JPS629997A - 筆記具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は筆記具、特にその軸部材の構造に関する。

（従来の技術及び発明が解決しようとする問題点）従来
の筆記具の軸部材は周知のようにプラスチック、アルミ
やスチール等の金属、又はガラス等により殆どが形成さ
れていた。そして斯る材料を用いる限りこれ以上コスト
ダウンを図ることは困難なところまできている。

本発明は長期的にみても大幅なコストダウンが期待でき
る斬新な筆記具の提供を目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は目的達成のため、紙を基材としてこれに合成樹
脂、金属等の所要な別素材を付加して合成したコンポジ
ット材により形成された軸部材を有することを特徴とす
る筆記具を提供するものである。

（実施例及び作用） 図は本発明の一実施例を示したものであり、以下図面に
依拠して作用とともに詳説する。

当該実施例：二於ては軸部材の本体である軸簡（１）に
コンポジット材（２）が用いられており、コンポジット
材（２）は紙を基材とし、第１図の拡大部に示す如き断
面構造を有している。即ち、外面からまずライナー紙（
３）が３層重合され、その内面にコーティング等により
厚さ５０μ程度のＰＥ層（ポリエチレン層）（４）が形
成され、その内面に厚さ６ＯＯ；程度の蒸着によるＡ１
層（アルミニウム層）（５）が形成され、さらにその内
面に厚さ１５μ程度のＰＥＴ層（６）が形成され、最後
に最内面部に再び厚さ５０μ程度のＰＥ層（力が形成さ
れて構成されている。尚、インクの揮発量を紘する乍ヤ
即ｌち・、ガスバリアー性を向上させるために前記の蒸
着によるＡＡ層（５）の厚みを増大させたり、ＰＥ層（
４）　（７）をＰＥＴ層やｐｐ＠ｌ二変更することも勿
論可能である。コンボジツ［材（２）は紙を基材とする
限り前記の例に限定されず、付加する素材の種類、順序
、厚さ、層の数等その構造は自由である。又その紙の種
類もライカー紙に限定されず、例えば防水性に優れた特
殊加工紙等の使用も考慮される。軸筒（１）はその先端
にペン芯（８）を保持する先軸（９）を接合するが、そ
の固着方法としてはホットプレスやスピンクエルド等が
実施可能である。ただしホットプレスの場合はエンジニ
アリングプラスチック（ＰＢＴＰＯＭ、　ＰＡ等）では
困難性が大きいので先軸（９）の材料としてはＰＥ系統
の樹脂が用いられる。

尚、先軸（９）の表面にもガスバリアー性を向上させる
ためにアルミ蒸着層を設けることも考慮される。先軸（
９）の内面部には図示はしていないが中綿α１を固定保
持するためのりプ等を形成することも勿論自由である。

軸筒（１）の後端には尾栓α〃を固着する必要があるが
、図示した実施例は尾栓ａυの材料として変形容易なア
ルミ板を用い、図に示す如く軸筒（１）の後端縁に二重
に巻締めする方法で固着されている。勿論他の方法で固
着することも自由である。図示した尾栓（１１）は中綿
−の後端面に当接して保持できるように内部に突出した
形状を呈している。当該筆記具は、ます軸筒（１）の後
端を開口して置いてそごからインクを充填した中綿α〔
を装填し、前述したように尾栓圓を固着させ、次にペン
芯（８）を先軸（９）に取付けて先軸（９）と軸筒（１
）とを前述した方法で固着させることにより完成される
。

コンポジット材（２）による軸筒（１）は前述したよ・
うに、ガスバリアー性を向上させることもてきるし、又
先軸や尾栓等の他部品との接合も自在なので一従来のプ
ラスチックやアルミ等の金属製の軸筒と代替してもその
機能を少しも損ねることがない。

（発明の効果） 本発明の筆記具は以上のような構成及び作用を有するも
のであって、その軸部材を従来のプラスチックや金属に
代替して紙を基材とするコンポジツ［材を使用すること
により大幅なコストダウンを期待できる効果がある。ま
た資源の再利用の面で従来品に比べ勝れていることは言
うまでもない。

【図面の簡単な説明】

図は本発明筆記具の一実施例の縦断面図ある。 ＋１）・・・軸筒、（２）・・・コンポジット材、（３
）・・・ライナー紙、（４）・・・ｐｇ層、（５）・・
・ＡＡ層−（６）・・・ＰＥＴ層、（力・・・ＰＥＩ偵
−（８）・・・ペン芯、（９）・・・先軸、（ＩＱ）・
・・中綿、（Ｉυ・・・尾栓。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 紙を基材としてこれに合成樹脂、金属等の所要な別素材
   を付加して合成したコンポジット材により形成された軸
   部材を有することを特徴とする筆記具。