JPS6310605Y2 - - Google Patents

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JPS6310605Y2
JPS6310605Y2 JP1978096485U JP9648578U JPS6310605Y2 JP S6310605 Y2 JPS6310605 Y2 JP S6310605Y2 JP 1978096485 U JP1978096485 U JP 1978096485U JP 9648578 U JP9648578 U JP 9648578U JP S6310605 Y2 JPS6310605 Y2 JP S6310605Y2
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magnetic field
electron beam
magnetic
electron
magnet
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電子ビーム管、特に電子ビームを集
束する手段として周期磁界装置を用いた周期磁界
集束形電子ビーム管の改良に係るものである。
第1図は従来行なわれている周期磁界装置を用
いた周期磁界集束形電子ビーム管の1例を示す一
部断面図で、電子ビーム管の真空容器は非磁性金
属管1とアルミナ、セラミツク等で作られる絶縁
体3とから形成されている。非磁性金属管1の中
心軸上には、例えばヘリツクス等の高周波回路4
が設けられ、外部には軸方向に磁化された複数個
の永久磁石5と磁極片2を同じ磁極が対向するよ
うに交互に組合された周期磁界装置が設けられて
いる。また絶縁体3の内部にはカソード6、ウエ
ネルト7、アノード8等により形成される電子銃
が設けられ、外部には電子銃への漏洩磁界をシー
ルドするための磁気シールド9が設けられてい
る。磁気シールドの材料には透磁率の大きい純鉄
等が用いられる。
今、カソード6より発射された電子ビーム10
はウエネルト7により集束されアノード8により
加速された後、高周波回路4の中に入射される。
高周波回路4の中に入射された電子ビーム10は
周期磁界装置により形成される周期磁界により電
子ビーム相互の反発力により発散が防止されほぼ
一定の径を保持しながら高周波回路4を通過す
る。そして、図示されていないコレクタに補集さ
れる。
すなわち周期磁界装置は磁界装置の中心軸上に
ほぼ正弦波状に周期的に変化する軸方向磁界がで
きて磁気レンズを等間隔においたと同様に作用し
集束レンズとして電子ビームの電子相互の反発に
よる発散を防止する。一般に進行波管等の電子ビ
ーム管では、高周波回路4の許容電力(高周波回
路電流×高周波回路電圧)はクレクタの許容電力
(コレクタ電流×コレクタ電圧)に比べてきわめ
て小さいので、ビーム透過率(電子銃から発射さ
れるビーム電流に対するコレクタ電流の占める比
率)を最も大きくするように周期磁界装置の中心
軸方向磁界の調整が必要である。
この様な周期磁界装置を用いた電子ビーム管に
おいては、電子ビーム10の高周波回路4への入
射条件がその後の高周波回路内部のビーム透過率
に大きく影響する。特にパービアンスの高い電子
銃を用いた電子ビーム管、或はカソード電流密度
を低減する為に、カソード6の電子放射表面積が
ビーム断面の数十倍もある電子銃を用いた電子ビ
ーム管などの場合においては、電子ビーム10の
高周波回路4への入射条件が最適でないと安定な
ビーム透過を得ることは不可能となる。特に前記
入射条件を最適にするには、電子銃側の永久磁石
5の中で第1磁石の中心磁界強度の調整が重要で
ある。このため、磁石の外径を変えたり、磁石の
強度を着磁機により調整したり、磁石の材質を変
えたりして磁界調整を行なつていた。確かにこれ
らの調整は管球に磁石及び磁極片を組入れる前に
は可能であるがビーム透過率を最適にするために
管球に組入れた後に磁界調整を行なう必要がある
場合はあらためて管球より磁石を取り外す必要が
生じ磁界調整のため製造段階において過大な調整
工数を要するという欠点があつた。一方周期磁界
装置を管球に組入れたままで磁界調整を行なう方
法として、第1磁石の外周面上の適宜な場所に磁
性体片(鉄片)を取付けていたが第一磁石の中心
磁界を減らす方向での調整は可能であるが高々数
%の磁界調整が限度であり第1磁石の中心磁界を
上昇させるという調整は全くできなかつた。
本考案の目的は、この様な従来型の周期磁界集
束型電子ビーム管の欠点を除去し、特にパービア
ンスの高い電子銃或は、高い集束比の電子銃を用
いた場合でも、電子ビームの高周波回路への最適
な入射条件を容易に得ることができ電子ビームの
透過を安定にすることが可能な電子ビーム管を提
供することにある。
本考案によれば、電子ビームを発射する電子銃
と、電子ビームを高周波と作用させる高周波回路
と、電子ビームを集束するための複数個の円筒状
永久磁石及び円筒状磁極片とを交互に組合わせた
周期磁界装置と、高周波回路を通過した電子ビー
ムを補集するためのコレクタとを具備する周期磁
界集束型電子ビーム管において、周期磁界装置の
電子銃側の円筒状永久磁石の外側に複数に分割さ
れた永久磁石を配置し、この分割磁石の位置、あ
るいは極性などを変化させて磁界強度、分布等を
調整し電子ビームの軌道を適切に修正するように
した電子ビーム管が得られる。この分割永久磁石
は全体として円筒状をしていることが好ましい
が、分割個数は特別制限なく実際的面から適当な
個数に選べばよい。
以下、第2図a及び第2図bに基づいて本考案
の一実施例を詳細に説明する。真空容器は非磁性
金属管1、絶縁体3で形成されており、非磁性金
属管1の内部には高周波回路4を設置し、外部に
設置された複数個の永久磁石5及び磁極片2によ
り生成される周期磁界でカソード6から発射され
た電子ビーム10を集束することは従来型と同じ
である。永久磁石5は厚さ方向にあらかじめ磁化
(着磁)されており、従来型と同様に第2図aに
示すように磁極(N極又はS極)が同極で相対向
するように配設される。永久磁石5と磁極片2に
よつて生成される中心軸上の軸方向磁界強度は第
3図に示すような周期磁界(曲線A)となる。本
考案が従来型と異なる点は、周期磁界装置の永久
磁石5の中で電子銃側の第1円筒状永久磁石の外
側面で、且つカソード6への漏洩磁界をシールド
するための磁気シールド9の端面上に接着させて
複数個に分割した円筒状の永久磁石11を保持せ
しめたことである。円筒状の永久磁石11は永久
磁石5と同じく厚さ方向にあらかじめ着磁されて
いる。本実施例に於ては、周期磁界装置により電
子ビーム10の透過調整を行ないながら第2図b
に示す矢印方向に磁気シールド9の端面上の永久
磁石11の径方向の位置をずらすことによつて、
或は磁気シールド9の端面上に保持する永久磁石
11の個数を増減することによつて、また或は磁
気シールド9の端面上に保持する永久磁石11の
磁界の極性を変えることによつて第1磁石の中心
磁界強度を調整し高周波回路4への電子ビーム1
0の最適な入射条件を迅速かつ容易に得ることが
できるという利点がある。さらに具体的に述べれ
ば、永久磁石5の第1磁石の極性と同一方向に、
即ちN極が磁気シールド9に接するように永久磁
石11を配設すれば第1の磁石の中心軸上磁界は
第3図の曲線Bのように強くなり、第1磁石の極
性と逆方向に、即ちS極が磁気シールド9に接す
るように永久磁石11を配設すれば第1磁石の中
心軸上磁界は第3図の曲線Cのように弱くなる。
実験結果によれば、円筒状永久磁石5の磁石材
質をサマリウムコバルト(エネルギー積16×106
ガウス・エルテツド)、寸法を外径15mm、内径6
mm、厚さ3.5mmとし、磁極片2の寸法を外径8.5
mm、内径4.5mm、厚さ1mmとし、磁気シールド9
の寸法を外径33mmとした場合、第1磁石の中心磁
界は約2000ガウスとなるが、円筒状永久磁石を4
つに分割した磁石を永久磁石11として磁気シー
ルド9の端面に配設すると中心磁界は1600〜2400
ガウスの範囲で調整が可能となり調整範囲が大幅
に改善された。
上記実施例では、永久磁石11を4つに分割し
た場合について述べたが分割数は任意でよく、ま
た永久磁石11と永久磁石5の材質をかえること
はもちろん可能である。
以上の説明から明らかなように本考案によれ
ば、磁気シールド端面上に永久磁石を設置するこ
とにより電子銃側の第1磁石の外径を等価的に変
更させたことになり第1磁石の中心磁界強度を高
範囲にわたり調整できるので、電子ビームの高周
波回路への最適な入射条件を容易に得ることがで
き、従来行なつていた磁石交換などが一切不要と
なり短時間に電子ビーム管の良好なビーム透過率
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の周期磁界集束型電子ビーム管の
一部断面図、第2図aは本考案の一実施例の周期
磁界集束型電子ビーム管の一部断面図、第2図b
は第2図aのA−A断面図、第3図は第2図aの
中心軸上磁界強度の調整例を示す特性図である。 図において、1……非磁性金属管、2……磁極
片、3……絶縁体、4……高周波回路、5……永
久磁石、6……カソード、7……ウエネルト、8
……アノード、9……磁気シールド、10……電
子ビーム、11……複数個に分割された円筒状の
永久磁石である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電子ビームを発射する電子銃と、電子ビームを
    高周波と作用させる高周波回路と、電子ビームを
    集束するための複数個の円筒状永久磁石及び円筒
    状磁極片とを交互に組み合わせた周期磁界装置
    と、高周波回路内を通過した電子ビームを捕集す
    るためのコレクタと、前記電子銃を漏洩磁界から
    シールドする磁気シールドを具備する電子ビーム
    管において、前記電子銃より発射された電子ビー
    ムへの磁界強度を調整するため前記磁界装置の電
    子銃側の円筒状永久磁石の外側に複数個に分割し
    た永久磁石を前記磁気シールドに接して設けたこ
    とを特徴とする周期磁界集束型電子ビーム管。
JP1978096485U 1978-07-12 1978-07-12 Expired JPS6310605Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978096485U JPS6310605Y2 (ja) 1978-07-12 1978-07-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978096485U JPS6310605Y2 (ja) 1978-07-12 1978-07-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5512574U JPS5512574U (ja) 1980-01-26
JPS6310605Y2 true JPS6310605Y2 (ja) 1988-03-29

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