JPS628450Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS628450Y2 JPS628450Y2 JP1979038267U JP3826779U JPS628450Y2 JP S628450 Y2 JPS628450 Y2 JP S628450Y2 JP 1979038267 U JP1979038267 U JP 1979038267U JP 3826779 U JP3826779 U JP 3826779U JP S628450 Y2 JPS628450 Y2 JP S628450Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spline
- gear
- collar
- spur gear
- external
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 7
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 9
- 241000282472 Canis lupus familiaris Species 0.000 description 1
- 230000004323 axial length Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は農用トラクタのリヤアクスルケース後
部に装着するPTO変速装置等に適した変速装置
に関する。
部に装着するPTO変速装置等に適した変速装置
に関する。
従来PTO変速装置を３段に構成する場合は、
一般に１組のみ常時噛合、残り２組が選択摺動式
である。ところがその場合は騒音が高く、変速操
作がしにくいという問題があつた。
一般に１組のみ常時噛合、残り２組が選択摺動式
である。ところがその場合は騒音が高く、変速操
作がしにくいという問題があつた。
本考案はPTO変速を３段に構成し、そのうち
高速回転又は高負荷の２段（第１速、第３速）に
常時噛合はすば歯車を用い、低回転又は低負荷の
１段（第２速）に選択摺動平歯車を用い、摺動平
歯車の内歯スプラインを利用して選択摺動平歯車
と常時噛合はすば歯車の間にスプラインクラツチ
を形成することにより上記従来の問題を解決しよ
うとするもので、次に図面により説明する。
高速回転又は高負荷の２段（第１速、第３速）に
常時噛合はすば歯車を用い、低回転又は低負荷の
１段（第２速）に選択摺動平歯車を用い、摺動平
歯車の内歯スプラインを利用して選択摺動平歯車
と常時噛合はすば歯車の間にスプラインクラツチ
を形成することにより上記従来の問題を解決しよ
うとするもので、次に図面により説明する。
図において５は被動側のPTO軸、６は駆動側
のPTOピニオン軸で、両軸は軸受７〜１０を介
してリヤアクスルケース（図示せず）に支持され
ており、PTO軸５の後端部（図の右端部）はリ
ヤアクスルケースから後方へ突出し、PTOピニ
オン軸６は連結軸を介して前方（図の左方）へ延
び、PTOクラツチを経てエンジン（共に図示せ
ず）に接続する。PTO軸５上にスプライン嵌合
したスプラインカラー１１は外周に外歯スプライ
ン１２を備え、外歯スプライン１２上には中径の
第２速用選択摺動平歯車１３が摺動自在に嵌合
し、この平歯車１３はPTOピニオン軸６上の平
歯車１４に対向し、環状溝１５に嵌めたシフトフ
オーク１６により歯車１３を図の左方へ駆動する
ことにより両歯車１３，１４を噛み合め、又は歯
車１４を通過させることができる。
のPTOピニオン軸で、両軸は軸受７〜１０を介
してリヤアクスルケース（図示せず）に支持され
ており、PTO軸５の後端部（図の右端部）はリ
ヤアクスルケースから後方へ突出し、PTOピニ
オン軸６は連結軸を介して前方（図の左方）へ延
び、PTOクラツチを経てエンジン（共に図示せ
ず）に接続する。PTO軸５上にスプライン嵌合
したスプラインカラー１１は外周に外歯スプライ
ン１２を備え、外歯スプライン１２上には中径の
第２速用選択摺動平歯車１３が摺動自在に嵌合
し、この平歯車１３はPTOピニオン軸６上の平
歯車１４に対向し、環状溝１５に嵌めたシフトフ
オーク１６により歯車１３を図の左方へ駆動する
ことにより両歯車１３，１４を噛み合め、又は歯
車１４を通過させることができる。
スプラインカラー１１を挾むPTO軸５上にス
プラインカラー１８とニードル軸受１９を介して
大径と小径の第１、第３速用はすば歯車２０，２
１が嵌合し、これらの歯車２０，２１はPTOピ
ニオン軸６上のはすば歯車２２，２３と常時噛み
合つている。２４はスラスト軸受、２５はスナツ
プリングである。
プラインカラー１８とニードル軸受１９を介して
大径と小径の第１、第３速用はすば歯車２０，２
１が嵌合し、これらの歯車２０，２１はPTOピ
ニオン軸６上のはすば歯車２２，２３と常時噛み
合つている。２４はスラスト軸受、２５はスナツ
プリングである。
はすば歯車２０，２１のボス筒２７，２８上に
は外歯スプライン２９，３０が設けてあり、これ
らの外歯スプライン２９，３０はスプラインカラ
ー１１の外歯スプライン１２と同一諸元（外径、
谷径、歯幅、歯数等）を有する。
は外歯スプライン２９，３０が設けてあり、これ
らの外歯スプライン２９，３０はスプラインカラ
ー１１の外歯スプライン１２と同一諸元（外径、
谷径、歯幅、歯数等）を有する。
PTOピニオン軸６がエンジン側から見て右方
向（矢印Ａ方向）に回転する設計の場合、歯車２
３，２０は右捩れの歯を備え、歯車２２，２１は
左捩れの歯を有する。従つて歯車１３がスプライ
ンカラー１１上のみにある図示のニユートラル時
又は第２速時、歯車２０，２１はスプラインカラ
ー１１から離れる方向のスラストを受け、スプラ
インカラー１１の両端部で摩擦は生じない。
向（矢印Ａ方向）に回転する設計の場合、歯車２
３，２０は右捩れの歯を備え、歯車２２，２１は
左捩れの歯を有する。従つて歯車１３がスプライ
ンカラー１１上のみにある図示のニユートラル時
又は第２速時、歯車２０，２１はスプラインカラ
ー１１から離れる方向のスラストを受け、スプラ
インカラー１１の両端部で摩擦は生じない。
PTOピニオン軸６の部分までエンジンの回転
力が伝達している状態で、シフトフオーク１６に
より歯車１３を矢印方向へ駆動して歯車１３，
１４を噛み合せると、PTO第２速が得られる。
その時回転力はPTOピニオン軸６上の平歯車１
４から歯車１３、スプラインカラー１１を経て
PTO軸５へ伝達する。歯車１３を図示のニユー
トラル状態から矢印方向へ駆動し、歯車１３の
内歯スプライン２６を歯車２０の外歯スプライン
２９に噛み合せるとPTO第１速が得られる。そ
の時回転力は歯車２２から歯車２０，１３，スプ
ラインカラー１１を経てPTO軸５へ伝わる。歯
車１３を矢印方向へ駆動し、内歯スプライン２
６を外歯スプライン３０に噛み合せるとPTO第
３速が得られる。その時回転力は歯車２３から歯
車２１，１３，スプラインカラー１１を経て
PTO軸５へ伝わる。そして動力伝達中及びニユ
ートラル時にはすば歯車２０，２１が受ける反ス
プラインカラー１１方向のスラストはスラスト軸
受２４で支持される。
力が伝達している状態で、シフトフオーク１６に
より歯車１３を矢印方向へ駆動して歯車１３，
１４を噛み合せると、PTO第２速が得られる。
その時回転力はPTOピニオン軸６上の平歯車１
４から歯車１３、スプラインカラー１１を経て
PTO軸５へ伝達する。歯車１３を図示のニユー
トラル状態から矢印方向へ駆動し、歯車１３の
内歯スプライン２６を歯車２０の外歯スプライン
２９に噛み合せるとPTO第１速が得られる。そ
の時回転力は歯車２２から歯車２０，１３，スプ
ラインカラー１１を経てPTO軸５へ伝わる。歯
車１３を矢印方向へ駆動し、内歯スプライン２
６を外歯スプライン３０に噛み合せるとPTO第
３速が得られる。その時回転力は歯車２３から歯
車２１，１３，スプラインカラー１１を経て
PTO軸５へ伝わる。そして動力伝達中及びニユ
ートラル時にはすば歯車２０，２１が受ける反ス
プラインカラー１１方向のスラストはスラスト軸
受２４で支持される。
本考案においては選択摺動平歯車１３がスプラ
インカラー１１の両端部にある時固定歯車１４と
噛み合わず、中間部にある時固定平歯車１４と噛
み合うようにしているため、平歯車１３，１４の
噛み合う一つの変速段と、その両側の中立段が得
られ、更に平歯車１３を図の右方にシフトフオー
ク１６で駆動してスプライン２６，２９を噛み合
わせると、別の一つの変速段が得られ、図中仮想
線の位置の平歯車１３を図の左方へ駆動すると、
スプライン２６，３０が噛み合い、更に別の変速
段が得られる。従つて平歯車１３はスプライン２
６，２９の部分のスプラインクラツチと、スプラ
イン２６，３０の部分のスプラインクラツチの主
要部にもなる。このため途中に中立段を有する３
段の変速機構を摺動平歯車１３を利用してコンパ
クトに形成することができ、部品点数が減少する
と共に、軸方向長さも短縮する。スプライン２
６，２９の噛み合つた変速段（図示の例において
は第１速）から平歯車１３を順次左方へ駆動する
ことにより、中立段を経て平歯車１３，１４の噛
み合う第２速に至り、更に中立段を経てスプライ
ン２６，３０の噛み合う第３速が得られ、変速操
作が円滑になる。又図示の歯車の寸法関係から明
らかなように、発進時の高トルクのかかる第１速
をはすば歯車２０，２２で形成し、又高速回転の
常用される第３速においてはすば歯車２１，２３
が使用されるため、第１、第３変速段において共
にトルクの伝達が円滑に行なわれ、騒音が大幅に
低減する。又変速途中に該当する第２速は平歯車
１３，１４で形成され、その時は伝達トルクも低
く、回転数も低いため、平歯車であつても騒音を
低く保つことができ、又スラストは発生しないた
め両歯車１３，１４の噛合状態を良好に保持する
ことができる。又被動軸５上の常時噛合はすば歯
車２０，２１が内外歯付スプラインカラー１１か
ら離れる方向のスラストを受けるようにはすばの
捩れ方向を定めているため、図示の中立時にスプ
ラインカラー１１がはすば歯車２０，２１からつ
れ回りトルクを受ける恐れがなく、従つて中立時
にトラクタ等の車輛が微動前進するクリープ現象
を確実に防止しうる利点がある。ニードル軸受１
９用のスプラインカラー１８を採用したので、
PTO軸５にはスプラインのみ加工すればよく、
ジヤーナル部を設ける必要がなくなるため、コス
トが大幅に低減する。平歯車１３の内歯スプライ
ン２６と常時噛合はすば歯車２０，２１の外歯ス
プライン２９，３０の間でスプラインクラツチを
形成したため、摺動平歯車１３の摺動方向両端面
にドツグを設ける場合に比べて、歯車１３の歯切
加工費が低減する。
インカラー１１の両端部にある時固定歯車１４と
噛み合わず、中間部にある時固定平歯車１４と噛
み合うようにしているため、平歯車１３，１４の
噛み合う一つの変速段と、その両側の中立段が得
られ、更に平歯車１３を図の右方にシフトフオー
ク１６で駆動してスプライン２６，２９を噛み合
わせると、別の一つの変速段が得られ、図中仮想
線の位置の平歯車１３を図の左方へ駆動すると、
スプライン２６，３０が噛み合い、更に別の変速
段が得られる。従つて平歯車１３はスプライン２
６，２９の部分のスプラインクラツチと、スプラ
イン２６，３０の部分のスプラインクラツチの主
要部にもなる。このため途中に中立段を有する３
段の変速機構を摺動平歯車１３を利用してコンパ
クトに形成することができ、部品点数が減少する
と共に、軸方向長さも短縮する。スプライン２
６，２９の噛み合つた変速段（図示の例において
は第１速）から平歯車１３を順次左方へ駆動する
ことにより、中立段を経て平歯車１３，１４の噛
み合う第２速に至り、更に中立段を経てスプライ
ン２６，３０の噛み合う第３速が得られ、変速操
作が円滑になる。又図示の歯車の寸法関係から明
らかなように、発進時の高トルクのかかる第１速
をはすば歯車２０，２２で形成し、又高速回転の
常用される第３速においてはすば歯車２１，２３
が使用されるため、第１、第３変速段において共
にトルクの伝達が円滑に行なわれ、騒音が大幅に
低減する。又変速途中に該当する第２速は平歯車
１３，１４で形成され、その時は伝達トルクも低
く、回転数も低いため、平歯車であつても騒音を
低く保つことができ、又スラストは発生しないた
め両歯車１３，１４の噛合状態を良好に保持する
ことができる。又被動軸５上の常時噛合はすば歯
車２０，２１が内外歯付スプラインカラー１１か
ら離れる方向のスラストを受けるようにはすばの
捩れ方向を定めているため、図示の中立時にスプ
ラインカラー１１がはすば歯車２０，２１からつ
れ回りトルクを受ける恐れがなく、従つて中立時
にトラクタ等の車輛が微動前進するクリープ現象
を確実に防止しうる利点がある。ニードル軸受１
９用のスプラインカラー１８を採用したので、
PTO軸５にはスプラインのみ加工すればよく、
ジヤーナル部を設ける必要がなくなるため、コス
トが大幅に低減する。平歯車１３の内歯スプライ
ン２６と常時噛合はすば歯車２０，２１の外歯ス
プライン２９，３０の間でスプラインクラツチを
形成したため、摺動平歯車１３の摺動方向両端面
にドツグを設ける場合に比べて、歯車１３の歯切
加工費が低減する。
図は本考案による変速装置の縦断面図である。
５……PTO軸（被動軸）、６……PTOピニオン
軸（駆動軸）、１１……スプラインカラー、１２
……外歯スプライン、１３……第２速用選択平歯
車、１４……固定平歯車、２０，２１……第１、
第３速用はすば歯車、２２，２３……固定はすば
歯車、２７，２８……ボス筒、２９，３０……外
歯スプライン。
軸（駆動軸）、１１……スプラインカラー、１２
……外歯スプライン、１３……第２速用選択平歯
車、１４……固定平歯車、２０，２１……第１、
第３速用はすば歯車、２２，２３……固定はすば
歯車、２７，２８……ボス筒、２９，３０……外
歯スプライン。
Claims (1)
- 被動軸５上にスプライン嵌合した内外歯付スプ
ラインカラー１１の外歯スプライン１２にシフト
フオーク１６の嵌る環状溝１５を有する中径の選
択摺動平歯車１３を嵌合して上記被動軸５と平行
な駆動軸６上の固定平歯車１４に対し選択摺動平
歯車１３がスプラインカラー１１の両端部にある
時非噛合、中間部にある時噛合するように対向せ
しめ、内外歯付スプラインカラー１１を挾む被動
軸５上に別の内歯付スプラインカラー１８をスプ
ライン嵌合しかつその外周にニードル軸受１９を
介して大径と小径のはすば歯車２０，２１を軸支
してこれらを駆動軸６上の固定はすば歯車２２，
２３に常時噛み合せ、被動軸５上の常時噛合はす
ば歯車２０，２１が内外歯付スプラインカラー１
１から離れる方向のスラストを受けるようにはす
ばの捩れ方向を定め、内外歯付スプラインカラー
１１の外歯スプライン１２とそれを挾む常時噛合
はすば歯車のボス筒２７，２８上の外歯スプライ
ン２９，３０の諸元を合せて選択摺動平歯車１３
と常時噛合はすば歯車２０，２１の間にスプライ
ンクラツチを形成したことを特徴とする変速装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979038267U JPS628450Y2 (ja) | 1979-03-23 | 1979-03-23 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1979038267U JPS628450Y2 (ja) | 1979-03-23 | 1979-03-23 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55137740U JPS55137740U (ja) | 1980-10-01 |
| JPS628450Y2 true JPS628450Y2 (ja) | 1987-02-27 |
Family
ID=28902898
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1979038267U Expired JPS628450Y2 (ja) | 1979-03-23 | 1979-03-23 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS628450Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50155867A (ja) * | 1974-06-10 | 1975-12-16 |
-
1979
- 1979-03-23 JP JP1979038267U patent/JPS628450Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50155867A (ja) * | 1974-06-10 | 1975-12-16 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55137740U (ja) | 1980-10-01 |
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