JPS6285200A - 水撃ポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は管内に発生する水撃作用を利用して高所に揚水
する水撃ポンプに関する。

〔従来の技術〕

低落差の水を利用して、この落差より高所へ揚水するい
わゆる水撃ポンプは電気等の動力源を必要とせず　また
その構造が簡弔であるので低開発国等で多く使用されて
いる。

従来より一般に使用されているこの種の水撃ポンプにつ
いて、第２図を参照してその構造を説明する。低落差Ｈ
１の水源Ｓ１に一ヒ部で連通ずる導水管ｌの下方の端部
は弁室２に連通し、この弁室２には内向きに開く排水弁
３と外向きに開く揚水弁４が備えられる。弁室２の−１
一部には揚水弁４を介して空気室５が設けられ、空気室
５の下部に揚水ロアが開口し、高落差Ｈ１の位置におい
て揚水部Ｓ２に亘る揚水管６が設けられている。

これの動作について説明すると、排水弁３が開場水弁４
が閉の状態で水源Ｓｌからの水が導水管１内を流れ排水
弁３から排出される。排水弁３から排出される水の流速
が速くなると排水弁３に揚水力が作用して排出弁３が閉
じる。その瞬間弁室２の圧力は水撃作用により極めて高
くなる。弁室２の圧力が高くなると揚水弁４を押し上げ
水流は揚水弁４を通って空気室５内に入り、そこで空気
室５内の空気を圧縮し、この空気圧により空気室５内の
水を揚水管６内に押し上げて、揚水部Ｓ２に供給する。

この作用により低落差Ｍｌに位置の水源Ｓ。

の水をより高落差Ｈ１の揚水部Ｓ２に押し上げて供給で
きる。弁室２内の圧力は水撃作用によるものであるから
次の瞬間には弁室２内の圧力は低下し、若干の逆流によ
って揚水弁４は閉じ、排水弁３が開いて最初の状態にも
どる。排水弁４を閉じている間も空気室５内の圧縮され
た空気により揚水管６内の水は上昇する。

水撃ポンプは上記のように水撃作用を利用して揚水する
ものであるから、衝撃的な圧力が弁類に作用する。

特に、排水弁３には瞬間的に高い圧力が作用するので、
排水弁３は、その圧力により生じる動作が円滑であるご
７とが要求されると共に、優れた耐久性が要求される。

第３図は従来より使用されている排水ｊＦ　３の断面図
であって、この図において、排水弁３は板状の弁体８に
弁軸９が垂直に固定され−Ｃおり、弁軸９は軸受１０内
を上下に移動可能に支持される。

弁体８の上面が弁座部１１に接した場合、排水弁ｐ　ｔ
ｉ’　　を閉じる。

今、弁室２内の圧力が４−昇した時に、弁体８は矢印Ａ
の方向に上昇するがその時、弁体８が水流の条件により
、傾斜して上昇することもあり、この場合、弁の軸受１
０及び弁軸９は無理な曲げが作用し、軸受１０及び弁軸
９が損傷を引き起すことがある。また、弁軸９は軸受ｌ
Ｏ内を摺動する為に、両者が摩耗する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述のように、従来の水蛤ポンプの排水弁３においては
板状の弁体８に弁軸９が垂直に固定され、弁軸９が軸受
１０内を上下動して弁の開閉を行なうので、軸受ｌＯお
よび弁軸９に無理な曲げが作用し、両者が損傷したり、
摩耗したりするという問題点があった。

本発明は、上記従来の問題点を解消し、弁軸および軸受
の損傷および摩耗を防止した排水弁を備えた水撃ポンプ
を提供することを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決する本発明の子役は、水源に上部で連
通ずる導水管の下端部に連通する弁室と該弁室に内向き
に開閉可能な排水弁と該弁室に外向きに開閉可能な揚水
弁と該揚水弁の上に配設された空気室と、該空気室の下
端部に揚水管に連通ずる揚水口よりなる水撃ポンプにお
いて、前記排水弁は中央に排水口が形成された弁座と、
弁軸が一体に固着された弁体と、該弁座の上部に間隔を
置いて配設され該弁軸を支持する弾性体とよりなり、該
弁体は該弁座の下部に位置し２、該弁軸は前記排水口に
間隙を設けて挿入され、前記別室内の圧力の変動により
開閉される排水弁を有することを特徴とする水撃ポンプ
、であり、また前記弁軸上部には料量調節板が装着され
たものである。

〔作　用〕

弁室内の圧力が上昇すると排水口から木が排水されるが
、その時、弁体は上昇して弁座に接して排水口を閉鎖す
る。弁体が上？する時、弁体と一体に固着された弁軸は
弾性体により支持されており、排水口と弁軸との間には
間隙が設けられているので、弁体および弁軸には摩耗も
無理な曲げも作用しない。

〔実施例〕

つぎに本発明を実施例により図面を参照して説明する０
本発明の水撃ポンプ全般の構成は、排水弁を除いて、第
２図により説明した従来の水撃ポンプと同様である。

第１図は本発明の水撃ボン／の排水弁の一実施例の断面
図である。この図において、弁室２の排水弁取付部ハに
は中央に排氷ｎ１４ａが形成された一ｊｆ座１４が配設
される。弁座１４の」二部にはこれと間隔を置いて弁体
移動型＃調箇部１５が配２ｉ８れ、さらに弁体移動距踏
調箇部１５と間隔を置いて板状の弾性体１３が配設され
る。弾性体１３はゴム等の神話自由なもので作られる弁
座１４、弁体移動用＃調は部１５および弾性体１３は一
般のボルト状の弁体支）１部１６により排水弁取付部２
ａに一体構造で支持される。板状の弁体１２には弁軸１
８が一体に固着され、弁体１２は弁座１４の下部に位置
し、弁軸１８は、弁座１４の排水口１４ａおよび弁体移
動距離調節部１５を通し上部において弾性体１３に支持
される。排水口１４ａの内面と弁軸１８の外面との間に
は間隙が形成されている。さらに弁ｉｌ！１８の上端部
には弁体１２の重量を、ｔ１節するための重量ｙ４ｆ！
Ｊ板１７が取付けられる。弁体移動距離調節部１５は弁
体１２の上下方向の移動距離を調節するためのものであ
る。

この装置において、弁室２内の圧力が上昇すると、水流
は矢印Ｗで示すように排水口＋４ａを通り外部に流出す
る。その時圧力により弁体１２は押しトげられ弁体１２
と弁座１４とが接して排水０１４ａを閉鎖し排水弁は閉
となる。弁室２内の圧力が降下すると弁体１２の重量に
より弁体１２は下降し、排水口＋４ａを開き、排水弁は
開の状態となる。このように弁体１２は弁軸１８を介し
てりｐ性体１３に支持されるので、水流、水圧の変化に
伴なって弁体１２が自由に上下して排水弁を開閉する。

従って従来のように軸受を使用しないため、弁軸および
軸受の損傷および摩耗は皆無である。

〔発明の効果〕

以り説明したように１本発明の水撃ポンプの排水弁にお
いて、弁体が弁軸を介して弾性体に支持され、氷室内の
圧力の変動により弁体が上下して排水弁を開閉するので
、従来のように弁軸および軸受の損傷および摩耗が皆無
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の排水弁の一実施例の断面図、第２図は
従来より使用されている一般的な水撃ポンプの説明構成
図、第３図は従来の水撃ポンプの排水弁の断面図である
。 ２−ｍ−弁室、　　　　２ａ−ｍ−排水弁取付部、１２
−ｍ−弁体、　　　　１３−ｍ−弾性体、１４−ｍ−弁
座、　　　　１４　ａ−−一排水口。 １５−一一弁体移動距離調節部 １６一−−弁体支持部、　＋７−−−　＊量調節板、１
８−ｍ−弁軸。 特許出願人　千代田化工建設株式会社 代　　理　人　若　　　林　　　　　　　忠第１図 第３図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）水源に上部で連通する導水管の下端部に連通する弁
   室と該弁室に内向きに開閉可能な排水弁と該弁室に外向
   きに開閉可能な揚水弁と該揚水弁の上に配設された空気
   室と、該空気室の下端部に揚水管に連通する排水口より
   なる水撃ポンプにおいて、前記排水弁は中央に排水口が
   形成された弁座と、弁軸が一体に固着された弁体と、該
   弁座の上部に間隔を置いて配設され該弁軸を支持する弾
   性体とよりなり、該弁体は該弁座の下部に位置し、該弁
   軸は前記排水口に間隔を設けて挿入され、前記弁室内の
   圧力の変動により開閉される排水弁を有することを特徴
   とする水撃ポンプ。 ２）上部に重量調節板が装着された弁軸を備えた特許請
   求の範囲第１項記載の水撃ポンプ。