JPS6310723Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、ヒールカバーに関する。

（従来の技術） 従来、靴、特に婦人用のハイヒールは車の運
転、砂利道等の歩行によりヒールの部分が傷付き
易く、しかもその傷が後より目立ち、体裁が悪
く、傷付いた部分の補修は極めて困難であつた。

（考案が解決しようとする問題点） そこで、この考案は、上記の欠点を除去するた
めに考えられたものであり、ハイヒールに装着
し、ヒール部分が傷付かないようにカバーし、
又、既に傷が付いていたらその傷付いた部分を遮
蔽し、その装着も簡単かつ、確実に装着出来、
又、意匠的にも美麗なヒールカバーを提供するも
のである。

（問題点を解決するための手段） 以下、この考案の一実施例を図面に従つて説明
すると、底部１ａと、靴Ａのヒール部Ｂ周囲に適
合する形状のヒールカバー部１ｂとを一体に形成
したヒールカバー本体１設け、該底部１ａの上面
に一又は複数本の固定杆２を設けたものより構成
される。

又ヒールカバーの底部１ａには、リフト部１
a′を一体に形成し、リフト付きのヒールカバーと
してもよい。

尚、固定杆２は、ヒールカバーの場合には、靴
Ａのヒール部Ｂに既に装着されているリフトに刺
着する必要から、該リフトの厚みより短い長さの
針状のものを一又は複数本設けてもよく、リフト
部１a′を備えたヒールカバーの場合には、ヒール
部Ｂのリフト装着用の穴Ｃを利用し、該穴Ｃに適
合するのを設ける。

（効 果） この考案によると、新品のハイヒールに装着す
れば、固定杆２がリフトに刺着すると共に、ヒー
ルカバー部１ｂは、ヒール部Ｂ周囲の形状に適合
して形成されているため確実に装着出来、ヒール
部Ｂに傷が付くのを防止出来、又、該ヒールカバ
ー本体１に着色すればデザイン的にも優れたもの
となり、又、既にヒール部Ｂが傷付いたものや、
リフトの擦り減つたものはヒール部Ｂよりリフト
を外し、リフト部１a′の付いたヒールカバーを装
着すれば、固定杆２は既設のリフト穴Ｃに嵌挿
し、ヒール部Ｂを内部より外部に向けて圧着し、
ヒールカバー部１ｂはヒール部Ｂを外部より内部
に向け圧着するため確実にヒールカバー本体１を
ヒール部Ｂに装着出来、極めて有益なる効果を奏
する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案の一実施例を示す一部欠截
側面図、第２図は、この考案の他の実施例を示す
一部欠截側面図、第３図は、この考案の一実施例
を示す斜視図、第４図、第５図は、この考案の他
の実施例を示す平面図、第６図は、この考案の使
用状態を示す一部欠截側面図である。 １…ヒールカバー本体、１ａ…底部、１a′…リ
フト部、１ｂ…ヒールカバー部、２…固定杆、Ａ
…靴、Ｂ…ヒール部、Ｃ…穴。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 底部１ａと、靴Ａのヒール部Ｂ周囲に適合す
   る形状のヒールカバー部１ｂとを一体に形成し
   たヒールカバー本体１を設け、該底部１ａの上
   面に一又は複数本の固定杆２を設けたことを特
   徴とするヒールカバー。 底部１ａにリフト部１a′を形成したことを特
   徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載の
   ヒールカバー。