JPS6290783A - 画像記号化方式 - Google Patents

画像記号化方式

Info

Publication number
JPS6290783A
JPS6290783A JP60230379A JP23037985A JPS6290783A JP S6290783 A JPS6290783 A JP S6290783A JP 60230379 A JP60230379 A JP 60230379A JP 23037985 A JP23037985 A JP 23037985A JP S6290783 A JPS6290783 A JP S6290783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
primitive
integration
integrated
primitives
commutative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP60230379A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichiro Okazaki
信一郎 岡崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP60230379A priority Critical patent/JPS6290783A/ja
Publication of JPS6290783A publication Critical patent/JPS6290783A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Character Discrimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は文字図形を走査して入力された画像を認識する
図形認識方式の前処理に係り、特に入力画像を局所領域
ごとに記号化した後、複数の局所領域を統合した新たな
局所領域内の画像の記号化方式に係る。
(従来技術と問題点) 文字図形の認識処理は入力対象が2次元的な広がりを持
つ画像データであるため、対象画像の規模の増大に伴い
、その処理の高速化が要求されている。入力された画像
の認識の処理過程全体を通じて直接個々の画素を参照し
処理を行うことは、一般に大規模な記憶装置を必要とす
るばかシでなく、不必要に処理が複雑になシ処理速度の
低下を招いている。この様な問題点に対処するため、入
力された画像を雑音除去、平滑化等の処理の後、画像全
体を格子状に分割し、格子に囲まれた個々の微小矩形領
域ごとにその内部パターンを予め定められたカテゴリに
分類・記号化することを認識の前処理過程で行い、以降
の認識処理過程では記号化された画像を対象とする手法
が従来より行われている。この手法は画像の情報量の圧
縮や認識処理の利便の向上を実現するものであるが、微
小矩形領域を得る際に固定的位置並びに固定的大きさで
格子状に分割を行うことが一般的であるため、図形中の
線分、端点や分岐点に代表される特徴点、並びに図形中
のシンボルが必ずしも微小矩形領域に囲まれるとは限ら
ない。この場合には、後続する認識処理において周辺の
情報を利用した特殊な処理あるいは記号化する前の画素
レベルの画像に対して個別的処理を行う必要が生じる欠
点があった(例えば信学会技報PRL83−8)。特に
、記号化された画像を予め設定された図形のモデルに基
づいて認識を行う認識システムにおいては、格子の大き
さの設定が重要な問題となると共に、例外的な個別処理
が認識システムの制御構造を複雑化する一要因になって
いる。また、このような処理の複雑化を回避するために
、予め格子の印刷された用紙を用いたうえ、格子の境界
に沿って図形の線分を書かないなどの条件を設ける場合
があり、入力上の制約を生じる欠点があった(例えば特
許公報昭6O−5037)。これらの問題点に対処すべ
く局所領域を統合した新たな領域を記号化する方式が、
出願人、出願臼、発明者及び発明の名称を本願と同じく
する別の特許出願において提案されているが、この方式
では単に画像を記号の並びとして統合するため、統合の
精度に問題があると共に、格子の大きさにも制限がある
そこで、本発明の目的は、従来の上記欠点を解決するた
めに、線分や特徴点およびシンボルが任意の個数の局所
領域にまたがった局所領域群をその記号情報と特徴量を
用いて精度良く統合し、その領域に対して記号化を行う
ことにより、図形中の局所パターンを後続する認識処理
過程において利用しやすい単位で記号化可能な記号化方
式を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 前述の問題点を解決するために本発明が提供する手段は
、紙面上に記録された文字図形画像を局所領域ごとに予
め定められたカテゴリへ分類し記号化する画像記号化方
式であって、該画像を走査し画素情報として入力する手
段と、該画素情報を所定の局所領域ごとに記号化した記
号情報を得る局所バター7記号化手段と、該局所領域内
のパターンの位置に関して可換な特徴量を算出する可換
特徴量算出手段と、可換な特徴量に基づいて2次的な特
徴量を算出する非可換特徴量算出手段と、該局所領域の
記号情報と可換特徴量と非可換特徴量を有する原始プリ
ミティブと共に任意の局所領域の記号情報と可換特徴量
と非可換特徴量と位置情報を有する統合プリミティブを
記憶するプリミティブ記憶手段と、該統合プIJ jテ
ィグを抽出するための統合規則を登録し記憶する統合規
則記憶手段と、指定されたプリミティブに隣接するプリ
ミティブを抽出する隣接プリミティブ抽出手段と、該統
合規則に従って統合可能なプリミティブ群をプリミティ
ブの識別子より抽出する識別子判定手段と、該統合規則
に従って統合可能なプリミティブ群をプリミティブの特
徴量より抽出する特徴量判定手段と、プリミティブ群か
ら統合プリミティブのデータを生成し前記プリミティブ
記憶手段に格納する統合プリミティブ生成手段とを備え
、前記統合規則に従って入力画像の所定の局所領域から
新たな局所領域を生成して記号化することを特徴とする
特 (実施例) 以下本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する
第1図は本発明の一実施例の機能を表わす論理ブロック
図であり、1はファクシミリやイメージスキャナに代表
される入力画像を得るだめの画像入力部、2は前記入力
画像を格子状に分割することによって得られる微小矩形
領域内の局所的パターンを所定個数のカテゴリに分類・
記号化する局所パター7記号化部、3は所定局所領域内
のパターンから位置に関して可換な特徴蓋を算出する可
換特徴量算出部、4は可換な特徴音から算出される2次
的な特徴音を算出する非可換特徴量算出部、5は原始プ
リミティブと統合プIJ ミテイプを記憶するプリミテ
ィブ記憶部、6は統合プリミティブを抽出するための統
合規則を登録し記憶する統合規則記憶部、7は指定され
たプリミティブに隣接するプリミティブ群を抽出する隣
接プリミティブ抽出部、8は統合規則記憶部6に格納さ
れている統合規則に従って統合可能なプリミティブ群を
プリミティブの識別子より抽出する識別子判定部、9は
統合規則に従って統合可能なプリミティブ群をプリミテ
ィブの特徴音より抽出する特徴量判定部、lOはプリミ
ティブ群から統合プリミティブのデータを生成し前記プ
リミティブ記憶手段に格納する統合プリミティブ生成部
、11は局所パター7記号化部2ないし統合プリミティ
ブ生成部10を制御する制御部である。
画像入力部1によって入力された文字図形を含む入力画
像は、まず局所パターン記号化部2によって記号化が行
われる。局所バター7記号化部2は、入力画像を機械的
に格子状に分割し、各格子に囲まれた微小矩形領域内の
局所的パターンを、予め定められたカテゴリに分類する
ことによってパターンの記号化を行い、分類されたカテ
ゴリに対応した番号である識別子とそのカテゴリへ分類
した確からしさを表わす尺度である信頼性を記号情報と
して出力する。分類に必要な辞書を記憶する機能は、局
所パターン記号化部2内にROMなどの固定記憶手段あ
るいは通信回線を介して書き換え可能な記憶手段によっ
て実現される。尚、カテゴリへの分類機能はパターン認
識技術で用いられるマツチング手法、例えば2次元相関
法等の公知の技術で実現できる。
可換特徴量算出部3は局所パターン記号化部2と同じ局
所領域内の局所パターンから位置可換な特徴量群を算出
する機能を有する。位置可換な特徴量群とは、画像平面
上の異なる位置に現れた同じパターンに対して算出され
た数種の特徴音がその局所領域の位置を基にすれば互い
に変換可能であるような特徴音の集合である。位置可換
な特徴音を用いることにより、複数の局所領域を併合し
て得られる領域の特徴音は、原画像に戻って再抽出する
ことなく各局所領域ごとに抽出された位置可換な特徴音
より求められる。また、非可換特徴量算出部4Fi位置
可換な特徴量群から2次的に算出される任意の%微量を
算出する機能を有する。
例えば、位置可換な特徴音として(1)式で表わされル
ハターンの2次以下のモーメントm001 m101m
1ll  m20j  m021  +2111を、非
可換な特徴音としてモーメントから算出されるパターン
の方向性等を適用することができる。また可換特徴量算
出部3と非可換特徴量算出部4は演算回路またはマイク
ロプロセッサ等の演算処理装置のプログラムにより実現
できる。
m1j= EX’ YjF (X、 Y ) −−−−
−0−、(1)但し、F’(XIY)#:i位置(X、
Y)Kおける濃度を表わす。
局所パターン記号化部2によって抽出された記号情報と
、可換特徴量算出部3及び非可換特徴量算出部4によっ
て算出された特徴音は原始プリミティブのデータとして
プリミティブ記憶部5内の原始プリミティブ記憶部5−
1に格納される。プリミティブ記憶部5は前記原始プリ
ミティブを記憶する原始プリミティブ記憶部5−1と統
合プリミティブ生成部10の出力である統合プリミティ
ブを記憶する統合プリミティブ記憶部5−2から成る。
原始プリミティブ記憶部5−1内では各原始プリミティ
ブのデータは第2図(a)に示す形式を持ち、更に入力
画像上での2次元的位置関係を保存した順序で全原始プ
リミティブを格納することにより各原始プリミティブに
隣接する原始プリミティブを参照できる構造を持つ。統
合プリミティブ記憶部5−2内に格納される統合プリミ
ティブは同図(b)に示すような、複数個の原始プリミ
ティブまたは複数個の統合プリミティブを集めた領域に
対して記号化した情報であシ、識別子、信頼性、可換特
徴量および非可換特徴量は前記原始プリミティブと同じ
情報、位置情報は領域の位置と大きさを表わす情報であ
る。
統合規則記憶部6は、プリミティブ記憶部5内に抽出さ
れた原始プリミティブまたは統合プリミティブ(以下両
者を合わせてプリミティブと呼ぶ)のうち、格子の境界
上、即ち微小矩形領域の周辺部に図形の線分や特徴点が
重なったと考えられるプリミティブに対して、それに隣
接するプリミティブを統合する規則を表わすデータを記
憶する機能を有し、ROM等の固定記憶手段あるいは通
信回線を介して書き換え可能な記憶手段によって実現さ
れる。第3図(a)および(b)に示すように、プリミ
ティブの統合には、2つのプリミティブの統合と4つの
プリミティブの統合がある。2つのプリミティブの統合
では、任意の位置にあるプリミティブ14を基準としく
以下基準プリミティブと呼ぶ)、その右方のプリミティ
ブ15または下方のプリミティブ16の2つのプリミテ
ィブの満たすべき条件を指定し、これら2つのプリミテ
ィブから成る隣接プリミティブ群が揃ったときに統合さ
れる。また4つのプリミティブの統合の場合は、基準プ
リミティブ17とその右方のプリミティブ18と右下の
プリミティブ20と下方のプリミティブ19の4つのプ
リミティブが満たすべき条件を指定し、これら4つのプ
リミティブから成る隣接プリミティブ群が揃ったとき統
合が行われる。
統合規則記憶部6には、これらの隣接する2つまたは4
つのプリミティブが満たす条件が第4図(a)。
(b)に示す形式の規則データとして格納される。本図
(a)は2つのプリミティブを統合する規則データであ
J、Rldはこの規則データが2つのプリミティブに対
する統合規則であることの識別子、p、は基準プリミテ
ィブの満たすべき条件、’92は右方あるいは下方に隣
接するプリミティブの満たすべき条件、D工RCは右方
か下方かの指定子、よりは統合された新たな統合プリミ
ティブに付与する識別子であり、更にp、およびp、は
同図(e)に示すプリミティブが持つべき識別子と信頼
性の閾値及び特徴を区別するための特徴識別子とその特
徴量の値の範囲の項目から成る。また同図(b)は4つ
のプリミティブを統合する規則データであJ、Rldは
この規則データが4つのプリミティブに対する統合規則
であることの識別子、pIは基準プリミティブの満たす
べき条件、p!ないしp4はそれぞれ右、右下、下に隣
接するプリミティブの満たすべき条件、よりは統合され
た新たな統合プリミティブに付与する識別子であシ、更
にpIないしp4は同図(C)に示したプリミティブが
持つべき識別子と信頼性の閾値及び特徴を区別するため
の特徴識別子とその特徴量の値の範囲の項目から成る。
隣接プリミティブ抽出部7は、任意のプリミティブを基
準プリミティブとしてその右方または右下または下方に
隣接するプリミティブをプIJ ミテイブ記憶部3より
抽出し1.@4図に示した2つ又は4つのプリミティブ
から成る隣接プリミティブ群を出力する機能を有する。
基準プリミティブが原始プリミティブであるとき、原始
プリミティブ記憶部5−1より基準プリミティブに隣接
する原始プリミティブ群を抽出し、これに原始プリミテ
ィブの画像上での位置を表わす位置情報を付加して出力
する。また、基準プリミティブが統合プリミティブであ
るときその位置情報に基づいてまず統合プリミティブ記
憶部5−2より隣接する統合プリミティブ群を抽出し、
見つからないとき原始プリミティブ記憶部5−1より隣
接する原始プリミティブ群を抽出して出力する。
識別子判定部8は、隣接プリミティブ抽出部7によって
抽出された隣接プリミティブ群が統合規則記憶部6内の
統合規則に示された識別子を持つか否かの判定機能を有
し、隣接プリミティブ群の全てが条件23に指定された
識別子を持ち、且つその信頼性が条件23に指定された
閾値以上であるとき、′真“を出力する。
特徴量判定部9は、隣接プリミティブ抽出部7によって
抽出された隣接プリミティブ群が統合規則記憶部6内の
統合規則に示された特微量を持つか否かの判定機能を有
し、隣接プリミティブ群の全てについて、条件23の特
徴識別子に指定された特微量を条件23に指定された範
囲に持つとき、“真″を出力する。
統合プリミティブ生成部10は、識別子判定部8と特徴
量判定部9の両者によって統合可能であると判定された
、即ち“真“を受は取った隣接プリミティブ群に対して
、それらを統合した統合プリミティブのデータを生成す
ると共にそれを統合プリミティブ記憶部5−2へ格納す
る機能を有する。識別子判定部8と特徴量判定部90両
方より“真“を受は取ったとき、統合プリミティブ生成
部10は隣接プリミティブ群の信頼性、位置情報、可換
特徴量および統合規則データ21または22に示された
統合プリミティブに付与する識別子より、第2図(+)
) K示す統合プリミティブのデータ13を生成する。
これらのうち、信頼性と位置情報は入力となったプリミ
ティブ群の信頼性と位置情報よりそれぞれ算出される。
また統合した領域の可換特徴量は隣接プリミティブ群の
持つ可換特徴量(モーメント)とその位置情報から変換
して算出され、更にこの新たな可換特徴量から非可換特
徴量算出部4を介して新たな非可換特徴量(方向性とそ
の鋭さ)が算出される。
制御部11は局所パターン記号化部2ないし統合プリミ
ティブ生成部10を制御し、原始プリミティブから統合
プリミティブを生成する記号化処理の制御を行う機能で
ある。原始プリミティブを基に統合プリミティブを得る
記号化の処理過程は、原始プリミティブを統合して統合
プリミティブを得る第一段階と統合プリミティブを更に
統合した統合プリミティブを得る第二段階から成る。以
下、その処理過程を説明する。
入力画像から局所パターン記号化部2と可換特徴量算出
部3と非可換特徴量算出部4によって得られた原始プリ
ミティブを原始プリミティブ記憶部5−1に格納した後
、制御部11は統合規則記憶部6内の統合規則に基づい
て原始プ’J ミテイブの統合を開始する。−、まず制
御部11は統合規則記憶部6から4つのプリミティブの
統合規則の1つを選択し、この統合規則を原始プリミテ
ィブ記憶部5−1内の原始プリミティブに適用する。即
ち、原始プリミティブ記憶部5−1内の全ての原始プリ
ミティブを基準プリミティブとした隣接プリミティブ群
を抽出するよう隣接プリミティブ抽出部7に指定すると
共に、統合規則22内のp、〜p4を識別子判定部8と
特徴量判定部9へ送り、統合プIJ ミテイプに付与す
る統合規則22内の識別子IDを統合プリミティブ生成
部10へ送る。識別子判定部8は隣接プリミティブ抽出
部7により抽出された隣接プリミティブ群がp1〜p4
の識別子と信頼性の条件を満たすか否かを判定しその真
偽を統合プリミティブ生成部10へ出力する。同時に特
徴量判定部9は隣接プリミティブ抽出部7により抽出さ
れた隣接プリミティブ群がp、〜p4で指定された特微
量に関して指定された範囲の値を持つか否かを判定しそ
の真偽を統合プリミティブ生成部10へ出力する。統合
プリミティブ生成部10は、識別子判定部8と特徴量判
定部9からの入力が共に真である場合、前記のように統
合プリミティブのデータを生成し、統合プリミティブ記
憶部5−2へ格納する。上記の処理を全ての4つのプリ
ミティブの統合規則に対して適用した後、制御部11は
2つのプリミティブの統合規則の全てを同様に適用し、
統合プリミティブ記憶部5−2内に統合プリミティブを
得る。
次に、制御部11は上記の処理過程で得られた統合プリ
ミティブ間で第二段階の統合を行う。即ち、統合規則記
憶部6内の4つのプリミティブの統合規則の各々につい
て、統合プリミティブ記憶部5−2内の統合プリミティ
ブの全てを基準プリミティブとした統合を行い、更に2
つのプリミティブの統合規則の各々について統合プリミ
ティブ記憶部5−2内の統合プリミティブを基準プリミ
ティブとした統合を行う。この第二段階の統合処理過程
において新たに統合されたプリミティブが存在するとき
、第二段階の統合処理過程を繰シ返し行い、統合される
プリミティブが生じなくなったとき処理を終了する。
第5図ないし第7図に本記号化方式における統合プリミ
ティブの生成の一具体例を示す。第5図は局所パターン
記号化部2において微小矩形領域をカテゴリへ分類する
ための辞書となる局所パターンとカテゴリの識別子の例
、第6図(a)、 (b)は2つの原始プリミティブの
統合例、第7図(a)〜(d)は統合プリミティブ間の
統合例を示す。まず第5図を辞書とした局所パターン記
号化部2、可換特徴量算出部3及び非可換特徴量算出部
4により得られた情報を有する原始プリミティブの中に
、図形中の線分が2つの原始プリミティブに分割されて
抽出された場合の原始プリミティブの統合過程を第6図
を用いて詳述する。同図(a)の24と25は隣接する
原画像の局所パターン、26と27は各各原画像の局所
パター724と25に対応する原始プリミティブのデー
タ、28はこの2つを統合する統合規則である。制御部
11によって統合規則28が選択されているとき、隣接
プリミティブ抽出部7は、原始プリミティブ記憶部5−
1内の各原始プリミティブを基準プリミティブとし、そ
の右方に隣接する原始プリミティブを組にした隣接プリ
ミティブ群を次々と出力する。識別子判定部8は統合規
則28のデータに従って、基準プリミティブの識別子が
り、その信頼性が例えば、80以上であシ、かつ基準プ
リミティブの右方に隣接する原始プリミティブの識別子
がJ、その信頼性が80以上であるような隣接プリミテ
ィブ群に対してのみ真を出力する。同時に特徴量判定部
9は統合規則28のデータに従って、基準プリミティブ
の6番目の特徴量、即ち方向性が例えば85度以上95
度以下であシ、かつ基準プIJ ミテイプの右方に隣接
する原始プリミティブの方向性が85度以上95度以下
であるような隣接グリミテイプ群に対してのみ真を出力
する。識別子判定部8と特徴量判定部9の両者に真であ
ると判定された原始プリミティブ26と27から成る隣
接プリミティブ群に対して、統合プリミティブ生成部1
0は前記の方法で隣接プリミティブ群を統合した領域の
信頼性、可換特徴量、非可換特徴量、位置情報を算出す
ると共に、これに識別子として縦線を示すBを付与した
統合プリミティブのデータ29を生成し、統合プリミテ
ィブ記憶部5−2へ格納する。
次に、図形中の斜線が2つの原始プリミティブに分割さ
れ、それぞれ縦の境界の識別子がつけられたため識別子
のみでは第6図(a)と区別できない場合に、方向性を
用いて正しく統合する統合例を第6図(b)を用いて説
明する。同図(b)の30と31は隣接する原画像の局
所パターン、32と33は各々原画像の局所パターン3
0と31に対応する原始プリミティブのデータ、34は
この2つを統合する統合規則である。統合処理は前記の
第6図(a)の場合と同様に行われるが、制御部11に
より統合規則34が選択されているとき、特徴量判定部
9は基準プリミティブの方向性が例えば100度以上1
20度以下であシ、かつ基準プリミティブの右方に隣接
する原始プリミティブの方向性が100度以上120度
以下であるような隣接プリミティブ群に対してのみ真を
出力する。これにより原始プリミティブ26と27から
成る隣接プリミティブ群に対しては偽を出力するが、原
始プリミティブ32と33から成る隣接プリミティブ群
に対しては真を出力する。従って統合プリミティブ生成
部10は原始プリミティブ32と33′から成る隣接グ
リミテイプ群を統合し、これに斜線を示す識別子りを付
与した統合プリミティブのデータ35を生成して統合プ
リミティブ記憶部5−2へ格納する。これにより同図(
a)と同じ識別子を付与された2つの原始プリミティブ
が斜線として統合される。尚、第6図における実施例で
はモーメントの値を参照しないため、第2図の可換特徴
量moo〜mllに対応する可換特徴量をaOO〜aI
Lt)00〜btip  cQQ 〜0111  do
o−dll、800〜’IL  foo〜filとして
省略している。
次に、格子の大きさより大きなシンボルが複数の原始プ
リミティブに分割された場合の統合例を第7図(a)〜
(d)を用いて説明する。第7図(a)はシンポルのパ
ターンであシ、36ないし44は分割されて得られた原
始プリミティブを表わし、(b)は原始プリミティブの
統合を行う統合規則、(C)は(b) Kより統合され
た統合プリミティブのデータ、(d)fi統合プリミテ
ィブを更に統合する統合規則とそれにより得られる統合
プリミティブのデータである。
まず、境界にまたがった角のパターンを統合するために
、第一段階の統合処理過程において同図(b)に示す統
合規則45ないし47を用いて原始プリミティブを統合
する。統合規則45は原始プリミティブ37,38,4
0及び41の4つの原始グIJ jティグから成る隣接
プリミティブ群に対して真であシ、右上の角を示す識別
子Eを持つ統合プリミティブのデータ48が統合プリミ
ティブ記憶部5−2内に生成される。また統合規則46
により原始プリミティブ36と39が統合され、左上の
角を示す識別子Fを持つ統合プリミティブ49が、統合
規則47により原始プリミティブ43と44が統合され
、右下の角を示す識別子Hを持つ統合プリミティブ50
が統合プリミティブ記憶部5−2に生成される。第二段
階の統合では統合プリミティブを更に統合してシンボル
をまとめる。
まず隣接プリミティブ抽出部7は統合プIJ ミテイプ
記憶部5−2内の統合プリミティブを基準プリミティブ
とした隣接プリミティブ群を出力する。
制御部11で同図(d)の統合規則51が選択されてい
るとき、隣接プリミティブ抽出部7の出力のうち統合プ
リミティブ48ないし50から成る隣接プIJ ミティ
ブ群が識別子判定部8と特徴量判定部9により真である
と判定され、統合プリミティブ生成部10により矩形シ
ンボルを示す識別子Uを持つ統合プリミティブ52が生
成される。以上の処理で9つの原始プリミティブにまた
がるシンボルが統合され、記号化される。尚、第7図に
おいては簡単のためプリミティブの可換特徴量と位置情
報を省略している。
統合規則を統合規則記憶部6に格納しておくことによっ
て、上記以外の組み合わせに図形の線分や特徴点及びシ
ンボルが分割された場合に対しても同様に統合プリミテ
ィブを生成できると共に、方向性以外のモーメントの特
徴量を用いて統合可能なことは上記の実施例より明らか
である。
本実施例では矩形に分割されたプリミティブを一時に2
つまたは4つ統合する場合のみを説明したが、矩形以外
の形状に分割された局所領域の統合や、3つあるいは5
つ以上のプリミティブを一時に統合するように統合規則
記憶部を拡張可能である。更に、本実施例では可換特徴
量としてモーメントを、非可換特徴量として方向性を採
用した例を説明したが、可換特徴量算出部3と非可換特
徴量算出部4の演算回路あるいは演算処理装置のプログ
ラムを変更すればモーメントや方向性以外の特徴量を用
いた統合が可能であるのは自明である。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明の画像記号化方式によれば
、局所領域に与えられた識別子のみでは区別できない局
所パターン群に対しても、特徴量を用いてプリミティブ
を正しく統合できると共に、その特徴量として可換特徴
閂を持つことによりプリミテイプを任意回統合しても可
換特徴量および非可換特徴量を再生できる。従って本発
明の画像記号化方式は、画像中で1本である図形の線分
や図形中の交点や角点に代表される特徴点あるいはシン
ボルが任意個数の局所領域に分割されて記号化された部
分を一つの統合プリミティブとして抽出可能である特徴
を持ち、後続する認識処理過程において容易に線分ある
いは特徴点であることが識別できる。更に認識の対象と
なる図形の形状的特性に合わせて、局所パターン記号化
部の辞書と統合規則記憶部の統合規則を処理に先立って
変更することにより、記号化処理の制御構造を変更する
ことなく認識対象に最適な記号化の実現が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の画像記号化方式の機能を表わす論理ブ
ロック図であり、1は入力画像を得るだめの画像入力部
、2は入力画像を格子状に分割することによって得られ
る微小矩形領域内の局所的パターンを所定個数のカテゴ
リに分類・記号化する局所パターン記号化部、3は所定
局所領域内のパターンから位置に関して可換な特徴量を
算出する可換特徴量算出部、4は可換な特徴量から算出
される2次的な特徴量を算出する非可換特徴量算出部、
5は原始プリミティブと統合プリミティブを記憶するグ
リミテイプ記憶部、6は統合プリミティブを抽出するた
めの規則を登録し記憶する統合規則記憶部、7は指定さ
れたプリミティブに隣接するプリミティブ群を抽出する
隣接プリミティブ抽出部、8は統合規則記憶手段6に格
納されている統合規則に従って統合可能なプIJ ミテ
イプ群をプリミティブの識別子より抽出する鎗別子判定
部、9は統合可能なプリミティブ群をプリミティブの特
徴量より抽出する特徴量判定部、1OViプリミティブ
群から統合プリミティブのデータを生成し前記プリミテ
ィブ記憶手段に格納する統合プリミティブ生成部、11
は局所パターン記号化部2ないし統合プリミティブ生成
部10を制御する制御部である。第2図(a)、 (b
)はプIJ jティブ記憶部内のデータ形式を示す図、
第3図(a)I (b)はプリミティブの統合方法を示
す図、第4図(a)、 (b)は統合規則記憶部内の統
合規則のデータ形式を示す図、第4図(C)は同図(a
)、 (b)におけるpl乃至p4の内容を示す図、第
5図は局所パターン記号化部の辞書となる局所パターン
と識別子の例を示す図、第6図(a)l (kl)は原
始プリミティブの統合例を示す図、第7図(a)〜(d
)は統合プリミティブの統合例を表わす図である。 代理人  弁理士  本 庄 伸 介 第2図 (a)(b) 第4図 第5図 第6図 (b)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 紙面上に記録された文字図形画像を局所領域ごとに予め
    定められたカテゴリへ分類し記号化する画像記号化方式
    において、該画像を走査し画素情報として入力する手段
    と、該画素情報を所定の局所領域ごとに記号化した記号
    情報を得る局所パターン記号化手段と、該局所領域内の
    パターンの位置に関して可換な特徴量を算出する可換特
    徴量算出手段と、可換な特徴量に基づいて2次的な特徴
    量を算出する非可換特徴量算出手段と、該局所領域の記
    号情報と可換特徴量と非可換特徴量を有する原始プリミ
    ティブと共に任意の局所領域の記号情報と可換特徴量と
    非可換特徴量と位置情報を有する統合プリミティブを記
    憶するプリミティブ記憶手段と、該統合プリミティブを
    抽出するための統合規則を登録し記憶する統合規則記憶
    手段と、指定されたプリミティブに隣接するプリミティ
    ブを抽出する隣接プリミティブ抽出手段と、該統合規則
    に従つて統合可能なプリミティブ群をプリミティブの識
    別子より抽出する識別子判定手段と、該統合規則に従つ
    て統合可能なプリミティブ群をプリミティブの特徴量よ
    り抽出する特徴量判定手段と、プリミティブ群から統合
    プリミティブのデータを生成し前記プリミティブ記憶手
    段に格納する統合プリミティブ生成手段とを備え、前記
    統合規則に従つて入力画像の所定の局所領域から新たな
    局所領域を生成して記号化することを特徴とする画像記
    号化方式。
JP60230379A 1985-10-16 1985-10-16 画像記号化方式 Pending JPS6290783A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60230379A JPS6290783A (ja) 1985-10-16 1985-10-16 画像記号化方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60230379A JPS6290783A (ja) 1985-10-16 1985-10-16 画像記号化方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6290783A true JPS6290783A (ja) 1987-04-25

Family

ID=16906940

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60230379A Pending JPS6290783A (ja) 1985-10-16 1985-10-16 画像記号化方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6290783A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0790984A (ja) * 1993-04-20 1995-04-04 Sollac コンクリート構造体を補強する補強部材及び該補強部材を製造する装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0790984A (ja) * 1993-04-20 1995-04-04 Sollac コンクリート構造体を補強する補強部材及び該補強部材を製造する装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5048107A (en) Table region identification method
US8483499B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, computer-readable medium and computer data signal
EP0843275A2 (en) Pattern extraction apparatus and method for extracting patterns
JP2002288589A (ja) 画像処理方法、画像処理装置および画像処理方法をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
CN116645592A (zh) 一种基于图像处理的裂缝检测方法和存储介质
CN112508989A (zh) 一种图像处理方法、装置、服务器以及介质
US4887303A (en) Character reading method
CN114299394A (zh) 一种遥感影像智能解译方法
JPH08287258A (ja) カラー画像認識装置
JP2542947B2 (ja) 画像処理装置
JP4285640B2 (ja) オブジェクト識別方法および装置ならびにプログラム
JPS6290783A (ja) 画像記号化方式
CN115861818A (zh) 基于注意力机制联合卷积神经网络的细小水体提取方法
CN112861860B (zh) 一种基于上下边界提取的自然场景下文字检测方法
CN114494302A (zh) 图像处理方法、装置、设备及存储介质
CN112419208A (zh) 一种基于施工图审查矢量图纸编译方法及系统
CN114494712A (zh) 对象提取方法及装置
JP2993007B2 (ja) 画像領域識別装置
JP2789622B2 (ja) 文字/図形領域判定装置
JPS6290782A (ja) 画像記号化方式
CN113361483B (zh) 一种交通限速标志检测方法、装置、设备及存储介质
Marchand-Maillet et al. A minimum spanning tree approach to line image analysis
van den Broek et al. Weighted distance mapping (WDM)
JPH0540848A (ja) 文書画像の領域抽出方法
CN117409027A (zh) 图像搜索方法、装置、产品、设备和介质