパラメータを検
    知し、その検知したパラメータをそれぞれ表わすセンサ
    データを発生する、前記ハウジングにより支持された複
    数のセンサと、 前記ハウジングに取付けられかつ前記複数のセンサに作
    用的に接続されており、前記複数のセンサからのセンサ
    データを制御可能な形で受けとり、前記作物の水ストレ
    ス条件の前記データからの決定に少なくとも一部依存し
    た灌漑命令をそれから導出する、電子的手段と、 前記ハウジングにより支持され、かつ前記電子的手段に
    作用的に接続されており、前記灌漑命令を出力してそれ
    に従って農場の灌漑を制御する、出力手段とを含む上記
    可搬型装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002281841A (ja) * 2001-03-27 2002-10-02 Nagano Japan Radio Co 散水システム
JP2009240228A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Hiroshima Pref Gov 果樹における水ストレスの判別方法

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