JPS63122415A - 掃除機の吸込口 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気掃除機等の吸込式掃除機の吸込口に係り
、より詳細には、塵、ゴミ等の掃除物の吸込・掃除効率
を向上させることができるようにした掃除機の吸込口に
関する。

〔従来の技術〕

電気掃除機等の吸込式掃除機の吸込口は、通常、第８図
に示すように、被掃除面１と壁体２とにより掃除室３を
形成すると共に、掃除室３内に塵、ゴミ等の掃除物（以
下、掃除物という）を吸い込むための掃除物吸込口４を
設けた構成となっている。そして、該構成よりなる吸込
口を備えた掃除機は、掃除物のみを吸い取るのでなく、
掃除機の駆動源（モーター）の駆動により、吸込口の周
辺の空気を吸引することによって、その気流内にある掃
除物を一緒に吸込・掃除できるようにしている。従って
、第８図に示す構成の吸込口を備えた掃除機の場合、掃
除をする際、吸込口と被掃除面とを見てみると、若干の
隙間５を保った状態でなければ、十分な掃除が行えない
ことが十分に認識できる。

そこで、今日の掃除機においては、隙間５に相当する構
成を備えた吸込口が用いられている（第９．１０図参照
）、すなわち、第９図に示す吸込口は、壁体２の底面に
凹凸溝６を形成し、また第１０図に示す吸込口は、壁体
２の底面にブラシ７を装着することにより被掃除面１と
吸込口との間に隙間を形成するようにしている。　　　
　。

そして、この構成の吸込口を備えた掃除機によれば、第
１１図に示すように、掃除室３内に空気を十分に吸引し
えるので、掃除物の吸込・掃除を有効に行えるという利
点を有している。

（発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上述した掃除機の吸込口は、第１０図に
示すように矢印で示すように気流が、被掃除面に対し殆
ど平行にあるので、被掃除面の凹部に対して吸込効果が
小さく、また壁体２に形成・装着した凹凸溝６またはブ
ラシ７による隙間を大きくとると、掃除室内外を出入す
る空気を十分に吸い込むための駆動源が必要となって、
その掃除効率の低下を来たし、また、反対に該隙間を小
さくすると、吸込のための十分な気流が得られないばか
りか、前述した第８図に示す構成の吸込口と同じように
被掃除面と吸着状態を生じ、掃除作業に支障を来すこと
になる。従って、十分な掃除効率を得るには、該隙間を
どの程度に取ればよいかの判断が難しく、十分な掃除効
率が得られ難いという問題がある。

本発明は、以上のような点に対処して創案したものであ
って、その目的とする処は、被掃除面と壁体との形成す
る隙間をどの程度に設定するかについて考慮することな
く、かつ、より好ましい掃除効率が得られる掃除機の吸
込口を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

そして、上記目的を達成するための手段としての本発明
の掃除機の吸込口は、被掃除面と壁体とにより掃除室を
形成すると共に、該掃除室に空気、液体、研磨材等の掃
除促進材を供給するための一個若しくは複数個の掃除促
進材供給口と、該掃除室内に位置する被掃除面にある塵
、ゴミ等の掃除物を掃除促進材と共に吸込ための掃除物
吸込口を設けた構成よりなる。

ここで、上記構成において、通常、上記壁体で掃除物吸
込口を形成すると共に、該掃除物吸込口の中央部に掃除
促進材供給口を形成した構成を用い、また、必要に応じ
て、該掃除物吸込口の先端に格子、網等のフィルターを
設け、更に、該掃除物吸込口はその断面積の大きさを変
更できるように形成されているものを用いてもよい。

〔作用〕

そして、上記構成に基づく本発明の掃除機の吸込口は、
電気掃除機等の吸込式掃除機本体に接続して用い、該本
体を駆動させることにより、空気、液体等の掃除促進材
を掃除促進材供給口より掃除室内に供給すると共に該掃
除促進材を被掃除面に噴射し、被掃除面における掃除物
を吹き飛ばしし、少なくとも掃除促進材供給口と掃除物
吸込口間に気流を生じさせ、該気流中に位置する掃除物
を該気流と共に掃除物吸込口によって吸込・掃除をする
ように作用す名。

換言すれば、本発明の掃除機の吸込口は、エアーガンの
作用と同じように働き、掃除促進材供給口よりの供給圧
があまり高くないとしても、掃除室内の空気密度が大気
圧における空気密度より小さいこともあって、吸込・掃
除効率が向上するように作用する。また、掃除室内に、
掃除促進材供給口（空気供給路）があるので、吸込口が
被掃除面上の敷物等を吸い込むことが少なく、その掃除
促進材供給口の形態等を変えることにより寝具、衣類、
紙類等吸い込まれ易い物の表面の掃除も行えるように作
用する。

また、掃除促進材として、空気でなく水その他の液体（
洗剤等）や、シッット等の固形物の使用する湿式掃除機
等であるときは、掃除効果をポンプ、ブロワ−等の装置
を必要とすることなく、増大させることができるように
作用する。

このように、本発明の掃除機の吸込口は、従来の掃除機
の吸込口において、壁体の形成する掃除室外の空気を、
その開口部分（隙間）より吸い込むのでなく、掃除室内
に掃除機本体等に設置されている空気等の掃除促進材を
供給し、少なくとも掃除室内においても気流を生じさせ
るようにした掃除促進材供給口を設けた点に大きな特徴
を有する。

〔実施例〕

以下、図面を参照しながら、本発明を具体化した実施例
について説明する。

ここに、第１〜３図は本発明の一実施例を示し、第１図
は縦断面図、第２図は斜視図、第３図は第１図の吸込口
を用いた掃除機の一例を示す概略構成図、第４．５図は
本発明の他の実施例を示す斜視図、第６図は本発明の吸
込口を用いた掃除機補助容器の概略構成図、第７図は本
発明の吸込口を用いた掃除機の概略構成図である。

本実施例は、本発明の吸込口を湿式掃除機に用いた場合
の実施例であって、第３図に示すように、吸込口１１と
掃除機本体１２および掃除促進付容器１３の三つの部分
より構成されている。

吸込口１１は、第１．２図に示すように、底辺がテーパ
状に広がる矩形蓋状壁体１４により構成され、矩形蓋状
壁体１４は被掃除面１５とにより掃除室１６を構成して
いる。

矩形蓋状壁体１４は、内部が掃除物吸込口１７を形成し
ていて、該壁体１４の上面周辺に穿設された孔１８およ
び連通パイプ１９を介して掃除物本体１２の内部にある
掃除物情タンク（図示せず）と連通した構成となってい
る。また、矩形蓋状壁体１４の上面中央には孔２０が穿
設され、孔２０は矩形蓋状壁体１４の内部に形成されて
いる複数個（図面においては４個）のノズル状の掃除促
進材供給口２１と一体構成となっている。孔２０は矩形
蓋状壁体１４の外側において掃除機本体１２と別構成と
なっている掃除促進付容器１３と連通する連通パイプ２
２が嵌合若しくは一体形成されている。そして、掃除促
進付容器１３より連通パイプ２２を介して掃除促進材供
給口２１に空気、液体、研磨材等の掃除促進材を供給で
きるように構成されている。

掃除機本体１２は、通常の構成の掃除機であって、内部
に掃除物吸込口１７で吸い込んだ掃除物を入れておく掃
除物情タンクを備えており、該タンクには連通パイプ１
９が延設されている。

掃除促進付容器１３は、通常の容器であって、内底部に
おいて連通パイプ２２が固定配設されている。ここで、
連通パイプ２２または連通パイプ２２に連接する掃除促
進材供給口２１とは、その径が調節でき、掃除室１６に
噴射供給する掃除促進材の噴射圧、噴射量を被掃除面１
５に応じて調整できるように構成されている。

また、連通パイプ１９．２２は、その長さが継ぎ足し延
長できるように構成され、かつ、一体構造とされ、掃除
作業をする際に、柄を形成するようにしている。また、
連通パイプ２２の途中には小孔２３が穿設されていて、
小孔２３の閉塞状態を変えて、換言すれば、容器１３と
掃除室１６における圧力差を変えることにより、掃除促
進材の噴射を調整できるようにしている。

次ぎに、以上の構成に基づく本実施例の作用について説
明する。

本実施例においては、掃除促進材として洗剤液を用い、
該洗剤液を掃除促進付容器１３に入れた後、掃除機の吸
込口１１を被掃除面１５に当て、掃除機本体１２を駆動
させて掃除作業をするようにしている。

そして、掃除機本体１２を駆動させ、かつ連通パイプ２
２の小孔２３を閉塞すると、掃除物吸込　。

口１７より掃除室１６内の空気が吸い込まれると共に、
容器１３と掃除室１６内の圧力差により、容器１３内の
洗剤液が連通パイプ２２を介して掃除促進材供給口２１
より被掃除面１５に噴射される。そして、噴射された洗
剤液は、被掃除面１５に当たり、被掃除面１５にある掃
除物を舞い上がらせ掃除室１６内に生じる気流により、
該掃除物と共に掃除物吸込口１７より吸い込まれるよう
に作用する。

ここで、小孔２３を解放状態にすると、圧力差が小さく
なるので洗剤液の供給が停止し、通常の掃除機と同様に
使用できるように作用する。

なお、掃除機の吸込口を移動させた後の被掃除面１５は
、移動の際に掃除室１６の周囲部分で確実に洗剤液が吸
い取られるので、被掃除面１５は洗剤液で半乾き状態と
なるように作用する。

ところで、上述した実施例においては、掃除促進材とし
て、洗剤液を用いたもので説明したが、掃除促進材とし
ては、洗剤液以外の薬品、水、小固形物、研磨材等を単
独、または併用してもちいるようにしてもよい。特に、
小固形物、研磨材を用いた場合には、ショツトブラスト
に近い効果が得られるという利点を有する。また、必要
に応じて、最初、洗剤液を用い、被掃除面への洗剤の残
存を排除するために、次ぎに清水を用いて洗剤を洗浄し
、次いで、加熱した空気を送り乾燥するようにしてもよ
い、すなわち、掃除室内等に乾燥機構を設置し、該乾燥
機構より熱風等を被掃除面に供給できるようにしてもよ
い。

また、上述した実施例においては、吸込口として内側が
掃除促進材供給口を除き内部を空隙状にした矩形蓋状壁
体で形成したもので説明したが、この構成に限られるも
のでなく、第３．４図に示すように構成としてもよい。

第３図に示すものは、吸込口を正四角形蓋状壁体で形成
し、内部隅部に掃除促進材供給口を形成したものである
。これは、狭い被掃除面を考慮したものである。また、
第４図に示すものは、第２図において矩形蓋状壁体の内
部に隔壁１７′を設けた構成よりなる。このように、吸
込口を分離した場合は、被掃除面においである衣類、寝
具、紙類が吸い込みを排除できるという利点を有する。

なお、掃除物吸込口をノズル状にしてもよいし、また壁
体と別体としてもよいことは明らかである。

さらに、上述実施例においては、掃除補助材の供給を連
通パイプに設けた小孔で調整するようにしたが、各種の
バルブを用い、該バルブにより操作するようにしてもよ
いことは明らかである。

なお、前述実施例において、掃除機本体が湿式掃除機で
ない場合に、乾式掃除機と併用して、第６図に示す構成
の補助容器を用いてもよい、すなわち、この補助容器２
４は、該容器２４の蓋２５に掃除機の吸込口の掃除物吸
込口と連通パイプにより連通ずる掃除物流大筒２６と、
掃除機（図示せず）と連通ずる掃除物流出荷２７とが穿
設・嵌合した構成となっている。そして、掃除物流大筒
２６の下部側方には、掃除物を容器２４内に流入させる
流入口２８が開口した構成となっている。

また、掃除物流大筒２６の下部には容器２４の内部と連
通ずる連通孔２９を備えたフィルター室３０が配設され
、フィルター室３０の下部には流入口２８よりの掃除物
（洗剤液等の掃除促進材を含む）の侵入を阻止するため
の隔壁３１が配設されている。隔壁３１の内側で、連通
孔２９の下部には容器２４内の液位が上昇した際に、フ
ィルター室３０内への侵入を阻止するための弁体３２が
配設されている。そして、この構成の補助容器を用いた
場合、通常の乾式＃Ｉｗ＃機であっても、手軽に液体等
を用いて、該液体による掃除を行えるという利点を有し
ている。

また、本発明の掃除機の吸込口を第７図に示すような掃
除機に実施するようにしてもよい、この掃除ｆｉ３２は
、掃除機内部に装着されている容器３３の上蓋３４上に
真空ポンプ３５を設置し、また容器３３の底部に該ポン
プ３５と同軸上に連結された渦巻ポンプ３６を設置し、
かつ渦巻ポンプ３６の吸込口（図示せず）に前述実施例
における掃除機の吸込口の掃除物吸込口と連通する連通
パイプ３７の途中に液体の減少に伴う掃除補助材の逆流
を防止するためのチェックバルブ３８を備えた構成とな
っている。

そして、この構成によれば、渦巻ポンプにより連続的に
容器内に入る液体を含む掃除物を外部に排出（図示せず
）できるので連続的使用ができるという利点を有する。

因みに、本発明は上述した実施例に限定されるものでな
く、本発明の要旨を変更しない範囲内においう変形実施
できるものを含む。

〔発明の効果〕

以上の記載より明らなように、本発明の掃除機の吸込口
によれば、従来の掃除機の吸込口においては必ず必要と
されていた被掃除面と、掃除室を壁体する壁体下部との
間に溝、ブラシ等による隙間がなくてもよく、洗剤等の
液体、小固形物、研磨材等の掃除補助材を被掃除面外に
撒き散らすことなく、かつ掃除後には該補助材を回収で
き、良好な掃除作業ができるという効果を存する。

また、本発明の掃除機の吸込口によれば、液体等の掃除
補助材をポンプやブロワ−を用いることなく掃除室内に
供給できるので、コンパクトな構成でもって湿式掃除機
を提供できるという効果を有する。

従って、本発明の掃除機の吸込口によれば、被掃除面と
壁体との形成する隙間をどの程度に設定するかについて
考慮することなく、かつ、より好ましい掃除効率が得ら
れる掃除機の吸込口を提供することができる。また、従
来の掃除機では使用し難い場所にも利用でき、特に、湿
式で使用すれば、絨稙、寝具、衣類等の汚れや付着した
汚泥、汚物等を洗濯によらずに除去が、より可能な掃除
機の吸込口を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１〜３図は本発明の実施例を示し、第１図は縦断面図
、第２図は斜視図、第３図は第１図の吸込口を用いた掃
除機の概略構成図、第４．５図は本発明の他の実施例を
示す斜視図、第６図は本発明の吸込口を用いた掃除機補
助容器の概略構成図、第７図は本発明の吸込口を用いた
掃除機の概略構成図、第８図は一従来例の概略断面図、
第９．１０図は他の従来例の斜視図、第１１図は第９．
１０図に示す従来例の概醋断面図である。 １１・・・吸込口、１２・・・掃除機本体、１３・・・
掃除補助材容器、１４・・・矩形蓋状壁体、１５・・・
被掃除面、１６・・・掃除室、１７・・・掃除物吸込口
、１８．２０・・・孔、１９．２２・・・連通バイブ、
２１・・・掃除促進材供給口

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）被掃除面と壁体とにより掃除室を形成すると共に
   、該掃除室に空気、液体、研磨材等の掃除促進材を供給
   するための一個若しくは複数個の掃除促進材供給口と、
   該掃除室内に位置する被掃除面にある塵、ゴミ等の掃除
   物を掃除促進材と共に吸込ための掃除物吸込口を設けた
   ことを特徴とする掃除機の吸込口。
2. （２）壁体が、掃除物吸込口を形成している特許請求の
   範囲第１項に記載の掃除機の吸込口。
3. （３）掃除物吸込口が、先端に格子、網等のフィルター
   を有している特許請求の範囲第１項に記載の掃除機の吸
   込口。
4. （４）掃除物吸込口が、その断面積の大きさを変更でき
   るように形成されている特許請求の範囲第１項に記載の
   掃除機の吸込口。
5. （５）掃除促進材供給口が、掃除物吸込口の中央部に形
   成されている特許請求の範囲第１項または第２項に記載
   の掃除機の吸込口。
6. （６）掃除室に、被掃除面を乾燥させるための乾燥機構
   を備えている特許請求の範囲第１項に記載の掃除機の吸
   込口。