JPS6310795Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6310795Y2
JPS6310795Y2 JP1983063561U JP6356183U JPS6310795Y2 JP S6310795 Y2 JPS6310795 Y2 JP S6310795Y2 JP 1983063561 U JP1983063561 U JP 1983063561U JP 6356183 U JP6356183 U JP 6356183U JP S6310795 Y2 JPS6310795 Y2 JP S6310795Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flame
retardant
curtain
vinyl chloride
conductive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983063561U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59169791U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6356183U priority Critical patent/JPS59169791U/ja
Publication of JPS59169791U publication Critical patent/JPS59169791U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6310795Y2 publication Critical patent/JPS6310795Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Curtains And Furnishings For Windows Or Doors (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、帯電防止、防菌性、防黴性、防炎
性、電磁波シールド性等を兼ね備えた新規なカー
テンに関するものである。
ホテル、病院、マンシヨン等の火災を防止もし
くはその被害を最小限に留めるべく、カーテンと
して防炎性もしくは難燃性のものを用いることが
強く要望されている。又、カーテンは一般に静電
気帯電により埃を吸着し易く、汚れの原因となつ
たり、ハウスダスト発生源となりぜん息の原因と
なるなどのため、帯電防止性のカーテンの出現が
望まれる。
従来、導電性繊維としては種々のものが提案さ
れているが、導電性が低かつたり、柔軟性を欠い
たり、染色が困難であつたり、耐水性、耐洗浄性
が低い等の欠陥があつた。本発明者等は、従来の
導電性繊維の上記の如き問題点を克服した導電性
繊維を開発し既に提案した(特開昭56−128311
号、同56−169808号、及び同57−21570号公報)。
これはアクリル繊維もしくはアクリル系繊維、又
はシアン基を導入せしめたポリアミド系、ポリエ
ステル系、レーヨン、キユプラ、動物もしくは植
物性繊維に硫化銅を含有せしめたものである。
本発明者等は硫化銅を含有する導電性材料の改
良、応用、開発を更に続行して来たが、今度、特
定の繊維材料に硫化銅を結合させた導電性繊維で
形成した糸条を特定量用いて難燃性繊維で形成し
た糸条とともに編織成してなる編織布を以つて構
成したカーテンは優れた防炎性、帯電防止性を示
すとともに、良好な電磁波シールド性をも示し、
更に防菌性、防黴性を兼ね備え得ることを見出し
本考案を完成させるに到つた。すなわち、本考案
によれば、難燃性繊維で形成した編織布を以つて
所要形状のカーテンに構成して成る防炎性カーテ
ンにおいて、アクリロニトリル−塩化ビニル共重
合体又はシアン基を導入せしめたビニルアルコー
ル−塩化ビニル共重合体もしくはポリ塩化ビニリ
デン−塩化ビニル共重合体に硫化を結合させた導
電性繊維で形成した糸条を、前記編織布中に実質
的に平均して含有させるとともに、編織布中の該
導電性繊維の使用割合を該難燃性繊維1重量部に
対し少なくとも0.12重量部としたことを特徴とす
る帯電防止、防菌、防炎、電磁シールド性カーテ
ンが提供される。
本考案を次に図面により詳細に説明する。第1
図は、本考案によるカーテンの部分拡大説明図で
あり、この実施例においては、難燃性繊維で形成
した糸条1と導電性繊維で形成した糸条2(理解
を安易にするため、点線で示した)を織成して成
る織布3から構成されている。
難燃性の糸条1としては、種々のものが制限な
く使用できる。市販の難燃性糸条、例えば、テビ
ロン(ポリ塩化ビニリデン−ポリ塩化ビニル共重
合体系、帝人(株)製)、ハイム(ポリエステル/難
燃剤混合紡糸、(株)東洋紡製)、クレハロン(ポリ
塩化ビニリデン−ポリ塩化ビニル共重合体系、呉
羽化学工業(株)製)ユーネツクス(アラミド、帝人
(株)製)、ポリノジツクDFG(レーヨン/難燃剤混
合紡糸系、(株)大和紡製)等を用いることができ
る。
導電性糸条2を構成するアクリロニトリル−塩
化ビニル共重合体としてはアクリロニトリル/塩
化ビニルで示すモノマー比が0.7〜1.2モル/モル
の範囲のものを使用すると良い。商品名カネカロ
ン(鐘淵化学工業(株)製)、ルフネン(鐘紡合繊(株)
製)等の市販品が使用できる。ビニルアルコール
−塩化ビニル共重合体(ポリクラール)のビニル
アルコール/塩化ビニルモノマー比は0.8〜2.4モ
ル/モルの範囲とするのが良い。商品名コーデラ
ン(興人(株)製)等の市販品を用いることができ
る。又、塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体の
塩化ビニル/塩化ビニリデンモノマー比は0.1〜
0.3の範囲とするのが良い。いずれの共重合体も
ランダム、ブロツク、グラフト重合体を含むもの
である。
アクリロニトリル−塩化ビニル共重合体に硫化
銅を結合させて導電性を付与する方法としては、
前記した特開昭56−128311又は同57−21570公報
記載の方法が好ましく採用され、硫化銅を金属銅
として出発繊維材料の5〜30重量%結合させて、
電気比抵抗値が1×100〜1×10-3Ω-cm程度の導
電性糸条とする。又、ポリクラールや塩化ビニリ
デン−塩化ビニル共重合体のごとく、シアン基を
持たない合成ポリマーを用いる場合には、特開昭
56−169808号公報記載の方法に準じて導電性が付
与される。すなわち、概略を示せば、先ず、シア
ン基を持たない合成ポリマーに対しジシアンジア
ミドとの応、アクリロニトリルのグラフト重合、
シアノエチル化法、混合紡糸法、グラフト重合紡
糸法、ブロツク重合物紡糸法等によりシアン基を
導入し、次に上記した特開昭56−128311又は同57
−21570号公報記載の方法により硫化銅を結合さ
せる。尚、導電性糸条2を製造するには、上記の
共重合体繊維に先ず導電性を付与してから糸条を
形成しても良いし、糸条を形成してから導電性を
付与しても良い。
難燃性糸条1と導電性糸条2から織布3を織成
する方法には特に制限はない織布の場合には、導
電性糸条を経糸のみ、又は緯糸のみに用いること
ができるし、図示のように経糸及び緯糸の両方に
用いることもできる。導電性糸条を織布全体に均
等に分布させる意名で経糸及び緯糸両方に使用す
ることが好ましい。第2図及び第3図は本考案の
カーテンを編成を以つて構成した場合の説明図
で、図中、同一符号は同一要素を示す。第2図は
緯編布に編成した場合、第3図は経編布に編成し
た場合である。
本考案において重要なことは、導電性糸条2が
織布3の全体にわたつて平均し存在するよう構成
するとともに、導電性糸条の使用割合を難燃性糸
条1重量部に対し少なくとも0.12重量部好ましく
は0.15−1.0重量部とすることである。導電性糸
条の使用量が多ければ多いほど電磁シールド効果
は向上するがコストが高くなり、従つて、経済的
な観点から、1重量部以下とすることが望まし
い。一方、その使用割合が余りにも少なくなると
電波吸収能が低下し本考案の目的が達成されな
い。
上記のごとき編織布3を以つて構成された本考
案によるカーテンは、顕著な静電気帯電防止効果
及び防炎効果を示す。殊に、防炎効果に関して
は、導電性糸条2としてポリアクリロニトリルや
ポリアミド繊維に硫化銅を結合したものを用いた
場合に比して格段と秀れている。又、本考案のカ
ーテンは10KHz〜10GHzの周波数範囲にわたる電
波を数十dB減衰させることができ、電磁波シー
ルド効果を有するため、外来電波によるテレビ受
信器やテレビカメラ、ビデオ機器、コンピユータ
ーに対する障害を防止するに効果的である。特
に、導電性糸条の含有量を上記の如き範囲にする
時、好ましい電磁シールド性が発現される。更
に、本考案のカーテンは、それに含有される硫化
銅の作用により、食中毒、悪臭の原因となる各種
の雑菌や黴の繁殖を阻害する効果をもつ。その
上、本考案によるカーテンは優れた耐洗浄性を示
し、通常30〜50回程度の繰返しの洗濯にも充分耐
え、上記した種々の効果を失うことはない。この
耐洗浄性については、導電性糸条として硫化銅と
共に微量(銅に対する原子比として0.0001〜0.5)
の銀、金、もしくは白金族元素硫化物を結合せし
めたものを用いるとき、更に高められる。以上説
明した通り、本考案によるカーテンは種々の好ま
しい特性を兼ね備え、染色性、明光透過性も良好
で、病院、各種電子機器設置室を始め、家庭用の
カーテンとして広く利用される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のカーテンを構成する織布の部
分拡大説明図、第2及び3図は本考案のカーテン
を構成する編布の部分拡大説明図である。図中、
1は難燃性糸条、2は導電性糸条、3は編織布を
各示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 難燃性繊維で形成した編織布を以つて所要形状
    のカーテンに構成して成る防炎性カーテンにおい
    て、アクリロニトリル−塩化ビニル共重合体又は
    シアン基を導入せしめたビニルアルコール−塩化
    ビニル共重合体もしくはポリ塩化ビニリデン−塩
    化ビニル共重合体に硫化銅を結合させた導電性繊
    維で形成した糸条を、前記編織布中に実質的に平
    均して含有させるとともに、編織布中の該導電性
    繊維の使用割合を該難燃性繊維1重量部に対し少
    なくとも0.12重量部としたことを特徴とする帯電
    防止、防菌、防炎、電磁シールド性カーテン。
JP6356183U 1983-04-27 1983-04-27 帯電防止、防菌、防炎、電磁シ−ルド性カ−テン Granted JPS59169791U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6356183U JPS59169791U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 帯電防止、防菌、防炎、電磁シ−ルド性カ−テン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6356183U JPS59169791U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 帯電防止、防菌、防炎、電磁シ−ルド性カ−テン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59169791U JPS59169791U (ja) 1984-11-13
JPS6310795Y2 true JPS6310795Y2 (ja) 1988-03-30

Family

ID=30193747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6356183U Granted JPS59169791U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 帯電防止、防菌、防炎、電磁シ−ルド性カ−テン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59169791U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008127731A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Kurosawa Lace:Kk 垂れ紐状間仕切り、垂れ紐状カーテン

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5954580U (ja) * 1982-09-30 1984-04-10 東洋紡績株式会社 カ−テン地

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008127731A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Kurosawa Lace:Kk 垂れ紐状間仕切り、垂れ紐状カーテン

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59169791U (ja) 1984-11-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4267233A (en) Electrically conductive fiber and method for producing the same
US6615572B2 (en) Fabrics and dust proof clothes excellent in conductivity and antistatic property
JPS61275441A (ja) 遮蔽用布地およびその製法と用途
WO1999057350A1 (fr) Fil compose et tricot a mailles jetees contenant un fil plaque metal
US5856005A (en) Permanently anti-microbial and flame-retardant yarn and fabric made therefrom
US20100279572A1 (en) Fabric and clothes using the same
KR100543477B1 (ko) 섬유복합체 및 그의 용도
US4232082A (en) Anti-electrostatically guarded worsted suiting
JP3896834B2 (ja) 防塵衣用織物および防塵衣
JPS6310795Y2 (ja)
Bajaj et al. Antistatic and hydrophilic synthetic fibers: A critique
JP2964300B2 (ja) 制電性織カーペット
JPH05338069A (ja) 透湿防水布
CN220212136U (zh) 一种阻燃无融滴钩面粘扣带
CN215321175U (zh) 一种具有阻燃功能的橡胶条静电布
CN217993739U (zh) 抑菌抗静电涤纶织物
JP4255362B2 (ja) 繊維製品及びその製造方法
JP2003227044A (ja) コアヤーン及び毛織物
CN217073615U (zh) 一种具有单向导湿功能的阻燃面料
CN210634204U (zh) 一种防变形抗静电的针织面料
CN210501782U (zh) 一种防静电布
CN215704790U (zh) 一种新型防静电的织带
CN219338857U (zh) 一种防静电植绒布
JPS6140183B2 (ja)
CN219505570U (zh) 一种防静电网布