JPS631069B2

JPS631069B2 -

Info

Publication number: JPS631069B2
Application number: JP55189250A
Authority: JP
Inventors: Norio Matsura
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1980-12-29
Filing date: 1980-12-29
Publication date: 1988-01-11
Also published as: JPS57112884A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、方向性を調整可能にすると共にテイ
を中心にして支承部材を回動自在にしたゴルフテ
イの改良に関する。

従来飛球の方向性を良くするためにゴルフテイ
１は第１図に示すように硬質のプラスチツク材料
をもつて一体成形すると同時に飛球方向へ45度の
角度に傾斜せしめて開口端２が形成されている。

そして土中に斜めに挿込む部分は充実し、土中
より露出しボールを載置するところまでは漸次そ
の径が拡大し、かつ中空４が形成されている。

該ゴルフテイを使用する場合は土中に斜めに挿
込み、ボールを載置する。

ところが浮いた状態にあるため、ボールを載せ
た場合上下、若しくは左右に揺動し易くきわめて
不安定である。

また、テイシヨツトしたときにゴルフテイ上の
ゴルフボールにクラブのヘツドのセンター以外が
ストライクするとゴルフボールが飛ぶと同時に斜
めに土中に挿込まれたゴルフテイも土中より抜去
し、草むら等に落下する。

ゴルフボールの行方を確認したのちにゴルフテ
イを捜すとき、応々にして該ゴルフテイがすぐに
みつからずゲーム進行の妨げとなり、メンバーに
迷惑をかけることになる。

本発明の目的は、このような欠点を解決すべ
く、土中に垂直に差込むテイに対して回動自在に
支承部材を形成すると共に該支承部材の一方側方
には、ボール載置部材の下端を揺動自在に嵌合
し、該ボール載置部材を前記支承部材に対して弾
性的に支持せしめてなるゴルフテイを提供するこ
とにある。

本発明におけるテイは、土中に挿込むのに適度
の硬さを有し、その先端がクイ形状に形成されて
いる。

また本発明におけるスプリングの材料は反覆繰
返使用に対して十分強度を有するスチールワイ
ヤ、ステンレスワイヤ、金属製板ばねの何れでも
使用できるが、一般的にスチールワイヤを使用す
るのが適している。

以下図面を参照して本発明の好適例を説明す
る。符号１０で全体的に示してあるのはピンを中
心にして回動自在なゴルフテイである。

該ゴルフテイを大別すると、ボール受部１１を
有する載置部材１２と、該載置部材１２を揺動自
在に支持せしむる支承部材１３と、該支承部材１
３の貫通孔１４に回動自在に嵌合するテイ１５並
びにスプリング１６からなる。

上方にボール受部１１を有する載置部材１２は
その下方に段部３２と突片３３を形成する。

該段部３２に、左右側片３４並びに頂部３５に
貫通孔３６を形成した逆Ｕ字状嵌合片３７をビス
３８あるいは、エポキシ樹脂系接着剤などにより
取付ける。

該逆Ｕ字状嵌合片３７は金属板、非金属板の何
れでもよい、そして該嵌合片３７の巾は支承部材
１３の一方側方被嵌合部に形成されているＵ字状
溝３９巾に略一致し、高さはピン２４に支持され
たときに回動することができるサイズであればよ
い。

該支承部材１３は合成樹脂材料および合成ゴム
の如き可撓性を用い、平坦な広巾部分４０と平坦
な細長い部分４１からなる板状のもので、該広巾
部分４０にピン１５の保持部材５０の頭部巾５１
に相当する座ぐり４６と前記保持部材５０の連結
部５２の径に相当する貫通孔４２を形成する。

前記ピン１５は土中に常に一定の挿入深さがで
きるよう目盛１７を付し、そして上端にフランジ
部５３と中央に凹部５４を形成する。

さらに、該細長い部分４１の側方に上述の如き
Ｕ字状溝３９を形成し、さらに該細い部分４１の
側壁５５に貫通孔４３を形成する。

これらを組立てるには、まず、載置部材１２の
段部３２に逆Ｕ字状嵌合片３７の頂部３５をビス
３８にて取付ける。

次に、該コイルスプリング１６を嵌挿し、該コ
イルスプリング１６に支承部材１３の貫通孔４３
を挿通せるピン２４を挿通支持せしむる。

続いて、前記コイルスプリング１６の一端４４
を載置部材１２内に挿通し、他端４５を支承部材
１３の底壁に当接せしむることによつて載置部材
１２を支承部材１３に揺動自在に支持せしむる。

第５図は載置部材１２の変形で、該載置部材１
２は支承部材１３に対して直角に支持する。

第６図は支承部材１３の変形で、該支承部材１
３を少し長めに形成し、略中間で斜めに２分し、
しかるのちピン６０を介して回動自在に連接する
か、あるいは垂直に２分して一方の支承部材１３
^１と他方の支承部材１３²並びに係合段部６１を形
成し、該段部６１を重合後、ピン６０に回動自在
に接合する。

その他共通部分は同符号にて表わす。

作用について述べる。

テイシヨツトに際しては、これまで同様ゴルフ
テイ１０のボール受部１１にゴルフボール２５を
ボール受部１１の彎曲面２６にのせ、支承部材１
３に直角な状態でテイ１５を目盛１７に合せるよ
う地中に垂直に挿入する。

しかるのち、載置部材１２を飛球方向に支承部
材１３と共にテイ１５を中心に回動し、位置決め
する。

次にゴルフボール２５をボール受部１１の彎曲
面２６においても、ボール載置部材１２は支承部
材１３とコイルスプリング１６の弾力により定位
置に保持されているため、みだりに動かない。

また、ドライバーのテイシヨツトによりゴルフ
ボール２５が目標に向つて飛んで行き、その際ボ
ール載置部材１２はコイルスプリング１６の弾性
により僅かに上下動するのみである。

仮に、ドライバーのヘツドの一部がボール載置
部材１２に触れた場合でも、支承部材１３の底壁
２７は軽接地しているので、ゴルフボールのみが
矢印ａ方向に飛び、該ボール載置部材１２はピン
２４を中心にして矢印ｂ方向に上下に僅かに揺動
すると共にピン１５を中心にして支承部材１３が
矢印ｃ方向に回動し、ゴルフテイの抜去するのを
防止することができる特徴を有する。

また、支承部材１３は可撓性に富む材料でもつ
て構成されているので、テイシヨツトによる急激
なインパクトが載置部材１２をへてコイルスプリ
ング１６に作用した場合でも、前記支承部材１３
の撓みと相まつて緩衝作用をもたらし、該コイル
スプリングの永久変形を未然に防止することがで
きる特徴を有する。

また、シヨートボールのような場合、テイ１５
を支承部材より抜き取り、直接地中に挿入し、ア
イアンなどでテイシヨツトすることができ、極め
て便利である。

また支承部材１３を第６図に示す如く２分し、
ピンにて回動自在に接合してあるので、ダブリの
場合でも、ゴルフテイの紛失を防止することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の斜め差込みゴルフテイの使用状
態を示す縦断面図、第２図は本発明の回動自在な
ゴルフテイの斜視図、第３図は本発明の回動自在
なゴルフテイの分解斜視図、第４図は第３図Ａ−
Ａ線断面図、第５図は本発明のボール載置部材の
他の実施例を示す斜視図、第６図は支承部材の他
の実施例を示す斜視図である。１０：ゴルフテイ、１１：ゴルフ受部、１２：
載置部材、１３：支承部材、４２：貫通孔、１
５：テイ、１６：スプリング、２４：ピン。

Claims

【特許請求の範囲】

１上端にボール受部を有する載置部材の突片を
支承部材の一方平坦にして、かつ細長い部材の側
方にピンとスプリングを介して揺動自在に支持せ
しめ、該支承部材の他方平坦な広巾部分にテイ保
持部用の貫通孔を形成し、該貫通孔に目盛を付し
たテイをビスにて回動自在に保持せしめてなり、
さらに前記スプリングの他端にて前記載置部材を
前記支承部材に対して弾性的に支持せしめてなる
ことを特徴とするゴルフテイ。