JPS6282328A - ロバ−バル機構に改良を加えた電子天秤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は秤の構造に係り、特に精度を低下させることな
く秤量を大きくすることのできる電子天秤の構造に関す
る。

く本発明の技術的背景〉 電磁力平衡式の天秤である電子天秤は天秤に加わった荷
重を電磁部に於いて平衡させ、この平衡させるのに必要
な電力を計測することにより荷重を計測するものである
が、第４図を用いてその作動の概略を示せば次のとおり
である。

図示しない上皿に載置された秤量物の荷重Ｗは荷受け３
０に加わる。この荷受け３０と、板ハネ３１からなる弾
性支点により一体化された上下各１枚のリンク３２．３
３とから成るロバ−ハル機構を構成しており、荷重Ｗが
加わることにより荷受け３０は下降する。荷受け３０に
対しては別のリンク機構３４によりビーム３５が接続し
ており、荷受け３０が昇降することにより支点１４を介
して、電磁部３６の一部を成すビーム端部３５ａが昇降
しようとする。この際ビームを平衡させるよう電磁力を
発生させこの際電磁部３６に対して供給した電流値を測
定して荷重Ｗを計測する。電子天秤はその基本的構成か
ら従来の機械式秤に比較して非常に高い精度ををしてい
るが、この精度を保証するには前記ロバーバル機構の感
度が高いことが前提となる。ロバーバル機構の感度を亮
く保持するには仮バネからなる弾性支点の、荷重に対す
る応答性を高く保持することが必要である。つまり板バ
ネの肉厚を薄くし、感度を高くする必要がある。しかし
ながら、板バネの肉厚を薄くすれば大きな加重が加わっ
た際に座屈したり、繰り返し応力に対する強度が低下す
るなどの問題があり、大きな秤量とすることができない
。反対に板バネの肉厚を厚くすれば強度は向上するが感
度は低下し秤の精度が低下してしまう。

〈本発明の目的〉 本発明は上述の問題点に鑑み構成したものであり、秤の
精度を低下させることなく強度や秤量を大きくすること
のできる電子天秤の構造を提供することを目的とする。

〈本発明の概要〉 要するに本発明は、荷受は部と共にロバーバル機構を構
成する上下のリンクのうち少なくとも下側のリンクを複
数枚配置し、かつ各リンクの弾性支点を構成する板バネ
の厚さ自体は薄いままに構成した装置であることを特徴
とする。

〈実施例〉 以下本・発明の実施例を図面を用いて具体的に説明する
。

第１図および第２図において、符号２は断面り字型のフ
レームであり、このフレーム２に対して秤量物載置用の
皿ｌが配置される。１２は平行して位置する一対のフレ
ーム１の間に差し渡して配置しかつこれらフレームに固
定した荷受である。

１０は上リンクであってその一方の側縁部は薄板バネｌ
ｌａにより荷受１２と接続している。この側縁部と対向
する他方の側縁部に対しても別の薄板バネｌｌｂが取り
付けられ、これにより支持部材２２に接続している。２
１ａ、２１ｂは上リンク１０に対して平行に位置した下
リンクであり、これら下リンクの一方の側縁部は薄板バ
ネ１１ｃ、ｌｉｄにより荷受１２の下部と接続しており
、他方の側縁部は同様の薄板バネｌｉｅ、ｌｌｆにより
支持部材２２側と接続している。２３ａ、２３ｂはこれ
らの薄板バネを取り付ける為の取り付は金具である。こ
のように構成することにより、支持部材２２、上リンク
１０、荷受１２、下リンク２１ａ、２１ｂによりロバー
バル機構を構成する。

この場合薄板バネｌｌａ、ｌｌｂ、ｌｌｃ、１１ｄ、ｌ
ｌｆ自体の肉厚は従来型と同様の肉厚、つまり秤９２０
　ｋｇ程度の秤であれば０．３　ｎ程度としておく。１
５は伝動レバーであり、一端は薄板バネ１３によるリン
ク機構により荷受１２と接続し、他端は同様な薄板バネ
１７によりレバー１８に接続している。１４は支持部材
２２の他の部分に取り付けた３仮バネであって伝動レバ
ーが回動する際に支点の役目を果たす。レバー１８は支
点２６を中心として回動するよう構成してあり、かつレ
バー１８に対してはコイル１９が取り付けてあり、この
レバーと共に昇降するようになっている。２０は永久磁
石であってコイル１９と共に電磁部２５を構成する。こ
の電磁部２５は支持部材２２内に収容されており、かつ
コイル１９はこの永久磁石２０に対して電流を伝達する
よう構成しである。

以上の構成において、皿１に秤量物を載置すると、その
荷重はフレーム２から荷受１２に伝達される。これによ
りロバーバル機構の一部を成す荷受１２は下降する。荷
受１２の下降により伝動レバー１５はリンク１３により
、支点１４を中心として回動し、レバー１８を介してコ
イル１９を上昇させようとする。この荷重と平衡させる
ようコイルに供給した電力を計測することにより秤量物
の荷重を計測する。

以上の作動に於いて、リンク機構のうち、下リンクの配
置枚数を２枚としており、かつこれら下リンクに取り付
けた薄板バネの厚さは増加させず、取り付は枚数を増加
させることにより秤としての秤量を増加させているので
、秤としての感度を低下させることなく秤量を増加させ
ることができる。。

第３図は本発明の構成中特にロバーバル機構を概念的に
示したものであり、下リンクを２枚配置配置した状態を
示す。

〈効果〉 本発明は以上の構成となっているので、従来の構成を大
幅に変更することなく、怒度を低下させずに秤量を増加
させることが可能な電子天秤を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す電子天秤の計測機構部の
平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線による断面図、第３
図は本発明の構成を概念的に説明するための電磁部を省
略した計測機構部の断面図、第４図は従来の構成を概念
的に説明するための電磁部を省略した計測機構部の断面
図である。 ２・・・フレーム　　１０・・・上リンクｔｔａ、Ｌｌ
ｂ、ｌＩＣ−・−薄板バネ１１ｄ、ｌｌｅ、１ｌｆ−薄
板バネ １２・・・荷受　　　１９・・・コイル２０・・・永久
磁石 １ｂ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）支持部材と荷受との間に上リンクと下リンクを平
   行に位置するよう介在配置させ、上リンク及び下リンク
   をそれぞれ支持部材と荷受とに対して薄板バネなどの弾
   性部材により接続してロバーバル機構を構成し、このロ
   バーバル機構に対して電磁部を接続する電子天秤におい
   て、上リンク及び下リンクのうち少なくとも一方のリン
   クの配置枚数を複数とし、弾性部材の肉厚を増加させる
   ことなく秤量を増加させるよう構成したことを特徴とす
   るロバーバル機構に改良を加えた電子天秤。