JPS63102133A - 温度調節器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は屋内、車内等の空調温度を調節するための温度
調節器に関する。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕従来
の屋内、車内等の空調温度の調節には冷凍機、加温機等
の起動、停止を温度調節器で直接行なっていた。従って
温度調節器のスイッチは大電流の遮断可能な大型のオー
プンタイプのものであった。

しかし近年、基調設備の電子化の傾向が高まり、冷凍機
等の運転を例えば蒸発器に取付けた温度調節器からの信
号だけでなく、その他の種々の情報に基いて行なうよう
になってきた。このように最近の温度調節器はマイコン
への温度センサとしての使用を考慮して小電流で動作す
るものが要求されるようになった。ところがこのような
目的で大型オープンタイプのスイッチに数ｍＡの小電流
を流すと、埃や接点の酸化のために接触不良となって誤
動作を起すことが多かった。

このため最近ではリードスイッチを利用した温度調節器
が用いられるようになった。上記の温度調節器は埃等に
よる誤動作を起すことがないが、温度変化に伴なうパワ
ーエレメントの緩慢な移動をリードスイッチの作動に直
接利用しているので、リードスイッチ個有の動作特性（
感応値）に影響されることが多く、温度調節器のＯＮ、
ＯＦＦ間の温度差が広い。従って上記の現象を防止する
には動作特性の極めて良好なリードスイッチを使用せね
ばならず高価になる欠点があった。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の欠点は、本発明によれば、内部にガスが密封状に
充填され、外気温度の変化に伴なう該ガスの容積変化に
よって伸縮可能なパワーエレメントと、回動可能に形成
されかつ調節可能なコイルばねを介して上記パワーエレ
メントの伸縮端部に付勢状に当接されたベローズレバと
、両端が冷凍機又は加温機の作動部に接続されたり一ド
スイソチと、一端が固定された弾発性板状体に形成され
、その一部に形成した舌状部に加えられた上記ベローズ
レバの回動運動により反転作動して他端を該板状体の中
心面に対して直角方向に急激に移動するように形成され
たブレードと、上記リードスイッチを作動すべく上記ブ
レードの他端に固着された永久磁石とを備えてなる温度
調節器によって解消される。

〔実施例〕

以下、実施例について本発明の温度調節器を説明する。

第１図〜第３図は本発明の温度調節器を部分波１図を左
方より見た側面図である。

３０は箱状に形成したケースプレートで、この内部に温
度調節器の主要部品がコンパクトに収容されている。

温度に反応するパワーエレメント１はキャピラリチュー
ブ部ＩＡとダイヤフラムＩＢとを含み、両者の内部には
互に連通した密封空間（図示せず）が形成され、該密封
空間にはガスが充填されている。又ダイヤフラムＩＢに
はキャピラリチューブＩＡと反対側に突子ＩＣが固設さ
れる。

ケースプレート３０には略し形のベローズレバ２がピン
３を支点として回動自在に枢着されている。ベローズレ
バ２の自由端の立上り部４にはバカ孔５が形成され、該
バカ孔５にはねじ棒６が挿着されている。ねじ棒６は引
張り状に作用するコイルばね７の一端にねじ込まれた外
周にねじ部を有するナツト８に螺入され、コイルばね７
の他端のフック部はケースプレート３０の上部に設けた
偏心カム９の外周に押圧状に接触したカムアーム１０に
掛止されている。ハンドル３１を回わすとこれと共に偏
心カム９が回動してカムアーム１０に対する接触位置が
変化する。ベローズレバ２の框着点付近のエツジ部２Ａ
が上述したパワーエレメント１の突子ＩＣに当接してい
るので偏心カム９の回動及びナツト８に対するねじ棒６
のねじ込み量によってコイルばね７の張力が調節され、
これにより温度調節器の作動温度を設定することができ
る。

ケースプレート３０の絶縁部１１にリードスイッチ１２
が固定され、該リードスイッチ１２の一方から出た端子
１３Ａがターミナル１４Ａに、また他方から出た端子１
３Ｂが別のターミナル１４Ｂに夫々ハンダ付けされてい
る。各ターミナルは図示せぬ冷凍機又は加温機に接続さ
れている。又、絶縁部１１の立上り部１５にはブレード
１６がリベット等により片持ち状に固定されている。第
４図及び第５図に示すようにブレード１６は弾発性材料
からなる薄板にコ形溝１７を打抜いて形成した弯曲状の
舌状部１８の自由端１９に外力をかけて、例えば第５図
に示す自由端１９を上方向に移動させ、該自由端１９が
ブレード１６の中心線２０を通過する（第５図Ａ）とブ
レード１６の自由端部１６Ａが瞬時に下ｌ！ｓ（第５図
Ｂ）する。又自由端１９を下方向に移動し該自由端１９
が中心線２０を１ｆｆｉ過すると自由端部１６Ａが瞬時
に上昇（第５図Ｃ）する。

ブレード１６の自由端には、リードスイッチ１２に接近
して位置した永久（ｎ石２１を保持するホルダ２２が固
着されている。またベローズレバ２の中間部に垂下状に
固着されたブレード作動レバ２３下端の引掛部２４は若
干の圧縮力を有してブレード１６の自由端１９に当接さ
れている。

次に本発明の作動について説明する。

パワーエレメントｌ付近の外気温が上昇すると内部のガ
スが膨張し、ダイヤフラムＩＢの体積増加によって突子
ＩＣを第１図の左方に移動してベローズレバ２のエツジ
部２Ａを押しコイルばね７の押圧力に抗してピン３の周
りにベローズレバ２を反時計方向に回動させる。これと
は反対に外気温が下降するとガスが収縮し、コイルばね
７の付勢力によってベローズレバ２はビン３の周りを時
計方向に回動する。

第５図についてリードスイッチ１２の作動を説明する。

リードスイッチ１２は通常ＯＦＦしている。上述したよ
うに外気温の上昇に伴ないづローズレバ２が反時計方向
に回動し外気温が上述した設定温度になると、引掛部２
４によりブレードの自由端１９が押下げられてブレード
の自由端１６Ａに固着された永久磁石２１が上方向即ち
リードスイッチ１２の中心に向けて移動し、リードスイ
ッチ１２をＯＮさせる。これに反して外気温が下降し、
ベローズＩＢが収縮して設定温度以下になるとブレード
１６が反転動作し、永久磁石が下方向に移動してリード
スイッチ１２をＯＦＦさせる。

上記のリードスイッチ１２のＯＮ、ＯＦＦ動作によりタ
ーミナル１４Ａ　、　１４Ｂに接続された冷凍機等の起
動、停止を行なう。また調節ねじ２５　、２６を設けて
ブレード１６の反転ストローク、反転位置を調整してリ
ードスイッチ１２個の特性の不同に対応させることがで
きる。

第６図は反転動作するブレードによりリードスイッチ１
２がそのホールド領域を飛びこしてＯＮ領域、ＯＦＦ領
域間を瞬時に移動することを示す本発明のリードスイッ
チの特性図を示す。

〔本発明の効果〕

本発明は上記のように構成して、パワーエレメントの緩
慢な動作を直接リードスイッチの作動に利用せずに、弾
発性のブレードを利用し、その反転作動部に永久磁石を
固定し、反転作動によって永久磁石を瞬時に移動させる
ことによりリードスイッチのＯＮ領域からＯＦＦ領域に
急速移動させたので、リードスイッチの持つ個々のホー
ルド領域のばらつきに影響されずに急速で安定した作動
を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す部分破断正面図、第２図
は第１図のブレード部分の上面図、第３図は第１図の側
面図、第４図及び第５図は本発明に使用するブレードの
平面図及び側面図、第６図は本発明に使用するリードス
イッチの特性図である。 ｌ・・・パワーエレメント、ＩＣ・・・伸縮端部（突子
）、２・・・ベローズレバ、　　　７・・・コイルハネ
、１２・・・リードスイッチ、１６・・・ブレード、１
６Ａ・・・他端、　　　　　１８・・・舌状部、２０・
・・中心面、　　　　　２１・・・永久磁石。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、内部にガスが密封状に充填され、外気温度の変化に
   伴なう該ガスの容積変化によって伸縮可能なパワーエレ
   メントと、回動可能に形成されかつ調節可能なコイルば
   ねを介して上記パワーエレメントの伸縮端部に付勢状に
   当接されたベローズレバと、両端が冷凍機又は加温機の
   作動部に接続されたリードスイッチと、一端が固定され
   た弾発性板状体に形成され、その一部に形成した舌状部
   に加えられた上記ベローズレバの回動運動により反転作
   動して他端を該板状体の中心面に対して直角方向に急激
   に移動するように形成されたブレードと、上記リードス
   イッチを作動すべく上記ブレードの他端に固着された永
   久磁石とを備えてなる温度調節器。