JPS628676B2 - - Google Patents
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- JPS628676B2 JPS628676B2 JP53034067A JP3406778A JPS628676B2 JP S628676 B2 JPS628676 B2 JP S628676B2 JP 53034067 A JP53034067 A JP 53034067A JP 3406778 A JP3406778 A JP 3406778A JP S628676 B2 JPS628676 B2 JP S628676B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat ring
- valve
- downstream
- wear
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Lift Valve (AREA)
Description
本発明はスラリー輸送管路用耐磨耗性アングル
弁の創案に係り、水酸化アルミニウムのような固
体粒子を含有したスラリーの輸送管路に設定しそ
の流量を調節するためのアングル弁において好ま
しい耐摩耗性を得しめ、その耐久性を適切に高め
ようとするものである。 スラリー輸送管路における流量制御手段として
アングル弁は従来から普通に用いられているとこ
ろであり、即ち直管の管路部材を用いて形成され
るスラリー輸送配管においては屈曲部がそれなり
に必要であり、斯様な屈曲部に用いられる曲管
(エルボ)自体を弁とするならばアングル弁とな
り、斯うしたアングル弁を用いることによつて配
管形成のために必要な部材数を減少して(即ち曲
管に代替して)流量制御し得る。ところでこのよ
うなアングル弁における流量制御はインナーバル
ブとシートリングとの間に形成される間隙を調整
することによつて行われるが、斯様なアングル弁
を上記したようなスラリー輸送管路に採用した場
合においては該スラリー中に含有される固体粒子
の性状、濃度およびスラリー流量によつてそれな
りに変化があるとしても上記したようなインナー
バルブとシートリング間およびその下流側(流出
側)の部分にスラリー流の衝突ないし渦流による
激しい磨耗が発生し、該磨耗によつてインナーバ
ルブ、シートリング間の全閉が不可能となり或い
は管壁からの液洩れを発生するに到る。即ちこの
ような事態になつたならばアングル弁を交換する
ことが必要であつて、その間輸送管路全体を使用
し得ないこととなると共に新しいアングル弁を準
備することが必要であつて、上記スラリー輸送管
路においては斯様な交換頻度が頗る高く輸送作業
に支障を来すと共に経済的でない。そこで斯かる
アングル弁の耐久性を高めることについても従来
からそれなりの工夫が重ねられており、即ち一般
的に採用されている鋳鋼に代えてステンレス鋼を
用いたり、磨耗の激しい部分の表面に例えばアト
ムロイ処理、メテコ処理のような特殊な表面処理
を施すようなことが行われているが、このように
しても好ましい耐久性が得られるに到つていな
い。蓋し本発明者等が上記したような水酸化アル
ミニウムを含有したスラリーを略連続的に流通さ
せるようにした工場内の輸送管路において上記し
たような従来の各種アングル弁を採用してそれら
の耐久性を実地的に調査した結果によれば、一般
鋳鋼製のものでは1カ月以下、ステンレス鋼又は
上記したような特殊処理を施したものでも使用箇
所にもよるが3〜5カ月の耐用期間しか有してお
らず、このように耐用期間が短いものにおいては
そのアングル弁部分について保守点検を常に繰返
しその磨耗状態に留意して輸送作業することが必
要であつて、単にスペアのアングル弁を常備し、
補修取換時の運転休止を必要とするだけでなし
に、この保守点検のための工数費用及び保守点検
のための運転休止も余儀なくされ、実地的な操業
に相当の不利、支障を来す欠点がある。 本発明は上記したような従来のものの不利、欠
点を改善するように検討して創案されたものであ
つて、その技術的関係について説明すると、先ず
第1図には上記したような従来一般のものについ
ての構成が示され、上流側流路11を有するバル
ブ本体13にはインナーバルブとの接合シールを
図るために図示のように突出したシートリング1
6を設け、該シートリング16を介して下流側流
路12を屈曲形成するボトムフランジ17が連結
され、このシートリング16に対して上流側流路
11と交叉した方向に操作されるスピンドル14
が設けられ、該スピンドル14の先端に取付けら
れたインナーバルブ15とシートリング16との
間に所要の間隙を形成することにより下流側流路
12へ流出させるように成つており、シートリン
グ16およびインナバルブ15の表面には前記し
たようなアトムロイ処理のような特殊表面処理を
施し、斯かる表面処理被膜を適切に得るようにシ
ートリング16及びボトムフランジ17の角部に
はそれなりの曲率をもつた曲面部19を形成する
ことが必要であつて角部、特に鋭角状の角部を形
成すると折角の表面処理被膜が剥離しその目的を
達し得ないことになり、一方このような曲面部1
9を形成するとシートリング16は図示のように
上流側流路11との接続部において突出したもの
とならざるを得ず、同様にシートリング16とボ
トムフランジ17との間間においても図示のよう
な凹入部が形成されることとなるものである。 然して本発明者等はこのようなアングル弁に関
しそのスラリー輸送時の磨耗発生状態を検討した
結果、多くの実地採用バルブの何れにおいても該
磨耗はシートリング16とインナーバルブ15間
における磨耗部18とそれより下流側であるシー
トリング16、ボトムフランジ17間の磨耗部1
8aにおいて集中的に発生するものであり、前者
は完全閉止を不能にし、後者は液洩れを来すもの
であつて、特に後者が著しく、液洩れによる使用
限界はこのような磨耗部18aによるものである
ことを確認した。 そこで本発明者等はこのような集中的磨耗の発
生防止を図るようにシートリングのインナーバル
ブ側上面をストレート状に形成し且つ該上面と上
流側流路内面とを一連に形成すると共に該シート
リングの下流側側面と下流側管壁面とを同一面と
し、しかも前記したシートリング上面と該上面を
通る流線の延長が下流側管壁と交る位置Pとの間
の管路壁面に凹溝を環設することを提案するもの
である。即ちこの凹溝の幅については多くの寸法
を異にしたバルブ及び性状を異にしたスラリーに
関しての実地的な検討結果よりして2〜8mm程度
とすることが好ましいが、特に3〜6mmの範囲内
とすることが好適であり、2mm未満では磨耗防止
効果が乏しく、又8mmを超えると却つて磨耗を促
進する傾向が認められることになる。又斯かる凹
溝の深さについては概略上記したような幅と同程
度又はそれ以上であれば充分であり、更に本願第
2図に示すごとく該凹溝と管壁とのなす角度は直
角又は鋭角であることが好ましく、鈍角の場合に
おける磨耗防止効果は減殺される。なおこのよう
な凹溝を環設する位置については最も磨耗を生ず
る部分又はその近傍であり、斯様な位置は実際の
操業条件如何によつてそれなりに異るが上記した
ようにシートリング上面と該上面を通る流線の延
長が下流側管壁と交る位置との間に選ぶことによ
り略その目的を達することができ、その数につい
ては一般的には1個でよいが上記したようなスラ
リー流線の変化するような条件下で使用されるよ
うな場合には複数個形成してもよい。 上記したような凹溝はシートリングとボトムフ
ランジが一体に形成されたような構造のアングル
弁においては加工して形成するが、通常はこれら
のシートリングとボトムフランジが別体に形成さ
れているものであるからその間に凹溝が形成され
るようにし、或いはシートリングを2分割してそ
の間に凹溝を形成するなど種々の態様で実施する
ことができる。 本発明によるものが好ましい磨耗低減を図る理
由の仔細については複雑なアングルバルブ内での
流動結果たることからして詳かになし得ない点が
残るが、前記したような第1図の従来のものにお
いてインナーバルブ15とシートリング16との
接合部周辺で発生する磨耗部分18については単
純なサンドエロージヨンと渦流に原因したサンド
エロージヨンとみなされるに対し、それより下流
側のシートリング及びボトムフランジ17におけ
る磨耗部18aはこの附近に生ずる激しい渦流に
原因したサンドエロージヨン或いは発生したキヤ
ビテーシヨンの消滅に伴う激しい衝撃力によるも
の(所謂キヤビテーシヨンエロージヨン)の何れ
か又はそれらの相乗効果によるものと推定され
る。従つてこのような部分に形成された上記のよ
うな凹溝は斯様な激しい渦流を緩和し或いはキヤ
ビテーシヨン発生を抑止するものと考えられ、何
れにしても好ましい磨耗防止結果を得しめること
ができる。 本発明の具体的な実施に当つて、比較的磨耗の
少いスラリーの場合にはステンレス鋼を用いても
充分であるが、水酸化アルミニウムのように研削
性の高いスラリーの場合には本願第3図に示すよ
うに本発明者等による先願技術(特願昭52−
91417)に従いシートリングに高クロム鋳鉄を用
いることにより著しく優れた磨耗防止効果を得し
めることができる。 本発明によるものの具体的な実施態様の1つは
第2図に断面図で示す通りであつて、その全体的
な構成関係は既述した第1図のものに準じ、即ち
第1図と同様なバルブ本体3にはスピンドル4で
操作されるインナーバルブ5が設けられ、このイ
ンナーバルブ5がボトムフランジ7との間に組込
まれたシートリング6に対して開閉作動せしめら
れるものであつて、バルブ本体3は例えばSCPH
2のような鋳鋼で形成され、インナーバルブ5は
例えばSUS440Bのようなステンレス鋼製であつ
て、その表面はアトムロイ処理されている。然し
てボトムフランジ7とシートリング6は高クロム
鉄(例えばC:2.4%、Cr:25.1%、Si:0.8%、
Mn:0.4%、P+S:0.05%、残部Fe)で形成さ
れているが、上記のようなバルブ本体3における
上流側流路1のシートリング6側内面3aとシー
トリング6のストレート状上面6aを同一面内に
連続形成すると共に該シートリング6の内面6b
と下流管たるボトムフランジ7の内壁面7bをも
同一面内に連続形成し、しかも前記したシートリ
ング6の下流側端部とボトムフランジ7との間に
パツキング材10を介装せしめ、又このパツキン
グ材10の厚さ如何によつてその幅を調節し得る
ようにして形成された凹溝9が前記シートリング
上面6aの延長線が下流側流路管壁7bと交る位
置Pとの間において形成され、このような凹溝9
の幅としては3〜5mmで、その深さは7〜10mmと
なし、管壁面とのなす角度αは直角としたもので
ある。 然してこのような本発明によるものと、前記し
たような第1図の従来技術に従いシートリング1
6の表面をアトムロイ処理すると共にボトムフラ
ンジ17の表面をメテコ処理して耐磨耗性を高め
るようにしたもの、および前記したような本発明
者等の先願技術によるもの(ボトムフランジ7と
シートリング6とを共に高クロム鉄としたもの)
についてその耐用性を比較検討した結果をその操
業条件と共に示すと、次表の通りであつて本発明
によるものが安定した、しかも充分に高い耐用性
を有することが確認された。 なお次表のものにおいてそのボトムフランジ7
の前記交点P部分の肉厚は管径203mmのものが20
mm、管径127mmおよび76mmのものでは何れも15mm
であり、このような肉厚は従来例、先発明例およ
び本発明例のものが何れも同じである。
弁の創案に係り、水酸化アルミニウムのような固
体粒子を含有したスラリーの輸送管路に設定しそ
の流量を調節するためのアングル弁において好ま
しい耐摩耗性を得しめ、その耐久性を適切に高め
ようとするものである。 スラリー輸送管路における流量制御手段として
アングル弁は従来から普通に用いられているとこ
ろであり、即ち直管の管路部材を用いて形成され
るスラリー輸送配管においては屈曲部がそれなり
に必要であり、斯様な屈曲部に用いられる曲管
(エルボ)自体を弁とするならばアングル弁とな
り、斯うしたアングル弁を用いることによつて配
管形成のために必要な部材数を減少して(即ち曲
管に代替して)流量制御し得る。ところでこのよ
うなアングル弁における流量制御はインナーバル
ブとシートリングとの間に形成される間隙を調整
することによつて行われるが、斯様なアングル弁
を上記したようなスラリー輸送管路に採用した場
合においては該スラリー中に含有される固体粒子
の性状、濃度およびスラリー流量によつてそれな
りに変化があるとしても上記したようなインナー
バルブとシートリング間およびその下流側(流出
側)の部分にスラリー流の衝突ないし渦流による
激しい磨耗が発生し、該磨耗によつてインナーバ
ルブ、シートリング間の全閉が不可能となり或い
は管壁からの液洩れを発生するに到る。即ちこの
ような事態になつたならばアングル弁を交換する
ことが必要であつて、その間輸送管路全体を使用
し得ないこととなると共に新しいアングル弁を準
備することが必要であつて、上記スラリー輸送管
路においては斯様な交換頻度が頗る高く輸送作業
に支障を来すと共に経済的でない。そこで斯かる
アングル弁の耐久性を高めることについても従来
からそれなりの工夫が重ねられており、即ち一般
的に採用されている鋳鋼に代えてステンレス鋼を
用いたり、磨耗の激しい部分の表面に例えばアト
ムロイ処理、メテコ処理のような特殊な表面処理
を施すようなことが行われているが、このように
しても好ましい耐久性が得られるに到つていな
い。蓋し本発明者等が上記したような水酸化アル
ミニウムを含有したスラリーを略連続的に流通さ
せるようにした工場内の輸送管路において上記し
たような従来の各種アングル弁を採用してそれら
の耐久性を実地的に調査した結果によれば、一般
鋳鋼製のものでは1カ月以下、ステンレス鋼又は
上記したような特殊処理を施したものでも使用箇
所にもよるが3〜5カ月の耐用期間しか有してお
らず、このように耐用期間が短いものにおいては
そのアングル弁部分について保守点検を常に繰返
しその磨耗状態に留意して輸送作業することが必
要であつて、単にスペアのアングル弁を常備し、
補修取換時の運転休止を必要とするだけでなし
に、この保守点検のための工数費用及び保守点検
のための運転休止も余儀なくされ、実地的な操業
に相当の不利、支障を来す欠点がある。 本発明は上記したような従来のものの不利、欠
点を改善するように検討して創案されたものであ
つて、その技術的関係について説明すると、先ず
第1図には上記したような従来一般のものについ
ての構成が示され、上流側流路11を有するバル
ブ本体13にはインナーバルブとの接合シールを
図るために図示のように突出したシートリング1
6を設け、該シートリング16を介して下流側流
路12を屈曲形成するボトムフランジ17が連結
され、このシートリング16に対して上流側流路
11と交叉した方向に操作されるスピンドル14
が設けられ、該スピンドル14の先端に取付けら
れたインナーバルブ15とシートリング16との
間に所要の間隙を形成することにより下流側流路
12へ流出させるように成つており、シートリン
グ16およびインナバルブ15の表面には前記し
たようなアトムロイ処理のような特殊表面処理を
施し、斯かる表面処理被膜を適切に得るようにシ
ートリング16及びボトムフランジ17の角部に
はそれなりの曲率をもつた曲面部19を形成する
ことが必要であつて角部、特に鋭角状の角部を形
成すると折角の表面処理被膜が剥離しその目的を
達し得ないことになり、一方このような曲面部1
9を形成するとシートリング16は図示のように
上流側流路11との接続部において突出したもの
とならざるを得ず、同様にシートリング16とボ
トムフランジ17との間間においても図示のよう
な凹入部が形成されることとなるものである。 然して本発明者等はこのようなアングル弁に関
しそのスラリー輸送時の磨耗発生状態を検討した
結果、多くの実地採用バルブの何れにおいても該
磨耗はシートリング16とインナーバルブ15間
における磨耗部18とそれより下流側であるシー
トリング16、ボトムフランジ17間の磨耗部1
8aにおいて集中的に発生するものであり、前者
は完全閉止を不能にし、後者は液洩れを来すもの
であつて、特に後者が著しく、液洩れによる使用
限界はこのような磨耗部18aによるものである
ことを確認した。 そこで本発明者等はこのような集中的磨耗の発
生防止を図るようにシートリングのインナーバル
ブ側上面をストレート状に形成し且つ該上面と上
流側流路内面とを一連に形成すると共に該シート
リングの下流側側面と下流側管壁面とを同一面と
し、しかも前記したシートリング上面と該上面を
通る流線の延長が下流側管壁と交る位置Pとの間
の管路壁面に凹溝を環設することを提案するもの
である。即ちこの凹溝の幅については多くの寸法
を異にしたバルブ及び性状を異にしたスラリーに
関しての実地的な検討結果よりして2〜8mm程度
とすることが好ましいが、特に3〜6mmの範囲内
とすることが好適であり、2mm未満では磨耗防止
効果が乏しく、又8mmを超えると却つて磨耗を促
進する傾向が認められることになる。又斯かる凹
溝の深さについては概略上記したような幅と同程
度又はそれ以上であれば充分であり、更に本願第
2図に示すごとく該凹溝と管壁とのなす角度は直
角又は鋭角であることが好ましく、鈍角の場合に
おける磨耗防止効果は減殺される。なおこのよう
な凹溝を環設する位置については最も磨耗を生ず
る部分又はその近傍であり、斯様な位置は実際の
操業条件如何によつてそれなりに異るが上記した
ようにシートリング上面と該上面を通る流線の延
長が下流側管壁と交る位置との間に選ぶことによ
り略その目的を達することができ、その数につい
ては一般的には1個でよいが上記したようなスラ
リー流線の変化するような条件下で使用されるよ
うな場合には複数個形成してもよい。 上記したような凹溝はシートリングとボトムフ
ランジが一体に形成されたような構造のアングル
弁においては加工して形成するが、通常はこれら
のシートリングとボトムフランジが別体に形成さ
れているものであるからその間に凹溝が形成され
るようにし、或いはシートリングを2分割してそ
の間に凹溝を形成するなど種々の態様で実施する
ことができる。 本発明によるものが好ましい磨耗低減を図る理
由の仔細については複雑なアングルバルブ内での
流動結果たることからして詳かになし得ない点が
残るが、前記したような第1図の従来のものにお
いてインナーバルブ15とシートリング16との
接合部周辺で発生する磨耗部分18については単
純なサンドエロージヨンと渦流に原因したサンド
エロージヨンとみなされるに対し、それより下流
側のシートリング及びボトムフランジ17におけ
る磨耗部18aはこの附近に生ずる激しい渦流に
原因したサンドエロージヨン或いは発生したキヤ
ビテーシヨンの消滅に伴う激しい衝撃力によるも
の(所謂キヤビテーシヨンエロージヨン)の何れ
か又はそれらの相乗効果によるものと推定され
る。従つてこのような部分に形成された上記のよ
うな凹溝は斯様な激しい渦流を緩和し或いはキヤ
ビテーシヨン発生を抑止するものと考えられ、何
れにしても好ましい磨耗防止結果を得しめること
ができる。 本発明の具体的な実施に当つて、比較的磨耗の
少いスラリーの場合にはステンレス鋼を用いても
充分であるが、水酸化アルミニウムのように研削
性の高いスラリーの場合には本願第3図に示すよ
うに本発明者等による先願技術(特願昭52−
91417)に従いシートリングに高クロム鋳鉄を用
いることにより著しく優れた磨耗防止効果を得し
めることができる。 本発明によるものの具体的な実施態様の1つは
第2図に断面図で示す通りであつて、その全体的
な構成関係は既述した第1図のものに準じ、即ち
第1図と同様なバルブ本体3にはスピンドル4で
操作されるインナーバルブ5が設けられ、このイ
ンナーバルブ5がボトムフランジ7との間に組込
まれたシートリング6に対して開閉作動せしめら
れるものであつて、バルブ本体3は例えばSCPH
2のような鋳鋼で形成され、インナーバルブ5は
例えばSUS440Bのようなステンレス鋼製であつ
て、その表面はアトムロイ処理されている。然し
てボトムフランジ7とシートリング6は高クロム
鉄(例えばC:2.4%、Cr:25.1%、Si:0.8%、
Mn:0.4%、P+S:0.05%、残部Fe)で形成さ
れているが、上記のようなバルブ本体3における
上流側流路1のシートリング6側内面3aとシー
トリング6のストレート状上面6aを同一面内に
連続形成すると共に該シートリング6の内面6b
と下流管たるボトムフランジ7の内壁面7bをも
同一面内に連続形成し、しかも前記したシートリ
ング6の下流側端部とボトムフランジ7との間に
パツキング材10を介装せしめ、又このパツキン
グ材10の厚さ如何によつてその幅を調節し得る
ようにして形成された凹溝9が前記シートリング
上面6aの延長線が下流側流路管壁7bと交る位
置Pとの間において形成され、このような凹溝9
の幅としては3〜5mmで、その深さは7〜10mmと
なし、管壁面とのなす角度αは直角としたもので
ある。 然してこのような本発明によるものと、前記し
たような第1図の従来技術に従いシートリング1
6の表面をアトムロイ処理すると共にボトムフラ
ンジ17の表面をメテコ処理して耐磨耗性を高め
るようにしたもの、および前記したような本発明
者等の先願技術によるもの(ボトムフランジ7と
シートリング6とを共に高クロム鉄としたもの)
についてその耐用性を比較検討した結果をその操
業条件と共に示すと、次表の通りであつて本発明
によるものが安定した、しかも充分に高い耐用性
を有することが確認された。 なお次表のものにおいてそのボトムフランジ7
の前記交点P部分の肉厚は管径203mmのものが20
mm、管径127mmおよび76mmのものでは何れも15mm
であり、このような肉厚は従来例、先発明例およ
び本発明例のものが何れも同じである。
【表】
以上説明したような本発明によるときはスラリ
ー流路に設定されるアングル弁においては好まし
い耐磨耗性が得られることから前記した従来のも
ののようにアトムロイ処理やメテコ処理のような
特殊な表面処理を必要とせず、従つて又角部や鋭
角部を適宜に形成することが可能で上流側流路と
シートリング上面とを同一面内に連続形成するこ
とが可能となり、このような同一面内での連続形
成によりインナーバルブとシートリングの間にお
けるスラリーの流れを平滑化し該部分において渦
流ないし乱流を生ぜしめることが少く、しかも前
記シートリング6の内面6bと下流管内壁面をも
同一面内に連続形成し、しかも上記したシートリ
ング上面6aの延長が上記下流側流路における内
壁面7bと交叉する点Pとの間に凹溝9を形成す
ることによりこの下流側流路内におけるスラリー
の流れにおいても激しい渦流や乱流の発生を緩和
し、又キヤビテーシヨンの発生を抑止せしめ、そ
れによつて磨耗の著しいこの種スラリー輸送管路
用アングル弁の耐用性を充分に高め、殊に研削力
の高い水酸化アルミニウムのような固体粒子を含
有したスラリー流路の制御弁の如きにおいても充
分に措信し得る耐用性をもたらすものであり、従
つて予備制御弁を常備し頻繁に交換を重ねて操業
し、殊に常に保守点検を重ね且つ漏洩発生におび
やかされながら操業せしめ、これらの交換作業及
び保守点検の都度毎に操業中断するようなことを
なからしめて円滑且つ安全で又工費、工数を大幅
に縮減された有利な操業を実現し得るものである
から工業的にその効果の大きい発明ということが
できる。
ー流路に設定されるアングル弁においては好まし
い耐磨耗性が得られることから前記した従来のも
ののようにアトムロイ処理やメテコ処理のような
特殊な表面処理を必要とせず、従つて又角部や鋭
角部を適宜に形成することが可能で上流側流路と
シートリング上面とを同一面内に連続形成するこ
とが可能となり、このような同一面内での連続形
成によりインナーバルブとシートリングの間にお
けるスラリーの流れを平滑化し該部分において渦
流ないし乱流を生ぜしめることが少く、しかも前
記シートリング6の内面6bと下流管内壁面をも
同一面内に連続形成し、しかも上記したシートリ
ング上面6aの延長が上記下流側流路における内
壁面7bと交叉する点Pとの間に凹溝9を形成す
ることによりこの下流側流路内におけるスラリー
の流れにおいても激しい渦流や乱流の発生を緩和
し、又キヤビテーシヨンの発生を抑止せしめ、そ
れによつて磨耗の著しいこの種スラリー輸送管路
用アングル弁の耐用性を充分に高め、殊に研削力
の高い水酸化アルミニウムのような固体粒子を含
有したスラリー流路の制御弁の如きにおいても充
分に措信し得る耐用性をもたらすものであり、従
つて予備制御弁を常備し頻繁に交換を重ねて操業
し、殊に常に保守点検を重ね且つ漏洩発生におび
やかされながら操業せしめ、これらの交換作業及
び保守点検の都度毎に操業中断するようなことを
なからしめて円滑且つ安全で又工費、工数を大幅
に縮減された有利な操業を実現し得るものである
から工業的にその効果の大きい発明ということが
できる。
図面は本発明の技術的関係を示すもであつて、
第1図は従来技術に従つてアングル弁の断面図、
第2図は本発明によるものの断面図、第3図は先
発明の断面図である。 然して、これらの図面において、1及び11は
上流側流路、2及び12は下流側流路、3及び1
3はバルブ本体、3aは上流側流路内面、5及び
15はインナーバルブ、6及び16はシートリン
グ、6aはその上面、6bはその内面、7及び1
7はボトムフランジ、7bは下流管内壁面、9は
凹溝、10はパツキング材を示すものである。
第1図は従来技術に従つてアングル弁の断面図、
第2図は本発明によるものの断面図、第3図は先
発明の断面図である。 然して、これらの図面において、1及び11は
上流側流路、2及び12は下流側流路、3及び1
3はバルブ本体、3aは上流側流路内面、5及び
15はインナーバルブ、6及び16はシートリン
グ、6aはその上面、6bはその内面、7及び1
7はボトムフランジ、7bは下流管内壁面、9は
凹溝、10はパツキング材を示すものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 バルブ本体に設けられたシートリングとイン
ナーバルブとの間に形成される間隙部を介して上
流側流路から交叉した方向の下流側流路に向けて
流通せしめ、上記間隙部を調整して流量制御し、
前記シートリングおよびそれに連続した下流側流
路を高クロム鋳鉄によつて形成したものにおい
て、前記した上流側流路内面とシートリング上面
とを同一面内に連続形成すると共に該シートリン
グ内面と下流管内壁面をも同一面内に連続形成
し、しかも前記シートリング上面の延長が上記し
た下流側流路を形成する管壁と交る位置との間に
おける壁面に前記下流管内壁面とのなす角が直角
又は鋭角状をなす凹溝を環設したことを特徴とす
るスラリー輸送管路用耐磨耗性アングル弁。 2 凹溝の幅を2〜8mmとした特許請求の範囲第
1項に記載のスラリー輸送管路用耐磨耗性アング
ル弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3406778A JPS54127032A (en) | 1978-03-27 | 1978-03-27 | Angle valve |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3406778A JPS54127032A (en) | 1978-03-27 | 1978-03-27 | Angle valve |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54127032A JPS54127032A (en) | 1979-10-02 |
| JPS628676B2 true JPS628676B2 (ja) | 1987-02-24 |
Family
ID=12403905
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3406778A Granted JPS54127032A (en) | 1978-03-27 | 1978-03-27 | Angle valve |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS54127032A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FI532U1 (fi) * | 1992-11-04 | 1993-02-17 | Valmet Paper Machinery Inc | Vaetskeavskiljningsventil foer sprutroeret av en pappers- eller kartongmaskin |
| JP6226027B1 (ja) * | 2016-05-19 | 2017-11-08 | 住友金属鉱山株式会社 | アングル弁 |
| JP6720946B2 (ja) * | 2017-09-21 | 2020-07-08 | 住友金属鉱山株式会社 | アングル弁 |
-
1978
- 1978-03-27 JP JP3406778A patent/JPS54127032A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54127032A (en) | 1979-10-02 |
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