JPS63110136A - 断熱段ボ−ル函 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、冷凍食品や、冷蔵食品、生鮮野菜、果物、生
花等の運搬や、配送時の美粧ケースにてきて、効果的に
保冷や、保温をするための、廃棄公害のない、簡易で、
安価な断熱容器に閏するものである。

従来の技術 従来、一般的に簡易な断熱容器として発泡スチロールの
函が利用されている。

発明が解決しようとする問題点 生鮮食品等を生産地から消費地に輸送したり、配送した
りするときに、その物品に適した温Ｂ範囲で保冷したり
、保温したりすることのでさる、ｆｉ！Ｉ易で、安価な
断熱容器の必要度が強まっている。

そして、産地直送用の贈答函としての美粧ケースで、保
冷効果の良いものがなかフた。

物品によって、その必要維持温度は異なるが、必要維持
温度の範囲には一定の巾があるので、断熱容器は、一定
の下限温度に冷却されている物品を収納して、一定の必
要保冷温度範囲に維持するものであり、逆に又寒冷地に
於いては、生鮮野菜等を凍らないようにするためのもの
である。

断熱容器は、効果的な断熱構造にして、外気温度が内部
に伝わり難いようにしなければならない、そのうえ、保
冷容器として利用する場合は内部で吸熱する蓄冷剤を使
用したり、保温容器の場合は温熱剤を利用すれば尚良い
。

従来の発泡スチロール容器は、所定の金型で発泡成形し
た箱と蓋とよりなっているが、成形コストが安価でなく
、それぞれの形状に合わせた高価な金型を必要とした。

そして、発泡スチロール容器は空箱のときに折り畳むこ
とができないので、場所をとって不便であり、さらに、
生鮮食品と共にユーザーに送り込まれてくる発泡スチロ
ール函の廃棄処理が重大な公害間圧となりつつある。

通函として焦面等に使用されているものは別としても、
ワンウェイの発泡スチロールの容器の廃棄処理費用は、
生産者の容器の購入価格に匹敵すると考えられる。家庭
廃棄物の場合は地方公共団体がそれを負担しているし、
産業廃棄物の場合はその企業が負担せざるを得ない。

そもそも断熱容器は、熱伝導率の小さい材料の壁で密閉
するものである。

云こで、空気は熱伝導率の小さい物質であり、移動と、
対流がなければ最も有効な断熱材である０発泡スチロー
ルが断熱効果を有しているのは隔煎された空気にあるの
である。

一方、段ボール函は焼却処分も容易であり、その大部分
がリサイクルされる省１！！源の典型的な包装容器であ
る。

し・かし、一般的に段ボール函が効果的な断熱容器にな
るとは考えられていない。そのために、段ボールだけを
断熱材とした効果的な保冷容器として成功した例を見な
い。

それは、−ｉｌの段ボール函ではあまり効果がなかった
からである。

段ボールは、表裏のライナーと、中芯フルートと、中芯
フルートで区切られた空気とよりなっているので、段ボ
ールの巾方向のエツジ部が密閉されるような構成の段ボ
ール函にすれば、それ自体が断熱構造となるが、それで
も−重の段ボールの函の断熱効果は十分ではない。

そこで、段ボールを利用して、隔離された空気層の厚い
壁の函にすればよい。

本発明の目的とするところは、冷凍食品や、冷蔵食品や
、生鮮野菜等を容易に梱包することができて、断熱効果
が大きくて、美粧ケースにもなり、廃棄公害の無い、安
価な遮断段ボール函を提供することにある。

問題点を解決するための手段 本発明は、かかる目的を達成するために、函ベースと、
上蓋体との２ピース式の函に於いて、少なくともその一
方を、側板を内側に折り込んだダブルウオールにして、
底板も５エにした大小の段ボール組函を、多正に填め込
んで積厄段ボール函にして、池の一方も多ｍの段ボール
積ＦＡ板で形成されていて、函ベースに上蓋体をかぶせ
たときに、函の天板部と側板部と底板部の６面板部が４
７１！！以上の段ボールで構成されて密閉された函にな
るようにしたものである。

作用 本発明によれば、函ベースに上蓋体をかぶせたときに、
函の天板部と側板部と底板部の６面板部が４層以上の段
ボールで構成されて密閉された函になっているので、函
の内外の熱挺抗が大きくなり、断熱効果が大さくて、ダ
ブルウオール式の函になるので、函のエツジ部で段ボー
ルの切断端面が露出しないので美粧ケースとな°す、段
ボールで函が構成されているので、廃棄公害の無い、軽
量で、ｉ！Ｉ易で、安価で、効果的な断熱容器となる。

実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。

第１図は、本発明の第１実施例の遮断段ボール函の上蓋
体の一部断面斜視図、第２図は、遮断段ボール函の函ベ
ースの一部断面斜視図、第３図は、上蓋体の外函の展開
Ｉ２１ζ第４図は、段ポールスペーサーの斜視図、第５
図は上蓋体の一部断面端面図を示すものである。

本実施例の遮断段ボール函は、上蓋体Ａと函ベースＢと
よりなるかぶせ蓋式で、印部式の函である。

上蓋体Ａは、上蓋体外函ＡＩと、上蓋体内国Ａ２と、段
ポールスペーサーＣＩ、Ｃ２とよりなっている。

上蓋体外函Ａ１は、Ｅフルートの段ボールの属国であり
、外底板ｌに連接して外側板２を形成して、フラップＦ
を挟んで、エツジ部Ｅを形成するように、内側板３を内
側に折り込んで内底板４を底に設置したものである。こ
こで外側板２と内側板３との間に間隙１（１ができる。

上蓋体内国Ａ２は、Ｂフルートの段ボールの属国であり
、構成は上蓋体外函ＡＩとほぼ同じであるが、上蓋体外
函Ａ１の側板より低い側板にして、外側板と内側板との
間に間隙Ｋ　２ができるようにしている。

上蓋体Ａは、上蓋体外函ＡＩの内底に段ボールスペーサ
ー０１をＭ！して、上蓋体内国人２を填め込んで、その
内底にも段ボールスペーサーＣ２を装着している。

函ベースＢは、函ベース外函Ｂｌと、函ベース内函Ｂ２
と、段ポールスペーサーＣＩ、Ｃ２とよりなり、上蓋体
Ａとほぼ同様の構成で、側板の高さが逆に函ベース外函
Ｂ１より函ベース内函Ｂ２のほうが高くなるようにして
いる。

しかして、本実施例の遮断段ボール函は、函ベースＢに
上蓋体Ａをかぶせて、その合わせめをテーピングすると
密閉されて効果的な断熱容器となる。

４側板部は４Ｎの段ボールと、２ＰＪの間隙とよりなる
断熱構造となり、天板部と底板部はそれぞれ６層の段ボ
ールによる断熱構造が形成される。内底板４は必ずしも
必要なものではない。

ここで、上蓋体外函ＡＩは、かならずしもＥフルートの
段ボールでなくても良く、ＢフルートやＡフルートやＡ
Ｂフルートにしても良い。

それから、段ボールのライナーに、アルミ箔をラミネー
トしたフィルムや、アルミ蒸着フィルムを利用すれば、
熱ツク射を防止できて、ガスバリア性が良くなって、断
熱効果が上がり、ドライアイスの炭酸ガスの侵入を防止
できて、水漏れの損傷も防止できる。

そして又、段ボールを発水性や耐水性のライナーとして
、耐水糊で貼合することもよい。

それから、冷凍食品や冷蔵食品は段ボール函ごと保冷し
て貯蔵されている場合が多く、そこから通常の配送便で
発送する際に本遮断段ボール函を利用するときには、函
ベースＢの中に保冷物を浮かすようにすれば、結果的に
三ｍの遮断段ボール函となる。

第６図は本発明の第２実施例の遮断段ボール函の函ベー
スＤの一部断面斜視図を示すものである。

本実施例の遮断段ボール函は、函ベースＤに上蓋体Ａを
かぶせて、栽１ｋ”１式の函にしたものである。

函ベースＤは、段ボールを二重に折り畳んで貼合してベ
ース板ＤＩとして、側板な内側に折り込んだ属国Ｄ２を
ベース板Ｄ１に接着したものであり、その他の構成は前
記第１実施例と同様である。

また、上蓋体と函ベースとを逆さにして、落とし万代の
函にしてもよい。

保冷実験　　（函の内表面積が２，５００ｃｍ　）蓄冷
剤・・・かちわり氷Ｉ　Ｋｇずつ Δ・・・普通の段ボール函（〜Ｖフルート）Ｂ・・・発
泡スチロール函（５０倍発泡、１０ｍｍｔ）Ｃ・・・本
案の遮断段ボール函（外函ＥＦ。

内面ＢＦ、スペーサーＷＦ） Ａ　　　　　Ｂ　　　　Ｃ 蓄冷剤融解完了時間　２０時間　２１時間　３内時間外
気との平均温度差　６℃　　１１’Ｃ１８℃保冷テスト
の考察 結論 本案の遮断段ボール函の断熱効果は、１０ｍｍｔの５０
倍発発泡発泡スチロール容器を上回る。

Ｗフルートの段ポールスペーサーを利用した二ｍ遮断段
ボール函に於いて、 平均外気温度差ΔＴ　　　　１５．０℃　　１７．８℃
☆平均外気温度差ΔＴは約３℃の差があり、氷の融解完
了時間Ｉ（は同じである。

※Ｗ　Ｆ　−Ｗ　Ｆの方が熱抵抗が大きくて、温度コラ
配が３℃大きいということである。

蓄冷剤の量で比較すると（ＷＦ−ＷＦの函で氷７ｋｇの
とき、内表面Ｍ１４，０００ｃｏ＋　）☆平均外気温度
差ΔＴは 氷１　ｋｇ　　　氷２Ｊ　　　氷３ｋｇ　　　氷４ｋｇ
１０℃　　　１５℃　　　１８℃　　　２１℃☆同じ保
冷容器では蓄冷剤の単位時間あたりの吸熱量で平均外５
Ｃ温度差ΔＴが決まる☆保冷物の熱容量は主に保冷時間
の延長に係っている（５〜１０時間） 蓄冷剤 ☆蓄冷剤の融解完了時間１１を長持ちさぜるためには蓄
冷剤の量を多くして、蓄冷剤自体の熱抵抗を大きくすれ
ば、よい（但しドライアイスはできない） ☆数時間の効果的な蓄冷剤はドライアイスが良い（昇華
潜熱約１５０Ｃａｌ／　ｇ） ☆１０時間以上の保冷には、氷を主体とした蓄冷剤がよ
い（融解Ｗｉ熱約Ｈｏｅ　ａｌ／　ｇ）発明の効果 以上より明らかなように本発明によれば、冷凍食品や、
冷蔵食品や、生鮮野菜等を容易に梱包することができて
、必要温度範囲にできるだけ長く維持出来て、断熱効果
の大きい、美粧ケースになって、廃棄公害のない、安価
な遮断段ボール函を得ることができて発明の効果大なる
ものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１実施例の遮断段ボール函の上蓋
体の一部断面斜視図、第２図は、遮断段ボール函の函ベ
ースの一部断面斜視図、第３図は、上蓋体の外函の展ｖ
Ｍ図、第４図は、段ポールスペーサーの斜視図、第６図
は、上蓋体の一部断面端面図を示すもので、第６図は、
本発明の第２実施例の遮断段ボール函の函ベースの一部
断面斜視図を示すものである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 函ベースと、上蓋体との２ピース式の函に於いて、少な
   くともその一方を、側板を内側に折り込んだダブルウォ
   ールにして、底板も多重にした大小の段ボール組函を、
   多重に填め込んで積層段ボール函にして、他の一方も多
   重の段ボール積層板で形成されていて、函ベースに上蓋
   体をかぶせたときに、函の天板部と側板部と底板部の６
   面板部が４層以上の段ボールで構成されて密閉された函
   になることを特徴とする遮断段ボール函。