JPS63122461A - 流量切替式脳室シヤント - Google Patents

流量切替式脳室シヤント

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JPS63122461A
JPS63122461A JP61270634A JP27063486A JPS63122461A JP S63122461 A JPS63122461 A JP S63122461A JP 61270634 A JP61270634 A JP 61270634A JP 27063486 A JP27063486 A JP 27063486A JP S63122461 A JPS63122461 A JP S63122461A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、水頭症の患者の体内に手術により埋め込まれ
る脳室−腹腔シャントまたは脳室−心房シャント(以下
、「脳室シャント」という、)に関し、特に流量の切替
えを行なえるようにした脳室ンヤントに関する。
〔従来の技術〕 一般に、脳室シャントは、脳室内へ挿し込まれる細管状
の脳室カテーテルと、この脳室カテーテルに接続してリ
ザーバやポンプ室により構成されるシャント本体(中継
室)と、このシャント本体に接続されて腹腔や心房へ挿
し込まれるチューブ状の腹腔カテーテルまたは心房カテ
ーテルとで構成されている。
そして、上記シャント本体は、頭皮下で頭蓋骨上に埋設
され、同シャント本体の内部には、脳室からの排出液で
ある髄液の圧力により押し開かれうるマイター弁等によ
り構7!されるリリーフ弁が設けられており、このリリ
ーフ弁は、流量調整部としての機能により流量の規制を
行なうとともに逆止弁としての機能をそなえている。
このような従来の脳室シャントとして、米国特許出願番
号302181号に基づく優先権主張を伴う特開昭50
−117280号公報に示される「生理学上の分流機構
用のプラグ弁」や米国特許出願番号183463号に基
づ(優先権主張を伴う特開昭48−41588号公報に
示される「生理学的排液用吸引制御装置」が提案されて
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、脳室シャントの埋設後に、前述の逆止弁によ
る規制流量の調節を8栗とする場合があるが、従来の脳
室ンヤントでは単一のリリーフ弁により規制流量が固定
されているので、患者の頭部等に埋設するシャント本体
を、手術等により、他の規格の′I!4整流量全流量リ
リーフ弁と交換しなければならないという問題点がある
本発明は、このような間2点の解決をはかろうとするも
ので、患者の体内に埋設されたシャント本体を交換する
ことなく体外からの駆動力により簡易な揉作で流量の切
替えを行なえるようにした、流量切替式脳室シャントを
提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本発明の流量切替式脳室シャントは、脳室に先
端部を挿し込まれて同脳室か゛らW!液を排出しうる脳
室カテーテルと、腹腔または心房に先端部を挿し込まれ
て同服腔虫たは心房へ上記!II液を送出しうる腹腔カ
テーテルまたは心房カテーテルと、上記脳室カテーテル
の基端部と上記の腹腔カテーテルまたは心房カテーテル
の基端部とにそれぞれ接続されて各カテーテルを連通さ
せるシャント本体とをそなえる脳室シャントにおいて、
上記の腹腔カテーテルまたは心房カテーテルから上記脳
室カテーテルへの1mw1.の逆流を防止しうる逆止弁
をそな元、上記シャント本体に、上記脳室カテーテルか
ら上記の腹腔カテーテルまたは心房カテーテルへ送られ
る髄液の流量を切替えるための流量切替機構が設けられ
て、同流型切V磯構が、相互に並列接続された複数の流
路と、同複数の流路のそれぞれに介挿されて各流路の連
通状態における流量をそれぞれ所定流量に訓整しうる複
数の流ffLyj!4g部と、上記複数の流路のそれぞ
れに介挿され外側からの駆動力を受けて各流路を個別に
遮断しうる複数の開閉弁とをそなえて構成され、上記流
量切替機構の複数の開閉弁のうち少なくとも1つが、上
記シャント本体の上記リザーバに連通するとともに上記
腹腔カテーテル側流路に開口を介して連通する空所と、
同空所の上部壁面を形成する可撓膜と、上記開口の周囲
に形成された弁座と、上記可撓膜の上記空所側壁面に取
り付けられて同可撓膜の下方への押圧時に上記弁座を閉
鎖しうる突起状弁体とをそなえたボタン式開閉弁として
構成されたことを特徴としている。
〔作 用〕
上述の本発明の流量切替式脳室シャントでは、複数の流
路にそれぞれ介挿されたボタン式開閉弁を外側からの駆
動力により開田させることにより、シャント本体におけ
る複数の開閉弁が個別的に開閉制御されて、これにより
、複数の流路の連通遮断状態が制御されて、流量のり替
えが行なわれ、髄液の流量が、連通状態における流路に
介挿された流量調整部により規制される流量の総和の流
量となる。
〔実施例〕
以下、図面により本発明の実施例についで説明すると、
mi〜10図は本発明の第1実施例としての流ff1f
fl替式脳室シャントを示すものであり、tjS11〜
16図は本発明の第2実施例としての本脳室シャントの
頭蓋内圧測定装置への適用例を示すものである。
第1〜10図に示すように、第1実施例では、f!設物
として流量切替式脳室シャントAが用いられるようにな
っており、この流量切替式脳室シャントAは、fjSl
、2図に示すように、頭蓋内圧測定用脳室シャントとし
てのは能を兼ね備えでおり、患者の脳室19(111図
参照)に先端部2bを挿し込まれて同脳室19から髄液
を排出しうるm管状の脳室カテーテル2と、腹腔または
心房に先端部を挿し込まれて腹腔または心房へ上記(l
ffI2v!、を送出しうる腹腔カテーテルまたは心房
カテーテル(以下、「腹腔カテーテル」という。)3と
、脳室カテーテル2の基端部2aと腹腔カテーテル3の
基端部3aとにそれぞれ接続されて各カテーテル2,3
を相互に連通させる主通路10をそなえたシリコン!f
Jl製等の軟質壁からなるシャント本体(中継室)1と
をそなえてvj成されている。
また、これらのシャント本体1.脳室カテーテル2およ
び腹腔カテーテル3には、腹腔カテーテル3から脳室カ
テーテル2への髄液の逆流を防止しうる逆止弁4が設け
られており、この逆止弁4は、本実施例では後述する流
量切替機構5の流量調整部としてのマイター弁6,7が
その機能を兼用している。
シャント本体1は、上述の脳室カテーテル2と腹腔カテ
ーテル3とに接続する主通路10と、主通路10の脳室
カテーテル2側に形成された小室状のりザーバ11と、
主通路10のリザーバ11よりも下流側に形成された分
岐部10aと、主通路10の腹腔カテーテル3側に形成
された分岐部10bと、これらの分岐部10aと分岐部
10bとを相互に並列接続する第1の流路13および第
2の流路14とをそなえて構成されている。
なお、第1図中に鎖線図示するように、縫糸貫通孔15
を貫通する縫糸等を頭皮16に縫合することにより、頭
皮16下で頭蓋骨17上に固定してもよい。
第1の流路13には、第1.6図に示すように、このt
jSlの流路13の連通状態における流量を所定流量Q
、に調整しうる第1の流ft?g整部としてのマイター
弁6と、シャント本体1の外側からの駆動力を受けでこ
の第1の流路13を遮断しうる第1の開閉弁としてのボ
タン式開閉弁8とが介挿されている。
第2の流路14には、第1図に示すように、この第2の
流路14の連通状態における流量を所定流量Q、(ここ
では、=1/2Ql)に調整しうる第2の流inn郡部
してのマイター弁7と、シャント本体1の外側からの駆
動力を受けて12の流路14を遮断しうるfjs2のr
m閉弁としてのボタン式開閉弁9とが介挿されている。
すなわち、この脳室シャントAにおける流路13゜14
中に、脳室カテーテル2から腹腔カテーテル3へ向けて
、リザーバ11と、同リザーバ11と逆止弁4としての
マイター弁6,7を介して連通する遮断弁開放用ポンプ
室31と、流路13を遮断しうる遮断弁機構34として
の上述の開閉弁8,9であるボタン式遺断弁32とが順
次配設されている。
このボタン式遮断弁32は、上記シャント本体1の遮断
弁開放用ポンプ室31に連通するとともに上記腹腔カテ
ーテル3側流路13に開口32eを介して連通する弁室
(空所)32fと、同弁室32fの上部壁面を形成し、
指18等の外力を受けて凹みうる可撓v、32aと、上
記開口32 eの周囲に形成された弁座32cと、上記
可撓膜32aの上記弁室32f側壁面に取り付けられて
同可撓膜32.aの下方への抑圧時に上記開口32eを
閉鎖しうる突起状弁体321+とをそなえたブツシュ式
開閉弁として構成されている。
なお、図中の符号35は、連結部材を示している。
また、逆止弁4を設けずに、第5図に示すように、ポン
プ室31と脳室カテーテル2との間の主流路10の上方
の可撓1jJ10cを指18で押圧するようにしてもよ
い。
さらに、第7〜10図に示すように、ボタン式遮断弁3
4において、弁体32′bと弁座32′Cとの間の隙間
をなくしてもよく、この場合、中間仕切りll!232
’dが弁室32゛f内の圧力により下方へ抑圧されて、
開口32゛eが開くように構成される。
そして、弁体32゛bは、3本のスポーク32′gによ
り、リング32’l+に連結されており、スポーク32
°gは、可撓膜32°aを上方に押し上げるようにスプ
リング機能をなす。
ボタン式遮断弁34が、閉鎖状態となっていると、弁体
32゛bとスポーク32°8との連結部分であるくびれ
部32°iが開口32°eと密着するようになっている
本発明の(@i実施例としての流量切替式脳室シャント
は上述のごと<構成されているので、このボタン式遮断
磯構付き脳室シャントAを所定位置に埋設した状態で、
流量切替磯415および遮断弁磯h134を作動させる
には、Pt53図に実線で示すように、指18で頭皮1
Gを介して各ボタン式遮断弁32の可撓1i32aを押
圧して、同可撓11132gの中央下側に付設された突
起状弁体32bを弁座32cである中間仕切り膜32d
の開口32eに押し込むことにより、開口32eを閉鎖
する。
なお、遮断弁機構34を開放状態にするには、第4図に
示すように、遮断弁開放用ポンプ室31の上部可撓11
131aを押圧することにより、弁室32f内の圧力が
高められて、弁体32bが開口32eから上方へ離脱す
ることにより、遮断弁fitXIt34が開放状態とな
る。
また、本実施例における流量切V部を3個以上にして、
相互に異なる規制流量に設定してもよく、例えば、順次
最小流量Qに関し、nを自然数とする2n倍に設定され
た規制流量をもたせれば、(21−1)段階の流量切替
えを行なうとともに、遮断弁機構34としての機構をそ
なえることがで終る。
なお、上述の実施例において、リリーフ弁6゜7に替え
て流量の異なるオリフィスを配設してもよく、この場合
、第1および第2の流路13,14にそれぞれ逆止弁を
介挿したり、主通路10に単一の逆止弁を介挿すること
が行なわれる。
本実施例では、次のようにして流量を切替える機能を有
する。
Pt52.7図に示すように、弁体32b、32’bを
それぞれ開放状態にすると、患者の脳室19から脳室カ
テーテル2を通ってリザーバ11へ流入してきた髄液が
、主通路10ならびにf:tSlおよび第2の流路13
,14を通過して弁室32r、32’f内に入り、マイ
ター弁6,7の上流側髄液の圧力と下流(IIIllI
液の圧力との差が所定以上であれば、マイター弁6,7
は開放状態となり、2つの開放状態の131閑弁32を
通過して、分岐部1011に髄液が流出し、髄液は、こ
の分岐部10bからさらに腹腔カテーテル3を通って、
患者の腹腔や心房内へ流入する。
このようにして、脳室からのa″aは、2つのマイター
弁6,7の各規制流量の和(Ql十02)としての最大
流量で流れる。
次に、流量を中程度のQ、にしたい場合は、第3.8図
に示すように、第1の流路13中の弁体32b、32’
l+を弁座32c、32’cに着座させて第1のrTi
閉弁8を開放させるとともに、r52の流路14中の弁
体321+、32’bを弁座32c、32’cに着座さ
せて同PA2の開閉fF9を閉鎖させればよく、これに
よりWtaは規制流量の比較的大きいrjSlのマイタ
ー弁6のみを通って流れることができる。
また流量を一層小さいQ2にしたい場合には、第3,8
図に示すように、第1の流路13中の弁体32b、32
’bを弁座32c、32’cl:着座させてf51の開
閉弁8を閉鎖させるとともに、第2の流路14巾の弁体
32b、32’bを弁座32c、32’cに着座させて
第2のImr)]弁9を閉鎖させればよく、これにより
髄液は規制流量の比較的小さい第2のマイター弁7のみ
を通って流れることができる。
上述のごとく、本実施例では第1のマイター弁6と第2
のマイター弁7とが相互に異なる規制流量を有している
ので、2個のマイター弁6,7によ1段階の流量切8え
および遮断が行なわれるが、両マイター弁6,7が同一
の規制流量を有している場合でも、その一方のみに流通
させる場合と、両方に流通させる場合との2段階の流量
切替えを行なうことができる。
この脳室シャントを経由する髄液の流出を停止させたい
場合には、第1の流路13および第2の流路14中の弁
体32b、32’bをそれぞれm頷位置である弁座32
c、32’cへ導き第1および第2の開V11か8.9
をともにmaしで、リザーバ11から主通路10と第1
および第2の流路13,14とを通じてマイター弁6,
7へ至る髄液の流れをともに遮断すればよい。
Pt511〜16図に示すように、本発明の第2実施例
としての流量切替式脳室シャントは、頭蓋内圧工1定装
置に適ルされるもので、この頭蓋内圧測定装置は、患者
の体内に埋設される、!jS1実施例と同様の埋設物と
してのボタン式流量切替機構付き頭蓋内圧測定用脳室シ
ャントAと、患者の体外に配設されて、この脳室シャン
トAの頭蓋内圧測定用リザーバ11に頭皮16を介して
接触しうる圧力検出装置Bとから構成されている。
リザーバ11の上部には薄膜状の可撓性頭蓋内圧測定用
弯曲ドームllaが形成されている。
圧力検出器WiBは、圧力検出器23と、同圧力検出器
23の圧力センサ23eからの圧力検出信号をリード線
24を介して受けて増幅する増幅器25と、同増幅B2
5からの増幅された信号をリード線26を介して受けて
記録するためのプリンタ等の記録計27や表示するため
のCRT等の表示[28とからM11成されでいる。
圧力検出器23は、経皮脳圧センサとして構成されてお
り、ケース23aと、同ケース23aの検出端側に連結
された所定長さの外f:J23bと、ケース23aの裏
面側に連結された押え板23eと、外123b内に摺動
可能に内挿された柱状受圧板23dと、同受圧板23d
に接続して同受圧板23dからの圧力を電気信号に変換
してリードg24を介して出力するための表面にシリコ
ンをモールドされた拡散型半導体圧力センサ(または荷
重センサ)23eと、ケース23a内の圧力センサ23
eに付勢力を与える硬めのスプリング23fと、圧力セ
ンサ23eを位置決めするためのゼロアジャスタ23.
とから構成されている。
なお、図中の符号20は脳、21は硬膜を示している。
本発明のfjS2実施例としての頭蓋内圧測定vc置は
上述のごとく構成されているので、埋設物としての脳室
シャントAを所定位置に埋設した状態で、第12〜14
図に示すようにして頭蓋内圧を測定することができる。
(0)シャント本体1に、脳室カテーテル2から腹腔カ
テーテル3への髄液の流れを遮断しうる遮断弁機構34
を閉作動させて、髄液の流れを遮断する[第12図中に
傾線図示のステップa1参照1.この場合の遮断弁機構
34の作動は、第1および第2の流量切替部5 fit
 5 bを同時に閉状態とすることにより行なう。
(1) [皮16下、且つ、頭蓋骨17上に埋設された
頭蓋内圧測定用リザーバ11へ脳室カテーテル2を通じ
て1mlを導くとともに、同髄液の圧力により上記リザ
ーバ11の上部ドームllaを外方へ向けで突出するよ
うに展張させる(ステップa2)。
(2)圧力検出器fiBをオンとして、測定を開始する
[第13図((1)およびfjS14図中の時刻t^に
おけるセンサ深度LAij照]。このとき、検出端30
は、頭皮16から離隔していて、非接触状態となってい
る。
したがって、この状態では、ドーム1111に圧力が外
部から加わることがない。
(3)圧力検出装置Bの検出端30を上記上部ドームl
laに頭皮1Gを介して当接させることにより[?tS
13図(b)お上V第14図中の時刻1Bにおけるセン
サ深度LB参照]、圧力Pの計測を開始する(ステップ
a3)。
(4)次いで、検出端30を上部ドームllaの上面中
央が平らになるまで押し込む[第13図(e)および第
14図中の時刻tcにおけるセンサ深度Lc参照1゜ この状態は、受圧4f223(1の先端面と頭皮16を
介して弯曲ドームllaの上面とが準平面(co−pl
ane)となった状態で、押し込み深さLと検出圧力P
との関係において変曲(以下、この変曲点を[BP+J
という、)が生じる。
(5)さらに、上部ドームlluの上面がっ」2れる状
°態まで、押し込みを継続する[第13図(d)および
fjS14図中の時刻LDにおけるセンサ深度り、参照
]。
この状態は、受圧、[23dの先端面が頭皮16を介し
て弯曲ドームllaに陥没した状態となり始めた状態で
、押し込み深さLと検出圧力Pとの関係において変曲(
以下、この変曲点をrBPdという、、)が生じる。
(6)この押し込み過程における圧力検出:ulBの検
出圧力を記録計27で記録したり、表示vc置28で表
示することにより測定し、検出端30の押し込み深さL
を少し変化させても検出圧力Pの変化しない区間(変曲
点BP、〜BP2間)を検出し、この区間における検出
圧力Pを頭蓋内圧とする。(ステップa4) すなわち、押し込み深さLと検出圧力Pとには、2つの
変曲点Br’、、BP2を有する特性があり、ここで変
曲点BP、〜I3 P 2間は、検出圧力Pの変化幅が
小さい。
このようにして行なわれる本実施例の経皮的頭蓋内圧測
定の原理は、次の条件が成立することを前提とし、次の
測定対象に対して行なわれる。
まず、その条件は、第11図に示すように、頭蓋内圧が
頭皮16直下に導出され、半径rの“やわらかい”ドー
ム11直に頭蓋内圧と等しい圧力が存在するものとする
この場合の測定対象は、頭皮16下に埋め込まれている
埋設物本体22(脳室シャント本体1)内の圧力であり
、この圧力を頭皮16の外部より間接的に測定する。こ
の際、頭皮16およびリザーバ11を軽(圧迫してもl
yl′1区内圧にほとんど変動がないものとする。
このときラプラスの定理より、次の測定原理が導かれる
第15図に示すように、頭皮16および埋設物本体22
(脳室シャント本体1)のドームllaを半径「の球体
の一部であると考える場合に、球体は、内圧(脳圧)P
;と、外圧(通常は大気圧)Poと、頭皮1Gおよび埋
設物本体22のドームllaの張力Tとの間にラプラス
の定理が成立する。
すなわち、次の関係が成立している。
Pi−Po=2T/r    ・・・(1)ここで、ド
ームllaの外より内圧Piを測定する場合、Pi=P
oとなるような条件が(1)式の下で成立すればよい。
そして、このラプラスの定理に基づき、次の測定原理が
成立する。
いま、ドームllaの外部を第16図に示すような板2
9で圧迫してみる。ドームllaの上面は板2つにより
平面状になる。この板29の平面状部分の面積なりとす
ると、Dの狽域では、先の゛ラプラスの定理に基づいて
考えると、rが無限大になったことに相当する。
すなわち、rを■とすると、(1)式の右辺は0となり
、このと!Pi=Poが成立する。このことか呟 ドー
ムllaおよび頭皮16を適当な外圧で圧迫した場合、
平面状になった部分に加わる外圧は、内圧と等しくなる
ことがわかる。
ただし、実際の測定では、ドーム11aを必要な部分だ
け正確に圧迫するために以下の7αに注意する必要があ
る。
■ ドーム11&を平面状に圧迫すること■ 上記りの
領域でのみ外圧を検出すること■ 必要以上にドームl
1gをつぶさないことこれらの条件を成立させると、実
際の測定を行なうことができるのである。
本実施例によれば、次のような効果ないし利点を得るこ
とができる。
(1)植込後の圧力測定のための圧力ゼロ点′Ij4整
(キヤリプレーシシン)を行なう必要がない。
(2)埋設物が、CTスキャナーや核磁気共鳴スキャナ
ー等の断層像作成に障害とならないように構成できる。
(3)取り扱いが行ないやすく、非測定時における脳損
傷等の侵襲も生じない。
(4)埋設手術等も容易に行なえる。
(5)低コストで実現できる。
なお、上述の各実施例において、突起状弁体32b。
32゛bの材質としては、レントゲン写真による位置確
認を行なえるように、そのプラスチック材に造影剤を混
入したものを用いてもよい。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の流量切替式r!A室シヤ
シヤントれば、簡素な構造で、従来困難とされていた流
量の切替え操作を著しく簡便に且つ安全に行なえる利点
があり、流量調整位置を正確に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜10図は本発明の第1実施例としての流量切替式
脳室シャントを示すもので、第1図はその平面図、第2
図はその縦断面図(第1図のU−■矢視線に沿う断面図
)、fjrJ3.4図はいずれもその作用を説明するた
めの要部縦断面図、第5図はその逆上弁を配設しない変
形例を示す要n縦断面図、Pt46図は第2図の■−■
矢視断面図、17〜10図はいずれもそのボタン式開閉
弁の変形例を示すもので、MS7図はその開放状態を示
す縦断面図、第8図はその閉鎖状態を示す縦断面図、第
9図はtj&7図の[−ff矢視断面図、第10図はそ
の弁体を下方から見た平面図であり、第11〜16図は
本発明の第2実施例としての頭蓋内圧測定装置を示すも
ので、第11図はその計測状態を示す模式的縦断面図、
m12図はその測定要領を説明するための70−チャ−
15第13図(、)〜(d)はいずれもその側定手順を
示す模式的側面図、第14図はその作用を説明するため
のグラフ、第15゜16図はその測定原理を説明するた
めの模式的斜視図および側面図である。 1・・シャント本体(中継室)、1a・・軟質上壁、2
・・脳室カテーテル、2a・・基端部、2b・・先端部
、3・・腹腔カテーテル、3a・・基端部、4・・逆止
弁、5・・流量切替機構、5a・・第1の流量切替部、
5b・・第2の流量切替部、6・・第1の流量調整部と
してのマイター弁、7・・第2の流量調整部としてのマ
イター弁、8・・第1の開閉弁としてのボタン式開閉弁
、9・・tjS2のrm+R弁としてのボタン式開閉弁
、10・・主通路、10a*10b・・分岐部、10c
・・可撓膜、11・・リザーバ、lla・・薄膜状可視
性頭蓋内圧測定用弯曲ドーム、13・・第1の流路、1
4・・第2の波路、15・・縫糸貫通孔、16・・頭皮
、17・・頭蓋骨、18・・指、19・・脳室、20・
・脳、21・・硬膜、22・・埋設物本体、23・・圧
力検出器、23a・・ケース、23b・・ガイド部とし
ての外筒、23c・・押え板、23d・・受圧部として
の柱状受圧板、23e・・拡散型半導体圧力センサ(荷
重センサ)、23f・・ゼロ7ノヤスタ、24・・リー
ド線、25・・増幅器、26・・増幅器、27・・外部
機器としての記録計、28・・外部機器としての表示v
cWi、29・・板、30・・検出端、31・・遮断弁
開放用ポンプ室、31a・・可撓膜、32゜32′・・
ボタン式遮断弁(プッシェ式開閏弁)、32a、32’
a・−可撓膜、32b、32’b−−突起状弁体、32
c、32’e・・弁座、32d、32’d−・中間仕切
り膜、32e、32’e・・開口、32r。 32゛f・・弁室(空所)、32゛g・・スポーク、3
2’h・・リング、32°i・・くびれ部、34・・遮
断弁機構、35・・連結部材、A・・埋設物としての頭
蓋内圧測定用脳室シャント、B・・圧力検出y!c置、
C0L・・中心線。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)脳室に先端部を挿し込まれて同脳室から髄液を排
    出しうる脳室カテーテルと、腹腔または心房に先端部を
    挿し込まれて同腹腔または心房へ上記髄液を送出しうる
    腹腔カテーテルまたは心房カテーテルと、上記脳室カテ
    ーテルの基端部と上記の腹腔カテーテルまたは心房カテ
    ーテルの基端部とにそれぞれ接続されて各カテーテルを
    連通させるシャント本体とをそなえる脳室シャントにお
    いて、上記の腹腔カテーテルまたは心房カテーテルから
    上記脳室カテーテルへの髄液の逆流を防止しうる逆止弁
    をそなえ、上記シャント本体に、上記脳室カテーテルか
    ら上記の腹腔カテーテルまたは心房カテーテルへ送られ
    る髄液の流量を切替えるための流量切替機構が設けられ
    て、同流量切替機構が、相互に並列接続された複数の流
    路と、同複数の流路のそれぞれに介挿されて各流路の連
    通状態における流量をそれぞれ所定流量に調整しうる複
    数の流量調整部と、上記複数の流路のそれぞれに介挿さ
    れ外側からの駆動力を受けて各流路を個別に遮断しうる
    複数の開閉弁とをそなえて構成され、上記流量切替機構
    の複数の開閉弁のうち少なくとも1つが、上記シャント
    本体の上記リザーバに連通するとともに上記腹腔カテー
    テル側流路に開口を介して連通する空所と、同空所の上
    部壁面を形成する可撓膜と、上記開口の周囲に形成され
    た弁座と、上記可撓膜の上記空所側壁面に取り付けられ
    て同可撓膜の下方への押圧時に上記弁座を閉鎖しうる突
    起状弁体とをそなえたボタン式開閉弁として構成された
    ことを特徴とする、流量切替式脳室シャント。
  2. (2)上記複数の流量調整部が、相互に異なる規制流量
    をもつように構成された、特許請求の範囲第1項に記載
    の流量切替式脳室シャント。
  3. (3)上記複数の流量調整部の各規制流量が、順次最小
    流量Qに関し、nを自然数とする2^n倍に設定されて
    いる、特許請求の範囲第2項に記載の流量切替式脳室シ
    ャント。
  4. (4)上記複数の流量調整部のうちの少なくとも1つが
    、同流量調整部の上流側髄液の圧力が下流側髄液の圧力
    よりも所定圧以上大きくなったときに押し開かれるマイ
    ター弁として構成された、特許請求の範囲第1項から第
    3項までのいずれか1つに記載の流量切替式脳室シャン
    ト。
  5. (5)上記複数の流量調整部の全てが、上記マイター弁
    として構成され、上記逆止弁を兼用している、特許請求
    の範囲第4項に記載の流量切替式脳室シャント。
JP61270634A 1986-11-12 1986-11-12 流量切替式脳室シヤント Granted JPS63122461A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62144664A (ja) * 1985-12-20 1987-06-27 株式会社 日本エム・デイ・エム 流量切替式脳室シヤント
JPS63105768A (ja) * 1986-10-22 1988-05-11 株式会社 日本エム・デイ・エム 流量切替式脳室シヤント

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62144664A (ja) * 1985-12-20 1987-06-27 株式会社 日本エム・デイ・エム 流量切替式脳室シヤント
JPS63105768A (ja) * 1986-10-22 1988-05-11 株式会社 日本エム・デイ・エム 流量切替式脳室シヤント

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