JPS6294Y2 - - Google Patents

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JPS6294Y2
JPS6294Y2 JP6867980U JP6867980U JPS6294Y2 JP S6294 Y2 JPS6294 Y2 JP S6294Y2 JP 6867980 U JP6867980 U JP 6867980U JP 6867980 U JP6867980 U JP 6867980U JP S6294 Y2 JPS6294 Y2 JP S6294Y2
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JP
Japan
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cable
compound
jewelery
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binder
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JP6867980U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、水中で使用される機器、例えば水中
探索システム等の制御用信号や電力の供給のため
に用いられる浮上ケーブルに関する。
近年、海洋開発が盛んになるにつれ、海洋の資
源調査、或いは海中における諸施設建設の際等
に、使用されるための、種々の水中用機器、例え
ば水中探索システムが開発されている。この水中
探索システムの一つとして、海底や海中の状況探
索の目的のため、可動性の水中テレビカメラが用
いられているが、これには、電力の供給および信
号の伝達や制御のための電気通信用ケーブルが接
続されている。このようなケーブルは、海水中で
使用されるために、次のような特性を持つことが
要求されている。すなわち、 (1) テレビカメラの推進機に余分な負荷をかけ
ず、かつケーブルが沈んで海底のサンゴ等によ
り外傷をうけたり、動きを阻止されないように
するために、比重が小さく海水中で浮くこと。
(2) カメラの自由な運動を妨げず、しかも巻き取
りなどの操作を容易に行なうことができるよう
に、ケーブル自体に可撓性があること。
(3) 高深度の海中においても、上記(1),(2)の特性
が失なわれないこと。
(4) 外被が万一破損した場合でも、ケーブル内を
水が走らないこと。
以上のような種々の特性を持つことが要求され
ている。
従来から、ケーブル内部の空隙を石油系ジエリ
ーコンパウンド等で充填し走水を防止したケーブ
ルが知られているが、この種のケーブルで上記特
性を完全に満足させるものは無い。また、浮上性
ケーブルとして、発泡体で構成された低密度浮力
体層を設けたものも知られているが、このような
構造のものは外圧に弱く、水中で高い水圧がかか
つた場合には、連鎖的に泡がつぶされ、実質比重
が増大してしまうので好ましくないという難点が
あつた。
さらに、ガラスバルンを浮力体として使用する
ケーブルも考えられるが、バルン単独では耐圧特
性が充分高くないので、バインダーと混合するこ
とが必要であり、またバインダーと混合した場合
もガラスバルンがせん断応力に極めて弱く、押出
加工することができないため、これをケーブルの
浮力体層として導入することが難しいという問題
があつた。
本考案は、これらの点に鑑みてなされ、新規な
構造の浮上ケーブルを提供するものである。すな
わち本考案は、ケーブルコア相互の空隙にジエリ
ーコンパウンドを充填したケーブルであり、かつ
ゴム、プラスチツク等をバインダーとし、これに
ガラスマイクロバルンを混入した組成物を基材の
上に積層したテープ状物で浮力体層を構成し、こ
れをケーブルコアの外側に設け、その上にさらに
外被を被覆して成る浮上ケーブルに関する。
本考案において、ガラスマイクロバルンとして
は、粒径数+μm、壁厚数μmのものを使用す
る。また、そのバインダーとして用いることがで
きるものとしては、ポリジエン系やシリコーン系
の液状ゴム、硬化型ウレタンゴム、EEA(エチ
レン−アクリル酸エチル共重合体、EAA(エチ
レン−アクリル酸共重合体)EVA(エチレン−
酢酸ビニル共重合体)のような熱可塑性樹脂やポ
リウレタン樹脂、およびボリブテン系ジエリーコ
ンパウンドのようなジエリーコンパウンドなどが
ある。これらの中で、特にEEAやEAAのような
熱可塑性樹脂は、ガラスマイクロバルンと相溶性
が良く、またポリエチレンやポリエチレンテレフ
タレートをはじめ多くの樹脂に対して高い接着性
を有するので、基材としてこれら多くの樹脂を使
用することができるという利点がある。
本考案に使用する基材としては、厚さが0.01〜
0.2mmのテープ状或いはシート状の布や不織布、
或いはポリエチレンのようなプラスチツクテープ
又はシートなどがある。
これらの基材の上に、前記バインダーとガラス
マイクロバルンから成る組成物を適当な厚さの層
をなすように塗布して積層し、場合によりこれを
さらにテープ状に裁断したものを、ケーブルコア
の上に、縦添え、或いは横巻きして浮力体層を形
成する。ここで、本考案においては、テープ状物
の浮力体層の内側、すなわちケーブルコア相互の
空隙に充填したジエリーコンパウンドに、ガラス
マイクロバルンを混入したものを用いることによ
り、ここにも浮力体層を設けるのが望ましい。
このような構造のケーブルにおいては、外圧が
加わつた場合の、空隙部の収縮、およびそれに伴
なう実質比重の増加が、効果的に防止されるとい
う利点がある。また、本考案においては、ゴム、
プラスチツク、或いはジエリーコンパウンドをバ
インダーとし、これにガラスマイクロバルンを混
入した組成物を、基材の上に塗布積層した後、さ
らにその上に基材を接合させてサンドイツチ構造
としたものを用いることもできる。このような構
造のもののうち、特にバインダーとしてジエリー
コンパウンドを用いるテープ状物においては、縦
添え、或いは横巻きの際の作業性がよいという利
点がある。
次に、図面の実施例に基づいて本考案をさらに
説明する。
本考案の浮上ケーブルは、図に示すように、ケ
ーブルコア1と、その外側に設けられ浮力体層を
構成する前記テープ状物の巻回層2、およびその
上に被覆された外被3から主に成り、巻回層2の
内側のケーブルコア1相互の空隙には、ジエリー
コンパウンドとガラスマイクロバルンの組成物4
が予め充填されている。
以上のように構成される本考案の浮上ケーブル
は、水中で使用されるケーブルとして要求される
特性を全て備えているので、水中探索用の電気通
信用ケーブルとしてをはじめ、ガス管、下水道管
等の管路内検査用テレビカメラに使用される複合
ケーブル等、広い用途に用いることができる。ま
た、ガラスマイクロバルン組成物の積層厚を調整
したり、テープ状物の巻回密度を変化させること
により、ケーブルの見かけ比重を容易に変えるこ
とができるとともに、ケーブル製造が極めて簡単
であるという利点がある。さらに、基材としてひ
も状物を用い、これにガラスマイクロバルン組成
物を塗布したものは、軽比重の介在として種々の
ケーブルに導入することができ、その中でも特に
バインダーとしてジエリーコンパウンドを用いた
ものは、圧力で融着する介在として、さらに広い
用途に用いることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例の断面図である。 1……ケーブルコア、2……テープ状物の巻回
層、3……外装、4……ジエリーコンパウンドと
ガラスマイクロバルンの組成物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ケーブルコア相互の空隙にジエリーコンパウ
    ンドを充填したケーブルであり、かつゴム、プ
    ラスチツク、或いはジエリーコンパウンドをバ
    インダーとしてガラスマイクロバルンを混入し
    た組成物を基材の上に積層したテープ状物によ
    り、浮力体層を構成し、前記浮力体層はケーブ
    ルコアの外側に設け、その上に外被を被覆して
    成る浮上ケーブル。 2 ガラスマイクロバルンのバインダーが、熱可
    塑性樹脂であることを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の浮上ケーブル。 3 ケーブルコア相互の空隙に充填したジエリー
    コンパウンドが、ガラスマイクロバルンを含有
    していることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項または第2項記載の浮上ケーブル。
JP6867980U 1980-05-19 1980-05-19 Expired JPS6294Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP6867980U JPS6294Y2 (ja) 1980-05-19 1980-05-19

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JP6867980U JPS6294Y2 (ja) 1980-05-19 1980-05-19

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JPS56169310U JPS56169310U (ja) 1981-12-15
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Family

ID=29662608

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JPS56169310U (ja) 1981-12-15

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