JPS6310635Y2 - - Google Patents

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JPS6310635Y2
JPS6310635Y2 JP10216580U JP10216580U JPS6310635Y2 JP S6310635 Y2 JPS6310635 Y2 JP S6310635Y2 JP 10216580 U JP10216580 U JP 10216580U JP 10216580 U JP10216580 U JP 10216580U JP S6310635 Y2 JPS6310635 Y2 JP S6310635Y2
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heater
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  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電熱装置のヒータ断線警報装置に関
し、特に電源から周期的に電力が供給されるヒー
タの断線警報装置に関するものである。
ゴム、プラスチツクの成形加工のためのホツト
プレス成形機、押出成形機及び射出成形機等の成
形機に使用される電熱装置において、該装置の温
度が温度調節器によつて一定値に温度制御される
とともに該温度の分布を均一にするために複数個
のヒータが埋設される場合が多い。したがつて、
一部のヒータが断線した場合には、目視によつて
直接知ることは不可能であり、また、他のヒータ
の出力によつて負荷が分担され見掛け上良好な温
度制御が為されるため、温度分布の不均一が発生
して製品に重大な支障を及ぼすことがある。
このため、従来次のようなヒータ断線検出方式
が考えられている。
(a) ヒータの主回路とは別にヒータの断線検出用
電線を配線し、ヒータに電力が供給されていな
い時にヒータが直列に接続され、該直列回路の
導通の可否によつて一部ヒータの断線を検出す
る方式、 (b) ヒータの負荷電流の存在を表わす通電表示器
又はヒータの負荷電流値を表わす電流計の目盛
の変化を監視する方式、 (c) ヒータの総負荷電流量を1個の変流器によつ
て検出してこれを定常的な電圧値に変換し、予
め設定された基準電圧値との相互のレベルを比
較することによつて、一部のヒータ断線による
該総負荷電流の変化を検知する方式。
しかし、上記(a)の方式は、機械側の配線が複雑
となり、特に同一制御対象に多数のヒータが装着
された場合は極めて大変である。上記(b)の方式
は、全体のヒータ中に断線が存在するか否かの判
断が必要であり、操作者の負担を更に重くするの
で好ましくない。上記(c)の方式は、1個のヒータ
の断線による電流の変化量よりヒータ全体の経時
変化又は温度係数による総負荷電流の変化量が越
える状態になると断線の検出が不可能となるとと
もに、この方式はヒータに供給される電源が交流
電源を前提としており、温度制御に多用されるサ
イリスタによる位相制御波形等のような間欠的な
ものである場合には適用が困難である。しかも、
断線を判断する電圧比較回路はアナログ回路であ
るので温度変化及びノイズに影響され易く信頼性
に欠ける。
本考案は以上の事情を背景として為されたもの
であり、その目的とするところは、加熱装置を構
成するヒータが複雑であり、各々のヒータの容量
が異なるものであるとともに経時変化や温度係数
によつてその負荷電流が変化するものであつて
も、またヒータに供給される電源が間欠的なもの
であつてもヒータの断線を検出し得る、ノイズや
温度変化の影響を受けることがない信頼性の高い
簡便なヒータ断線検出装置を提供することにあ
る。
斯る目的を達成するため、本考案は、電源から
周期的に電力が供給される複数個のヒータを備え
た電熱装置において、 (1) 該ヒータの夫々の負荷電流を検出している間
導通信号を発生し、これ等のすべての導通信号
が同時に発生する時間が存在するように該負荷
電流の検出方向が相互に決定された複数の信号
発生回路と、 (2) 充電コンデンサと充電電流制限素子とを備
え、予め定められた電圧条件に従つて該充電電
流制限素子を通じて充電コンデンサに充電電流
を常時供給する充電回路と、 (3) 前記導通信号のすべてが発生している場合に
前記充電コンデンサを放電させる放電回路と、 (4) 予め定められた基準電圧値と前記充電コンデ
ンサの端子電圧値とを比較し、該端子電圧値の
方が高い場合に断線信号を発生する判別回路と
を含み、 前記ヒータの中の少なくとも1個が断線した時
に、前記充電コンデンサが放電されず該充電コン
デンサの端子電圧が予め定められた基準電圧値を
超えたことをもつて断線信号が出力されるように
したことを特徴とする。
以下、本考案の一実施例を示す図面に基づいて
詳細に説明する。
第1図において、1は温度調節器であり、図示
しない電熱装置の温度を検出するための熱電対2
を備えている。温度調節器1は設定温度と検出温
度との偏差に基づいて電磁開閉器3へON−OFF
信号を出力し、該電磁開閉器3は該信号に基づい
て入力側に接続された三相電源線U,V,Wから
出力側に接続された出力線X,Y,Zへの電流を
開閉制御し、前記加熱装置の温度を前記設定温度
に維持するものである。
ヒータ4乃至9は前記電熱装置を構成してお
り、ヒータ4,5は夫々出力線XとYとの間に、
ヒータ6,7は夫々出力線YとZとの間に、ヒー
タ8,9は夫々出力線ZとXとの間に接続されて
いる。また、出力線XとZとの間には後述の放電
回路10、充電回路11及び判別回路12の電源
を供給するための直流電源ユニツト13のトラン
ス14の一次側巻線が接続されている。このトラ
ンス14の二次側巻線は全波整流素子15に接続
され、この全波整流素子15の+端子はNPNト
ランジスタ16のコレクタ及びエミツタを介して
直流電源ユニツト13の出力線である正電源線1
7を形成し、全波整流素子15の−端子は直流電
源ユニツト13の出力線である負電源線18を形
成している。NPNトランジスタ16のベースは
全波整流素子15の+端子と−端子との間に接続
された抵抗体19及びゼナーダイオード20から
成る直列回路の中間点に接続されている。これ等
NPNトランジスタ16、抵抗体19及びゼナー
ダイオード20は、電源ユニツト13に供給され
る電圧の変化にも拘らず出力線17,18間の直
流電圧をほぼ一定に保つ回路であり、電力制御素
子として電磁開閉器3がサイリスタ等の位相制御
素子に置き換えられた後述の実施例においても、
該素子に位相制御されて供給される整流電圧が広
範囲に変化しても判定回路12が正常に作動する
ことを可能とするのである。尚、21は平滑用コ
ンデンサである。
ヒータ4乃至9の接続線には夫々直列に変流器
22乃至27が設けられており、該変流器22乃
至27の二次側端子の一方は発光ダイオード28
乃至33のアノード及びホトカプラ34乃至39
に内蔵された発光ダイオード40乃至45のカソ
ードに接続され、該二次側端子の他方は発光ダイ
オード28乃至33のカソード及び発光ダイオー
ド40乃至45のアノードに接続されている。
尚、発光ダイオード40乃至45から発光信号と
して出される夫々の後述の導通信号が同時に発生
する時間が電源周期毎に存在するように、変流器
22及び23の二次側端子の接続方向は変流器2
4乃至27の二次側端子の接続方向に対して逆相
方向に形成されている。尚、発光ダイオード28
乃至33はヒータ負荷電流の存在を表示するもの
であり、点灯しないことによつて対応するヒータ
の断線を表示する。
上記変流器22乃至27、発光ダイオード28
乃至33及び発光ダイオード40乃至45が夫々
信号発生回路46乃至51を形成している。した
がつて、たとえば信号発生回路46において、ヒ
ータ4の負荷電流に誘導された電流が変流器22
の二次側端子に発生し、該電流が発光ダイオード
28及び40を夫々逆相のタイミングで発光させ
る。該発光信号はヒータ4の負荷電流の存在を表
わす導通信号であり、ホトカプラ34内ホトトラ
ンジスタに供給される。
ホトカプラ34乃至39には夫々に内蔵された
発光ダイオード40乃至45に相対して各々1個
のホトトランジスタ52乃至57が内蔵されてお
り、該ホトトランジスタ52乃至57は発光ダイ
オード40乃至45の発光信号を受光して該トラ
ンジスタ52乃至57のエミツタ・コレクタ間の
導通状態を夫々に変化させる一般的なものであ
る。
これ等ホトトランジスタ52乃至57は、これ
等すべてが導通状態のときに作動させるために抵
抗体58と共に正電源線17とNPNトランジス
タ59のベースとの間に、夫々のエミツタが該ベ
ースに向う方向に直列に接続され、該トランジス
タ59のエミツタは負電源線18に接続されると
ともに該トランジスタのコレクタは抵抗体60を
介してコンデンサ62の+端子に接続されてい
る。これ等ホトトランジスタ52乃至57、
NPNトランジスタ59及び抵抗体58,60が
放電回路10を形成している。したがつて、前記
発光ダイオード40乃至45の出力信号である導
通信号がすべて発生している時にはホトトランジ
スタ52乃至57がすべて導通状態となり、
NPNトランジスタ59のベース電流が流されて
該トランジスタ59のエミツタ・コレクタ間が導
通状態となり充電コンデンサ62を放電させ得る
のである。
充電コンデンサ62は、抵抗体60及び抵抗体
61の接続点と負電源線18との間に接続されて
おり、該充電コンデンサ62及び抵抗体61が充
電回路11を形成している。したがつて、電源ユ
ニツト13の出力電圧が充電電圧であり、充電電
流が充電電流制限素子である抵抗体61を通して
常時供給され充電コンデンサ62が充電されるの
である。
該充電コンデンサ62の充電電圧を判別するた
めに判別回路12が形成されている。すなわち、
充電コンデンサ62と並列にゼナーダイオード6
3、抵抗体64及び抵抗体65からなる直列回路
が接続され、該抵抗体64と抵抗体65との接続
点がNPNトランジスタ66のベースに接続され
るとともに、該トランジスタ66のエミツタは負
電源線18へ、コレクタは電磁リレー72のコイ
ル67を介して正電源線17へ接続されている。
また、断線信号を出力する該電磁リレー72の接
点68は、ブザー69及び断線表示ランプ70か
らなる並列回路と直列に接続され、該直列回路は
他の電源線P及びQの間に接続されている。尚7
1はコイル67に並列に接続された逆起電力吸収
用ダイオードである。したがつて、充電コンデン
サ62の端子電圧がゼナーダイオード63のゼナ
ー電圧より低い場合にはNPNトランジスタ66
のベース電流が流れないために該トランジスタ6
6が作動しないが、逆に該端子電圧が該ゼナー電
圧を越えると、電流がゼナーダイオード63及び
抵抗体を介してトランジスタ66のベースに流入
して該トランジスタ66を作動させる。このため
該トランジスタ66のコレクタ・エミツタ間が導
通状態となつてコイル67に電流を流すので電磁
リレー72が作動して接点68が閉成され、同時
に断線を表わす表示ランプ70が点灯するととも
にブザー69の警報音が発生するものである。
以下、本実施例の作動を説明する。
ヒータ4乃至9が取付けられた図示しない電熱
装置の温度を一定に制御するために、温度調節器
1の出力信号に従つて電磁開閉器3が三相交流電
力を各ヒータ4乃至9に供給したりあるいは遮断
したりするON−OFF制御を行う。
該電磁開閉器3がONの状態にある場合には、
第2図において、Aに示される三相交流電力がヒ
ータ4乃至9に供給されるが実質上ヒータ4及び
5、ヒータ6及び7、ヒータ8及び9には夫々
120゜位相が異なる3つの単相交流電力A1,A2
及びA3が供給されていることになる。
信号発生回路46及び47は、ヒータ4及び5
の負荷電流を変流器22及び23によつて検出し
変流器22及び23に発生する誘導電流が発光ダ
イオード40及び41を交流電力A1と逆の位相
に同期して発光させる。該発光信号はヒータ4及
び5の負荷電流の存在を表わす導通信号B1であ
り、第2図のB1に示される状態で発生する。同
様に信号発生回路48及び49がヒータ6及び7
の負荷電流の存在を表わし交流電力A2に同期し
た導通信号B2を第2図に示される状態で発生
し、信号発生回路50及び51がヒータ8及び9
の負荷電流の存在を表わし交流電力A3に同期し
た導通信号B3を第2図に示される状態で発生す
る。
放電回路10においては、発光ダイオード40
乃至45が出力した導通信号を受けてホトトラン
ジスタ52乃至57が導通状態にさせられる。す
なわち、導通信号B1を受けたホトトランジスタ
52及び53が第2図のC1に、導通信号B2を
受けたホトトランジスタ54及び55が第2図の
C2に、導通信号B3を受けたホトトランジスタ
56及び57が第2図のC3に示される状態で導
通する。NPNトランジスタ59のベース電流C
は、第2図のCに示されるように、ホトトランジ
スタ52乃至57のすべてが導通状態にある時期
Dのみの区間に流れ、トランジスタ59を作動さ
せて充電コンデンサ62を放電させるのである。
充電回路11においては、充電コンデンサ62
に常時充電電流を供給するので、該コンデンサ6
2の端子電圧が上昇するが放電回路10によつて
放電させられる間には急激に該端子電圧が低下す
る。この作動が電源周期毎に行なわれるので、該
端子電圧Eは第2図に示されるように鋸歯波形を
示す。尚、前記ベース電流が流れる区間Dは充電
コンデンサの放電区間であり、その他の区間Fは
充電区間である。
判別回路12においては、ゼナーダイオード6
3のゼナー電圧が電圧条件、電源周期、抵抗体6
1の抵抗値及び充電コンデンサ62の容量で決定
される該コンデンサ62の充電電圧Eのピーク値
(第2図のG)よりも高い電圧に設定されている
ので、NPNトランジスタ66のベース電流が流
れず該トランジスタ66及び電磁リレー72が作
動しないのである。
しかし、少なくとも1個のヒータ、たとえばヒ
ータ4が断線すると信号発生回路46から導通信
号が発生しないためホトトランジスタ52が導通
状態とならない。したがつて、トランジスタ59
を作動させるためのベース電流が流されないの
で、充電コンデンサ62が放電されず、該コンデ
ンサ62の端子電圧が上昇してゼナーダイオード
63のゼナー電圧を超え電源ユニツト13の出力
電圧に達する。この結果、ゼナーダイオード63
及び抵抗体64を介してNPNトランジスタ66
のベースに電流が流入し該トランジスタ66を作
動させる。該トランジスタ66が作動してコイル
67に電流を流すと電磁リレー72が作動して接
点68を閉成し、同時に断線表示ランプ70を点
灯させブザー69に警報音を発生させるのであ
る。
このように、ヒータ個々の負荷電流を検出して
それに対応する導通信号を発生させ、該導通信号
の存否を判別し得るものであるのでヒータの数、
容量及び経時変化や温度係数による負荷電流の変
動に拘らず確実に断線を検出し得るのである。更
に、判別回路12は基準電圧を用いて充電コンデ
ンサ62の端子電圧の大小を比較判別するもので
あるが、その判別の対称電圧はヒータが非断線時
には最大値が前記ピーク値(第2図のG)であ
り、ヒータ断線時には電源ユニツト13の出力電
圧であるので、大幅に異なるこれ等の2値の中間
に前記ゼナー電圧を設定すればノイズや温度変化
による影響が極めて少ない信頼性の高いヒータの
断線判別が為されるのである。
次に、本考案の他の実施例を説明する。
第3図において、74は熱電対75を備えた温
度調節器であり、設定温度と検出温度との偏差に
基づいて、該偏差が零となるように位相制御素子
76へ出力信号を供給する。該位相制御素子76
は該出力信号に基づいて入力側に接続された単相
電源線P,Qから出力側に接続された出力線R,
Sへの電流を位相制御し、ヒータの発熱量を調節
するものである。このような制御素子76にはサ
イリスタ、トライアツク及び可飽和リアクトル等
が知られている。
ヒータ77乃至79は前記加熱装置を構成する
ものであり、出力線R,Sの間に並列に接続され
ている。また、前述の実施例と同様の電源ユニツ
ト13もこれ等ヒータに並列に接続されている。
ヒータ77乃至79に対応して、変流器80乃
至82、発光ダイオード83乃至85及びホトカ
プラ86乃至88に内蔵された発光ダイオード8
9乃至91から成る信号発生回路92乃至94が
前述の実施例と同様の構成で設けられている。
ホトカプラ86乃至88には夫々に内蔵された
発光ダイオード89乃至91に相対して夫々1個
のホトトランジスタ95乃至97が内蔵されてお
り、これ等ホトトランジスタ95乃至97は、抵
抗体98と共に正電源線17とNPNトランジス
タ99のベースとの間に、夫々のエミツタが該ベ
ースに向う方向に直列に接続され、NPNトラン
ジスタ99のエミツタが負電源線18に接続され
るとともに該トランジスタ99のコレクタが抵抗
体100を介して充電コンデンサ62の+側端子
に接続されている。これ等ホトトランジスタ95
乃至97、抵抗体98,100及びNPNトラン
ジスタ99が放電回路101を形成している。
充電回路11及び判別回路12は前述の実施例
と全く同様に形成されている。
したがつて、位相制御素子76からヒータ77
乃至79へ第4図のHに示される波形の電流が供
給されると、前述の実施例の信号発生回路におけ
る作動と同様に、信号発生回路92乃至94から
第4図のJに示される状態の導通信号が夫々ホト
トランジスタ95乃至97に出力される。該導通
信号は夫々同一のタイミングで夫々ホトトランジ
スタ95乃至97を導通させるので、NPNトラ
ンジスタ99のベース電流が第4図のK区間に示
される間流されて該トランジスタ99が作動させ
られ、充電コンデンサ62が放電させられる。こ
の結果、充電コンデンサの端子電圧の波形は、前
述の実施例の充電回路と同様の作動によつて、第
4図のMに示されるように、充電区間L、放電区
間K及びピーク値Nを有する鋸歯形の連続波形と
なる。
以後、前述の実施例と同様の作動に従つて判別
回路12がヒータ断線信号を出力する。
このように、ヒータに供給される電源がサイリ
スタ等による位相制御されたものであつても、前
記断線信号が電源サイクル中の一定時期に同時に
発生するものであればヒータの断線が検出され得
るのである。
尚、上述したのはあくまでも本考案の一実施例
であり、本考案は決してこれに限定して解釈され
るべきでないことは言うまでもない。
たとえば、ヒータに供給される電源は、前記導
通信号が電源サイクル中の一定時期に同時に発生
させ得るもので足りるから、交流波形又は位相制
御された交流波形の電源のみならず、周期的にチ
ヨツピングされた矩形波の電源や半波整流された
交流電源であつても差支えない。
また、断線信号である電磁リレーの接点は断線
表示や警報音の発生のみならず、機械の自動停止
等の信号として利用し得るものである。
以上詳記したように、本考案は、電熱装置を構
成するヒータ個々の負荷電流の存在を表わす夫々
の導通信号がすべて発生しているか否かによつて
断線を検出するものであるから、ヒータの数、そ
の容量及び経時変化や温度係数による負荷電流の
変動に拘らず確実に検出し得、しかも電源サイク
ル中の一定時期のみに前記導通信号が揃えばよい
からヒータに供給される電流が間欠的であつても
ヒータ断線を検出し得るものであり、更に判別対
象となる充電コンデンサの電圧値は断線時と非断
線時との間で大幅な電圧差を有する2値であるの
でノイズや温度変化による影響の極めて少ない信
頼性の高いヒータ断線検出装置を提供し得る効果
を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図であ
る。第2図は第1図の実施例の作動説明図であ
る。第3図は本考案の他の実施例を示す回路図で
ある。第4図は第3図の実施例の作動説明図であ
る。 4乃至9、77乃至79;ヒータ、11:充電
回路、12:判別回路、46乃至51、92乃至
94:信号発生回路、61:充電電流制限素子
(抵抗体)、62:充電コンデンサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 電源から周期的に電力が供給される複数個のヒ
    ータを備えた電熱装置において、 該ヒータの夫々の負荷電流を検出している間導
    通信号を発生し、これ等のすべての導通信号が同
    時に発生する時間が存在するように該負荷電流の
    検出方向が相互に決定された複数の信号発生回路
    と、 充電コンデンサと充電電流制限素子とを備え、
    予め定められた電圧条件に従つて該充電電流制限
    素子を通じて該充電コンデンサに充電電流を常時
    供給する充電回路と、 前記導通信号のすべてが発生している場合に前
    記充電コンデンサを放電させる放電回路と、 予め定められた基準電圧値と前記充電コンデン
    サの端子電圧値とを比較し、該端子電圧値の方が
    高い場合に断線信号を発生する判別回路とを含
    み、 前記ヒータの中の少なくとも1個が断線した時
    に、前記充電コンデンサが放電されず該充電コン
    デンサの端子電圧が予め定められた前記基準電圧
    値を超えたことをもつて断線信号が出力されるよ
    うにしたことを特徴とする電熱装置におけるヒー
    タ断線検出装置。
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