JPS63122544A - インクジエツト記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は静電力によりインクを吐出するインクジェット
ヘッドを用いた平面走査型のインクジェット記録装置に
関するものである。

従来の技術 最近、静電力又は、静電力と空気流を使ったドロップオ
ンデマンド型のインクジェットヘッドを用いたプリンタ
が実用化されている。このプリンタの印字部は、第５図
のようになっている。

第６図に於いて、１０１はインクジェットヘッド、１０
２は表面電極、１０ａはインク室、１０４はインク室１
０３に設けられた制御電極、１０５は記録紙、１０６は
インク液滴である。ヘッド１０１には空気１０７とイン
ク１０８が供給されている。１０９は紙粉、１１０はイ
ンクノズルである。

なおＶＢはインクジェットヘッド１０１に印加するバイ
アス電圧Ｖ５は制御電圧であシ、この制御電圧ＶＳを印
加することにより、ヘッド１０１からインクが吐出され
る。

以上のような構成に於いて、以下その動作にっいて説明
する。

まず表面電極１０２と制御電極１０４の間には常にバイ
アス電圧ｖ８が印加されている。そして制御電圧ｖ５を
重畳して印加することによりインクが吐出し、空気流に
より加速され、インクノズル１１０よシ記録紙１０５に
付着する。

−刃表面電極１０２と記録紙１０５との距離は短く、表
面電極１０２は正に帯電しているので、ヘッドと対面す
る記録紙１０５０表面は負に帯電される。その上、飛翔
中のインク液滴は負に帯電されているので、インクが付
着する記録紙１０５では、さらに負電荷を帯びる。

発明が解決しようとする問題点 以上のような構成では、インクジェットヘッドの表面電
極１０２が常に正に帯電している為に、記録紙１０５に
付着しているゴミ及び記録紙表面をコーティングしてい
るコーテイング材（以後これらを総称して紙粉と呼ぶ）
が、ヘッド１０１の表面電極１０２上に引かれ付着する
。

これらの紙粉１０９が、ヘッドのインクノズル１１０及
びその周辺に付着した場合、インクづまシ、及び吐出面
りが生じプリント特性を悪くするという問題があった。

本発明は、以上のような問題を解決するもので、紙粉を
事前に除去し、プリント特性の劣化を防ぐ本発明は、イ
ンクジェットヘッドの走査方向にヘッドに隣接して粘着
物をはった電極を設け、この電極にヘッドの表面電極＃
※晴の電位名取上の電位を印加するようにしたものであ
る。

作　　用 本発明は上記構成により、ヘッドの移動に先だって、記
録紙の紙粉を静電力で引き、粘着物をはった電極に付着
させ、紙粉がヘッドに付着することを極力おさえるよう
にしたものである。

実施例 以下図面を参照しながら本発明の第１の実施例について
説明する。

第１図は本発明の第１の実施例におけるプリント部分の
上面図である。第１図に於いて、１はインクジェットヘ
ッドであシ、走査時は図示のごとく横方向に往復運動す
るものである。２はヘッド１０表面電極であシ、この表
面電極２にはインク吐出用のノズル穴（図示せず）がお
いている。４は制御電極であり、この制御電極４と表面
電極２との間には常時バイアス電圧Ｖ９が印加されてお
シ、インクを吐出する時は、制御電圧ＶＢが重畳される
。５は記録紙であシ、ヘッド１の移動方向と平行におか
れていて、ヘッドの１走査毎にこの記録紙５は一定長だ
けヘッド移動方向に垂直方向に移動する。６，７は集粉
電極であシ、ヘッド移動方向に垂直方向ではヘッド１よ
シは長くつくられておシ、ヘッド１の表面電極２との間
には集粉電圧Ｖｐ（Ｖｐ≧０）が印加される。８，９は
粘着性テープであり、集めた紙粉を固定させる為に、表
面は粘着物でおおわれている。１０はスイッチ素子であ
シ、ヘッド１が移動している時に閉じるようになってい
る。

以上のような構成に於いて、以下その動作説明をする。

第１図に於いて、ヘッド１が左から右へ移動するときス
イッチ素子１０は閉じ、集粉電極７は正に帯電されてい
るので、記録紙５の集粉電極７に面している部分の紙粉
は、静電力にょつて集粉電極７に引き寄せられるが、そ
の紙粉は集粉電極７の前面におかれた粘着性テープ９に
よって捉えられ、固定される。それ故、そのあと、ヘッ
ド１が記録紙５の同じ所を通過してもヘッド１には紙粉
はつかずしたがって、記録特性は劣化しない。

今度は、ヘッド１が右から左へ移動する場合について考
えると、前と同じように集粉電極６は正に帯電されてお
シ、記録紙５の集粉電極６に面している部分の紙粉は引
き寄せられ、粘着性テープ８に捉えられ固定される。故
に、ヘッド１に−は紙粉はつかない。

以上の説明から明らかなように本実施例によれば、イン
クジェットヘッドの移動方向に対し、ヘッドの端部付近
に粘着性テープのついた集粉電極を設け、ヘッドの表面
電極に印加する電位以上の電圧を印加することにより、
ヘッドに先んじて紙粉を集め除去するので、ヘッドのプ
リント特性の劣化を防ぐことができる。

第２図は、ヘッドを４個にした時の実施例のプリント部
分の上面図である。第２図に於いて、１１．１２，１３
，１４はヘッドであシ、走査時は図示のごとく横方向に
往復運動するものである。

１５．１６，１７．１８は表面電極であシ、１９゜２０
．２１，２２は制御電極である。制御電極１９．２０，
２１．２２と表面電極１５，１８゜１７．１８との間に
は夫々、バイアス電圧ＶＢと制御電圧ＶＳＩ　、ＶＳ２
．ＶＳ３．ＶＳ４が印加される。ヘッドが４個の場合は
、第１ヘツド１１と第４のヘッド１４の端部付近に集粉
電極２４　、２５を設ける。

第２図の動作は、第１図の動作で説明したのと同じで、
紙粉はヘッドが左から右へ移動する時は粘着性テープ２
７に固定され、右から左へ移動する時は、粘着性テープ
２６に固定される。

第３図は、表面電極と集粉電極を一体化し、かつ集粉電
圧Ｖｐ＝Ｏとして、電位も等しくした場合の実施例を示
す。

粘着性テープ３８．３９は、夫々集粉電極３６゜３７上
にあるので、紙粉は移動方向によって夫々粘着性テープ
３８．３９に固定され、ヘッド３１には付着されにくい
。それ故、紙粉によるプリント特性の劣化を防ぐことが
できる。

第４図は、集粉電極に対する粘着性テープの取付は実施
例である。

第４図に於いて、４３は記録紙であシ図面の縦方向に、
一定の長さずつ移動する。４１は集粉電極であシ、集粉
電極４１には表面電極（図示せず）よシ集粉電圧Ｖｐ　
（Ｖｐ≧０）だけ高い電位が印加されるようになってい
る。４２Ｆｉ粘着性テープであり、この粘着性テープ４
２は巻き取りタイブとなってカートリッジ４５に組み込
まれ、カセットタイプで、集粉電極４１の前面に装着さ
れる。

４４は紙粉、４６はスイッチ素子であシ、ヘッドが移動
する時に閉じて集粉電極４１に集粉電圧Ｖｐを印加する
ようになっている。

このように粘着性テープ４２をカセットタイプにするこ
とにより、手を汚さずに粘着性テープ４２と装置、脱着
することが出来る。又、この時、ヘッドの往復運動に連
動して粘着性テープ４２を自動的に巻き上げるようにす
ることも出来る。

発明の効果 以上のように本発明は、インクジェットヘッドの走査方
向の両端付近に集粉電極を設け、ヘッドと共に移動させ
ることにより、記録紙の紙粉を前もって除去するので、
ヘッドのノズル詰りゃ吐出臼シを軽減しプリント特性の
劣化を防ぐことができ、その効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるインクジェット記録装置の第１の
実施例に於ける平面図、第２図は本発明によるインクジ
ェット記録装置の第２の実施例を示す平面図、第３図は
本発明によるインクジェット記録装置の第３の実施例を
示す平面図、第４図は本発明におけるインクジェット記
録装置の粘着性テープ取付部の側面図、第５図は従来の
インクジェット記録装置のプリント状態を示す側面図で
ある。 １・・・・・・インクジェットヘッド、２・・・・・・
表面電極、４・・・・・・制御電極、５・・・・・・記
録紙、６．７・・・・・・集粉電極、８，９・・・・・
・粘着性テープ、１０・・・・・・スイッチ素子、４１
・・・・・・集粉電極、４２・・・・・・粘着性テープ
、４３・・・・・・記録紙、４４・・・・・・紙粉、４
５・・・・・・カートリッジ、４６・・・・・・スイッ
チ素子。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第４図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）静電力によりインクの吐出を制御するインクジェ
   ットヘッドと、前記インクジェットヘッドの走査方向に
   、ヘッドに隣接して設けられた電極と、前記電極の記録
   紙に面した部分に設けられた粘着体を備え、前記電極に
   インクジェットヘッドに静電力を与える電圧以上の電圧
   を印加することを特徴とするインクジェット記録装置。
2. （２）インクジェットヘッドと電極とを一体化した特許
   請求の範囲第１項記載のインクジェット記録装置。
3. （３）粘着体を巻き取りテープ状にしてカートリッジに
   入れ、巻き取り操作をインクジェットヘッドの走査状態
   に連動させて一定量ずつ巻き取る特許請求の範囲第１項
   記載のインクジェット記録装置。